JPH07380U - 音声ドライブ付低周波治療器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筋肉疲労を解消するための低周波治療器にお
いて、より一層の高い効果と、より高い機能性を持たせ
ることを目的とする。 【構成】 疲労筋肉に直接働きかける筋刺激パルス電圧
発生手段と、この筋刺激パルス電圧発生手段を、音声信
号により変調可能な変調手段を具備するとともに、この
音声信号をソースとして、カラオケ機能も併せもつよう
構成した。 【効果】 千変万化の筋刺激とカラオケの相乗効果で、
所望の治療が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】 （技術分野） 本考案は低周波治療器の新しい機能に関するものである。

（従来技術） 益々めまぐるしくなる現代、疲労ストレスは蓄積される一方である。

それを癒し、軽減させる一つの手段として種々の低周波治療器が多数販売され 、人気を博している。 これらの低周波治療器の機能は筋刺激用のパルス電圧発 生器のパルス列や、振幅を変化させることにより、たたく、もむ、ほぐす、バイ ブ、ゆさぶる、１／ｆゆらぎ等の筋刺激効果を得るようにしたもである。

しかしながら、筋及び神経は、このような受動的で、単調な刺激に慣れてくる と、次第に反応が遅怠し、効果が半減してしまう。

（本考案の目的） 本考案は上述した諸問題を解決するためになされたもので、その目的とすると ころは、従来の受動的で単調な刺激に代わり、千変万化する音声信号を利用し、 更にはカラオケの持つストレス解消効果をも併せ持つ低周波治療器を提供すると ころにある。

（本考案の概要） 本考案は上記目的を達成させるために、従来の低周波治療器の有する、たたく 、もむ、ほぐす、ゆさぶる、バイブ、１／ｆゆらぎ等の筋刺激機能のほかに、マ イクロホン、外部音声入力端子等の音声収集手段を設け、これにより得た音声信 号により、筋刺激パルス電圧発生器の出力を変調し、よって音声信号による筋刺 激機能を実現した低周波治療器で、例えば、外部音声入力端子に入力したカラオ ケミュージックに合わせ、マイクロホンに向かい歌唱すれば、音声信号による筋 刺激効果と、カラオケによるストレス解消効果が相乗し、よりリラックスした状 態を得ることが可能で、従来にない治療効果が期待できるものである。

（本考案の実施例） 以下本考案の一実施例を図面に従って説明する。

第１図は本考案による一実施例を示すブロックダイアグラムであるが、マイク ロホンＭで集音された音声信号は、マイクアンプＡ１により所定量増幅された後 、減衰器ＡＴ１を介し、混合器ＭＸに入力される。

一方外部音声入力端子Ｊ１よりインプットされた音声信号は、絶縁トランスＴ で入出力が電気的に絶縁された後、減衰器ＡＴ２を介し、前記混合器ＭＸに入力 される。

減衰器ＡＴ１及びＡＴ２は制御マイコン１により、バスラインＢＬを介し、各 々別個に減衰量が設定可能のため、前記マイクロホンＭによる音声信号と、外部 音声入力端子Ｊ１により得た音声信号との混合比を任意に設定可能となっている 。

混合器ＭＸの出力は、ヘッドホンアンプＡ２とエンベロープ検波器３に印加さ れており、ヘッドホンアンプＡ２の出力はヘッドホン出力端子Ｊ３に接続され、 ヘッドホンにより、ミックスされた音声信号を聴取可能にしている。

エンベロープ検波器３の出力は、昇圧変調器４にインプットされている。

制御マイコン１により、バスラインＢＬを介し、パルス列や、振幅が制御可能 な、筋刺激用のパルス電圧発生器２の出力もまた昇圧変調器４にインプットされ ている。

昇圧変調器４は１次側に音声信号用巻線と筋刺激パルス用巻線を設け、２次側 にステップアップ用巻線を設けたもので、この構成により、昇圧変調器４の出力 には、筋刺激パルスの振幅が音声信号により振幅変調された信号が得られる。

この出力信号は制御マイコン１により、バスラインＢＬを介し、減衰量が制御 可能な減衰器ＡＴ３を通過した後、接触子用出力端子Ｊ２に接続されている。従 って、この接触子用出力端子Ｊ２を介し、人体に通電すれば、音声信号に比例し た筋刺激感を得ることが可能となる。

音声信号を直接昇圧変調器４にインプットせずに、エンベロープ検波器３を介 してインプットした理由は、音声信号を直接無加工で人体に通電すると、音声信 号の変化するスピードが余りにも速く、筋の応答が追随できず、痛覚だけを刺激 してしまうためで、音声信号の包絡線を取ることにより、音声信号に比例した筋 刺激信号を得ることを可能としている。

マイクアンプＡ１と混合器ＭＸ及び絶縁トランスＴと混合器ＭＸとの間に各々 エコー装置及びキーコントロール装置を挿入すれば、より効果的である。（図示 せず） （本考案の効果） 上記説明により明らかなように、本考案によれば従来の受動的で、単調な筋刺 激に代わり、千変万化する音声信号を、筋刺激信号のソースとして利用すること により、より効果的な治療効果を得るとともに、カラオケの持つストレス解消効 果をも併せ持つ、低周波治療器を実現することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すブロックダイアグラム
である。 符号の説明 １：制御マイコン ２：パルス電圧発生器 ３：エン
ベロープ検波器 ４：昇圧変調器 Ｍ：マイクロホン
Ａ１：マイクアンプ Ａ２：ヘッドホンアンプ
ＭＸ：混合器 ＡＴ１，ＡＴ２，ＡＴ３：減衰器 Ｂ
Ｌ：バスライン Ｔ：絶縁トランス Ｊ１：外部音声入力端子 Ｊ２：
接触子用出力端子 Ｊ３：ヘッドホン出力端子

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 筋に刺激を与えるためのパルス電圧発生器と、マイクロ
   ホン、外部音声入力端子等による音声信号収集機能を有
   し、該音声信号により、前記パルス電圧発生器の出力を
   変調する手段を具備したことを特徴とする低周波治療
   器。