JPH07334682A - 追尾装置 - Google Patents

追尾装置

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JPH07334682A
JPH07334682A JP6126398A JP12639894A JPH07334682A JP H07334682 A JPH07334682 A JP H07334682A JP 6126398 A JP6126398 A JP 6126398A JP 12639894 A JP12639894 A JP 12639894A JP H07334682 A JPH07334682 A JP H07334682A
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JP
Japan
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template
circuit
tracking
image signal
signal
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JP6126398A
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Takashi Furubayashi
貴 古林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 追尾対象物に対するテンプレート画像の位置
補正を行なうことで、累積する追尾誤差を無くし、高精
度な追尾処理を図る。 【構成】 追尾対象物が撮像装置21により撮像されて
A/D変換器23に送られ、1画面毎にフレームメモリ
25に記憶される。フレームメモリ25から出力された
ディジタル画像信号26は、テンプレート設定回路27
でテンプレート画像の設定を行ない、次に相関演算回路
29は、次フレームのディジタル画像データとの間で相
関演算を行なう。相関演算値は最小値探索回路31にお
いて最小値が探索され、追尾座標信号32として出力さ
れる。追尾座標信号32を基に直線検出回路33は、追
尾対象物の輪郭を検出し、この輪郭から頂点検出回路3
5は追尾対象物の頂点座標を検出してテンプレート更新
回路37に送る。テンプレート更新回路37は頂点座標
を基にテンプレートの位置補正を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、相対的に移動する対
象物の追尾に用いられる追尾装置に関し、特に航空機が
滑走路に着陸するために必要な着陸誘導装置に使用され
る追尾装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機に搭載される着陸誘導装置に使用
される追尾装置は、一般的には図9に示すように構成さ
れている。同図において追尾対象物、すなわち滑走路は
撮像装置1によって撮像され、アナログビデオ信号2と
してA/D変換器3に送られてディジタルデータ信号4
に変換され、フレームメモリ5に1画面単位で一時的に
記憶される。フレームメモリ5から読み出された第Nフ
レームのディジタル画像信号6は、テンプレート設定回
路7に送られ、テンプレート設定回路7はディジタル画
像信号6を用いてテンプレート画像信号8を生成する。
【0003】この過程は次のようになる。すなわち、読
み出されたディジタル画像信号6における画像データを
F(X,Y)とし、X座標およびY座標をそれぞれ画像
の水平方向および垂直方向としてF(X,Y)値が、輝
度に対する任意のビット長データ(通常は8ビット)で
あるとすると、テンプレート設定回路7は、図10に示
すように、滑走路15の重心(XG ,YG )16を中心
とした横方向XT ,縦方向YT の大きさのテンプレート
画像信号8を生成する。この信号は関数T(X,Y)で
表わされるとすると、テンプレート設定回路7は以下の
演算を行なう。
【0004】
【数1】
【0005】生成されたテンプレート画像信号8、つま
りT(X,Y)と第N+1フレームのディジタル画像信
号6は、相関演算回路9に入力され、相関演算回路9は
以下の演算を行なう。
【0006】
【数2】
【0007】上記(2)式の演算によって図11に示す
ように、算出された相関演算回路9からの相関画像信号
10における信号値C(XL ,YL )は、最小値探索回
路11によって最小値Cmin が探索され、その結果求め
られた座標(XTR,YTR)が追尾座標信号12として送
出される。また、この追尾座標信号12と上記フレーム
メモリ5から読み出された第N+1フレームのディジタ
ル画像信号6は、テンプレート更新回路13に入力さ
れ、テンプレート更新回路13は、最小値探索回路11
から出力された追尾座標信号12、すなわち追尾座標値
(XTR,YTR)を中心点としてテンプレート画像信号
8、つまりT(X,Y)の更新を行ない、更新テンプレ
ート画像信号14として相関演算回路9に出力し、相関
演算回路9は更新テンプレート画像信号14とフレーム
メモリ5からの第N+2フレームのディジタル画像信号
6を基に、相関演算、最小値探索、テンプレート更新の
各処理を行ない、上記の処理を繰り返すことによって滑
走路15の追尾を行なっていく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】相対的に移動する対象
物の追尾に用いられる従来の追尾装置は、時間が経過す
ると共に、図12に示されるように追尾対象物の背景ノ
イズ17等による背景画像の変化、追尾対象物自体の輝
度変動、そして追尾対象物の回転運動成分によって上記
最小値Cmin が影響を受け、正確な追尾位置と最小値C
min とが一致せず、追尾誤差が累積し、新たに設定した
テンプレート画像の位置が追尾対象物からずれて追尾精
度が悪化してしまい、最悪の場合、この累積追尾誤差が
ロックオフを起こす原因となる。
【0009】この発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、テンプレートの更新時において、設定されるテンプ
レートに対する位置補正機能を加えて累積追尾誤差のな
い高精度な追尾を可能にする追尾装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、撮像装置に
よって追尾対象物を撮像し、得られたアナログビデオ信
号をA/D変換器によってディジタル化し、フレームメ
モリに一時記憶させた後に画像処理して画面内の移動対
象物を追尾する追尾装置において、上記フレームメモリ
から読み出されるディジタル画像信号から追尾対象物の
テンプレートを設定するテンプレート設定回路と、この
テンプレート設定回路から出力されるテンプレート画像
信号かまたはテンプレート更新回路から出力される更新
テンプレート画像信号と上記フレームメモリから出力さ
れるディジタル画像信号との相関演算を行なう相関演算
回路と、この相関演算回路が出力する相関画像信号にお
ける信号値の最小値を算出する最小値探索回路と、この
最小値探索回路より出力される追尾座標信号と上記フレ
ームメモリより出力されるディジタル画像信号により追
尾対象物の輪郭である直線成分を検出する直線検出回路
と、この直線検出回路から出力される直線群パラメータ
信号より追尾対象物の頂点座標値を算出する頂点検出回
路と、上記最小値探索回路から出力される追尾座標信号
かまたは上記頂点検出回路から出力される追尾対象物の
頂点座標信号と上記フレームメモリから読み出されるデ
ィジタル画像信号から追尾対象物に設定されたテンプレ
ートを新たに更新するテンプレート更新回路とを具備し
たことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明の追尾装置によれば、最小値探索回路
によって探索された新たな追尾座標データおよびフレー
ムメモリからの時系列の最新フレームのディジタル画像
データから、追尾する対象物の輪郭を表わしている直線
成分が直線検出回路によって検出され、さらに頂点検出
回路において上記直線成分の交点、すなわち追尾対象物
の頂点座標を決定し、テンプレート更新回路において、
決定された追尾対象物の頂点座標を中心とする位置補正
されたテンプレートを追尾対象物に対して新たに設定
し、この処理を繰り返している。
【0012】上記のようにテンプレート更新時におい
て、テンプレート画像の位置補正機能を追加したことに
よって背景画像の変化や追尾対象物自体の輝度変動、そ
して追尾対象物の回転運動による追尾誤差の累積を排除
できる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1は、この発明の一実施例に係る追尾装置
の回路構成を示すブロック図である。
【0014】図1において撮像装置21は、外界画像す
なわち追尾対象物を撮像し、アナログビデオ信号22を
A/D変換器23に送出する。A/D変換器23は、送
られて来たアナログビデオ信号22をディジタル画像信
号24に変換し、フレームメモリ25に送る。フレーム
メモリ25は、上記ディジタル画像信号24を1画面単
位で記憶し、ディジタル画像信号26として1画面単位
でテンプレート設定回路27,相関演算回路29,直線
検出回路33,テンプレート更新回路37に出力する。
テンプレート設定回路27は、フレームメモリ25から
送られて来たある時点、つまり第Nフレームの追尾対象
物のディジタル画像信号26を基にしてテンプレート画
像信号28を生成し、相関演算回路29に出力する。
【0015】相関演算回路29は、テンプレート設定回
路27からのテンプレート画像信号28か、あるいはテ
ンプレート更新回路37からの更新テンプレート画像信
号38のどちらかの信号とフレームメモリ25からの次
フレームの追尾対象物のディジタル画像信号26との相
関演算を行ない、得られた相関画像信号30を最小値探
索回路31に出力する。最小値探索回路31は、相関画
像信号30における相関画像データの最小値を求め、追
尾座標信号32として出力し、この追尾座標信号32を
直線検出回路33,テンプレート更新回路37にそれぞ
れ送出する。直線検出回路33は、フレームメモリ2
5,最小値探索回路31,頂点検出回路35にそれぞれ
接続され、最新映像の追尾対象物の輪郭を表わす直線群
を検出し、直線群パラメータ信号34として頂点検出回
路35に出力する。
【0016】頂点検出回路35は、直線検出回路33と
テンプレート更新回路37とに接続され、入力された直
線群パラメータ信号34から、最新フレームの追尾対象
物の頂点座標値を決定し、頂点座標信号36としてテン
プレート更新回路37に出力する。テンプレート更新回
路37は、頂点検出回路35からの最新フレームの追尾
対象物の頂点座標信号36か、あるいは最小値探索回路
31からの追尾座標信号32を基に、最新フレームの追
尾対象物に対して新たなテンプレートを更新、設定し、
相関演算回路29へ更新テンプレート画像信号38を出
力する。
【0017】図2(a)〜(c)は、フレームメモリ2
5に記憶される各時点毎(第Nフレーム,第N+1フレ
ーム,第N+2フレーム)の追尾対象物である滑走路3
9a〜39cの入力画像データを表わす図である。
【0018】図3は、ある任意の画像F(x,y)と、
この画像と相関を取るべきパターンTとを示した図であ
る。図3において、パターンTは、T(x,y)で表わ
される。
【0019】図4は、図3における、画像F(x,y)
とT(x,y)との相関演算の結果、生成される相関画
像データにおける類似度、すなわち相関度が示された図
である。
【0020】図5は、フレームメモリ25から出力され
た、第Nフレームの追尾対象物である滑走路39aに対
するディジタル画像信号26aを基に、テンプレート設
定回路27において滑走路39aに設定されたテンプレ
ート画像28a〜28dを表わす図である。
【0021】図6は、最新の追尾対象物であると想定し
た滑走路39cについて、最小値探索回路31から出力
された追尾座標信号32を基に、直線検出回路33にお
いて滑走路の四辺の輪郭を四辺直線群パラメータ34a
〜34dで検出することを示す図である。
【0022】図7は、直線検出回路33で検出された滑
走路39cの輪郭を表わしている直線群パラメータ信号
34から、頂点検出回路35において滑走路39cの頂
点座標36a〜36dが検出されることを示す図であ
る。
【0023】図8は、位置補正しなかった場合のテンプ
レート画像38a〜38dと、頂点検出回路35から出
力される滑走路39の頂点座標信号36から、テンプレ
ート更新回路37によってテンプレート画像38a〜3
8dの位置補正を行なった場合についての比較を表わす
図である。
【0024】次に上記実施例の動作を説明する。図1に
おいて、撮像装置21が追尾対象物である図2(a)に
示すある時点、すなわち第Nフレームの滑走路39aを
撮像すると、撮像装置21は、その画像データをアナロ
グビデオ信号22としてA/D変換器23に出力する。
このアナログビデオ信号22はA/D変換器23におい
てディジタル画像信号24に変換されて、1/30秒毎
の1画面単位でフレームメモリ25に記憶される。フレ
ームメモリ25から読み出されるディジタル画像信号2
6は、各フレーム毎に図2(a)〜(c)に示されるよ
うな変化を想定するものとする。フレームメモリ25か
ら読み出された図2(a)の第Nフレームのディジタル
画像信号26aはテンプレート設定回路27に送られ、
テンプレート設定回路27は、図5に示されるように第
Nフレームのディジタル画像信号26aにおける滑走路
39aの四隅を中心とした矩形領域をテンプレート画像
28a〜28dとしてそれぞれ設定する。
【0025】すなわち上記の動作は、フレームメモリ2
5から読み出されたディジタル画像信号26aにおける
ディジタル画像データをF(X,Y)とし、テンプレー
ト画像データをTi (X,Y)とすると、テンプレート
設定回路27は以下の演算を行なう。
【0026】
【数3】
【0027】(3)式によって得られた画像データTi
(X,Y)はテンプレート画像信号28として相関演算
回路29に出力される。また、フレームメモリ25から
は図2(b)に示す次の時点の第N+1フレームのディ
ジタル画像信号26bが読み出され、相関演算回路29
に送られる。相関演算回路29は、テンプレート画像信
号28とディジタル画像信号26bから以下の演算を行
なう。
【0028】
【数4】 (4)式での演算結果、すなわち相関画像データCi
(XLi,YLi)は、相関画像信号30として最小値探索
回路31に出力される。最小値探索回路31は、相関画
像データCi (XLi,YLi)の最小値Cmin i を探索
し、その座標(XTRi,YTRi )を滑走路39bに対す
る追尾座標信号32として出力し、追尾座標信号32は
直線検出回路33とテンプレート更新回路37に送られ
る。
【0029】(4)式における演算は、例えばある画像
F(x,y)中で、あるパターンTを見つけるために、
画像とパターンT間の相関、すなわち類似度を計算し、
類似度が一番高いところを探し出す方法である。例えば
図3(a)に示す画像をF(x,y)とし、図3(b)
に示すパターンTをT(x,y)とすると、相関画像デ
ータC(XL ,YL )は以下の演算によって求められ
る。
【0030】
【数5】 (5)式によって求められる相関画像データは、図4に
示される。図4において記入されている数字は、類似度
の値を示しており、値0の箇所が類似度、つまり相関度
の高い部分である。次に、テンプレート更新回路37で
は、入力された追尾座標信号32、すなわち追尾座標
(XTRi ,YTRi )に対して以下の演算を行なう。
【0031】
【数6】 テンプレート更新回路37は、上記(6)式によって得
られた更新テンプレート画像データTi (X,Y)を更
新テンプレート画像信号38として相関演算回路29へ
出力する。次に相関演算回路29は、更新テンプレート
画像信号38における更新テンプレート画像データTi
(X,Y)と、フレームメモリ25から更に次の時点、
すなわち図2(c)の第N+2フレームであるディジタ
ル画像データ信号26cの画像データF(X,Y)から
上記(4)式に述べた相関演算を行ない、得られた相関
画像データCi (XLi,YLi)の最小値Cmin i を最小
値探索回路31で探索し、その座標(XTRi ,YTRi
を滑走路39cに対する新たな追尾座標信号32として
テンプレート更新回路37に出力する。テンプレート更
新回路37は、入力された追尾座標信号32における、
滑走路39cの四頂点の追尾座標(XTRi ,YTRi )を
テンプレートの中心点として更新テンプレート画像38
a〜38dを設定する。
【0032】ここで、時間の経過と共に追尾誤差の累積
を防ぐために数フレームに1回の割合でテンプレートの
位置補正処理を行なう。最新の追尾対象物が、図2
(c)に示すディジタル画像信号26cにおける滑走路
39cであるとすると、直線検出回路33において、図
6に示すように入力された滑走路39cに対する追尾座
標信号32における四頂点の追尾座標(XTRi ,Y
TRi )によって処理範囲を限定し、ハフ変換等を用いて
滑走路39cの輪郭を表わす四辺直線群パラメータ34
a〜34dを検出する。この検出された四辺直線群パラ
メータ34a〜34dは、直線群パラメータ信号34と
して頂点検出回路35に出力され、頂点検出回路35
は、図7に示すように直線群パラメータ信号34におけ
る滑走路39cの四辺直線群パラメータ34a〜34d
の交点36a〜36dを求め、頂点座標信号36として
テンプレート更新回路37に出力する。テンプレート更
新回路37は、図8(b)に示すように、頂点座標信号
36、すなわち滑走路39cの各頂点座標である36a
〜36dをテンプレートの中心点として位置補正された
更新テンプレート画像38a〜38dを設定する。位置
補正された更新テンプレート画像信号38は相関演算回
路29に出力され、新たにフレームメモリ25から読み
出された次のフレームのディジタル画像信号26との相
関演算を行ない、追尾処理を繰り返す。
【0033】つまり、テンプレート位置補正を行なわな
い場合にはテンプレート更新回路37は、追尾座標信号
32を基にしてテンプレートの更新を行ない、テンプレ
ート位置補正を行なう場合には、テンプレート更新回路
37は頂点座標信号36を基にしてテンプレートの更新
を行なうことになる。この結果、位置補正をしなかった
ときには、時間の経過と共に発生する背景画像の変化や
演算誤差等により、上記追尾座標(XTRi ,YTRi
が、本来追尾するべき滑走路39の頂点の座標からずれ
てしまうために図8(a)に示すように、更新テンプレ
ート画像38a〜38dの中心点が必ずしも滑走路39
の輪郭の頂点座標とは一致しておらず、位置ずれを起こ
しているのに対して、位置補正をした場合には、図8
(b)のように滑走路39の輪郭の頂点座標36a〜3
6dがテンプレート画像38a〜38dの中心点になっ
ており、滑走路39に対して正確な追尾処理をしている
ことがわかる。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、最新の
追尾対象物の追尾座標を基にしてこの追尾対象物の輪郭
を直線検出回路によって検出し、頂点検出回路によって
追尾対象物の輪郭における頂点座標を求め、この頂点座
標を中心点として新たにテンプレート画像の位置補正を
行ない、上記の処理を定期的に行なうことにより、追尾
処理の時間経過と共に、たとえ設定したテンプレート画
像の位置が追尾対象物からずれてしまったとしても、テ
ンプレート画像の位置補正をして行くことが可能となる
ので、従来の追尾装置に比べて追尾誤差の累積がなく、
より高精度な追尾処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る追尾装置の回路構成
を示すブロック図。
【図2】同実施例における追尾対象物である滑走路のフ
レームごとの入力画像データを表わす図。
【図3】任意の画像の中に、相関を取るべきパターンが
含まれていることを示す図。
【図4】相関演算の結果、相関画像データに類似度が記
入されたことを示す図。
【図5】図1におけるテンプレート設定回路において、
滑走路のディジタル画像データに対してテンプレート画
像の設定動作を説明するための図。
【図6】図1における直線検出回路において、最新フレ
ームの滑走路の画像に対する追尾座標を基に、滑走路の
輪郭を直線群によって検出することを示す図。
【図7】図1における頂点検出回路において、最新フレ
ームの滑走路の輪郭における頂点座標の検出を説明する
図。
【図8】テンプレート画像の位置補正を行なった場合と
補正なしの場合との比較を示す図。
【図9】従来の追尾装置の回路構成を示すブロック図。
【図10】従来例に係る追尾対象物に対するテンプレー
ト画像の設定を説明する図。
【図11】従来例に係る前フレームと現フレームの追尾
対象物の相関画像を説明する図。
【図12】従来例に係る追尾位置のずれの問題を説明す
る図。
【符号の説明】
21 撮像装置 23 A/D変換器 25 フレームメモリ 27 テンプレート設定回路 28a〜28d テンプレート画像 29 相関演算回路 31 最小値探索回路 33 直線検出回路 34a〜34d 四辺直線群パラメータ 35 頂点検出回路 36a〜36d 頂点座標 37 テンプレート更新回路 38a〜38d 更新テンプレート画像 39,39a〜39c 滑走路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置によって追尾対象物を撮像し、
    得られたアナログビデオ信号をA/D変換器によってデ
    ィジタル化し、フレームメモリに一時記憶させた後に画
    像処理して画面内の移動対象物を追尾する追尾装置にお
    いて、上記フレームメモリから読み出されるディジタル
    画像信号から追尾対象物のテンプレートを設定するテン
    プレート設定回路と、このテンプレート設定回路から出
    力されるテンプレート画像信号かまたはテンプレート更
    新回路から出力される更新テンプレート画像信号と上記
    フレームメモリから出力されるディジタル画像信号との
    相関演算を行なう相関演算回路と、この相関演算回路が
    出力する相関画像信号における信号値の最小値を算出す
    る最小値探索回路と、この最小値探索回路より出力され
    る追尾座標信号と上記フレームメモリより出力されるデ
    ィジタル画像信号により追尾対象物の輪郭である直線成
    分を検出する直線検出回路と、この直線検出回路から出
    力される直線群パラメータ信号より追尾対象物の頂点座
    標値を算出する頂点検出回路と、上記最小値探索回路か
    ら出力される追尾座標信号かまたは上記頂点検出回路か
    ら出力される追尾対象物の頂点座標信号と上記フレーム
    メモリから読み出されるディジタル画像信号から追尾対
    象物に設定されたテンプレートを新たに更新するテンプ
    レート更新回路とを具備したことを特徴とする追尾装
    置。
JP6126398A 1994-06-08 1994-06-08 追尾装置 Withdrawn JPH07334682A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007293722A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Omron Corp 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記録した記録媒体、ならびに移動物体検出システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007293722A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Omron Corp 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記録した記録媒体、ならびに移動物体検出システム

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