JPH0738989A - 立体録音用マイク - Google Patents
立体録音用マイクInfo
- Publication number
- JPH0738989A JPH0738989A JP22498393A JP22498393A JPH0738989A JP H0738989 A JPH0738989 A JP H0738989A JP 22498393 A JP22498393 A JP 22498393A JP 22498393 A JP22498393 A JP 22498393A JP H0738989 A JPH0738989 A JP H0738989A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microphone
- main body
- sound
- recording
- doll
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- Pending
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- Stereophonic Arrangements (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の立体録音システムに比べて、再生時の
音の左右,上下の定位感を明瞭に表現でき、屋外での持
ち運びなどに手軽に使用できるようにした。これによっ
て、自然音や音楽全般をよりリアルに手軽に録音し、そ
れを再生して聴く者は、部屋にいながらにしてあたかも
その音が録音された状況にいるかのような臨場感あふれ
る感覚が体験できるようにする立体録音用マイクを提供
しようとするものである。 【構成】 球形または楕円球や立方体,円柱形などの容
器の内部にジェル状のものを入れたビニール袋を充填し
て、人間の頭部の頭蓋内の内容物の代替とする。その容
器本体の中心を正面として、左右に、中心点の水平線よ
りわずかに上下にずらして穴を開け、小型マイクを内側
に向けて取り付けた円錐の筒をはめ込み、その穴の開口
部をパラボラアンテナ状になるようについたてで取り囲
む。以上の構成により、扱いやすい形で、よりリアルに
上下左右の音を録音,再生できるようになった。
音の左右,上下の定位感を明瞭に表現でき、屋外での持
ち運びなどに手軽に使用できるようにした。これによっ
て、自然音や音楽全般をよりリアルに手軽に録音し、そ
れを再生して聴く者は、部屋にいながらにしてあたかも
その音が録音された状況にいるかのような臨場感あふれ
る感覚が体験できるようにする立体録音用マイクを提供
しようとするものである。 【構成】 球形または楕円球や立方体,円柱形などの容
器の内部にジェル状のものを入れたビニール袋を充填し
て、人間の頭部の頭蓋内の内容物の代替とする。その容
器本体の中心を正面として、左右に、中心点の水平線よ
りわずかに上下にずらして穴を開け、小型マイクを内側
に向けて取り付けた円錐の筒をはめ込み、その穴の開口
部をパラボラアンテナ状になるようについたてで取り囲
む。以上の構成により、扱いやすい形で、よりリアルに
上下左右の音を録音,再生できるようになった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音像を人間の耳に聞こ
えるのと同じような状態で録音し、再生時に聴取者の周
囲の上下左右に自然の音場を再生する立体録音用のマイ
クに関するものである。
えるのと同じような状態で録音し、再生時に聴取者の周
囲の上下左右に自然の音場を再生する立体録音用のマイ
クに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダミーヘッドマイクと呼ばれる人
間の頭胸部を摸した人形の両耳部分にマイクを埋め込
み、物音を録音し、専用のプロセッサーによって音の補
正処理を行いリアルな音場を再生しようとする装置が使
用されている。これは、人間の耳で聞くのと同様の状態
にできるだけ近づけて録音しようとする考えに基づくも
のである。人間の耳が音像の立体定位の認識をする際に
は、左右の耳に入力される音情報の差が大きな要素とな
る。つまり、音源から発せられた音が、左右の耳にそれ
ぞれどのくらいの割合と時間差で入力されるかによっ
て、立体感が表現される。そこで、録音のシステムを人
間の耳と同様の状態に近づけるために、頭胸部を模した
人形の耳にマイクを取り付けることによって、音の左右
の定位感を再現しようとしていた。
間の頭胸部を摸した人形の両耳部分にマイクを埋め込
み、物音を録音し、専用のプロセッサーによって音の補
正処理を行いリアルな音場を再生しようとする装置が使
用されている。これは、人間の耳で聞くのと同様の状態
にできるだけ近づけて録音しようとする考えに基づくも
のである。人間の耳が音像の立体定位の認識をする際に
は、左右の耳に入力される音情報の差が大きな要素とな
る。つまり、音源から発せられた音が、左右の耳にそれ
ぞれどのくらいの割合と時間差で入力されるかによっ
て、立体感が表現される。そこで、録音のシステムを人
間の耳と同様の状態に近づけるために、頭胸部を模した
人形の耳にマイクを取り付けることによって、音の左右
の定位感を再現しようとしていた。
【0003】従来のダミーヘッドマイクの人形型の本体
内部は空洞になっており、片方の耳に取り付けられた超
小型マイクに入力された音は、本体の内部を伝わっても
う一方の耳の超小型マイクにも録音されてしまう。ま
た、両耳から入力された音は本体内部で共鳴を起こし、
再生時に左右の音の定位感が曖昧であった。又、人形本
体が固形物の彫像である場合は、左右の音の干渉は本体
内部を全く伝わらず、外部からのみ伝わるため、人間の
耳で聞くのと同様の状態で録音されるという条件は満た
されなかった。また、再生時に音の上下感についてはう
まく表現できない。それらの曖昧さを補正するために、
専用のプロセッサーによってエフェクターを掛けるなど
の様々な音響装置を必要とした。さらに、屋外での録音
時、人間の頭胸部型の人形は大きくて取扱しにくいとい
う欠点もあった。
内部は空洞になっており、片方の耳に取り付けられた超
小型マイクに入力された音は、本体の内部を伝わっても
う一方の耳の超小型マイクにも録音されてしまう。ま
た、両耳から入力された音は本体内部で共鳴を起こし、
再生時に左右の音の定位感が曖昧であった。又、人形本
体が固形物の彫像である場合は、左右の音の干渉は本体
内部を全く伝わらず、外部からのみ伝わるため、人間の
耳で聞くのと同様の状態で録音されるという条件は満た
されなかった。また、再生時に音の上下感についてはう
まく表現できない。それらの曖昧さを補正するために、
専用のプロセッサーによってエフェクターを掛けるなど
の様々な音響装置を必要とした。さらに、屋外での録音
時、人間の頭胸部型の人形は大きくて取扱しにくいとい
う欠点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のダミーヘッドマ
イクと呼ばれる立体録音用マイクの構造には次のような
欠点があった。 (イ)音を再生するとき、左右の定位感が曖昧であり、
上下の定位感については全く表現できない。 (ロ)人形本体の内部は空洞であるので、片方の耳のマ
イクに入力された音は内部を伝わってもう一方の耳のマ
イクにも録音されてしまう。さらに両方から入力される
音が人形本体内部で共鳴を起こしやすく、再生時の左右
の定位感が曖昧になってしまう。又、内部が空洞でない
人形の場合、人間の頭部と違って、音が頭の内部を自然
に伝わることが全くないため、自然な立体感が再生でき
ない。そのため、専用のプロセッサーによる音の補正が
必要である。 (ハ)屋外での自然音の録音に使用する際、従来のダミ
ーヘッドマイクは大きくて持ち運びしにくいという点が
問題であった。 (ニ)製造する場合、人形の成型が複雑であり、付属プ
ロセッサーが必要なためにコストが高かった。 本発明は、これらの課題の解決を目的とするものであ
り、自然音や音楽全般をよりリアルに手軽に録音し、そ
れを再生して聴く者は、部屋にいながらにしてあたかも
その音が録音された状況にいるかのような臨場感あふれ
る感覚が体験できるようにする立体録音用マイクを提供
しようとするものである。
イクと呼ばれる立体録音用マイクの構造には次のような
欠点があった。 (イ)音を再生するとき、左右の定位感が曖昧であり、
上下の定位感については全く表現できない。 (ロ)人形本体の内部は空洞であるので、片方の耳のマ
イクに入力された音は内部を伝わってもう一方の耳のマ
イクにも録音されてしまう。さらに両方から入力される
音が人形本体内部で共鳴を起こしやすく、再生時の左右
の定位感が曖昧になってしまう。又、内部が空洞でない
人形の場合、人間の頭部と違って、音が頭の内部を自然
に伝わることが全くないため、自然な立体感が再生でき
ない。そのため、専用のプロセッサーによる音の補正が
必要である。 (ハ)屋外での自然音の録音に使用する際、従来のダミ
ーヘッドマイクは大きくて持ち運びしにくいという点が
問題であった。 (ニ)製造する場合、人形の成型が複雑であり、付属プ
ロセッサーが必要なためにコストが高かった。 本発明は、これらの課題の解決を目的とするものであ
り、自然音や音楽全般をよりリアルに手軽に録音し、そ
れを再生して聴く者は、部屋にいながらにしてあたかも
その音が録音された状況にいるかのような臨場感あふれ
る感覚が体験できるようにする立体録音用マイクを提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明では、人
形本体の左右に取り付ける超小型マイクを中心点の水平
位置よりわずかに上下にずらして配置する。これによっ
て、音がマイクに届くわずかな差を生じ、左右だけでな
く上下の音の方向を明確に録音でき、左右,上下感の再
生が可能となった。
形本体の左右に取り付ける超小型マイクを中心点の水平
位置よりわずかに上下にずらして配置する。これによっ
て、音がマイクに届くわずかな差を生じ、左右だけでな
く上下の音の方向を明確に録音でき、左右,上下感の再
生が可能となった。
【0006】また、それぞれの超小型マイクの取り付け
方を、円錐型の先端部に穴をあけてマイクの集音部がは
め込まれるようにしたものを、本体の左右に開けた取り
付け穴に差し込む。又、超小型マイクを埋め込む穴の開
口部の外周を、半分取り囲むようについたてを取り付け
て、パラボラ集音機能を付加することによって、さらに
録音する音の方向を明確に再現できた。
方を、円錐型の先端部に穴をあけてマイクの集音部がは
め込まれるようにしたものを、本体の左右に開けた取り
付け穴に差し込む。又、超小型マイクを埋め込む穴の開
口部の外周を、半分取り囲むようについたてを取り付け
て、パラボラ集音機能を付加することによって、さらに
録音する音の方向を明確に再現できた。
【0007】又、従来は、左右の超小型マイクに入力さ
れた音が、互いに本体内部に伝わり、共鳴をおこしてい
た。この内部での音の伝わり方を人間の頭部の構造に近
づけるほど、より自然に立体的な音が再生されることに
なるので、空洞であった本体内部に、人間の頭蓋内の内
容物の代替として、ジェル状のものや、半固形物,液体
等を充填する。これによって、本体内部への左右から入
力された音の伝わり方がより自然になり、余分な音の共
鳴も解消され、音の定位感の曖昧さが解消された。ま
た、従来のようなプロセッサーなどの音の補止,処理の
ための音響機器が不要となり、より効率的に立体的な音
の録音,再生が可能となる。
れた音が、互いに本体内部に伝わり、共鳴をおこしてい
た。この内部での音の伝わり方を人間の頭部の構造に近
づけるほど、より自然に立体的な音が再生されることに
なるので、空洞であった本体内部に、人間の頭蓋内の内
容物の代替として、ジェル状のものや、半固形物,液体
等を充填する。これによって、本体内部への左右から入
力された音の伝わり方がより自然になり、余分な音の共
鳴も解消され、音の定位感の曖昧さが解消された。ま
た、従来のようなプロセッサーなどの音の補止,処理の
ための音響機器が不要となり、より効率的に立体的な音
の録音,再生が可能となる。
【0008】又、この本体は、人間の頭胸部を模した人
形でなく、内容物を充填できる容器であればよいので、
球体や楕円球体,円柱型,立方体などのシンプルな形で
も同じ効果を有する。さらに、実験の結果、大きさは人
の頭大より小型であっても十分な立体感を表現できた。
従って、屋外での自然音の採取の際、マイクの持ち運び
や取り扱いが従来のものより楽になり、人形型の成型や
プロセッサーなどの必要がないため、その点での費用が
軽減できる。
形でなく、内容物を充填できる容器であればよいので、
球体や楕円球体,円柱型,立方体などのシンプルな形で
も同じ効果を有する。さらに、実験の結果、大きさは人
の頭大より小型であっても十分な立体感を表現できた。
従って、屋外での自然音の採取の際、マイクの持ち運び
や取り扱いが従来のものより楽になり、人形型の成型や
プロセッサーなどの必要がないため、その点での費用が
軽減できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。まず、図1に本実施例の立体録音用のマ
イクの構成を示す。図において、本体1は、内部が空洞
になった容器であり、そこに円錐状になった超小型マイ
ク取り付け部2が、組み入れられる。
細に説明する。まず、図1に本実施例の立体録音用のマ
イクの構成を示す。図において、本体1は、内部が空洞
になった容器であり、そこに円錐状になった超小型マイ
ク取り付け部2が、組み入れられる。
【0010】図2は、超小型マイク取り付け部2の詳細
な構成を示す。2は、円錐状の頂点部分に、超小型マイ
ク3の集音部が半分埋め込まれるくらいの穴を開けてお
く。小型マイクは集音部が内側に向けて差し込み、1に
取り付けた際に、集音部が内部のジェル8と接触するよ
うにする。超小型マイクのコード4を通すための穴を2
に開けて、そこからコードは外に出しておく。2を入れ
込むための穴5には、開口部の外周の半分を囲うよう
に、ついたて6をつける。これによって、マイク部分が
パラボラ集音機状になるので、集音に非常に効果的であ
る。
な構成を示す。2は、円錐状の頂点部分に、超小型マイ
ク3の集音部が半分埋め込まれるくらいの穴を開けてお
く。小型マイクは集音部が内側に向けて差し込み、1に
取り付けた際に、集音部が内部のジェル8と接触するよ
うにする。超小型マイクのコード4を通すための穴を2
に開けて、そこからコードは外に出しておく。2を入れ
込むための穴5には、開口部の外周の半分を囲うよう
に、ついたて6をつける。これによって、マイク部分が
パラボラ集音機状になるので、集音に非常に効果的であ
る。
【0011】本体1の正面の中心点7を決めて、7の水
平線よりわずかに上下にずらして、左右の位置にマイク
の取り付け穴5を開ける。本体1は、球体の場合は半球
ずつに分かれた容器が組み合わされるようにしておく。
他の形状の箱の場合はふたを設けておく。本体1を密閉
する前に、本体内部の容積から左右の超小型マイク取り
付け部2の容積を除いた量のジェルをビニール袋に入れ
たもの8を、1の内部に入れる。本体1の左右の穴に、
超小型マイク取り付け部2を組み入れて、開口部分に固
定する。左右のコード4は、本体1の内壁とビニール袋
8との間を通して、内部を空消にしたグリップ9と接す
る面の本体に開けた穴から9の中へと通して、下から外
へ出すようにする。これにより、コードが録音の邪魔に
ならない。
平線よりわずかに上下にずらして、左右の位置にマイク
の取り付け穴5を開ける。本体1は、球体の場合は半球
ずつに分かれた容器が組み合わされるようにしておく。
他の形状の箱の場合はふたを設けておく。本体1を密閉
する前に、本体内部の容積から左右の超小型マイク取り
付け部2の容積を除いた量のジェルをビニール袋に入れ
たもの8を、1の内部に入れる。本体1の左右の穴に、
超小型マイク取り付け部2を組み入れて、開口部分に固
定する。左右のコード4は、本体1の内壁とビニール袋
8との間を通して、内部を空消にしたグリップ9と接す
る面の本体に開けた穴から9の中へと通して、下から外
へ出すようにする。これにより、コードが録音の邪魔に
ならない。
【0012】本体1の内部に充填するものは、ジェルの
他、液体や半固形物でもよい。又、本体1の形状は、球
体の他に、楕円球体や円柱型,立方体,長方体でも成型
しやすいものであればよい。
他、液体や半固形物でもよい。又、本体1の形状は、球
体の他に、楕円球体や円柱型,立方体,長方体でも成型
しやすいものであればよい。
【0013】図3は、本実施例のシステムを使用する時
の状態を示す。録音者が物音を聞いている状態と同じよ
うに録音したいときは、マイクのグリップを持ち、マイ
クの中心点を正面にして、録音者が向いている物音の方
角に向けて録音する。常に録音者の顔の方向と同方向に
マイクを向けて行動すれば、録音者が体験した通りの音
と感覚が再生できることになる。
の状態を示す。録音者が物音を聞いている状態と同じよ
うに録音したいときは、マイクのグリップを持ち、マイ
クの中心点を正面にして、録音者が向いている物音の方
角に向けて録音する。常に録音者の顔の方向と同方向に
マイクを向けて行動すれば、録音者が体験した通りの音
と感覚が再生できることになる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、人間の耳に聞こえたま
まの音をよりリアルに再生するために、左右に取り付け
た小型マイクをそれぞれ水平位置よりわずかに上下にず
らしたので、音の左右感だけでなく上下感も表現するこ
とができる。又、超小型マイクの取り付け方について、
2つの超小型マイクを内側に向けて、本体の穴の円の縁
を外に向かって立てたついたてで囲みパラボラ集音機状
にしたことにより、従来よりも明瞭に音の方向性を録音
できる。又、より人間の頭部に近づけるために、超小型
マイクを取り付ける本体の内部に、頭蓋内の内容物の代
替えとしてジェルを充填したことにより、再生時の音の
定位感の曖昧さが解消された。さらに、従来のように、
外形のみにこだわり人形型を用いたものにする必要がな
く、形をシンプルに、小型にすることができる。従っ
て、持ち運びがしやすく、屋外の自然音を録音する際に
便利である。
まの音をよりリアルに再生するために、左右に取り付け
た小型マイクをそれぞれ水平位置よりわずかに上下にず
らしたので、音の左右感だけでなく上下感も表現するこ
とができる。又、超小型マイクの取り付け方について、
2つの超小型マイクを内側に向けて、本体の穴の円の縁
を外に向かって立てたついたてで囲みパラボラ集音機状
にしたことにより、従来よりも明瞭に音の方向性を録音
できる。又、より人間の頭部に近づけるために、超小型
マイクを取り付ける本体の内部に、頭蓋内の内容物の代
替えとしてジェルを充填したことにより、再生時の音の
定位感の曖昧さが解消された。さらに、従来のように、
外形のみにこだわり人形型を用いたものにする必要がな
く、形をシンプルに、小型にすることができる。従っ
て、持ち運びがしやすく、屋外の自然音を録音する際に
便利である。
【0015】又、実際に実験してみたところ、以上のよ
うな構成のマイクの周囲に、物音を巡らして録音する
と、再生時に音が聴者の頭の周りをぐるぐると回るよう
な感じと、それにつれて頭が回るような感覚が起きた。
又、録音者がマイクを持って自転車などで疾走しながら
録音した場合、再生時に特にヘッドホンで聞くと、風の
音だけでなく、その風が顔(マイク本体)に当たって後
ろへ吹きすさんでいく感覚までもリアルに再生できた。
従来の立体録音では再生し得なかった、録音時の聴覚以
外の皮膚感や、耳に当たる圧迫感なども再現できるとい
う効果があった。
うな構成のマイクの周囲に、物音を巡らして録音する
と、再生時に音が聴者の頭の周りをぐるぐると回るよう
な感じと、それにつれて頭が回るような感覚が起きた。
又、録音者がマイクを持って自転車などで疾走しながら
録音した場合、再生時に特にヘッドホンで聞くと、風の
音だけでなく、その風が顔(マイク本体)に当たって後
ろへ吹きすさんでいく感覚までもリアルに再生できた。
従来の立体録音では再生し得なかった、録音時の聴覚以
外の皮膚感や、耳に当たる圧迫感なども再現できるとい
う効果があった。
【図1】本実施例の斜視図である。
【図2】本実施例の小型マイク取り付け部2の詳細な構
成を示した図である。
成を示した図である。
【図3】本実施例の録音時の使用例を示した図である。
1 本体 2 超小型マイク取り付け部 3 超小型マイク 4 コード 5 本体に開けた穴 6 ついたて 7 中心点 8 ジェルを入れたビニール袋 9 グリップ
Claims (3)
- 【請求項1】 人間の頭胸部を模した人形の両耳の穴の
中に超小型マイクを埋め込んで音像を立体的に録音する
マイクにおいて、超小型マイクの取り付け穴を一方は耳
の位置より上に、もう一方は耳の位置より下にずらして
配置し、人形本体内部にジェル状のものまたは半固形物
を充填することを特徴とする立体録音用マイク。 - 【請求項2】 請求項1において、人間の頭胸部を模し
た人形の代わりに、球体や楕円球,または円柱体,立方
体,長方体などの単純化した形体の箱を本体にしたこと
を特徴とする立体録音用マイク。 - 【請求項3】 請求項1において、超小型マイクの取り
付け穴の入り口の外周の半円を囲う、ついたてを設けた
ことを特徴とする立体録音用マイク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22498393A JPH0738989A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 立体録音用マイク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22498393A JPH0738989A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 立体録音用マイク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738989A true JPH0738989A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16822266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22498393A Pending JPH0738989A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 立体録音用マイク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738989A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5956072A (en) * | 1996-12-18 | 1999-09-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Optical scanner, image forming apparatus and image forming apparatus assembling method |
KR20040016093A (ko) * | 2002-08-16 | 2004-02-21 | 온디지털테크(주) | 전방향성 원구형 마이크로폰 |
JP2010111372A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Kazuo Murakami | タイヤのバースト予防システム |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP22498393A patent/JPH0738989A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5956072A (en) * | 1996-12-18 | 1999-09-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Optical scanner, image forming apparatus and image forming apparatus assembling method |
KR20040016093A (ko) * | 2002-08-16 | 2004-02-21 | 온디지털테크(주) | 전방향성 원구형 마이크로폰 |
JP2010111372A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Kazuo Murakami | タイヤのバースト予防システム |
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