JPH0748262Y2 - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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JPH0748262Y2
JPH0748262Y2 JP3183691U JP3183691U JPH0748262Y2 JP H0748262 Y2 JPH0748262 Y2 JP H0748262Y2 JP 3183691 U JP3183691 U JP 3183691U JP 3183691 U JP3183691 U JP 3183691U JP H0748262 Y2 JPH0748262 Y2 JP H0748262Y2
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JP
Japan
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container
hole
groove
liquid
cap
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JP3183691U
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JPH0541554U (ja
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良夫 長崎
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Car Mate Manufacturing Co Ltd
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Car Mate Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は液体芳香剤や液体消臭
剤等を入れ、芳香等を外部に放出する液体容器に関し、
特に容器口部のキャップに中芯を設けた、いわゆるウイ
ック式液体容器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記ウイック式の液体容器におい
ては、容器本体に入れる芳香剤や消臭剤に揮発性のアル
コール等が混入されており、高温時には容器内温度の上
昇、アルコール等の揮発による蒸気圧上昇等で容器内が
加圧され、いわゆるサイフォン現象により中味液体が吹
き出すという問題がある。そしてこの対策として図4に
示すように容器本体21の口部22に嵌合した中栓23
に空気孔24を設け、大径孔25aを有するキャップ2
5を取付けている。
【0003】ところで、上記従来の液体容器の構造であ
ると、容器が転倒した場合には、中味の液体が流出し、
周囲の敷物や車両のダッシュボード等に変色をきたし、
また匂がなかなか取れないという問題があった。
【0004】そこで転倒時の液体流出防止手段として複
雑な機構を有するバルブ等を取付ける構造も考えられる
が、部品点数が増えるとともにコスト的にも高くなると
いう問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、通常は芳
香等を放つ液体容器として十分機能するとともに、容器
転倒時液体の流出を最小限に食止めることができ、しか
も従来の液体容器の部品点数の範囲内で構成し、かつコ
スト的にも安価にできる液体容器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、容器本体の口部に中栓を嵌合し、前記中栓
には中芯を垂設する挿通孔を形成し、前記中栓の、中芯
挿通孔の周辺に1つ以上の溝を形成し、前記溝の上面を
キャップで被冠するとともに溝には少なくとも一部に区
画を形成し、各区画を連通部で連通し、前記区画の少な
くとも1つに容器本体内に通じる内孔を形成し、前記キ
ャップには前記区画のうち、内孔が形成されていない区
の少なくとも1つに連通するとともに外部に通じる外
孔を形成した構成としたものである。
【0007】
【実施例】以下この考案の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、液体容器の口部分の断面側面
図である。図中符号1は容器本体、2は側壁外周にねじ
山2aを有する口部である。
【0008】前記口部2には中栓3が嵌合されている。
この中栓3の中心には挿通孔4が形成され、この挿通孔
4には下端部が容器本体1の底部に達する中芯5が垂設
されている。
【0009】また中栓3には前記挿通孔4の同心円上に
外溝6及び内溝7の2つの溝が形成されており、外溝6
は図2に示すように4つの隔壁8a、8b、8b、8b
により小さな4つの区画イ、ロ、ハ、ニに分割されてい
る。ちなみにこの実施例では外溝6の幅は略1,3m
m、内溝7の幅は略2mmに形成されている。
【0010】前記隔壁のうち隔壁8aの上面は図2、図
3に示すように、中栓3の表面と同一面に形成され、他
の隔壁8bの上部には小さな切欠きが形成され連通部9
が形成され、この連通部9により区画イと区画ニ以外は
互いに連通されている。また隔壁8a、8bにより形成
された区画イの底面には容器本体1の内部に連通する内
孔10が形成されており、区画ニと内溝7の間の立壁上
部には連通部11が形成されている。ちなみにこの実施
例では内孔10の径は略1mmに形成されている。
【0011】また容器本体1の口部2にはキャップ12
が被冠され、このキャップ12の底面と中栓3の上面と
が接しており、このキャップ12により外溝6と内溝7
とが隔離されている。またこのキャップ12の、内溝7
の上面に対する面には図1に示すように外孔13が形成
されている。
【0012】上記のようにして容器本体1の内部は、図
3に示すように内孔10、各区画イ、ロ、ハ、ニの連通
部9、区画ニと内溝7との連通部11及びキャップ12
の外孔13を介して容器本体外部に通じている。
【0013】上記実施例の液体容器1によると、容器が
転倒した場合、液体は中栓3の小さな区画イ、ロ、ハ、
ニ、その間の狭い連通部9、11及び内溝7、外孔13
を通過する必要があるが、液体の粘性や表面張力等によ
る抵抗を受け、これらの溝や連通部をスムースに通過す
ることができない。従って液体が外部に流出することが
防止され、例え流出しても流出を最小限に押えることが
できる。
【0014】一方、圧力のかかった容器内部の気体はこ
のような粘性や表面張力等による抵抗を受けないため小
さな溝や連通部等をスムースに通過し、気体だけが外孔
13から容器外部へ放出される。
【0015】上記のように、この考案の液体容器1は、
圧力によって押出される気体と、圧力にともない、ある
いは重力によって流出する液体の性質の差を利用するこ
とにより容器転倒時の内部液体の流出を最小限に防止す
ることができる。
【0016】またキャップ12に設けられた外孔13
は、常に溝7の上面に形成されているためキャップ12
をどの位置で締めても常に溝7と連通するとともに外孔
13を介し容器外部へ通じる。
【0017】また上記実施例の液体容器1は、従来のも
のの使用部品の点数範囲内で上記機能を発揮し、しかも
コスト的にも同じで安価にあがる。
【0018】なお上記実施例では溝として外溝6と内溝
7の2つの溝を形成した場合について説明したが、溝の
数、幅、形状、形成位置、区画の数、連通部9、11の
構造、あるいは内孔10の径の大きさ、位置等はこの実
施例のものに限られるものではない。例えば溝6、7は
必ずしも挿通孔4の同心円上でなくてもよく、また挿通
孔4を中栓3の端部に設けてもよい。また溝6、7も円
状でなくてもよく、内孔10を内溝7の底面に設けると
ともに、外孔13を外溝6の上面に設けてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案は容器本
体の口部に中栓を嵌合され、前記中栓には中芯を垂設す
る挿通孔が形成され、前記中栓の中芯挿通孔の周辺には
1つ以上の溝が形成され、前記溝の上面にはキャップ
被冠されるとともに溝には少なくとも一部に区画が形成
され、各区画は連通部で連通され、前記区画の少なくと
も1つには容器本体内に通じる内孔が形成され、前記キ
ャップには前記区画のうち、内孔が形成されていない区
の少なくとも1つに連通するとともに外部に通じる外
孔が形成されてなる構成としたので、液体容器が転倒し
た場合、内部液体は中栓の小さな区画や連通部、外孔を
通過する際に、粘性や表面張力等による抵抗を受けこれ
らの溝や連通部をスムーズに通過することができず、液
体の流出を最少限に押さえることができる。一方、圧力
のかかった容器内部の気体はこのような表面張力等によ
る抵抗を受けないため小さな溝や連通部等をスムーズに
通過し、気体だけが外孔から容器外部に放出される。こ
のように、圧力によって押出される気体と、圧力にとも
ない、あるいは重力によって流出する液体の性質の差を
利用することにより、容器転倒時の内部液体の流出を最
小限に防止することができる。またこの考案の液体容器
は、従来のものと同じ使用部品の点数範囲内で上記機能
を発揮し、しかもコスト的にも同じで安価にあがるなど
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体容器の口部分の要部断面側面図である。
【図2】図1のH−H線部分の中栓の切断断面図であ
る。
【図3】実施例における気体の流通順序を平面的に示す
図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 口部 3 中栓 4 挿通孔 5 中芯 6 外溝 7 内溝 9 連通部 10 内孔 11 連通部 12 キャップ 13 外孔 イ、ロ、ハ、ニ 区画

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の口部に中栓が嵌合され、前記
    中栓には中芯を垂設する挿通孔が形成され、前記中栓
    の、前記中芯挿通孔の周辺には1つ以上の溝が形成さ
    れ、前記溝の上面にはキャップが被冠されるとともに溝
    には少なくとも一部に区画が形成され、各区画は連通部
    で連通され、前記区画の少なくとも1つには容器本体内
    に通じる内孔が形成され、前記キャップには前記区画
    うち、内孔が形成されていない区画の少なくとも1つに
    連通するとともに外部に通じる外孔が形成されてなるこ
    とを特徴とする液体容器。
JP3183691U 1991-04-09 1991-04-09 液体容器 Expired - Fee Related JPH0748262Y2 (ja)

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JP3183691U JPH0748262Y2 (ja) 1991-04-09 1991-04-09 液体容器

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Publication Number Publication Date
JPH0541554U JPH0541554U (ja) 1993-06-08
JPH0748262Y2 true JPH0748262Y2 (ja) 1995-11-08

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ES2302047T3 (es) * 2003-12-02 2008-07-01 Givaudan Sa Dispositivo para la emision de un liquido volatil a la atmosfera.
KR102066865B1 (ko) * 2019-12-13 2020-01-16 김용환 디퓨저용 캡

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