JPH073314Y2 - 汚泥サンプリング装置 - Google Patents

汚泥サンプリング装置

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Publication number
JPH073314Y2
JPH073314Y2 JP1985144244U JP14424485U JPH073314Y2 JP H073314 Y2 JPH073314 Y2 JP H073314Y2 JP 1985144244 U JP1985144244 U JP 1985144244U JP 14424485 U JP14424485 U JP 14424485U JP H073314 Y2 JPH073314 Y2 JP H073314Y2
Authority
JP
Japan
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sampling
sludge
hole
cylinder
rod
Prior art date
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Application number
JP1985144244U
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English (en)
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JPS6253344U (ja
Inventor
雅昭 大里
耕一 山本
Original Assignee
荏原インフイルコ株式会社
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Publication date
Application filed by 荏原インフイルコ株式会社 filed Critical 荏原インフイルコ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、汚泥配管中から必要最小限の汚泥を誤差なく
サンプリングできる装置に関するものである。
〔従来の技術〕
汚泥配管中を移送される汚泥の濃度等を連続的に測定す
るには、従来、汚泥配管中に超音波濃度計などを設けて
行うのが一般的であるが、このような測定では、汚泥中
に含まれる気泡や夾雑物等の影響によってその測定値に
バラツキが生じ、汚泥の性状によっては大きな誤差を生
ずる欠点があり、汚泥濃度等の検知の信頼性に問題を残
していた。したがって、汚泥中の気泡や夾雑物などに影
響されない精度の高い測定機器としては種々のものが考
案され、使用されているが、何れも自動化するには測定
用の汚泥の必要最小量をサンプリングすることが必要で
ある。
そして、汚泥をサンプリングするには、汚泥配管からサ
ンプリング管を分岐し、これにバルブを設けてサンプリ
ングする方式が一般的であった。
〔考案が解決しようとする問題点〕
汚泥のサンプリングは、必要最小限の量にすることが好
ましいが、汚泥配管にサンプリング管及びバルブを配設
した従来の方式では、サンプリング時に、前回のサンプ
リングでサンプリング管中に残存した汚泥を、汚泥配管
中を流れる汚泥で排出することを要し、余分な汚泥が系
外に流出し、これをポンプ等によって戻してやる必要が
あった。
また、サンプリング管は一般に小径であって流路閉塞を
起こし易く、その上付設されたバルブも汚泥中の夾雑物
の噛込みによってその機能を喪失することが多かった。
本考案は、これら従来の問題点を解決し、必要最小限の
量の汚泥サンプリングを行い、余分な汚泥の流出をみる
ことなく、しかも流路閉塞のおそれが全くない汚泥サン
プリング装置を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、汚泥配管に採取用シリンダを取付け、該汚泥
配管内に水平方向に出入し、かつ先端付近に汚泥の流れ
方向に沿った採取孔が鉛直方向に貫通形成され、該採取
孔の移動方向前方及び後方にそれぞれパッキングを備え
た採取ロッドを前記採取用シリンダに水平方向で摺動自
在に配備し、該採取ロッドの前進限において、採取孔が
汚泥配管内に位置し、かつ採取ロッドの後進限において
採取孔が前記汚泥配管の外部で採取用シリンダ内に達し
た位置に、該採取孔に合致する押出口を採取用シリンダ
に鉛直方向に貫通形成すると共に、これら採取孔と押出
口内に出入する押出ロッドを摺動自在に配備した搬出用
シリンダを採取用シリンダに連接したことを特徴とする
汚泥サンプリング装置である。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図を参照しながら説明すると、
1は汚泥本管又はその分岐管などの汚泥配管であって、
この汚泥配管1には採取用シリンダ2が取付けられ、採
取用シリンダ2内には汚泥配管1の内部に水平方向に出
入する採取ロッド3が摺動自在に配備されている。採取
ロッド3の先端付近には、汚泥の流れ方向に沿った採取
孔4が鉛直方向に貫通形成され、この採取孔4は採取ロ
ッド3の水平方向移動に伴って汚泥配管1と採取用シリ
ンダ2内に移動する。
また、採取用シリンダ2内面にはガイド材5が付設さ
れ、採取用シリンダ2とガイド材5には、採取ロッド3
が後退して採取孔4が汚泥配管1外に達した時に採取孔
4と合致する押出口6が鉛直方向に貫通形成され、さら
に採取用シリンダ2には搬出用シリンダ7が連設されて
採取用シリンダ2の押出口6及び採取ロッド3の採取孔
4内に出入する押出ロッド8が摺動自在に配備されてい
る。
図中、9は、採取ロッド3に設けられた層状パッキン
グ、10は採取ロッド3と押出ロッド8の各摺動部に設け
られたOリングなどのパッキング、11は押出口6の下部
に置かれる受皿、12は汚泥である。
なお、採取ロッド3の前進限の位置において採取孔4が
汚泥配管1内に位置し、採取ロッド3の後退限の位置に
おいて採取孔4が押出口6と合致する位置にくるよう
に、あらかじめ設定しておけば、汚泥のサンプリングを
極めて簡単、かつ確実に行うことができる。
しかして、常時は、図示例のように、採取ロッド3を水
平方向に後退させて汚泥配管1の外へ出し、その先端を
汚泥配管1の内面とほぼ同一位置まで引っ込ませてあ
り、汚泥配管1内には何の障害物もなく、汚泥は円滑に
流れている。いま、汚泥のサンプリングを行う場合に
は、採取ロッド3を水平方向に前進させ、採取孔4が汚
泥配管1内に至ると、採取孔4には直ぐに汚泥が満たさ
れる。次いで、採取ロッド3を後退させ、前記の常時位
置を通り越して採取孔4を押出口6と一致させたのち、
搬出用シリンダ7から押出ロッド8を鉛直方向に下降さ
せると、押出ロッド8は押出口を経て採取孔4内の汚泥
を容易に押し出して受皿11の上に落下させ、受皿11上に
採取された汚泥12は、測定場所へ受皿11と共に移動され
て必要な測定に供される。
かくて、採取孔4内の汚泥を押し出したのちは、押出ロ
ッド8を元の位置に上昇させ、その後採取ロッド3を常
時の位置にまで前進させて汚泥配管1内の汚泥の流通を
妨げることなく次のサンプリングまで待機させる。
このように、本考案では小量の汚泥のサンプリングを操
作容易にしかも確実に行い、閉塞の心配は全くなく、余
分な汚泥を取り出すこともなく、サンプリング時以外に
汚泥の流れを妨げることがない。
なお、採取用シリンダ2を取り付ける汚泥配管1として
は、汚泥本管或いは分岐管の何れでもよいが、補修等を
考慮すれば、分岐管に取り付けた方が容易に取り外すこ
とができるから有利である。
〔考案の効果〕
本考案は、汚泥配管内に水平方向に出入し、かつ先端付
近に汚泥の流れ方向に沿った採取孔が鉛直方向に貫通形
成され、該採取孔の移動方向前方及び後方にそれぞれパ
ッキングを備えた採取ロッドを前記採取用シリンダに水
平方向で摺動自在に配備したことで、採取孔が汚泥配管
内と採取用シリンダ内とにあるときに鉛直方向に位置さ
れることとなって、汚泥の取り込み並びに押し出しをき
わめて容易で精度よく行なえ、しかも該採取孔の摺動方
向前方及び後方にそれぞれパッキングを備えた採取ロッ
ドを水平方向に摺動させるので、サンプルを取り込む採
取ロッドの採取孔が汚泥配管内と開放空間との間を移動
するとき汚泥のシールが容易で、測定誤差もなく、かつ
液洩れがないし、予め設定された位置に確実安全に移動
し、サンプリング取扱操作も簡便で信頼性のある作業が
できると共に、極めて簡単な構造によって、汚泥配管中
を移送されている汚泥を、随時容易に必要最小限の量を
サンプリングすることができ、余分な汚泥を一切出さ
ず、また閉塞の心配も全くなく、しかもサンプリング時
以外には汚泥の移送を全く妨げることがない等の極めて
有用なる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す切断側面図である。 1……汚泥配管、2……採取用シリンダ、3……採取ロ
ッド、4……採取孔、5……ガイド材、6……押出口、
7……搬出用シリンダ、8……押出ロッド、9……層状
パッキング、10……パッキング、11……受皿、12……汚
泥。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚泥配管1に採取用シリンダ2を取付け、
    該汚泥配管1内に水平方向に出入し、かつ先端付近に汚
    泥の流れ方向に沿った採取孔4が鉛直方向に貫通形成さ
    れ、該採取孔4の移動方向前方及び後方にそれぞれパッ
    キング9,10を備えた採取ロッド3を前記採取用シリンダ
    2に水平方向で摺動自在に配備し、該採取ロッド3の前
    進限において、採取孔4が汚泥配管1内に位置し、かつ
    採取ロッド3の後進限において採取孔4が前記汚泥配管
    1の外部で採取用シリンダ2内に達した位置に、該採取
    孔4に合致する押出口6を採取用シリンダ2に鉛直方向
    に貫通形成すると共に、これら採取孔4と押出口6内に
    出入する押出ロッド8を摺動自在に配備した搬出用シリ
    ンダ7を採取用シリンダ2に連接したことを特徴とする
    汚泥サンプリング装置
JP1985144244U 1985-09-24 1985-09-24 汚泥サンプリング装置 Expired - Lifetime JPH073314Y2 (ja)

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JPS6253344U JPS6253344U (ja) 1987-04-02
JPH073314Y2 true JPH073314Y2 (ja) 1995-01-30

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ID=31054660

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002333385A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Tsukishima Kikai Co Ltd 泥状物のサンプリング装置
JP7144366B2 (ja) * 2019-06-27 2022-09-29 株式会社クボタ 土壌採取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724533U (ja) * 1980-07-18 1982-02-08
JPS5877450U (ja) * 1981-11-20 1983-05-25 三菱重工業株式会社 標本採取装置

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JPS6253344U (ja) 1987-04-02

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