JPH0737644Y2 - エアマットレス - Google Patents

エアマットレス

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JPH0737644Y2
JPH0737644Y2 JP4618993U JP4618993U JPH0737644Y2 JP H0737644 Y2 JPH0737644 Y2 JP H0737644Y2 JP 4618993 U JP4618993 U JP 4618993U JP 4618993 U JP4618993 U JP 4618993U JP H0737644 Y2 JPH0737644 Y2 JP H0737644Y2
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JP
Japan
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air mattress
layer
waterproof layer
fixing holes
air
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JP4618993U
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JPH0712158U (ja
Inventor
鈞明 鄭
Original Assignee
甌福瑞國際企業有限公司
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一種のエアマットレスに
関し、ポリエチレン製の蜂の巣状構造を複数層内側に設
け、それらの層は上下に引っ張ることで2部分に別れて
間隙を発生し、下の通気穴から空気を自然に充填できる
ようにして高い浮力と安全性を有し、折り畳んで携帯し
易く、また多種の用途を有するエアマットレスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】夏はプールや海でのレジャーを楽しむ人
が多く、エアマットレスは水に浮かべて楽しみを増す
他、海難時の救出用にも使えるという効果を有してい
る。しかし、従来のエアマットレスは以下のような欠点
を有していた。 (イ)空気を充填する必要があり、先に空気を充填した
場合は体積が増加して携帯に不便であり、目的地に着い
てから充填する時間と体力も無駄であった。 (ロ)水遊び中に不慮の事故が発生した場合、空気を充
填してからでなければ救出用に使用できなかった。 (ハ)固定充気式のもの、すなわち最初から空気を充填
して密閉したものでは体積が大きく携帯に不便であっ
た。 (ニ)水上での使用以外の用途を持たなかった。 (ホ)水中で破損しやすく、空気漏れにより事故が発生
する危険があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は以下の
通りである。 (イ)第1に、エアマットレスの内部にポリエチレン製
の蜂の巣状構造を設け、高い浮力と安全性を得ること。 (ロ)第2に、エアマットレスに通気穴を設け、空気を
自然に内部層に充填でき、浮力と安全性を高めること。 (ハ)第3に、ベルト通しと調整ベルトを設けて環状と
し、一般の救命用浮輪としても使用できること。 (ニ)第4に、スライドファスナーと持ち手を設け、折
り畳んでバッグとすることができること。 (ホ)第5に、適度な撓み性と柔軟性を有し、折り畳ん
で収納や携帯に便利であること。 (ヘ)第6に、構造が簡単で、製造および使用が簡単で
あること。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の外観は偏平な矩
形を呈する、図2に示されるように、その外層は、1層
の防水性の下防水層(1)と1層の上防水層(2)から
成り、これら2層に挟まれた部分に複数のポリエチレン
製の蜂の巣状構造(3)(4)(5)(6)を設けてい
る。さらに下防水層(1)とその上の蜂の巣状構造
(3)を貫通する複数の通気穴(11)を設ける。また
蜂の巣状構造(3)(4)(5)(6)をS型縫合線
(12)により互いに縫合する。上防水層(2)上には
一列の並列する複数のベルト通し(21)を設け、図2
に示されるように、下防水層(1)と蜂の巣状構造
(3)は貼合され、各蜂の巣状構造(4)(5)(6)
と上防水層(2)も貼合される。これら二組の貼合する
部分の間には間隙があり、全体の外縁は縫合によりへり
(7)を設ける。
【0005】
【作用】図1と図3の本考案の充気時の状態を示す断面
図を参照する。図3に示されるように、使用者が下防水
層(1)と蜂の巣状構造(3)からなる下層と上防水層
(2)と蜂の巣状構造(4)(5)(6)からなる上層
を引き離すとき、外部空気は通気穴(11)から自然に
両層構造間に進入する。すなわち外部のポンプ等を使用
しなくても充気状態を形成する。これを水上に浮かべる
と、水面の密閉作用で空気が漏れない。
【0006】さらに、図1に示される各層間のS型縫合
線(22)により空気が進入したときの蓄積作用を生
じ、浮力をさらに高める。これらS型縫合線(22)に
よる固定は空気の流通を阻み、S型縫合線(22)で隔
てられた部分の中間に適当な数の充気穴を設けた後、上
防水層(2)を下防水層(1)と結合して不透水性のへ
り(7)を設けたことで、空気漏れがなく浮力を維持す
る。
【0007】
【実施例】まず、本考案の第1実施例であるが、図1に
示される本考案の平面図、側面図、底面図と図2の上記
図1A−Aにおける断面図を参照する。図1に示される
ように、本考案の外観は偏平な矩形を呈する、図2に示
されるように、その外層は、1層の防水性の下防水層
(1)と1層の上防水層(2)から成り、これら2層に
挟まれた部分に複数のポリエチレン製の蜂の巣状構造
(3)(4)(5)(6)を設けている。さらに下防水
層(1)とその上の蜂の巣状構造(3)を貫通する複数
の通気穴(11)を設ける。また蜂の巣状構造(3)
(4)(5)(6)はS型縫合線(12)により互いに
縫合される。上防水層(2)上には並列に複数のベルト
通し(21)を設け、図2に示されるように、下防水層
(1)と蜂の巣状構造(3)は貼合され、各蜂の巣状構
造(4)(5)(6)と上防水層(2)も貼合される。
二組の貼合する部分の間には間隙があるが、外縁は図1
に示されるように縫合し、へり(7)を設けている。
【0008】本考案は、体重(W)=人体体積(V)×
人体密度(D)および水中における人体が必要な支え力
=体重−浮力で示されるアルキメデスの原理に基づき考
案されたものであり、90kgの人を例にとり、必要な
支え力を産出すると、 支え力=人体密度×人体体積−水密度×人体体積 =1.07×人体体積−1×人体体積 =(1.07−1)×人体体積 =0.07(体重/人体密度) =0.07(90/1.07) =5.888kg となり、90kgの人は水中においてわずか5.888
kgの浮力を必要とすることがわかる。同様に、 100kgの人では6.542kgの浮力 80kgの人では5.233kgの浮力 70kgの人では4.579kgの浮力 60kgの人では3.925kgの浮力 50kgの人では3.271kgの浮力 40kgの人では2.617kgの浮力 30kgの人では1.933kgの浮力 をそれぞれ必要とする。本考案者は、図2に示される実
施例の製品を日本船舶品質管理協会に提出し、浮力試験
を受けた結果、この製品は13.7kgの浮力を有し、
体重100kgの人が上に乗っても十分にゆとりがあ
る。また本考案は、ポリエチレン製の蜂の巣状構造の層
を増加することによりさらに浮力を高めることができ
る。
【0009】次に図4は、図1から図3に示される本考
案の実施例を実際に使用中の状態を示しており、図4に
示されるように、本考案を水面上に展開して浮かせて使
用する場合は、柔軟性を有しており人体に密着して快適
である。本考案は、柔らかく、軽く、薄いので、地面に
敷く敷物としてキャンプ等で利用できる。すなわちプー
ルや海に限らず、地上での使用もできる。
【0010】また、図5に示されるように、本考案は上
面にベルト通し(21)を折り畳む方向に一直線上に平
行に設けており、ベルト通し(21)を設けた部分が外
側になるよう折り畳んで、ベルト通し(21)に調整ベ
ルト(8)を通して人体に巻き付けて環状とし、救命用
の浮輪として使用したり、リング枕として使用すること
もできる。なお、図8に示されるのは図5に示される実
施例を実際に使用する状態を示す図である。
【0011】さらに図6に示される本考案のさらに別の
実施例と図7のその使用状態を示す立体図を参照する。
これらに示されるように、本考案の対応する両側に二つ
の固定穴(13)を並列に設け、持ち手Bを固定した自
在リング(A)を通す。さらに固定穴(13)の外側に
は垂直の固定穴(13)の方向に並列するスライドファ
スナー(C)を設け、これらスライドファスナー(C)
の外側を内側に折り、垂直方向で半分に折ってスライド
ファスナー(C)を持ち手方向に引き上げて閉め、バッ
グ状として携帯してもよい。
【0012】
【考案の効果】以上のように、本考案は、エアマットレ
スの内部にポリエチレン製の蜂の巣状構造の層を設け、
また、蜂の巣状構造の層間に設けた一層の充気穴に通じ
る通気穴を下部に設ける構造により、空気を自然に内部
層に充填でき、浮力と安全性を高めている。また本考案
は適度な撓み性と柔軟性を有し、折り畳んで収納や携帯
に便利である。さらに、簡単な構造でありながら多種の
利用方法が可能であり、スライドファスナーと持ち手を
設け、折り畳んでバッグとしたり、折り畳んでベルト通
しに調整ベルトを通して環状とし、救命用浮輪やリング
枕としても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上から本考案の平面図、側面図、底面図であ
る。
【図2】上記図1のA−Aにおける断面図である。
【図3】充気時の状態を示す上記図1のA−Aにおける
断面図である。
【図4】本考案を使用中の状態を示す図である。
【図5】本考案の別の実施例を示す斜視図ある。
【図6】本考案のさらに別の実施例を示す平面図であ
る。
【図7】上記図6を折り畳んだ状態を示す斜視図であ
る。
【図8】本考案の図5の実際の使用状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
(1)下防水層 (3)(4)(5)(6)ポリエチ
レン製の蜂の巣状構造 (11)通気穴 (7)へり (12)S型縫合
線 (8)調整ベルト (13)固定穴 (2)上防水層 (21)ベルト
通し (22)S型縫合線 (A)自在リング (B)持
ち手 (C)スライドファスナー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形は偏平な矩形を呈し、下防水層
    (1)とその上の上浮層から構成し、そのうち上浮層の
    下防水層(1)に挟まれた部分には複数のポリエチレン
    製の蜂の巣状構造(3)(4)(5)(6)を設け、各
    蜂の巣状構造(3)(4)(5)(6)はS型縫合線
    (12)で互いに縫合し、下防水層(1)とその上の蜂
    の巣状構造(3)を貫通する複数の通気穴(11)を設
    け、上浮層上には複数のベルト通し(21)を平行に1
    列設け、さらに外縁を覆う不透水のへりを縫合して設け
    上浮層と下防水層(1)を固定し、空気漏れのないエア
    マットレス。
  2. 【請求項2】 請求項1のベルト通し(21)が外側に
    くるように棒状に巻き、ベルト通し(21)に調整ベル
    ト(8)を通して一般の救命用浮輪の形状とできる請求
    項1に記載のエアマットレス。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のエアマットレスの対応
    する両側の一側に直列に固定穴を2つ設け、それに対応
    するもう一側に上記固定穴に並列する固定穴を設け、各
    直列する固定穴には自在リングを設け、この自在リング
    に持ち手を通して連結し、二組の並列する固定穴の外側
    には対称位置にスライドファスナーを設け、折り畳んで
    バッグとすることができるエアマットレス。
JP4618993U 1993-08-03 1993-08-03 エアマットレス Expired - Lifetime JPH0737644Y2 (ja)

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JP4618993U JPH0737644Y2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 エアマットレス

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JP4618993U JPH0737644Y2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 エアマットレス

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Publication Number Publication Date
JPH0712158U JPH0712158U (ja) 1995-02-28
JPH0737644Y2 true JPH0737644Y2 (ja) 1995-08-30

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ID=12740107

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JP4618993U Expired - Lifetime JPH0737644Y2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 エアマットレス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4689551B2 (ja) 2005-08-11 2011-05-25 株式会社モンベル マット、このマットに連結可能な枕及び寝袋、これらを連結した寝具

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JPH0712158U (ja) 1995-02-28

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