JPH0734647Y2 - カッタ構造 - Google Patents

カッタ構造

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JPH0734647Y2
JPH0734647Y2 JP4583190U JP4583190U JPH0734647Y2 JP H0734647 Y2 JPH0734647 Y2 JP H0734647Y2 JP 4583190 U JP4583190 U JP 4583190U JP 4583190 U JP4583190 U JP 4583190U JP H0734647 Y2 JPH0734647 Y2 JP H0734647Y2
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JP
Japan
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blades
blade
pin
cutter
rotational direction
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JP4583190U
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JPH045904U (ja
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謹也 大澄
正身 宮司
恵三郎 太田
敏夫 後藤
宏明 寺田
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株式会社オリオン工具製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は複数個の回転刃物から成るカッタに関し、特に
これらの回転刃物を研磨した後等においてそれらの回転
刃物を同一軸心上に正確に位置づけることができるカッ
タの構造に関する。
従来の技術 一般に第12図に示すような木質系材料の加工に使用され
るフィンガージョイント用カッタ、フロア用カッタ、溝
加工用カッタ等のカッタ10においては刃物の摩耗や再研
磨などにより刃物寸法が変っても切削形状を一定に保持
できるようにするため、例えば第13図に示すように、分
割可能な複数の刃物12,14と、その間に配設した適当な
厚さのスペーサ16と、により構成し、例えば第14図に示
すように再研磨によって刃物12,14の先端の切れ刃18,20
の位置がずれた場合には刃物の取付主軸22上においてス
ペーサ16を調整することにより再刃物12,14の切れ刃18,
20の位置を整合できるようになっていた。なお第13図で
符号17,19は夫々ワッシャとナットであり、これにより
カッタ10は主軸22へ取付けられている。
考案が解決しようとする課題 こまれでのこの種のカッタは上記のように各刃物が夫々
分割可能となっており、またその製作は各刃物毎に別々
に行なわれ、再研磨作業も別々に行っていた。このため
カッタ10を主軸22から取はずし各刃物12,14の切れ刃18,
20を再研磨した後に再度それらの刃物12,14を主軸22へ
組付ける場合、各刃物12,14が互いにスペーサ16面で回
動するため各刃物12,14間の回転方向の正確な位置決め
が極めて困難であった。
これまで、各刃物の回転方向の正確な位置決め手段とし
てノックピンやキーなどを使用することは知られてい
る。しかしこれらははめ合いを容易にするため、僅かな
すきまが必要であった。このため位置決め時に組合せ誤
差が生じ、そのために最近多く使用されているインデッ
クスプレートや、パルスモータによる自動割り出し装置
の付いた研磨機では適切な研磨作業ができないなどの欠
点があった。
課題を解決するための手段 そこで本考案は、予かじめ各刃物の組付け位置を特定し
た特殊な位置決めピンを設け、該位置決めピン上にて各
刃物間のスペーサの調整を行ない、これらの刃物同士を
再組立てした場合にも、常に各刃物が回転方向に高精度
に組立てられうるようにしたものである。
作用 各刃物に連通する位置決めピンの一部を1つの再研磨済
み刃物に固定し、別の再研磨済み刃物との間に該位置決
めピン上にてスペーサによるカッタの幅方向即ち主軸の
軸線方向に沿った調整を行なった後、該位置決めピンを
くさび作用にて拡径することにより、前記別の刃物を前
記1つの刃物に対し、回転方向に正確に調整された所定
位置に遊嵌なく固着する。その後、該ピン上にて幅方向
と同時に正確に回転方向の調整がされたカッタは公知の
手段によって主軸上へ固着される。主軸上での刃物の調
整は一切不要である。
実施例 第1図は本考案にかかるカッタ30を示す。このカッタ30
は2つの刃物32,34から成り、これらの刃物32,34の中央
にはカッタ取付主軸31へ該カッタ30を取付けるための取
付開口36が設けてある。各刃物32,34はその両端部に現
実の切削作用をする切れ刃38,38:40,40を有している。
また各刃物は開口36から僅かに外方に互に連通する望ま
しくは一対の孔37,37を有している。これらの孔37,37に
はこれらの刃物を回転方向に正確に位置づける位置決め
ピン42,44が貫通している。両位置決めピン42,44は実質
的に同一構造を有しているので、以下ピン42についての
み詳述する。第2図に示すように該位置決めピン42は一
方の刃物34に対し止めねじ46によって固定する。位置決
めピン42には一端にテーパ付のさらビス48が螺合するね
じ孔が形成されると同時に少なくとも1本の割り溝50が
一端から長手方向に伸長して設けてある。
このため刃物32,34の切れ刃38,40を組合せたまま再研磨
した後、それらの刃物をスペーサの調整をするため再組
付けする場合には、はじめに位置決めピン42が固定され
ている刃物34に対する刃物32の幅方向の調整をするため
に該ピン42上において両刃物32,34間に所定厚みのスペ
ーサ52組付ける。これにより第14図に示すような切れ刃
の幅方向のずれがなくなるようにする。その後に両刃物
32,34の回転方向の正確な調整をするために、位置決め
ピン42内に螺合しているさらビス48をピン42内にねじ込
む。これによりさらビス48のテーパ部により位置決めピ
ン42は割り溝50を介して拡径し、刃物32は刃物34に対し
て移動を生じることなく静的状態にて固定される。即ち
該ピン42は刃物32を刃物34に対しすきまなく固定しよっ
て回転方向のすきまのない正確な位置決めが容易に達成
できる。
位置決めピン42が拡径し、刃物にすきまなく係合するさ
らビス機構は第2図のように該ピンの一方のみならず第
3図に示すように該位置決めピンの両側にあってもよ
く、また該ピンの割り溝を有していない一端を刃物へ固
定する手段は第2図のような止めねじ46以外に、接着に
よる固定も可能である。
位置決めピンの数は少なくとも2個以上あるのが望まし
い。1個では刃物の組付け時に両刃物間に回転が発生す
る危険があるからである。
第4図〜第8図は回転刃物が3個60,62,64;76,78,80の
場合の例である。この場合には例えば第4図に示すよう
に、中央の回転刃物62に位置決めピン66をねじ又は接着
剤で固定し、両側の回転刃物60,64を夫々該中央刃物62
に対してスペーサ61,63を介して上記さらビス・割り溝
機構によりすきまなく固着することができる。
第5図は位置決めピン68が中間で切断されている例であ
る。この場合は、第2図に示すような位置決めピン42を
回転刃物の互いに反対側から衝接するように差込み内方
端部分を中央の刃物に上記手段で固定することにより使
用できる。
第6図はカッタ70に対し、回転方向にずれた位置におい
て位置決めピン72,74を取付けた例である。この場合に
は第7図及び第8図に示すように、該ピン72,74はカツ
タ70の異なった位置にて夫々2個づつ回転刃物76−78,7
8−80を固着している。
第9図〜第11図はさらに別の構造を有する位置決めピン
を示す。
第9図の位置決めピン90は、一端が一方の刃物92にねじ
止め又は接着剤により固着されている。該ピン90にはボ
ルト94が貫通し、該ボルト94の一端にはテーパ付ナット
96が螺合している。これにより、該ナット96をねじ込む
ことによりピンのスリット98が拡がり、他方の刃物100
を一方の刃物92に対しスペーサ91を介して静的状態です
きまなく固着できる。
第10図は、第3図の変形例であり、さらビス48の代り
に、ピン102の一方からめねじのついていないテーパ付
ワッシャ104を介してボルト106を通し該ボルト106の他
端にテーパ付ナット108を螺合させたものである。この
場合当該ナット108をねじ込むことによりピン両端のス
リット110,112が拡径し所望のすきまなし固着が可能で
ある。
第11図は流体使用によるものである。この場合第2図の
位置決めピンの代りに、1個又は望ましくは複数のねじ
ポンプ113を各刃物114,116の開口118,120内に接着剤に
て接合して設け、これに高圧油122を注入することによ
りねじポンプを拡げるものである。
いずれの場合も、位置決めピン上にて各刃物の幅方向の
調整に加え単にさらビスなどの締付けによって回転方向
位置が正確に調整されたカッタを組付けた後には、その
カッタを公知の手段で回転主軸へ固定するだけで所望の
高精度な作業を再開できる。
考案の効果 本考案は、スペーサを入れたりその厚みを変えて再組立
てをしても、複数個の回転刃物の回転方向の位置関係が
正確かつ迅速に再現できる。この結果、組立てたままイ
ンデックスプレートやパルスモータ等を利用した自動割
り出し装置によって単体の回転刃物と同様に迅速かつ容
易に高精度の研磨ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案により構成したカッタの側面図、第2図
は第1図のII−II矢視図、第3図は別の実施例を示す第
2図と同様の図、第4図〜第8図は3枚の刃物から成る
カッタの例であって、第4図は第3図と同様の図、第5
図は第4図の別の実施例を示す図、第6図は第1図と同
様の図、第7図及び第8図は夫々第6図のVII−VII矢視
図及びVIII−VIII矢視図、第9図〜第11図は第1図〜第
3図と同様の2枚の刃物から成るカッタの例であって、
第9図は第2図の変形例を示す図、第10図は第9図の変
形例を示す図、第11図は油圧を使った例を示す図、第12
図〜第14図は公知のカッタの説明図である。 符号の説明 30:カッタ、31:主軸 32,34:刃物、37:孔 42,44:位置決めピン、46:止めねじ 48:さらビス、50:割り溝 52:スペーサ、60,62,64:回転刃物 66,68:位置決めピン、70:カッタ 72,74:位置決めピン 76,78,80:回転刃物 90:位置決めピン、91:スペーサ 92:刃物、94:ボルト 96:ナット、98:スリット 100:刃物、102:ピン 106:ボルト、108:ナット 110,112:スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 後藤 敏夫 静岡県浜松市上島7丁目6番33号 株式会 社オリオン工具製作所内 (72)考案者 寺田 宏明 静岡県浜松市上島7丁目6番33号 株式会 社オリオン工具製作所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々が、中心部分に回転主軸への取付開口
    と、先端部に設けた切れ刃と、を有している分割可能な
    刃物を複数個組付けて成るカッタ構造であって、 前記取付開口に対して概ね平行に伸長し少なくとも隣接
    する刃物まで連通して両刃物間の回転方向取付角度を規
    制している孔と、これらの孔に嵌入している部材と、か
    ら成り、 該部材の少なくとも一部が拡径することにより、刃物間
    の回転方向取付角度を精確に割り出し可能としたカッタ
    構造。
  2. 【請求項2】前記孔に嵌入している部材が少なくとも一
    端に内ねじと割り溝とを有する位置決めピンであり、該
    ピンの他端が隣接する一方の刃物の孔内に固定してあ
    り、該ピンの一端の内ねじ部にテーパ付ねじ部材が螺合
    しており、該ねじ部材をねじ込むことにより該一端が他
    方の刃物の孔内で拡径することにより、両刃物の回転方
    向取付角度の精確な割り出し可能とした請求項1のカッ
    タ構造。
JP4583190U 1990-04-27 1990-04-27 カッタ構造 Expired - Lifetime JPH0734647Y2 (ja)

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JPH045904U JPH045904U (ja) 1992-01-20
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