JPH07500806A - 結晶形成装置及び自動化された結晶化装置 - Google Patents

結晶形成装置及び自動化された結晶化装置

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に、結晶化チャンバに関し、より詳細には、ハンギングドロップ方 法すなわち懸滴法における蒸気拡散によって結晶を形成するための装置、並びに 、自動化された結晶化装置に関する。
高分子(例えば、タンパク質及び核酸)及びペプチドの過飽和溶液は、所定のp H1温度及び沈降速度の条件下で、結晶を形成する。高分子の結晶は、生物工学 −薬学産業において多くの目的のために使用されている。例えば、結晶のエック ス線回折から誘導される高分子構造の三次元モデルを用い、薬学的な研究におけ る新規な医薬の設計を行っている。他の例としては、生物工学的に誘導される製 品の製薬プロセスにおいて、結晶化工程が利用されている。また、亜鉛インスリ ンの如き結晶複合体を用いて医薬形態の制御された解放を行っている。
しかしながら、高分子の結晶化に対する正しい条件を見い出すことが必要である 。これは、広範囲の条件をスクリーニングすることを必要とする。例えば、A。
McphersonのPre aration and Anal sis O f Protein Cr 5tals(John Wiley and S。
ns、New York、New Yorkページ82−127.1982)を 参照のこと。
高分子の結晶化のための条件を見い出すために種々のミクロ技術が現在使用され ており、その例として、自由界面拡散方法(F、R,Salemme、Arch 、Biochem、Biopys、、pageS 151 and 522゜1 972を参照)、ハンギングドロップ又はシラティングドロップ方法におけるy  and 5ons、New York、New York、pages96− 97.1982を参照)、及び、液体透析(K、Ba1ley、Nature。
pages 145 and 934.1940を参照)が挙げられる。
現在使用されている方法の中で、蒸気拡散が、溶液から高分子の結晶を成長させ るために最も一般的に使用される方法であり、また、結晶化のための条件をスク リーニングするために使用される最も一般的な技術は、ハンギングドロップ法に おける蒸気拡散である。これについては、R,H,Davis and D。
M、SegelのMethods in Enz molo (Academi c Press、New York、New York、Vol、22.pag e 266.1971)を参照のこと。蒸気拡散方法は、他の結晶化方法よりも 利点を有しているが、その理由は、この方法が真の微結晶化技術であるからであ る。ハンギングドロップ法における蒸気拡散は、比較的少量の高分子又はペプチ ドを利用して広範囲な条件をスクリーニングすることができる。
タンパク質から結晶を形成するためには、蒸気拡散ハンギングドロップ法が周知 である。高分子溶液を含む液滴が、シールされたチャンバの中で垂下する。液滴 の中の高分子溶液は、より高い濃度の沈降剤を含むリザーバと平衡する。時間経 過と共に、より低い濃度の高分子溶液からより高い濃度のリザーバ溶液へ水蒸気 が拡散し、液滴の中の高分子及び沈降剤の濃度をゆっくりと増大させる。
−例として、シールされた(気体及び蒸気不透過性の)チャンバの中に、例えば 、1mlの10%の飽和硫酸アンモニウムのリザーバを準備する。装置のカバー の内壁には、例えば、5%飽和硫酸アンモニウムの10μlタンパク質液滴を準 備する。液滴とリザーバとの間の蒸気圧の差により、水は、平衡に達するまで液 滴から蒸発する。従って、液滴は、例えば、10μIから5μmまで50%収縮 する。溶液の中の高分子及び沈降剤の濃度がある速度で増大する過飽和状態にお いて、結晶が形成する。
ハンギングドロップ実験における蒸気拡散は一般に、Linbro FlowL abora tor i es (Mc I ean、Vr i gin ia  :Linbr。
Ti5sue Cu1ture Muliwell Plate/Cover。
Catalog No、76−033−05)、並びに、Becton Dic kinson and Company(Lincoln Park、NewJ ersey:商品名FALCON 3047 MULTIWELL)によって販 売されているタイプの24ウ工ル組織培養プレートの中で行う。リザーバ溶液は 、組織培養プレートの24の各々のウェルの中に入れる。次に、各々のウェルノ リムすなわち周辺部に、例えば、Dow Corning Corporati on (Midland、Michigan)によって販売される高真空グリー スの如きシリコングリースを塗る。例えば、No、2の厚み及び18mmの直径 を有するマイクロカバーグラス又はカバースリップを、Pierce Chem ical Company(Rockford、l1linois)によってサ ーフ7ジル(SURFASIL)の商品名で販売されているシリコン化剤の如き シリコン化剤でシリコン化する。
均一な高分子、並びに、飽和硫酸アンモニウム、ポリエチレングリコールポリマ 、又は低分子アルコールすなわち溶媒の如き沈降剤から成る濃縮された緩衝溶液 を含む1−40μmの液滴をシリコン化された各々のカバーグラスに分配する。
次に、組織培養プレートのグリースを塗ったウェルの上で反転させ、その上のシ リコングリースによってシールする。一般には、液滴、及び、ウェルの中のリザ ーバ溶液の緩衝剤、塩類、高分子の濃度及び沈降剤の如き幾つかの要素が、蒸気 圧、温度、濃度等と共に体系的に変化する。
カバーグラスを反転させると、各々の液滴は、対応するリザーバの上方又はこれ に隣接するそれぞれのカバーグラスから垂下する。一般に、各実験は、46C又 は226Cの培養条件の下で平衡するように放置され、他の時間間隔を用いるこ とができるが、例えば、3日間、7日間、1力月、3力月及び6力月の如き種々 の時間間隔にわたって結晶の成長を顕微鏡で監視する。
一般に、高品質の結晶を製造するための条件を見い出すまでには、数千回の実験 を行う必要がある。蒸気拡散ハンギングドロップの実験の設定は、経験を積んだ 技術者が行わなければならない非常に労働集約的なプロセスである。例えば、成 分を吸引及び分配する多数の工程、グリース塗り及び研磨の多数の工程等を実験 を設定する際に実行しなければならない。また、各々のウェルに対して、別個の カバースリップをそのウェルの上で手操作で反転させる必要がある。各工程の作 業量及び複雑さにより、実験結果に広い変動が生ずることがある。更に、人員が 拘束されることにより、結晶化を判定するためにスクリーニングされる条件の範 囲が制限される。
上述の理由から、幾つかの研究グループが、独自の自動化された結晶化装置を開 発している。
ハノギングドロップ法に基づく第1のロボット式結晶化装置が、1987年以来 、ICN Biomedicalsから商業的に入手可能となっている。この装 置は、カラーモニタ、プリンタ、及びメニュー操作型のコンピュータプログラム を含むコンピュータ制御型のサンプル準備装置である。この装置は、24ウエル のマルチウェルプレートを用い、古典的なグラス−マルチウェルプレートのハン ギングドロップ設定で必要とされる吸引及び分配の総ての工程を実行する。この 装置は、リザーバ溶液をウェルの中へ自動的に滴定し、カバーグラス又はカバー スリップの上へ液滴を自動的に滴定する手段を備えている。しかしながら、この 装置は、対応するウェルの上方でカバーグラスに分配された液滴を操作するため に技術者が常時関与することを必要とする。換言すれば、技術者は依然として、 シリコングリースを各々のウェルの周縁部に塗り、次に、各々のカバーグラスを それぞれのウェルの上方で反転させる必要がある。勿論これは、時間がかかり且 つ煩わしい作業である。
自動結晶化の第2の方法は、U、S、Naval In5tituteの協力を 得てLi1ly Re5earch Laboratories(Indian apol js、Indiana)で開発され、rAPOcALYPsEJと呼 ばれる完全に自動化された装置である。これについては、N、D、Jonese t al のAnnual Meeting of the American  Crystallograpic As5ociation、1987の27 頁、並びに、K、 B、 Ward et al、のJ、Crystal Gr 。
wth、1988の90及び325頁を参照のこと。この装置は、Zymark Corporat ionからZYMATE IIの商品名で販売されているロ ボット、並びに、Master Laboratoryの滴定ステーションを利 用している。また、上記装置は、CRYSTALPLATEの商品名でFlow t、aboratorlesが販売している特殊な設計のプレートを使用してい る。上記プレートは、結晶化実験のための3×5列のウェルを有する。各々の結 晶化ウェルは、2つのカバーグラスと、充填すべき2つのオイル溝とを有する。
下方の開口を包囲する方形状の下方のオイル溝と、上方の開口を包囲する方形状 の上方のオイル溝が設けられ、上記上方のオイル溝は下方のオイル溝よりも大き い。下方のオイル溝の上に1つのカバーグラスを置いて下方の開口をシールし、 また、上方のオイル溝の上に他のカバーグラスを置いて上方の開口をシールする 。
その結果、シールされたチャンバが、上方及び下方のカバーグラスの間に形成さ れる。リザーバは、オイル溝に隣接して形成され、上記シールされたチャンバに 気体連通する。
しかしながら、設定及び各ウェルのシールを行うためには種々の操作を必要とす る。最初に各々の溝にオイルを入れなければならない。次に、下方のカバースリ ップを下方のオイル溝の上に置き、下方の開口をシールする。次に、上方のカバ ースリップの上に液滴を付与する。上記カバースリップは、その後反転され、上 方のオイル溝の上に置かれる。
この特殊な設計のプレートは、上述の古典的なカバーグラス−組織培養プレート の構造に比較して幾つかの利点を有する。最初に、プレートは、Zymarkの ロボットの如き多関節型ロボットアームのフォークリフト・ハンドて容易に取り 扱うことができる。液滴がリザーバを通して見えない、すなわち、リザーノ1は 、液滴の下にあるのではなく液滴に隣接しているので、プレートは優れた光学的 な観察性を有している。また、プレートは、ハンギング(上方のカバーグラスか ら垂下する)、ソツティング(下方のカバーグラスの上に載る)、又はサンドイ ッチ(両方のカバーグラスに接触する)の液滴を許容することができる。
しかしながら、上記プレートは多くの欠点を有している。第一に、取り扱いに煩 雑な多数のカバーグラスがある。また、プレートは、オイル溝を用いてカバーグ ラス−結晶化チャンバの各々のウェルをシールしているので、溝の中のオイルの 高さを適正にするために追加の時間を要する。換言すれば、オイルの高さは、カ バーグラスのシールを確実にするメニスカスを得るように厳密なものでなければ ならない。例えば、オイルの高さが低すぎる場合には、シールが行われない。
反対に、オイルの高さが高すぎる場合には、上方のオイル溝からのオイルが、リ ザーバ及び/又は下方のオイル溝に入り、下方のオイル溝からのオイルはりザー バに入ることになる。更に、上記プレートは、相当する古典的なカバーグラス− マルチウェルプレートの実験に比較して、比較的遅い平衡速度を有する。最後に 、上記プレートの中での高分子の結晶化の条件は、通常のハンギングドロップ実 験とはかなり異なることが判明している。
自動結晶化の第3の方法は、B i ome kの自動液体処理装置を用いて、 Cryschem Corporationが開発している。これについては、 MOrris et al、のBiotechniques、Vol、7.No 、5゜1989を参照のこと。この方法を用いる場合には、特殊な設計のプレー トが開発され、この自動化装置で使用するためにMD/24の名称で販売されて いる。
このプレートは24のウェルを備え、各々のウェルは、液滴を立てるための中央 ポストすなわちティーを有し、また、各々のウェルは、上記中央ポストよりも若 干低いレベルにあるが該中央ポストと気体連通ずるリザーバによって包囲されて いる。シールされたチャンバを準備するために、Corning GlassC o、の透明なマイラ(mV I a r)フィルムがプレートの上にシールされ ている。従って、実験を設定するためにカバーグラスを操作する必要は全くない 。液滴は、中央ティーに直接分配され、その後マイラフレームでノールされる。
MD/24プレートには幾つかの欠点がある。第一に、マイラフィルムは光学的 な性質が乏しい。また、実験を観察するためには、マイラフィルムを剥がさなけ ればならない。これは、進行中の蒸気平衡プロセスを阻害する。また、幾つかの 顕微鏡観察の後には、マイラフレームは最早、総てのウェルにおいて良好なシー ルを保持することができない。これらの問題は、MD/24チャンバを日常的な スクリーニングに広く使用することを阻止している。
また、種々の米国特許は、種々の結晶プレート構造又は同様のものを教示及び/ 又は開示している。
例えば、米国特許第3.107.204号(Brown et al、)は微生 物工学的な検査方法及びそのための構造を開示している。この米国特許は、複数 のウェルを有するトレイと、該トレイ用のカバーとを開示している。カバーは、 外周部の周囲でトレイにシールされ、重要なことは、ウェルの内側に緊密に嵌合 してウェルを個々に7−ルする突出部を含むことである。ウェルの気体ソールが あることは示していない。また、カバーとトレイとの間にはスナップ式の又は緊 密に接続するシールが設けられ、該シールは、高分子結晶を形成するための蒸気 拡散ハンギングドロップ法に関連して使用することを困難にするであろう。
米国特許第3,165.450号(Scheidt)は、浅い皿によッテ形成さ れる嫌気性培養装置を開示しており、上記浅い皿は、該皿を4分割する隔壁を有 している。上記隔壁は、皿の外壁よりも低い高さを有する。従って、カバーが皿 にソールされた場合でも、上記隔壁によって形成されたチャンバは互いに自由に 気体連通する。従って、この装置は、結晶化チャンバの個々のシールされたチャ ンバを形成するために使用することはできない。上記装置と同様でまた同様の欠 点を有する米国特許第3,055.808号(Henderson)も参照され たい。
米国特許第2,561.339号(Chediak)は同様の構成を開示してお り、各ウェルが相互に自由に連通ずることは明らかである。米国特許第4,82 2.741号(Banes)も参照されたい。
米国特許第4.770.856号(Uthemann et al、)は、トレ イが複数のウェルを有する構造を開示している。このト1ノイすなわちプレート は、カバーが着座する周辺の棚状部を有している。従って、この構造は、Bec ton−Dickinson and Co、のFALCON 3047 MU LTIWELLの組織培養プレートに類似しており、同じ理由から、結晶化チャ ンバとして使用するには欠点がある。米国特許第4,682.891号(Mac ario et al、)の図2及び図3Bに示される従来技術も参照されたい 。
米国特許第4.012.288号(Lyman e t a 1. )は、Be cton−Dickinson and Co、のFALCON 3047 M ULTIWELLと同様の組織培養クラスタを開示している。ウェルの上端は、 上方のプラットフォームの上方へ伸長しているが、蓋すなわちカバーはベースの 上に支持されており、従って、蓋の下面は、ウェルの壁部よりも垂直方向におい て−L方にあり且つ上記壁部から隔置され、小さなギャップすなわち隙間を残す 。
米国特許第4,599.314号(Shami)は、多容器標本トレイを開示し ており、該トレイは、容器のカバーに取り外し可能に接着する蓋を備えている。
しかしながら、上記カバーは、各容器に対して独立した別個のものである。すな わち、総てのウェルに共通のカバーは設けられていない。
米国特許第4.599,315号(Terasaki et al、)は、トレ イにマルチウェルが形成されている微小液滴テスト装置を開示している。そのカ バーは、ウェルの中へ突出する種々のロンドを有している。しかしながら、上記 ロッドはシール作用を行わず、ウェルの内容物を光学的に良く観察するためにだ け使用される。また、上記ウェルは互いに気体連通する。
米国特許第4,299,921号(Youssef)は、長時間培養型の微生物 学的な装置を開示している。しかしながら、単一のチャンバを有する単一の皿が 設けられるだけである。
また、種々の特許が、関連する自動化された装置を教示している。
例えば、米国特許第4,755,363号(Fujita et al、)ha 、自動化されたバイオポリマ結晶調整装置を開示しており、該装置は、種々の蒸 気拡散方法によってバイオポリマの単一結晶を形成することができる。この装置 は、別個のリザーバからの溶液の供給を制御し、また、温度も制御する。上記特 許は、ガラスカバーのスリップを用いる周知のハンギングドロップ拡散方法を議 論してはいるが、その議論は当該特許明細書のバックグラウンドの部分でだけ行 われており、当該特許明細書の残りの部分はそれとは非常に異なっている。
米国特許第4.978.505号(Ke r t z)は、有機物材料のマイク ロプロ″ゲーンヨン(micropropagat 1on)及び培養を行うた めの自動化された装置を開示している。複数の細胞を収容する外皮ロールが、媒 体充填装置を越えて搬送され、該装置において、適正に混合された成分及び割合 を有する成長媒体が各細胞に注入される。次に、バーコード手段が、各細胞の外 側にバーコードを添付する。次のステーションが走査すなわちスキャンを行い、 成長媒体の適性量を確認し、圧力下で細胞を加熱して微生物を総て殺し、サンプ ルを冷却及び貯蔵し、組織の処理を行う。しかしながら、この装置は、自動化さ れたアセンブリを記載してはいるが、自動化された結晶化装置とは非常に異なる 。
米国特許第4.751.186号(Baisch et al、)は、サンプル 分析を行うプロセス、並びに、該プロセスを実行するためのう・ツクを開示して いる。このラックは、試薬を含む複数のセルを備え、これらセルは、ラックの収 容開口に挿入される。サンプル容器から部分的なサンプルが吸引され、それぞれ のセルに自動的に挿入される。また、ランクにはバーコードが設けられ、セルの 内容物を表示する。しかしながら、単一のカバーの反転、並びに、ベースのウェ ルの上縁部へのシール試薬の付与は行われない。
米国特許第4.927.545号(ROginski)は、血清を自動的に処理 して分析するための方法及び装置を開示している。この装置は、結晶を形成する ためには使用されないが、多目的型のグリッパ、並びに、試験管を特定するため のバーコードリーダを備える5軸型の多関節型ロボノ]・アームを開示する点に おいて関連性を有する。
米国特許第4,798.095号(Itoh)は、液体サンプルを各試験管に分 配し、これら試験管をグループに分けるための装置を開示している。この装置も 結晶形成装置に関するものではないが、試験管を特定して試験管を分類するため のバーコード・ラベラ及びバーコードリーダを開示する点において関連性を有す る。
米国特許第4,265.855号(Mandle’ et al、)は・免疫化 学的、及び相分離を含む他の分析を行うための装置を開示している。この装置は 、容器のブロックを特定するために磁性タグを用いており、これにより、洗浄、 試薬の添加、培養、検知及び貯蔵の如きそれ以後の操作を実行することができる 。
しかしながら、上記装置は、自動化された結晶化装置とは極めて異なるものであ る。
発明の摘要 本発明は、従来技術の問題を解消する結晶形成装置、方法、並びに、自動化され た結晶化装置を提供する。
より詳細には、本発明は、 (a)複数のウェルを有するベースプレートであって、各々のウェルは、リザー バ溶液をその中に収容するようになされており、また、各々のウェルは、底部、 並びに、該底部に接続される周方向の側壁部を有していてその中にチャンバを形 成し、上記側壁部は、上記ウェルの上部開口を形成する上方の周縁部を有するベ ースプレートと、 (b)上記総てのウェルを覆うための取り外し可能な単一のカバ一手段であって 、上記ウェルの上方の周縁部に着座して上記ウェルをシールし、従って、上記チ ャンバをシールする下面を有する取り外し可能な単一のカバ一手段とを備えるこ とを特徴とする結晶形成装置を提供する。
一実施例においては、本発明の結晶形成装置は、上記上方の周縁部と上記取り外 し可能な単一のカバ一手段との間に設けられ、上記取り外し可能な単一のカッく 一手段の下面を上記各々のウェルにシールし、これにより、複数のシールされた チャンバを形成するシール手段を更に備える。
本発明は更に、 (a)ベースプレートに形成された複数のウェルの中にリザーノく溶液を分配す る工程であって、各々のウェルは、底部、並びに、該底部に接続される周方向の 側壁部を有していてその中にチャンバを形成し、上記各々の側壁部は、上記ウェ ルの上部開口を形成する上方の周縁部を有し、上記上部開口を介して上記リザー バ溶液が分配される、リザーバ溶液を分配する工程と、(b)上記リザーバ溶液 が供給される上記ウェルに相当する単一のカッく−の複数の位置に、高分子溶液 を含む複数の液滴を形成する工程と、(C)上記液滴が、上記単一のカバーの上 記位置と概ね同一の位置に上記液滴が留まるように上記単一のカバーを反転させ る工程と、(d)上記反転された単一のカバーを上記上方の周縁部の上に置いて 上記チャンバをシールし、上記各々の液滴をそれぞれのウェルのリザーノくの上 方で垂下した状態にして吊り下げる工程とを備えることを特徴とする高分子の結 晶を形成するための方法を提供する。
一実施例においては、上記方法は、上記取り外し可能な単一のカッく一手段の下 面を上記各々のウェルにシールし、これにより、ソールされた複数のチャン/く を形成する工程を更に備える。
リザーバ溶液をその中に有する各々のウェルの上方の周縁部には、反転した単一 のカバーをその上に置く前に、ノリコンソールのグリースを塗布するのが好まし い。
本発明は更に、 (a)ベースプレートに形成された複数のウェルの中にリザーバ溶液を分配する ための液体分配手段であって、上記各々のウェルは、該ウェルの上部開口を形成 する上方の周縁部を有する側壁部によって形成され、上記」二部開口を介して上 記リザーバ溶液が分配されるようになされた液体分配手段と、(b)カバーの上 方を向いた下面の複数の位置に高分子溶液を含む複数の液滴を付与するための液 滴分配手段であって、上記複数の位置は、上記リザーバ溶液が供給される上記ウ ェルに対応するようになれた液滴分配手段と、(C)上記液滴が付与された後に 上記カバーを反転させ、これにより、上記カバーの下面を下方に向けるための反 転手段と、(d)上記反転したカバーを上記上方の周縁部の上に置き、これによ り、上記カバーにより上記ウェルをシールし、上記液滴を対応するリザーバ溶液 の上方で垂下した状態で吊り下げるようにする定置手段とを備えることを特徴と する自動化された結晶化装置を提供する。
一実施例においては、上記自動化された結晶化装置の上記液体分配手段は、(a )上記ベースプレートを支持するためのサポートプラントフオーム手段と、(b )上記ベースプレートの各々のウェルにリザーバ溶液を供給するためのピペット 手段と、 (C)上記ピペット手段と上記サポートプラットフォーム手段との間に相対的な 運動を生じさせ、これにより、上記ピペット手段が、上記ウェルのいずれの上方 にも選択的に位置することができるようにする駆動手段とを備える。
他の実施例は、前記ウェルに液体が供給された後に、前記サポートプラットフォ ーム手段を振動させて各々のウェルの中の液体を混合するための渦流手段を備え る。
更に別の実施例においては、上記反転手段は、(a)上記カバーを上記液滴分配 手段の下方に支持するためのサポートプラットフォーム手段と、 (b)上記カバーの下面がその上に液滴を受けるように上方を向(位置と液滴が 付与された後に上記カバーの下面が下方を向く位置との間で上記サポートプラン トフオーム手段を回転可能に支持するための回転支持手段とを備える。
また別の実施例においては、上記定置手段は多関節型ロボットアーム手段を備え 、該多関節型ロボットアーム手段は、上記ベースプレートを掴んで該ベースプレ ートを上記液体分配手段へ及び該液体分配手段から搬送すると共に、上記カバー を掴んで該カバーを上記反転手段へ及び該反転手段から搬送する。
更に別の実施例は、上記反転したカバーを上記上方の周縁部に置く前に、上記各 々の結晶形成装置のベースプレートの側壁部の上方の周縁部にシール材を付与す るためのシール材ディスペンサを備える。
また別の実施例は、上記複数の結晶形成装置を積み重ねるためのチャンバ重積手 段を備える。
本発明は更に、複数のウェルを有するベースプレートと、上記複数のウェルを覆 うためのカバーとを有する結晶形成装置と共に使用される自動化された結晶化装 置であって、 (a)上記複数の結晶形成装置を重積するためのチャンバ重積手段と、(b)上 記チャンバ重積手段からの上記結晶形成装置を処理するための処理手段であって 、 (i)上記各々の結晶形成装置のベースプレートのウェルの中へ所定量の液体を 分配するための液体分配手段と、 (ii)上記ウェルに相当する上記カバーの各々の位置に高分子溶液を含む液滴 を分配し、上記カバーが対応するベースプレートと組み立てられた時に、上記液 滴が、上記各々のウェルの上方で上記カバーから垂下する状態で吊り下げられる ようにする液滴分配手段とを具備する処理手段と、(c)上記結晶形成装置を掴 んで該結晶形成装置を上記チャンバ重積手段と上記処理手段との間で搬送すると 共に、上記各々の結晶形成装置のカバーを該結晶形成装置のベースプレートから 分解したり該ベースプレートと組み合わせたりするための多関節型ロボットアー ム手段とを備えることを特徴とする自動化された結晶化装置を提供する。
一実施例においては、上記液体分配手段は、(a)上記ベースプレートを支持す るためのサポートプラットフォーム手段と、(b)上記ベースプレートの各々の ウェルにリザーバ溶液を供給するだめのピペット手段と、 (C)上記ピペット手段と上記サポートプラットフォーム手段との間に相対的な 運動を生じさせ、これにより、上記ピペット手段が、上記ウェルのいずれの上方 にも選択的に位置することができるようにする駆動手段とを備える。
他の実施例は更に、液体が前記ウェルに供給された後に、前記サポートプラット フォーム手段を振動させて各々のウェルの中の液体を混合するための渦流手段を 備える。
更に別の実施例は、上記カバーの下面が上記液滴を受けるために上方を向(位置 と、液滴を受けた後に上記カバーの下面が下方を向(位置との間で上記各々の結 晶形成装置のカバーを回転させるための回転手段を備え、上記回転手段は、上記 カバーを上記液滴分配手段の下方に支持するためのサポートプラットフォーム手 段を含み、更に、上記カバーの下面がその上に液滴を受けるように上方を向く位 置と液滴が付与された後に上記カバーの下面が下方を向く位置との間で上記サポ ートプラントフオーム手段を回転可能に支持するための回転支持手段とを備える 。
更に別の実施例においては、上記液滴分配手段は、(a)液滴を上記カバーに供 給するためのピペット手段と、(b)上記ピペット手段と上記カバーとの間に相 対的な運動を与え、これにより、上記ピペット手段が、上記カバーの上方を向い た下面の上方の種々の箇所に選択的に位置することができるようにする駆動手段 とを備える。
また更に別の実施例においては、上記多関節型ロボットアーム手段は、(a)第 1及び第2のグリップアームを具備し、上記ベースプレート及び上記カバーを掴 むためのグリップ手段と、 (b)上記グリップアームを互いに接近させたり離したりするためのグリップ調 節手段を具備し、上記グリップアームを隔置された関係に保持するためのリスト 手段とを備える。
別の実施例は更に、上記カバーを対応するベースプレートと組み合わせる前に、 上記各々の結晶形成装置のベースプレートの側壁部の」三方の周縁部にシール材 を付与するシール材分配手段を備える。
更に別の実施例は、上記チャンバ重積手段から上記結晶形成装置を回収すると共 に、上記結晶形成装置の処理が完了した後に、該結晶形成装置を上記チャンバ重 積手段へ戻すためのトローリ手段を備える。
更に別の実施例においては、上記チャンバ重積手段は、(a)処理すべき上記結 晶形成装置のスタックを保持するための入力タワ一手段と、 (b)処理された結晶形成装置のスタックを保持するための出力タワ一手段とを 備える。
本発明は更に、複数のウェルを有するベースプレートと、上記総てのウェルを覆 うための取り外し可能なカバーとを具備し、上記各々のウェルはリザーバ溶液を 収容するようになされ、また、上記各々のウェルは、底部、及び、該底部に接続 される周方向の側壁部を有していてその中にチャンバを形成し、上記側壁部は、 上記ウェルの上部開口を形成する上方の周縁部を有し、また、上記取り外し可能 なカバーは、上記ウェルの上記上方の周縁部に着座して上記ウェルをシールし、 従って、上記チャンバをシールする下面を有するようになされた結晶形成装置と 共に使用される自動化された結晶化装置を提供し、該自動化された結晶化装置は 、(a)上記複数の結晶形成装置を重積するためのチャンバ重積手段と、(b) 上記チャンバ重積手段からの上記結晶形成装置を処理するための処理手段であっ て、 (i)上記各々の結晶形成装置のベースプレートの側壁部の上方の周縁部に7− ル材を供給するための7一ル材分配手段と、(ii)上記各々の結晶形成装置の ベースプレートのウェルの中へ所定量の液体を分配するための液体分配手段と、 (iii)上記ウェルに相当する」1記ノアバーの各々の位置に高分子溶液を含 む液滴を分配し、上記カバーが対応するベースプレートと組み立てられた時に、 」二記gJLaが、上記各々のウェルの上方で上記カッ\−から垂下する状態で 吊り下げられるようにする液滴分配手段と、 (iv)上記カバーの下面が上記液滴を受けるために上方を向く位置と、液滴が 上記下面に付与された後で且つ上記カバーが対応するベースプレートと組み立て られた時に上記カバーの下面が下方を向く位置との間で上記各々の結晶形成装置 のカバーを回転させるための回転手段とを具備する処理手段と、(C)上記結晶 形成装置を掴んで該結晶形成装置を上記チャンバ重積手段と上記処理手段との間 で搬送すると共に、上記各々の結晶形成装置のカバーを該結晶形成装置のベース プレートから分解したり該ベースプレーl・と組み合わせたりするための多関節 型ロボットアーム手段とを備える。
図面の簡単な説明 本発明は、以下の本発明の説明及び添付の図面を参照することにより、より容易 に理解することができるが、図面において、図1は、本発明と共に使用すること のできる高分子結晶形成装置を分解し且つ一部を破線で示す側方立面図であり、 図2は、図1の結晶形成装置のベースプレートを線2−2から見て示す平面図で あり、 図3は、図1の結晶形成装置の単一のカバーを線3−3から見て示す底面図であ り、 図4は、図1の結晶形成装置のベースプレートを線4−4に沿って示す断面図で あり、 図5は、図1の結晶形成装置のカバーを線5−5に沿って示す断面図であり、図 6は、組み立てられ且つ蒸気拡散ハンギングドロップ方法で使用される図1の結 晶形成装置の部分断面図であり、 図7は、組み立てられ且つノリコンソールと共に蒸気拡散ハンギングドロップ方 法で使用される図1の結晶形成装置の部分断面図であり、図8は、本発明の自動 化された結晶化装置の斜視図であり、図8Aは、図8の自動化された結晶化装置 の一部の前方立面図であり、図9は、図8の自動化された結晶化装置のチャンバ 重積及び排出ステーションを一部破線て示す平面図てあり、 図10は、図9のチャンバ重積及び排出ステーションを線1o−ioに沿って示 す断面図であり、 図11は、図9のチャンバ重積及び排出ステー7ョンを線11−11に沿って示 す断面図であり、 図1.IAは、図9のチャンバ重積及び排出ステー7ョンのエレベータ手段の一 部を線11A−11Aに沿って示す断面図であり、図12は、図9のチャンバ重 積及び排出ステーションの一部の斜視図であり、図13は、本発明の多関節型ロ ボットアーム・アセンブリのグリッパの平面図であり、 図14は、図13のグリッパの側方立面図であり、図15は、図13のグリッパ が90°回転した状態を示す前方立面図であり、図16は、本発明のシール材分 配ステーションの斜視図であり、図17は、本発明の回転ステーションの斜視図 であり、図18は、図17の回転ステーションの平面図であり、図19は、図1 7の回転ステーションの一部の側方立面図であり、図20は、本発明のチャンバ 液体分配及び渦流ステーションの斜視図であり、図21は、図20のチャンバ液 体分配及び渦流ステーションの平面図であり、図22は、図20のチャンバ液体 分配及び渦流ステーションの側方立面図であり、 図23は、本発明のカバー待機ステーションの平面図であり、図24は、図23 のカバー待機ステーションの側方立面図であり、図25は、本発明の液体処理ス テーションの一部の斜視図であり、図26は、図25の液体処理ステーションの 要素を概略的に示すブロックダイアグラムであり、 図27は、本発明のタンパク質溶液貯蔵ラックの平面図であり、図28は、図2 7のタンパク質溶液貯蔵ラックの側方立面図であり、図29は、本発明の組み立 てステーションの平面図であり、図30は、図29の組み立てステーションの側 方立面図であり、図31A乃至図31Dは、コンピュータ制御される本発明の作 動ステップを示すフローチャートである。
発明の説明 本発明の結晶形成装置10が図1乃至図7に示されている。本装置は、ベースプ レート12と、該ベースプレート用の取り外し可能な単一のカバー14とを備え ている。
ベースプレート12は複数のウェル16を備えており、各々のウェル16は、沈 降剤を含むリザーバ溶液18を収容するようになされている。24のそのような ウェル16が図示されているが、本発明はそのような数に限定されるものではな く、その数を変えることができる。各々のウェル16は、底壁部20と、円筒形 の側壁部22とを有しており、該側壁部22の下端部は、底壁部20に接続され てコツプ状の結晶化チャンバ24を形成している。各チャンバ24の一部にだけ リザーバ溶液18が充填される。各側壁部22の円形の上縁部すなわちリム26 は開放され、それぞれのウェル16の上方開口28を形成している。
ウェル16の底壁部20は、隣接する底壁部20の間にだけ伸長する底部接続壁 30によって互いに接続され、一方、側壁部22の上方部は、側壁部22の周囲 にのみ伸長する頂部接続壁32によって互いに接続されている。ウェル16は、 頂部接続壁32よりも高い位置まで伸長している。換言すれば、円形の上縁部2 6は頂部接続壁32よりも高く、それぞれ同一の平面に位置している。この構成 は、後に詳細に説明するように、単一のカバーが円形の上縁部26に直接着座し て各チャンバ24をシールし、従って、個々にシールされた複数の結晶化チャン バをもたらすことができるようにするために重要である。最後に、隣接する側壁 部22は、それぞれの高さの下から約3分の2の長さに沿って、接続壁34によ って互いに接続されている。
また、周囲に段部を有する側部支持壁36が、頂部接続壁32の周縁部に接続さ れ、底部接続壁30の底部よりも下方の位置まで伸長している。このようにする と、支持壁36の下縁部が、結晶形成装置10を平坦な面の上に支持する。
ベースプレート12は、ファルコン3047マルチウエル(FALCON 30 47 MULTIWELL)プレートを形成するために使用されるタイプの組織 培養処理されたポリスチレン材料の如き堅固なプラスチック材料から形成するの が好ましい。使用する材料は、メチルペンタンノオール、有機酸及びアルコール の如き化学薬品に対して耐性を有する必要があり、また、pH3−10の溶液の 中で長期間安定である必要がある。使い捨て可能なマルチウェル・プレートに使 用されるポリスチレンは廉価であり、多組織培養評価の分野で広く使用されてい る実験室用の材料である。この材料はその特質上、良好な光学的な性質を有して おり、結晶化のためのスクリーニング条件に使用される薬品に対して化学的な耐 性を有することが証明されている。
底壁部20及び側壁部22は、カバープレート38から垂下する液滴を顕微鏡等 によって観察するために、透明又は半透明であることが重要である。しかしなが ら、底部接続壁30及び頂部接続壁32は、ウェル16をより明確に識別するた めに、半透明又は不透明にすることができる。
取り外し可能な単一のカバー14は、透明で平坦なカバープレート38と、該平 坦なカバープレート38の周囲に延在する周縁リップ40とを備えている。周縁 リング40は、側部支持壁36の上部の周囲に嵌合するような寸法を有している 。しかしながら、図6に示すように、周縁リップ40の高さは十分に小さく、こ れにより、その下縁部がカバー14をベースプレート12上に支持するのではな く、後に詳述するように、カバー14は、円形の上縁部26に着座する平坦なカ バープレート38によってのみベースプレート12上に支持される。
必ずしも必要ではないが、カバープレート38の下面すなわち内面42は、複数 の円形のビード44を有している。各々のビード44は、ウェル16の円形の上 縁部26の直径よりも大きな直径を有しており、カバー14がベースプレート1 2の上に置かれた時に、上記上縁部の周囲に延在する。以下の説明から明らかに なるように、円形のビード44の1つの機能は、高分子溶液を含む液滴のための テンプレートとして機能することである。この設計上の改善は、手動操作の結晶 化スクリーニングを大幅に簡略化する。そのようなビード44は、上述のFAL CON 3047 MULTIWELLプレートに形成されているタイプである 。
カバ−14全体は、ベースプレートと同じ透明なポリスチレン材料から形成され るのが好ましい。平坦なカバープレート38の内面42は、その上に良好な液滴 形成が行われるようにするために、ノリコン化されるのが好ましい。良好な液滴 形成を確実に行うために、シリコン化剤を塗布し、時間経過と共に高分子液滴が カバー14上に広がるのを防止する。カバープレート38のポリスチレン表面を 前処理するために、ヘキサンに溶解させたサーファジル(SURFASIL)ノ リコン化剤の溶液を用いると、ポリスチレンのカバー14に均一なシリコン膜を 効果的に付与できることが判明した。シリコン化されたカバー14は、通常のシ リコン化されたカバーグラスから垂れ下がる液滴と同等の高分子液滴の形成を可 能とした。
図6に示すように、カバープレート38を円形の上縁部26に直接着座させただ けでシール作用を行わせることができるが、図7に示すように、カバー14を上 記上縁部の上に置く前に、シリコン又は他のグリースソール46を円形の上縁部 26に塗布するのが好ましい。このようにすると、カバー14をベースプレート 12の上に置いた時に、シリコンシール46がチャンバ24を確実に気密シール し、円形の上縁部26及び円形のビード44と協働してそのような気密シールを 確実に行う。ベースプレート12のウェル16の24の円形の上縁部26の周囲 とカバー14の接触領域のどのような凹凸も、グリース46をシール材として用 いることにより覆うことができる。
結晶形成装置10に種々の変更を加えることができることは明らかであろう。
例えば、ウェル16は円筒形の形態を有するように図示されているが、矩形の断 面形状の如き他の適宜な形態とすることができる。他の変更例としては、シリコ ンシール46の代わりにガスケットを用いて各チャンバの気密シールを行うこと ができる。
従って、本発明を用いると、処理工程が極めて容易な簡単な手順により、理想的 な結晶化形成のためのスクリーニングを効率的に行うことができる。
本発明を用いた場合には、好ましくはピペット装置を用いて、最初にウェル16 をリザーバ溶液18で部分的に充填する。次に、手動操作又は好ましくは自動化 されたプロセスによって、ノリコングリースのシール46をウェル16の円形の 上縁部に塗布する。次に、平坦なカバープレート38の内面42に円形のビード 44によって画成された各領域に高分子溶液を含む液滴48を置く。次に、カバ ー14を反転させて円形の上縁部26の上に置(。シリコンシール46によりチ ャンバ24はシールされる。この時点において、各々の液a48は、それぞれの リザーバ溶液18の上方において垂下した状態で垂れ下がる。各液滴48の中の 高分子溶液は、より高い濃度の沈降剤を含むそれぞれのリザーバ溶液18と平衡 する。時間経過と共に、水蒸気が、液a48のより低い濃度の高分子溶液からよ り高い濃度のリザーバ溶液18へ拡散し、各々の液滴48の中の高分子及び沈降 剤の濃度がゆっくりと増大する。
結晶形成袋ft1Oを用いた実際の実験では、カバープレート38をシリコン化 した後に、良好な液滴形成が観察された。そのような実際の実験においては、結 晶形成装置10は、鶏卵のホワイトリゾチームを結晶化させる条件での垂下液滴 (ハンギング・ドロップ)実験における通常のカバーグラス/マルチウェル・プ レートと平行的に実験してテストした。結晶形成装置10は、通常の方法と同様 の結果をもたらすことが判明した。形成された結晶のサイズ及び品質は同等なも のであった。また−通常の実験と同じ平衡時間の後に結晶が現れた。
実験は以下のように進めた。ヘキサン中のサーファジル(SURFAS IL) シリコン化剤の5%溶液(V/V)をカバープレート38の内面42に塗布して 乾燥させた。長繊維を含まない柔らかいペーパタオルで内面42を磨き、該内面 をFISHER,BRANDの商品名で販売されているプレシジョンダスタ(p recision duster)の如きプレシジョンダスタで吹き付は清浄し 、該内面の汚れ又は塵を総て取り除いた。
次に、パーシー外(M、Pursey et al、)のJCB261 (19 85年)の6524乃至6529ページに記載される、蒸気拡散ハンギングドロ ップ法を用いて鶏卵のホワイトリゾチームを結晶化させるための周知の手順を実 行した。p)[,4,0の0.01M酢酸ナトリウム及び4%の塩化ナトリウム 中の20mg/mlの鶏卵ホワイトリゾチームの液滴を使用した。鶏卵ホワイト リゾチームは、ミズーリ州セントルイスのシグマ・ケミカル社(Sigma C hemi ca I Company)から入手した鶏卵ホワイトからのりゾチ ーム等級Iであった。酢酸ナトリウムは、これもングマ・ケミカル社(S i  gma Chemical Company)から入手した無水AC3試薬等級 であった。塩化ナトリウムは、これもングマ・ケミカル社(Sigma Che mical Comp a n y)から入手したAC3試薬等級であった。液 滴は、pH4,0の0゜01M酢酸ナトリウム及び8%の塩化ナトリウムの22 °Cリザーバ溶液に対して平衡させた。
ボッシュ・アンド・ロム(Bausch and Lomb)のステレオ顕微鏡 を用いて40倍の倍率で顕微鏡観察を行った。結晶及び液滴の直径の測定は、ボ ッシュ・アンド・ロム(Bausch and Lomb)のステレオ顕微鏡の スケーラ接眼鏡で行った。
本結晶形成装置10の結果を古典的なハンギング下ロップ実験と平行的に比較す るために、幾つかの基準を用いて結晶化チャンバの性能を比較した。
制御ハンギングドロップ実験と比較して、同一の実験条件の下での鶏卵ホワイト リゾチームを結晶化するチャンバ24の能力をテストした。実験は、同一の沈降 溶液及びリゾチーム溶液を用いて同一の条件の下で実施した。24の同一の実験 を行った。すなわち、マルチウェルプレート/カバーグラスの装置における通常 の構成のハンギングドロップ、並びに、結晶形成装置10の結晶化チャンバ24 における1つの完全なプレートである。液体の処理、吸引及びマルチウェル・プ レートのウェルの中への分配、並びに、結晶形成装置10のカバー又は従来技術 のカバーグラスへの液滴の付与は手動操作で行った。設定後の3日、14日及び 30日に顕微鏡検査により実験を監視した。結晶化開始時間(設定から結晶形成 までの時間)、結晶のサイズ(辺のmm)、及び結晶を生じた実験の数を顕微鏡 観察した。これらの実験の結果を表1に示す。
表−1 結晶出現 結晶サイズ 形成された 左徒 奥 時間(日) (mm) 結晶の数従来技術 24 3 0. 45  244本発明 24 3 0.45 22 結晶化開始時間は、両方のチャンバに関して同一であることが判明した。同等の サイズ及び品質を有する正方晶系の結晶が、両方の実験の組から観察された。
本発明の結晶化チャンバにおいては、24の実験中22の実験において結晶が観 察され、これに対して、従来技術の制御実験においては、24の実験中24の実 験において結晶が観察された。
また、時間経過による液滴の直径の収縮は、蒸気葵発速度に関係する。液滴の直 径の変化の顕微鏡測定は、3日、14日及び30日の規則的な時間間隔で行った 。液滴の直径の幾何学的な平均を総ての実験の測定値から計算した。そのような 測定の結果を表2に示す。
点−l 初期の液滴 設定後の平均液滴直径(mm)互−迭 奥 直径(mm) 3日  14日 30日従来技術 24 3.9 3.5 3.5 3.5本発明 24 . 3.8 3.5 3.5 3.5従来技術の構成、及び、結晶形成装置10 を有する構成の両方の実験において、3日後に総ての液滴に測定可能な収縮が生 じた。その後、22°Cで30日間の培養で液滴の直径は安定した。
上記実験は、結晶化チャンバ24を有する装置10を用いてリゾチームによる高 分子の結晶化の条件を見い出すことが可能であることを確証している。結晶形成 装置10によって準備された結晶のサイズ及び品質は、制御実験に比肩し得るも のである。従って、装置10は、高分子結晶化の実験の処理及び設定の複雑さを 大幅に減少する。
本発明は、自動化された処理装置を有する結晶形成装置10を用いて結晶化の実 験を設定することに関する。従って、結晶化の実験を設定するために必要な総て の吸引及び分配工程は自動化されたプロセスで行うことができ、該プロセスにお いては、結晶形成装置10は多関節型ロボットアームによって取り扱われる。
従って、本発明は、従来のハンギングドロノブ実験に比較して明確な利点をもた らす。結晶化の実験を設定するためには最小の処理及びシール工程が必要とされ る。また、本発明は、リゾチームによる結晶化の研究において、従来のハンギン グドロップ実験に相当する結果をもたらす。節約された実験の設定時間は、高分 子を結晶化するための広範囲の条件のスクリーニングに回すことができ、従って 、新規な高分子の結晶形態を見い出す機会が多くなる。
結晶形成装置10は、本発明の全自動型の結晶化装置に適用することができ、そ の理由は、総ての工程を自動化することができ、また、装置10を多関節型ロボ ットアームによって容易に操縦することができるからである。
自動化された結晶化袋fifloOは、結晶形成製fi1.0を使用し、上述の 総ての工程を人間が関与することなく実行する。従って、自動化された結晶化装 置100は、結晶形成装置10と組み合わせて、高分子を結晶化するための広範 囲な条件を迅速にスクリーニングするのに適している。結晶形成装置10のサン ドイッチ型の構造は、自動化された結晶化装置100に組み込まれる液体の処理 及びシールプロセスを大幅に簡略化する。
後に完全に説明するように、自動化された結晶化袋ra100は、多関節型ロボ ットアームを用いて、スタッキング(積み重ね)ステーション、シールステーシ ョン、渦流液体分配ステーション及びチャンバ回転ステーションの如き幾つかの ステーションへ複数の結晶形成装置10を移動さぜる。従って、本発明を用い、 各々の結晶形成製r1110が24のチャンバを備えている場合には、各々の結 晶形成装置it 1.0に24の別個の実験を設定することができ、また、人間 が関与することなく多数の結晶形成製rI110を設定することができる。自動 化された結晶化装置100を用いた場合には、1日当たり960の実験を設定す ることができると判定されている。従って、自動化された結晶化装置100は、 種々の医学的及び産業的な用途に応用できる高分子の新規な結晶形態を見い出す ことを容易にする。
自動化された結晶化装置100はチャンバ重積及び排出ステーション102を備 え、該ステーションにおいては、結晶形成装置110が装fl100の残部に供 給されるように積み重ねられ、結晶形成装置i10は、自動化された結晶化装置 100によって処理された後に、上記ステーションに戻される。チャンバ重積及 び排出ステーション102は、典型的な1日の稼働において、すなわち24時間 の内に、20の結晶形成装置10を重積して装置100の残部に対して出入りさ せるように構成されるのが好ましい。
図8乃至図12に示すように、チャンバ重積及び排出ステーション102は、隔 置された平行な側壁部106.108によって形成されるフレーム104を備え ており、上記側壁部のそれぞれの前方端は前方壁110によって互いに接続され 、それぞれの後方端は後方壁112によって互いに接続されている。そのような 接続は、ボルト、溶接等を用いて行うことができる。その結果、フレーム10は 矩形の箱型の構造を形成する。
図8及び図12に示すように、カセット入力タワー116が、フレーム104の 後方部の上方に接続されている。カセット入力タワー116は、約20の結晶形 成装置10を重積した状態でその中に保持し、自動化された結晶化装置100の 残部に選択的に供給するようになされている。カセット入力タワー116は、垂 直方向に配列された中空で細長い矩形の箱型の構造として形成されている。カセ ット入力タワー116の上端118及び下端120は共に開放されている。この ようにすると、オペレータは操作の始めに、結晶形成装置10を上端118を介 してカセット入力タワー116の中へ入れることができ、上記結晶形成装置は、 自動化された結晶化装置100によって下端120から1度に1つづつ自動的に 取り出すことができる。重り付きの抑え板121(図12)をカセット入力タワ ー116の中に設け、その中に保持されている結晶形成装置10の重積体すなわ ちスタックに作用させることができる。
カセット入力タワー116は、適宜な手段によって、側壁部106.108の上 縁部に取り外し可能に又は永続的に取り付けられる。そのような構成の1つにお いては、2字形状の延長部122が、カセット入力タワー116の側壁部116 a、116bの下縁部に固定される。2字形状の各々の延長部122は、水平に 配列された上方脚124と、該上方脚から隔置され且つ垂直に配列された脚部1 28によって上記上方脚に接続された水平に配列された上方脚126とを備えて いる。水平に配列された各々の上方脚124は、溶接等の適宜な手段によって、 カセット入ツjタワー116の一方の側壁部116a又は116bの下縁部に固 定されている。水平に配列された各々の上方脚126は、一方の側壁部106又 は108の上縁部に着座する。その結果、カセット入力タワー116は、側壁部 106.108に取り付けられ、これにより、その開放された下端120は、側 壁部106及び108の間で且つその上方に位置する。
カセy l□入カタワー116を側壁部106.108に対して取り外し可能に 固定するために、クランプ装置130を設けることができる。クランプ装置]3 0は通常の装置であり、汽船のトランクにあるクランプ装置と同様である。従っ て、クランプ装置については簡単に説明する。各々のクランプ装置130は、バ ネ止め金132を有しており、該ハネ化め金は、枢動取り付は要素134によっ て、側壁部106又は108の外面に枢動可能に取り付けられている。各々のバ ネ止め金132の自由端はフック端132aを有しており、該フック端は、2字 形状の延長部122の垂直に配列された対応する脚部128の外面に取り付けら れたループ136に係合するようになされている。従って、カセット入力タワー 116を側壁部106.108に取り付けた後に、各々のフック端132aを動 かしてそれぞれのループ136に掛止させ、バネ止め金132を下方に枢動させ てフック端132aをループ136に確実に係合させ、これにより、カセット入 力タワー116を側壁部106.108の頂部に固定する。また、側壁部106 .108の」二線部にガイドピン137を設け、水平に配列された上方脚126 の穴(図示せず)に係合させて、カセット入力タワー116を側壁部106.1 08の」二で適正に整合させることができる。
図11に示すように、カセット入力タワー116は、該カセット入力タワーの中 の結晶形成装置10のスタックをフレーム104の側壁部106.108の上方 の位置に支持するための枢動式のサポート手段138を備えている。枢動式のサ ポート手段138は、カセット入力タワー116の一方の側壁部116aの下端 において、枢動ピン144によって、凹所142の中に枢動可能に取り付けられ た第1の枢動レバー140を備えている。枢動レバー140は、関連する2字形 状の延長部122の垂直に配列された脚部128から隔置された関係で、カセッ ト入力タワー116の側壁部116aの下縁部の下方を伸長する下端140aを 有している。また、枢動レバー140は、その上部から内方に伸長するテーパ形 状のクサビ状部分140bを有している。クサビ状部分140bは、枢動レバー 140がその支持位置へ移動した時に水平に配列される上面を有している。また 、枢動レバー140は、クサビ状部分140bの上方に設けられる停止部140 Cを有しており、該停止部は、図11の反時計方向に偏倚された時に、側壁部1 16aの外面に係合してクサビ状部分140bの内方の範囲を制限する。図1− 1に示す位置においては、クサビ状部分140bは、カセット入力タワー116 の中の結晶形成装置10の一つの下側に係合せず、これにより、上記1つの結晶 形成装置10並びにその下に位置する結晶形成装置10のスタ・ツクを支持しな い。
結晶形成装置10がクサビ状部分140bに係合して確実に支持されるようにす るために、レバー140を図11の反時計方向に偏倚するためのノくネ146が 側壁部116aに設けられている。バネ146は、図11においては単に概略的 に示されており、このバネはコイルバネであるのが好ましい。しかしながら、他 の形態のバネを使用することができる。例えば、枢動ピン144の周囲に巻かれ るトーンヨンバネを設け、該トーンヨンバネの一端部を枢動レノく−140に接 触させ、また、上記トーンヨンノくネの他端部を側壁部116alこ接触させる こと力くできる。
枢動型のサポート手段138はまた、第2の枢動レバー150を備えており、該 枢動レバーは、カセット入力タワー116の他方の側壁部の下端にお(1て、枢 動ピン154によって凹所152の中に枢動可能に取り付けられる。枢動レノ< −150は、関連する2字形状の延長部122の垂直に配列された脚部から隔置 された関係でカセット入力タワー116の側壁部116bの下縁部の下方で伸長 する下端150aを有している。また、枢動レバー150は、その上部から内方 に伸長するテーパ形状のクサビ状部分150bを有している。クサビ状部分15 0bは、枢動レバー150が図11に示すようにその支持位置まで動いた時1こ 水平に配列される上面を有している。また、枢動レノ<−150は、クサビ状部 分150bの上方に位置する停止部150Cを有し、該停止部は、図11の時計 方向に偏倚された時に側壁部116bの外面に係合し、クサビ状部分150bの 内方の範囲を制限する。図11に示す位置においては、クサビ状部分150b1 1、カセット入カタワー116の中の結晶形成装置10に係合して該結晶形成装 置を支持する。
結晶形成装置10をクサビ状部分150bに係合させて確実に支持されるように するために、レバー150を図11の時計方向に偏倚するバネ156が側壁部1 16bに設けられる。バネ156は、コイルバネ、トーションバネ等とすること ができる。
し、(−140,150は、互いに同期し且つ同一の態様で動くことは理解され よう。従って、レバー150がバネ156の力に抗して外方へ偏倚されると、レ バー140もバネ146の力に抗して外方へ偏倚される。図11においてレバー 140.150が異なった位置にあるように示しているのは、単に説明の都合上 である。
チャンバ重積及び排出ステーション102はまた、カセット入力タワー116の 直ぐ背後のフレーム104の上方で接続されているカセット出力タワー160を 備えている。カセット入力タワー116と同様に、カセット出力タワー160は 、自動化された結晶化装置100によって処理した後の約20の結晶形成装置1 0を重積した状態でその中に保持するようになされている。カセット出力タワー 160は、カセット入力タワー116と同一の態様で形成され、同一の固定手段 及び枢動型のサポート手段を備えている。
結晶形成製(tloをカセット入力タワー116から取り出すために、あるいは 、処理された結晶形成装置10をカセット出力タワー160へ供給するために、 ドローリアセンブリ162が設けられている。ドローリアセンブリ162は概略 的には、サポートプラットフォーム164と、サポートプラットフォーム164 を上昇位置と下降位置との間で動かすためのエレベータ手段166と、サポート プラットフォーム164を前方壁110と後方壁112との間で動かすための移 動手段168とを備えている。
図8、図9及び図12に示すように、サポートプラットフォーム164は、概ね 矩形の形状を有する平坦な金属板から形成されている。プラットフォーム164 の短い側部は、該サポートプラットフォーム164がカセット入力タワー116 又はカセット出力タワー160の中で上昇する時にレバー140.150の枢動 運動を妨害しないように、符号164aで示すように切り欠くのが好ましい。
また、プラットフォーム164の長い側部は、後により完全に説明するように、 結晶形成装置10がロボットアームによって操縦されるように、符号164bで 示すように切り欠かれている。その結果、4つのコーナ突出部170が形成され ている。対角線の方向において対向する2つのコーナ突出部170の上面には2 つのピン172が形成されており、これらピンは、結晶形成装置10をその上で 位置決めする。結晶形成製rI!10がサポートプラットフォーム164の上に 置かれると、ピン172が、結晶形成装置10の段付きの側部支持周壁36の下 縁部の中に丁度嵌合する。
エレベータ手段166は、垂直方向に運動可能なエレベータシャフト174を有 しており、該エレベータンヤフトは、サポートプラットフォーム164の下側の 中央に接続された一端部を有している。エレベータシャフト174の下部174 aは、図11Aに示すようにネジ切りされており、その外面に歯を有するウオー ムギア176に螺合している。ウオームギア176は、キャリッジアセンブリ1 80の下側に回転可能に取り付けられているが、軸方向においては固定されてい る。すなわち、ウオームギア176は回転できるがその軸方向には運動できない 。従って、ウオームギア176が回転すると、エレベータシャフト174が軸方 向に動き、これにより、サポートプラットフォーム164が軸方向に動く。ウオ ームギア176は、ベアリングレース等の図示しない適宜な手段によって取り付 けることができる。
ウオームギア176は、エレベータ用のステッパモータ186の出力軸184に 固定されたウオーム182とかみ合っており、上記ステッパモータは、クランプ (図示せず)によってキャリッジアセンブリ180の下側に固定されている。
従って、出力軸184が回転すると、ウオーム182が回転し、該ウオームの回 転により、ウオームギア176が回転する。
キャリッジアセンブリ180は、側壁部106と108との間で横方向に伸長す る横方向のブロック188によって形成されている。エレベータンヤフト174 は、横方向のブロック188の穴190を摺動可能に貫通し、サポートプラット フォーム164の上昇及び下降を可能としている。また、垂直方向の運動の間の サポートプラットフォーム164の回転を阻止するために、ガイドシャフト19 2は、エレベータンヤフト174に対して隔置された関係でサポートプラットフ ォーム164の下側に接続された一端部と、横方向のブロック188の別の穴1 94の中に摺動可能に係合する他端部とを有している。
移動手段168は、チャンバ重積及び排出ステーション102の両側において隔 置される2つの平行なガイドロッド196.198によって形成されている。
ガイドロッド196は、側壁部106に隣接して前方壁110と後方壁112と の間で固定されており、一方、ガイドロッド198は、側壁部108に隣接して 前方壁110と後方壁112との間で固定されている。
第1のガイドプロッタ200が、ガイドロッド196に摺動可能に取り付けられ ており、また、第2のガイドブロック202がガイドロッド198に摺動可能に 取り付けられている。図10に示すように、ガイドブロック200.202は、 これらガイドブロックをガイドロッド196.198に対して摺動可能に取り付 けるための軸受アセンブリ203を備えている。横方向のブロック188は、ガ イドブロック200.202の上面に固定して取り付Cすられた両端部188  a1188bを有している。サポートプラットフォーム164及びエレベータ手 段166は、ガイドブロック200.202と共に、ガイドロッド196.19 8に沿って運動可能である。
ガイドブロック200.202をガイドロッド196.198に沿って動かすた めに、ネジ付きのアセンブリ204が設けられている。ネジ付きのアセンブリ2 04は、前方壁110の外面に取り付けられた移動駆動モータ206を備えてお り、該駆動モータは、前方壁10を貫通する出力軸207を有している。ネジ付 きの駆動軸208の親ネジは、通常のカップリング装置210によって出力軸2 06に固定的に接続された一端部と、軸受アセンブリ212によって後方壁11 2の中に回転可能に取り付けられた他端部とを有している。被動延長ブロック2 14が、第1のガイドブロック202の下側に固定的に取り付けられ、駆動軸2 08をネジ式に収容するネジ付きの開口216を有している。従って、出力軸2 07及びネジ付きの駆動軸208が回転すると、被動延長ブロック214がネジ 付きの駆動軸208に沿って移動する。一方、これにより、サポートプラットフ ォーム164及び検圧力166が、ガイドロッド196.198に沿って制御さ れた態様で動く。
ネジ付きの駆動軸208の周囲における被動延長ブロック214の遊びを排除す るために、図10に示すように、ゆるみ緊張アセンブリ218がが設けられてい る。ネジ付きの部材220が、延長ブロック214の後方で駆動軸208にネジ 式に係合し、上記ネジ付きの部材は、その外面にキー溝222を有している。
キ一部材224が、延長ブロック214の後面に固定され、キー溝222の中に 係合している。このようにすると、ネジ付きの部材220は、回転することが防 止されるが、ネジ付きの駆動軸208の軸方向において運動可能である。コイル バネ226がネジ付きの部材220の周囲に巻かれており、上記コイルバネは、 ネジ付きの部材220の拡大ヘッド220aに係合する一端部と、延長ブロック 214の後面に係合する他端部とを有している。その結果、延長ブロック214 及びネジ付きの部材220は引き離され、これにより、延長ブロック214及び ネジ付きの駆動軸208がネジ式に係合する際の緩みが除去される。
チャンバ重積及び排出ステーション102は、枢動型のサポート手段138を制 御するための、より詳細には、枢動レバー140.150の枢動運動を制御する ための制御アセンブリ228を備えている。ソレノイド230が、横方向のブロ ック188から垂下する延長ブロック214に接続されている。上記ソレノイド は、ウオームギア176の後方て該ウオームギアに概ね整合した状態で、サポー トプラットフォーム174の下方に位置している。ソレノイド230は、その上 端に固定されたヨーク234を有する垂直方向に往復動可能なソレノイド口・ノ ド232を備えている。ヨーク234は、チャンバ重積及び排出ステーションl O2の横方向に伸長している。ヨーク234はまた、ソレノイド口・ノド232 の上端の中央に接続され、ヨークの両端部234a、234bを形成している。
また、コイルバネ233が、ソ1ツノイド230の上面とヨーク234との間に 設けられ、図11にヨークの端部234bで示すように、ソレノイドロッド23 2を通常はその伸長位置へ偏倚させている。
第1の横方向の枢動アーム236が、ヨーク端部234aに枢動可能に接続され て側壁部106に向かって伸長する一端部を有しており、また、第2の横方向の 枢動アーム238が、ヨーク端部236aに枢動可能に接続されて側壁部108 に向かって伸長する一端部を有している。枢動アーム236の他端部は、上方を 向いたレバーアクチュエータ240を有しており、一方、枢動アーム238の他 端部は上方を向いたレバーアクチュエータ242を有している。
枢動アーム236とレバーアクチュエータ240との間の接合部239は、横方 向のブロック188の端部188aに枢動可能に接続されている。スペーサブロ ック244が、横方向のブロック188の端部188aと接合部239との間に 設けられている。接合部239及びスペーサブロック244は共に、整合された 貫通孔を有しており、横方向のブロック188の端部188aはネジ付きの孔を 有している。ネジ246が、接合部239及びスペーサブロック244の整合さ れた孔を貫通し、横方向のブロック188の端部188aのネジ付きの孔に螺合 している。ネジ246のヘッドと接合部239との間にはワッシャ248を介挿 し、接合部239がネジ246の周囲で回転する際の該ネジ緩みを阻止するのが 好ましい。
同様に、枢動アーム238とレバーアクチュエータ242との間の接合部241 は、横方向のブロック188の端部188bに枢動可能に接続されている。スペ ーサブロック250が、横方向のブロック188の端部188bと接合部241 との間に設けられている。接合部241及びスペーサブロック250は共に整合 された貫通孔を有しており、横方向のブロック188の端部188bはネジ付き の孔を有している。ネジ252が、接合部241及びスペーサブロック250の 整合された孔を貫通し、横方向のブロック188の端部188bのネジ付きの孔 に螺合している。ネジ252のヘッドと接合部との間にワッシャ254を介挿し 、ネジ252の周囲で接合部が回転する際のネジの緩みを阻止するのが好ましい 。
図11においては、レバーアクチュエータ240.242は別個の位置にある状 態で示されているが、作動の際には、両方のレバーアクチュエータ240.24 2は同一の態様で動くことは理解されよう。すなわち、レバーアクチュエータ2 40.242は共に同じ程度まで枢動する。従って、図11に示す状態は単に説 明用のものである。
図11に示すように、ソレノイドロッド232は、コイルバネ233によって力 が与えられる結果、通常は上昇位置すなわち伸長位置にある。サポートプラット フォーム164が、カセット入力タワー116又はカセット出力タワー160の 下方の位置へ移動すると、レバーアクチュエータ240.242の自由端が、枢 動レバー140.150のそれぞれの下端部140a、150aから離れてこれ ら下端部の外側に位置する。従って、対応するタワー116.160の中の結晶 形成装置10は、枢動レバー140.150のクサビ状部分140b、150b によって依然として保持されている。それぞれのスタックの最下方の結晶形成装 置10をサポートプラットフォーム164の上面に載せるために、コイルバネ2 33の力に抗してソレノイド230によりソレノイドロッド232を下方へ引っ 張る。その結果、枢動アーム236及びレバーアクチュエータ240が、ネジ2 46の周囲で図11の反時計方向に枢動し、これにより、レバーアクチュエータ 240の自由端が枢動レバー140の下端に当接する。これにより、枢動レバー 140が図示のように図11の時計方向に偏倚され、従って、そのクサビ状部分 140bが動いて結晶形成装置10のスタックと係合しなくなる。
同様にして、枢動アーム238及びレバーアクチュエータ242は、ネジ252 の周囲で図11の時計方向(図示せず)に枢動し、これにより、レバーアクチュ エータ242の自由端が、枢動レバー150の下端に当接する。これにより、枢 動レバー150は、図11の反時計方向に偏倚され、従って、そのクサビ状部分 は結晶形成装置10のスタックと係合しな(なり、これにより、最下方の結晶形 成装置10は、クサビ状部分140b、150bによって担持されないが、その 代わりに、サポートプラットフォーム164の上面に載って該上面に担持される 。
また、図8に示すように、チャンバ重積及び排出ステーション102は、側壁部 106に隣接して設けられるバーコードリーダ256を備えており、該バーコー ドリーダは、カセット入力タワー116と前方壁110との間に設けられ、且つ 、側壁部106に接続されている。バーコードリーダ256は、)1ンドベルト 型の通常のバーコード走査リーダであって、チャンバ重積及び排出ステーション 102に設けられている。例えば、バーコードリーダ256は、ウェッジ・オブ ティコン社(Wedge 0pticon Inc、+8 01ympic D rive、Orangeburg、New York)によってrNTS−11 20Jとして販売されているCCD装置とすることができる。
以下の議論から理解されるように、別個の結晶形成装置10に貼付されてそれぞ れの結晶形成装置の別個の処理を表示するラベルを印刷するためのバーコードプ リンタ257を設けることも必要である。Cognitive 5olutio ns、Inc、(7850Carelita Ave、、Atasscader o、Cal 1fornia 93442)によってrBar Code Bl azerJとして販売されているような通常のバーコードプリンタを使用するこ とができる。
ラベルに付与されるバーコードは、結晶実験に使用する種々のパラメータに依存 する。上述のように、上記パラメータとしては、例えば、pH1温度及び沈降剤 のレベルが挙げられる。コンピュータ258を用いてオペ1ノータが特定のパラ メータを選定する。上記コンピュータは、16MHzで動作する80386ブロ セソサ、IMBのランダムアクセスメモリ(RAM) 、及び110MBのハー ドディスクドライブを備えたCompaQ 386SX model 1 コン ピュータの如き通常のパーソナルコンピュータ(PC)とすることができる。V GAカラーモニタ260、並びに、i(ewlett Packard La5 erJet 5eries IIプリンタの如きプリンタ262を用いることが できる。
各々の結晶形成装置10のベースプレート12の側壁部に1つのラベルを貼付し 、ドローリアセンブリ162がカセット入力タワー116からある結晶形成装置 10を拾い上げると、バーコードリーダ256が該結晶形成装置を走査し、これ により、コンピュータ258は、それが正しい結晶形成装置10であるか否かを 判定する。もし正しい結晶形成装置でなければ、その結晶形成装置は廃棄される 。
自動化された結晶化装2100はまた、図8に示すように、多関節型ロボットア ーム・アセンブリ270を備えている。CR3PLus Inc、(Burli ngton、 0ntario、 Canada)によってrCR8PLUS  SR3−M2Jとして販売されており、また、Hudson Robotics 、Inc、(44Commerce 5treet、Springfiend、 New Jersey 07081)によっても販売されていると如き適宜なロ ボットアセンブリを使用することができる。上記多関節型ロボットアーム・アセ ンブリ270は、5つの要素、すなわち、ベース272、ンヨルダ274、上方 アーム276、下方アーム278及びリスト280を備えている。また、結晶形 成装置10と共に使用されるように特殊化されたグリッパ282がリスト280 に接続されている。グリッパ282の運動を除いて5つの自由度が可能である。
すなわち、ウェスト(ベース272とショルダ274との間の)周囲での回転、 ショルダ274における上方アーム276の枢動、上方アームと下方アーム27 8との間のエルボの枢動、リストの揺動(回転)、及び、リストの傾動(枢動) が可能である。
多関節型ロボットアーム・アセンブリ270の位置の再現性は、グリッパ282 を含む約559mm(22インチ)のアームの全長に沿って約0.051mm( 0,002インチ)である。多関節型ロボットアーム・アセンブリ270の持ち 上げ能力は、最大速度で1kgであり、80%の速度で2kgである。最大関節 速度は、ウェスト及びンヨルダに関しては60度/秒であり、エルボ、リスト及 びグリッパに関しては180度/秒である。約305mmx5mm (12イン チ×2インチ)のピック・アンド・プレースサイクル(pick and pl ace cycle)に関する作動時間は2.5秒である。
多関節型ロボットアーム・アセンブリ270には、これを制御するためのCR3 −M2Oボットンステム・コントローラ281が接続されている。CR3−M2 Oボットンステム・コントローラ281は通常のものであり、rCR3PLUS  5R8−〜12」多関節型ロボットアーム・アセンブリ270と共に、CR5 Plus Inc、(Burlington、0ntario、Canada) 及びHudson Robotics、Inc、(44CommerceStr eet、 Springfield、New Jersey 07081)によ って販売されている。CR5−M2Oボットンステム・コントローラ281は、 標準として、16ビノトマイクロプロセツサ基準のマスクコントローラと、レジ デントロボット自動化プログラム言語(RAPL)と、6つの直流サーボ増幅器 と、アーム電源及び電圧調整器と、5つのインテリジエント・サーボ軸カード( intelligent 5ervo axis card)とを備えている。
コンピュータ258は、ロボットシステム・コントローラ281を介して制御多 関節型ロボットアーム・アセンブリ270に接続されている。
CR8−M2コントローラ281−のプログラミングは、ティーチ・ペンプント (teach pendent)又はレジデントロボット自動化プログラミング 言語によって行う。RAPLはロボットシステムの応用設計を容易にするように 設計された自動化指向型のラインストラフチャ言語(automation 。
riented 1ine 5tructured language)である 。
RAPLは、英語型のコマンドを用いてオペレータに対してユーザフレンドリな インターフェースを提供する。メモリ、オルタネート・コマンド・アイデンティ ファイア、及び高速数理表現の特徴を有する。レンデントメモリはまた、標準的 な特徴としてバッテリバックアップを有している。RAPLはコントローラ28 1と一緒に販売される。
グリッパ282は、CR8Plus Inc、によってrSR3−3GRIP」 の名称で販売されている変更型のサーボグリッパであり、ロボットシステム・コ ントローラ281に対する力及び位置のフィードバックを有するプログラム可能 なサーボモータ制御型のグリッパを備えている。5R3−5GRIPグリツパは 、2インチの最大フィンガストロークを有し、作動に必要な適宜な差し込み型サ ーボカードが設けられている。
図13乃至図15に示すように、グリッパ282は、平行に隔置されたグリ・ツ ブアーム284.286を備え、これらグリップアームは、リスト枢動バー28 8に摺動可能に取り付けられている。グリップアーム284.286は、リスト 枢動バー288上で枢動可能である。同時に、グリップアーム284.286は 、リスト枢動バー288の軸線に沿って互いに関して接近及び離れるように運動 可能である。
図示のように、各々のグリップアーム284.286は、傾斜した上面290及 び傾斜しない下面292を有する平坦なプレートによって形成されており、従っ て、各々のグリップアーム284.286の高さは、リスト280からその自由 端に向かって減少している。
グリッパ282は更に、グリップアーム284の内面に沿って隔置された関係で 固定された第1及び第2のグリップ部材294.296を備えている。グリップ 部材294はグリップアーム284の前方端に形成され、一方、グリップ部材2 96はグリップアーム284の後方端に形成されるのが好ましい。同様にして、 第3のグリップ部材297が、グリップ部材294と296との間の位置で、グ リップアーム286の内面に固定されている。各々のグリップ部材294.29 6.297は、固定プレート298及び内方を向いた保持プレート300を有す るL字型の部材として形成されている。各々の固定プレート298は、溶接、ボ ルト等の適宜な手段によって、グリップアーム284又は286の内面に取り付 けられ、傾斜していない下面292の下方まで伸長している。各々の保持プレー ト300は、対応する固定プレート298の下端に接続され、反対側のグリップ アームに向かって伸長している。
従って、グリッパ282は、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270によっ て動かされ、例えばサポートプラットフォーム164から結晶形成装置10を拾 い上げることができる。この場合において、グリップアーム284.286は、 ベースプレート12の周囲に段部を有する側部支持壁36の下端の幅よりも大き な距離だけ離れる。グリッパ282は、周囲に段部を有する側部支持壁36の長 辺を包囲する位置まで移動する。次に、グリップアーム284.286は互いに 関して移動し、これにより、固定プレート298が周囲に段部を有する側部支持 壁36の長辺の外面に圧接し、周囲に段部を有する側部支持壁36の長辺の下縁 部が、内方に向かう保持プレート300に支持される。その後、結晶形成装置1 0をグリッパ282の中に固定した状態で、グリッパ282は多関節型ロボット アーム・アセンブリ270によって所望の位置へ移動することができる。勿論、 処理を完了した後に結晶形成装置10をサポートプラットフォーム264の如き 表面に載せてそこへ解放する場合には、反対の作用が生ずることは理解されよう 。
各々の結晶形成装置10をグリッパ282の中で適正に整合させるために、停止 プレート302がリスト枢動バー288に設けられており、上記停止プレートは 、上記リスト枢動バーと共に枢動し、従って、グリップアーム284.286に 対して直交する関係にある。従って、結晶形成装置10がグリッパ282によっ て掴まれた後に、グリップアーム284.286は移動して垂直方向において上 昇し且つ若干傾斜した状態となり、若干離れる。従って、その中に保持された結 晶形成袋flloは、内方を向いた保持プレート300によってのみ支持される 。
その結果、結晶形成装置10は、その短辺の一方が停止プレート302に当接す るまで、リスト280に同かって後方へ摺動する。次に、グリップアーム284 .286が再度互いに接近し、これにより、固定プレート298は、周囲に段部 を有する側部支持壁36の長辺の外面に圧接する。従って、グリッパ282の中 における結晶形成装置10の位置は常に同じである。
結晶形成装置10は、グリッパ282によってサポートプラットフォーム164 から拾い上げられた後に、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270によって 、図8及び図16に示すように、自動化された結晶化装置100のシール材分配 ステーション3100へ搬送される。ノール材分配ステーション310は、通常 の移動テーブル312を備え、該移動テーブルは、図16に概略的に示すように 、平坦な支持面314と、平坦な支持面314をX方向に動かすためのX成分移 動手段316と、上記X方向に交差するY方向に上記平坦な支持面314を動か すためのY成分移動手段318とを備える。従って、X成分移動手段316及び Y成分移動手段318が、平坦な支持面314をX−Yの二次元平面において動 かすことができることが理解されよう。また、必須の要件ではないが、X成分移 動手段316及びY成分移動手段318をX成分移動手段320の上に設け、X 成分移動手段316及びY成分移動手段318を上記X方向及びY方向と交差す るZ方向に動かすことがてきる。
平坦な支持面314は、X方向に運動するX成分移動手段316に形成されてい る。X成分移動手段316は、例えば、該X成分移動手段316のサーボモータ 316aに接続された親ネジ(図示せず)の上で移動するように、平坦な支持面 314をネジ式に取り付けることができる。従って、サーボモータ316aを作 動させると、平坦な支持面314は周知の曹様てX方向に移動する。同様にして 、X成分移動手段316の支持フレーム316bを、Y成分移動手段318のサ ーボモータ318aに接続された親ネン(図示せず)上でY方向に移動するよう にネジ式に取り付けることができる。従って、サーボモータ318a力(作動す ると、平坦な支持面314はY方向に移動する。最後に、Y成分移動手段318 の支持フレーム318bは、X成分移動手段320のサーボモータ320aに接 続された親ネジ(図示せず)上でZ方向に移動するようにネジ式に取り付けるこ とができる。従って、サーボモータ320aが作動すると、平坦な支持面314 はZ方向に移動する。上述の移動テーブル312のアセンブリは、例えば、EF D Inc、(977Waterman Avenue、East Provi dence、Rhode l5land 02914)によって販売されている rTEcHOJ 3軸サーボモータ制御型テーブルとすることができる。移動テ ーブル312の運動、すなわち、サーボモータ316a、318a及び320a の作動はコンピュータ258によって制御される。
、ノール材分配ステーション310は、平坦な支持面314に装着されたサポー トプラットフォーム322を備えている。サポートプラットフォーム322は、 サポートプラットフォーム164と同様である。すなわち、サポートブラ・ット フオーム322は、実質的に矩形の平坦なプレートとして形成され、該プレート は、第1及び第2のグリップ部材294.296を収容するための大きな切欠部 322aをその長辺の一方に有しており、また、第3のグリ・ンプ部材297を 収容するための小さな切欠部322bを長辺の他方に有しており、更に、停止プ レート320を収容するための小さな切欠部322Cをその短辺の一方に有して いる。
このようにすると、グリッパ282は、結晶形成袋ff1F10をサポートブラ ・ソトフォーム322へ載せたり、結晶形成装置10をサポートプラットフォー ムから回収したりすることができる。
ソール材分配ステーション310はまた、サポートプラットフォーム322の上 に置かれ且つカバー14が取り除かれた結晶形成装置110の円形の上縁部に対 して、上述のノリコン又は池のグリースソール46の如きシール材を塗布するシ ール材ディスペンサ324を備えている。このようにすると、カッく−14がベ ースプレート12の上に置かれた時に、ノリコンシール46は、チャンlく24 の気密シールを確実にし、且つ、円形の上縁部26及び円形のビード44と協働 して上述のシールを確実にする。
ノール材ディスペンサ324は、サポートプラットフォーム322の上方におい て、クランプ328によってフレーム326に固定的に取り付けられると共ζこ 、上記クランプ328によって保持されるバレル330を有している。バレル3 30はシール材を保有している。粘性を有するシール材46の細い流れを分配す るための使い捨て可能な分配チップ332が上記バレルの下端に接続されている 。
シール材を分配チップ332から押し出すためのシールされたピストン(図示せ ス)カハレル330の中に設けられている。バレル330は、チューブ334に よって、空圧コントローラ338を介して窒素の如き気体の圧力源336に接続 されている。上記空圧コントローラ338はコンピュータ258によって制御さ れる。従って、空圧コントローラ338は、コンピュータ制御にしたがい、バレ ル330の中のピストンに窒素ガスの所定圧力を与え、分配チップ332から所 定量の7−ル材46を押し出す。シール材ディスペンサ324は通常のものとす ることができ、例えば、FED Inc、(977Waterman Aven ue、East Providence、Rhode l5land 0291 4)によって販売されるFED 800D シール材ディスペンサとすることが できる。
Z成分移動手段320は、Y成分移動手段318を装着するのではなく、シール 材ディスペンサ324をZ方向に動かすようにすることができることは理解され よう。
基本的な作用において、結晶形成装置]、0は、多関節型ロボットアーム・アセ ンブリ270によって、サポートプラットフォーム164から拾い上げられ、シ ール材分配ステーション310のサポートプラットフォーム322の上に置かれ る。次に、多関節型ロボyhアーム・アセンブリ270は、結晶形成装置10の カバー14を掴み、結晶形成装置のベースプレート12から上記カバーを取り外 す。次に、コンピュータ258が移動テーブル312を自動的に作動させ、ベー スプレート12をノール材ディスペンサ324の分配チップ332の下に置(。
その後、ノール祠ディスベンザ324が制御されて分配チップ332からシール 材を分配し、一方、移動テーブル312がサーボモータ316a、316bによ って動かされて平坦な支持面314従ってサポートプラットフォーム322を移 動させ、これにより、分配チップ332からのノール材46は、結晶形成装置1 0の各々のウェル16の円形の一ヒ縁部26にトj与される。
上述のように、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270は、結晶形成装置1 0のカバー14を掴み、シール材分配ステーション310において上記カバーを ベースプレート12から取り除く。シール材46がベースプレート12に付与さ れた頃の時間に、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270は、上記カバー1 4を回転ステーション340へ搬送する。上記回転ステーションは、カバー14 を180°回転させ、その内面42を上に向ける。
図8A及び図17乃至図19に示すように、回転ステーション340はフレーム 341を備え、該フレームは、実質的に矩形のベース342と、該ベース342 の両側の短い端部に固定された対向する垂直な支持壁344.346とを備えて いる。回転可能なプレート348が、垂直な支持壁344と346との間で且つ ベース342の上方に回転可能に設けられている。
枢動シリンダ350.352が、回転可能なプレート348の短い端部に固定的 に接続され、垂直な支持壁344.346の孔354.356の中へそれぞれ伸 長している。また、枢動シリンダ350は垂直な支持壁344を貫通し、ギア3 58が枢動シリンダ350の自由端に固定されている。サーボモータ360がフ レーム壁部362に取り付けられている。フレーム壁部362は、垂直な支持壁 344に対して平行に隔置され、ボスト364及びボルト366によって垂直な 支持壁344に固定されている。サーボモータ360の出力軸360aは、該出 力軸に固定されたギア368を有しており、該ギア368は、ギア358とかみ 合っている。サーボモータ360はコンピュータ258によって制御され、回転 可能なプレート348を図17に示す位置と該位置から180°反転した位置と の間で回転させる。
回転可能なプレート348は、上面348aを有すると共に矩形の中央開口37 0を有する概ね矩形の形態であるのが好ましい。固定された停止ブロック372 が、ボルト374によって、開口370の短辺の一方に隣接して上面348aに に固定的に取り付けられている。図示のように、固定された停止ブロック372 は、概ね矩形の形態であり、開口370の他端部に向かって伸長する三角形のウ ィング372aを有している。その結果、固定された停止ブロック372の内面 372bは、図3に示すようなカバー14の面取りされた側部と同様の形態を有 する。
固定されたバリア壁376が、開口370の他端部において、回転可能なプレー ト348の上面348aにボルト378によって固定的に取り伺けられている。
図示のように、固定されたバリア壁376は開口370から隔置されている。運 動可能な停止ブロック380が、開口370の長手方向に運動可能なように、回 転可能なプレート348の上面に設けられている。第1及び第2の入れ子式のロ ッドの組382.384が、固定されたバリア壁376と運動可能な停止ブロッ ク380との間に設けられ、運動可能な停止ブロック380が開口370の長手 方向に運動することを許容すると共に、運動可能な停止ブロック380を回転可 能なプレート348の上面348aに保持している。コイルバネ386が各々の 入れ子式のロッドの組382.384の周囲に巻かれ、運動可能な停止ブロック 380を固定された停止ブロック372に向けて偏倚させている。
回転可能なプレート348は、第1及び第2のグリップ部材294.296を収 容するための第1及び第2の切欠部348b、348Cをその一方の長辺に有し ており、また、第3のグリップ部材297を収容するための第3の切欠部348 dを他方の長辺に有している。また、固定された停止ブロック373は、中央の 切欠部372cをその内面372bに形成されており、また、回転可能なプレー  1−348は、切欠部348eをその一方の短辺に形成されており、上記切欠 部348Cは、グリッパ282の停止プレート302を収容するように切欠部3 72cに整合している。このようにすると、グリッパ282は、カバー14を回 転可能なプレー)348の上に置いたり、カバー14を回転可能なプレート34 8から回収したりできる。
カバー14を回転ステーション340に挿入するために、グリッパ282を回転 可能なプレート348の上方の位置に移動させ、カバー14の端部を運動可能な 停止ブロック380に隣接させて該運動可能な停止ブロック380に係合させる 。次にグリッパ282はカバー14を少し後方へ動かし、これにより、運動可能 な停止ブロック380は、コイルバネ386の作用に抗して後方へ移動する。
次に、カバー14の他端部を回転可能なプレーh 348の上面348aの上に 置く。そのような運動の際には、グリップ部材294.296.297は切欠部 348b、348c、348dのそれぞれの範囲内で動き、また、グリッパ28 2の停止プレート302は、切欠部348e及び372cの範囲内で動くことは 理解されよう。その後、グリップアーム284.286が互いに離れてカバー1 4を解放し、その後、コイルバネ386が運動可能な停止ブロック380を偏倚 させてカバー14を固定された停止ブロック372に係合する方向へ少し押圧す る。
カバー14は、固定された停止ブロック372と運動可能な停止ブロック380 との間の固定された位置に保持される。その後、回転可能なプレート348が1 80°回転され、これにより、カバー14の下面すなわち内面42が上方を向き 、開口37を介して露出される。
サポートプラットフォーム322に位置する結晶形成装置10のベースプレート 12の円形の上縁部26にシール材46が分配された後に、そこにあるベースプ レート12は、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270によって拾い上げら れてチャンバ液体分配及び渦流ステー7ョン390へ送られ、該ステーションに おいては、沈降剤を含む特定の容積の液体が、ベースプレート12の24のウェ ル16の各々に供給される。
図8、図8A及び図20乃至図22に示すように、チャンバ液体分配及び渦流ス テーション390は、ボルテックサ(渦流付与手段)又はシェーカアセンブリ3 92を備え、該シェーカアセンブリは、例えば、Flow Industrie s、Inc、(Mclean、 Virginia)によってrTITERTE K 4 PLATE 5HAKERJの名前で販売されているシェーカアセンブ リとすることができる。そのようなシェーカアセンブリ392は、電子部品を収 容するベース396に取り付けられたシェーカテーブル394と、該シェーカテ ーブルを高周波数で前後方向及び上下方向に短い距離だけ振動させるシェーキン グ機構とを備えている。ノエーカテーブル394が振動する時間、及び、振動の 速度すなわち周波数は、ノブ396a、396bによってそれぞれ設定すること ができる。そのようなシェーカアセンブリ392は周知であり、本明細書におい ては、シェーカアセンブリ392がコンピュータ258によって作動され且つ制 御されるということを除いてこれ以上説明しない。
チャンバ液体分配及び渦流ステー7ョン390はまた、実質的に矩形の形態を有 するのが好ましい支持プレート398を備える。支持プレート398は、ボルト 400によってンエーカテーブル394に固定されており、上記ボルトは、支持 プレート398の上面398aの凹陥した開口402を貫通してンエーカテーブ ル394のネジ付きの開口(図示せず)に螺合している。
固定された停止ブロック404は、支持プレート398の一方の短辺において、 ボルト405によって上面398aに固定的に取り付けられている。図示のよう に、固定された停止ブロック404は概ね矩形状の形態を有しており、その両側 部には小さな耳状部404aが形成され、これら耳状部は支持プレート398の 反対側の短辺に向かって伸長している。その結果、ベースプレート12の上記短 辺は、耳状部404aの間に丁度嵌合する。また、固定された停止ブロック40 4の内面404bには、グリッパ282の停止プレート302を収容するように なされた切欠部404cが形成されている。
固定されたバリア壁A06は、ボルト40−7によって、支持プレート398の 反対側の短辺において上面398aに固定的に取り付けられている。図示のよう に、運動可能な停止ブロック408が、固定された停止ブロック404に向かっ て支持プレート398の長手方向に運動可能なように、支持プレート398の上 面398aに設けられている。4つの入れ子式のロッドの組410が、固定され たバリア壁406と運動可能な停止ブロック408との間に設けられ、運動可能 な停止ブロック408が支持プレート398の長手方向に運動するのを許容する と共に、運動可能な停止ブロック408を回転可能なプレート398の上面39 8aに保持している。コイルバネ412が各々の入れ子式のロッドの組410の 周囲に巻かれ、運動可能な停止ブロック408を固定された停止プロ・ツク40 4に向かって偏倚している。
支持プレート398には、第1及び第2のグリップ部材294を収容するための 第1及び第2の切欠部398b、398cがその一方の長辺に形成されており、 また、第3のグリップ部材297を収容するための第3の切欠部398dがその 反対側の長辺に形成されている。このようにすると、グリッツ々282は、結晶 形成装置10を支持プレート398の上に載せたり、結晶形成装置10を支持プ レート398から回収したりすることができる。
ノール材46を有するベースプレート12を支持プレーh 398に挿入するた めに、グリッパ282は、シール材46がベースプレートに供給された後に、サ ポートプラットフォーム322上のベースプレート12を掴む。グリッパ282 は次に、ベースプレート12を支持プレート398の上方の位置まで動かし、ベ ースプレート12の端部を運動可能な停止ブロック408に隣接させ、上記先端 を下げて運動可能な停止ブロツク408に係合させる。次にグリッパ282はベ ースプレート12を若干後方へ動かす。これにより、運動可能な停止ブロック4 08がコイルバネ412の作用に抗して後方へ移動する。次に、ベースプレート 12の他端部を支持プレート398の上面398aの」二に置く。そのような運 動の際には、グリップ部材294.296.297が切欠部398b、398c 、398dの範囲内でそれぞれ動き、また、グリッパ282の停止プレート30 2が切欠部404Cの範囲内で動くことは理解されよう。その後、グリップアー ム284.286は互いに離れてベースプレート12を解放し、その後、コイル バネ412が、運動可能な停止ブロック380を偏倚させ、固定された停止ブロ ック404に係合する方向に少し押す。ベースプレー1・12は、固定された停 止ブロック404と運動可能な停止ブロック408との間の固定された位置に保 持される。
自動化された結晶化装置100の効率を増大させるために、多関節型ロボットア ーム・アセンブリ270は、チャンバ重積及び排出ステーション102によって 与えられた次の結晶形成装置10を回収し、該結晶形成装置をシール材分配ステ ーション310のサポートプラットフォーム322に供給する。その後、多関節 型ロボットアーム・アセンブリ270は、シール材分配ステーション310にあ る上記結晶形成装置10のカバー14を取り除き、図8A、図23及び図24に 示すカバー待機ステーション420に上記カバーを供給する。
カバー待機ステーション420は、回転しないことを除いて回転ステーション3 40と実質的に同一である。その理由は、カバー待機ステーションに置かれたカ バー14は、単に待機するだけであって、カバー待機ステーションにおいては何 等処理を受けないからである。
カバー待機ステーション420は、概ね矩形のベース424から成るフレーム4 22を備え、上記ベースは、該ベース424の4つの隅部に設けられる4つの垂 直なポスト425を有している。支持プレート426が、垂直なポスト425の 上端部に設けられてベース424の上方に位置している。
支持プレート426は、上面426a、並びに矩形の中央開口428を備える実 質的に矩形の形態を有するのが好ましい。固定された停止ブロック430が、開 口428の一方の短辺に隣接して、上面426aにポルI−430によって固定 的に取り付けられている。図示のように、固定された停止ブロック430は概ね 矩形の形態を備え、開口428の他端部に向かって伸長する三角形のウィング4 30aを有している。その結果、固定された停止ブロック430の内面430b は、図3に示すようなカバー14の面取りされた側部と同様の形態を有している 。
固定されたバリア壁432が、開口428の他端部において、支持プレー1−4 26の上面426aにボルト434によって固定的に取り付けられている。図示 のように、固定されたバリア壁432は開口428から隔置されている。運動可 能な停止ブロック436が、開口428の長手方向に運動可能なように、支持プ レート426の上面426aに設けられている。第1及び第2の入れ子式の口・ ソドの組438.440が、固定されたバリア壁432と運動可能な停止ブロッ ク436との間に設けられ、運動可能な停止ブロック436が開口428の長手 方向に運動するのを許容すると共に、上記運動可能な停止ブロック436を支持 プレート426の上面426aに保持している。コイルバネ442が各々の入れ 子式のロンドの組438.440の周囲に巻かれ、運動可能な停止ブロック43 6を固定された停止ブロック430に向かって偏倚させている。
支持プレート426には、第1及び第2のグリップ部材294.296を収容す るためにその一方の長辺に設けられた第1及び第2の切欠部426b、426C と、第3のグリップ部材297を収容するために他方の長辺に設けられた第3の 切欠部426dとが形成されている。また、固定された停止ブロック430には 、グリッパ282の停止プレート302を収容するためにその」二面430bに 設けられた中央の切欠部430Cが形成されている。このようにすると、グリッ パ282は、カバー14を支持プレート426の上に置いたり、カバー14を支 持プレートから回収したりすることができる。
カバー14をカバー待機ステーション420に入れるために、グリッパ282は 、支持プレート426の上方の位置へ移動し、カバー14の端部を運動可能な停 止ブロック436に隣接させ、該端部を下げて最初に運動可能な停止ブロック4 36に係合させる。次に、グリッパ282はカバー14を少し後方へ動かす。
これにより、運動可能な停止ブロック436は、コイルバネ442の作用に抗し て後方へ移動する。次に、カバー14の他端部を支持ブl/−h426の上面4 26aに置(。そのような運動の際には、グリップ部材294.296.297 は、切欠部426b、426c、426dの範囲内でそれぞれ運動し、また、グ リッパ282の停止プレー+−302は切欠部430Cの範囲内で運動すること は理解されよう。その後、グリップアーム284.286が互いに離れてカバー 14を解放し、その後コイルバネ442が運動可能な停止ブロック436を偏倚 させ、該カバー14を固定された停止ブロック430に係合する方向へ少し押圧 する。
カバー14は、固定された停止ブロック430と運動可能な停止ブロック436 との間の固定された位置に保持される。
カバー14が取り除かれてカバー待機ステーション420へ供給された後に、ノ ール材46が、カバー待機ステーション420にあるカバー14に対応するベー スプレート12の円形の上縁部に塗布される。これは、シール材分配ステーショ ン310で行われる。回転ステーション340及びチャンバ液体分配及び渦流ス テーション390における第1の結晶形成装置10の処理が終わると、シール材 分配ステーション310にある次のベースプレート12は、チャンノく液体分配 及び渦流ステーション390へ送られてそこで処理を受ける準備が直ちに整う。
ノール材46が、シール材分配ステーション310にあるベースプレート12の 円形の上縁部26に塗布されているときに、これと同時に、チャンlく液体分配 及び渦流ステーション390の上方に位置し該ステーションに隣接している液体 処理ステーション450が、沈降剤を含む特定の容積の溶液をチャンノく液体分 配及び渦流ステー7ョン390にあるベースプレート12の24のウェルの各々 に供給する。
液体処理ステーション450は、Tecan U、S、Ltd、(P、 O,B OX 8101.Hillsborough、North Carolina。
27278)によって販売されているModel No、5052のロボットサ ンプルプロセッサ(R5P)を用いている。上記TECAN R8P 5052 の液体処理ステーション450は、特定の容積の溶液群(最大1oの溶液)を溶 液群貯蔵領域から、第1の滴定アーム452を介して、チャンバ液体分配及び渦 流ステーション390に位置するベースプレート12の24のウェルの各々に自 動的に分配する。この装置は、の51000μmの供給レベルの滴定精度を有し ている。従って、液体(緩衝剤、沈降剤、及び特殊な添加剤)を5−1. OO Oμlの範囲でリザーバのウェル16の中へ分配することができる。
上述のロボットサンプルプロセッサは周知であるので、図8、図25及び図26 に関して簡単に説明する。第1の滴定アーム452は、チャンバ液体分配及び渦 流ステーション390の後方に位置する後方フレーム454に取り付けられ、X 方向駆動アセンブリ(図示せず)によって、後方フレーム454に沿って第1の X方向に運動する。第1の滴定アーム452は、チャンバ液体分配及び渦流ステ ー7ョン390にあるベースプレート12の上方に延在する。第1の滴定アーム 452は、細長い駆動スロット457を備えており、該駆動スロットは、垂直に 配列されたピペットホルダ458を該スロット457の中で該スロットに沿って 運動可能なように取り付けている。第1の滴定アーム452は、Y方向駆動アセ ンブリ(図示せず)を備え、該Y方向駆動アセンブリは、上記X方向に交差する Y方向においてピペットホルダ458を上記スロット457に沿って動かす。
最後に、ピペットホルダ458は、垂直に配列されたピペット462をその中に 保持すると共に、上記ピペット462を垂直方向すなわちZ方向に動かすための Z方向駆動アセンブリ(図示せず)を備えている。ピペット462は、X方向、 Y方向及びZ方向に移動してベースプレート12のいずれのウェル16の上にも 位置し、これらウェルに溶液を供給することができる。X方向、Y方向及びZ方 向のそれぞれの駆動アセンブリは、図26のブロック464によって概略的に示 されている。
TECAN R3P 5052の液体処理ステーション450のピペット462 は、ピペット462に組み込まれた大容積ピペットディスペンサ(図示せず)及 び小容積ピペットディスペンサ(図示せず)を有する状態で販売されており、ピ ペット462によって供給すべき溶液の量に応じて、種々のディスペンサが単一 のピペットチップ463に使用される。図示のように、液体処理ステーション4 50のピペット462の大容積ピペットディスペンサに液体を供給するための第 1の弁アセンブリ466が、後方フレーム454に沿って形成されており、また 、液体処理ステーション450のピペット462の小容積ピペットディスペンサ へ液体を供給するための第1の弁アセンブリ468が後方フレーム454に沿っ て形成されている。
勿論、単一のピペットディスペンサをピペット462に設けて、第1及び第2の 弁アセンブリ466.468を設ける必要をなくすことができる。
弁アセンブリ466.468の上記周知の装置が、図26のブロックダイアダラ ムに示されている。図26に示すように、ピペット462は、XYZ方向駆動ア センブリ464によって制御され、ベースプレート12の別個のウェル16の上 を移動する。この移動は、コンピュータ258によって制御される。
次に、液体源からの液体が、共にコンピュータ制御される第1の弁アセンブリ4 66及び第2の弁アセンブリ468に供給される。しかしながら、弁アセンブリ の一方すなわち466又は468だけが開いている。各弁アセンブリ466.4 68からの他方のボートは、カブラ470を介してピペット462に接続されて いる。従って、液体源からの液体は、開いている弁を介して、ピペット462へ 流れる。より詳細には、液体は、ピペット462に組み込まれたそれぞれのピペ ットディスペンサへ流れ、次にピペットチップ463へ流れる。この所定量の液 体は、周知の態様のピペットアセンブリによってそれぞれのウェル16に分配さ れる。TECAN R8P 5052の液体処理ステーション450に関して周 知のように、また、図26にブロックの形態で示すように、分配用の液体をピペ ット462の中へ引き込むために、吸引装置すなわち真空装置465がピペット 462に接続されていることは理解されよう。
各々のウェル16の中へ入れることができる種々の液体があることが好ましい。
従って、図8、図8A及び図26に示すように、液体群分配ステーション480 が設けられる。液体群分配ステーション480は、10個の1リットルガラスボ トル482a−482’jを備え、各々のガラスボトルが別個の液体を保有する のが好ましい。ボトル482a−482jには、例えば窒素又はアルゴンガスを 封入するのが好ましい。
各々のボトル482a−482jから第1及び第2の弁アセンブリ466.46 8へ液体を選択的に供給するために、2つの6方向弁484.486が設けられ ている。第1の6方向弁484は、ボトル482a−482eに接続された5つ の入口ボート1−5を有しており、その出口ポートは、第2の6方向弁486の 入口ポート6に接続されている。第2の6方向弁486の他の入口ポート1−5 は、残りのボトル482f−482jに接続され、その出口ポートは、弁アセン ブリ466.468の入口ポートに接続されている。
ピペット462は、各ウェル16の上を移動し、ボトル482a−482jから の液体が、ピペット462を介して各ウェル16に選択的に供給される。一般的 な作用においては、ボトル482aからの液体が、ピペット462が上記ウェル の上方を移動する際に、コンピュータ258によって決定されている選択された ウェル16に供給される。次に、ボトル482bからの液体が、別個の液体の所 望量がウェル16に分配されるまで、ピペット462がその上を移動する際に選 択されたウェル16に順次供給される。
液体群貯蔵ステーション480から各液体を分配する間に、添加される液体成分 が相互汚染されないように、ピペット462を洗浄する。その手順は以下の通り である。ボトル482aからの液体が選択された各々のウェル16に分配された 後に、ボトル482bからの液体が上述の弁装置を介してピペット462に供給 される。ピペット462は、吸引装置465によって、ボトル482bからの新 しい液体を約20分間上下に振動させ、次に、その液体をチャンバ液体分配及び 渦流ステー7ョン390に隣接する洗浄又は廃棄物ステーション488に排出す る。従って、各ラインは上記新しい液体で洗浄され、従って、相互汚染は全く生 じない。その後、ボトル482bから所望量の液体が再度吸引され、選択された ウェル16に正確に分配される。
分配操作が完了した後に、チャンバ液体分配及び渦流ステーション390にある ベースプレート12を、ンエーカアセンブリ392を遠隔作動することにより、 1乃至999秒の所定時間にわたって揺動させ、添加した総ての液体成分を均一 に混合する。
その後、回転ステーション340に位置するカバー14の、液体が添加されたウ ェル16に対応する各々の円形のビード44の中に、高分子溶液を含む液滴48 を置匂これは、回転ステーション340の上方に位置する液滴分配ステーション 490によって行われる。液滴分配ステーション490は、図8及び図25に示 す如き、Tecan U、S、Ltd、(P、O,Box 8101.Hi I lsborough、North Carolina、27278)によって販 売される上述のロボットサンプルプロセッサ(R5P)Mode I No、5 052の一部を形成する。
液滴分配ステーション490は、第2の滴定アーム492と、該滴定アームと共 に運動するように設けられたピペット494とを備え、第1の滴定アーム及びピ ペット494の構造は、第1の滴定アーム452及びピペット462の構造とそ れぞれ同一である。ピペット494用のXYZ方向駆動アセンブリは、ピペット 462用のXYZ方向駆動アセンブリ464と同一であり、従って、ここでは詳 細に説明しない。第2のピペット494は、コンピュータ258によって決定さ れたカバー14の円形ビーズ44の特定のものの中に特定の容積の溶液を自動的 に分配する。この第2の滴定アセンブリは、対応するベースプレート12の対応 するりザーバノウエル16の上方に1−40μlの範囲の液滴48を垂下させる ように吸引を行うことができる。
液滴分配ステー/コン490と共に使用するために、別個の直径を有する複数の 凹所501を備えたタンパク質溶液貯蔵ラック500が設けられ、該タンパク質 溶液貯蔵ラックは、1つの凹所501の中に位置する少なくとも1つの試験管5 02を有し、該試験管502はタンパク質溶液を保有する。
液滴分配ステーション490が作動する際には、ピペット494が、タンパク質 溶液貯蔵ランク500にある試験管502から1−40μmの液体を吸引し、そ の後、チャンバ液体分配及び渦流ステーション390に位置するベースプレー1 ・12の第1のウェルの中の1−40μlの溶液を吸引する。次に、これら両溶 液は、ピペット494のチップの中で混合される。例えば、吸引すなわち負圧を 用いて、上記混合液をピペット494のチップの中で上下に揺動させ、上記混合 液を完全に混合させる。次に、上記混合液は、液体が吸引された上記第1のウェ ル16に対応するカバー14の鏡像関係の位置に液′a48として分配される。
この操作は、最適な液滴形成を可能とする分配速度で、プログラムされた距離か ら行う。次に、ピペット494は水溶液を吸引し、負圧による揺動すなわち振動 によってそのチップを洗浄する。次に、水を他の廃棄物ステーション504へ排 出する。次に、ピペット494は、タンパク質溶液貯蔵ラック500の試験管5 02から1−40μlの液体を再度吸引し、その後、チャンバ液体分配及び渦流 ステーション390に位置するベースプレート12の第2のウェル16の溶液を 1−40μl吸引する。次に、上記両名液をピペット494のチップの中で混合 する。例えば、負圧を用いて、上記混合液をピペット494のチップの中で上下 に揺動させ、上記混合液を完全に混合させる。次に、上記混合液は、液体が吸引 された上記第2のウェル16に対応するカバー14の鏡像関係の位置に分配され る。
この操作は、24のウェル16に対応するカバー14の24の位置の各々に対し て繰り返される。
その後、カバーは自動的に180°回転されてその元の位置に戻る。液滴48は 同一の位置に留まり、カバー14の下側から垂下する。
次に、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270が、チャンバ液体分配及び渦 流ステーション390にあるベースプレート12を組み立てステーション510 へ移動させ、該組み立てステーションにおいて、ベースプレート12は回転ステ ーション340からのカバー14と組み合わされる。図8A、図29及び図30 に示すように、組み立てステーション510は、概ね矩形の形態の平坦な金属板 から形成されたサポートプラットフォーム512を備え、該サポートプラットフ ォームは、ベースプレート12を収容するための上面512aを有している。
サポートプラットフォーム512は、第1及び第2のグリップ部材294.29 6を収容するためにその一方の長辺に形成された第1及び第2の切欠部512b 。
512Cと、第3のグリップ部材297を収容するために他方の長辺に形成され た第3の切欠部512dと、グリッパ282の停止プレート302を収容するた めにその一方の短辺付近に形成された第4の切欠部512eとを備えてルXる。
このようにすると、グリッパ282は、ベースプレート12をサポートプラット フォーム512上に置いたり、ベースプレート12をサポートプラットフォーム 512から回収したりすることができる。サポートプラットフォーム512の上 面512aの対角線上で対向する2つの隅部には、2つのピン514が形成され ており、これらピンはベースプレート12をサポートプラットフォーム上に位置 決めする。ベースプレート12がサポートプラットフォーム512の上に位置す ると、ピン514は、ベースプレート12の周囲に段部を有する側部支持壁36 の下縁部の中に丁度嵌合し、ベースプレート12をサポートプラットフォーム5 12上で適正に整合させる。
その後、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270によって回転ステーション 340からカバー14が動かされ、組み立てステーション510にあるベースプ レート12の頂部に!かれる。次に、多関節型ロボットアーム・アセンブリ27 0が、カバー14の上面を下方に軽(押し、これにより、シール材46が、ベー スプレート12の個々のウェルをカバー14でシールするようにする。
次に、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270は、組み立てステーション5 10にある組み立てられた結晶形成装置10をドローリアセンブリ162のサポ ートプラットフォーム164へ動かし、一方、上記ドローリアセンブリは、組み 立てられた結晶形成装置10をカセット入力タワー116の下側を通してカセッ ト出力タワー160の下方の位置へ動かす。次に、サポートプラットフォーム1 64が上昇する。この時点において、レバーアクチュエータ240.242は、 サポートプラットフォーム164の通過を許容するように、枢動レバー140. 150を退避させるように制御される。次に、枢動レバー140.150は、処 理された結晶形成装置10を支持するに適正な時間に解放される。
その後、ドローリアセンブリ162は、カセット入力タワー116の下を移動し 、処理するための他の結晶形成装置10を回収する。これと同時に、多関節型ロ ボットアーム・アセンブリ270は、シール材分配ステーション310にあるベ ースプレート12を処理するためにチャンバ液体分配及び渦流ステーション39 0へ動かし、次に、カバー待機ステーション420にあるカバー14を回転ステ ーション340へ動かしてそこで処理を行う。
上述の操作は、カセット入力タワー116からの総ての結晶形成装置10が処理 されてカセット出力タワー160へ戻るまで継続される。
準備が整った結晶形成装置10は次に、カセット出力タワー160から手動操作 で取り出され、例えば4°C乃至22°Cの適正な温度雰囲気の中に置かれて平 衡作用を行い、時間経過と共に所定の時間毎に顕微鏡観察される。
高分子及びペプチドを結晶化するための条件を再現するためには、1−1000 111の範囲の液体を正確に分配及び吸引することが必須であることは理解され よう。01.の単位のpH及び±1%の沈降レベルの違いは、どのような結晶化 手順から得られる結晶の平衡速度及び品質に大きな影響を与える。自動化された 結晶化装置1100は、汚染の問題を極力少なくしながら、上記パラメータの範 囲内で上述の各工程を実行する。
上述の総ての操作は、オペレータが入力する個々の実験のパラメータに従って、 コンピュータ258によって制御されることは理解されよう。自動化された結晶 化装置100の作用を示すために、図31A乃至図31Dに示す作動シーケンス のフローチャートを以下に説明する。
ステップ600において、自動化された結晶化装置1.00用のパワーがオンさ れると、ステップ602において、コンピュータ258は、TECAN R8P 50528P5052液ノヨン450を初期化して洗浄するか否かの判断をオペ レータに促す。ステップ604において、オペレータが否定的に応答した場合に は、コンピュータ258はステップ606においてプログラムを出て、自動化さ れた結晶化袋ri1100を停止する。反対に、オペレータがステップ604に おいて肯定的に応答した場合には、コンピュータ258は、ステップ608にお いて、TECAN R3P 5052液体処理ステーション450の総ての液体 分配ラインを初期化してUSP等級の水で洗浄する。次に、ステップ610にお いて、結晶化メインメニューがコンピュータ258に表示される。
その後、ステップ612において、オペレータがバーコードラベルを準備する。
オペレータは、モニタ260に表示されたメインメニューの「プリント・バーコ ードラベル」のオプションを使用する。コンピュータ258は次に、種々のバー コードラベルをプリントするようにバーコードプリンタ257に命令する。ステ ップ614において、複数の結晶形成装置10のベースプレート12の側部に) <−コードラベルが貼られ、ラベルの貼られた結晶形成装置10はカセット入力 タワー116の中に積み重ねられる。しかしながら、結晶形成装置10のカッ< −14は、カセット入力タワー116の中へ挿入される前に、上述のようにシリ コン化されることに注意する必要がある。
次に、ステップ616において、オペレータは、溶液群分配ステーション480 から結晶形成装置10の中の各々のウェル16に分配すべき緩衝剤、沈降剤及び 特殊な添加剤の組成を決定する液体処理パラメータを入力する。マルチ結晶化チ ャンバに対して、多数の実験的な液体処理パラメータを指定することができる。
これは、コンピュータ258から実験設定メニューを選定することにより行われ る。総ての液体処理パラメータが、既に結晶形成装置10に貼られているノく− コードラベルに追加される。
ステップ618において、コンピュータ258は、チャンバ重積及び排出ステー ション102、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270及びシール材分配ス テーション310を初期化する。
ステップ620において、チャンバ重積及び排出ステーション102はコンピュ ータ258によって自動的に作動される。ドローリアセンブリ162が、カセッ ト入カタワー116の下を移動し、サポートブラ・ソトフォーム164が上昇し てスタックの中の最下方の結晶形成装置10を拾い上げる。この機能を実行する 際に、レバーアクチュエータ240.242が枢動し、これにより、レノく−ア クチュエータ240,242の自由端が、枢動したレバー140.150の下端 140a、150aに当接する。これにより、枢動したレバー140.150の クサビ状部分1.40b、150bが外方へ偏倚されて結晶形成装置10のスタ ・ツクから離れ、これにより、最下方の結晶形成装置10は、クサビ状部分14 0b、150bによって担持されるのではなく、サポートプラットフォーム16 4の上面に載って支持される。次に、レバー140.150が解放され、これに より、レノく−のクサビ状部分140b、150bが、カセット入カタワー11 6の中の結晶形成製ff1lOのスタックの残りを支持する。次φこ、ドローリ アセンブリ162が、その上に結晶形成装置10を載せた状態で、カセット出力 タワー116の下側力1ら移動する。
反対に、ステップ622において、カセット入力タワー116に結晶形成装置1 0が全くないと判定されたり、あるいは、チャンバ重積及び排出ステーション1 02にエラーがあった場合には、ステップ624においてエラーレポートを生じ 、ステップ626において、操作はエンドシーケンスにジャンプし、運転を終了 する。
しかしながら、結晶形成装置1flOがドローリアセンブリによって拾い上げら れたと仮定すると、サポートプラットフォーム164は、ステップ628におい て、チャンバ重積及び排出ステーシコン102の側壁部106に隣接するバーコ ードリーダ256の前方の位置へ移動する。ステップ630において、無効なバ ーコードがバーコードリーダ256によって読み取られた場合には、多関節型ロ ボットアーム・アセンブリ270は、サポートプラットフォーム164からその 無効な結晶形成装置10を拾い上げ、該結晶形成装置をステップ632において 廃棄ビン(図示せず)の中へ落とす。ステップ634において、多関節型ロボッ トアーム・アセンブリ270は次に、チャンバ重積及び排出ステーション102 へ移動し、カセット入力タワー116から供給された別の結晶形成装置10を拾 い上げる。ステップ636において、操作はステップ638へ戻り、結晶形成装 置10を回収する最初のシーケンスを繰り返す。
回収した結晶形成装置10のバーコードを適正に認識した後に、サポートプラッ トフォーム164は降下し、チャンバ重積及び排出ステーション102の前方端 へ搬送され、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270によって拾い上げられ る。
ステップ640において、サポートプラットフォーム164から掴まれた結晶形 成袋fllloは多関節型ロボットアーム・アセンブリ270によって拾い上げ られ、ノール材分配ステーション310のサポートプラットフォーム322の上 に置かれる。次に、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270は結晶形成装置 10のカバー14を掴み、該カバーをシール材分配ステーション310において ベースプレート12から取り除き、カバー14を回転ステーション340へ搬送 する。次に回転ステーション340は、液滴48を分配し易くするために、カバ ー14を自動的に180°回転させる。
ステップ642において、コンピュータ258は移動テーブル312を自動的に 作動させ、ベースプレート]2をシール材ディスペンサ324の分配チップ33 2の下に置(。シール材ディスペンサ324はその後、分配チップ332を介し てシール材46を分配するように制御され、一方、移動テーブル312は、サー ボモータ316a、316bによって動かされて平坦な支持面314従ってサポ ートプラットフォーム322を移動させ、これにより、分配チップ332からの シール材46は、対応するベースプレート12の各々の側壁部の円形の上縁部2 6に付与される。
シール材46がサポートプラットフォーム322の上に位置するベースプレート 12の円形の上縁部26に分配された後に、サポートプラットフォームのベース プレート12は多関節型ロボットアーム・アセンブリ270によって拾い上げら れ、チャンバ液体分配及び渦流ステーション390へ送られる。これはステップ 644において生ずる。
ステップ646においては、自動化された結晶化装置100の効率を増大させる ために、チャンバ重積及び排出ステーション102が、カセット入力タワー11 6から次の結晶形成装置10を回収する。
ステップ648において、コンピュータ258は、カセット入力タワー116か ら回収した次の結晶形成装置1ilf10が有効なバーコードを有しているか否 かを判定する。有効なバーコードを有していない場合には、ステップ650にお いて、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270がその無効な結晶形成装置1 0をサポートプラットフォーム164から拾い上げ、該結晶形成装置を上述の如 き廃棄ビン(図示せず)の中へ落とす。これと同時に、コンピュータ258は、 ステップ652において、初期シーケンスのフラグセットを設定する。
バーコードが有効であり、有効な結晶形成装置tloがまだドローリアセンブリ 162の上にある場合には、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270は、チ ャンバ重積及び排出ステーション102によって与えられた上記次の結晶形成装 置10を回収し、ステップ654において、該結晶形成装置をシール材分配ステ ーション310のサポートプラットフォーム322の上に供給する。その後、多 関節型ロボットアーム・アセンブリ270は、シール材分配ステーション310 にある上記結晶形成装置10のカバー14を取り外し、該カバーをカバー待機ス テーション420へ供給する。
ステップ656において、シール材ディスペンサ324はその後、分配チップ3 32を介してシール材46を分配するように制御され、一方、移動テーブル31 2は、サーボモータ316a、316bによって動かされて平坦な支持面314 従ってサポートプラットフォーム322を動かし、これにより、分配チップ33 2からのシール材46は、この第2の結晶形成装置10のベースプレート12の 側壁部の円形の上縁部26に付与される。
同時に、ステップ658において、沈降剤を含む特定の容積の溶液が、チャンバ 液体分配及び渦流ステーション390にあるベースプレート12の24のウェル 16の各々に供給される。TECAN R3P 5052液体処理ステーション 450は、溶液群分配ステーション480のガラスボトル482a−482jか ら、ピペット462を介して、ベースプレート12の24のウェルの各々の中に 、特定の容積の溶液群を自動的に分配する。溶液群分配ステーション480から 6方向弁484.486を介して液体を分配する各操作の間に、ピペット462 を洗浄し、添加される液体成分の相互汚染が全(生じないようにする。分配操作 が完了する払ベースプレート12は、ンエーカアセンブリ392を遠隔作動させ ることにより、所定時間(1−999秒)にわたって撹拌され、添加された総て の液体成分は均一に混合される。
ステップ660において、コンピュータ258は、この第1の液体分配サイクル が完了したことを判定する。完了していなければ、液体分配サイクルは完了する まで継続され、完了した時点において、コンピュータ258は、添加される液体 を有するウェル16に対応する回転ステーション340に位置するカバー14の 各々の円形のビード44の中に高分子溶液を含む液滴48を付与するように、液 滴分配ステーション490に命令を出す。これは、ステップ662において生ず る。
ステップ664において、コンピュータ258は、この第2の液体分配サイクル が完了したか否かを判定する。完了していなければ、液体分配サイクルは完了す る間で継続され、完了した時点において、コンピュータ258は、ステップ66 6において、回転ステーション340を制御してカバー14を自動的に1800 回転させ、その元の状態に戻す。カバーに付与された液滴48は、同じ位置に留 まり、カバー14の下側から垂下する。
次に、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270はチャンバ液体分配及び渦流 ステーション390にあるベースプレートを組み立てステーション510へ動か す。その後、回転ステーション340からのカバー14が多関節型ロボットアー ム・アセンブリ270によって動かされ、組み立てステーション510にあるベ ースプレート12の頂部に置かれる。次に、多関節型ロボットアーム・アセンブ リ270は、カバー14の上面を軽く押し、シール材46がベースプレート12 の個々のウェルをカバー14に対して確実にシールするようにする。
ステップ668において、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270は次に、 組み立てステーション510にある組み立てられた結晶形成装置10をドローリ アセンブリ162のサポートプラットフォーム164へ動かす。ステップ670 において、ドローリアセンブリは、組み立てられた結晶形成装置10をカセット 入力タワー116を越してカセット出力タワー160の下方の位置へ動かす。サ ポートプラットフォーム164は次に上昇する。この時点において、レバーアク チュエータ240.242は、サポートプラットフォーム164の通過を許容す るように、枢動レバー140.150を退避させるように制御される。次に、適 正な時間に枢動レバー140.150が解放され、処理された結晶形成装置10 を支持する。
ステップ672において、コンピュータ258は、カセット空フラグが設定され ているか否かを判定する。このカセット空フラグは、カセット入力タワー116 の中に結晶形成装置10がもうないことを示す。カセット空フラグが設定されて いなければ、カセット入力タワー116から別の結晶形成装置10が回収され、 上述のステップを繰り返す。すなわち、操作はステップ674へ行き、ステップ 674は、ステップ676のリピート・シーケンスへジャンプする。カセット空 フラグが設定されている場合には、多関節型ロボットアーム・アセンブリ270 はステップ678において休止位置へ移動し、操作はステップ680で停止する 。
準備が整った結晶形成装置10は次に、カセット出力タワー160から手動掃作 で取り出され、例えば4°C乃至22°Cの適正な温度雰囲気の中に置かれて平 衡作用を行い、時間経過と共に所定の後に設定する時間(1週間、1力月、3力 月、及び6力月)毎に顕微鏡観察される。
自動化された結晶化装置100は、長時間(24−48時間)の連続運転の後に 検査される。ニワトリ・リゾチームを結晶化させるための上述の公知の手順を用 いて、リゾチームを結晶化させることに成功した。これらの結晶のサイズ及び品 質は、並行して行った手動操作で準備したハンギングドロップの実験から得た結 晶に比肩し得るものであった。
添付の図面を参照し゛C本発明の特に好ましい実施例を説明したが、本発明はこ れら厳密な実施例に限定されるものではなく、添付の請求の範囲によって確定さ れる本発明の範囲及び精神から逸脱することな(、当業者が種々の変形及び変更 を行うことができることは理解されよう。
F/に、 / FIG、3 特表千7−500806 (2()) 浄書(内容に変更なし) J FI6.31A 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.結晶形成装置において、 (a)複数のウエルを有するベースプレートであって、各々のウエルは、リザー バ溶液をその中に収容するようになされており、また、各々のウエルは、底部、 並びに、該底部に接続される周方向の側壁部を有していてその中にチャンバを形 成し、前記側壁部は、前記ウエルの上部開口を形成する上方の周縁部を有するベ ースプレートと、 (b)前記総てのウエルを覆うための取り外し可能な単一のカバー手段であって 、前記ウエルの上方の周縁部に着座して前記ウエルをシールし、従って、前記チ ャンバをシールする下面を有する取り外し可能な単一のカバー手段とを備えるこ とを特徴とする結晶形成装置。 2.請求項1の結晶形成装置において、前記上方の周縁部と前記取り外し可能な 単一のカバー手段との間に設けられ、前記取り外し可能な単一のカバー手段の下 面を前記各々のウエルにシールし、これにより、複数のシールされたチャンバを 形成するシール手段を更に備えることを特徴とする結晶形成装置。 3.高分子の結晶を形成するための方法において、(a)ベースプレートに形成 された複数のウエルの中にリザーバ溶液を分配する工程であって、各々のウエル は、底部、並びに、該底部に接続される周方向の側壁部を有していてその中にチ ャンバを形成し、前記各々の側壁部は、前記ウエルの上部開口を形成する上方の 周縁部を有し、前記上部開口を介して前記リザーバ溶液が分配される、リザーバ 溶液を分配する工程と、(b)前記リザーバ溶液が供給される前記ウエルに相当 する単一のカバーの複数の位置に、高分子溶液を含む複数の液滴を形成する工程 と、(c)前記液滴が、前記単一のカバーの前記位置と概ね同一の位置に前記液 滴が留まるように前記単一のカバーを反転させる工程と、(d)前記反転された 単一のカバーを前記上方の周縁部の上に置いて前記チャンバをシールし、前記各 々の液滴をそれぞれのウエルのリザーバの上方で垂下した状態にして吊り下げる 工程とを備えることを特徴とする方法。 4.請求項3の方法において、前記取り外し可能な単一のカバー手段の下面を前 記各々のウエルにシールし、これにより、シールされた複数のチャンバを形成す る工程を更に備えることを特徴とする方法。 5.自動化された結晶化装置において、(a)ベースプレートに形成された複数 のウエルの中にリザーバ溶液を分配するための液体分配手段であって、前記各々 のウエルは、該ウエルの上部開口を形成する上方の周縁部を有する側壁部によっ て形成され、前記上部開口を介して前記リザーバ溶液が分配されるようになされ た液体分配手段と、(b)カバーの上方を向いた下面の複数の位置に高分子溶液 を含む複数の液滴を付与するための液滴分配手段であって、前記複数の位置は、 前記リザーバ溶液が供給される前記ウエルに対応するようになれた液滴分配手段 と、(c)前記液滴が付与された後に前記カバーを反転させ、これにより、前記 カバーの下面を下方に向けるための反転手段と、(d)前記反転したカバーを前 記上方の周縁部の上に置き、これにより、前記カバーにより前記ウエルをシール し、前記液滴を対応するリザーバ溶液の上方で垂下した状態で吊り下げるように する定置手段とを備えることを特徴とする自動化された結晶化装置。 6.請求項5の自動化された結晶化装置において、前記液体分配手段が、(a) 前記ベースプレートを支持するためのサポートプラットフォーム手段と、(b) 前記ベースプレートの各々のウエルにリザーバ溶液を供給するためのピペット手 段と、 (c)前記ピペット手段と前記サポートプラットフォーム手段との間に相対的な 運動を生じさせ、これにより、前記ピペット手段が、前記ウエルのいずれの上方 にも選択的に位置することができるようにする駆動手段とを備えることを特徴と する自動化された結晶化装置。 7.請求項5又は6の自動化された結晶化装置において、前記反転手段が、(a )前記カバーを前記液滴分配手段の下方に支持するためのサポートプラットフォ ーム手段と、 (b)前記カバーの下面がその上に液滴を受けるように上方を向く位置と液滴が 付与された後に前記カバーの下面が下方を向く位置との間で前記サポートプラッ トフォーム手段を回転可能に支持するための回転支持手段とを備えることを特徴 とする自動化された結晶化装置。 8.請求項5乃至7のいずれかの自動化された結晶化装置において、前記定置手 段は多関節型ロボットアーム手段を備え、該多関節型ロボットアーム手段は、前 記ベースプレートを掴んで該ベースプレートを前記液体分配手段へ及び該液体分 配手段から搬送すると共に、前記カバーを掴んで該カバーを前記反転手段へ及び 該反転手段から搬送することを特徴とする自動化された結晶化装置。 9.複数のウエルを有するベースプレートと、前記複数のウエルを覆うためのカ バーとを有する結晶形成装置と共に使用される自動化された結晶化装置において 、(a)前記複数の結晶形成装置を重積するためのチャンバ重積手段と、(b) 前記チャンバ重積手段からの前記結晶形成装置を処理するための処理手段であっ て、 (i)前記各々の結晶形成装置のベースプレートのウエルの中へ所定量の液体を 分配するための液体分配手段と、 (ii)前記ウエルに相当する前記カバーの各々の位置に高分子溶液を含む液滴 を分配し、前記カバーが対応するベースプレートと組み立てられた時に、前記液 滴が、前記各々のウエルの上方で前記カバーから垂下する状態で吊り下げられる ようにする液滴分配手段とを具備する処理手段と、(c)前記結晶形成装置を掴 んで該結晶形成装置を前記チャンバ重積手段と前記処理手段との間で搬送すると 共に、前記各々の結晶形成装置のカバーを該結晶形成装置のベースプレートから 分解したり該ベースプレートと組み合わせたりするための多関節型ロボットアー ム手段とを備えることを特徴とする自動化された結晶化装置。 10.請求項9の自動化された結晶化装置において、前記液体分配手段が、(a )前記ベースプレートを支持するためのサポートプラットフォーム手段と、(b )前記ベースプレートの各々のウエルにリザーバ溶液を供給するためのピペット 手段と、 (c)前記ピペット手段と前記サポートプラットフォーム手段との間に相対的な 運動を生じさせ、これにより、前記ピペット手段が、前記ウエルのいずれの上方 にも選択的に位置することができるようにする駆動手段とを備えることを特徴と する自動化された結晶化装置。 l1.請求項9又は10の自動化された結晶化装置において、前記カバーの下面 が前記液滴を受けるために上方を向く位置と液滴を受けた後に前記カバーの下面 が下方を向く位置との間で前記各々の結晶形成装置のカバーを回転させるための 回転手段を備え、前記回転手段は、前記カバーを前記液滴分配手段の下方に支持 するためのサポートプラットフォーム手段を含み、更に、前記カバーの下面がそ の上に液滴を受けるように上方を向く位置と液滴が付与された後に前記カバーの 下面が下方を向く位置との間で前記サポートプラットフォーム手段を回転可能に 支持するための回転支持手段とを備えることを特徴とする自動化された結晶化装 置。 12.請求項9乃至11のいずれかの自動化された結晶化装置において、前記液 滴分配手段が、 (a)液滴を前記カバーに供給するためのピペット手段と、(b)前記ピペット 手段と前記カバーとの間に相対的な運動を与え、これにより、前記ピペット手段 が、前記カバーの上方を向いた下面の上方の種々の箇所に選択的に位置すること ができるようにする駆動手段とを備えることを特徴とする自動化された結晶化装 置。 13.請求項9乃至12のいずれかの自動化された結晶化装置において、前記多 関節型ロボットアーム手段が、 (a)第1及び第2のグリップアームを具備し、前記ベースプレート及び前記カ バーを掴むためのグリップ手段と、 (b)前記グリップアームを互いに接近させたり離したりするためのグリップ調 節手段を具備し、前記グリップアームを隔置された関係に保持するためのリスト 手段とを備えることを特徴とする自動化された結晶化装置。 14.請求項9乃至13のいずれかの自動化された結晶化装置において、前記チ ャンバ重積手段から前記結晶形成装置を回収すると共に、前記結晶形成装置の処 理が完了した後に、該結晶形成装置を前記チャンバ重積手段へ戻すためのトロー リ手段を更に備えることを特徴とする自動化された結晶化装置。 15.請求項9乃至14のいずれかの自動化された結晶化装置において、前記チ ャンバ重積手段が、 (a)処理すべき前記結晶形成装置のスタックを保持するための入力タワー手段 と、 (b)処理された結晶形成装置のスタックを保持するための出力タワー手段とを 備えることを特徴とする自動化された結晶化装置。 16.複数のウエルを有するベースプレートと、前記総てのウエルを覆うための 取り外し可能なカバーとを具備し、前記各々のウエルはリザーバ溶液を収容する ようになされ、また、前記各々のウエルは、底部、及び、該底部に接続される周 方向の側壁部を有していてその中にチャンバを形成し、前記側壁部は、前記ウエ ルの上部開口を形成する上方の周縁部を有し、また、前記取り外し可能なカバー は、前記ウエルの前記上方の周縁部に着座して前記ウエルをシールし、従って、 前記チャンバをシールする下面を有するようになされた結晶形成装置と共に使用 される自動化された結晶化装置において、 (a)前記複数の結晶形成装置を重積するためのチャンバ重積手段と、(b)前 記チャンバ重積手段からの前記結晶形成装置を処理するための処理手段であって 、 (i)前記各々の結晶形成装置のペースプレートの側壁部の上方の周縁部にシー ル材を供給するためのシール材分配手段と、(ii)前記各々の結晶形成装置の ベースプレートのウエルの中へ所定量の液体を分配するための液体分配手段と、 (iii)前記ウエルに相当する前記カバーの各々の位置に高分子溶液を含む液 滴を分配し、前記カバーが対応するベースプレートと組み立てられた時に、前記 液滴が、前記各々のウエルの上方で前記カバーから垂下する状態で吊り下げられ るようにする液滴分配手段と、 (iv)前記カバーの下面が前記液滴を受けるために上方を向く位置と、液滴が 前記下面に付与された後で且つ前記カバーが対応するベースプレートと組み立て られた時に前記カバーの下面が下方を向く位置との間で前記各々の結晶形成装置 のカバーを回転させるための回転手段とを具備する処理手段と、(c)前記結晶 形成装置を掴んで該結晶形成装置を前記チャンバ重積手段と前記処理手段との間 で搬送すると共に、前記各々の結晶形成装置のカバーを該結晶形成装置のベース プレートから分解したり該ベースプレートと組み合わせたりするための多関節型 ロボットアーム手段とを備えることを特徴とする自動化された結晶化装置。
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