JPH0744436U

JPH0744436U - ハイキック運動具

Info

Publication number: JPH0744436U
Application number: JP6664792U
Authority: JP
Inventors: 隆照喜名
Original assignee: 隆照喜名
Priority date: 1992-08-10
Filing date: 1992-08-10
Publication date: 1995-11-21

Abstract

(57)【要約】【目的】色々なハイキックを練習することにより．ス
ピードやバランス．跳躍力を強化できる健康増進運動器
具である．【構成】（ア）内芯輪（１）と外芯輪（２）を数本の
バネ（３）で連結し，外芯輪（２）を数本の吊り棒
（４）で基礎盤（５）に固定する．（イ）キックミット
（７）をねじ込んだ伸縮軸棒（６）の柄を内芯輪（１）
を通して基礎盤（５）の中央に装着した吊りバネ（８）
に固定する．

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は，バネの性質を利用して蹴ったときのキックミット（７）の振幅や重量感を調整し，伸縮軸棒（６）を伸縮させることによリキックミット（７）の高さを調整できる蹴り練習用のハイキック運動具に関するものである．

【０００２】

【従来の技術】

従来，ハイキックを練習できる運動具には，天井から吊り下げたサンドバッグや天井と床からゴムひも等で固定したキックボールがあった．

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった．（イ）サンドバッグは，その上部を跳び蹴り，特に跳び回し蹴りや跳び後回し蹴りをすると，サンドバッグと吊りひもの間がくの字に曲がり，サンドバッグの下部の移動振幅が小さいのでサンドバッグに足をとられてバランスを崩し，着地に危険を伴う場合が多い．（ロ）蹴りのスピードを強化するために開発されたキックボールは蹴りの強弱によりキックボールが元の定位置に静止する所要時間が一定せず，一定のスピードで連続してキックボールを蹴ることが困難である．（ハ）天井と床からゴムひも等で吊って固定したキックボ−ルは床からゴムひも等で固定されているため，蹴り上げる蹴りにはゴムひもが障害になり不適当である．

【０００４】

【課題を解決するための手段】

内芯輪（１）と外芯輪（２）を数本のバネ（３）で連結し，外芯輪（２）を数本の吊り棒（４）で基礎盤（５）に固定する．キックミット（７）をねじ込んだ伸縮軸棒（６）を内芯輪（１）を通して基礎盤（５）の中央に装着した吊りバネ（８）に固定する．本考案は，以上のような構成よりなるハイキック運動具である．

【０００５】

【作用】

蹴りの練習を実施する際には，基礎盤（５）を天井に設置して蹴りの種類により内芯輪（１）と外芯輪（２）を連結したバネ（３）の強度を替え，蹴ったときのキックミット（７）の振幅や重量感を調整し，伸縮軸棒（６）の長さを謂整して蹴りの高さを決めて行なう．

【０００６】

【実施例】

尚，本考案の実施にあたって次の如きことができる．（イ）締め金具を付けた基礎ゲタ（１０）を作ることにより壁の柱や鴨居の凸部分にはさみ込み，締め金具で固定することができるので，一般家庭の部屋でも簡単に設置できる．（ロ）伸縮軸棒（６）の先端に締め金具付きつまみ（１１）を装着することにより，試し割板をはさみ込み，ハイキックで試し割の練習が単独で行なえる．（ハ）試し割板の替りに点火したロウソクをはさみ，蹴りの風圧でロウソクの火を消すことにより，蹴りのスピードを試せる．

【０００７】

【考案の効果】

（イ）伸縮軸棒（６）がキックミット（７）にねじ込まれているのでキックミット（７）の上部を跳び蹴りしてもキックミット（７）と伸縮軸棒（６）がくの字に曲がることがなく，キックミット（７）の下部の移動振幅が小さくなることがないので，キックミット（７）に足をとられない．（ロ）内芯輪（１）と外芯輪（２）を連結したバネ（３）の強度で，蹴ったキックミット（７）の振幅が一定の所要時間で元の定位置に静止しるので一定のスピードて連続して蹴りの練習が行なえる．（ハ）バネ（３）の強度を強くすると，キックミット（７）を蹴ったときキックミット（７）の重量感が増すので，腰を入れた重い蹴りができる．（ニ）伸縮軸棒（６）を伸縮することでキックミット（７）の高さが調整できるので，個人の身長や跳躍力に台わせて蹴りの練習が行なえる．従って，色々な蹴りの練習ができ，バランスやスピード，跳躍力を強化する運動具である．

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】強化ゴムとバネで内芯輪を外芯輪の中心に
固定した振幅調整具の平面図

【図３】本考案の他の実施例の斜視図

【符号の簡単な説明】

１．内芯輪２．外芯輪３．バネ４．吊り棒５．基礎盤６．伸縮軸棒７．キックミット８．吊りバネ９．強化ゴム１０．締め金具付き基礎ゲタ１１．締め金具付きつまみ１２．試し割板

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（ア）内芯輪（１）と外芯輪（２）を数
本のバネ（３）で連結し，外芯輪（２）を基礎盤（５）
に数本の吊り棒（４）て固定する．（イ）伸縮軸棒（６）の先端に円筒のキックミット
（７）をねじ込み内芯輪（１）を通して基礎盤（５）の
中央に装着した吊りバネ（８）に伸縮軸棒（６）の柄を
固定する．
【請求項２】内芯輪（１）と外芯輪（２）を連結する
バネ（３）を強化ゴム（９）にした請求項１のハイキッ
ク運動具．