JPH0733472U - スポット溶接機の電極装置 - Google Patents

スポット溶接機の電極装置

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JPH0733472U
JPH0733472U JP7189493U JP7189493U JPH0733472U JP H0733472 U JPH0733472 U JP H0733472U JP 7189493 U JP7189493 U JP 7189493U JP 7189493 U JP7189493 U JP 7189493U JP H0733472 U JPH0733472 U JP H0733472U
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JP
Japan
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electrode
cooling water
holder
tip
spot welding
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Application number
JP7189493U
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English (en)
Inventor
良夫 佐藤
Original Assignee
株式会社電元社製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スポット溶接機の電極チップの高さを最小にし
ても,なお冷却効果を大ならしめ,電極の使用率を飛躍
的に高める。 【構成】スポット溶接機の電極ホルダ1の前部に凹部又
は貫通穴を形成したテーパ上のチップ差し込み部2に,
キャップチップ3を嵌め込んだ電極構造であって,上記
電極ホルダの内部に設けたIN,OUTの冷却水経路4
及び冷却水経路5と連通した少なくともIN,OUTの
冷却水経路のどちらか一方の冷却水経路10又は冷却水
経路11を内設した突起部6を,前記ホルダと一体加工
により形成した。こうすることにより,キャップチップ
を低くしても効果的に冷却することができ,最近の電動
モータガンによる電極打点スピードを速くしても,また
高い電流値を必要とするアルミニユーム等の溶接にも,
従来に比し電極発熱による電極溶着や電極異常摩耗等を
減少し,飛躍的に電極寿命を延長する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスポット溶接ガンの電極構造に関し,詳しくは、電極チップの高さを 最小にしても,なお冷却効果を大ならしめるスポット溶接機の電極装置を提供す る。
【0002】
【従来の技術】
狭い所に溶接ガンを挿入して溶接する場合,狭い所ではガンア−ムとワ−クと が干渉するため,これを避けるためにはガンア−ムの先端に取付けた電極チップ の高さをできるだけ低くする必要がある。このため,一般には,たとえば図4に 示すように,電極ホルダ41のチップ差し込み部42とを一体形にした電極が使 用されている。この場合,チップ差し込み部42には電極ホルダの内部に設けた IN,OUTの冷却水経路46及び冷却水経路47に対し側面から連通したIN ,OUTの冷却水経路44及び冷却水経路45が設けてあり,チップ差し込み部 の外周に形成されたテーパ上の嵌合面にキャップチップ43が嵌め込まれる。ま た,図3に示すように,たとえば電極ホルダ31に貫通した電極チップ33の取 付け穴34に電極チップ33の基部をテ−パ状に形成した嵌合部35を挿入し, その嵌合部の近くまでIN,OUTの冷却水経路32及び冷却水経路36を設け たものや,または図では省略したが,電極ホルダの冷却水経路と基部の周囲に設 けた円周溝とを連通させた電極構造が知られている。
【0003】 しかしながら,最近のスポット溶接機の加圧アクチュエータには電動モータが 使用されるようになり,電動モータを使用したロボットガンによると,溶接打点 速度が著しく速くなっている。
【0004】 このような状況で問題になることは,狭い溶接位置を打つ場合に,干渉を避け るために電極の低いものを使用するが,従来のものは冷却水を構造上電極先端ま で充分に循環させることがむつかしく電極の使用率を高くとることができないと いうことである。 すなわち,狭い部品を打点するときに電極の高さに制約され,冷却水が電極チッ プの裏側まで届かない構造のため,冷却効果が上がらず,温度上昇を効率的に抑 制することができずに電極の打点数を低く制限して使用せざるを得ない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題は,最近の電動モータガンの使用によりモータガンの打 点スピードが速くなり,それに伴い電極部の発熱によるキャップチップの溶着や 被溶接物の焼け焦げやチップの異常摩耗が問題化している。そのため,本来の電 動モータガンの打点スピードや子細なストローク制御が容易に得られるにも関わ らず,従来通り低い電極使用率で使用しているのが現状である。
【0006】 このような問題はアルミニユーム板の溶接のように高い電流値を要する場合に 顕著に現れる。 そこで,本考案は上記の問題を解決するために考えられたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために,次のような技術的手段を講じてある 。その特徴は,スポット溶接機の電極ホルダの前部に凹部又は貫通穴を形成した テ−パ状のチップ差し込み部に,キャップチップを嵌め込んだ電極構造であって ,上記電極ホルダの内部に設けたIN,OUTの冷却水経路と連通した少なくと もIN,OUTのどちらか一方の冷却水経路を内設した突起部を,前記ホルダと 一体加工により形成したものである。
【0008】 さらにもう一つは,スポット溶接機の電極ホルダの前部に設けた凹部又は貫通 穴を形成したテーパ状のチップ差し込み部に,キャップチップを嵌め込んだ電極 構造であって,上記電極ホルダの内部に設けたIN,OUTの冷却水経路と連通 した少なくともIN,OUTのどちらか一方の冷却水経路を内設した突起部を, 前記ホルダの前部に別部品として取り付けられるようにしたことを特徴としたも のである
【0009】
【実施例】
図1は,本考案装置の1実施例のを示す図面であって,1はスポット溶接ガン のガンア−ムに取付けられる電極ホルダ,2は電極ホルダの前部に形成された凹 部で,その内側にテ−パ状のチップ差し込み部を形成されたものである。すなわ ち,テーパ状の嵌合面aにキャップチップ3の外周面bが嵌着し固定される。4 ,5は電極ホルダの内部に形成されたIN,OUTの冷却水経路である。
【0010】 図1(A)および図1(B)に示すように,前記ホルダの凹部の底面には,そ のIN,OUTの冷却水経路4または冷却水経路5に対し直角方向から連通した 少なくともIN,OUTのどちらか一方の冷却水経路10又は冷却水経路11を 形成した突起部6を前記ホルダと一体に形成したものである。また前記突起部を 別部品にする場合は図1(C)のように,前記ホルダの貫通孔と突起部との間に 水漏れを防止するOリング12を挿入してテーパ嵌合式に取りつけるか,または ネジ込み式に取り付けるようにしてもよい。
【0011】 次に図1(D)は,電極ホルダ1の先端にシャンク7を挿入可能な大きさの貫 通穴又は凹部2のチップ差し込み部を設けて,こ凹部の内径は勾配の緩やかなテ −パ状のクサビ面になっていて,このクサビ面にシャンク7の後部外周に形成さ れたテ−パ状のクサビ面をもつ挿入部とが係合し,この嵌合面にクサビ作用によ る力が働いて両者間を密着,固定する。電極ホルダ1の内部にはIN,OUTの 冷却水経路4及び冷却水経路5を構成するキリ穴が明けてある。 そのIN,OUTの冷却水経路4及び冷却水経路5と連通した少なくともIN, OUTのどちらか一方の冷却水経路10又は冷却水経路11を形成した突起部6 をシャンク内に同心上に配置されるように,前記ホルダ1と一体構造としたもの である。キャップチップ3はシャンク7のテーパ状のクサビ面に嵌着して固定さ れる。
【0012】 一方また,図1(E)は,一方の冷却水経路10を有する突起部6を,冷却水 経路4に対し側面から同径のネジ部に螺着して連通したものである。
【0013】 次に,図2は突起部6を別部品とした他の実施態様を示すもので,たとえばこ の場合,突起部内にINまたはOUTのどちらか一方の冷却水経路4のみ加工し ,他方の冷却水経路は,突起部6の一側面に切り欠き部8を設け,この切り欠き 部8とホルダ内部をキリ抜きして貫通する冷却水経路5が連通する。キャップチ ップ3はホルダ1の凹部の内面に形成されたテ−パ状のクサビ面をもつチップ差 し込み部に嵌め込まれ,ガンア−ムを流れる冷却水が電極ホルダ内部のキリ穴か ら突起部内の冷却水経路4を通りキャップチップ3の先端へと循環して流れる。
【0014】
【考案の効果】
以上,本考案によれば,キャップチップの高さを低くしてもなお冷却作用を電 極先端まで飛躍的に高めることができるから,狭隘な溶接位置での溶接作業性及 び溶接性を著しく高めることができるほか,最近のようにロボットによるモータ ガンの打点スピードを速くしても電極部の発熱上昇によるキャップチップの溶着 や被溶接物の焼け焦げや電極チップの異常摩耗等を防止することができる。した がって,電動モータガンの電極寿命を延長し使用率を高くすることができ,アル ミニユームのスポット溶接のように高い電流値を必要とする場合にも充分対応す る電極装置を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の実施例を示す概要図である。同図
(A)は電極ホルダの平面面図であり,同図(B)は突
起部一体構造の断面図であり,また同図(C)は突起部
別部品構造の他の実施例を示す断面図であり,同図
(D)はシャンクを用いた他の実施例を示す断面図であ
る。同図(E)は突起部別部品の他の実施例を示す断面
図である。
【図2】本考案装置の他の実施態様を示す概略図であ
り,同図(A)は電極ホルダの平面図であり,同図
(B)は電極装置の断面図を示す。
【図3】従来の電極装置を示す概略図で,(A)は平面
図であり,(B)は断面図を示す。
【図4】従来の他の電極装置を示す概略図であり,
(A)は平面図であり,(B)は断面図を示す。
【符号の説明】
1 電極ホルダ 2 凹部のチップ差し込み部 3 キャップチップ(電極チップ) 4 冷却水経路 5 冷却水経路 6 突起部 7 シャンク 8 切り欠き部 10 冷却水経路 11 冷却水経路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポット溶接機の電極ホルダの前部に凹
    部又は貫通穴を形成したテ−パ状のチップ差し込み部
    に,キャップチップを嵌め込んだ電極構造であって,上
    記電極ホルダの内部に設けたIN,OUTの冷却水経路
    と連通した少なくともIN,OUTのどちらか一方の冷
    却水経路を内設した突起部を,前記ホルダと一体加工に
    より形成したことを特徴とするスポット溶接機の電極装
    置。
  2. 【請求項2】 スポット溶接機の電極ホルダの前部に設
    けた凹部又は貫通穴を形成したテーパ状のチップ差し込
    み部に,キャップチップを嵌め込んだ電極構造であっ
    て,上記電極ホルダの内部に設けたIN,OUTの冷却
    水経路と連通した少なくともIN,OUTのどちらか一
    方の冷却水経路を内設した突起部を,前記ホルダの前部
    に別部品として取り付けられるようにしたスポット溶接
    機の電極装置。
JP7189493U 1993-12-10 1993-12-10 スポット溶接機の電極装置 Pending JPH0733472U (ja)

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JP (1) JPH0733472U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012502801A (ja) * 2008-10-06 2012-02-02 ホルツハウア ゲーエムベーハ ウント コムパニ ケーゲー 抵抗溶接電極
JP2015058461A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 デンゲン株式会社 スポット溶接ガンの抵抗溶接用電極部の冷却構造及びこれを備えたスポット溶接ガン

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