JPH074324Y2 - トルクアクチュエータ - Google Patents

トルクアクチュエータ

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Publication number
JPH074324Y2
JPH074324Y2 JP1988079048U JP7904888U JPH074324Y2 JP H074324 Y2 JPH074324 Y2 JP H074324Y2 JP 1988079048 U JP1988079048 U JP 1988079048U JP 7904888 U JP7904888 U JP 7904888U JP H074324 Y2 JPH074324 Y2 JP H074324Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
piston
cylinder
outer peripheral
peripheral surface
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988079048U
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English (en)
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JPH02402U (ja
Inventor
正和 三村
雅美 藤井
慶一郎 柴田
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 イ考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、疲労試験機等に使用されるベーン式のトルク
アクチュエータに関する。
[従来の技術] 疲労試験機用のトルクアクチュエータとして、第5図に
示すようなベーン式回動アクチュエータが使用されてい
る。このトルクアクチュエータは、周囲にベーン11が設
けられている回動ピストン5をシリンダ2室内で回動さ
せ、該回動ピストンのスラスト面に突出させたロッド6
から回転力を取り出すようになっている。上記回動ピス
トン5とロッド6からなる回動子7は、回動ピストンの
スラスト面とシリンダカバー3の側壁面およびロッドの
外周面とシリンダカバーの内周面との間に形成される微
小な隙間S1,S2,S3,S4にできた潤滑油膜によって支持
されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記ロッドとシリンダカバーとの隙間が
左右等しくなるよう加工するのはきわめて困難であり、
実際には例えば第5図(a)に示すように隙間の大きさ
に差異があった。このため、隙間の狭い側(左側)の潤
滑油圧力が高くなり、同図(b)に示すように回動ピス
トンが圧力の低い側(右側)に押され、さらに圧力差が
増長されるという現象が生じていた。このように、回動
ピストンが一方のシリンダカバーの側壁面に押し付けら
れた状態となると、押し付けられた側のスラスト面の摩
擦が増加するとともに、同じ側のロッドが潤滑不良とな
り、異常摩耗や焼付きを生じるという問題点があった。
そこで本考案は、ピストンとロッドの摺接部が作動油で
潤滑されて油中で作動するトルクアクチュエータにおい
て、ピストンとシリンダの摺接部のスキマを等しくして
上記問題点を解決するものである。
ロ考案の構成 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本考案は次のような構成と
した。
すなわち、本考案にかかるトルクアクチュエータは、外
周部にベーンが設けられている回動ピストンの左右両側
のスラスト面にそれぞれロッドを一体に形成した回動子
をシリンダ室内に収納し、このシリンダ内に圧油を導入
してロッドにトルクを発生させるとともに、前記圧油が
前記スラスト面とロッドの外周面を潤滑し排出されるト
ルクアクチュエータにおいて、前記回動ピストンの左右
のスラスト面と前記ロッドの外周面とが交わるコーナ部
に沿って環状溝を設けるとともに、回動ピストンを挟ん
だ両側の環状溝を連通する油路を穿設したことを特徴と
している。
[作用] 回動ピストンのスラスト面とロッドの外周面とが交わる
コーナ部に沿って環状溝を設けるとともに、左右両側の
環状溝を連通する油路を設けることにより、回動ピスト
ンのスラスト面およびロッドの外周面とシリンダ内面と
の隙間に介在する潤滑油膜の圧力分布が回動ピストンの
両側で共に等しくなる。そのため、回動ピストンの両ス
ラスト面に充分な潤滑油膜が維持されるとともに、ロッ
ド外周面への潤滑が円滑に行なわれる。
[実施例] 第1図および第2図は本考案の1例をあらわし、このベ
ーン式回動アクチュエータ1は、シリンダ2とその両側
に一体形成したシリンダカバー3(A,B)とで構成され
る密閉容器状のシリンダ室をそなえている。そしてその
内部には、シリンダ2に嵌合する回動ピストン5の両端
面にロッド6(A,B)を突出させた回動子7が、そのロ
ッドの軸回りに回動自在に収納されている。シリンダ2
の内周面には固定翼10,10が、またピストン2の外周面
には回転翼11,11がそれぞれ設けられており、これら翼
によって4室の小室が形成されている。対向する小室
A1,A2および小室B1,B2は通孔12(A,B)によって互い
に連通している。そして、小室A1はサーボ弁14のC1ポー
トに接続され、小室B1はC2ポートにそれぞれ接続されて
いる。また、一方のロッド6(A)の端部には角度検出
器15が取り付けられ、他方のロッド6(B)の端部には
出力軸が連結されるようになっている。
油圧源から供給された油はPポートからサーボ弁14に入
り、C1ポートまたはC2ポートに送り出される。C1ポート
に送り出された場合は、小室A1,A2に流入し、回動ピス
トン6を第2図における左回りに回転させる。このと
き、小室B1,B2内の油はC2ポートを通ってRポートから
油圧源に戻る。ピストン6が所定の角度だけ回転する
と、角度検出器15からの信号によってサーボ弁14が切り
替わり、回転を停止させる。逆にC2ポートに油が送り出
されると、前記とは油の流れが逆方向になり、ピストン
6を右回りに回転させる。このように、回動ピストンは
6はシリンダ2内で自在に回転し、それによって生じる
トルクがロッド6(R)からそれに連結した出力軸に取
り出される。
ピストン5のスラスト面とシリンダカバー3の側壁面お
よびロッド6の外周面とシリンダカバー3の内周面とは
微小な隙間S1,S2,S3,S4を介して隣接するよう構成さ
れ、その隙間にはシリンダ室内の油の一部が流れ込み、
その流れ込んだ油はドレンポートD1,D2からドレンに戻
るようになっている。回動子7はこれら隙間に形成され
た潤滑油膜によって保持されている。
この回動アクチュエータ1は、ピストン5のスラスト面
とロッド6の外周面が交わるコーナ部に環状溝16(A,
B)が設けられるとともに、両側の環状溝を連通する油
路として連通穴17が設けられている。このため、第3図
に示すように隙間S1,S2における圧力分布および隙間
S3,S4における圧力分布が等しくなり、回動ピストン5
がシリンダ2内で一方に片寄らずに保持されるととも
に、両側のロッド6(A,B)に充分な潤滑が行なわれ
る。
なお、上記実施例のように両側の環状溝を連通する油路
をピストン5内に設ける代りに、第4図に示すように、
シリンダカバー3に環状溝16と外部を結ぶ通孔20を設
け、両側の通孔を配管21で接続してもよい。また、上記
実施例では環状溝を回動子側に設けたが、これをシリン
ダカバー側に設けておいてもよい。
ハ考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案にかかるトルク
アクチュエータは、ピストンとシリンダの摺接部のスキ
マが左右で等しくなり、ピストンのスラスト面およびロ
ッドの外周面への潤滑油の回りが適切に行なわれるの
で、ピストンのスラスト面における摩擦が少なく、好ま
しい状態で動作を行なわせることができるとともに、ロ
ッドに充分な潤滑が行なわれるので、焼付等が発生しに
くくなった。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本考案の1例であるベーン式回動
アクチュエータの側部断面図と正面断面図、第3図はそ
の要部の圧力分布を示す説明図である。第4図は異なる
実施例の側部断面図である。また第5図(a),(b)
は従来のアクチュエータの要部の圧力分布を示す説明図
である。 1…ベーン式回動アクチュエータ、2…シリンダ、3…
シリンダカバー、5…ピストン、6…ロッド、7…回動
子、16…環状溝、17…油路、20…通孔、21…配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部にベーンが設けられている回動ピス
    トンの左右両側のスラスト面にそれぞれロッドを一体に
    形成した回動子をシリンダ室内に収納し、このシリンダ
    内に圧油を導入してロッドにトルクを発生させるととも
    に、前記圧油が前記スラスト面とロッドの外周面を潤滑
    し排出されるトルクアクチュエータにおいて、前記回動
    ピストンの左右のスラスト面と前記ロッドの外周面とが
    交わるコーナ部に沿って環状溝を設けるとともに、回動
    ピストンを挟んだ両側の環状溝を連通する油路を穿設し
    たことを特徴とするトルクアクチュエータ。
JP1988079048U 1988-06-14 1988-06-14 トルクアクチュエータ Expired - Lifetime JPH074324Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988079048U JPH074324Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 トルクアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988079048U JPH074324Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 トルクアクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02402U JPH02402U (ja) 1990-01-05
JPH074324Y2 true JPH074324Y2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=31303937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988079048U Expired - Lifetime JPH074324Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 トルクアクチュエータ

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JP (1) JPH074324Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632103U (ja) * 1979-08-20 1981-03-28
JPH0424161Y2 (ja) * 1985-02-20 1992-06-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02402U (ja) 1990-01-05

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