JPH07313816A - 循環温浴機 - Google Patents

循環温浴機

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Publication number
JPH07313816A
JPH07313816A JP6108429A JP10842994A JPH07313816A JP H07313816 A JPH07313816 A JP H07313816A JP 6108429 A JP6108429 A JP 6108429A JP 10842994 A JP10842994 A JP 10842994A JP H07313816 A JPH07313816 A JP H07313816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
bath
circulating hot
suction port
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP6108429A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohisa Kinoshita
尚久 木下
Yoshio Kunieda
喜男 國枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP6108429A priority Critical patent/JPH07313816A/ja
Publication of JPH07313816A publication Critical patent/JPH07313816A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルターの目詰まりによる循環温浴機の機
能低下を防止すると共に、フィルターの交換を容易に
し、メンテナンスの手間のかからない循環温浴機を提供
すること。 【構成】 フィルター装置2内において、フィルター3
は、その一端が軸82にロール状に巻かれて支持されて
おり、他端が、軸82に対して所定の間隔をおいて配置
された軸80にロール状に巻かれて支持されている。そ
して、軸82側のフィルター3は未使用のものであり、
必要に応じて、軸80の上端に設けられた摘み95を操
作することにより、使用済みのフィルター3を軸80に
巻き取ると共に、軸82側から新しいフィルター3を繰
り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内の浴用水を浄化
して適正な水質及び温度状態で保持しておくことが可能
な循環温浴機のフィルター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭の風呂において、所望の
時間に希望する温度のお湯で入浴することが可能な循環
温浴機(通称24時間風呂)が提供されている。この循
環温浴機は、主に、浴用水を汲み上げるためのポンプ
と、天然鉱物よりミネラル成分を抽出した浄化溶液を収
納した浄化溶液収納槽と、その浄化溶液収納槽の浄化溶
液を前記ポンプによって汲み上げられた浴用水を浄化す
るための浄化槽と、浄化された浴用水を所定の温度に加
熱調整し、浴槽内の浴用水を希望の温度で保つためのヒ
ーターとによって構成されており、さらには、本体と浴
槽をつなぐためのホース、浴用水の温度を設定するため
のコントロールパネル及び温度センサー等を有してい
る。そして、上記構成により、循環温浴機は浴用水を本
体内部で循環させることによって浴用水を浄化し、且つ
希望の温度となるように浴用水の温度をコントロールす
ることができるようになっている。
【0003】また、浴用水の装置本体への吸い込み口に
は、浴槽の大きなゴミや髪の毛を補集するためのフィル
ターが備えられている。このフィルターは、多孔質の素
材、例えばスポンジや濾過紙等によって構成されてい
る。そして、このフィルターが、ゴミや髪の毛によって
目詰まりを起こした場合は、フィルターを吸い込み口か
ら取り外し、新しいフィルターを取り付けるか、あるい
は、フィルターに付着したゴミや髪の毛等を洗い流して
再び使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような装置では、フィルターの交換を頻繁に行なわなけ
ればならず、使用者にとっては、その交換操作が非常に
煩わしいという問題があった。特に、多数の人が入浴す
る場合は、途中でフィルターが目詰まりを起こし、浴用
水が循環温浴機内を循環しなくなり、装置が停止してし
まうという欠点があった。また、髪の毛等は多孔質の素
材の内部に絡まりやすく、清掃が困難であるという欠点
もあった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、フィルターの目詰まりによる循
環温浴機の機能低下を防止すると共に、フィルターの交
換を容易にし、メンテナンスの手間のかからない循環温
浴機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に、本発明の循環温浴機は、浴槽から吸い上げられた浴
用水を循環させて、浴用水を適正な水質に保持すること
が可能な循環温浴機において、前記浴用水を前記浴槽か
ら循環温浴機本体に吸い上げる導入経路を横切って一側
から他側に繰り出し可能に配置され、且つ浴用水に含ま
れる浮遊物を濾過するフィルターを備えている。
【0007】また、前記フィルターを、前記浴槽内に配
置される導入経路の吸い込み口に設けることが望まし
い。
【0008】さらに、前記フィルターの両端部を、所定
の間隔をおいてほぼ平行に配置された軸線の回りに回転
可能な第一及び第二の支持部材に巻回支持し、前記第一
及び第二の支持部材のいずれか一方を回転させることに
よって、前記フィルターを一側から他側に繰り出し、フ
ィルターの新しい部分を前記導入経路に対応させる繰り
出し手段を備えることが望ましい。
【0009】そして、浴用水が前記吸い込み口から吸い
込まれる際の浴用水の流れを利用して前記繰り出し手段
を駆動する駆動手段を備えることが望ましい。
【0010】また、前記吸い込み口とは別に、前記吸い
込み口よりも小さい補助吸い込み口を設け、前記補助吸
い込み口から流れ込む浴用水の流れを利用して前記駆動
手段を稼働させるようにしても良い。
【0011】さらに、前記駆動手段を、浴用水の導入経
路に設けられ、浴用水の流れを回転力に変換するスクリ
ューと、前記スクリューの回転を減速するための減速手
段と、その減速された回転を、前記第一の支持部材、ま
たは第二の支持部材に伝達するための伝達手段と、によ
って構成することが望ましい。
【0012】そして、前記第一及び第二の支持部材を、
循環温浴機の前記吸い込み口付近に着脱可能に装着し、
前記駆動手段を循環温浴機本体側に設け、前記駆動手段
とその駆動手段に接続される前記いずれか一方の支持部
材とを接続解離可能に連結するように構成しても良い。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明の循環温浴機は、フ
ィルターが、前記浴用水を前記浴槽から循環温浴機本体
に吸い上げる導入経路を横切って一側から他側に繰り出
し可能に配置され、浴用水に含まれる浮遊物を濾過す
る。
【0014】また、繰り出し手段は、フィルターの両端
部を巻回支持している第一及び第二の支持部材のいずれ
か一方を回転させることによって、前記フィルターを一
側から他側に繰り出し、フィルターの新しい部分を前記
導入経路に対応させる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。
【0016】本実施例の循環温浴機1は、図1に示すよ
うに浴槽55の上方に設置して使用されるものであり、
浴槽55内の浴用水60の浄化と温度調節を行う機能を
備えたものである。本実施例の循環温浴機1による浴用
水60の浄化は、多種類の金属イオンを高濃度に含んだ
天然ミネラル群の溶液を浴用水60中に注入して有機物
を析出・凝集させ、これを濾過する方法がとられてい
る。
【0017】尚、循環温浴機1の本体前面には、本体の
作動設定等の指示を使用者の操作により行なうことが可
能な操作部90が設けられている。
【0018】本実施例の循環温浴機1の構成を図2を用
いて説明する。
【0019】図2は、本実施例の循環温浴機の構成を示
す部分断面図であり、図1に示す循環温浴機1を図中の
A−A線で切断した場合の部分断面図である。
【0020】浴槽55の側面下近傍には、浴用水60を
浴槽55から汲み出すための吸い込み口10が配置され
ている。そして、この吸い込み口10の先端部には、後
述するフィルター装置2が取り付けられている。また、
このフィルター装置2は、浴槽55内の浴用水60中に
浮遊する髪の毛等の大きなゴミを取り除くためのもので
ある。また、フィルター装置2には、浴槽55内部にこ
れを固定するための吸盤16が設置されており、浴槽5
5内部側面に対して吸着し得るように構成されている。
さらには、吸い込み口10は、水路管18の下部先端に
取り付けられている。また、水路管18は、循環温浴機
1本体の下部に設けられた後述するパイプ22の下部先
端に対して接続部20により連結されている。そして、
上記構成により、浴槽55内の浴用水60は、吸い込み
口10から入り、水路管18及びパイプ22を通過して
循環温浴機1内に導き入れられるようになっている。
【0021】一方、浴槽55の側面下部付近に相当する
前記吸い込み口10の右側近傍の位置には、循環温浴機
1内部を循環した浴用水60を浴槽55に排出するため
の排出口11が設置されている。
【0022】また、排出口11の先端部にはノズル13
が形成されている。このノズル13は浴槽55内に排出
する浴用水60の流速を高め、浴槽55内の浴用水60
の攪拌を行なうためのものである。その排出口11の左
側部には、浴槽55内の内部側面に対して内部に排出口
11を固定するための吸盤17が設けられている。さら
には、排出口11は水路管19の下部先端に取り付けら
れている。また、水路管19は、循環温浴機1の本体下
部に設けられたパイプ46の下部先端に対して接続部2
1により連結されている。
【0023】次に、循環温浴機1の内部構成について説
明する。上記パイプ22上部には、溶液添加部4が配置
されている。この溶液添加部4は、汲み上げた浴用水6
0に対して後述する浄化溶液を添加・混合するために設
けられたものであり、パイプ81の下部に接続されてい
る。
【0024】また、溶液添加部4はパイプ76の一端と
も接続しており、そのパイプ76の他端にはポンプ8が
接続されている。このポンプ8は、後述するタンク6に
貯蔵された浄化溶液を所定量汲み出してパイプ76を通
して溶液添加部4に供給するものである。さらには、ポ
ンプ8は、パイプ77の下部に接続されており、そのパ
イプ77はタンク6の下部と接続されている。
【0025】そして、前述の溶液添加部4より浴用水6
0に対して添加される浄化溶液は、前記タンク6から供
給されるように構成されている。また、タンク6は、そ
の上部に取り外し可能な蓋6aを備えており、この蓋6
aを取り外すことにより、タンク6内に浄化溶液が無く
なった場合には、浄化溶液を補給することができるよう
に構成されている。
【0026】浄化溶液の浴用水60への添加・混合は、
制御部(図示せず)によってポンプ8の駆動が制御され
ることによって行なわれる。本実施例では、予め設定し
た時間にポンプ8を駆動させることにより、所定量の浄
化溶液が浴用水60に添加されるように構成されてい
る。
【0027】ここで、本実施例における浄化溶液として
は、天然ミネラル群溶液、即ち雲母系鉱物が風化したバ
ーミキュライト、いわゆるサプロライトを無機酸水溶液
に溶解して多数の金属塩及び非金属塩を含む酸性添加剤
として生成したものが用いられている。そして、この浄
化溶液は被処理水(浴用水)に投入されることにより、
被処理水(浴用水)中の懸濁物質を凝集させると共に溶
解している有機物を分解して析出させ、懸濁物質と共に
凝集させることができるものである。
【0028】尚、詳細については、特公平1ー4436
3号公報に記載されている水処理析出用凝集剤を浴用水
60に応用したものであるため、その説明を省略する
が、前記水処理析出用凝集剤は、浴用水60中に不可視
状態で溶解している有機物を析出・凝集させてフロック
(凝塊)化する作用を有している。そして、フロック化
した有機物は、容易に除去可能な大きさとなる。従っ
て、浴用水60に水処理析出用凝集剤が混じり合うこと
によって、従来は通常の濾過剤では除去が不可能であっ
た浴用水60中に溶解した有機物がフロック化され、フ
ロック化された有機物は後述する濾過部によって除去が
可能となる。
【0029】前記パイプ81の上部には、加熱装置5が
配置されている。この加熱装置5には、図3に示すよう
に、加熱用のヒーター54や浴用水60の温度を測定す
るためのサーミスタ51が内臓されている。また、ヒー
ター54は、熱伝導性の高いステンレス等の管52と、
この管52の内部に設けられた発熱体53とにより構成
されている。そして、浴用水60は、発熱体53によっ
て加熱された前記管52を介して加熱されるようになっ
ている。
【0030】一方、前記サーミスタ51は、加熱装置5
の下部に設けられたパイプ81と接続されている。この
サーミスタ51は浴用水60の温度を測定するためのも
のであり、循環温浴機1の制御部(図示せず)に接続さ
れている。
【0031】そして、上記構成により、浴用水60は、
サーミスタ51による浴用水60の温度の測定結果が、
希望する温度より低い場合に加熱される。その際、加熱
装置5は、制御部(図示せず)によって浴用水60が希
望の温度に達するまで加熱を続けるように制御されてい
る。
【0032】循環温浴機1の本体上方には、フロック化
した有機物を濾過するための濾過部40が配置されてい
る。この濾過部40は、前記加熱装置5と経路41を介
して連結されている。経路41は、濾過部40を構成す
る容器42の下方に構成され、前記加熱装置5と接続さ
れている。同様に、経路41の右側で、容器42の下方
には、経路43が構成されている。この経路43の下方
には、循環ポンプ45が設置されている。循環ポンプ4
5は、浴用水60を循環温浴機1の本体内部の溶液添加
部4、加熱装置5及び濾過部40に循環させるためのも
のであり、循環ポンプ45と前記接続部21は、パイプ
46を介して接続されている。
【0033】また、容器42には、フロック化した有機
物を濾過するための濾過剤47が収容されており、本実
施例においては、濾過剤47として多孔質のセラミック
ボールを使用している。そして、浴用水60は、経路4
1を通り、前記濾過部40内の濾過剤47に流れ込むよ
うに構成されている。濾過剤47の下方には網48が設
けられており、前記濾過剤47が経路41及び経路43
に落下するのを防止している。
【0034】さらに、濾過部40の上方には、蓋44が
設けられており、容器242は、この蓋44によって密
閉されている。
【0035】そして、濾過部40を通過した浴用水60
は、経路43を経て循環ポンプ45に流入し、パイプ4
6及び水路管19を通って排出口11から浴槽55内に
排出される。
【0036】次に、前記フィルター装置2の構成につい
て説明する。
【0037】まず、フィルター装置2の第一の実施例に
ついて、図4〜図8に基づいて説明する。このフィルタ
ー装置2は、図4に示すように、水路管18の下端部の
吸い込み口10全体を覆うように取り付けられており、
吸い込み口10の前面にフィルター3が位置するように
構成されている。そして、フィルター3は、カバー91
内に収容されている。
【0038】尚、フィルター3は、シート状の布、紙、
あるいは樹脂等によって構成されており、このフィルタ
ー3に浴用水60を通過させることによって、浴用水6
0に混入している髪の毛やゴミ等を除去するものであ
る。
【0039】カバー91内において、フィルター3は、
図5に示すように、その一端が軸82にロール上に巻か
れて支持されており、他端が、軸82に対して所定の間
隔をおいて配置された軸80にロール状に巻かれて支持
されている。そして、軸82側のフィルター3は未使用
のものであり、軸80が回転することにより、軸82側
の未使用のフィルター3が矢印X方向に所定量繰り出さ
れると共に、使用済みフィルター3が、軸80側に巻き
取られるように構成されている。浴用水60の濾過は、
軸82に巻回されたロール92と軸80に巻回されたロ
ール93との間に位置するフィルター3aで行なわれ
る。この軸80,82が、本発明の第一及び第二の支持
部材を構成すると共に、繰り出し手段を構成している。
【0040】また、軸80の上端には、摘み95が設け
られている。この摘み95は、カバー91にフィルター
3を収容した状態で、図6に示すように、カバー91の
上部に設けられた孔91aから突出するように構成され
ている。そして、軸80の下端部及び軸82の上下端部
は、それぞれカバー91の上部と下部の対応する位置に
設けられた凹部91b,91c,91dに嵌め合うよう
に回転可能に支持されている。さらに、濾過を行なうフ
ィルター3aの背面側には、フィルター3aを支持する
ための支持部材85が設けられており、この支持部材8
5には、浴用水60が通過するための複数のスリット状
の流路85aが形成されている。
【0041】ここで、フィルター3が浴用水60中に浮
遊している髪の毛やゴミ等で詰まった場合に、使用者
が、前記摘み95を回転させることにより軸80が回転
し、目詰まりを起こしたフィルター3aが軸80側に巻
き取られると共に、ロール92から未使用のフィルター
3が矢印X方向に繰り出され、吸い込み口10の部分に
配置される。
【0042】さらに、軸80の下方には、図7に示すよ
うに、前記軸80を中心として、複数の爪状突起71a
を円周に備えた部材71が設けられており、この部材7
1の横には、前記複数の爪状突起71aの内の一つと接
触する爪70が設けられている。爪70は、軸72によ
ってカバー91に固定されており、その先端部分におい
てバネ性を有しているため、軸80は、一方向(フィル
ター繰り出し方向)にのみ回転可能になっている。従っ
て、摘み95もフィルターを3繰り出す方向にのみ回転
し、間違って使用済みのフィルター3を吸い込み口10
の部分に配置させることを防止することができる。
【0043】また、カバー91は、水路管18の先端部
の吸い込み口10に、図8に示すように、爪87によっ
て着脱可能に装着されており、フィルター装置2を吸い
込み口10から取り外す場合は、前記爪87の後方に形
成されている突起88を下方に引き下げることにより、
フィルター装置2をフィルター3ごと取り外し、交換す
ることができる。
【0044】次に、フィルター装置2の第二の実施例に
ついて説明する。
【0045】このフィルター装置2は、図9に示すよう
に、水路管18の下端部の吸い込み口10全体を覆うよ
うに取り付けられており、吸い込み口10の前面にフィ
ルター3が位置するように構成されている。そして、フ
ィルター3は、カバー14内に収容されている。また、
カバー14の上部には、ギヤボックス15が設けられて
いる。
【0046】カバー14内において、フィルター3は、
第一の実施例の場合と同様に、図10に示すように、そ
の一端が軸32にロール上に巻かれて支持されており、
他端が、軸32に対して所定の間隔をおいて配置された
軸30にロール状に巻かれて支持されている。そして、
軸32側のフィルター3は未使用のものであり、軸30
が回転することにより、軸32側の未使用のフィルター
3が矢印Y方向に所定量繰り出されると共に、使用済み
フィルター3が、軸30側に巻き取られるように構成さ
れている。また、軸30の上端には、ギヤ58が設けら
れている。
【0047】次に、ギヤボックス15の内部構成を図1
0及び図11に基づいて説明する。ギヤボックス15内
部には、図11に示すように、二段ギヤ61,62,6
3が配置されている。また、前記二段ギヤ61と二段ギ
ア62との間にはアイドルギヤ64が配置されており、
軸30の回転は、軸56を中心に回転するウォームギヤ
57の回転をギヤ61,62,63に伝達することによ
って減速し、軸30に接続するギヤ58に伝達されるこ
とによって駆動される。そして、このギヤボックス15
内の複数のギヤが、本発明の減速手段を構成し、ギヤ5
8が、伝達手段を構成している。
【0048】軸30の下端部及び軸32の上下端部は、
第一の実施例と同様にカバー14に回転可能に支持され
ており、カバー14は、水路管18の下部に設けられた
ギヤボックス15の下面の左右端部に設けられた溝15
aに、カバー14の上面の左右端部に設けられた突起1
4aに嵌め込むことによって、着脱可能に装着されるよ
う構成されている。また、軸30の上端はカバー14の
上部及びギヤボックス15の下部を突き抜けてギヤボッ
クス15内のギヤ58と連結しており、軸30に設けら
れた切り欠き12によって、カバー14がギヤボックス
15に装着された状態でのみ、軸30が機能するように
構成されている。
【0049】さらに、濾過を行なうフィルター3aの背
面側には、フィルター3aを支持するための支持部材3
5が設けられており、この支持部材35には、浴用水6
0が通過するための複数のスリット状の流路35aが形
成されている。
【0050】次に、第二の実施例のフィルター装置2に
おけるフィルター3の巻き取り方法について、図12及
び図13を用いて説明する。
【0051】図10に示すように、吸い込み口10に接
続する水路管18には、本発明の駆動手段を構成するス
クリュー25が配置されている。このスクリュー25
は、軸26に回転可能に支持されており、軸26のスク
リュー25と反対側の端部には、カサバ歯車27が設け
られている。カサバ歯車27は、前述したギヤボックス
15内の軸56の先端部に設けられたカサバ歯車28に
かみ合い駆動力を軸56に伝達するように構成されてい
る。
【0052】上記の構成により、吸い込み口10から入
り込む浴用水60の流れによって前記スクリュー25が
回転し、その回転が、カサバ歯車27及びカサバ歯車2
8を介して軸56に伝えられ、軸56を中心に回転する
ウォームギヤ57の回転がギヤ61,62,63に伝達
されることによって回転速度が減速し、その減速した回
転がギヤ58に伝達されることによって、軸30が駆動
され、浴用水60に混入するゴミ等を濾過した使用済み
のフィルター3が、除々に軸30に巻き取られると共
に、未使用のフィルター3が除々に繰り出される。
【0053】また、別の方法として、図13に示すよう
なものがある。これは、吸い込み口10とは反対側の壁
の下端に、前記吸い込み口10よりも小さい補助用の吸
い込み口10aを設け、カバー14の前記補助用吸い込
み口10aに対応する部分にも孔14bを設け、補助用
吸い込み口10a側からも浴用水60が入り込むように
構成されている。そして、前記補助用の吸い込み口10
aの後方には、スクリュー36が配置されており、スク
リュー36は軸37に回転可能に支持されている。軸3
7のスクリュー36と反対側の端部は、壁33によって
支持されている。前記軸37の中間部には、プーリー3
8aが配置されており、そのプーリー38aには、ベル
ト39が配置され、ベルト39の他端は、軸56に設け
られたプーリー38bにかけられている。
【0054】上記の構成により、補助用の吸い込み口1
0aから入り込む浴用水60の流れによって、前記スク
リュー36が回転し、ベルト39を介してギヤボックス
15内の軸56が回転し、図12に示す方法と同様に軸
30が駆動され、未使用のフィルター3が自動的に繰り
出され、吸い込み口10の前に配置される。
【0055】また、図12に示す実施例においては、フ
ィルター3の目詰まりが少ない間は、吸い込み口10側
から浴用水60が主に吸い込まれるが、フィルター3の
目詰まりが多くなると、浴用水60を吸い込みにくくな
り、補助用の吸い込み口10aからの浴用水60の吸い
込み量が増える。これによって、スクリュー36の回転
数が早くなり、軸56に伝達される駆動回転数が早くな
るため、使用済みのフィルター3をより早く巻き取るよ
うに作用する。これによって、未使用のフィルター3
が、目詰まりの程度に応じて適切、且つ迅速に繰り出さ
れる。
【0056】また、図12及び図13に示すフィルター
装置2も、吸い込み口10に着脱可能に装着されてお
り、内部のフィルター3を使いきった場合には、カバー
14ごと取り外し、新しいものと交換することができ
る。
【0057】尚、図12及び13におけるスクリュー2
5,36の回転方向はスクリューの羽のねじれ方向によ
り決定し、軸30が所定の方向に回転するよう構成すれ
ば良い。
【0058】以上、説明したことから明らかなように、
本実施例の循環温浴機によれば、吸い込み口10の部分
にロールから繰り出されるフィルター3を配置し、目詰
まりを起こした場合に、このフィルター3を巻き取るこ
とにより未使用のフィルター3を吸い込み口10に配置
するように構成されているので、従来のように目詰まり
を起こしたフィルターを取り外して、新しいもの交換し
たり、また、フィルターに付着したゴミ等を取り除く等
の使用者によるメンテナンスの手間を大幅に軽減するこ
とができる。
【0059】また、第二の実施例によれば、浴用水60
の導入経路にスクリュー25,36を設け、吸い込み口
10から吸い込まれる浴用水60の流れによりスクリュ
ー25,36が回転する回転力を利用して使用済みのフ
ィルター3を軸に巻き取ると共に、未使用のフィルター
3を繰り出すように構成しているので、自動的にフィル
ター3を交換することができ、循環温浴機1の機能が低
下するのを防止することができる。
【0060】さらに、フィルター3は、循環温浴機1の
吸い込み口10に対して着脱可能に装着されるフィルタ
ー装置2内に収納されているので、使用済みフィルター
3の交換も容易に行なうことができる。
【0061】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々
の変更を加えることができる。
【0062】例えば、ギヤボックス内のギヤ構成は、本
実施例に限定されるものでなく、回転数を減速して巻き
取り力を軸に伝達可能な方法であればどのようなギヤ構
成であっても良い。
【0063】また、適当なモーター等の電動駆動装置を
巻き取り軸に設け、使用済みのフィルターを巻き取るよ
うに構成しても良い。
【0064】さらに、本実施例では浄化用の溶液は、天
然ミネラル群溶液、即ち雲母系鉱物が風化したバーミキ
ュライト、いわゆるサプロライトを無機酸水溶液に溶解
して多数の金属塩及び非金属塩を含む酸性添加剤として
生成したものであるが、いわゆる一般の浄化用殺菌剤等
の溶液にしても良い。
【0065】また、本実施例では、濾過剤としてセラミ
ックボールを用いたが、通水によって浴用水中に存在す
るフロック化した物質を濾過する能力を有するものであ
ればどのようなものでもよく、濾紙等の紙を用いたフィ
ルターや活性炭等のようなものであっても良い。
【0066】さらに、使用済みのフィルターを軸に巻き
取らずに、切り取って捨てるように構成しても良い。
【0067】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の循環温浴機によれば、フィルターが、浴用水を浴
槽から循環温浴機本体に吸い上げる導入経路を横切って
一側から他側に繰り出し可能に配置され、浴用水に含ま
れる浮遊物を濾過するように構成されているので、容易
に未使用のフィルターを前記導入経路に配置することが
できる。
【0068】また、駆動手段は、浴用水が前記吸い込み
口から吸い込まれる際の浴用水の流れを利用して、繰り
出し手段を駆動するので、自動的に未使用のフィルター
が前記導入経路に配置され、使用者のメンテナンスの手
間を軽減することができると共に、フィルターの目詰ま
りによる循環温浴機の機能の低下を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の循環温浴機の浴槽への設置状態を示
す斜視図である。
【図2】本実施例の循環温浴機の概略的構成を示す断面
図である。
【図3】加熱装置を構成を示す断面図である。
【図4】第一の実施例の循環温浴機のフィルター装置の
外観を示す斜視図である。
【図5】第一の実施例のフィルター装置内に収納されて
いるフィルターの構成を説明するための斜視図である。
【図6】図4に示すフィルター装置の横断面図である。
【図7】フィルターの逆回転防止機構を説明するための
図である。
【図8】図4に示すフィルター装置の縦断面図である。
【図9】第二の実施例の循環温浴機のフィルター装置の
外観を示す斜視図である。
【図10】第二の実施例のフィルター装置の内部構造を
説明するための斜視図である。
【図11】図9に示すフィルター装置の横断面図であ
る。
【図12】第二の実施例のフィルター装置における駆動
力伝達方法を説明するための側断面図である。
【図13】第二の実施例のフィルター装置における駆動
力伝達方法を説明するための側断面図である。
【符号の説明】
1 循環温浴機 2 フィルター装置 3 フィルター 10 吸い込み口 10a 補助用の吸い込み口 15 ギヤボックス 25 スクリュー 36 スクリュー 30 軸 32 軸 60 浴用水 80 軸 82 軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽から吸い上げられた浴用水を循環さ
    せて、浴用水を適正な水質に保持することが可能な循環
    温浴機において、 前記浴用水を前記浴槽から循環温浴機本体に吸い上げる
    導入経路を横切って一側から他側に繰り出し可能に配置
    され、且つ浴用水に含まれる浮遊物を濾過するフィルタ
    ーを備えたことを特徴とする循環温浴機。
  2. 【請求項2】 前記フィルターを、前記浴槽内に配置さ
    れる導入経路の吸い込み口に設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の循環温浴機。
  3. 【請求項3】 前記フィルターの両端部を、所定の間隔
    をおいてほぼ平行に配置された軸線の回りに回転可能な
    第一及び第二の支持部材に巻回支持し、前記第一及び第
    二の支持部材のいずれか一方を回転させることによっ
    て、前記フィルターを一側から他側に繰り出し、フィル
    ターの新しい部分を前記導入経路に対応させる繰り出し
    手段を備えたことを特徴とする請求項1もしくは請求項
    2に記載の循環温浴機。
  4. 【請求項4】 浴用水が前記吸い込み口から吸い込まれ
    る際の浴用水の流れを利用して前記繰り出し手段を駆動
    する駆動手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載
    の循環温浴機。
  5. 【請求項5】 前記吸い込み口とは別に、前記吸い込み
    口よりも小さい補助吸い込み口を設け、前記補助吸い込
    み口から流れ込む浴用水の流れを利用して前記駆動手段
    を稼働させるようにしたことを特徴とする請求項4に記
    載の循環温浴機。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段を、浴用水の導入経路に設
    けられ、浴用水の流れを回転力に変換するスクリュー
    と、前記スクリューの回転を減速するための減速手段
    と、その減速された回転を、前記第一の支持部材、また
    は第二の支持部材に伝達するための伝達手段と、によっ
    て構成したことを特徴とする請求項4もしくは請求項5
    に記載の循環温浴機。
  7. 【請求項7】 前記第一及び第二の支持部材を、循環温
    浴機の前記吸い込み口付近に着脱可能に装着し、前記駆
    動手段を循環温浴機本体側に設け、前記駆動手段とその
    駆動手段に接続される前記いずれか一方の支持部材とを
    接続解離可能に連結するように構成したことを特徴する
    請求項4に記載の循環温浴機。
JP6108429A 1994-05-23 1994-05-23 循環温浴機 Pending JPH07313816A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001054481A (ja) * 1999-08-19 2001-02-27 Sanyo Electric Co Ltd 浴水循環浄化装置
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