JPH0751517A - 液体から不要固体粒子を除去するための網 - Google Patents
液体から不要固体粒子を除去するための網Info
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- JPH0751517A JPH0751517A JP6163885A JP16388594A JPH0751517A JP H0751517 A JPH0751517 A JP H0751517A JP 6163885 A JP6163885 A JP 6163885A JP 16388594 A JP16388594 A JP 16388594A JP H0751517 A JPH0751517 A JP H0751517A
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- B01D—SEPARATION
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Abstract
おいて、固体粒子分離能を細かくし、コンダクタンスを
大きくし、網寿命を長くする。 【構成】 平行に配列した複数本の横網線11から成る
横網線群の横網線どうしの間の間隔を不要固体粒子の所
定の最小差し渡し寸法より小さくし、それら横網線を3
本ないし10本の縦網線13から成る縦網線組を平行に
配列した縦網線群に交差させる。縦網線は、一本取りま
たは二本取りした横網線の周囲及びそれら横網線どうし
の間に互いに逆の側に位置するように編み、それによっ
て横網線を止着し、横網線どうしの間の間隔を維持す
る。縦網線組どうしの間の間隔を不要固体粒子の所定の
最小差し渡し長さ以上にし、細長い矩形の流路開口を備
えるようにした。横網線の線径を縦網線の線径の少なく
とも1.1倍にして、線径が約25〜約180ミクロン
という細い網線を使用した場合でも開口の縦横比を大き
く取れるようにした。
Description
であり、より詳しくは、例えば油井掘削泥水等の液体か
ら不要固体粒子を除去するために使用する網に関する。
別装置等に使用する網に関する特に重要なファクタは、
固体粒子分離能と、流体処理流量またはコンダクタンス
と、網寿命との3つである。固体粒子分離能が細かいほ
ど、濾別処理する流体からより多くの割合の不純物を除
去することができる。コンダクタンスは大きいほど好ま
しく、なぜならば、コンダクタンスを大きくすると網の
単位面積あたりの処理可能な流体流量が増大し、それに
よってコストが低下するからである。コンダクタンスを
倍にすれば、流体処理流量も倍になる。また、網寿命が
長ければ時間及び費用の節約になる。1970年代の中
頃から、振動濾別装置等の網に関する業界の趨勢は、網
線をより細くしてコンダクタンスをより大きくする方向
へ向かった。その結果、固体粒子分離能は細かくなり、
コンダクタンスも大きくなったが、その代償として網寿
命が短くなった。そこで、網寿命を延ばすために、当業
界では、例えばプラスチック補強網、金属材料補強網、
或いは接着剤補強網等の、様々な種類の網線固着形の網
を製作するようになったが、しかしながら網線固着形の
網は、そうでない網よりも高価である。
を長くするために、本発明者はかつて、横網線二本組形
ないし縦網線二本組形の網を開発した。それらの網は、
本発明者による米国特許出願である、1992年4月1
6日付出願の米国特許出願第07/870486号(1
993年4月27日付で容認通知が発行された)や、1
992年6月5日付出願の米国特許出願第07/893
715号(1993年4月27日付で容認通知が発行さ
れた)に記載されている。ところが、縦網線二本組形の
平編形の網では、縦網線と横網線とで材質及び特性が同
一の網線を使用する場合には、横網線の線径を縦網線の
線径の1.4倍以上にする必要があり、そうでないと編
んだ網線どうしのゆるみを防ぐことができない。横網線
の線径はコンダクタンスを左右するため、横網線を充分
に細くして非常に大きなコンダクタンスを得るようにす
ると、縦網線が更に輪をかけて細くなり、その網の引張
強度が低下して網寿命が短くなってしまう。
許出願に記載されている縦網線二本組形の網は、それ以
前の技術と比べれば、確かにコンダクタンスを大きくし
ており、しかも網寿命を延ばしているが、しかしなが
ら、非常に大きなコンダクタンスを有する、より目の細
かい網を製作しようとすると、固体粒子分離能と、コン
ダクタンスと、網寿命との間の、不満足な妥協を余儀な
くされることがしばしばあった。
組の平編形の網が使用されたこともあった。その目の粗
さは、非常に粗いものから、約50〜60番メッシュく
らいまでの粗さであった。この種の公知の縦網線三本組
形の網では、その矩形の網目の縦横比が約4:1から約
10:1までの範囲内にあったが、ただし、縦網線の線
径に対する横網線の線径の比である線径比は、1.5:
1以上であった。このように大きな線径比の網を使用す
ると、細かい網目を必要とする多くの用途においてこの
種の公知の縦網線三本組の網を使用することが不可能な
までに、そのコンダクタンスが小さくなってしまう。
となっている様々な網と比べて、固体粒子分離能がより
細かく、コンダクタンスがより大きく、網寿命がより長
く、しかも、その線径が約0.0010ないし約0.0
070インチ(約25ないし約180ミクロン)程度の
細い網線で構成した、振動濾別装置等に使用する網を提
供することにある。
めに、本発明は、液体から不要固体粒子を除去するため
の網を提供し、この網においては、互いに平行に略々平
坦に配列した複数本の横網線から成る横網線群のそれら
複数本の横網線どうしの間の間隔を、予め選定してある
前記不要固体粒子の最小差し渡し寸法より小さくしてあ
り、また、複数本の縦網線が複数組の縦網線組を構成し
ている縦網線群のそれら複数本の縦網線を、前記横網線
に対して交差する方向に延在させている。前記複数組の
縦網線組の各組の複数本の縦網線が、前記複数本の横網
線のうちの一本取りまたは二本取りした横網線の周囲及
びそれら横網線どうしの間に互いに逆の側に位置するよ
うに編まれており、それによって前記複数本の横網線を
止着し、且つ、前記複数本の横網線どうしの間の間隔を
維持している。前記複数組の横網線組どうしの間の間隔
を、前記不要固体粒子の前記予め選定してある最小差し
渡し長さより小さくしてあり、それによって該網が、該
網を通過する複数の細長い矩形の流路開口を備えている
ことを特徴としている。
またはそれ以上の本数の縦網線を含むものであり、ま
た、前記横網線の線径を、前記縦網線の線径の約1.1
倍程度の小さな線径にしている。コンダクタンスは、矩
形の開口の長さをより長くすることによって、大きくす
ることができる。網寿命は、前記縦網線の本数を増やし
て必要な引張強度を得るようにすることによって、長く
することができる。固体粒子分離能は、矩形の開口の短
辺の寸法を短縮することによって、細かくすることがで
きる。
という小さな線径にし、横網線と交差する方向に延在す
る各組が3本以上の縦網線から成る複数組の縦網線組を
編んで形成するこの網は、より線径の小さな細い網線を
使用した場合に、その網目の縦横比を、同程度の小さな
線径の細い網線で形成した公知の網で達成することので
きる網目の縦横比と比べて、より大きくすることができ
る。従ってこの網は、公知の網と比べて、固体粒子分離
能をより細かくし、コンダクタンスをより大きくし、網
寿命をより長くすることができる。
ついて説明して行く。図1には、現在公知の平編形の網
において、網線のばらけ或いはゆるみを発生させるよう
な網目の縦横比と網線の線径との間の関係を示した。網
目の縦横比が「2」以下のときには、網線の線径が0.
001インチ(約25ミクロン)以上であれば網線のば
らけは発生しない。網目の縦横比が「2」から「4」ま
でのときには、線径が0.007インチ(約180ミク
ロン)以下の網線を使用した場合に、網線のばらけが発
生する可能性がある。網目の縦横比が「4」以上のとき
には、線径が0.007インチ(約180ミクロン)以
下の網線を使用した場合に、網線のばらけが発生する。
は、図2及び図3に示したような、複数本の縦網線をま
とめて一組にした、縦網線組形の網を使用することによ
って、大いに改善される(ここで「縦網線」というの
は、網を編んで行くときの縦網線(warp filament )の
ことであり、それらは図2、図4、及び図5には横方向
に延在する線で模式的に示されている。同様に、以下に
述べる「横網線」というのは、網を編んで行くときの横
網線(shute filament)のことであり、それらは図2、
図4、及び図5には縦方向に延在する線で模式的に示さ
れている)。この縦網線組形の網においては、縦網線組
を構成する縦網線の本数は、3本ないし10本、または
更にそれ以上の本数にすることができ、また、横網線の
線径を、縦網線の線径の少なくとも約1.1倍にするよ
うにしている。図示の縦網線組形の網10は、夫々の横
網線11が、各組が複数本の縦網線13から成る複数組
の縦網線組によって止着されており、それによって、間
隙15が形成されているという特徴を有する。この間隙
15の長さは、この開口15の幅の約「4」倍ないし約
「10」倍、またはそれ以上にすることができ、図2及
び図3に示した具体例では、それを「4」倍にしてあ
る。各々の縦網線組の中の複数本の縦網線13は、図2
及び図4に示したものでは横網線11を一本取りして、
横網線11の一本ごとにそれら縦網線13が横網線11
の上下の反対側に位置するように編まれており、また、
図5に示したものでは横網線11を二本取りして、横網
線11の二本ごとにそれら縦網線13が横網線11の上
下の反対側に位置するように編まれている。このように
編むことによって、夫々の横網線11を所定の位置に固
定し、横網線11が縦網線13に対して相対的にずれを
生じること、即ちゆるみを生じることを防止している。
横網線11を二本取りする綾織状の編み方は、線径比を
小さくし、更に、網線を非常に細く、網目を非常に細か
くするという組合せにおいて、好ましい編み方である。
例えば、網目の細かさを200番メッシュ相当にして線
径比を1.1にするという場合等は、綾織状の編み方に
することが好ましい。図2及び図3に示した縦網線組形
の編み方では、線径が0.0070インチ(約180ミ
クロン)以下の網線を使用する場合、また、線径が0.
0010インチ(約25ミクロン)以下の細い網線を使
用する場合には、間隙15の、その幅に対する長さの
比、即ち縦横比を「10」という大きさにもすることが
でき、或いは、更にそれ以上にすることもできる。通常
そうであるように、使用している網線の剛性によっても
幾らかの安定性は得られるが、しかしながら、縦横比と
線径との組合せに関する全く新しい領域が可能になった
は、各々の縦網線組に含まれる縦網線の本数を適切に選
択したことと、縦網線の線径と横網線の線径との間の線
径比を公知の線径比よりも小さくしたこととによるもの
である。即ち、互いに同様の寸法及び特性を有する比較
的細い網線で編んだ様々な網を比較したとき、少なくと
も約1.1の線径比を採用して、しかも縦網線組形の構
成を採用した網では、その間隙の長さが、現在公知にな
っている編み方でまたは網線固着方式で構成した網にお
ける間隙の長さの何倍にもなるのである。
と横網線とに材質及び特性が同一の網線を使用するよう
にし、しかも横網線の線径を縦網線の線径の1.1倍に
するならば、網線のゆるみが防止される。縦網線二本組
形で縦網線に対する横網線の線径比を1.4にした網
も、それ以前の公知の網と比べれば、かなりの進歩であ
ったが、以上の縦網線三本組形の網は、そのような縦網
線二本組形の網と比べてさえ、更に顕著な進歩である。
実際に、本発明に係る縦網線三本組形の網は、そのコン
ダクタンスがこれまで考えられなかったほど大きい。縦
網線三本組形の網と縦網線二本組形の網とで、網目の矩
形の開口の大きさを同じにした場合には、計算で求めた
縦網線三本組形の網のコンダクタンスは、縦網線二本組
形の網のコンダクタンスの70%になる。ところが、本
発明に係る縦網線三本組形の網の幾つかの具体例につい
て実測したコンダクタンスは、平均して、網目の開口の
大きさを同じにした縦網線二本組形の網のコンダクタン
スの90.5%であった。網目の矩形の開口の大きさを
一定にするならば、単位面積あたりのそれら開口の個数
が減少する割合に応じてコンダクタンスは小さくなるも
のと考えられる。このことは、コンダクタンスを犠牲に
することなく縦網線の延在方向における引張強度を増大
させる必要があるという点に関して重要なことである。
ッシュ相当以上の細かさにしたならば、縦網線三本組形
の網では、その縦網線の線径が非常に細くなるために、
引張強度の小さな、弱い網になってしまうおそれがあ
る。しかしながら、縦網線の本数を増やして、4、5、
6、7、... 、n本とすれば(ここでnは、例えば10
以上にすることもできる)、それによって、固体粒子分
離能をより細かくし、コンダクタンスをより大きくし、
網寿命をより長くするという、前述の3つの目的の全て
を達成することができる。追加した縦網線は、必要な強
度を提供して網寿命を延ばす一方で、コンダクタンスの
大きさを高いレベルに維持する。
網線の線径の、約1.1倍ないし約1.2倍とし、横網
線どうしの間の間隔を表中に示した細かさに対応した間
隔とした場合に、良好に機能する、各々の縦網線組の縦
網線の本数nである。 市場等級で表わした網目の細かさ n 80番メッシュ相当 3または4 100番メッシュ相当 4または5 150番メッシュ相当 4または5 200番メッシュ相当 6または7 250番メッシュ相当 6または7 325番メッシュ相当 7または8
比を大きくするほどコンダクタンスは小さくなる。
網線固着処理を施すことが望まれる場合でも、その網が
縦線組形の網であれば、そうでない場合と比べて網線固
着処理をより好適に施すことができ、なぜならば、縦線
組形の網では、縦網線組どうしの間の間隔を増大させる
ことによって、開口面積を増大させることができるた
め、網線固着材料の塗布によって生じる開口面積の減少
をより良好に補償し得るからである。
は、組にしない横網線と、組にした縦網線(縦網線組)
とで構成した網であったが、この構成を逆にして、組に
しない縦網線と、組にした横網線(横網線組)とで構成
した網も、完全に本発明の範囲に包含されるものであ
る。更には、網を形成する材料は、金属線とすること
も、プラスチック線とすることもでき、或いは更に、具
体的な個々の用途に適するものでありさえすれば、任意
の材料の線材を使用することができる。更には、横網線
と縦網線とで、その線材の材質、強度、ないしは硬度を
異ならせるようにしても良い。
によれば、液体から不要固体粒子を除去するための網
を、従来のその種の網と比べて、固体粒子分離能をより
細かくでき、コンダクタンスをより大きくでき、しかも
網寿命をより長くすることができるようにするという、
優れた効果が得られる。
横比と網線の線径との事実上の限界を示したグラフであ
る。
一本取りして編んだ縦線三本組形の網の、個々の網線を
1本の線で描き表わした、拡大部分平面図である。
である。
網の、個々の網線を1本の線で描き表わした、拡大部分
平面図である。
網の、個々の網線を1本の線で描き表わした、拡大部分
平面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 液体から不要固体粒子を除去するための
網において、 互いに平行に配列した複数本の網線から成る第1網線群
であって、それら複数本の網線の線径を約0.0010
ないし約0.0070インチ(約25ないし約180ミ
クロン)の範囲内の線径にしてあり、それら複数本の網
線どうしの間の間隔を、予め選定してある前記不要固体
粒子の最小差し渡し寸法より小さくしてある、第1網線
群と、 前記第1網線群に対して交差する方向に延在する複数本
の網線から成る第2網線群であって、それら複数本の網
線が複数組の網線組を構成しており、それら網線組は各
組が少なくとも3本の網線から成り、それら網線組が互
いに平行に配列している、第2網線群と、から成り、 前記複数組の網線組の各組の複数本の網線が、前記第1
網線群の前記複数本の網線のうちの2本以下の網線から
成る網線組の周囲及びそれら網線組どうしの間に互いに
逆の側に位置するように編まれており、それによって前
記第1網線群の前記複数本の網線を止着し、且つ、前記
第1網線群の前記複数本の網線どうしの間の間隔を維持
しており、前記第2網線群の前記複数組の網線組どうし
の間の間隔を、前記不要固体粒子の前記予め選定してあ
る最小差し渡し長さ以上にしてあり、更に、前記第1網
線群の網線の線径を、前記第2網線群の網線の線径の少
なくとも約1.1倍にしてある、ことを特徴とする網。 - 【請求項2】 液体から不要固体粒子を除去するための
網において、 互いに平行に略々平坦に配列した複数本の横網線から成
る横網線群であって、それら複数本の横網線の線径を約
0.0010ないし約0.0070インチ(約25ない
し約180ミクロン)の範囲内の線径にしてあり、それ
ら複数本の横網線どうしの間の間隔を、予め選定してあ
る前記不要固体粒子の最小差し渡し寸法より小さくして
ある、横網線群と、 前記横網線に対して交差する方向に延在する複数本の縦
網線から成る縦網線群であって、それら複数本の縦網線
が複数組の縦網線組を構成している、縦網線群と、から
成り、 前記複数本の横網線と前記複数組の縦網線組とが、それ
らの間を通過する複数の矩形の流路開口を画成してお
り、前記複数組の縦網線組の各組の複数本の縦網線が、
前記複数本の横網線のうちの2本以下ずつの横網線から
成る夫々の横網線組の周囲及びそれら横網線組どうしの
間に互いに逆の側に位置するように編まれており、それ
によって前記複数本の横網線を止着し、且つ、前記複数
本の横網線どうしの間の間隔を維持しており、前記複数
組の縦網線組どうしの間の間隔を、前記不要固体粒子の
前記予め選定してある最小差し渡し長さ以上にしてあ
り、前記横網線の線径を、前記縦網線の線径の少なくと
も約1.1倍にしてあり、それらによって該網が、該網
を通過する複数の矩形の流路開口を備えるようにしてい
る、ことを特徴とする網。 - 【請求項3】 前記複数組の縦網線組の各組が3本ない
し10本の縦網線から成ることを特徴とする請求項2記
載の網。 - 【請求項4】 前記複数組の縦網線組どうしの間の前記
間隔が前記複数本の横網線どうしの間の間隔の4倍ない
し10倍の大きさであることを特徴とする請求項2記載
の網 - 【請求項5】 前記横網線群の前記複数本の横網線と前
記縦網線群の前記複数組の縦網線組とで画成されている
網目の開口の大きさが約37ないし約178ミクロン×
約148ないし約4000ミクロンの大きさであること
を特徴とする請求項2記載の網。 - 【請求項6】 前記複数本の横網線を等間隔に配列して
あることを特徴とする請求項2記載の網。 - 【請求項7】 前記複数組の縦網線組を等間隔に配列し
てあることを特徴とする請求項2記載の網。 - 【請求項8】 液体から不要固体粒子を除去するための
網において、 互いに平行に配列した複数本の網線から成る第1網線群
であって、それら複数本の網線の線径を約0.0010
ないし約0.0070インチ(約25ないし約180ミ
クロン)の範囲内の線径にしてあり、それら複数本の網
線どうしの間の間隔を、予め選定してある前記不要固体
粒子の最小差し渡し寸法より小さくしてある、第1網線
群と、 前記第1網線群に対して交差する方向に延在する複数本
の網線から成る第2網線群であって、それら複数本の網
線が複数組の網線組を構成しており、それら網線組は各
組が少なくとも3本の網線から成り、それら網線組が互
いに平行に配列している、第2網線群と、から成り、 前記複数組の網線組の各組の複数本の網線が、前記第1
網線群の前記複数本の網線のうちの夫々の網線の周囲及
びそれら網線どうしの間に互いに逆の側に位置するよう
に編まれており、それによって前記第1網線群の前記複
数本の網線を止着し、且つ、前記第1網線群の前記複数
本の網線どうしの間の間隔を維持しており、前記第2網
線群の前記複数組の網線組どうしの間の間隔を、前記不
要固体粒子の前記予め選定してある最小差し渡し長さ以
上にしてあり、更に、前記第1網線群の網線の線径を、
前記第2網線群の網線の線径の少なくとも約1.1倍に
してある、ことを特徴とする網。 - 【請求項9】 液体から不要固体粒子を除去するための
網において、 互いに平行に配列した複数本の網線から成る第1網線群
であって、それら複数本の網線の線径を約0.0010
ないし約0.0070インチ(約25ないし約180ミ
クロン)の範囲内の線径にしてあり、それら複数本の網
線どうしの間の間隔を、予め選定してある前記不要固体
粒子の最小差し渡し寸法より小さくしてある、第1網線
群と、 前記第1網線群に対して交差する方向に延在する複数本
の網線から成る第2網線群であって、それら複数本の網
線が複数組の網線組を構成しており、それら網線組は各
組が少なくとも3本の網線から成り、それら網線組が互
いに平行に配列している、第2網線群と、から成り、 前記複数組の網線組の各組の複数本の網線が、前記第1
網線群の前記複数本の網線のうちの2本ずつの網線から
成る夫々の網線対の周囲及びそれら網線対どうしの間に
互いに逆の側に位置するように編まれており、それによ
って前記第1網線群の前記複数本の網線を止着し、且
つ、前記第1網線群の前記複数本の網線どうしの間の間
隔を維持しており、前記第2網線群の前記複数組の網線
組どうしの間の間隔を、前記不要固体粒子の前記予め選
定してある最小差し渡し長さ以上にしてあり、更に、前
記第1網線群の網線の線径を、前記第2網線群の網線の
線径の少なくとも約1.1倍にしてある、ことを特徴と
する網。
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