JPH07503610A - 吸込気流発生装置を備えた吸引式草刈り機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 吸込気流発生装置を備えた吸引式草刈り機本発明は請求の範囲第１項の上位概念 に記載の吸引式草刈り機に関する。吸引式草刈り機とは、草刈りを容易にするた めに何らかの形で空気の動きを使用する草刈り装置のことで、例えばドイツ特許 第２６４３６０４　（Ｂｌ）号に記載のように、公知の草刈り装置である。この ドイツ特許（Ｂ１）の装置は入口と出口とを有するサクションホースを備え、そ の出口の所に排風機を配置し、草を入口からケーシングの中に吸引する。その他 の従来の芝刈り機は例えば米国特許第４７１８２２１　（Ａ）号に記載のように 地面の上を地面に平行に回転する刃を備えているが、このような機械に対して上 記のドイツ特許（Ｂｌ）の装置はその入口が草の普通に成長する方向に対してあ る角度で旋回できるという長所を有する。その草の茎を刈り取る装置は草刈りロ ールの形をなし、入口の手前の吸引ケースの中に配置することができる（１欄、 ６０〜６４行）。或いはこの刈り取り装置を　一　人口に密接して　一　草吸引 ノズルの中に組み込むこともできる（３欄、６３〜６４行）。

草刈りロールと言うのは多数の刃を備えた不格好なロールで、その使用は特種の 広い面積の草刈りに限られる。しかもその駆動装置は重《、且つこのロール自体 が草を綺麗に刈るというよりも寧ろ草を細かく切断するのに適している。

従って本発明の課題はこの草刈りロールに代わるべき簡単な刈り取り用の刃物を 見つけることにある。容易に考えられる方法は、前述の従来の芝刈り機に使用さ れているような回転刃物であるが、このような解決策では、−公知の草刈りロー ルの場合と同様に−回転刃物用にもう一つの駆動装置が必要であるという問題が 解決できない。従って本発明のもう一つの課題は吸引式草刈り機全体の駆動装置 を簡単にすることにある。

この両方の課題は意外にも本発明の請求の範囲第１項の特徴により簡単に解決さ れる。

本発明による刈り取り刃物の構成により、排風機（請求の範囲第２項に記載の具 体例）、又は刈り取り刃物用の別個の駆動措置（請求の範囲第３項に記載の具体 例）のどちらかを省略することができる。

確かに従来の幾つかの芝刈り機の刈り取り装置には、換気扇に似た形の部品が使 用されているが、これは刈り取った草を例えば集草袋に送るため、或いはエアク ッションを生成して車の無い芝刈り装置と地面との間に間隔を設けるためのもの であり、前記ドイツ特許（Ｂ１）の構成の場合のように、草の普通に成長する方 向に対しである角度で草を吸引することは不可能である。

即ち、従来の刃物付きの気流を発生する芝刈り機は、他の芝刈り機に比べて　− 少なくとも外壁、切り株、潅木、垣根、道路縁の杭などの範囲の草の茎などを捕 らえる能力に関しては、−殆ど相違がない。

上記のような多少とも強固な障害物の範囲の草の刈り取りには従来の芝刈り機は （原動機駆動の草刈り鎌を例外として）殆ど使用できない。一方では芝刈り機の 車輪、保護板その他の部材が障害物への接近を妨げ、他方では特に道路縁の杭の 場合にその周囲を回るのがしばしば骨の折れる仕事であり、その構造自体が回る 動きを妨げる。

従来の吸引式草刈り機では、その吸引作用の範囲が芝刈り機の真下の部分にほぼ 限られているので、障害物の付近の草刈りには実際上役に立たない。

このもう一つの課題も又本発明により非常に簡単に解決される。

即ち、本発明は必要に応じて単独でも、又は従来の芝刈り機に取り付けて使用す ることができ、特に強固な障害物の周囲の最善の除草が可能で、鋏又は専用のフ リーカッタ（原動機駆動の草刈り鎌）による手直し作業の必要がなくなる。

特に本発明により刈り取ろうとする草に触れることなく側方から接近できるとい う利点が得られる。本発明の場合には草自体がある程度草刈り装置の方に動くが 、従来の芝刈り機、例えば前述の米国特許（Ａ）の芝刈り機では機械の方を草の 方に動かすか或いは草の上に置（必要がある。更に本発明の場合草刈りの際に特 に刃物が潅木、樹皮、障害物の端部などから保護されており、刃物は単に吸込気 流に触れるだけで例えば従来の草刈りロールの場合のようにこれらの異物を自動 的に捕らえてそのため折損したり又は少なくとも損傷したりすることがないので 、刃物の損耗が少な（なる。

本発明のその外の特徴、構成並びに具体例は下位の請求の範囲に記載しである。

これらの請求の範囲により次のような利点と適用可能性が得られる。

最大８０”　までの設定角度により吸引力が芝刈り機の範囲の外側まで作用し、 草の茎や潅木を地面にほぼ平行に吸引して刈り取ることができる。草の普通に成 長する方向は実質的に地面に対して垂直である。本発明の場合、特に地面の近く がかなり太くなった長めの草の茎でも、上部のまだ屈曲性のある部分が本発明の 芝刈り機により吸い込まれてそこで刈り取られる。

取付は角度の小さい程、即ちＯｏに近づく程、本発明の吸引式草刈り機の地面に 沿っての作用深度が増大する。従って例えば、道路縁の杭の回りの草の茎を一度 の吸込気流で捕らえて刈り取ることができ、そのような杭の周囲を回る必要はな くなる。その場合の刈り取られた茎の高さの僅かの相違は実用上許容し得ること が判っている。

従来の芝刈り機に取り付ければ、全ての箇所の草を最適に刈り取ることができる と言う利点が得られる。更に真空掃除機のように落葉などを集めることも可能で 、それには脱着可能の補助ケースを設ければよい。

従来の芝刈り機に取り付ける箇所は任意に選ぶことができ、特に前輪又は後輪の 間に取り付ければよい。又本発明の装置の全体を芝刈機のケーシングの中に収容 することも可能で、その場合車輪のリム用カバーの中に配置するのが特に場所を 取らない巧みな解決策である。

本発明の装置をフリーカッタに取り付ければ、外壁の窪みなどの範囲を更に有効 に処理することができ、その場合特に吸引作用が有効に草刈りを助ける。

一般に使用される回転可能の刃物及び吸込気流発生装置（例えば換気扇の羽根） に対しては、パイプ状のケーシングが用いられ、その場合の出口は一方では刈り 取った草を残りなく送り出せるように、他方出口側で回転部品との接触を避ける ように構成するのが好ましい。

その他の刃物又は気流発生装置、例えば半径方向のロールと排風機との半径方向 の組合せも勿論本発明の範囲内である。

ケーシング入口の接触防止手段は、刈り取るべきでない太い枝などを阻止するの に役立つが、更に家畜の入り込みや人間の不注意な指の差し込みを防止する。

摩擦クラッチを使用した構成が安全性を向上し、駆動原動機の損傷を特徴する 請求の範囲第２項に記載の一体構造は非常にコンパクトで使用部品の数が少な（ て済む。一方入口に移動可能の蓋を設ければ、吸込気流を任意に変更でき１回転 刃物の保護にも役立つ。

運転の安全性は請求の範囲第１０項の対策により更に向上する。

請求の範囲第３項に記載の具体例は、刈り取り装置に別の駆動装置を設ける必要 がなく、同時に刈り取り装置にも摩擦クラッチの効果が得られるようにした構成 を示す。その場合の刈り取り装置は勿論吸引パイプの寸法と吸込気流の量とに相 当してその大きさを決める必要がある。この解決策には、吸込気流発生用の駆動 装置が草の茎を刈り取る場所から離れているという利点がある。特に前述のドイ ツ特許（Ｂ１）記載のサクションホースにこの刈り取り装置を配置することが考 えられよう。

次に本発明を図面により例を挙げて詳細に説明する。

ここで、 図１と２とは、本発明の装置を追加した従来の芝刈り機、図３と４とは、例えば 原動機駆動の草刈り鎌に取付は可能の本発明の吸引式草刈り磯、 図５と６とは、道路縁用草刈り機、 図７は、　道路縁の杭の所に使用するために、従来の芝刈り機に取り付ける本発 明の補助装置の詳細である。

以上の図面は互いに関連して記載してあり、同一部品は同じ数字で、又類似の部 品は同じ数字に異なる字母を付けて示しである。

外壁、樹木、潅木、庭の垣根、道路縁の杭１などの周囲の草を刈るには本発明が 最も適している。ケーシング入０１６（図３）が傾斜した位置にあるので、草１ ４は垂直の位置から吸引されてそこで刈り取り装置７により刈り取られる。刈り 取り装置７を取り囲むケーシング６は刈り取った草を軸方向（図１〜４及び図７ の６ａ）又は半径方向（図５、図６の６ｂ）に排出するように形成される。

本発明の吸引式草刈り機を従来の芝刈り機３ａ（図１．２）に取り付ければ、最 初にかなりの面積の草を刈り取り、引き続き外壁１などにそって草１４を除去し なければならない場合に有効である。その場合従来の芝刈り機は　−これまで通 り　−芝刈り機の手押し用把手によりこれを前後に移動する。

その際ケーシング入口１６を外壁１の近くまでもたらすことができるようにケー シング６ａを取り付ける。取り付けには、草刈り機を条件に応じて調整できるよ うに傾斜又は移動を可能にした支持装置５を使用する。

特にこのような支持装置によりケーシング入口の設定角度を変更することができ る。

本発明の吸引式草刈り機は、図１．２の場合には従来の芝刈り機３ａの駆動原動 機によりベルト又は可撓性の軸４ａを介して駆動され、その他の場合には内燃機 関、電動機、油圧又は吸込気流により回転力を発生する専用の駆動原動機４ｂに より駆動される。

ケーシング入口１６は保護機８により接触に対して保護されているので、嵩高の 部分が刈り取り装置に達することはない。

図５．６の具体例は、道路縁、外壁、垣根などの範囲の草を刈るための特殊装置 である。ケーシング出口１７ｂは集草用の袋又は籠１１の中に開いている。旋回 可能の蓋９によりケーシング入口１６の面積を減らして吸込気流を変化すること ができる。この蓋は支点ｌＯを中心として旋回可能である。しかしその外の密閉 方式、例えば滑り板などによる方式も本発明の範囲内である。

道路縁用草刈り機３ｂは　−好ましくは高さを調節可能にした　−車輪１２によ り移動可能で、これを手押し用把手２ｂにより操縦する。

図７の具体例は、道路縁１５又は車道１３の近傍のかなりの面積の芝生１４を刈 るための、本発明の吸引式草刈り機を取り付けた芝刈り装置である。図１．２の 具体例とは異なり、この吸引式草刈り機は専用の、例えば油圧式の駆動装置４ｂ を備え、この駆動装置は例えば回転数を変えて吸引力を色々制御することができ る。この種の草刈り機は例えば自走式の公共の機器に取り付けられることが多い 。支持装置５を例えば一点鎖線で示した円弧に沿って芝刈り機３ｂの回りを移動 可能、例えば油圧により旋回可能に構成すれば、その都度の道路縁の特殊の状況 に容易に適合することができる。これに対する巧妙な対策が図３に示してあり、 このケーシング入口は車輪１２ａの中に組み込んである。

使用する人や動物などの安全を守り、或いは刃物の損傷を防ぐために（自走式装 置を使用した場合）、特殊の安全装置を設けることができ、これは詳しく図示し ていないが請求の範囲には記載しである０本発明は又送風機又は落葉の吸引装置 としても使用できる利点を有する。送風機の場合には吸引気流発生装置の回転を 反対にすればよい、刈り取り装置を備えたケーシング出口を実施例の一つに倣っ て芝刈り機の方のケーシングの刈り取り空間に開口するようにすれば、草を必要 に応じて再度細断し、又いずれの場合にも芝刈り機の刈り取り装置により刈り取 った草を更に例えば集草籠に運ぶ利点が生まれる。

符号の説明 １、　外壁、樹木、潅木、庭の垣根、道路縁の抗２、　芝刈り接手押し用把手 ３ａ、　芝刈り機又は類似機器 ３ｂ、　道路縁用草刈り機 ４ａ、　ベルト、可撓性軸などによる駆動４ｂ、　電動機、ガソリン機関、油圧 モータなど５、　支持装置（各方向に傾斜又は移動可能）６ａ、　軸方向排出用 ケーシング ６ｂ、　半径方向排出用ケーシング ７ａ、　軸方向排出用換気扇（刃物）、刈り取り装置を含む７ｂ、　半径方向排 出用換気扇（刃物）、刈り取り装置を含む８、　保護用柱 ９、　調節可能の蓋（吸込低減用又は安全度向上用）１０、蓋の回転中心 １１、集草袋又は籠 １２．１２ａ、１個又は数個の車輪、高さ調節可能１３、車道 １４、草 １５、道路縁 １６、　ケーシング入口 １７ａ、ｂ、ケーシング出口 １、．１１．１．ｌ□　ＰＣＴ／ＥＰ　９２１０２９２３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．草の茎（１４）をケーシング入口（１６）からケーシング（６）の中に吸引 するための吸込気流を発生する装置と、草の茎を刈り取るためにケーシング入口 （１６）の直後に設けた少なくとも一つの刈り取り装置（７）とを備え、その際 ケーシング入口（１６）により規定された平面が吸引式草刈り機の運転姿勢に於 いて草の茎（１４）の普通に成長する方向に対してある設定角度を有するように した吸引式草刈り機に於いて、前記刈り取り装置が少なくとも一つの換気扇状に 形成した刃物（７）を有することを特徴とする前記吸引式草刈り機。 ２．前記刈り取り装置（７）が機械的に駆動可能であり、その運転の際にそれ自 体が吸込気流を発生することを特徴とする請求の範囲第１項記載の吸引式草刈り 機。 ３．前記の吸込気流発生装置と前記刃物（７）とが特にパイプ状のケーシング（ ６）の中に配置してあり、その際刃物（７）は自由に回転できるように支持され 、吸込気流により駆動可能であることを特徴とする請求の範囲第１項記載の吸引 式草刈り機。 ４．設定角度が８０°より小さく、好ましくは２０°より小さく、及び／又は該 設定角度が調節機構により変更可能であることを特徴とする前記請求の範囲のい ずれか１項記載の吸引式草刈り機。 ５．前記吸引式草刈り機を従来の原動機駆動草刈り機（３）の補助機械として形 成し、前記刈り取り装置（７）及び／又は吸込気流発生装置をベルト（４ａ）、 軸などを介して前記原動機駆動草刈り機（３）の原動機により、或いは例えばー 必要に応じてトルク依存の摩擦クラッチを介してー別の油圧モータにより駆動し 得ることを特徴とする前記請求の範囲のいずれか１項記載の吸引式草刈り機。 ６．前記ケーシング（６）の中の刃物（７）が原動機駆動の草刈り鎌（フリーカ ッタ）の刈り取り装置を形成することを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項 記載の吸引式草刈り機。 ７．前記ケーシング（６）がケーシング入口（１６）に対向してケーシング出口 （１７）を備え、該出口が運転状態に於いて集草装置（１１）又は芝刈り機ケー シング（３ａ）の中に開口しており、或いは地面に向いていることを特徴とする 前記請求の範囲のいずれか１項記載の吸引式草刈り機。 ８．前記ケーシング入口（１６）が移動可能の蓋（９）により閉鎖可能であり、 及び／又は桟（８）、格子などにより接触に対して保護されていることを特徴と する前記請求の範囲のいずれか１項記載の吸引式草刈り機。 ９．前記ケーシング入口（１６）を芝刈り機の前輪又は後輪（１２ａ）の範囲、 特に一つの車輪（１２ａ）のリムカパーの中に配置し、及び／又は前記ケーシン グ（６）をカタツムリの殻状に形成したことを特徴とする前記請求の範囲のいず れか１項記載の吸引式草刈り機。 １０．前記刈り取り装置（７）の駆動装置（４）が安全開閉装置を備え、該安全 開閉装置が芝刈り機の両手による操縦を必要条件とし、及び／又は芝刈り機が前 進も後退もしない場合に刈り取り装置（７）を停止することを特徴とする前記請 求の範囲のいずれか１項記載の吸引式草刈り機。