JPH07317920A - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPH07317920A
JPH07317920A JP13247294A JP13247294A JPH07317920A JP H07317920 A JPH07317920 A JP H07317920A JP 13247294 A JP13247294 A JP 13247294A JP 13247294 A JP13247294 A JP 13247294A JP H07317920 A JPH07317920 A JP H07317920A
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JP
Japan
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valve
plug
guide
guide post
fluid
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Pending
Application number
JP13247294A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Kato
英高 加藤
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被制御流体がバルブプラグのガイドポスト部
とガイド部材間の隙間に侵入し、摺動面に堆積、固着す
ることによって起こる弁装置の作動不良を未然に防止
し、長期間の使用にも十分に耐え得るようにする。 【構成】 バルブプラグ5のガイドポスト部5Aに複数
個の周溝21と環状凸部22を軸線方向に交互に並設す
る。ガイドポスト部5Aが摺動自在に嵌合するプラグガ
イド7の内周面に軸線方向の溝23を周方向に複数個形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の被制御流体の流
量制御を行なう弁装置、特に弁本体の流体通路をプラグ
の進退移動によって開閉制御する弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から流体の流量を制御する弁装置と
しては種々の形式のものが知られており、これらは流体
の種類、温度等に対応して選択使用されるが、このうち
流体の流通孔を有するシートリングとプラグで流量制御
を行う単座弁としては図6に示す構造のものが知られて
いる。この単座弁は、弁本体1と、弁本体1の上面開口
部に複数個のボルト3およびナット4によって取り付け
られた上蓋2を備え、この上蓋2にはその内端にバルブ
プラグ5を有する弁軸6が軸封ユニット8を介して摺動
自在に貫設されている。バルブプラグ5は、ガイドポス
ト部5Aと特性部5Bとを一体に有し、ガイドポスト部
5Aが前記弁本体1側に固定された円筒状のプラグガイ
ド7によって摺動自在に支持されている。9はシートリ
ングで、このシートリング9は被制御流体10の流通孔
9aと全閉時に前記バルブプラグ5の特性部5Bが着座
する着座部9bを有し、前記弁本体1内に設けられた流
体通路12を上流側流通路12aと下流側流通路12b
に仕切る隔壁13に形成された開口部14にガスケット
15を介して取り付けられている。シートリング9の上
端部9Aは下端部9Bより大径に形成され、この大径部
9Aは前記隔壁13の上面側に形成された座ぐり部に前
記ガスケット15を介して嵌合されている。一方、小径
部9Bは外周面に雄ねじが形成され、前記開口部14の
内周面に形成された雌ねじに螺合されている。なお、1
6は下流側流体通路12bとプラグガイド7の上側室1
7を連通し、圧力をバランスさせる液逃げ孔である。
【0003】このような構成からなる弁装置において、
弁軸6の外端を手動操作もしくは操作器によって下方に
移動させてバルブプラグ5の特性部5Bをシートリング
9の着座部9bに着座させると、流通孔9aが閉鎖して
全閉状態となり、反対に図に示すようにバルブプラグ5
を上昇させて流通孔9aを開くと、上流側流通路12a
から下流側流通路12bに被制御流体10が流れ、バル
ブプラグ5の上昇ストロークによって所望の流量制御が
行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の弁装置において、例えば固着し易いスケール、ス
ラリー等が含まれている被制御流体を流した場合、バル
ブプラグ5のガイドポスト部5Aとプラグガイド7との
隙間から被制御流体10が侵入し、摺動面に堆積、固着
するという問題があった。この被制御流体10の侵入、
堆積、固着は、被制御流体の性状のみならず摺動面の表
面粗さ、硬さ、弁装置の使用頻度等によっても発生する
が、ガイドポスト部5Aとプラグガイド7との隙間、プ
ラグガイド7の穴径、長さ、摺動面の面積、流体の動き
(流速)等にも影響される。そして、被制御流体10が
侵入し、堆積、固着すると、バルブプラグ5が円滑に作
動せず、弁装置の制御性能が低下し、最悪の場合弁装置
が作動不能になるという問題があった。またこのため、
保守点検作業を頻繁に行う必要があった。
【0005】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、被制御流体がバルブプラグのガイドポスト部とガ
イド部材間の隙間に侵入し、摺動面に堆積、固着するこ
とによって起こる弁装置の作動不良を未然に防止し、長
期間の使用にも十分に耐え得る弁装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る弁装置は、バルブプラグによって弁本体
内の流体通路を開閉する弁装置において、前記バルブプ
ラグのガイドポスト部に複数個の周溝を軸線方向に並設
すると共に、前記ガイドポスト部が摺動自在に嵌合する
ガイド部材の内周面に軸線方向の溝を周方向に複数個形
成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明おいて、ガイドポスト部の周溝とガイド
部材の溝は、これら両部材の接触面積を少なくする。周
溝は、ガイドポスト部とガイド部材との隙間に侵入する
被制御流体を多段減圧し、隙間への侵入を抑制防止す
る。この隙間に侵入した被制御流体は周溝および溝内に
堆積、固着するので、摺動面への堆積、固着が少ない。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る弁装置の一実施例
を示す断面図、図2はバルブプラグとプラグガイドの斜
視図である。なお、第6図と同一構成部品のものに対し
ては同一符号を以て示し、その説明を省略する。これら
の図において、本実施例は、バルブプラグ5をガイドポ
スト部5Aと、特性部5Bとで構成し、ガイドポスト部
5Aの外周面に複数個の周溝21と環状凸部22を軸線
方向に交互に並設すると共に、前記ガイドポスト部5A
が摺動自在に嵌挿されるプラグガイド(ガイド部材)7
の内周面に軸線方向の溝23を周方向に等配して複数個
形成したものである。
【0009】周溝21と環状凸部22の製作方法として
は、旋盤による切削加工の他、例えば断面円形、角形等
の適宜断面形状を有するピストンリングをガイドポスト
部5Aに嵌合固定し、このリングを環状凸部とし、隣接
するリング間を周溝としてもよい。周溝21の数、溝
幅、深さ、形状等は任意であるが、溝数が多く、また溝
幅を深くすると、被制御流体10に対する多段減圧効果
が増大する。環状凸部22の径は、前記プラグガイド7
の穴径と略等しいかこれより若干小さく設定されてい
る。同様に溝23の数、溝幅、深さ、形状等は任意であ
る。この場合、本実施例においては、溝23を切削加工
によって形成した場合を示したが、これに限らず、図3
に示すようにプラグガイド7の内周面に適宜断面形状の
キー25をその一部周面を孔内に露出させて打ち込み、
キー25を前記環状凸部22との摺動面とし、隣接する
キー25間を溝23として用いるようにしたものであっ
てもよい。なお、バルブプラグ5の特性部5Bは砲頭状
に形成され、全閉時にシートリング9の流通孔9aに上
方から挿入され、着座面9bに着座する。
【0010】このように本発明は、ガイドポスト部5A
の外周面に周溝21と環状凸部22を、プラグガイド7
の内周面に軸線方向の溝23をそれぞれ形成し、周溝2
1および溝23内に被制御流体10が侵入する構造を採
用したものであるが、このような構成からなる弁装置に
あっては、図6に示した従来の弁装置に比べてガイドポ
スト部5Aとプラグガイド7との接触面積が少なく、弁
装置を作動させるための操作器出力を小さくすることが
できる。また、接触面積が小さければ、被制御流体10
の堆積、固着による影響が少なく、しかも被制御流体1
0はその大部分が周溝21、溝23内に侵入し、堆積、
固着するので、作動不良に到ることはない。また、周溝
21と環状凸部22は多段減圧構造を構成し、バルブプ
ラグ5の下方および上方から侵入する被制御流体10の
流体圧を多段減圧し、流速を遅くするので、被制御流体
10の侵入を抑止する。
【0011】図4は本発明の他の実施例を示す断面図、
図5はバルブプラグの断面図である。本実施例はスラリ
ー流体に用いられるセラミック弁に適用したものであ
る。このセラミック弁は、シートリングを備えずバルブ
プラグ5の上下動によって弁本体1内の流体通路12を
開閉制御するもので、スラリー流体による損傷、腐食を
防止するため弁本体1の内周面全体がセラミック30に
よって覆われている。流体通路12は、バルブプラグ5
が取り付けられている中央部の径が最も小さく、弁本体
1の両端開口部に至るにしたがい拡径するよう形成され
ている。バルブプラグ5は、弁本体1の上側壁面中央部
に設けられたプラグ取付孔31にプラグガイド7および
軸封ユニット8を介して摺動自在に嵌挿されており、そ
の上端が弁軸6に接続されている。そして、バルブプラ
グ5の特性部5Bを構成する下端部は、前記セラミック
30に形成されたプラグ用孔33を摺動自在に貫通し、
流体通路12内に臨んでいる。バルブプラグ5のガイド
ポスト部5Aには上記実施例と同様、複数個の周溝21
と環状凸部22が交互に形成されている。前記プラグガ
イド7の内周面には複数個の溝23が軸線方向に形成さ
れている。
【0012】このような構成からなるセラミック弁にお
いては、スラリーによる損傷を防止するため、基本的に
は液逃げ孔が設けられていない。したがって、被制御流
体10はバルブプラグ5とプラグ用孔33との隙間を通
って軸封ユニット8部に侵入する。この場合、本発明に
おいては上記実施例と同様、ガイドポスト部5Aの外周
面に周溝21と環状凸部22を、プラグガイド7の内周
面に軸線方向の溝23をそれぞれ形成しているので、ガ
イドポスト部5Aとプラグガイド7との接触面積が少な
く、弁装置を作動させるための操作器出力を小さくする
ことができ、また接触面積が小さければ、被制御流体1
0の堆積、固着による影響が少なく、作動不良を防止す
ることができる。また、周溝21と環状凸部22は、バ
ルブプラグ5の下方から侵入する被制御流体10の流体
圧を多段減圧し、流速を遅くするので、被制御流体10
の侵入を抑止する。なお、セラミック弁において被制御
流体10は、プラグガイド7の下方からのみ侵入するの
で、周溝21、溝23内への堆積、固着は下方から上方
に向かって進行する。そこで、図5に示すように周溝2
1の深さを下方程深く、上方に向かうにしたがい浅くな
るように形成しておくと、堆積、固着したときのバルブ
プラグ5への影響が少なく、効果的である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る弁装置
によれば、バルブプラグによって弁本体内の流体通路を
開閉する弁装置において、前記バルブプラグのガイドポ
スト部に複数個の周溝を軸線方向に並設すると共に、前
記ガイドポスト部が摺動自在に嵌合するガイド部材の内
周面に軸線方向の溝を周方向に複数個形成したので、ガ
イドポスト部とガイド部材との接触面積が小さく、しか
も被制御流体はその大部分が周溝と溝内に侵入し、堆
積、固着するので、被制御流体の侵入、堆積、固着によ
る影響が少なく、作動不良を防止することができる。ま
た、接触面積が小さければ、弁装置を作動させるための
操作器出力を小さくすることができる。さらにまた、周
溝はバルブプラグの軸線方向に並設されることで、被制
御流体の流体圧を多段減圧し、流速を遅くするので、被
制御流体の侵入を抑止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る弁装置の一実施例を示す断面図
である。
【図2】 バルブプラグとプラグガイドの斜視図であ
る。
【図3】 プラグガイドの他の実施例を示す平面図であ
る。
【図4】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】 バルブプラグの断面図である。
【図6】 弁装置の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】 1…弁本体、2…上蓋、5…バルブプラグ、6…弁軸、
7…プラグガイド、9…シートリング、9a…流通孔、
12…流体通路、13…隔壁、15…ガスケット、21
…周溝、22…環状凸部、23…溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブプラグによって弁本体内の流体通
    路を開閉する弁装置において、 前記バルブプラグのガイドポスト部に複数個の周溝を軸
    線方向に並設すると共に、前記ガイドポスト部が摺動自
    在に嵌合するガイド部材の内周面に軸線方向の溝を周方
    向に複数個形成したことを特徴とする弁装置。
JP13247294A 1994-05-24 1994-05-24 弁装置 Pending JPH07317920A (ja)

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JP13247294A JPH07317920A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 弁装置

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ID=15082181

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JP (1) JPH07317920A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6003551A (en) * 1995-07-14 1999-12-21 Fisher Controls International, Inc. Bidirectional fluid control valve
WO2001023791A1 (fr) * 1999-09-28 2001-04-05 Fukuda Industrial Co., Ltd. Soupape de commande de chaleur a coefficient de frottement reduit
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JP2023026950A (ja) * 2021-08-16 2023-03-01 三菱重工業株式会社 蒸気弁

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