JPH0747070Y2 - トースターのパン飛出防止構造 - Google Patents

トースターのパン飛出防止構造

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JPH0747070Y2
JPH0747070Y2 JP6157693U JP6157693U JPH0747070Y2 JP H0747070 Y2 JPH0747070 Y2 JP H0747070Y2 JP 6157693 U JP6157693 U JP 6157693U JP 6157693 U JP6157693 U JP 6157693U JP H0747070 Y2 JPH0747070 Y2 JP H0747070Y2
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JP
Japan
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bread
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long hole
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plate
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忠雄 藤井
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Yamada Electric Ind Co Ltd
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Yamada Electric Ind Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はトースターに関し、特
に、焼け上がったパンが機器本体天面の長孔から機器本
体外に飛び出すのを防止する手段を有するものである。
【0002】
【従来の技術】トースターは、スライスしたパンを機器
内に挿入して電熱で焼く装置である。このトースター
は、例えば、機器本体の天面にスライスしたパンを挿入
するための長孔が形成され、この長孔の下部にパンの下
部を支持する昇降板が機器本体内で上下動可能に上方へ
付勢し、機器本体の側面から操作可能に設けられ、か
つ、この昇降板を挟んで長孔下部の左右両側にヒーター
を有する加熱部が配置されている。加熱部にはパンに面
して熱反射板が設けられる。
【0003】そこで、パンを長孔に挿入するとその下部
が昇降板に支承され、ついで機器本体の側面から昇降板
に連結したノブを圧し下げるとロックされ、ヒーターが
発熱してパンの両側面を所望の具合に焼くと、ロックが
外れ、付勢するばね力で昇降板が押し上げられてパンが
長孔から露出するというものである。
【0004】なお、パンを挿入する長孔は、機器本体の
上面で並列する2つを配置してなるトースターが一般的
である。この場合、ヒーターは二つの長孔の中間部に配
置され、熱反射板は長孔の左右両外側に配置されてい
る。したがって、この場合、二つの長孔に挿入したパン
は片面のみが焼かれ、他の片面は焼加熱されることはな
いのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トースターによれば、図4に示すように、パンPが焼け
上がると自動的に前記ロックが外れ、したがって、レバ
ー4を上昇付勢するばね8の力で該レバー4とこれに連
結された昇降板6が上限位置で停止することにより、パ
ンPが前記長孔2から露出するのであるが、このとき、
レバー4をガイドロッド7に沿って上昇付勢するばね8
の力が瞬発し、かつ、昇降板6が上限位置で急激に停止
するために、その慣性を得たパンPが長孔2から突出
し、矢示のように機器本体1外へ飛び出してしまうこと
がある。
【0006】そこで、この考案は、焼け上がったパンが
機器本体外へ飛び出さないように工夫したトースターの
パン飛出防止構造を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案にかかるトース
ターのパン飛出防止構造は、機器本体の天面に開設した
長孔と、該長孔の下部において発熱可能に機器本体内に
垂直配置された加熱部と、機器本体内で上下動可能に配
設されて長孔から挿入されたパンの下部を支持する昇降
板と、該昇降板と連結されて機器本体内で昇降可能に付
勢して配設され、機器本体外で昇降可能に突出するノブ
を備えたレバーとを備え、前記長孔から挿入したパンが
焼け上がると前記昇降板が上昇して長孔から露出させる
トースターにおいて、前記レバーが当接して緩衝且つ制
動するばねを機器本体内部に水平に架設したことを特徴
とする。
【0008】
【作用】パンが焼け上がると、ロックが外れてレバーが
昇降板と共に付勢されたばねで上昇し、上動の上限付近
に達してばねで緩衝及び制動されるために、昇降板が急
激に停止することがなく、したがってパンが長孔から機
器本体外に飛び出すことはない。
【0009】
【実施例】以下この考案の一実施例を図に基づき説明す
る。図1に示すように、トースターの箱形をなす機器本
体1の上面にスライスしたパンを挿入するための長孔2
が開設され、この長孔2を挟んで機器本体1内の左右に
仕切板20,20が、また前後に加熱部10,10が配
置されている。
【0010】仕切板20に縦方向のガイド長孔が開設さ
れてそれに両端部を挿入して昇降可能に昇降板6が係合
し、この昇降板6の一端部に連結されたレバー4は、ク
ランク形をして機器本体1内に立設したガイドロッド7
に昇降可能に係合し、かつ、ガイドロッド7にコイルば
ね8を捲回してレバー4を常に上方へ上昇付勢してい
る。
【0011】レバー4は機器本体1の一側面に開設した
ガイド長孔3から突出し、その外端部にノブ5が取付け
られている。昇降板6は長孔2の下部に位置して機器本
体1内を横断し、他端部6aは機器本体1の一側面内側
の仕切板20にばね9で上下動可能に支持されている。
ばね9の両端部は仕切板20の上部の一部を立ち曲げた
部分にそれぞれ係止している。このばね9は昇降板6が
片持ち式であるから傾斜することがないように常に水平
を保持するために設けてある。
【0012】図2に示すように、このばね9に対応して
ばね9aが機器本体1の他側面内側の前記レバー4近傍
に配置されている。このばね9aはレバー4がコイルば
ね8の付勢力で上昇して上限に達したときの衝撃を吸収
し、それにより、パンが長孔2から機器本体1の外へ飛
び出すのを防止するために、機器本体1内の前記レバー
4側に該レバー4と直交する配置で水平方向に架設され
ている。
【0013】なお、図示はしないが、昇降板6が機器本
体1内に最大限下降したとき、これをロックし、パンが
焼けたときそのロックを解除するトリガー機構が設けら
れ、また、このトリガー機構は、パンの焼け具合を所望
に設定する調節ツマミを有してそれを回して所望の焼け
具合を調節できることは常道である。
【0014】そして、前記昇降板6を挟んで機器本体1
内の左右両側にそれぞれ加熱部10が配置されている。
加熱部10は矩形の熱反射板で箱状体であり、その開口
部を対面して一対が配置され、図3(A),(B)に示
すように、反射箱の中央部にヒーター11が配置され、
長手方向両端部の略中央部(加熱部10の重心付近)に
それぞれリンク12の一端が軸13で連結され、リンク
12の他端は軸14を介して仕切板20又は適宜のブラ
ケット介し機器本体1に回動可能に軸支されている。そ
して、リンク12の下端部に一端を固定してばね15が
設けられ、そのばね15は軸14に捲回され、ばね15
の他端は互いに交叉部16を形成するように加熱部10
側へ直線状に所定の長さで延伸している。
【0015】なお、加熱部10のヒーター11は図示し
ない配線を介し機器本体1からコードを引出し、そのコ
ードに接続したコネクターを介して外部電源と接続され
る。また、発熱体であるヒーターはニクロム線又は赤外
灯でもよい。また、図1及び図3に示すように、機器本
体1内には加熱部10の背面に接触する一対のばね18
がそれぞれ仕切板20の一部を曲げた部分又は機器本体
1の内面に装着され、加熱部10の動きを規制して機器
本体1内部に当接するのを防止している。
【0016】次に上記実施例の作用を説明する。スライ
スしたパンを長孔2に挿入すると、パンの下部は昇降板
6に支承される。そこで、ノブ5を圧し下げると、レバ
ー4及び昇降板6はコイルばね8の力に抗して下降し所
定の位置でロックされる。ノブ5を圧し下げて昇降板6
が下降するとき、昇降板6の両端部はコイルばね8とば
ね9で両持ち支持されているから、他端部6aが垂下す
ることはなく、水平に保持される。したがって、パンは
長孔2に完全に没する。
【0017】このとき、昇降板6がばね15の交叉部1
6に当接してこれを圧し下げるために、図3に示すよう
に、左右のリンク12が互いに昇降板6側へ傾動し、し
たがって、対面する加熱部10,10が互いに近接する
方向へ水平移動し、パンPを挟み込む。
【0018】そのためパンPを、図3(A)に示すよう
に厚手にスライスした場合や、図3(B)に示すように
薄手にスライスした場合でも、加熱部10,10はパン
Pの両側面に接触する。そのため、パンPの両面は近接
した加熱部10により所望の具合に焼ける。
【0019】パンPが所望の具合に焼けると、昇降板6
を係止しているロックが外れ、レバー4がコイルばね8
の力で上昇し、昇降板6が交叉部16から離れるのでば
ね15が開くために、リンク12を介して加熱部10は
パンPから離れ、昇降板6が上限付近に達するとばね9
aに当接し、図2に示すように、ばね9aの力で緩衝さ
れ、かつ、制動される。
【0020】したがって、昇降板6の上動勢力が緩和さ
れるために、パンPは長孔2から飛び出すことなく、長
孔2から摘み出せる程度の所定の高さで露出する。な
お、ばね9aは一本のばねの両端部を仕切板20に係止
したが、一端部を仕切板20に係止した2本のばねの他
端部をレバー4に係止するようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】以上説明したこの考案によれば、レバー
の上動上限付近でそれが当接するばねを機器本体内に水
平に架設したため、パンを支える昇降板の動きが上限付
近で緩衝且つ制動されるから、焼け上がったパンが長孔
から機器本体外へ飛び出す事態を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視透視図。
【図2】要部内側面図。
【図3】(A),(B)はパン焼き作用説明図。
【図4】従来例の作用説明図。
【符号の説明】
1…機器本体 2…長孔 4…レバー 5…ノブ 6…昇降板 7…ガイドロッド 8…コイルばね 9a…ばね 10…加熱部 11…ヒーター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の天面に開設した長孔と、該長
    孔の下部において発熱可能に機器本体内に垂直配置され
    た加熱部と、機器本体内で上下動可能に配設されて長孔
    から挿入されたパンの下部を支持する昇降板と、該昇降
    板と連結されて機器本体内で昇降可能に付勢して配設さ
    れ、機器本体外で昇降可能に突出するノブを備えたレバ
    ーとを備え、前記長孔から挿入したパンが焼け上がると
    前記昇降板が上昇して長孔から露出させるトースターに
    おいて、前記レバーが当接して緩衝且つ制動するばねを
    機器本体内部に水平に架設したことを特徴とするトース
    ターのパン飛出防止構造。
JP6157693U 1993-11-16 1993-11-16 トースターのパン飛出防止構造 Expired - Fee Related JPH0747070Y2 (ja)

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JP6157693U JPH0747070Y2 (ja) 1993-11-16 1993-11-16 トースターのパン飛出防止構造

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JPH0730934U JPH0730934U (ja) 1995-06-13
JPH0747070Y2 true JPH0747070Y2 (ja) 1995-11-01

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8905977B2 (en) 2004-07-28 2014-12-09 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical stapling instrument having an electroactive polymer actuated medical substance dispenser

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8905977B2 (en) 2004-07-28 2014-12-09 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical stapling instrument having an electroactive polymer actuated medical substance dispenser

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JPH0730934U (ja) 1995-06-13

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