JPH0741052U - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents

ボールジョイント用ダストカバー

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JPH0741052U
JPH0741052U JP6922693U JP6922693U JPH0741052U JP H0741052 U JPH0741052 U JP H0741052U JP 6922693 U JP6922693 U JP 6922693U JP 6922693 U JP6922693 U JP 6922693U JP H0741052 U JPH0741052 U JP H0741052U
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JP
Japan
Prior art keywords
dust cover
grease
dust
lip portion
ball stud
Prior art date
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Pending
Application number
JP6922693U
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English (en)
Inventor
岡崎徳幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各リップ部への潤滑剤の供給を容易にすると
ともに、グリース排出機能を持たせた状態でシール性を
向上させることができるボールジョイント用ダストカバ
ーを提供する。 【構成】 連結部材15に連結されたボールスタッド5
は、給油口10を有するソケット12に回転・揺動自在
に取り付けられる。ボールスタッド5とソケット12と
の間を覆うようにダストカバー1を設ける。ダストカバ
ー1は筒状をなし、環状のシールリップ部2とダストリ
ップ部3とを有する。各シールリップ部2の内周面に、
互いに一致しない切欠き上部2aと切欠き下部2bとを
形成する。ダストリップ部3の一部に薄肉部3aを形成
する。給油口10からグリースが注入されると、上昇し
たグリースは、切欠き上下部2a、2bを通って薄肉部
3aから排出される。同時に、各リップ部2、3がグリ
ースで潤滑される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はボールジョイント用ダストカバーに関し、特に、一般自動車や産業 機械等に使用されるボールジョイント用として好適なダストカバーに関するもの である。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】
従来、この種のものとして、例えば図4に示すようなボールジョイント用ダス トカバーが知られている。 すなわち、図4に示すボールジョイント用ダストカバー21は、弾性を有する とともに、両端が開口する筒状をなしていて、これが、ソケット32とボールス タッド25との間を覆うように配設されている。そして、このダストカバー21 には、そのボールスタッド25側の開口部に、ボールスタッド25と当接するシ ールリップ部22と、連結部材35と当接するダストリップ部23とが形成され ている。
【0003】 図4において、ボールスタッド25は、下端に球状部26を有した略円柱状を なす部材である。このボールスタッド25は、その球状部26がソケット32に 回転・揺動自在な状態で取り付けられ、また、上端部が連結部材35と連結され る。これにより、ソケット32と連結部材35との間にボールスタッド25が連 動可能な状態で介在することとなる。
【0004】 ソケット32は、その内部にボールスタッド25の球状部26を収容可能な大 きさで貫通する空所を有し、この空所内にボールシート28が嵌合状態で配設さ れる。このボールシート28は、ボールスタッド25の球状部26を受け入れる ことができる形状で形成されて、これを摺接自在な状態で保持するようにしてあ る。このとき、ボールシート28の下側から蓋部材29がソケット32の空所を 閉塞する状態で取り付けられることによって、ボールシート28は、蓋部材29 とソケット32との間で挟持・固定される。
【0005】 ボールシート28と蓋部材29とには、両者28、29が協働して前記ソケッ ト32の空所を下側に開放する給油口30が形成されていて、この給油口30に 栓部材31が着脱自在に取り付けられる。
【0006】 ボールスタッド25とソケット32との間には、その両者25、32間を覆う ようにしてダストカバー21が配設される。このダストカバー21は、ゴム状弾 性体よりなり、両端が開口する筒状をなすように形成されている。このダストカ バー21は、その一方の開口部がボールスタッド25に被嵌・挿着され、他方の 開口部がソケット32に形成された環状の段部33に被嵌・装着される。 このとき、ダストカバー21の一方の開口部には、ボールスタッド25の柱状 部27の外周面に摺接可能な環状のシールリップ部22と、連結部材35の下端 面を摺接可能な状態でシールする環状のダストリップ部23とが形成されてある 。また、ダストカバー21の側面には、その一方の開口部近傍に位置する部位に 、スリットで形成されるグリース排出口34が形成されてある。
【0007】 ダストカバー21の内部にはグリースが充填される。このとき、グリースは、 下方に形成された給油口30から注入され、ボールスタッド25の球状部26と ボールシート28との間のわずかな隙間を通ってダストカバー21内に供給され る。そして、このように充填されたグリースは、ボールスタッド25の球状部2 6とボールシート28との間に介在して潤滑作用を付与するようになっている。 なお、24は補強環である。
【0008】 上記のように構成されたボールジョイント用ダストカバー21は、それ自身が 弾性を有しているために、ボールスタッド25の回転・揺動に対して追従して動 作するようになっている。このとき、シールリップ部22は、ボールスタッド2 5の柱状部27に当接して所定のシール性を確保しているので、ダストカバー2 1内に充填されたグリースが外部に漏れないようになっている。また、ダストリ ップ部23は、連結部材35に当接して所定のシール性を確保しているので、外 部から水、ダスト等が侵入するのを阻止するようになっている。
【0009】 しかしながら、上記のような従来のダストカバー21にあっては、一度取り付 けた後においては、潤滑性を維持するためにシールリップ部22およびダストリ ップ部23へグリースを塗布するには、ダストカバー21を取り外してからでな いと処置できない。したがって、非常に煩雑な作業を要すので、シールリップ部 22およびダストリップ部23にグリース等の潤滑剤を常に確保することが困難 であった。
【0010】 通常、ダストカバー21の取付時には、シールリップ部22およびダストリッ プ部23のそれぞれにグリースが塗布され、これに接触する相手部材との間の摩 擦を防止するようにしてある。しかし、使用を続けていくと、両リップ部22、 23の弾性力等が原因となって、接触する相手部材との間に介在していたグリー スがなくなることがある。すると、シールリップ部22とボールスタッド25の 柱状部27との間、およびダストリップ部23と連結部材35との間に摩擦が生 じて両リップ部22、23が摩耗することになるので、破損にいたることもある という問題点があった。
【0011】 また、グリースを充填する際、給油口30からダストカバー21内に注入した グリースは、徐々に下側から上昇しながらダストカバー21内を充満するが、こ のとき、上昇したグリースは、グリース排出口34から排出するようにしてある 。この場合、グリース排出口34は、スリットを介してダストカバー21の内外 を導通してあるので、シール性に問題があった。 したがって、外部から水やダスト等がダストカバー21内に入りやすくなって いる。もし、ダストカバー21内のグリースに水やダスト等が混入した場合には 、グリースの劣化を早めて潤滑性能を低下させることになる。
【0012】 この考案は上記の問題点を解消し、シールリップ部およびダストリップ部に対 する潤滑剤の供給を容易にするとともに、グリース排出機能を持たせた状態でシ ール性を確保することができるボールジョイント用ダストカバーを提供すること を目的とする。
【0013】
【問題点を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達成するために、給油口を有するソケットと、一端が 前記ソケットに対して回転・揺動自在な状態で取り付けられるとともに、他端が 連結部材に連結するボールスタッドとの間を覆うように配設され、かつ、両端が 開口する筒状をなしたゴム状弾性体よりなるボールジョイント用ダストカバーで あって、このボールジョイント用ダストカバーは、前記ボールスタッド側の開口 部の内周に形成されて、前記ボールスタッドに摺接可能な複数の環状のシールリ ップ部と、前記連結部材に摺接可能であるとともに、摺接時に前記開口部をシー ルする環状のダストリップ部とを有し、前記各シールリップ部に切欠き部を形成 するとともに、各シールリップ部の切欠き部は互いに周方向にずれて一致しない ようになっており、さらに、前記ダストリップ部を部分的に薄肉部に形成したと いう構成を有しているものである。
【0014】
【作用】
この考案は上記の手段を採用したことにより、シールリップ部およびダストリ ップ部への潤滑剤の供給を容易にすることができるようになっている。 すなわち、各シールリップ部に切欠き部を形成するとともに、ダストリップ部 に薄肉部を形成してあるので、給油口からグリースを注入すると、ダストカバー 内に充填されたグリースは、切欠き部を通って薄肉部から排出されることになる (グリース排出機能)。このとき、グリースの流通に伴って、シールリップ部お よびダストリップ部がグリースで潤滑されることとなる。したがって、簡単なグ リース充填作業によって、容易にシールリップ部およびダストリップ部に潤滑性 を与えることができることとなる。
【0015】 また、各シールリップ部に形成した切欠き部を相互に一致しないようにしたこ とにより、各切欠き部の間の連通状態が制限されるので、シール性が向上するこ とになる。 上記の結果、グリース排出機能を確保した上で、外部の水やダスト等がダスト カバーの内部に侵入するのを阻止することができ、所定のシール性を確保するこ とができるようになっている。
【0016】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例を説明する。 図1は、この考案によるボールジョイント用ダストカバーの一実施例を示す図 である。 すなわち、図1に示すダストカバー1は、両端が開口する筒状部材であって、 これが、ソケット12とボールスタッド5との間を覆うように配設される。そし て、このダストカバー1には、そのボールスタッド5側の開口部に、シールリッ プ部2とダストリップ部3とが形成されている。このとき、シールリップ部2は 、切欠き下部2bと切欠き上部2aとが互いに一致しない箇所に形成され、また 、ダストリップ部3には薄肉部3aが形成される。
【0017】 図1において、ボールスタッド5は、下端に球状部6を有した略円柱状をなす 部材である。このボールスタッド5は、その球状部6がソケット12に回転・揺 動自在な状態で取り付けられ、また、上端部が連結部材15と連結される。これ により、ソケット12と連結部材15との間にボールスタッド5が連動可能な状 態で介在することとなる。
【0018】 ソケット12は、その内部にボールスタッド5の球状部6を収容可能な大きさ で貫通する空所を有し、この空所内にボールシート8が嵌合状態で配設される。 このボールシート8は、ここでは例えば合成樹脂等によりボールスタッド5の球 状部6を受け入れることができる形状で形成されて、これを摺接自在な状態で保 持するようにしてある。このとき、ボールシート8の下側から蓋部材9がソケッ ト12の空所を閉塞する状態で取り付けられることによって、ボールシート8は 、蓋部材9とソケット12との間で挟持・固定される。
【0019】 ボールシート8と蓋部材9とには、両者8、9が協働して前記ソケット12の 空所を下側に開放する給油口10が形成されていて、この給油口10に栓部材1 1が着脱自在に取り付けられる。
【0020】 ボールスタッド5とソケット12との間には、その両者5、12間を覆うよう にしてダストカバー1が配設される。このダストカバー1は、ゴム状弾性体より なり、両端が開口する筒状をなすように形成されている。このダストカバー1は 、その一方の開口部がボールスタッド5に被嵌・挿着され、また、他方の開口部 がソケット12に形成された環状の段部13に被嵌・装着され、さらに、この他 方の開口部側には固定環14が外側から装着される。
【0021】 このとき、ダストカバー1の一方の開口部の内周面には、ボールスタッド5の 柱状部7の外周面に摺接可能な複数の環状のシールリップ部2が形成される。ま た、このダストカバー1の一方の開口部には、シールリップ部2がボールスタッ ド5に摺接した状態にある時に、連結部材15の下端面に摺接して一方の開口部 をシールする環状のダストリップ部3が形成されてある。そして、各シールリッ プ部2間には環状溝が形成され、この環状溝によって、後述するグリースを保持 することができるようにしてある。
【0022】 さらに、各シールリップ部2には、図2および図3にも示したように、切欠き 上部2aと切欠き下部2bとが形成される。 切欠き下部2bは、シールリップ部2の内周面に下方に開放するように形成さ れる。そして、この切欠き下部2bによって、シールリップ部2とボールスタッ ド5の柱状部7との間にダストカバー1の内部と連通する通路を形成するもので ある。このとき、切欠き下部2bは、周方向に1〜12か所、好ましくは4〜8 か所程度に等配に形成するとよい。
【0023】 また、切欠き上部2aは、切欠き下部2bと一致しないように周方向にずらし た状態で、各シールリップ部2の内周面の部位において上方に開放するように形 成される。そして、この切欠き上部2aによって、シールリップ部2とボールス タッド5の柱状部7との間にダストカバー1の外部と連通する通路を形成するも のである。このときも、切欠き上部2aは、周方向に1〜12か所、好ましくは 4〜8か所程度に等配に形成するとよい。 この切欠き下部2bおよび切欠き上部2aの存在により、ダストカバー1の内 部は、シールリップ部2とボールスタッド5との間に形成された通路を介して外 部と連通可能になるようにしてある。
【0024】 ダストリップ部3には、その一部に薄肉部3aが形成される。この薄肉部3a は周方向に1〜8か所、好ましくは4か所程度に等配に形成するとよい。そして 、この薄肉部3aでは、他の部位よりも弾性力が小さいので比較的揺動が容易と なっている。
【0025】 ダストカバー1の内部にはグリースが充填される。このとき、グリースは、下 方に形成された給油口10から注入され、ボールスタッド5の球状部6とボール シート8との間のわずかな隙間を通ってダストカバー1内に供給される。そして 、このように充填されたグリースは、ボールスタッド5の球状部6とボールシー ト8との間に介在して潤滑作用を付与するようになっている。 なお、4は補強環である。
【0026】 次に、上記のものの作用を説明する。 上記のように構成されたボールジョイント用ダストカバー1は、それ自身の弾 性変形によって、ボールスタッド5の回転・揺動に対して追従して動作するよう になっている。このとき、シールリップ部2は、ボールスタッド5の柱状部7に 当接して所定のシール性を確保しているので、ダストカバー1内に充填されたグ リースが外部に漏れないようになっている。また、ダストリップ部3は、連結部 材15に当接して所定のシール性を確保しているので、外部から水、ダスト等が 侵入するのを阻止するようになっている。
【0027】 そして、上記のダストカバー1にあっては、各シールリップ部2に切欠き下部 2bおよび切欠き上部2aを形成するとともに、ダストリップ部3の一部に薄肉 部3aを形成したことにより、切欠き下部2bから切欠き上部2a、薄肉部3a に至る部位にグリースを流通させる通路が形成されるようになっている。このた め、使用中に、シールリップ部2およびダストリップ部3へグリースを容易に供 給することができるようになっている。
【0028】 すなわち、上記の場合、給油口10からグリースを注入すると、グリースは、 ボールシート8とボールスタッド5の球状部6との間の隙間を通ってダストカバ ー1の内部に入り、徐々に下側から上昇しながらダストカバー1内を充満するよ うになる。そして、上昇したグリースは、まず、シールリップ部2の切欠き下部 2bに入ったのち、各シールリップ部2の間に形成された環状溝を通って切欠き 上部2aに導入され、次いで、この切欠き上部2aから上方に導かれたグリース は、シールリップ部2の上面と連結部材15との間を通って、ダストリップ部3 の薄肉部3aから外部へ排出されるようになっている。
【0029】 このように、注入されたグリースが、各シールリップ部2とボールスタッド5 との間、およびダストリップ部3と連結部材15との間を流通して排出されるよ うにしたことにより、そのグリースの流通時に、シールリップ部2およびダスト リップ部3が潤滑されるようになっている。
【0030】 したがって、使用を続けていくうちに、両リップ部2、3の弾性力等が原因と なって、接触する相手部材との間に介在していたグリースがなくなることがあっ ても、給油口10からグリースを充填することで、両リップ部2、3の潤滑性を 容易に回復するこができる。これにより、シールリップ部2とボールスタッド5 の柱状部7との間、およびダストリップ部3と連結部材15との間の摩擦を阻止 し、両リップ部2、3の摩耗を防止することができることとなる。 上記の結果、グリース排出機能が確保され、グリースの補充も容易にすること ができるようになっている。
【0031】 しかも、上記のダストカバー1にあっては、各シールリップ部2の内周面に形 成した切欠き上部2aと切欠き下部2bとを、互いに周方向へずらして一致しな いように配置したことにより、切欠き上部2aと切欠き下部2bとの間の連通状 態に制限を付与するようにしてある。 すなわち、切欠き上部2aと切欠き下部2bとの間においては、その部分のシ ール状態は、切欠き各部2a、2bが直通する場合よりも向上するようになって いる。したがって、万が一、外部からダストリップ部3を越えて水やダスト等が 侵入しても、その水やダスト等は、シールリップ部2よりも先方へ進行するのが 阻止されることとなる。
【0032】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、各シールリップ部に切欠き部を形成するとと もに、ダストリップ部の一部を薄肉部に形成したことにより、ダストカバー内に グリースを充填すると、そのグリースは、切欠き部を通って薄肉部から排出され ることとなる(グリース排出機能)。そして、このグリースの流通と同時に、シ ールリップ部およびダストリップ部がグリースで潤滑されることとなる。したが って、簡単なグリース充填作業によって、容易にシールリップ部およびダストリ ップ部に潤滑性を与えることができることとなる。
【0033】 しかも、各シールリップ部に形成した切欠き部を相互に一致しないようにした ことにより、各切欠き部の間の連通状態が制限されるので、シール性の向上を図 ることができる。したがって、上記のようにグリース排出機能を確保した状態で 、外部の水やダスト等がダストカバーの内部に侵入するのを阻止することができ るので、グリースの長寿命化および潤滑性の長期維持を図ることができるという 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるボールジョイント用ダストカバ
ーの一実施例を示す図である。
【図2】図1におけるX−X線断面図である。
【図3】図2におけるY−Y線断面図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1、21……ダストカバー 2、22……シールリップ部 2a……切欠き上部 2b……切欠き下部 3、23……ダストリップ部 3a……薄肉部 4、24……補強環 5、25……ボールスタッド 6、26……球状部 7、27……柱状部 8、28……ボールシート 9、29……蓋部材 10、30……給油口 11、31……栓部材 12、32……ソケット 13、33……段部 14……固定環 15、35……連結部材 34……グリース排出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油口(10)を有するソケット(1
    2)と、一端が前記ソケット(12)に対して回転・揺
    動自在な状態で取り付けられるとともに、他端が連結部
    材(15)に連結するボールスタッド(5)との間を覆
    うように配設され、かつ、両端が開口する筒状をなした
    ゴム状弾性体よりなるボールジョイント用ダストカバー
    (1)であって、該ボールジョイント用ダストカバー
    (1)は、前記ボールスタッド(5)側の開口部の内周
    に形成されて、前記ボールスタッド(5)に摺接可能な
    複数の環状のシールリップ部(2)と、前記連結部材
    (15)に摺接可能であるとともに、摺接時に前記開口
    部をシールする環状のダストリップ部(3)とを有し、
    前記各シールリップ部(2)に切欠き部(2a、2b)
    を形成するとともに、各シールリップ部(2)の切欠き
    部(2a、2b)は互いに周方向にずれて一致しないよ
    うになっており、さらに、前記ダストリップ部(3)を
    部分的に薄肉部(3a)に形成したことを特徴とするボ
    ールジョイント用ダストカバー。
JP6922693U 1993-12-24 1993-12-24 ボールジョイント用ダストカバー Pending JPH0741052U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007278352A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Nok Corp ボールジョイント用ダストカバー
WO2011033867A1 (ja) * 2009-09-15 2011-03-24 Nok株式会社 ボールジョイント用ダストカバー
CN118128907A (zh) * 2024-05-07 2024-06-04 中鼎望锦(成都)汽车部件有限公司 一种防尘结构及应用该防尘结构的球铰

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