JPH0742955Y2 - リラクゼーションシステム - Google Patents

リラクゼーションシステム

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JPH0742955Y2
JPH0742955Y2 JP8072790U JP8072790U JPH0742955Y2 JP H0742955 Y2 JPH0742955 Y2 JP H0742955Y2 JP 8072790 U JP8072790 U JP 8072790U JP 8072790 U JP8072790 U JP 8072790U JP H0742955 Y2 JPH0742955 Y2 JP H0742955Y2
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JP
Japan
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capsule
water
floating
bathtub
air
Prior art date
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Application number
JP8072790U
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JPH0439193U (ja
Inventor
正樹 加藤
Original Assignee
株式会社間組
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、海面・湖面などの水上に浮かぶカプセル内
で、人が心と体の安らぎを得るのに利用するリラクゼー
ションシステムに関するものである。
〔従来の技術〕
人は睡眠の際に、様々な夢をみると同時に、心と身体の
休息をとり、明日への活力を養っている。そして、この
ような心と身体の休息をとることができるように、レジ
ャー、ホテル、リラクゼーション、運輸の各産業分野で
は、リラクゼーション機器であるオーディオ・ビジュア
ルシステムおよび浴槽や揺動機構を採用したカプセル装
置が種々提案されている。このような従来のカプセル装
置は、室内に設置されて薄暗い密室空間を形成し、人が
この中にリラックスした状態で座り、さらに所定の成分
を有する液体上に浮んで静かな音楽を聴きながら、眠り
に入るというものであり、また、必要に応じ揺動を伴わ
せて催眠効果を促進させるというものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、かかる従来のカプセル装置は、上記のよ
うにカプセル本体が暗い密室空間であるため解放感がな
く、しかも屋内に設置されているため、自然との一体感
に欠けるほか、催眠状態を得るための単なる催眠施設的
な傾向が強く飽き易いなどの課題があった。
また、このようなカプセル本体は通常1人で独占使用す
るものであるため、個人的にリラックスできるものの、
外部とのコミュニケーションがとれないため孤独感を味
わうことになるという課題があった。
この考案は上記のような課題に着目してなされたもので
あり、自然との連帯感、解放感を味わうことができ、し
かも外の景色を眺めながら、オーディオ・ビジュアル効
果を満喫できるとともに、1人に限らず複数人が同時に
利用できしかも任意に外部とのコミュニケーションをと
ることができるレジャー要素を持ったリラクゼーション
システムを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係るリラクゼーションシステムは、透明の壁
材料によって、水上に浮遊した居室空間を形成するカプ
セルと、該カプセル内に設置され、内部に人体を浮遊さ
せる液体を満たした浴槽と、上記カプセル内に設置され
たオーディオ・ビジュアルシステムと、上記カプセルを
水上に自走させる移動装置と、前記カプセルに設けた開
閉窓、カプセル内部に設けた空調装置、およびカプセル
の外周面に水を放出する散水装置のうちの何れか一以上
を備え、上記カプセル内の空間の空気調節を行う空気調
節部とを備えたものである。
〔作用〕
この考案における水上にフローティングするフローティ
ングカプセルは、水上に移動可能状態で浮かんでおり、
内部に設けた浴槽内に人が横になりながら漬かって、心
身を安められるようにするとともに、透明部空間を通し
て昼や夜の空あるいは遠くの景色を眺めながら、瞑想し
たり休息したりして、心地良く睡眠に入れるようにす
る。また、睡眠をとらない場合には、オーディオ・ビジ
ュアルシステムを楽しむとか、あるいは水上劇場を観賞
するとか、その他外部とのコミュニケーションを自由に
とることができるようにしている。
〔実施例〕
以下に、この考案の一実施例を図について説明する。
第1図において、1は透明の壁材料によって、水上に浮
遊した居室空間2を形成する、例えば直径が2.4mの球形
のフローティングカプセルであり、これが水上たとえば
海上に移動可能状態で浮かべられる。3はこのフローテ
ィングカプセル1内の下部に設けられた空気噴射型の浴
槽で、この浴槽3内には母親の羊水と同じ成分を持つ液
体が収容され、空気噴射により液体中に気泡を発するよ
うになっている。また、この浴槽3には、一部に透明部
分が設けられ、これを通して海中がのぞけるようになっ
ており、海との一体感を味わうことができる。4はオー
ディオ・ビジュアルシステムで、周辺に配したスピーカ
5や液晶スクリーン6をも含み、これにより自然の風景
画像や音楽を任意に選択し、または所定のプログラムに
従って楽しむことができるようになっている。なお、こ
の周辺には、芳香発生器やその他必要な情報提供機器
(図示しない)が設置される。これらもまた、所定のプ
ログラムにより制御することができる。7はフローティ
ングカプセル1の透明部分1aの上部に設けられた空気調
節部としての開閉窓であり、外気と内気の交換を行った
り、これらの開閉窓7を閉じて同じく空気調節部として
の内部の空調装置により、そのフローティングカプセル
1内に快適環境を作ることができるようになっている。
また、上記透明部分1aは熱線反射ガラスで作られてお
り、必要に応じ光屈折ガラスやスクリーンを用いること
によって、外部からはフローティングカプセル1内が見
えないようにすることができる。8は浴槽3の下部に設
けられたジェット移動装置で、内部操作により海水を取
り込んで外へ噴射することにより、フローティングカプ
セル1を任意の方向、速度で自走させることができるよ
うになっている。9はフローティングカプセル1の外部
に取り付けられたポンプであり、これが汲み上げた海水
を散水装置10からフローティングカプセル1の外周面に
放出するように構成され、これによってカプセル内の自
然冷房が行えるようになっている。
次に動作について説明する。
まず、上記構成になるフローティングカプセル1は、第
2図に示すような鉄道駅11に近接して設定したキーステ
ーション12に並置されて待機する。乗客はこのキーステ
ーション12において各フローティングカプセル1内に乗
り込む。このため、各フローティングカプセル1はガイ
ド桟橋13に沿って海上に送りこまれ、海上に至ると、乗
客は自身の操縦によってこれを水上へ移動させる。水上
に至った後は、乗客は停止操作を行って、フローティン
グカプセル1を止め、洋服を脱ぐなどして浴槽3内に漬
かる。この浴槽3内には羊水と同成分の液体が満たされ
ているので、心身ともに安定した状態で入浴を楽しむこ
とができる。このとき、乗客は浴槽3内であお向けにな
ることができるので、青い空や遠い景色、あるいは星空
を眺めることができる。また、オーディオシステムの作
動により、快適な音楽を自然と一体感覚で聴取でき、ま
た、音声や芳香により催眠環境が作られるので、外部か
らの煩わしさがないことと合わせて、心身をリラックス
させることにより、十分な催眠効果が得られ、静かに眠
りに誘い込まれる。また、フローティングカプセル内を
静寂空間とすることで、創作または瞑想などの場として
利用することもできる。
一方、上記のように、開放的で自然と一体化できる空間
の中で、心身が安まった後は、必要に応じてオーディオ
・ビジュアルシステム4を作動して液晶スクリーン6上
の例えば立体画像を音とともに楽しんだり、浴槽3に設
けた上記透明部分を通して海中を眺めたりすることによ
り、海との一体感を味わいながら、全身をリラックスす
ることができる。さらに、フローティングカプセル1内
の換気を行う場合には窓7を開放して、海を渡ってくる
風を内部に取り込んだり、窓7を閉じて内部を空調装置
により除湿または冷暖房することもできる。このとき、
上記ポンプ9を作動して、散水装置10により散水を行え
ば、海水によりフローティングカプセル1内を冷房する
ことができる。
一方、乗客はジェット移動装置8を作動し、このフロー
ティングカプセル1を水上の任意の方向へ走行させるこ
とができる。このジェット移動装置8は動作源として電
力によるモータを用いることで、海水を汚染しないでフ
ローティングカプセル1を移動させることができる。従
って、このようにフローティングカプセル1を自走させ
ることで、水上に設置した桟橋14に横付けして水上劇場
15の舞台を観賞したり、水上レストラン16に横付けし
て、食事や飲物をとることもできる。つまり、外部との
コンタクトも任意である。なお、このようなフローティ
ングカプセル1は上記のようにレジャー機能を有すると
ころから、2人以上の複数人で使用できるようにするこ
ともできる。また、情報提供機器の使用によって、他か
ら隔絶された環境にあるにも拘らず、フローティングカ
プセル内から外部へのコミュニケーションを任意にとる
ことができる。
なお、本考案では、水上にフローティングして自然との
一体感を得るリラクゼーションシステムについて述べた
が、これに種々の改良、例えば振動の少ない陸上走行装
置等を採用することによって、森林浴等に適したシステ
ムとして用いることもできる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案では、水上に浮遊して居室空間を
形成する透明のカプセルと、該カプセル内に設置され、
内部に人体を浮遊させる液体を満たした浴槽と、上記カ
プセル内に設置されたオーディオ・ビジュアルシステム
と、上記カプセルを水上に走行せしめる移動装置とを備
えて、空気調節部により、上記カプセル内の透明部空間
の空気調節を行うように構成し、これを水上に浮遊して
用いるので、利用者に、自然との連帯感によるより安ら
かな心身の解放感、安息感を提供することにより、明日
への労働意欲を喚起することができるという効果が得ら
れる。また、水上に設けた種々の施設とコンタクトする
ことによりレジャー用装置として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるリラクゼーションシ
ステムを示す断面図、第2図は第1図のフローティング
カプセルの水上移動状況を示す説明図である。 1……フローティングカプセル、3……浴槽、4,5,6…
…オーディオ・ビジュアルシステム、7……空気調節部
(開閉窓)、8……移動装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明の壁材料によって、水上に浮遊した居
    室空間を形成するカプセルと、該カプセル内に設置さ
    れ、内部に人体を浮遊させる液体を満たした浴槽と、上
    記カプセル内に設置されたオーディオ・ビジュアルシス
    テムと、上記カプセルを水上に自走させる移動装置と、
    前記カプセルに設けた開閉窓、カプセル内部に設けた空
    調装置、およびカプセルの外周面に水を放出する散水装
    置のうちの何れか一以上を備え、上記カプセル内の空間
    の空気調節を行う空気調節部とを備えたリラクゼーショ
    ンシステム。
JP8072790U 1990-07-31 1990-07-31 リラクゼーションシステム Expired - Lifetime JPH0742955Y2 (ja)

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JP8072790U JPH0742955Y2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 リラクゼーションシステム

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JP8072790U JPH0742955Y2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 リラクゼーションシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0439193U JPH0439193U (ja) 1992-04-02
JPH0742955Y2 true JPH0742955Y2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=31626046

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JP8072790U Expired - Lifetime JPH0742955Y2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 リラクゼーションシステム

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