JPH07505344A - 化学的保護ラミネート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 化学的保護ラミネート 発明の利用分野 本発明は化学的保護性の柔軟なラミネート、より詳しくは、薄い熱可塑性バリヤ 層と２枚の多孔質高分子膜の層を有する多層ラミネートに関する。

背景技術 毒性及び／又は危険性のある化学物質への人間の接触を制限するるために、これ ら化学物質に対する保護を提供する保護被服材料が開発されている。保護被服材 料で作成した衣服系の着用が必要な人達には、これらの化学物質を閉じ込めるよ うに行う工学的制御にもかかわらず、毒性及び／又は危険性のある化学物質に接 触する危険がある化学物質製造現場の作業者がいる。また、危険性化学物質での 処理の際、化学物質の漏れや火災のような緊急事態、又は軍隊の人員が軍事行動 の間にマスタードガスのような発病剤や神経ガスのような毒性の化学薬剤に接触 することがある化学戦争の場合のように、危険性の化学薬剤に接触することを最 少限に抑えるための工学的制御が役立たない場合に、人間が毒性の危険性化学物 質との接触から保護するための衣服系を着用する必要がある。

毒性及び／又は危険性のある化学物質との接触は、皮膚炎、火傷、中毒のような 急性の外傷から、癌のような慢性の作用までの範囲で人体に害を与えることがあ る。

毒性及び／又は危険性のある化学物質は種々の仕方で保護被服材料に影響を及ぼ すことがある。毒性及び／又は危険性のある化学物質と接触して保護被服材料の １種以上の物理的特性が有害な変化をもたらすことによって、毒性及び／又は危 険性のある化学物質が保護被服材料を劣化させることがある。毒性及び／又は危 険性のある化学物質は、保護被服材料のクロージャ、気孔、又は他の欠陥を通っ て保護被服材料に侵入することができる。毒性及び／又は危険性のある化学物質 は、化学的保護材料を分子レベルで通って保護被服材料を透過することができる 。毒性及び／又は危険性のある化学物質が微量で危険性を呈する場合、化学的保 護材料は、その材料を通過する化学物質の透過を一定期間制限しなければならな い。

所与の化学的保護材料についての特定の毒性及び／又は危険性のある化学物質の 透過速度は、通常は単位厚さあたりを基準にめられる。特定の化学物質の挑戦に 対して特定の化学的保護材料によって提供される保護の程度を予測するためには 、予測できる厚さを備えた化学的保護材料を有する必要がある。化学的保護材料 の厚さの増加が過剰であると、化学的保護材料の美観とドレープを減じることが あるため、特定の化学的保護材料においては、化学的保護材料の厚さの増加が好 ましくないことがある。また、化学的保護材料の厚さの増加は化学的保護材料の 単位面積あたりの重さを増加させ、そのためその化学的保護材料から製造される 物品の美観を減じることがある。

一般に化学的保護材料は、ブチルゴム、ニトリルゴム、パイトン（登録商標）ゴ ムのようなフッ化ゴムといった高分子材料から作成されてきた。これらの材料は 、化学的保護材料を作成するに単独で、又は化学的保護材料に付加的な強度を与 えるためにポリアミドやポリエステルの布帛のような強化材と組み合わせて使用 することができる。

また、フルオロポリマーが化学物質の接触に対するバリヤとして使用されてきた 。フルオロポリマーは化学的不活性のため、多くの効用がある。これらの材料は 特別な強度を提供するように強化材と組み合わせることもできる。しかしながら 、フルオロポリマーは一般に美観が乏しく、衣服に充分なドレープを与えない。

あるタイプのフルオロポリマーのバリヤ材料がＥｆｆｅｎｂｅｒｇｅｒらの米国 特許第４６１０９１８号に開示されている。この特許は耐磨耗性フルオロポリマ ー含有の柔軟な複合材料を開示している。この複合材料は、最初にガラス布帛や 金属メツシュのような柔軟な基材をポリテトラフルオロエチレンのようなフルオ ロポリマーの分散系でコーティングし、次にその柔軟な基材を、ポリテトラフル オロエチレンと「硬質ポリマー」のようなフルオロポリマーの配合物でコーティ ングするプロセスによって製造される。得られたフルオロポリマーのバリヤ材料 は割れに耐えると言われる。しかしながら、上記の分散系の堆積プロセスを用い て、薄い領域やピンホールを全く含まずに一定したコーティングの厚さを得るこ とは極めて困難であろう。

もう１つのタイプのフルオロポリマーバリヤ材料がＦｒｅｕｎｄらの米国特許第 ４８１６３３０号に開示されている。この特許は、布の基材に接合した薄く切削 した（ｓｋｉｖｅｄ）ポリテトラフルオロエチレンのラミネートから作成した耐 薬品性の衣服材料を開示している。薄く切削したポリテトラフルオロエチレンは 事実上ピンホールがないと言われており、このため耐浸透性において、ポリテト ラフルオロエチレン分散系でコーティングした布帛よりも優れた改良を与える。

もう１つのタイプのフルオロポリマーバリヤ材料が５ａＳＳ＆の米国特許第４９ ４６７３６号に開示されている。この特許は、レードームのカバーとして有用で あり、同時に保護衣服の材料としても有用な種々の層からなるラミネートを開示 している。このラミネートは、先ず、ある量のポリテトラフルオロエチレン分散 系を含浸したポリテトラフルオロエチレンの織物を多孔質ポリテトラフルオロエ チレン層にラミネートすることにより作成する。２番目のラミネートは、２番目 の多孔質ポリテトラフルオロエチレン層をフッ化エチレンプロピレン（ＦＥＰ） のような熱可塑性高分子層に接合することによって作成する。その後、２番目の ラミネートの熱可塑性高分子層を最初のラミネートの多孔質ポリテトラフルオロ エチレン層に接合し、フルオロポリマーバリヤ材料を形成する。このラミネート した材料は化学的保護バリヤ材料として使用するに許容できる審美性を示すよう に見えるが、熱可塑性高分子層が、最終ラミネート工程において、ポリテトラフ ルオロエチレン布帛に対する熱可塑性高分子層の変形から生じる一定でない厚さ を呈する。これらの一定でない厚さはこの材料の浸透抵抗に有害な影響を有し、 このため保護衣服におけるその効用を制限する。

本発明の詳細な説明 本発明は、化学的保護ラミネートを提供するものであり、順番に、多孔質ポリテ トラフルオロエチレンの第１層、一定した厚さを有する熱可塑性バリヤポリマー の薄い層、多孔質ポリテトラフルオロエチレンの第２層、及び多孔質ポリテトラ フルオロエチレンの層の一つに接合した布帛層を含んでなる。

また、本発明は、化学的保護ラミネートの製造方法を提供するものであり、順番 に、２枚の多孔質ポリテトラフルオロエチレン層の間に熱可塑性バリヤポリマー の薄い層を配置し、熱可塑性バリヤポリマーの薄い層を溶融させて２枚の多孔質 ポリテトラフルオロエチレン層に接合させ、裏地層を多孔質ポリテトラフルオロ エチレンの層の一つに接合する諸工程を含んでなる。

図面の簡単な説明 図１は比較例の横断面図を示す顕微鏡写真である（１５０倍に拡大）。

図２は実施例の化学的保護ラミネートの横断面図を示す顕微鏡写真である（１０ ０倍に拡大）。

図３は実施例の化学的保護ラミネートの横断面図を示す顕微鏡写真である（２５ ０倍に拡大）。

図４は本発明に使用した化学的保護中間ラミネートの横断面である。

図５は裏地層を有する本発明の化学的保護ラミネートの横断面である。

図６は実施例の化学的保護ラミネートの横断面図を示す顕微鏡写真であり（５０ ０倍に拡大）、熱可塑性バリヤ層の一定した厚さを測定するために使用した割線 を示す。

発明の詳細な説明 本発明は図面を参照すると最もよく説明することができる。図４は本発明の実施 に使用するラミネート４１の横断面を示す。多孔質ポリテトラフルオロエチレン （ＰＴＦＥ）の２枚の層４２と４４を示している。好ましくは、多孔質ＰＴＦＥ は延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレン（ｅＰＴＦＥ）である。延伸多孔質Ｐ ＴＦＥは、ボアの米国特許第４１８７３９０号に開示のような膜の構成において 、フィブリルによって相互に接続したノードで形成した延伸ＰＴＦＥ層を製造す るボアの米国特許第３９５３５６６号に開示の方法によって、ＰＴＦＥの延伸に より製造される。

熱可塑性バリヤポリマーの層の薄い層４３は、多孔質ＰＴＦＥ層４２と４４の間 に存在してそれらに接合している。熱可塑性バリヤポリマー層４３は約５１−１ ３０ミクロンの厚さを有する。熱可塑性バリヤポリマーの薄い層４３は、好まし くはフッ化熱可塑性ポリマーである。

好ましいフッ化熱可塑性ポリマーはフッ化エチレンプロピレン（ＦＥＰ）である が、他のフッ化熱可塑性ポリマーもまた使用することができる。熱可塑性ポリマ ーとして有用な他のフッ化熱可塑性ポリマーの例は、テトラフルオロエチレンと パーフルオロ（プロピルビニルエーテル”）（ＰＦＡ）のコポリマー、ポリクロ ロトリフルオロエチレン（ＰＣＴＦＥ）のホモポリマーとそのＴＥＦ又はＶＦ２ とのコポリマー、エチレン−クロロトリフルオロエチレン（ＥＣＴＦＥ）、エチ レンテトラフルオロエチレン（ＥＴＦＥ）コポリマー、ポリフッ化ビニリデン（ ＰＶＤＦ）　、ポリフッ化ビニル（ＰＶＦ）からなる群より選択することができ る。特定の毒性及び／又は危険性のある化学物質の挑戦に対して充分なバリヤ特 性を有するならば、非フツ化熱可塑性ポリマーを層４３に使用することができる 。有用な非フツ化熱可塑性ポリマーは、ポリエチレンとポリプロピレンからなる 群より選択することができる。

熱と圧力を施して熱可塑性バリヤポリマーの薄い層を溶融させ、溶融した熱可塑 性バリヤポリマーの一部を、多孔質ＰＴＦＥ層の中に見られる気孔の一部の中に 押し込み、それによって熱可塑性バリヤポリマーの薄い層と各々の多孔質ＰＴＦ Ｅ層の間に結合を生じさせることによって、熱可塑性バリヤポリマーの薄い層を ２枚の多孔質ＰＴＦＥ層に貼り合わせる。

貼り合わせ工程は、熱可塑性バリヤポリマーの薄い層の融点以上の温度に加熱し た加圧ニップの中に全ての３層（４２，４３，４４）を同時に供給して行う。両 方の多孔質ＰＴＦＥ層は平坦な輪郭を有する。３層のラミネートを貼り合わせる ために使用するニップは、平坦な輪郭を備えた面を有する１対のロールを含む。

多孔質ＰＴＦＥ層の間に配置した熱可塑性バリヤポリマーの薄い層の同時の貼り 合わせは、化学的保護ラミネートの形成の際に、熱可塑性バリヤポリマーの薄い 層が、加熱したニップロールに直接接触することを防ぎ、それにより熱可塑性バ リヤポリマーの薄い層が加熱・加圧ニップに接着したり、又はこの貼り合わせ工 程の間に受ける損傷の可能性を減らす。多孔質ＰＴＦＥ層は、貼り合わせ過程の 際に薄い熱可塑性バリヤポリマーに構造的強化手段を提供し、それによって、熱 可塑性バリヤポリマーの薄い層が加熱したニップの中で軟化した状態のままであ る間に経験するであろう全ての引っ張りゃ変形を最小限にすることができる。最 終的に、多孔質ＰＴＦＥ層は垂直方向に変形し、それによって、加熱されたニッ プから熱可塑性バリヤポリマーの薄い層に伝わった力を軽減する。

化学的保護物質の厚さを減らすと特定の毒性及び／又は危険性のある化学物質に 対する透過性が増すため、熱可塑性バリヤポリマーの薄い層の厚さの維持は重要 である。化学的保護物質に一定した厚さを与えることは、化学的保護物質によっ て与えられる毒性及び／又は危険性のある化学物質に対する保護の総量についで ある程度の確実性を提供する。熱可塑性バリヤポリマーの厚さが減ると、公称の 厚さの維持が重要になる。例えば、好ましい熱可塑性ポリマーのＦＥＰは、５１ ミクロン以上の厚さよりも５１ミクロン未満の厚さで、所与の厚さの変化あたり の水蒸気透過速度に大きな影響が生じる。

併しながら、材料の柔軟性、美観、ドレープを増すためには、化学的保護材料の 厚さを最小限にすることが望ましい。また、化学的保護材料の厚さの最小化は、 化学的保護材料の単位面積あたりの重さを減らす。

次に図５に関して、その後、裏地層４５を多孔質ＰＴＦＥ層４２に接合させる。

裏地層は織物、編み物、又は不織布の形態の布帛でよい。

裏地層は、ポリアミド、ポリエステル、アラミド、オレフィン等のような合成材 料でよい。裏地材料はセルロース等のような非合成材料でもよい。裏地層は合成 材料と非合成材料の混合でもよい。裏地層が化学的不活性の高い総量を示すべき 場合、裏地層はＰＴＦＥ、好ましくはｅＰＴＦＥの繊維を含むことができる。

裏地層は、溶媒を含まない又は溶媒を含む形態の接着剤を施す、又は裏地層の溶 融を含む当該技術で一般に知られる任意の手段で多孔質ＰＴＦＥ層に接合させる ことができるが、いずれの場合でも、貼り合わせ工程に伴う温度は、熱可塑性バ リヤポリマーの薄い層の融点未満とすべきである。

次の例は本発明の開示をさらに説明するために提供するものであ明の思想と範囲 から離れずに種々の改良や同等のものが容易に提案できるであろう。

試験法 〔厚さの一定性の測定〕 本願において、１６．７％以下の真の変動係数を示す場合、材料を「一定した厚 さ」を有すると定義する。正規分布の３σ以内で変化する材料であって、３σが 材料の平均厚さの１／２以下の値である場合、１６．７％以下の真の変動係数と なることができる。

真の変動係数を測定するため、次の方法を使用する。

少なくとも材料の１メートル平方のサンプルを入手する。サンプルの各々のかど に近いほうの領域から約１０．２ｃｍＸ１０．２ｃｍの小片を採取する。約１０ ．２ｃｍＸ１０．２ｃｍの１つの小片をサンプルのほぼ中央から採取する。サン プルの中央と縁の間の領域から、２つの追加の小片をランダムに採取する。各々 の小片の中からランダムに、材料の約１．３ｃｍＸ１．３ｃｍの区画を切り取り 、区画の縁が走査型電子顕微鏡（ＳＥＭ）の中に、横断面の像で存在するように 装着する。

各横断面像の中に、幅２００μｍの同様の二つの像がＳＥＭの中で形成する。各 々の繰り返し像（ｓｉｂｌｉｎｇ　ｖｉｅｗ）を横切って、熱可塑性バリヤポリ マーの薄い層に垂直な７本の等間隔の割線を引く。割線にそった熱可塑性バリヤ ポリマーの薄い層の厚さの値を決める二つの点をこれらの割線にそって設ける。

割線を有する本発明のラミネートの横断面の中の繰り返し像を図６に示す。

前記のようにしてめた９８個の厚さの値の平均とσを計算する。

σを平均値で割って１００を掛け、推定の変動係数をめる。１００の母集団を仮 定した後、９０％の信頼区間を適用し、真の変動係数を得る。

例 次のようにして本発明の化学的保護ラミネートを製造した。

フッ化エチレンプロピレン（ＦＥＰ）（ＩＩ！、１．　ｄｕＰｏｎｔ　ｄｅ　Ｎ ｅｍｏｕｒｓ＆ＣＯ１より入手の２００　Ａ）の熱可塑性バリヤポリマーの厚さ ０゜０５１ｍｍの薄い層を入手した。その熱可塑性バリヤポリマーの薄い層を２ 枚のＰＴＦＥ層（Ｗ、Ｌ、　Ｇｏｒｅ　＆　Ａｓ５ｏｃｉａｔｅ、Ｉｎｃ、、　 Ｅｌｋｔｏｎ。

ＭＤ　より入手のＧＯＲＥ−ＴＥＸ延伸ポリテトラフルオロエチレン膜）の間に 配置した。ＰＴＦＥ層（以降で多孔質ＰＴＦＥと称する）の１枚目は、水柱２０ ｍｍにおける１、２立方メートル／平方メートル（ｍ／分）の空気透過性、０． ０５１ｍｍの厚さ、０．９６μｍの平均気孔サイズ、及びＣｏｕｌｔｅｒ　ＩＩ ポロメーター上でＰｏｒｏｆｉｌフッ化オイルで測定した６、１４７μｍの泡立 ち点景大気孔サイズを有した。２枚目のＰＴＦＥ層は、水柱２０ｍｍにおける８ 、４ｍ／分の空気透過性、０．０２５ｍｍの厚さ、３．３６７μｍの平均気孔サ イズ、及び６．’１４７μｍの泡立ち点景大気孔サイズを有した。

３枚の層を、４７５℃の温度に加熱したクロムのロールと、シリコーンのロール からなる一対のニップロールに通した。ＰＴＦＥの薄い方の層はクロムのロール に接触して位置させ、多孔質ＰＴＦＥの厚い方の層はシリコーンのロールに接触 して位置させた。３枚の層は、ニップによって層を一体に接着するに充分な圧力 を施されながら、１２．２ｍ／分の速度でニップを通過し、それによって化学的 保護ラミネートを形成した。

次いで化学的保護ラミネートを裏地層（Ｍｉｌｌｉｋｅｎ　＆　Ｃｏ、。

Ｓｐａｒｔａｎｂｕｒｇ、　ＳＣより入手の９４．９ｇ／ｍ”ナイロン６７６タ スライト布帛）に貼り合わせた。裏地層は、グラビヤ印刷のロールを用いて厚い 方の多孔質ＰＴＦＥ層の上に熱可塑性ポリウレタン接着剤を施し、その後ポリウ レタンを再溶融し、化学的保護ラミネートと裏地層の間の結合を生じさせること によって化学的保護ラミネートと貼り合わせた。図２は、例の化学的保護ラミネ ートの横断面を示す１００倍に拡大した顕微鏡写真であり、図３は２５０倍で撮 影したものである。

この例のラミネートのＦＥＰ層は８．３％の推定の変動係数と、１００の母集団 を仮定して９０％の信頼区間を適用した後の、７゜５〜９．４％の真の変動係数 を有することが測定された。

得られたラミネートは、化学薬剤の液滴を滴下した後、化学薬剤の蒸気の侵入に 対するバリヤとしての評価をした。例の円形の５゜Ｉｃｍのサンプルを裏地層を 上に向けて浸透セルの中に装着し、サンプルの裏地層の上に化学薬剤のＩｍｇの 液滴をｌＯ滴装いて試験した。サンプルの両面を横切って１リットル／分の空気 の流量を保った。流出した流れをサンプリングし、薬剤の蒸気を固体吸着剤チュ ーブにトラップし、濃縮した。化学薬剤の反対側から流出した流れの分析から、 漏出時間及びサンプルを透過した薬剤蒸気の累積量をめた。この試験の検出限界 は０．０３μｇ／ｃｍ’であった。

試験は２つの反復サンプルを用いて２４時間の期間で行った。対照標準材料と、 例のサンプルに含まれるＦＥＰ層の２つの反復サンプルもまた試験した。試験結 果は次の通りであった。

蒸気侵入試験 例　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ 例　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ ＦＥＰ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤＦＥＰ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ 対照標準　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ　ＮＤ　ＭＤ注）ＮＤは０．０３μｇ／ａｍ”未満 の値を意味する。

比較例 比較のため、５ａＳＳａの米国特許第４９４６７３６号の開示事項にしたがって ラミネートを作成した。４００デニールのｅＰＴＦＥ繊維（Ｗ、　Ｌ。

Ｇｏｒｅ　＆　Ａｓ５ｏｃｉａｔｅ、　Ｉｎｃ、、　Ｅｌｋｔｏｎ、　ＭＤより 入手のＲａ５ｔｅｘ繊維）から、２×２のバスケット織りパターンに織った布帛 層を作成した。

布帛層にＦＥＰの水分散系ＣＢ、　１．　ｄｕＰｏｎｔ　ｄｅ　Ｎｅｍｏｕｒｓ 　＆　Ｃｏ、。

Ｗｉｌｎｉｎｇｔｏｎ、　ＤＥより入手のＴ１２０）を被覆し、４重量％の重量 増加となった。被覆した布帛を乾燥し、２ｏｏ℃で硬化させた。その後、水柱２ ００ｍｍで１．２ｍ／分の空気透過性、０．０５１ｍｍの厚さ、０．９６３μｍ の平均気孔サイズを有するｅＰＴＦＥの第１層（Ｗ、Ｌ、　Ｇｏｒｅ　＆　Ａｓ ５ｏｃｉａｔｅ、Ｉｎｃ、、　Ｅｌｋｔｏｎ、　ＭＤより入手のＧＯＲＥ−ＴＥ Ｘ膜）にこの布帛層を充分な熱と圧力を施して貼り合わせ、２つの層を互いに接 着させた。

その後、厚さ０．０５１ｍｍを有するＦＥＰの層（Ｅ、１．　ｄｕＰｏｎｔｄｅ 　Ｎｅｍｏｕｒｓ　＆　Ｃｏ、、　Ｗｉｌｍｉｎｇｔｏｎ、　ＤＥより入手の２ ００Ａ）と、第１のｅＰＴＦＥ層と同じ第２のｅＰＴＦＥ層を、充分な熱と圧力 を用いて第１のｅＰＴＦＥ層に貼り合わせた。得られた比較例のラミネートを図 １に示す。比較例のラミネートのＦＥＰ層は、２６．２％の推定の変動係数と、 １００の母集団を仮定して９０％の信頼区間を適用した後の、２３．６〜２９． ７％の真の変動係数を有することが測定された。

本明細書の考察やここで開示した本発明の実施例より、当業者であれば本発明の この他の態様は明らかであろう。明細書と例は単なる例示であり、本発明の真の 範囲と思想は次の請求の範囲で示されていることを意図するものである。

ＦＩＧ、　１ ＦＩＧ、　３ ψ 補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成り年ＩＯ月３日

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．次の構成成分を順次に含んでなる化学的保護ラミネート：（ａ）多孔質ポリ テトラフルオロエチレンの層（ｂ）一定した原さを有し、第１の面が多孔質ポリ テトラフルオロエチレン層に接着した熱可塑性バリヤポリマーの薄い層（ｃ）層 （ｂ）のもう１つの面に結合した多孔質ポリテトラフルオロエチレンの第２の層 （ｄ）多孔質ポリテトラフルオロエチレン層の１つに接合した裏地層。
2. ２．熱可塑性バリヤポリマーの薄い層がフッ化熱可塑性ポリマーである請求の範 囲第１項に記載の化学的保護ラミネート。
3. ３．フッ化熱可塑性ポリマーの層がフッ化エチレンプロピレンである請求の範囲 第２項に記載の化学的保護ラミネート。
4. ４．フッ化熱可塑性ポリマーの層が、テトラフルオロエチレンとパーフルオロ（ プロピルビニルエーテル）のコポリマー、ポリクロロトリフルオロエチレンのホ モポリマー、ポリクロロトリフルオロエチレンとテトラフルオロエチレン又はフ ッ化ビニリデンとのコポリマー、エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリ マー、エチレン−テトラフルオロエチレンコポリマー、ポリフッ化ビニリデン、 ポリフッ化ビニルからなる群より選択された請求の範囲第２項に記載の化学的保 護ラミネート。
5. ５．熱可塑性バリヤポリマーの薄い層が、ポリエチレンとポリプロピレンからな る群より選択された請求の範囲第１項に記載の化学的保護ラミネート。
6. ６．裏地層が布帛である請求の範囲第１項に記載の化学的保護ラミネート。
7. ７．裏地層が合成材料である請求の範囲第１項に記載の化学的保護ラミネート。
8. ８．裏地層が延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレンの繊維で作成された請求の 範囲第１項に記載の化学的保護ラミネート。
9. ９．多孔質ポリテトラフルオロエチレンが延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレ ンである請求の範囲第１項に記載の化学的保護ラミネート。
10. １０．次の過程を順次に含んでなる化学的保護ラミネートの製造方法： （ａ）多孔質ポリテトラフルオロエチレンの２枚の層の間に熱可塑性バリヤポリ マーの薄い層を配置し、（ｂ）熱可塑性バリヤポリマーの薄い層を溶融させ、（ ｃ）多孔質ポリテトラフルオロエチレン層の１つに裏地層を接合する。