JPH0751615A - 粉体コーティング用の空気調整器制御装置及び方法 - Google Patents

粉体コーティング用の空気調整器制御装置及び方法

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JPH0751615A
JPH0751615A JP16208694A JP16208694A JPH0751615A JP H0751615 A JPH0751615 A JP H0751615A JP 16208694 A JP16208694 A JP 16208694A JP 16208694 A JP16208694 A JP 16208694A JP H0751615 A JPH0751615 A JP H0751615A
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air
pressure
signal
valve
regulator
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JP16208694A
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Inventor
Richard P Price
ピー. プライス リチャード
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Nordson Corp
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Nordson Corp
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Abstract

(57)【要約】 粉体コーティング・システム用の空気調整器システム及
びこのシステムの運転方法にあっては、安価なオン・オ
フ式サーボ制御弁を具備した複数個の空気調整器は、互
いに並置されると共に共通のブラケットに固着され、パ
ルス幅変調回路によって作動される。このパルス幅変調
回路は調整器を迅速かつ正確に制御する。パルス幅変調
回路は上記共通ブラケットに取付けられた回路基板に保
持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリモートコントロール式
の空気調整器システムの分野に係わり、特に粉体コーテ
ィング・システムの運転中に使用される一つ以上の空気
流を調整するシステム及びその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】運転の際に複数の空気流を使用するよう
なシステムは多数存在する。例えば、粉体コーティング
・システムではその運転中に多数の異なった空気流を使
用する。典型的には、粉体コーティング・システムは、
空気で搬送される粉体を空気コンベア・ラインを介して
粉体スプレガンに送出する粉体ポンプを具備する。この
粉体ポンプ内には、低圧のベンチュリ・ポンプ室が設け
られている。このポンプ室は、粉体をポンプによって搬
送する為にベンチュリ・ポンプ室に低圧状態を作り出す
フロー(flow)空気、即ち放出器(ejecto
r)空気の通路と交差すると共に、粉体供給通路とも交
差する。粉体は、この粉体供給通路とポンプから延在し
た吸引管とを介して、粉体供給ホッパー内の粉体流動化
床に供給(即ち吸引)される。ホッパー内の粉体は、ホ
ッパーの底部の流動化板の下に位置する空気プレナムに
供給された流動化空気によって流動化される。流動化床
からベンチュリ・ポンプ室に流入する粉体の流量を計量
又は制御する為に、粉体ポンプは通常、拡散用、即ち霧
化用空気流を使用し、この空気流は流量制御された空気
を粉体供給通路に流入させる。この拡散器空気流は、ベ
ンチュリ室に流入する粉体と混合される空気の量を制御
して、ポンプを介して送られる粉体/空気の混合物を調
節する。
【0003】このように、粉体スプレ・システムは、シ
ステムの運転の為に三つの制御された空気流、即ち流動
化用の空気流と拡散用の空気流とフロー用の空気流とを
使用することがある。これらの三つの空気流の各々は互
いに異なった圧力でかつ独立して使用されることがある
が、それと同時に粉体コーティング・ガンへ供給される
粉体の流量を決定する為に、互いに一緒に使用され相互
作用を及ぼすこともある。これらの空気流の圧力は、ス
プレされる粉体の種類やコーティングされる製品や使用
されるガンの種類やその製品に対するガンの位置などの
因子を補償する為に、互いに独立的に調整される。従っ
て、これらの空気流の各々の空気圧力が変化可能であっ
て夫々の空気流量を独立に調整できることが重要であ
る。
【0004】静電粉体システムにおいて、空気流圧力値
を制御するのに使用される一つの方法は、各空気流ライ
ンに手動操作式の弁又は圧力調整器を設置して、各空気
流の圧力を互いに独立に設定することであった。しかし
ながら、手動操作式の空気流制御器を使用すると、いろ
いろな問題が発生する。即ち、第1の問題は、全自動シ
ステムには使用できない点であり、種々の調整器の各々
を手動設定、即ち調節するために操作者を必要とする点
である。
【0005】制御方法のいかんにかかわらず、空気シス
テムの制御の別の問題はコストである。制御装置の設置
位置のなかで最も望ましい場所は、圧力調整を必要とす
る箇所である。しかしながら、このことは、圧力運転の
すべての箇所に別個の制御装置を設置しなければならな
いことを意味する。こうして、この種の空気回路を効果
的に制御する為には、多数の制御器が必要となる。制御
器の価格は比較的安価であるが、このようなシステムは
不経済である。こうして、上述の問題は市販の高価な圧
力調整器の使用によって解決可能であろうが、しかしこ
のような解決策は現時点で入手可能な装置が高価格であ
る為、望ましいものではない。
【0006】また、システム制御上の特別な問題は、信
号で送られた圧力変化又は望ましい圧力変化に対する応
答時間の問題である。一般に、所望の圧力変化が迅速に
起こるように応答時間を早くすることが必要であるが、
しかしながら、通気用弁と加圧用弁との両方を備えた圧
力調整器の場合には、応答性を早くすると、両弁の非制
御状態の発振を防止する為に両弁の動作間に「デッド・
バンド」を設けることが必要となる。こうして、システ
ムがデッド・バンド内で運転している時には、このシス
テムには変化が起きなくなってしまうので、デッド・バ
ンドが大きくなるにつれて制御がしにくくなり、この為
に、応答時間を高速化すると微細な制御が不可能にな
る。また、可変オリフィス弁を使用することによって、
高速応答性と微細制御とを両立させることもできるけれ
ども、このような可変オリフィス弁は高価であり、かつ
この弁を調節する機器もまた高価である。
【0007】公知の空気調整器は典型的には、1個以上
のオン・オフ式ソレノイド弁によって調節されるパイロ
ット付の空気圧力制御室を内蔵している。このソレノイ
ド弁は電子フィードバック回路によってオン・オフ切換
えされ、またこのフィードバック回路は、所望の出力空
気圧力を表す電気制御電圧を、調整器の実際の出力圧力
を検出する圧力変換器の電気フィードバック電圧と比較
する。図1において、パイロット空気「通気」又は「充
填」ソレノイド弁10及び12は双増幅器「ウィンドウ
・コンパレータ」回路14によって直接に制御される。
この回路14は、所望の出力空気圧力に対応した制御電
圧信号を、測定した出力空気圧力に対応した圧力フィー
ドバック信号電圧と比較して、この比較結果に基づき、
パイロット空気通気又は充填弁10又は12を励起すべ
きかどうかを決定して、出力圧力を所望値に保つように
する。ブロック「A」内の回路は、比較器16及び18
に加えられるフィードバック電圧の間にわずかな分離を
付与する。この分離は、比較器16及び18の入力間に
固定のミリボルト(mV)電圧降下、即ち100mVを
保持する定電流調整器によって達成される。このような
分離によって、図2の制御電圧対出力圧力のグラフに示
したように、或る圧力ヒステリシスが発生する。この分
離は、望ましいものであり、制御の安定性を向上し、か
つ制御設定値の変更時に生ずる僅かな圧力オーバーシュ
ートや本来的な回路ノイズに起因する両ソレノイド弁1
0,12のチャタリングを低減できることが判明してい
る。
【0008】図1に示したような種類の公知のシステム
構成の問題は、安価な「オン・オフ式」、即ちいわゆる
「バング・バング(bang−bang)」サーボ制御
弁を使用した場合に制御設定値を変更した時に多少断続
的、又は階段状の圧力上昇又は降下が生ずることであ
る。この階段状の圧力変化は、図3に示されている。
尚、この図3は制御電圧対出力圧力の関係を示した図2
の特性線の一部を拡大したものである。この階段は、演
算増幅器(OPアンプ)入力のヒステリシスとソレノイ
ド弁及び調整器の機械部品の全電気的及び機械的応答時
間との組合わせ効果によるものである。このような階段
は、安定性を低減しかつ所望の設定点付近において不安
定な圧力発振を引き起こすので、望ましくない。このよ
うな階段は、システムの応答時間を向上するために、パ
イロット空気圧力制御室の容積を減少した時に特に顕著
である。
【0009】上述の観点から、安価なオン・オフ式サー
ボ制御弁を備えたリモートコントロールされる安価な空
気調整器で使用して、粉体コーティング運転のような工
業プロセスにおいて複数の空気流を迅速かつ正確に調整
することができるリモートコントロールの空気調整器シ
ステムが望まれている。
【0010】本発明の目的は、公知システムの問題や制
限を解決したリモートコントロール空気調整器システム
及びそのシステムの運転方法を提供することである。
【0011】本発明の別の目的は、安価なオン・オフ式
サーボ制御弁で構成されたリモートコントロール式空気
調整器が空気システム内の複数の空気流を迅速かつ正確
に制御することができるリモートコントロール空気調整
器システム及びそのシステムの運転方法を提供すること
である。
【0012】本発明の更に別の目的は、調整器の出力の
階段状圧力変化を実質的に低減するリモートコントロー
ル式空気調整器システム及びそのシステムの運転方法を
提供することにある。
【0013】本発明の更に別の目的は、粉体コーティン
グ運転の空気流を制御するのに使用された時に特に有益
な調整器のレゾリューション(resolution)
を向上し、精度を高め、設定性を向上しかつ動的安定性
を高めたリモートコントロール式空気調整器システム及
びそのシステムの運転方法を提供することである。
【0014】本発明の更に別の目的は、共通のブラケッ
トに並置状態に取付け可能であると共に、上記ブラケッ
トに取付けられた回路基板に設けられたパルス幅変調回
路によって制御される効果的にパッケージされた調整器
群を提供することである。本発明によると、システム及
びその運転方法は、パルス幅変調回路でパイロット作動
式の空気調整器を制御する。この空気調整器は、加圧制
御空気の供給源に接続されたオン・オフ式のソレノイド
制御の充填弁を有する。この充填弁が開弁すると、制御
空気が調整器の圧力制御室に流入し、その充填弁の再閉
弁まで上記室の圧力を上昇させる。この制御室の圧力上
昇によって、調整器弁を充分に開弁して、調整器を流れ
る空気流を増加させ、この調整器の出口ポートの出力圧
力を増加させる。オン・オフ式ソレノイド制御通気弁
は、その開弁時に制御室から加圧空気を排出し、これに
よって制御室の圧力を低下させて、調整器弁を絞込み空
気調整器を流れる空気を減少させ、調整器の出口ポート
の圧力を低下させる。
【0015】変換器は空気調整器の出口ポートにおける
空気圧力に比例したフィードバック信号を発生する。制
御信号は空気調整器の出口圧力ポートにおける所望圧力
に対応して発生する。発振器は固定(一定)周波数の発
振信号を発生し、この固定周波数発振信号は制御信号に
よってオフセットされてオフセット発振信号となる。固
定周波数発振信号は、約100Hz〜200Hzの周波
数の三角波が好ましい。フィードバック信号はオフセッ
ト発振信号と比較されて、このオフセット発振信号がフ
ィードバック信号を越える時には通気トリガー制御信号
を発生し通気弁を開弁し、他方、オフセット発振信号が
フィードバック信号よりも小さい時には充填トリガー制
御信号を発生し充填弁を開弁する。
【0016】本発明の重要な態様は、通気弁と充填弁と
が同時に開弁することを阻止するデッド・バンドを設け
ることである。オフセット発振信号とフィードバック信
号とが充填比較器と通気比較器とに入力され、こうして
フィードバック信号がオフセット発振信号と比較され
る。デッド・バンドが通気比較器へのフィードバック信
号入力と充填比較器へのフィードバック信号入力との間
に形成され、これによって充填弁及び通気弁が同時に開
弁することを防止する。
【0017】本発明によると、充填弁と通気弁との応答
時間を瞬時に高めるために、速度加減装置が設けられ
る。更に、通気及び/又は充填トリガー制御信号に応じ
て警告装置が作動して、機械弁部品の故障を検出するこ
とができる。
【0018】本発明によると、空気調整器の通気弁及び
充填弁を制御するシステム及び方法が開示される。この
システムは調整器の出口ポートの圧力に比例したフィー
ドバック信号を発生する変換器を具備する。出口ポート
での所望圧力に対応した制御信号が作られる。発振器は
固定周波数発振信号を発生しこの固定周波数発振信号は
制御信号によってオフセットされ、オフセット発振参照
信号を作る。信号エンベロープは、フィードバック信号
に等しい上部、即ち充填閾値と、所定のヒステリシス、
即ちデッド・バンドの電圧値を引いたフィードバック信
号に等しい下部、即ち通気閾値とを有する。所望の出力
圧力が設定された後には、調整器の出力の圧力が変化す
るにつれてフィードバック信号ウィンドウ、即ちエンベ
ロープが参照信号に対して上昇及び下降する。出力圧力
を異なった値にしたい場合には、オフセット量を調整す
ることによって参照信号を調節する。フィードバック信
号ウィンドウがオフセット発振参照信号と絶えず比較さ
れ、このフィードバック信号ウィンドウが発振参照信号
よりも降下した時には、充填トリガー制御信号を発生し
て充填弁を開弁する。更に、フィードバック信号ウィン
ドウは発振参照信号と絶えず比較されて、フィードバッ
ク信号ウィンドウがオフセット発振信号よりも上昇した
時には通気トリガー制御信号を発生して通気弁を開弁す
る。
【0019】本発明の一実施例によると、デッド・バン
ドの大きさ、即ち充填閾値と通気閾値との間のヒステリ
シス範囲は、固定周波数発振信号の振幅にほぼ等しくな
るように設定される。本発明の第2の実施例では、デッ
ド・バンド範囲は固定周波数発振信号の振幅よりも小さ
くなるように設定される。
【0020】本発明によると、正確に制御された加圧空
気を出力して少なくとも一つの空気作動装置を作動させ
る制御装置は、圧力調整器を具備し、この圧力調整器は
加圧空気源に接続された入口供給ポートと、空気作動式
機構に接続された出口圧力ポートと、入口ポートから出
口ポートへの加圧空気の流れを調整する構造体とを有
し、出口ポートでの加圧空気の圧力を正確に制御する。
【0021】本発明によると、調整構造体はパイロット
空気制御部を具備し、このパイロット空気制御部はピス
トン部材を有し、ピストン部材は入口ポートから出口ポ
ートへの加圧空気の流れを制御する調整器弁を開閉す
る。加圧制御空気源に接続された充填弁は、空気を調整
器の圧力制御室内に入れ、これによってピストン手段を
移動して出口ポートでの空気圧力を増大させる。圧力制
御室に連通した通気弁は、圧力制御室から空気を流出さ
せ、これによってピストン部材を移動して調整器弁を閉
弁し出口圧力ポートの空気圧力を低減する。回路制御構
造体は、出口圧力ポートでの所望圧力に対応した参照信
号入力と出口圧力ポートでの圧力に対応したフィードバ
ック信号とに応答して、トリガー信号を出力し充填弁と
通気弁とを作動させる。この回路は、両信号入力に応答
して、通気弁と充填弁とをパルス幅変調、即ちデューテ
ィ・サイクル可変制御に従って開閉する。このパルス幅
変調、即ちデューティ・サイクル可変制御は次のように
作動する、即ち、出口圧力ポートの圧力が上述の所望値
よりも低い時には、フィードバック信号ウィンドウがオ
フセット発振参照信号に対して降下し、そして充填弁か
らの加圧制御空気が調整弁を開弁して、出口圧力を増大
させる。逆に、出口圧力ポートの圧力が上述の所望値よ
りも上である時には、フィードバック信号ウィンドウが
オフセット発振参照信号に対して上昇し、そして通気弁
が開弁して調整器弁を閉弁しこれによって出口圧力ポー
トの圧力を低減する。こうして、圧力を実質的に一定に
保つことができる。
【0022】また、圧力調整器は、2個以上の出口制御
圧力ポートと、入口供給ポートから上記2個以上の出口
圧力ポートへの加圧空気の流れを調整する手段とから構
成することができ、これによって各出口ポートでの加圧
空気の圧力を互いに独立にかつ正確に制御する。この実
施例にあっては、圧力調整器は2個以上の調整手段を具
備し、これらの調整手段の各々は上述の説明に従って、
充填弁及び通気弁のパイロット空気制御を行う。このよ
うに、調整器を多チャンネル調整器として構成すること
によって、公知の装置に比べて、一層のコスト・ダウン
を実現することができる。本発明の現時点での好適実施
例の構造や動作や種々の利点は、添付の図面を参照した
以下の説明から更に明らかになるであろう。
【0023】
【実施例】図4は、電子式空気調整器制御システム20
を示したもので、このシステム20は粉体コーティング
・システム24を運転するのに使用される一本以上の空
気流22を調整するものである。システム20は空気調
整器25を具備し、この空気調整器25は、少なくとも
一本の高圧空気入力ライン26と、調整済の圧力出力ラ
イン28とを有し、この調整済の圧力出力ライン28は
圧力調整された空気を粉体コーティング・システム24
に送出する。空気調整器25はパイロット空気制御部3
0を具備し、このパイロット空気制御部30は充填用及
び通気用の、オン・オフ式ソレノイド弁32と34とに
よって作動される。変換器(トランスジューサ)36
は、出力ライン28に送出される圧力調整済の空気出力
圧力をモニターして、変換器信号を発生する。この変換
器信号は、ライン40を介して空気変換器制御回路38
に入力される。この制御回路38は変換器信号を所望の
出力圧力に対応した予め設定された圧力信号と比較し
て、適切な関係になった時にソレノイド作動信号を夫
々、ライン42又は44のいずれかを介してオン・オフ
式ソレノイド弁32,34に送る。これにより、弁3
2,34はパイロット空気制御部30を制御する。この
パイロット空気制御部30には、通気ライン46が接続
され、過剰の制御空気を大気中に通気する。
【0024】本発明の原理的特長は図5及び図6に示し
たような調整器25の構成である。この調整器25は、
矩形のハウジング46を具備し、このハウジング46は
高圧空気入口26を有し、この高圧空気入口26はケー
シング46の幅方向に延在した空気通路50に接続され
ている。弁及び座アッセンブリ52は、空気通路50と
圧力調整された大径室56との間に設けられた孔54内
に配置されている。孔58は、圧力室56を、調整済圧
力出口ライン28に接続された出口ポートに接続してい
る。
【0025】弁及び座アッセンブリ52は、孔54内に
固設された弁座62を有する。軸針(ピントル)弁64
は大径のヘッド66とステム70とを有し、このヘッド
66は弁座62の上端68に着座可能に構成され、ステ
ム70は、一端がヘッド66に固着され、他端が端末キ
ャップ72に固着されている。この端末キャップ72に
はリング74が固着され、このリング74は圧縮スプリ
ング76の一端に係合している。この圧縮スプリング7
6の他端は弁座62に接触し、これによって弁64の大
径ヘッド66を弁座62の上端68の方へ付勢してい
る。こうして、弁は閉弁位置に付勢されている。
【0026】大径の調整された圧力室56内には、ピス
トン78が摺動可能に配置され、このピストン78は上
面80に窪みが刻設され、この窪みは端末キャップ72
が入り込むように構成されている。調整された加圧空気
は、ピストン・オペレータ78の上面80の上方の調整
された加圧空気室56内に入り込んでいる。加圧制御空
気はピストン・オペレータ78の下面82の下方の圧力
室56の圧力制御室81内に入り込んでいる。この室8
1内の加圧制御空気は、スプリング76と協働してピス
トン・オペレータ78及び軸針弁64を移動させて、後
に詳述するように、弁及び座アッセンブリ52を通過す
る加圧空気流を調整する。
【0027】ピストン78の動きは、夫々充填及び通気
弁32及び34によって制御される。これらの通気弁3
2及び34は、ケーシング46に固設され、圧力制御室
81に連通している。尚、弁32,34はソレノイドに
よって作動される公知のオン・オフ式サーボ制御弁であ
る。これらのソレノイドはワイヤ83によって回路基板
87の電気コネクタ85に接続され、この回路基板87
には、図7,図8A及び図8Bに示した電気回路が実装
されている。また、回路基板87は調整器ハウジング4
6に取付けられたブラケット84に固着されている。
【0028】充填弁32は高圧の入口通路88を有し、
この高圧の入口通路88は調整器25の通路90に接続
されている。この通路90は接続通路92によって空気
通路50に接続されている。充填弁32はまた、入口通
路88の一端にオン・オフ式弁96を有する。この弁ア
ッセンブリ96の周囲に設けられた室98は、高圧出口
通路100と制御圧力入口通路102とによって、調整
器ケーシング46内の室81に接続されている。弁96
が開閉すると、高圧空気が空気通路50から室81に流
れ、これによってピストン78がスプリング76の付勢
力に抗して上方に移動され、軸針弁64を開弁する。
尚、ソレノイド弁32,34はオハイオ州、Cinci
nnatiのClippard Instrument
Lab社が製造する「Model P/N CS−9
86−1」ソレノイド弁である。
【0029】通気弁34は入口通気用通路104を有
し、この通路104は一端が出口通路106によって調
整器ケーシング46内の室81に接続されている。通気
通路104の他端はオン・オフ式弁108を有し、この
オン・オフ式弁108は、室81から室110への通気
を制御する。尚、この室110は弁アッセンブリ108
の周囲に形成されている。弁34内の通気通路112
は、調整器ケーシング46内の通気通路114を介して
通気ポート116に接続されている。図4に示したよう
に、通気ポート116には、空気を特定の場所に通気す
る為に通気ライン46を設けることができる。通気弁1
08の開閉によって、室81からの制御空気は、通気通
路106及び通路104を介して室110に通気され、
これによってスプリング76は、弁及び座アッセンブリ
52とピストン78とを図6の下方に移動させて、軸針
弁64を閉弁する。
【0030】運転中においては、出口ポート60の圧力
が所望値より下がると、充填弁32が開弁し、高圧空気
が室81に流入し、これによってピストン78が弁64
と共に上方に移動する。こうして、弁64を流れる高圧
空気の流量が増大すると、出口ポート60の圧力が上昇
する。この出口ポート60の圧力が所望値にまで上昇す
ると、充填弁32が閉弁する。また、出口ポート60の
圧力が上述の所望値を越えて上昇した場合には、通気弁
34が開弁し、室81の高圧空気が通気ポート116を
介して通気され、これによって、ピストン78が下降し
て、弁64の閉弁動作が始まる。弁64の閉弁動作につ
れて、弁64を通る高圧空気の流量が減少して出口ポー
ト60の圧力が低下する。この圧力が所望値に達する
と、通気弁34が閉弁する。
【0031】ハウジング46には圧力変換器118が取
付けられ、この圧力変換器118は出口ポート60の圧
力をモニターする。尚、変換器118はカルフォルニア
州MilpitasのSenSym社が製造する「Mo
del P/N SCC−100D」変換器である。変
換器118からの圧力フィードバック信号はライン11
9を介して、回路基板87の上端に固定されたコネクタ
ー121に送られる。このフィードバック信号は、コネ
クター121から回路基板87の調整器制御回路38に
入力され、これにより、制御回路38は充填又は通気弁
32,34を適宜作動して、出口ポート60の出口圧力
が所望圧力に保たれるように、弁64を適切に調整す
る。更に、調整器25への供給圧力及び調整器25の出
力要件が変化した場合でさえも、本発明の閉ループ・フ
ィードバック・システムは、充填及び通気弁32,34
によってこのような変化を補正するように、構成されて
いる。
【0032】上述したように、充填及び通気弁32,3
4の開閉は、変換器118が検出する出口ポート66の
空気圧力に応じて、制御回路38によって制御される。
前述のように、制御回路が図1に示したタイプのもので
ある場合には、制御の設定値を変更する毎に、圧力上昇
又は降下が多少断続的、又は階段的になってしまう。図
3に示したような階段的な圧力上昇又は降下は、増幅器
の入力ヒステリシスと、調整器25の機械部品や弁3
2,34の全電気的及び機械的応答時間との組合せ作用
に起因している。このような階段状の圧力変化は、調整
器の安定性を制限するので、望ましくなく、所望の設定
点の付近において出力圧力の不安定な発振を起こすこと
がある。また、階段状の圧力変化は、システム20の応
答時間を向上する為に室81の容積を減少した時に特に
顕著に現れる。
【0033】本発明の別の態様は、2本以上の調整され
た空気流を夫々異なった圧力で送出することができるよ
うに構成された調整器25に関する。図5において、調
整器25は実質的に同一構成の部分120,122を備
え、これらの同一構成の部分120,122の各々は図
6に示した調整器部品及び構造を有する。即ち、両部分
120,122は、通気及び充填弁32,34及び3
4′と、変換器118及び118′と通気孔116及び
116′等を有する。尚、本明細書において、ダッシュ
を付した参照数字は、ダッシュの付かない同一参照数字
によって表される部材と実質的に同一の部材を表してい
る。共通の高圧空気入口通路50は、各弁部分120及
び122に圧力調整された空気を供給することができ
る。弁部分120及び122は夫々、変換器118及び
118′によって検出された出口ポート60及び60′
の空気圧力に応じて、制御回路38及び38′によって
独立に制御され、これによって、調整された空気を出口
ポート60及び60′から異なった圧力で独立に供給す
ることができる。尚、二個の調整器部分120及び12
0′が図示されているが、本発明は所望の数の調整器部
分を含有することができる。
【0034】本発明の原理的な特長は、図7に示したよ
うな調整器制御回路38の構成である。図7において、
発振器121はパルス幅変調用の固定周波数発振信号
(好ましくは三角波)を発生するもので、ライン123
によってOPアンプ124の一方の入力に接続されてい
る。このOPアンプ124の他方の入力はライン126
によって、可変電圧源(典型的には約1〜5ボルトの
間)のような調整可能制御信号発生手段128に接続さ
れている。尚、この発生手段128の調整可能な制御信
号は出口ポート60の所望圧力に対応している。これら
の入力によって、増幅器124の出力は、オフセット発
振信号となる。例えば、この発振信号が0.125ボル
トの振幅内で発振し、かつ増幅器124へのオフセット
制御信号入力が3.0ボルトに設定されている場合に
は、その出力信号は3.0ボルトと3.125ボルトの
間で発振する。この場合、発振信号は3.0ボルトだけ
オフセットされる。この信号の周波数は例えば100H
z〜200Hzにすることができる。
【0035】このオフセット発振信号は、ライン13
4,136を介して比較器130,132の一方入力に
送出される。比較器130,132の他方入力は、夫々
ライン138,140を介して、変換器回路127のラ
イン142に接続されている。この変換器回路127
は、出口ポート60の圧力に対応するフィードバック信
号を発生する変換器118に接続されている。
【0036】ライン138と140との間のライン14
2には抵抗器144が配置され、カレント・ミラー回路
146が電流をこの抵抗器144に供給して、比較器1
30及び132の入力の間に電圧分離(voltage
separation)を作る。尚、この分離電圧の
大きさは、カレント・ミラー回路146により供給され
る電流の大きさによって決定される。この電圧分離は、
後で詳述するように、比較器130及び132から夫々
ライン148及び150に出力される通気及び充填トリ
ガー制御信号の間に「デッド・バンド(中立帯)」範囲
を作り出す。このデッド・バンド電圧分離器は、後に詳
述するように通気及び充填弁32及び34が同時に開弁
することを防止する。
【0037】ライン148及び150は夫々抵抗器15
2,154を有し、トリガー制御信号を通気弁34のソ
レノイド・ドライバー180及び充填弁32のソレノイ
ド・ドライバー部182に送出する。弁速度加減器(ス
ピーダ)回路160及び161は夫々ライン162及び
164によってドライバー180,182に接続され、
後に詳述するように通気弁ソレノイド・コイル34Aと
充填弁ソレノイド・コイル32Aの応答時間を瞬時高め
る(increase)。監視回路166は、充填弁ド
ライバー182に送出されている充填トリガー制御信号
をライン169を介して入力する。この回路166は、
充填弁32を開弁状態に保持してしまう通気弁34の動
作不調のようなシステムの故障が生じた時に警告装置を
作動させるのに使用される。最後に、圧力出力表示器1
68は、変換器回路127からの出力信号をライン17
0を介して受取り、操作者にその時の出力圧力を指示す
る。
【0038】本発明による利点や改善点が更に理解され
るように、その作用を以下に説明する。発振器121
は、ソレノイド・ドライバー180,182のパルス幅
変調制御用の約100ヘルツ(Hz)〜約200Hzの
範囲の周波数の固定周波数三角波を発生する。このパル
ス幅変調の目的は、調整器25の出力圧力が予め定めた
設定点の方に動いた時に軸針弁64が正確に開弁又は閉
弁するように、弁34,32のソレノイド・ドライバー
180,182を作動することである。このようなパル
ス幅変調は、弁32,34を開弁させるパルスの幅、即
ちパルス存続期間を変調、即ち変えることによって達成
される。このパルス幅は、次のように変更される、即ち
設定点と変換器信号との間に比較的大きな差が存在する
時にパルスの幅、即ち存続期間が比較的大きくなり、逆
に設定点と変換器信号との間に比較的小さな差が存在す
る時には、パルス幅が小さくなり、これによって、弁が
極く短時間だけ開弁するように、変更される。こうし
て、変換器信号が設定点に近付くにつれて、適当な弁3
2又は34を開弁するパルスの期間、即ちデューティ・
サイクルが上記設定点に達するまで、連続的に小さくな
る。これによって、設定点のオーバーシュートを防止す
ると共に、調整器の安定性を高める。
【0039】再び図7において、増幅器124は、発振
器121からの三角波と、所定圧力に対応した制御信号
手段128の調整可能な制御信号とを入力して、前述の
ようにオフセット発振信号をライン134に出力する。
図9は三角形状のオフセット発振信号172を示したも
ので、この信号172は、充填ドライバー182用のト
リガー電圧レベルに対応した上部ライン174と、通気
ドライバー180用のトリガー電圧レベルに対応した下
部ライン176との間に位置している。これらの上部及
び下部ライン174,176は、抵抗器144での電圧
降下分に対応する約100mV〜200mVのデッド・
バンド、即ち分離電圧だけ、離されている。この電圧分
離は、以下の説明から明らかになるように、充填及び通
気弁32,34が同時に動作することを防止する「デッ
ド・バンド」を作り出す。充填トリガー電圧レベル17
4と通気トリガー電圧レベル176は、フィードバック
信号エンベロープ177を作る。制御信号手段128の
設定点が固定であると仮定すると、オフセット発振信号
も所定位置で固定される。変換器118のフィードバッ
ク信号は調整器25の出力圧力と共に変化するので、ト
リガー電圧レベル174,176によって形成される信
号エンベローブは発振信号172に対して上昇又は下降
する。この結果、ソレノイド弁32,34に対するパル
ス幅変調、即ち可変デューティ・サイクルが得られる。
【0040】発振信号172が上部ライン174と下部
ライン176との間に位置している時には、トリガー電
圧レベル174と176は共に発振信号172と交差す
ることはない。従って、弁32,34のどちらも開弁し
ておらず、調整器25は定常状態にある、即ち変換器1
18によって測定された出力圧力は出口ポート60の所
望の出力圧力に実質的に等しい。換言すると、出口ポー
ト60の出力圧力は調整可能な制御器128によって設
定された値に対応した値になる。
【0041】他方、図10は調整器25の不安定状態を
示したもので、調整器出力の圧力が増大し、ライン17
4及び176間の信号エンベローブ177が参照発振信
号172に対して上昇する。また、調整器25の出力圧
力が一定のままでも調整可能な制御系128がリセット
されて、波172のオフセット量を減少してこれによっ
て調整器用の所望の圧力設定点を低下した場合にも、上
述と同一の結果となる。これらの両方の場合に、参照発
振信号172は各発振毎に通気トリガーライン176に
交差する。
【0042】信号172の直下に示したように、通気弁
34についての上述の動きの効果は、次の通りである。
即ち発振信号172が通気トリガー閾値ライン176よ
りも降下した時は、比較器130がパルス状の通気トリ
ガー信号を通気弁34に送り、これによって通気弁34
をこのパルスの期間だけ開弁し、各パルスについて圧力
制御室81の圧力を解放して弁52を閉弁し調整器25
の出力の圧力を低減する。逆に、出力60の圧力の降下
を表す信号エンベローブ177による降下移動と、所望
の圧力設定点の上方調整を表す参照信号172による上
昇移動とのいずれかによって、発振参照信号172が充
填トリガー閾値ライン174の上方に位置した時は必
ず、比較器132はパルス状の充填トリガー信号を充填
弁32に送り、これにより充填弁32をパルスの期間だ
け開弁させる。これによって、室81の圧力が上昇して
弁52を開弁して、調整器25の出力圧力を高める。
【0043】ソレノイド弁32及び34をデューティ・
サイクル可変に電気制御することによって、いくつかの
重要な利点が生まれる。即ち、調整器が従前よりも一層
円滑にかつ一層制御された状態で所望の設定点へ移動し
てシステムの安定性が向上するので、前述のような階段
状の圧力変化が実質的に除去される。また、調整器出力
圧力が所望の設定点に近づくにつれて、通気及び充填弁
ドライバー180,182のパルス幅、即ちデューティ
・サイクルが益々小さくなるので、所望の圧力設定点付
近での発振も、除去される。これにより、上述のように
設定点でのオーバーシュートを防止する。これらの利点
は、調整器出力圧力の安定性及び精度を向上させる。
【0044】更に、調整器の運転中に制御の程度を高め
た場合には、調整器の不安定性をもたらすことなく、調
整器25の応答時間を、凹部81の容積の減少によって
高めることができる。本システムの別の利点は、本発明
で使用する極く普通の比較的安価なオン・オフ式サーボ
充填及び通気弁32及び34が高価で複雑な比例アナロ
グ制御弁とほぼ同程度にうまく作動することである。
【0045】本発明は、参照三角波172の両ピーク間
(ピークからピークまで)の振幅が抵抗器144間の固
定ミリボルト電圧降下によって設定されるフィードバッ
ク信号エンベローブ限界174,176間のデッド・バ
ンド電圧分離に等しいとして説明されていたが、波17
2の両ピーク間振幅が上述の固定ミリボルト電圧降下よ
りもわずかに大きい、即ち、約25〜約75ミリボル
ト、好ましくは約50ミリボルト以上である時に、シス
テム20が一層うまく動作することがある。図11は、
この様子を示したもので、発振信号172′は充填トリ
ガー値174′の僅かに上方に、及び通気トリガー値1
76′の僅かに下方に延在している。この状態では、充
填弁32と通気弁34との両方が、発振信号172′の
直下に示したように、波172′の各サイクルの間、短
時間、オン・オフを繰り返す。発振信号172′が通気
トリガー176′よりも下にある時には、通気弁トリガ
ー信号が短時間、通気弁34を繰り返し開放及び閉止す
る。この通気弁34の開放と閉止との間に、発振信号1
72′は充填トリガー174の上に突出し、信号17
2′の下に示した充填弁トリガー制御信号は短時間、充
填弁32を繰り返し開放及び閉止する。
【0046】図7、図8A及び図8Bに示したように調
整器制御回路38に組み込まれた本発明の別の特長につ
いて、次に説明する。図8Aは三角波を発生する発振器
121の好適構成例を示したもので、この発振器121
の構成は公知であるので、それの詳細な説明は省略す
る。回路121は公知の増幅器回路124とライン13
4,136を介して比較器130,132(図8B参
照)に接続されている。
【0047】変換器118からの出力信号は、図8Aに
示した公知の変換器回路127を介して図8Bに示した
点「C」に送られる。この変換器出力信号はその後、ラ
イン170を介して公知圧力出力表示器168に送られ
ると共に、充填比較器132の反転入力に接続されたラ
イン142に送られる。このライン142の変換器出力
信号は、抵抗器144によって電圧降下された後に、通
気比較器130の非反転入力にも入力される。公知のカ
レントミラー回路146は、抵抗器144に電流を供給
してその抵抗器144間の電圧降下を設定する。比較器
130又は132の一方がトリガー信号を対応の通気弁
34または充填弁32に送ると、その信号は抵抗器15
2又は154を通って、関連する弁ドライバー180又
は182をオン、即ち作動させる。この弁ドライバー1
80,182の出力は夫々、弁速度加減装置回路16
0,161を通って通気ソレノイド・コイル34A及び
充填ソレノイド・コイル32Aを励起する。これらの弁
速度加減装置回路160,161は、瞬時の高圧スパイ
クを発生して、作動時間を減少、即ちソレノイド32
A,34Aの作動をスピードアップする。通気ソレノイ
ド・コイル34Aは、励起されると、通気弁34の通気
弁アッセンブリ108を開弁し、また充填ソレノイド3
2Aは、励起されると、充填弁32の充填弁アッセンブ
リ96を開弁する。最後に、監視回路166は、充填比
較器132からの充填トリガー信号に応答して、ライン
150の各トリガー・パルスによってコンデンサ134
を充電する。比較器132がオン・オフを繰り返してい
る限り、システムは適正運転状態にあり、コンデンサ1
34は各パルスの間に、ダイオード188を介して放電
される。しかしながら、例えば、通気弁34が開弁状態
のまま動かなくなってしまったり、入力圧力が低圧すぎ
る場合のように、比較器132が極めて長時間にわたっ
てオン状態のままとなった場合には、コンデンサ134
は、充分な高レベルにまで充電され、これによってトラ
ンジスタ190をオンして警報装置192を作動させ
る。
【0048】回路25に関する上述の説明は、単一の調
整器弁について行ったが、本発明は、互いに同時操作さ
れる複数の同一構成の調整器弁を運転することもでき
る。図12は、このような種類の構成を示したもので、
本発明を粉体コーティング・システムに適用した例であ
る。図12において、粉体供給ホッパー200は、粉体
をポンプ202及びホース203を介して粉体コーティ
ング・ガン204に供給する。ホッパー200は、例え
ば米国特許第5,018,909号に示されたホッパー
を使用することができる。尚、この米国特許第5,01
8,909号はこの引用によって本明細書の一部を構成
するものである。ポンプ202は例えば、米国特許第
4,615,649号に示されたポンプを使用すること
ができる。この米国特許第4,615,649号もこの
引用によって本明細書の一部を構成するものである。ま
た、ガン204は例えば、米国特許第5,056,72
0号に示されたガンを使用することができる。この米国
特許第5,056,720号もこの引用によって本明細
書の一部を構成するものである。電源部206は、高電
圧を帯電用電極208に供給して、ガン204からスプ
レされる粉体を帯電し、これによってこの帯電された粉
体は、コーティングすべき部品(不図示)に静電的に付
着する。
【0049】本システムにあっては、ホッパー200の
下方に位置する流動化空気プレナム212に空気を供給
する空気流入入口210に対して、空気圧設定を行う必
要がある。また、ポンプ202用の拡散器空気入口21
3に対して、第2の空気圧設定を行う必要があり、更
に、ポンプ202用のフロー空気圧設定部215に対し
て第3の空気圧設定を行う必要がある。
【0050】これらの三つの圧力設定を正確に行いかつ
制御する為に、三つのチャンネル調整器アッセンブリ2
20を使用することができる。この調整器アッセンブリ
220は、調整器部222,224,226を具備し、
これらの調整器部の各々は図6に示した調整器25と同
一構成である。共通の空気供給部230は空気をすべて
の調整器部222,224,226に供給する。
【0051】制御モジュール229は、調整器部22
2,224,226の動作を制御するもので、夫々の調
整器部222,224,226用の出力圧力フィード・
バック変換器240,242,244に接続されてい
る。各調整器部には、充填及び通気弁252と254,
262と264,272と274が夫々設けられ、これ
らの弁は制御モジュール229からの電気ラインによっ
て制御される。制御モジュール229は、夫々の調整器
部222,224,226用の制御回路253,26
3,273を具備する。各制御回路253,263,2
73は前述の制御回路38と同一構成である。各回路2
53,263,273に対する出力圧力設定点は、回転
ノブ255,265,275の調節によって設定され、
これらの回転ノブ255,265,275は例えばポテ
ンショメータに固着され、調整可能な制御信号128を
作り出す。制御モジュール229には表示器又は計器2
57,267,277が設けられ、これらの表示器は夫
々、各変換器240,242,244の圧力出力168
を表示する。制御モジュール229はまた警告光源25
9,269,279を具備し、これらの光源259,2
69,279は制御回路253,263,273の監視
回路166に接続されている。
【0052】調整器部222は空気をホース300を介
して流動化入口210に供給し、調整器部224は空気
をホース302を介してポンプ202の拡散器入口21
3に供給し、調整器部226は空気をホース304を介
してポンプ202のフロー空気入口215に供給する。
ホース300,302,304の長さは、理想的には、
ホース内での圧力損失や変動をできるだけ小さくする為
に、短く定められる。これは、調整器アッセブリ220
をホッパー200自体に、又はその極く近傍に取付ける
ことによって達成される。更に、制御モジュール229
は理想的には調整器アッセンブリ220に直接に取付け
て接続用導線をできるだけ短くする。これによって、操
作者はホッパーの所に立って、三つの空気供給部の各々
に対して所望の圧力設定点に独立にダイアル合せを行う
ことができ、システムは、上述した回路動作によって上
記設定点を正確に保つ。また全自動システムにあって
は、手動ノブ255,265,275の代りに電子制御
器からの電気入力を使用して、システム内の種々の空気
圧力をリモート調整することができる。
【0053】また、本発明にあっては、拡散用空気をガ
ン204に供給し、これによって、ポンプ202からガ
ン204に送られる空気搬送粉体を分散する。この拡散
用空気も所望の圧力設定点に設定することができると共
に、調整器アッセンブリ220内の追加の調整器部によ
って調整され得る。
【0054】図13は本調整器発明を組込む非常に効率
的な方法を更に明確に示したもので、2チャンネル調整
器アッセンブリ350はハウジング352を具備し、こ
のハウジング352は図6に示した調整器と夫々同一構
成の2個の調整器部を有する。ハウジング352は1個
の空気入口354と2個の空気出口(不図示)とを有す
る。また、ハウジング352はブラケット356に取付
けられ、このブラケット356は図12に示したタイプ
のスプレ・コーティング・システムのホッパーのような
部品に固定されている。各調整器部に2個づつ合計4個
のソレノイド作動式の弁が設けられている。1個の調整
器部のソレノイド作動式の充填及び通気弁に対して2個
のソレノイド358,360が図示され、これらのソレ
ノイド358,360は、導線362によって電気コネ
クタ364に接続され、この電気コネクタ364は回路
基板366の制御回路38に接続されている。この回路
基板366は、ブラケット357及びネジ359によっ
てハウジング352に取付けられている。別の2個のソ
レノイド充填及び通気弁(不図示)が導線368によっ
て電気コネクタ370に接続され、この電気コネクタ3
70は回路基板366の同一構成の制御回路38′に接
続されている。これらの回路38,38′は夫々ワイヤ
・リボン372,374によって各調整器部用の圧力変
換器に接続されている。上述の説明は加圧空気の調整に
関するものであったが、本発明は任意の加圧ガスに置き
換えることもできる。
【0055】以上の説明から明らかなように、本発明に
よると、空気調整器システムを正確に制御する装置及び
方法は、前述した諸目的や手段や利点を満足するもので
ある。また、本発明によると、空気調整器システムは、
安価なオン・オフ式サーボ制御弁で構成され、空気作動
機構を迅速かつ正確に制御することができる。更に、本
システム及びその作動方法は従来技術の問題点に対する
優れた解決策であり、調整器の精度や安定性や設定可能
性を向上するものである。本発明はその実施例に基づき
説明したが、上述の説明から多くの代替例や変形例や変
更例が存在することは当業者には、明らかであろう。従
って、本発明は添付の特許請求の範囲内のすべての代替
例や変形例や変更例を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知の「通気」及び「充填」ソレノイド弁を制
御する公知の「ウィンドウ・コンパレータ」回路を示し
た図。
【図2】図1に示した回路の制御電圧対出力圧力の関係
を示したグラフ。
【図3】図2に示した制御電圧対出力圧力の関係を拡大
して示したグラフ。
【図4】本発明による電子式空気調整器制御システムを
示した概略図。
【図5】本発明による圧力調整器を示した正面図。
【図6】図5の線6−6に沿った断面図。
【図7】本発明による電子式空気調整器制御回路を示し
た概略図。
【図8A】本発明による電子式空気調整器制御回路の好
適実施例の電気的概略図。
【図8B】本発明による電子式空気調整器制御回路の好
適実施例の電気的概略図。
【図9】オフセット発振参照信号の両ピーク間電圧がフ
ィードバック信号ウィンドウの通気トリガー信号値と充
填トリガー信号値との間に延在し、調整器弁がバランス
状態にあることを示したグラフ。
【図10】出力圧力の上昇によるフィードバック信号ウ
ィンドウの上方シフト及びこれに対応する通気弁の開閉
サイクルを示したグラフ。
【図11】オフセット発振信号の両ピーク間の電圧がバ
ランス状態の調整器弁の充填トリガー信号値よりもわず
かに上方かつ通気トリガー信号値よりもわずかに下方に
延在した状態、及びこれに対応した充填弁と通気弁の開
閉サイクルを示したグラフ。
【図12】本発明を粉体コーティング・システムに適用
した例を示した概略図。
【図13】図5及び図6に示した調整器を示した斜視
図。
【符号の説明】
20 電子式空気調整器制御システム 24 粉体コーティング・システム 25 空気調整器 32 ソレノイド制御式充填弁 34 ソレノイド制御式通気弁 36 変換器 130 比較器 132 比較器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス幅変調回路で空気調整器を制御する
    装置であって、 加圧制御空気の供給源に接続され、上記調整器内の圧力
    制御室を上記加圧制御空気で充填して、上記空気調整器
    を通る圧力調整された空気の流量を制御するソレノイド
    制御式充填弁と、 上記加圧制御空気を上記圧力制御室から排出して、上記
    空気調整器を通る上記圧力調整された空気の流量を制御
    するソレノイド制御式の通気弁と、 上記空気調整器の出口ポートにおける上記圧力調整され
    た空気の圧力に比例したフィードバック信号を発生する
    手段と、 上記空気調整器の上記出口ポートにおける所望圧力に対
    応した参照信号を発生する手段と、 上記フィードバック信号を上記参照信号と比較して、上
    記フィードバック信号が上記参照信号を越える時には必
    ずパルス状の通気トリガー信号を発生して上記通気弁を
    断続的に開弁する手段と、 上記フィードバック信号を上記参照信号と比較して、上
    記参照信号が上記フィードバック信号よりも大きい時に
    は必ず、パルス状の充填トリガー信号を発生して上記充
    填弁を断続的に開弁する手段と、 上記フィードバック信号が上記参照信号に近づくにつれ
    て、上記通気トリガー信号及び上記充填トリガー信号の
    パルスの存続期間を減少するパルス幅変調手段と、 を具備することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】固定周波数発振信号を発生する手段を更に
    具備し、上記固定周波数発振信号は上記制御信号によっ
    てオフセットされてオフセット発振信号となることを特
    徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】上記固定周波数発振信号発生手段は、固定
    周波数の三角波を発生する発振器であることを特徴とす
    る請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】上記フィードバック信号を上記参照信号と
    比較する上記手段は、 上記参照信号を第1及び第2比較器に入力する手段と、 上記フィードバック信号を上記第1及び第2比較器に入
    力する手段と、 上記通気及び充填トリガー制御信号間にデッド・バンド
    を作り、上記通気及び充填弁が同時に開弁することを防
    止する手段と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】空気調整器の通気弁及び充填弁を回路で制
    御する方法であって、 上記空気調整器の出口圧力ポートにおける所望圧力に対
    応した参照信号を発生するステップと、 通気トリガー閾値に対応した下値と充填トリガー閾値に
    対応した上値とを有するフィードバック信号エンベロー
    プを、上記空気調整器の上記出口圧力ポートにおける圧
    力に応じて発生するステップと、 上記フィードバック信号エンベロープを上記参照信号と
    比較し、上記参照信号が上記通気トリガー閾値よりも下
    である時には必ず通気トリガー信号を出力して上記通気
    弁を開弁するステップと、 上記フィードバック信号エンベロープを上記参照信号と
    比較し、上記参照信号が上記充填トリガー閾値よりも上
    である時には充填トリガー信号を出力して上記充填弁を
    開弁するステップと、 を具備することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】上記参照信号を発振三角波として発生する
    ステップを具備することを特徴とする請求項5に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】夫々に空気流が流入するスプレガン及びポ
    ンプ及び粉体ホッパーと、パルス幅変調回路を有する空
    気調整器を含み上記スプレガンと上記ポンプと上記粉体
    ホッパーとの少なくとも一つに流入する上記空気流を制
    御する手段と、を具備する粉体コーティング装置であっ
    て、 上記パルス幅変調回路は、 加圧制御空気の供給源に接続された充填弁を制御して、
    上記空気調整器内の圧力制御室を上記加圧制御空気で充
    填し、これによって上記空気調整器を流れる圧力調整さ
    れた空気の流量を増加させる第1のソレノイドと、 通気弁を制御して、上記圧力制御室から上記加圧制御空
    気を排出し、これによって上記空気調整器を流れる圧力
    調整された空気の流量を減少させる第2のソレノイド
    と、 上記空気調整器の出口ポートにおける上記圧力調整され
    た空気の圧力に比例するフィードバック信号を発生する
    手段と、 上記空気調整器の上記出口ポートにおける所望の圧力に
    対応した参照信号を発生する手段と、 上記フィードバック信号を上記参照信号と比較して、上
    記フィードバック信号が上記参照信号を越えた時にパル
    ス状の通気トリガー信号を発生し、上記通気弁を開弁す
    る手段と、 上記フィードバック信号を上記参照信号と比較して、上
    記参照信号が上記フィードバック信号よりも大きい時に
    パルス状の充填トリガー信号を発生し、上記充填弁を開
    弁する手段と、 上記フィードバック信号が上記参照信号に近づくにつれ
    て、上記通気トリガー信号と上記充填トリガー信号との
    パルス存続期間を減少させるパルス幅変調手段と、 を具備することを特徴とする粉体コーティング装置。
  8. 【請求項8】上記制御する手段は、調整された空気圧力
    を出力する制御装置であり、上記制御装置は共通のブラ
    ケットに並置状態に取付けられた少なくとも2個の圧力
    調整器を有し、上記調整器を制御する回路の少なくとも
    一部が上記ブラケットに取付けられた回路基板に保持さ
    れていることを特徴とする請求項7に記載の粉体コーテ
    ィング装置。
  9. 【請求項9】粉体コーティング装置が、 スプレガンと、 粉体を流動化する為の空気を導入する空気入口を備えた
    流動化空気プレナムを有する粉体ホッパーと、 空気流導入用の空気入口を有し、上記ホッパーと上記ス
    プレガンとに接続され、上記粉体ホッパーからの上記流
    動化された粉体を上記スプレガンにポンプ圧送するポン
    プと、 パルス幅変調回路を備えた空気調整器を有し、上記ポン
    プの上記入口と上記粉体ホッパーの上記入口との少なく
    とも一方に流入する上記空気流を制御する制御手段と、 を具備し、 上記パスル幅変調回路は、 加圧制御空気の供給源に接続された充填弁を制御して、
    上記空気調整器内の圧力制御室を上記加圧制御空気で充
    填し、これによって上記空気調整器を流れる圧力調整さ
    れた空気の流量を増加させる第1のソレノイドと、 通気弁を制御して、上記圧力制御室から上記加圧制御空
    気を排出し、これによって上記空気調整器を流れる圧力
    調整された空気の流量を減少させる第2のソレノイド
    と、 上記空気調整器の出口ポートにおける上記圧力調整され
    た空気の圧力に比例するフィードバック信号を発生する
    手段と、 上記空気調整器の上記出口ポートにおける所望の圧力に
    対応した参照信号を発生する手段と、 上記フィードバック信号を上記参照信号と比較して、上
    記フィードバック信号が上記参照信号を越えた時にパル
    ス状の通気トリガー信号を発生し、上記通気弁を開弁す
    る手段と、 上記フィードバック信号を上記参照信号と比較して、上
    記参照信号が上記フィードバック信号よりも大きい時に
    パルス状の充填トリガー信号を発生し、上記充填弁を開
    弁する手段と、 上記フィードバック信号が上記参照信号に近づくにつれ
    て、上記通気トリガー信号と上記充填トリガー信号との
    パルス存続期間を減少させるパルス幅変調手段と、 を具備することを特徴とする粉体コーティング装置。
  10. 【請求項10】上記制御手段は上記粉体ホッパーに取付
    けられていることを特徴とする請求項9に記載の粉体コ
    ーティング装置。
JP16208694A 1993-07-15 1994-07-14 粉体コーティング用の空気調整器制御装置及び方法 Pending JPH0751615A (ja)

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