JPH074059Y2 - ライダー用プロテクター - Google Patents

ライダー用プロテクター

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JPH074059Y2
JPH074059Y2 JP8613790U JP8613790U JPH074059Y2 JP H074059 Y2 JPH074059 Y2 JP H074059Y2 JP 8613790 U JP8613790 U JP 8613790U JP 8613790 U JP8613790 U JP 8613790U JP H074059 Y2 JPH074059 Y2 JP H074059Y2
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JP
Japan
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plate
protector
guard
spine
joiner
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JP8613790U
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JPH0444982U (ja
Inventor
久 櫛谷
Original Assignee
株式会社クシタニ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はライダーがオートバイを操縦中転倒して落車
した際、背骨、首、尾底骨及び腰部を保護する目的のた
めに創作されたライダー用プロテクターに係わるもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、ライダーの落車による背骨の損傷を防止する技術
としては、例えば実公昭63-24934号・ライダー用背骨プ
ロテクターが存在する。
このプロテクターの構成は、背中を被覆する基体の両側
から身体を巻回する係止体が延設され、この係止体の各
先端部が相互に係脱可能とされ、かつ前記基体の表部に
硬質素材からなる複数のガード板が背骨に沿って装着さ
れ、この各ガード板が前記基体の間に内空間を保持する
略コ字状に成形され、この各ガード板から硬質素材の舌
片が下方に延設され、この舌片がその直下に装着された
ガード板の内空間に摺動可能に挿入されてなるものであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来技術の背骨プロテクターはライダーが
落車した際、単純な衝撃を背骨プロテクターに与えられ
た場合は一応その効果は評価できる。
しかし、高速疾走するライダーの落車の衝撃は上記の如
き単純なものでなく複雑な衝撃を伴うものである。
殊に構造的に従来技術の背骨プロテクターは中央をコ字
状に折曲し、両側に取付座を備え、これを基体に所要数
独立して取付けたものであり、ガード板より延設した舌
片は直下のガード板に摺動自在に位置するものであるか
ら、落車の際、衝撃が複雑な場合にはガード板と基体と
は単にコ字状内空間の間隙しか存在せず、ガード板が潰
れた場合にはガード板が逆に突起物として背骨に打撃を
与える作用を呈し、又ガード板の舌片は単にガード板間
の間隙を隠す作用しかしないので衝撃に対する防護とは
ならない課題あった。
又、首、尾底骨部、両腰部は無防備なのでこれらの個所
の損傷は防護できない欠点があった。
この考案は上記の如き従来技術の欠点を解消するために
次の手段を採用したものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、皮革又は擬似皮革類よりなる背当(1)の上
下に首当(2)及び尾底骨当(3)を、又、両側には腰
当(4)を夫々張出成形し、両腰当(4)は内部に発泡
ウレタンの如き緩衝材(4H)を介在し、これをキルティ
ング加工して数個の区隔を構成し、両腰当(4)の基部
には夫々バンド(5)を延設し、これが先端には夫々相
互に面接着するベルベットファスナー(6)を取付けて
構成する。
上記構成よりなる背当(1)の表面中央には背骨プロテ
クターが装着されるもので、この背骨プロテクターは次
の如き構成よりなる。
硬質プラスチック又は軽金属類により平面形状長方形で
中央を断面形状コ字形に折曲(A1)し、これが両側に取
付座(A2)を張出成形したガード板(A)を所要数用意
し、別にガード板(A)の素材より若干軟質の素材より
なるジョイナー板(B)が成形され、この形状は平面長
方形で、中央に断面形状半円形に折曲した隆起(B1)が
成形され、これが両側には取付座(B2)が張出成形され
て構成される。
このジョイナー板(B)をガード板(A)の数に対応し
て用意し、ガード板(A)のコ字形折曲(A1)が溝状空
洞を構成するように並設し、各ガード板(A)間にはジ
ョイナー板(B)の隆起(B1)が現れるようにジョイナ
ー板(B)の取付座(B2)をガード板(A)の折曲(A
1)内底に当接し、鋲(7)によりこの当接個所を止着
して背骨プロテクターを構成し、これを背当(1)の表
面中央に位置し、各ガード板(A)の取付座(A2)を鋲
(7)により背当(1)に止着して構成する。
この際、背当(1)とガード板(A)のコ字形折曲(A
1)間には溝状の空洞が成形されるので、この空洞に細
長い緩衝材(C)を挿通して保持する。
〔実施例〕
背当(1)は皮革又は擬似皮革類の如き強靱にして若干
弾力性のある素材が用いられる。
首当(2)及び尾底骨当(3)が上下に張出成形され、
腰当(4)が両側に張出成形され、この腰当(4)は弾
性に富む素材、例えばウレタンフォーム又は発泡ウレタ
ンの如き緩衝材(4H)が介在され、キルティング加工に
より数個に区隔される。
該両腰当(4)の基部には先端に両接着ベルベットファ
スナー(6)が設けられたバンド(5)が延設されて構
成される。
上記背当(1)の中央部分にして体躯の背骨に当たる位
置には背骨プロテクターが装着されるもので、このプロ
テクターの構成は、平面長方形で中央部分を扁平コ字形
に折曲(A1)し、これが両側には取付座(A2)が張出成
形されてなるガード板(A)が硬質プラスチック、又は
軽金属により成形される。
上記ガード板(A)はジョイナー板(B)を介して縦方
向に接続されるものであり、ジョイナー板(B)は平面
長方形にして中央部分を断面半円形の隆起(B1)とし、
両側には取付座(B2)が張出成形され、素材はガード板
(A)より若干軟質の素材が用いられる。
所要数のガード板(A)をコ字形折曲(A1)を接して並
設し、ガード板(A)の中央コ字形折曲(A1)の裏面に
ジョイナー板(B)の取付座(B2)を位置して中央隆起
(B1)を隣接ガード板(A)(A)間に現し、ガード板
(A)とジョイナー板(B)の取付座(B2)の表裏を鋲
(7)により鋲止めして構成する。
これを背当(1)の所要位置に配置し、各ガード板
(A)の取付座(A2)を鋲(7)により背当(1)に止
着する。
各ガード板(A)の中央コ字形折曲(A1)によりガード
板(A)と背当(1)間には溝状の空洞が構成され、こ
れには細長い緩衝材(C)が挿通保持される。
この緩衝材(C)の素材は発泡ウレタンの如き柔軟にし
て弾力のある素材が用いられる。
〔作用〕
この考案は上記の如く構成されるので背当(1)に背骨
プロテクターを装着し、首当(2)、尾底骨当(3)及
び緩衝材(4H)を取りつけた腰当(4)よりなるもので
あるから、これをバンド(5)を介して体躯に巻付けて
その上に適宜上着を着用して使用するときは、疾走中誤
ってライダーがオートバイより転倒落車した場合でも、
ライダーの体躯の重要部分は充分保護されるものであ
る。殊に、背骨プロテクターはガード板とジョイナー板
の接続により強力なブロックを構成するために、単純な
衝撃は勿論、複雑な衝撃に対しても充分防護も求めるこ
とが可能である。
すなわち、第7図に示す如く衝撃が背骨プロテクターに
加わった際、ガード板間毎のジョイナー板の隆起がガー
ド板表面より突出しているためにこの部分に打撃が加わ
り、ジョイナー板の隆起が押し潰されてもガード板に衝
撃が加わり、更にガード板と背当間に構成された溝状の
空洞に挿通保持してある緩衝材に打撃が加わり、この衝
撃は順次に軽減されて背骨に加わる打撃は殆ど皆無に等
しくなることを実験上知り得た。
又、従来技術の如くガード板を独立して背骨に取付けた
構成と相違し、ガード板をジョイナー板により鋲止めし
てブロックが構成されるから、複雑な衝撃に対してもガ
ード板が背当よりもぎとられるようなおそれがなく、背
骨プロテクターとしての働きを果たすものである。
又、各ガード板をジョイナー板により接続するものであ
るから、ライダーの姿勢に衝撃により反るような力が加
わっても必要以上の反りを防止でき、各ガード板間に現
れる隆起(B1)は背骨に対する軟骨の如き働きをするも
のであるから、背骨プロテクターはこの断面形状半円形
の隆起部の湾曲度合いにより背骨プロテクターにある程
度の可撓性を与えるから、このプロテクターを着用した
ライダーは運動に何等の抵抗がなく、しかも確実なプロ
テクターとして使用できるものである。
〔考案の効果〕
この考案は上記の如く構成されるから、第一に、背骨プ
ロテクター、首当、尾底骨当及び両腰当により身体の重
要部分を完全に防護できる。
第二に、背骨プロテクターは所要数のガード板をこれに
対応するジョイナー板によりブロック的に接続したもの
であるから、衝撃に対する強度は極めて高い。
第三に、衝撃を受けた際、先ず隆起がこれを受け、隆起
が押し潰されるとガード板がこれを受け、更に衝撃を緩
衝材が受けて衝撃を順次に軽減するので背骨に与えられ
る衝撃は皆無に等しい。
第四に、ガード板にジョイナー板を裏当のように接続し
てあるので、ライダーが衝撃により身体を反らせた場合
でも、このジョイナー板の取付けにより危険度以上の反
りを防止できる。
第五に、各ガード板間にジョイナー板の隆起が位置する
ために、この隆起は軟骨的な作用を呈し、ガード板を密
接し、又この隆起の湾曲により背骨プロテクターにある
程度の可撓性を与えるために、これを着用したライダー
の姿勢の運動に支障を来さない等の効果有する有益な実
用的考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ライダー用プロテクターの正面図、第2
図は同上背面図、第3図はガード板の断面図、第4図は
ジョイナー板の平面図、第5図は同上断面図、第6図は
背骨プロテクターの縦断面図、第7図(イ)(ロ)は背
当プロテクターに加わる衝撃の説明図である。 尚、図中符号(1)……背当 (2)……首当 (3)……尾底骨当 (4)……腰当 (4H)……緩衝材 (5)……バンド (6)……ベルベットファスナー (7)……鋲 (A)……ガード板 (A1)……コ字形折曲 (A2)……取付座 (B)……ジョイナー板 (B1)……半円状隆起 (B2)……取付座 (C)……緩衝材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】皮革又は擬似皮革類の素材よりなる背当
    (1)には上下に首当(2)及び尾底骨当(3)並びに
    両側腰当(4)を夫々張出成形し、両腰当(4)基部に
    は先端に面接着のベルベットファスナー(6)を取付け
    たバンド(5)を延設し、背当(1)の表面中央には下
    記(イ)に記載する背骨プロテクターを装着し、該背骨
    プロテクターと背当(1)間に構成される溝状空洞には
    緩衝材(C)を挿通保持してなるライダー用プロテクタ
    ー。 (イ)硬質プラスチック又は軽金属類よりなる平面長方
    形のガード板(A)の中央を断面コ字形に折曲(A1)
    し、これが両側には取付座(A2)を張出成形し、該ガー
    ド板(A)を所要数接続するジョイナー板(B)をガー
    ド板(A)の素材より軟質の素材により成形し、該ジョ
    イナー板(B)は平面長方形で中央には断面半円形の隆
    起(B1)が成形され、これが両側には取付座(B2)が張
    出成形され、隣接ガード板(A)間にジョイナー板
    (B)の隆起(B1)が現れる如く、これが取付座(B2)
    をガード板(A)の折曲(A1)内底に当接し、ガード板
    (A)とジョイナー板(B)の取付座(B2)を鋲(7)
    により止着してなる背骨プロテクター。
  2. 【請求項2】背当(1)の両腰当(4)には発泡ウレタ
    ンの如き緩衝材(4H)を介在してキルティング加工して
    数個の区隔を構成してなる請求項1記載のライダー用プ
    ロテクター。
JP8613790U 1990-08-17 1990-08-17 ライダー用プロテクター Expired - Lifetime JPH074059Y2 (ja)

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JPH0444982U JPH0444982U (ja) 1992-04-16
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