JPH07332302A - コンプレッサ用アキュムレータ - Google Patents

コンプレッサ用アキュムレータ

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Publication number
JPH07332302A
JPH07332302A JP11894794A JP11894794A JPH07332302A JP H07332302 A JPH07332302 A JP H07332302A JP 11894794 A JP11894794 A JP 11894794A JP 11894794 A JP11894794 A JP 11894794A JP H07332302 A JPH07332302 A JP H07332302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accumulator
refrigerant
baffle plate
compressor
cylindrical
Prior art date
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Pending
Application number
JP11894794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nozu
隆司 野洲
Noriyuki Tsuda
徳行 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11894794A priority Critical patent/JPH07332302A/ja
Publication of JPH07332302A publication Critical patent/JPH07332302A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒を上から吸い込んで下に送り出すタイプ
のコンプレッサ用アキュムレータについて、同一径、同
一長さの密閉容器の形状でありながら、有効内容積を大
きくすること、コンプレッサへの液冷媒吸込の防止機能
を高めること。 【構成】 吸入口と冷媒排出用チューブの上端開口部と
の間に設けているバッフルプレートをつばのある帽子の
形として、中央部を上に盛り上げ円筒部とし、冷媒排出
用チューブの上端開口部をそのバッフルプレートの円筒
部の中に下方から入り込ませるようにした。また、つば
の部分を円周方向に沿い上に盛り上げ、この盛り上がり
部分の内壁面に、内側に向けて下方を開口部とする複数
の切り起こしを設けて、その開口部を通して冷媒が上か
ら下に流れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンプレッサ用アキ
ュムレータに関し、特に、ロータリーコンプレッサ等に
用いられて、冷媒を上から吸い込んで下に送り出すタイ
プのもので、同一径、同一長さの密閉容器の形状であり
ながら、有効内容積を大きくすることができ、また、ア
キュムレータからコンプレッサへの液冷媒吸込をしにく
くしたコンプレッサ用アキュムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアキュムレータ内部の構造は、図
3に示すものであって、筒型密閉容器42の上下の端面
は大きな丸みを帯びた絞り形をしており、上端部には吸
入口44、下端部には排出口46を有している。
【0003】内部には、上部に突面状の金網(フィル
タ)48、バッフルプレート50が設けられている。バ
ッフルプレート50は、全体の形としては平板に近く、
やや中心部が小さく上に膨らんでおり、その外側の平面
部に複数の切り起こしが設けられて、その開口部が冷媒
の下方への通路となっている。さらに、排出口46に接
続して立ち上がり、バッフルプレート50の下で開口す
る冷媒排出用チューブ52が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アキュムレータの形状
・大きさは、その直径と長さの組み合わせで決まる。ア
キュムレータの直径は数種類しかなく、また、内部構造
もほぼ同一仕様となっている。
【0005】筒型密閉容器42の上端面が大きな丸みを
帯びた絞り形をしていることと、吸入口44から勢いよ
く流れ落ちる冷媒流を抵抗をあまり大きくせずにまき散
らすことの2つの理由で、平板状のバッフルプレート5
0を吸入口44の下端にあまり近づけることはできな
い。さらに、冷媒排出用チューブ52が冷媒を抵抗少な
く吸い込むためには、バッフルプレート50と排出用チ
ューブ52の先端部との間隔も一定量が必要である。
【0006】アキュムレータの機能の1つは、冷凍装置
の作動中に低圧回路を流れる冷媒のガスと液体分を分離
して、できるだけガス分のみをコンプレッサに送り込む
ことであり、第2に、負荷変動の大きい場合や、冷凍装
置の作動が停止した場合に、大量に流れ込む冷媒液をア
キュムレータ内部に蓄えることである。その場合の蓄え
られる最大量は排出用チューブ52の先端部を液面が越
えない範囲であり、その最大量即ちアキュムレータの有
効内容積は、図3の排出用チューブ52の高さHで決ま
る。
【0007】従来、アキュムレータの内容積の増加を図
るには、アキュムレータを長くするか、または、直径の
1ランクアップを行うことで対応していた。この発明の
第1の目的は、同一径、同一長さの密閉容器の形状であ
りながら、有効内容積を大きくすることである。
【0008】また、この発明の第2の目的は、冷凍装置
の作動中におけるアキュムレータの冷媒のガス・液分の
分離機能を高めて、コンプレッサへの液冷媒吸込の防止
機能を向上させることである。そのためには、吸入口4
4から勢いよく流れ落ちる冷媒流を分散させ、その勢い
を和らげてやる必要がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】筒型密閉容器の上部中央
に吸入口を、最下部に排出口を有し、その内部には、排
出口に接続されて立ち上がる冷媒排出用のチューブと、
吸入口と冷媒排出用チューブの上端開口部との間にバッ
フルプレートとを設けているコンプレッサ用アキュムレ
ータにおいて、バッフルプレートをつばのある帽子の形
として、中央部を上に盛り上げ円筒部とし、冷媒排出用
チューブの上端開口部をそのバッフルプレートの円筒部
の中に下方から入り込ませるようにした。
【0010】また、つばの部分を円周方向に沿って盛り
上げ、その盛り上がり部分内壁面を周方向に内側に向け
て下方が開口部となる複数の切り起こしを設けて、その
開口部を通して冷媒が上から下に流れるようにした。
【0011】
【作用】アキュムレータの直径と長さは同じであって
も、バッフルプレートをつばのある帽子の形として、中
央部を上に盛り上げ円筒部とし、排出用チューブの長さ
を延ばして、その上端開口部を円筒部の中に下方から入
り込ませアキュムレータの上方に位置するようにしたの
で、その延びた分だけアキュムレータの有効内容積は大
きくなる。
【0012】また、バッフルプレートのつばの部分を円
周方向に沿って盛り上げ、その盛り上がり部分内壁面を
周方向に内側に向けて下方が開口する複数の切り起こし
を設けたので、吸入口からの勢いのある冷媒の流れを均
一にアキュムレータ内の周辺部に分散させて、和らげ、
容器内面に沿ってながれおち、冷媒のガス・液の分離が
しやすくなる。
【0013】
【実施例】この発明をロータリーコンプレッサに実施し
た例を図1、図2に示す。図2において、2が縦型のロ
ータリーコンプレッサであって、密閉容器内に、回転し
ながら冷媒ガスを圧縮するロータリー圧縮要素と、その
ロータリー圧縮要素を回転駆動する電動要素とを内蔵し
ている。
【0014】4がアキュムレータであって、固定金具6
により、ロータリーコンプレッサ2の側壁に立てて固定
されている。アキュムレータ4は、筒型密閉容器の形を
しており、その上部には吸入口8を有して、図示しない
エバポレータと冷媒ガス管で接続されて、冷媒ガス、ま
たは、冷媒のガス・液混合物を吸入する。アキュムレー
タ4の最下部には排出口10を有して、冷媒ガス管12
でロータリーコンプレッサ2の下部側壁に接続されて、
分離した冷媒ガスをロータリーコンプレッサ2の低圧室
へ送る。
【0015】アキュムレータ4は図1に示すように14
は筒型密閉容器であって、その上下の端面は大きな丸み
を帯びた絞り形をしており、前記説明の通り、その上
端、下端には冷媒を吸入、排出するために冷媒管を接続
するための口である吸入口8、排出口10を有してい
る。
【0016】また、アキュムレータ4の内部構造を説明
すると16は目の細かい金網であって、半球に似た形に
上方に丸く膨らんだ形をしている。その下方には、全体
としてつばのある帽子の形をした、バッフルプレート1
8があり、つばの部分が円周方向に沿い垂直に近い状態
で上方に盛り上がり、その頂部20から外側には垂下す
る外壁面20Bを形成し、さらに中央部を上に盛り上げ
円筒部22を形成している。
【0017】金網16とバッフルプレート18の外壁面
20Bは共に筒型密閉容器14の内壁に固定されてい
る。バッフルプレート18は筒型密閉容器14の内部を
上下2つの部屋に仕切る形となっているが、バッフルプ
レート18のつばの底部24から頂部20に立ち上がる
内壁面20Aに、内側に向けて下方が開口部28となる
複数の切り起こし26を均等配分して設けて、その開口
部28を通して、冷媒が上の部屋から下の部屋に流れる
ようにしてある。
【0018】筒型密閉容器14の排出口10から真っ直
ぐ上に立ち上がる冷媒排出用のチューブ30は、外部の
冷媒ガス管12と一体に接続されており、また、その上
端開口部は、バッフルプレート18の中央の円筒部22
の中に下方から入り込んでいる。
【0019】次に機能を説明すると、金網16は、吸入
口8から入ってくる冷媒中の塵埃や異物をろ過してコン
プレッサに送らないようにするフィルタの機能と、その
丸みを帯びた形状により冷媒を周囲に分散させる機能と
を有する。バッフルプレート18は、吸入口8から入っ
てくる冷媒中の液分が直接に、冷媒排出用チューブ30
に入り込まないようにする邪魔板の機能と、そのつば付
きの帽子の形状と周辺部の複数の切り起こし26とによ
って吸入口8からの勢いのある冷媒の流れを均一にアキ
ュムレータ4内の周辺部に分散させて、和らげ、冷媒の
ガス・液の分離をし易くする機能とを有する。
【0020】冷媒排出用チューブ30は、その開口部を
アキュムレータ4内の上部に有することにより、吸入口
8から流れ込んだ冷媒がガスと液に分離して、上部に分
離する冷媒ガスのみをコンプレッサに送り出す機能を有
する。さらに、コンプレッサの運転を停止した場合に、
冷凍サイクル中の冷媒は、低温の低圧回路中に液状にな
って溜まる傾向があり、そのため、やがて、溜まった冷
媒液がエバポレータ側からコンプレッサ側へ流れようと
する場合に、途中のアキュムレータ4内において、排出
チューブ30により冷媒液の流れが阻止され、冷媒液の
溜められる最大量は、排出チューブ30の高さまでであ
り、それがアキュムレータの有効内容積であることはす
でに説明した通りである。
【0021】本願発明と従来例とを比較した場合、アキ
ュムレータの直径と長さは同じであっても、この発明の
実施例である図1は、従来例の図3に対し、バッフルプ
レート18をつばのある帽子の形として、中央に円筒部
22を形成し、排出用チューブ30の長さを延ばして、
その上端開口部を円筒部22のの中に下方から入り込ま
せたので、その延びた分だけアキュムレータの有効内容
積は大きくなった。
【0022】
【発明の効果】この発明は、これまでの説明の通り、第
1に、アキュムレータの直径と長さは同じであっても、
バッフルプレートをつばのある帽子の形として、中央に
円筒部を形成し、排出用チューブの長さを延ばして、そ
の上端開口部を円筒部の中に下方から入り込ませたの
で、その延びた分だけアキュムレータの有効内容積を大
きくすることができた。
【0023】第2に、バッフルプレートのつばの部分を
円周方向に沿って盛り上げ、その内壁面に内側に向けて
下方を開口部とする複数の切り起こしを均等配分して設
けて、その開口部を通して冷媒が上の部屋から下の部屋
に流れるようにしたから、図1の矢印で示す通り、吸入
口からの勢いのある冷媒の流れをアキュムレータ内の周
辺部に分散させて、和らげ、やわらいだ冷媒流は容器内
面に沿って、または内面を伝って流れ落ちるから、冷媒
のガス・液の分離をし易くし、冷媒液がコンプレッサ内
に送られる量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンプレッサ用アキュムレータの
縦断面図。
【図2】アキュムレータ付きの縦型のロータリーコンプ
レッサの正面図。
【図3】従来のコンプレッサ用アキュムレータの縦断面
図。
【符号の説明】
2 縦型のロータリーコンプレッサ 4 アキュムレータ 8 アキュムレータの吸入口 10 アキュムレータの排出口 18 バッフルプレート 20 盛り上がり頂部 22 バッフルプレートの円筒部 24 バッフルプレートの底部 26 バッフルプレートつば部に設けられた切り起こし 28 開口部 30 冷媒排出用チューブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒型密閉容器の上部中央に吸入口を、最
    下部に排出口を有し、その内部には、排出口に接続され
    て立ち上がる冷媒排出用のチューブと、吸入口と冷媒排
    出用チューブの上端開口部との間にバッフルプレートと
    を設けているコンプレッサ用アキュムレータにおいて、
    バッフルプレートをつばのある帽子の形として、中央部
    を上に盛り上げ円筒部とし、冷媒排出用チューブの上端
    開口部をそのバッフルプレートの円筒部の中に下方から
    入り込ませたことを特徴とするコンプレッサ用アキュム
    レータ。
  2. 【請求項2】 筒型密閉容器の上部中央に吸入口を、最
    下部に排出口を有し、その内部には、排出口に接続され
    て立ち上がる冷媒排出用のチューブと、吸入口と冷媒排
    出用チューブの上端開口部との間にバッフルプレートと
    を設けているコンプレッサ用アキュムレータにおいて、
    バッフルプレートをつばのある帽子の形とし、つばの部
    分を円周方向に沿って盛り上げ、盛り上がり部分内壁面
    を周方向に内側に向けて下方が開口する複数の切り起こ
    しを設けて、その開口部を通して冷媒が上から下に流れ
    るようにしたことを特徴とするコンプレッサ用アキュム
    レータ。
JP11894794A 1994-05-31 1994-05-31 コンプレッサ用アキュムレータ Pending JPH07332302A (ja)

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JP (1) JPH07332302A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100783416B1 (ko) * 2006-08-29 2007-12-11 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기의 이물질 차단 장치
US7766989B2 (en) 2005-07-26 2010-08-03 Parker Hannifin Limited Separator assembly
US8075656B2 (en) 2005-07-26 2011-12-13 Parker Hannifin Limited Separator assembly
CN106286431A (zh) * 2016-10-18 2017-01-04 杨富刚 一种储能结构

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