JPH07324631A - 高効率ガスタービン - Google Patents

高効率ガスタービン

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JPH07324631A
JPH07324631A JP12783095A JP12783095A JPH07324631A JP H07324631 A JPH07324631 A JP H07324631A JP 12783095 A JP12783095 A JP 12783095A JP 12783095 A JP12783095 A JP 12783095A JP H07324631 A JPH07324631 A JP H07324631A
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turbine
less
compressor
disk
stage
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Application number
JP12783095A
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English (en)
Inventor
Masao Shiga
正男 志賀
Hiroshi Fukui
寛 福井
Mitsuo Kuriyama
光男 栗山
Katsuki Iijima
活己 飯島
Yoshimi Maeno
良美 前野
Shintaro Takahashi
慎太郎 高橋
Nobuyuki Iizuka
信之 飯塚
Soichi Kurosawa
宗一 黒沢
Yasuo Watanabe
康雄 渡辺
Makoto Hiraga
平賀  良
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高効率ガスタービンを提供する。 【構成】コンプレッサの圧縮比を14.7 以上,燃焼ガ
ス温度を1300℃以上,ガスタービンノズル初段への
燃焼ガス温度を1200℃以上及びタービンディスク温
度を450℃以上とした高効率ガスタービン。 【効果】熱効率を32%以上にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な高効率ガスタービ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ガスタービン用ディスクにはCr
−Mo−V鋼が使用されている。
【0003】近年、省エネルギーの観点からガスタービ
ンの熱効率の向上が望まれている。熱効率を向上させる
にはガス温度及び圧力を上げるのが最も有効な手段であ
るが、ガス温度を1100℃から1300℃に高め、圧
縮比を10から15まで高めることにより相対比で約3
%の効率向上が期待できる。
【0004】しかし、これらの高温・高圧比に伴い従来
のCr−Mo−V鋼では強度不足で、より強度の高い材
料が必要である。そして高温特性を最も大きく左右する
クリープ破断強度が要求される。クリープ破断強度がC
r−Mo−V鋼より高い構造材料としてオーステナイト
鋼,Ni基合金,Co基合金,マルテンサイト鋼等が一
般に知られているが、熱間加工性,切削性及び振動減衰
特性等の点でNi基合金及びCo基合金は望ましくな
い。また、オーステナイト鋼は400〜450℃付近の
高温強度がそれ程高くないこと更にガスタービン全体シ
ステムから望ましくない。一方、マルテンサイト鋼は他
の構成部品とのマッチングが良く、高温強度も十分であ
る。マルテンサイト鋼として特開昭58−110661号公報,
60−138054号公報,特公昭46−279 号公報等が知られて
いる。しかし、これらの材料は400〜450℃で必ずし
も高いクリープ破断強度は得られず、更に高温で長時間
加熱後の靭性が低く、タービンディスク等として使用で
きず、ガスタービンの効率向上は得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ガスタービンの高温・
高圧比に対して単に強度の高い材料を用いるだけではガ
ス温度の上昇はできない。一般に、強度を向上させると
靭性が低下する。ガスタービンの高温化には高温強度と
高温長時間加熱後に高い靭性を兼ね備えた耐熱鋼を用い
なければならない。
【0006】本発明の目的は、熱効率の高いガスタービ
ンを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、タービンスタ
ブシャフトと、該シャフトにタービンスタッキングボル
トによって互いにスペーサを介して連結された複数個の
タービンディスクと、該ディスクに植込まれ燃焼器によ
って発生した高温の燃焼ガスをタービンノズルを通して
噴射させることによって回転するタービンブレードと、
前記ディスクに連結されたディスタントピースと、該デ
ィスタントピースに連結された複数のコンプレッサディ
スクと、該ディスクに植込まれたコンプレッサブレード
と、前記コンプレッサディスクの初段に一体に形成され
たコンプレッサスタブシャフトを備えたガスタービンに
おいて、該ガスタービンは前記コンプレッサブレードの
回転によって空気の圧縮比を14.7 以上とし、該圧縮
された空気を用いて前記燃焼器によって1300℃以上
の燃焼ガスを発生し、該燃焼ガスを1200℃以上でタ
ービンノズルの初段に導入するとともにタービンディス
クの初段温度を450〜500℃としたことを特徴とす
る。
【0008】前述のタービンディスク,ディスタントピ
ース,タービンスペーサ,コンプレッサディスクの最終
段及びタービンスタッキングボルトの少なくとも1つが
450℃で105 時間クリープ破断強度が50kg/mm2
上及び500℃で103 時間加熱後の25℃のVノッチ
シャルピー衝撃値が5kg−m/cm2 以上である全焼戻し
マルテンサイト組織を有するマルテンサイト系鋼からな
る。
【0009】本発明に係るマルテンサイト系鋼は、重量
で、C0.05〜0.2%,Si0.5%以下,Mn0.6%
以下,Cr8〜13%,Mo1.5 〜3%,Ni2.1
0%を越え3%以下,V0.05〜0.3%,Nb及びT
aの1種又は2種の合計量が0.02〜0.2%及びN
0.02〜0.1%を含み、特に前記(Mn/Ni)比を
0.11 とするのが好ましく、残部が実質的にFeから
なることが好ましい。更に、重量で、C0.07〜0.1
5%,Si0.01〜0.1%,Mn0.1〜0.4%,C
r11〜12.5 %,Ni2.2〜3.0%,Mo1.8
〜2.5%,Nb及びTaの1種又は2種の合計量が0.
04〜0.08%,V0.15〜0.25%及びN0.04
〜0.08%を含み、特に前記(Mn/Ni)比を0.0
4〜0.10%とするのが好ましく、残部が実質的にF
eからなり、全焼戻しマルテンサイト組織を有すること
が好ましい。
【0010】また、本発明に係るマルテンサイト系鋼は
重量でW1%以下,Co0.5 %以下,Cu0.5%以
下,B0.01%以下,Ti0.5%以下,Al0.3%
以下,Zr0.1%以下,Hf0.1%以下,Ca0.0
1%以下,Mg0.01%以下,Y0.01%以下及び希
土類元素0.01%以下の少なくとも1種を含むことが
できる。
【0011】本発明に係る鋼は次式で計算されるCr当
量が10以下になるように成分調整され、δフェライト
相を実質的に含まないようにすることが必要である。
【0012】Cr当量=−40C−2Mn−4Ni−3
0N+6Si+Cr+4Mo+11V+6Si+Cr+
4Mo+5Nb+2.5Ta (各元素は合金中の含有量(重量%)で計算される) 本発明のガスタービンディスクは前述のマルテンサイト
鋼を適用することによって外径(D)に対する中心部の
厚さ(t)との比(t/D)を0.15〜0.3にするこ
とができ、軽量化が可能である。特に、0.18〜0.2
2とすることによりディスク間の距離を短縮でき、熱効
率の向上が期待できる。
【0013】本発明は、少なくともタービンディスクに
前述のマルテンサイト系鋼を用いたことにあるが、それ
より強度が要求されないタービンスペーサ,コンプレッ
サスタッキングボルト,ディスタントピース,コンプレ
ッサディスクには重量で、C0.05〜0.2%,Si
0.5 %以下,Mn1%以下,Cr8〜13%,Mo
1.5 〜3%,Ni3%以下,V0.05〜0.3%,N
b0.02〜0.2%,N0.02〜0.1%を含み、残部
がFe及び不可避不純物からなるマルテンサイト鋼を用
いることができる。これらの部品がより高温にさらされ
るようなより高い燃焼ガス温度で作動させるときは前述
のガスタービンディスクと同じ鋼を用いるのが好まし
い。
【0014】
【作用】本発明において、タービンディスク,ディスタ
ントピース,タービンスペーサ,最終段コンプレッサデ
ィスク及びタービンスタッキングに用いられるマルテン
サイト系鋼の成分範囲限定理由について説明する。Cは
高い引張強さと耐力を得るために0.05% 以上が好ま
しい。しかし、あまりCを多くすると、高温に長時間さ
らされた場合に金属組織が不安定になり、105 hクリ
ープ破断強度を低下させるので、0.20% 以下が好ま
しい。最も0.07〜0.15%が好ましい。より、0.
10〜0.14%が好ましい。
【0015】Siは脱酸剤,Mnは脱酸・脱硫剤として
鋼の溶解の際に添加するものであり、少量でも効果があ
る。Siはδフェライト生成元素であり、多量の添加は
疲労及び靭性を低下させるδフェライト生成の原因にな
るので0.5% 以下が好ましい。なお、カーボン真空脱
酸法及びエレクトロスラグ溶解法などによればSi添加
の必要がなく、Si無添加がよい。
【0016】特に、脆化の点から0.2 %以下が好まし
く、Si無添加でも不純物とし0.01〜0.1% 含有させ
るのが好ましい。
【0017】Mnは加熱による脆化を促進させるので、
0.6 %以下が好ましい。特に、Mnは脱硫剤として有
効なので、加熱脆化を生じないように0.1〜0.4%が
好ましい。更に0.1〜0.25%が最も好ましい。また
脆化防止の点からSi+Mn量を0.3 %以下にするの
が好ましい。
【0018】Crは耐食性と高温強度を高めるが、13
%以上添加するとδフェライト組織生成の原因になる。
8%より少ないと耐食性及び高温強度が不十分なので、
Crは8〜13%が好ましい。特に強度の点から11〜
12.5 %が好ましい。
【0019】Moは固溶強化及び析出強化作用によって
クリープ破断強度を高めると同時に脆化防止効果があ
る。高いクリープ破断強度を得るには1.5% 以上が好
ましいが、3.0 %以上になるとδフェライト生成原因
になるので1.5〜3.0%が好ましい。特に1.8〜2.
5%が好ましい。更に、MoはNi量が2.1 %を越え
る含有量のときMo量が多いほどクリープ破断強度を高
める効果があり、特にMo2.0 %以上での効果が大き
い。
【0020】V及びNbは炭化物を析出し高温強度を高
めると同時に靭性向上効果があるので、V0.1%以
上,Nb0.02%以上が好ましく、V0.3%,Nb
0.2%以上ではδフェライト生成の原因となると共に
クリープ破断強度が低下する傾向を示し、好ましくな
い。特にV0.15〜0.25%,Nb0.04〜0.08
%が好ましい。Nbの代りにTaを全く同様に添加で
き、複合添加することができる。Niは高温長時間加熱
後の靭性を高め、かつδフェライト生成の防止効果があ
るので、2.1 %以上が好ましく、3%以上では長時間
クリープ破断強度を低下させるので好ましくない。特に
2.2〜3.0%が好ましい。より好ましくは2.5%を越
える量である。
【0021】Niは加熱脆化防止に効果があるが、Mn
は逆に害を与える。従ってこれらの元素の間には密接な
相関関係があることを本発明者らは見い出した。即ち、
Mn/Niの比が0.11 以下にすることによりきわめ
て顕著に加熱脆化が防止されることを見い出した。特
に、0.10 以下が好ましく、0.04〜0.10が好ま
しい。
【0022】Nはクリープ破断強度の改善及びδフェラ
イトの生成防止に効果があるので、0.02%以上が好
ましく、0.1 %を越えると靭性を低下させる。特に
0.04〜0.08%の範囲で優れた特性が得られる。
【0023】Coは強化するが脆化を促進させるので、
0.5 %以下が好ましい。WはMoと同様に強化に寄与
するので、1%以下含有することができる。B0.01
%以下,Al0.3%以下,Ti0.5%以下,Zr0.
1%以下,Hf0.1%以下,Ca0.01%以下,Mg
0.01%以下,Y0.01%以下,希土類0.01%以
下,Cu0.5 %以下含有させることにより高温強度を
向上させることができる。
【0024】本発明に係る鋼の熱処理はまず完全なオー
ステナイトに変態するに十分な温度、最低900℃,最
高1150℃に均一加熱し、マルテンサイト組織が得ら
れる。100℃/h以上の速度で急冷し、次いで450
〜600℃の温度に加熱保持し(第1次焼戻し)、次い
で550〜650℃の温度に加熱保持し第2次焼戻しを
行う。焼入れに当ってはMs点直上の温度に止めること
が焼割れを防止する上で好ましい。具体的温度は150
℃以上に止めるのが良い。焼入れは油中焼入れ又は水噴
霧焼入れによって行うのが好ましい。第1次焼戻しはそ
の温度より加熱する。
【0025】コンプレッサディスクの少なくとも最終段
又はその全部を前述の耐熱鋼によって構成することがで
きるが、初段から中心部まではガス温度が低いので、他
の低合金鋼を用いることができ、中心部から最終段まで
を前述の耐熱鋼を用いることができる。ガス上流側の初
段から中心部までの上流側を重量で、C0.15 〜0.
30%,Si0.5%以下,Mn0.6%以下,Cr1〜
2%,Ni2.0〜4.0%,Mo0.5 〜1%,V0.05
〜0.2%及び残部が実質的にFeからなり、室温の引
張強さ80kg/mm2 以上、室温のVノッチシャルピー衝
撃値が20kg−m/cm2 以上のNi−Cr−Mo−V鋼
が用いられ、中心部から少なくとも最終段を除き重量
で、C0.2〜0.4%,Si0.1〜0.5%,Mn0.
5〜1.5%,Cr0.5〜1.5%,Ni0.5% 以
下,Mo1.0〜2.0%,V0.1〜0.3%及び残部が実
質的にFeからなり、室温の引張強さが80kg/mm2
上、伸び率18%以上,絞り率50%以上を有するCr
−Mo−V鋼を用いることができる。
【0026】コンプレッサスタブシャフトは重量でC
0.15〜0.3%,Si0.5%以下,Mn0.6%以
下,Ni2〜4%,Cr1〜2%,Mo0.5〜1%,
V0.05〜0.2% を含むNi−Cr−Mo−V鋼及
びタービンスタブシャフトは重量でC0.2〜0.4%,
Si0.1〜0.5%,Mn0.5〜1.5%,Cr0.5
〜1.5%,Ni0.5% 以下,Mo1〜2%,V0.1〜
0.3%を含むCr−Mo−V鋼を用いることができ
る。
【0027】本発明のコンプレッサディスクは円盤状で
あり、外側部分にスタッキングボルト挿入用の孔が複数
個全周にわたって設けられ、コンプレッサディスクの直
径(D)に対し最小の肉厚(t)との比(t/D)を
0.05〜0.10にするのが好ましい。
【0028】本発明のディスタントピースは円筒状で、
両端をコンプレッサディスク及びタービンディスクにボ
ルトによって接続するフランジが設けられ、最大内径
(D)に対する最小肉厚(t)との比(t/D)を0.
05〜0.10とするのが好ましい。
【0029】本発明のガスタービンはタービンディスク
の直径(D)に対する各ディスクの間隔(l)の比(l
/D)を0.15〜0.25とするのが好ましい。
【0030】コンプレッサディスクの一例として、17
段からなる場合には初段から12段目までを前述のNi
−Cr−Mo−V鋼,13段目から16段目をCr−M
o−V鋼及び17段目を前述のマルテンサイト鋼によっ
て構成することができる。
【0031】初段及び最終段のコンプレッサディスクは
初段のときは初段の次のもの又は最終段の場合はその前
のものよりもいずれも鋼性を有する構造を有している。
また、このディスクは初段より徐々に厚さを小さくして
高速回転による応力を軽減する構造になっている。
【0032】コンプレッサのブレード及びノズルは0.
05〜0.2%,Si0.5 %以下,Mn1%以下,C
r10〜13%又はこれにMo0.5%以下及び、Ni
0.5%以下を含み、残部がFeからなるマルテンサイ
ト鋼によって構成されるのが好ましい。
【0033】タービンブレードの先端部分と摺動接触し
リング状に形成されるシュラウドの初段部分には重量
で、C0.05〜0.2%,Si2%以下,Mn2%以
下,Cr17〜27%,Co5%以下,Mo5〜15
%,Fe10〜30%,W5%以下,B0.02 %以下
及び残部が実質的にNiからなる鋳造合金が用いられ、
他の部分には重量で、C0.3〜0.6%,Si2%以
下,Mn2%以下,Cr20〜27%,Ni20〜30
%以下,Nb0.1〜0.5%,Ti0.1〜0.5%及び
残部が実質的にFeからなる鋳造合金が用いられる。こ
れらの合金は複数個のブロックによってリング状に構成
されるものである。
【0034】タービンノズルを固定するダイヤフラムに
は初段タービンノズル部分が重量で、C0.05 %以
下,Si1%以下,Mn2%以下,Cr16〜22%,
Ni8〜15%及び残部が実質的にFeからなり、他の
タービンノズル部分には高C−高Ni系鋼鋳物によって
構成される。
【0035】タービンブレードは重量で、C0.07〜
0.25%,Si1%以下,Mn1%以下,Cr12〜
20%,Co5〜15%,Mo1.0〜5.0%,W1.0
〜5.0%,B0.005〜0.03%,Ti2.0〜7.0
%,Al3.0〜7.0%と、Nb1.5 %以下,Zr
0.01〜0.5%,Hf0.01〜0.5%,V0.01
〜0.5 %の1種以上と、残部が実質的にNiからな
り、オーステナイト相基地にγ′相及びγ″相が析出し
た鋳造合金が用いられ、タービンノズルには重量で、C
0.20〜0.60%,Si2%以下,Mn2%以下,C
r25〜35%,Ni5〜15%,W3〜10%,B
0.003〜0.03%及び残部が実質的にCoからな
り、又は更にTi0.1〜0.3%,Nb0.1〜0.5%
及びZr0.1〜0.3%の少なくとも1種を含み、オ
ーステナイト相基地に共晶炭化物及び二次炭化物を含む
鋳造合金によって構成される。これらの合金はいずれも
溶体処理された後時効処理が施され、前述の析出物を形
成させ、強化される。
【0036】また、タービンブレードは高温の燃焼ガス
による腐食を防止するためにAl,Cr又はAl+Cr
拡散コーテングを施すことができる。コーテング層の厚
さは30〜150μmで、ガスに接する翼部に設けるの
が好ましい。
【0037】燃焼器はタービンの周囲に複数個設けられ
るとともに、外筒と内筒との2重構造からなり、内筒は
重量でC0.05〜0.2%,Si2%以下,Mn2%
以下,Cr20〜25%,Co0.5 〜5%,Mo5〜
15%,Fe10〜30%,W5%以下,B0.02 %
以下及び残部が実質的にNiからなり、板厚2〜5mmの
塑性加工材を溶接によって構成され、円筒体全周にわた
って空気を供給する三ケ月形のルーバ孔が設けられ、全
オーステナイト組織を有する溶体化処理材が用いられ
る。
【0038】
【実施例】
実施例1 図1は本発明の一実施例を示すガスタービンの回転部の
断面図である。1はタービンスタブシャフト、2はター
ビンブレード、3はタービンスタッキングボルト、4は
タービンスペーサ、5はディスタントピース、6はコン
プレッサディスク、7はコンプレッサブレード、8はコ
ンプレッサスタッキングボルト、9はコンプレッサスタ
ブシャフト、10はタービンディスク、11は中心孔で
ある。本発明のガスタービンはコンプレッサディスク6
が17段あり、又タービンブレード2が2段のものであ
る。タービンブレード2は3段の場合もある。
【0039】本実施例におけるタービンディスク10,
タービンスタッキングボルト3,タービンスペーサ4,
ディスタントピース5,コンプレッサディスクに用いる
各種マルテンサイト系鋼の特性を調べた。
【0040】表1に示す組成(重量%)の試料をそれぞ
れ20kg溶解し、1150℃に加熱し鋳造して実験素材
とした。この素材に、1150℃で2h加熱後衝風冷却
を行い、冷却温度を150℃で止め、その温度より58
0℃で2h加熱後空冷の2次焼戻しを行い、次いで60
5℃で5h加熱後炉冷の2次焼戻しを行った。
【0041】熱処理後の素材からクリープ破断試験片,
引張試験片及びVノッチシャルピー衝撃試験片を採取し
実験に供した。衝撃試験は熱処理のままの材料を500
℃,1000時間加熱脆化材について行った。この脆化
材はラルソン・ミラーのパラメータより450℃で10
5 時間加熱されたものと同等の条件である。
【0042】
【表1】
【0043】表1において、試番1及び8は本発明にお
いて最も好ましい鋼であり、試番2〜7はそれより若干
劣るものであり、試番2は現用ディスク材M152鋼相
当材である。
【0044】表2はこれら試料の機械的性質を示す。試
番1及び8は、高温・高圧ガスタービンデイスク材とし
て要求される450℃,105 hクリープ破断強度(>
50kg/mm2 )及び脆化処理後の25℃Vノッチシャル
ピー衝撃値[4kg−m(5kg−mcm2)以上]を十分満足
することが確認された。これに対し、現用ガスタービン
に使用されているM152相当材(試番2)は、450
℃,105hクリープ破断強度が42kg/mm2,脆化処理
後の25℃,Vノッチシャルピー衝撃値が2.7kg−m
で、高温・高圧ガスタービンディスク材として要求され
る機械的性質を満足できない。次にSi+Mn量が0.
4 〜約1%及びMn/Ni比が0.12 以上の高い鋼
(試番3〜7)の機械的性質を見ると、クリープ破断強
度は高温・高圧ガスタービンディスク材として要求され
る値を満足できるが、脆化後のVノッチシャルピー衝撃
値は3.5kg−m 以下と低いものである。
【0045】
【表2】
【0046】図2は脆化試験後の衝撃値と(Mn/N
i)比との関係を示す線図である。図に示す如く、(M
n/Ni)比が0.12 までは大きな差がないが、0.
11 以下で脆化が急激に改善され、4kg−m(5kg−
m/cm2)以上となり、更に0.10以下で6kg−m(7.5kg
−m/cm2)以上の優れた特性が得られる最も好ましいも
のであることが分る。Mnは脱酸剤及び脱硫剤として欠
かせないものであり、0.6%以下とするのが好ましい。
【0047】図3は同じくMn量との関係を示す線図で
ある。図に示す如く、脆化後の衝撃値はNi量が2.1
% 以下ではMn量を減らすことにより衝撃値が若干向
上するが、Ni量2.1% を越えた含有量とすることに
よりMnを減らすことによる効果が顕著である。特に、
Ni量が2.4 %以上で、効果が大きいことが分る。
【0048】更に、Mn量が0.7 %付近ではNi量に
よらず衝撃値の改善は得られないが、Mn量を0.6 %
以下にすればMn量が低いほどNi量が2.4 %以上で
衝撃値の高いものが得られる。
【0049】図4は同じくNi量との関係を示す線図で
ある。図に示す如くMn量が0.7%以上ではNiを高
めることにより脆化に対する改善が若干得られるが、そ
れ以下のMnに対してはNiの増加によって脆化が顕著
に改善されることが明らかである。特に0.15〜0.4
%のMn量では2.2% 以上のNi量で顕著に向上し、
2.4 %以上で6kg−m(7.5kg −m/cm2)以上、
更に2.5%以上のNi量では(7kg−m/cm2)以上の
高い値が得られることが明らかである。
【0050】図5は450℃×105h クリープ破断強
度とNi量との関係を示す線図である。図に示す如くN
i量が2.5 %付近までは強度にほとんど影響ないが、
3.0%を越えると50kg/mm2 を下回り、目標とする強
度が得られない。尚、Mnは少ない方が強度が高く、
0.15〜0.25%付近で最も強化され、高い強度が得
られる。
【0051】図6は前述の得られた特性に基づいて得ら
れた結果より特定の組成によって得た具体的な図であ
る。表3はその化学組成(重量%)である。
【0052】
【表3】
【0053】溶解をカーボン真空脱酸法にて行い、鍛造
後、1050℃で2h加熱後、150℃の油中に焼入れ
し、次いでその温度から520℃で5h加熱後空冷及び
590℃で5h加熱後炉冷の焼戻しを行った。このディ
スクは外径1000mm,厚さ200mmであり、熱処理後
図に示す形状に機械加工したものである。中心孔11は
65mmである。12はスタッキングボルトの挿入用孔が
設けられる部分、13はタービンブレードを植込みされ
る部分である。本ディスクの前述と同様の脆化後の衝撃
値は8.0kg−m(10kg/cm2)及び450℃×105
間クリープ破断強度は55.2kg/mm2であり、優れた特
性を有していた。
【0054】表4は本実施例のガスタービンの各部材に
用いた材料組成(重量%)を示すものである。いずれの
鋼もエレクトロスラグ再溶解法により溶製し、鍛造・熱
処理を行った。鋳造は850〜1150℃の温度範囲内
で、熱処理は表4に示す条件で行った。これら材料の顕
微鏡組織は、No.10〜15が全焼戻しマルテンサイト
組織,No.14及びNo.15が全焼戻しベーナイト組織
であった。No.10はディスタントピース及びNo.11
最終段のコンプレッサディスクに使用し、前者は厚さ6
0mm×幅500mm×長さ1000mm,後者は直径100
0mm,厚さ180mm,No.7はディスクとして直径100
0mm×厚さ180mmに、No.12はスペーサとして外径
1000mm×内径400mm×厚さ100mmに、No.13
はタービン,コンプレッサのいずれかのスタッキングボ
ルトとして直径40mm×長さ500mm,No.13の鋼を用
い同様にディスタントピースとコンプレッサディスクと
を結合するボルトも製造した。No.14及び15はそれ
ぞれタービンスタブシャフト及びコンプレッサスタブシ
ャフトとして直径250mm×長さ300に鍛伸した。更
に、No.14の合金をコンプレッサディスク6の13〜
16段に使用し、No.15の鋼をコンプレッサディスク
6の初段から12段まで使用された。これらはいずれも
タービンディスクと同様の大きさに製造した。試験片は
熱処理後、試料の中心部分から、No.13を除き、軸
(長手)方向に対して直角方向に採取した。この例は長
手方向に試験片を採取した。
【0055】
【表4】
【0056】表5はその室温引張、20℃Vノッチシャ
ルピー衝撃およびクリープ破断試験結果を示すものであ
る。450℃×105h クリープ破断強度は一般に用い
られているラルソン−ミラー法によって求めた。
【0057】本発明のNo.10〜13(12Cr鋼)を
見ると、450℃,105h クリープ破断強度が51kg
/mm2 以上,20℃Vノッチシャルピー衝撃値が7kg−
m/cm2 以上であり、高温ガスタービン用材料として必
要な強度を十分満足することが確認された。
【0058】次にスタブシャフトのNo.14及び15
(低合金鋼)は、450℃クリープ破断強度は低いが、
引張強さが86kg/mm2 以上,20℃Vノッチシャルピ
ー衝撃値が7kg−m/cm2 以上であり、スタブシャフト
として必要な強度(引張強さ≧81kg/mm2 ,20℃V
ノッチシャルピー衝撃値≧5kg−m/cm2)を十分満足す
ることが確認された。
【0059】
【表5】
【0060】ディスタントピースの温度及び最終段のコ
ンプレッサディスクの温度は最高450℃となる。前者
は25〜30mm及び後者は40〜70mmの肉厚が好まし
い。タービン及びコンプレッサディスクはいずれも中心
に貫通孔が設けられる。タービンディスクには貫通孔に
圧縮残留応力が形成される。
【0061】タービンブレード,ノズル,燃焼器ライ
ナ,コンプレッサブレード,ノズル,シュラウドセグメ
ント,ダイヤフラムは表6に示す各合金を用いた。
【0062】以上の材料の組合わせによって構成した本
発明のガスタービンは、圧縮比14.7,温度350℃以
上,圧縮機効率が86%以上,初段ノズル入口のガス温
度約1200℃が可能となり、32%以上の熱効率(L
HV)が得られる。
【0063】実施例2 図7は前述の本発明に係る耐熱鋼を使用したガスタービ
ンの回転部分の部分断面図である。本実施例におけるタ
ービンディスク10は2段有しており、ガス流の上流側
より初段及び2段目には中心孔11が設けられている。
本実施例においてはいずれも表3に示す耐熱鋼によって
タービンディスク,コンプレッサディスク6のガス流の
下流側の最終段,ディスタントピース5,タービンスペ
ーサ4,タービンスタッキングボルト3及びコンプレッ
サスタッキングボルト8を構成したものである。その他
のタービンブレード2,タービンノズル14,燃焼器1
5のライナ17,コンプレッサブレード7,コンプレッ
サノズル16,ダイヤフラム18及びシュラウド19を
表6に示す合金によって構成した。特に、タービンノズ
ル14及びタービンブレード2は鋳物によって構成され
る。本実施例におけるコンプレッサは17段有してお
り、タービンスタブシャフト1及びコンプレッサスタブ
シャフト9は各々実施例1と同様に構成した。
【0064】
【表6】
【0065】表6中タービンブレード,タービンノズ
ル,シュラウドセグメント(1)及びダイヤフラムはい
ずれもガス上流側の1段目に使用したもので、シュラウ
ドセグメント(2)は2段目に使用したものである。
【0066】本実施例においてコンプレッサディスク6
の最終段は外径に対する最小肉厚(t)の比(t/D)
が0.08 であり、ディスタントピース5の最大内径
(D)に対する最小肉厚(t)の比(t/D)が0.04
であり、更にタービンディスクの直径(D)に対する中
心部の最大肉厚(t)の比(t/D)が初段は0.19及
び第2段が0.205 であり、デイスク間の間隔(l)
の比(l/D)が0.21である。各タービンディスク間に
は空間が設けられている。タービンディスクには全周に
わたって等間隔に各ディスクを連結するためのボルト挿
入用の孔が複数個設けられている。
【0067】以上の構成によって、圧縮比14.7 ,温
度350℃以上,圧縮効率86%以上,初段タービンノ
ズル入口のガス温度が1200℃と可能になり、32%
以上の熱効率(LHV)が得られるとともに、タービン
ディスク,ディスタントピース,スペーサ,コンプレッ
サディスクの最終段,スタッキングボルトを前述の如く
高いクリープ破断強度及び加熱脆化の少ない耐熱鋼が使
用されるとともに、タービンブレードにおいても高温強
度が高く、タービンノズルは高温強度及び高温延性が高
く、燃焼器ライナは同様に高温強度及び耐疲労強度が高
い合金が使用されているので、総合的により信頼性が高
くバランスされたガスタービンが得られるものである。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、高温・高圧(ガス温
度:1200℃以上,圧縮比:15クラス)ガスタービ
ン用ディスクに要求されるクリープ破断強度及び加熱脆
化後の衝撃値が満足するものが得られ、これを使用した
ガスタービンはきわめて高い熱効率が達成される顕著な
効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すガスタービン回転部の
断面図。
【図2】脆化後の衝撃値と(Mn/Ni)比との関係を
示す線図。
【図3】同じくMn量との関係を示す線図。
【図4】同じくNi量との関係を示す線図。
【図5】クリープ破断強度とNi量との関係を示す線
図。
【図6】本発明のタービンディスクの一実施例を示す断
面図。
【図7】本発明の一実施例を示すガスタービンの回転部
付近の部分断面図。
【符号の説明】
1…タービンスタブシャフト、2…タービンブレード、
3…タービンスタッキングボルト、4…タービンスペー
サ、5…ディスタントピース、6…コンプレッサディス
ク、7…コンプレッサブレード、8…コンプレッサスタ
ッキングボルト、9…コンプレッサスタブシャフト、1
0…タービンディスク、14…タービンノズル、15…
燃焼器、16…コンプレッサノズル、17…ライナ、1
8…ダイヤフラム、19…シュラウド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 活己 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 前野 良美 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 高橋 慎太郎 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 飯塚 信之 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 黒沢 宗一 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 渡辺 康雄 茨城県勝田市堀口832番地の2 株式会社 日立製作所勝田工場内 (72)発明者 平賀 良 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービンスタブシャフトと、該シャフトに
    タービンスタッキングボルトによって互いにスペーサを
    介して連結された複数個のタービンディスクと、該ディ
    スクに植込まれ燃焼器によって発生した高温の燃焼ガス
    によって回転するタービンブレードと、前記ディスクに
    連結されたディスタントピースと、該ディスタントピー
    スに連結された複数個のコンプレッサディスクと、該デ
    ィスクに植込まれ空気を圧縮するコンプレッサブレード
    と、前記コンプレッサディスクの初段に一体に連結され
    たコンプレッサスタブシャフトを備えたガスタービンに
    おいて、該ガスタービンは前記コンプレッサブレードの
    回転によって空気の圧縮比を14.7 以上とし、該圧縮
    された空気を用いて燃焼器によって1300℃以上の燃
    焼ガスを発生し、該燃焼ガスを1200℃以上で前記タ
    ービンノズルの初段に導入するとともに前記タービンデ
    ィスクの初段温度を450〜500℃としたことを特徴
    とする高効率ガスタービン。
  2. 【請求項2】前記タービンディスク,ディスタントピー
    ス,タービンスペーサ,コンプレッサディスクの最終段
    及びタービンスタッキングボルトの少なくとも1つが、
    450℃で105 時間クリープ破断強度が50kg/mm2
    上及び500℃で103 時間加熱後の25℃のVノッチ
    シャルピー衝撃値が5kg−m/cm2 以上である全焼戻し
    マルテンサイト組織を有するマルテンサイト系鋼からな
    る請求項1に記載の高効率ガスタービン。
  3. 【請求項3】前記タービンディスク,ディスタントピー
    ス,タービンスペーサ,最終段のコンプレッサディスク
    及びタービンスタッキングボルトの少なくとも1つが重
    量で、C0.05〜0.2%,Si0.5% 以下,Mn
    0.6 %以下,Cr8〜13%,Mo1.5 〜3%,N
    i2〜3%,V0.05〜0.3%,Nb及びTaの1種
    又は2種の合計量が0.02〜0.2 %及びN0.02〜
    0.1 %を含み、前記(Mn/Ni)比が0.11 以下
    及び残部が実質的にFeからなる請求項1又は2に記載
    の高効率ガスタービン。
  4. 【請求項4】前記タービンディスク,ディスタントピー
    ス,タービンスペーサ,コンプレッサディスクの最終段
    及びタービンスタッキングボルトの少なくとも1つが、
    重量で、C0.07〜0.15%,Si0.01〜0.1
    %,Mn0.1〜0.4%,Cr11〜12.5 %,Ni
    2.2〜3.0%,Mo1.8〜2.5%,Nb及びTaの
    1種又は2種の合計量が0.04〜0.08%,V0.1
    5〜0.25及びN0.04〜0.08 %を含み、前記(M
    n/Ni)比が0.04〜0.10、残部が実質的にFe
    からなり、全焼戻しマルテンサイト組織を有する請求項
    1又は2に記載の高効率ガスタービン。
  5. 【請求項5】前記タービンディスク,ディスタントピー
    ス,タービンスペーサ,コンプレッサディスクの最終段
    及びタービンスタッキングボルトの少なくとも1つが、
    重量で、C0.05〜0.2%,Si0.5%以下,Mn
    0.6%以下,Cr8〜13%,Mo1.5 〜3%,N
    i2〜3%,V0.05〜0.3%,Nb及びTaの1種
    又は2種の合計量が0.02〜0.2%及びN0.02〜
    0.1%と、W1%以下,Co0.5 %以下,Cu0.5
    %以下,B0.01 %以下,Ti0.5 %以下,Al
    0.3%以下,Zr0.1%以下,Hf0.1%以下,C
    a0.01%以下,Mg0.01 %以下,Y0.01%以
    下及び希土類元素0.01%以下の少なくとも1種を含
    み、残部が実質的にFeからなる請求項1又は2に記載
    の高効率ガスタービン。
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