JPH07311745A - 分散処理システム - Google Patents

分散処理システム

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JPH07311745A
JPH07311745A JP6105548A JP10554894A JPH07311745A JP H07311745 A JPH07311745 A JP H07311745A JP 6105548 A JP6105548 A JP 6105548A JP 10554894 A JP10554894 A JP 10554894A JP H07311745 A JPH07311745 A JP H07311745A
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JP
Japan
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server process
computer
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fault
server
Prior art date
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Application number
JP6105548A
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English (en)
Inventor
Hideaki Hirayama
秀昭 平山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】常にサーバプロセスの位置を獲得し、サーバプ
ロセスからの各種サービスを受けることを可能にする。 【構成】フォールトトレラント(F.T)コンピュータ
と、非F.Tコンピュータから構成され、F.Tコンピ
ュータは、サービスを提供するサーバプロセスが存在す
るコンピュータを示す位置情報を管理するサーバプロセ
ス位置情報管理手段14aを有し、各コンピュータは、
自コンピュータがF.Tコンピュータであるか判定する
高信頼コンピュータ識別手段19a,19b,19c
と、位置情報を用いてサーバプロセスの位置を問い合わ
せるサーバプロセス位置問い合わせ手段15a,15
b,15cとを有し、サービスを要求する際に、サーバ
プロセス位置問い合わせ手段15a,15b,15cに
よる問い合わせ結果を用いて、サーバプロセスからのサ
ービスを受けることをことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高信頼コンピュータ
(フォールトトレラントコンピュータ)と、高信頼でな
いコンピュータ(非フォールトトレラントコンピュー
タ)から構成される分散処理環境における名前サービス
方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】分散処理環境においては、多数のワーク
ステーション、及びサーバコンピュータが接続され、種
々のクライアントサーバ型のアプリケーションが動作し
ている。
【0003】このような分散環境においては、種々のサ
ービスを提供する種々のサーバプロセスが、種々のワー
クステーションあるいはサーバコンピュータ上で動作し
ているため、サービスを受けるクライアントプロセス
は、サーバプロセスの位置を認識できる必要がある。
【0004】一般には、利用したいサービスを提供する
サーバプロセスの位置を管理するために、「名前サーバ
プロセス」という、各サービスを提供するサーバプロセ
スの位置を管理する特殊なサーバプロセスを作成し、各
サービスを提供するサーバプロセスの位置を管理するよ
うにしている。
【0005】クライアントプロセスがサーバプロセスの
位置を知りたい場合には、「名前サーバプロセス」に、
サーバプロセスの位置を問い合わせるようにしている。
従って、クライアントプロセスは、「名前サーバプロセ
ス」の位置さえ知っていればよいようになっている。
【0006】しかし、分散環境において、「名前サーバ
プロセス」が起動しているコンピュータが故障してしま
うと、クライアントプロセスは各サーバプロセスの位置
を知ることができなくなり、各サービスを受けることが
不可能になってしまうという問題があった。この状況を
図7に示している。
【0007】図7は、従来の分散処理環境における「名
前サーバプロセス」の問題を示す図である。図7に示す
分散処理環境は、高信頼でないコンピュータ(非フォー
ルトトレラントコンピュータ)50,51,52が、ネ
ットワーク53によって接続されている。
【0008】図7に示すように、コンピュータ50では
「名前サーバプロセス」54が起動し、コンピュータ5
1では、ある特定のサービスを要求するクライアントプ
ロセス55が起動し、またコンピュータ52では、ある
特定のサービスを提供するサーバプロセス56が起動し
ているものとする。
【0009】ここで、クライアントプロセス55が、サ
ーバプロセス56が提供するサービスを受ける場合に
は、まずコンピュータ50上の「名前サービスプロセ
ス」54に、サーバプロセス56の位置を問い合わせ
る。
【0010】この時、名前サーバプロセス54が起動し
ている、高信頼でないコンピュータ50が故障してしま
うと、クライアントプロセス55は、サーバプロセス5
6の位置を問い合わせることができなくなり、サーバプ
ロセス56が提供するサービスを受けることができなく
なってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の分散
処理環境においては、各種サービスを提供するサーバプ
ロセスの位置を管理する「名前サーバプロセス」を起動
しているコンピュータが故障すると、クライアントプロ
セスは、各サーバプロセスの位置を知ることができなく
なり、サービスを受けることができなくなってしまうと
いう問題があった。
【0012】これに対して、「名前サーバプロセス」が
起動しているコンピュータをフォールトトレラントコン
ピュータとし、サーバプロセスの位置を示すサーバプロ
セス位置情報を管理することによって、「名前サーバプ
ロセス」を高信頼とする構成が考えられる。
【0013】しかしながら、こうした構成としても、サ
ーバプロセスが起動されたコンピュータに障害が発生し
たり、各コンピュータに対する負荷分散等の理由によ
り、他のコンピュータにサーバプロセスを移動させる場
合がある。
【0014】この場合には、サーバプロセス位置情報に
サーバプロセスの移動を反映させなければならないが、
サーバプロセス位置情報を更新する前に、クライアント
プロセスがサーバプロセスの位置についての問い合わせ
を行なうと、正しいサーバプロセスの位置を知ることが
できなくなる場合があった。
【0015】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、コンピュータの故障等が発生しても、クラ
イアントプロセスが常に「名前サーバプロセス」を利用
して、サーバプロセスの位置を獲得し、サーバプロセス
からの各種サービスを常に受けることが可能な分散処理
システムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
つのフォールトトレラントコンピュータと、非フォール
トトレラントコンピュータから構成され、任意のコンピ
ュータ上に存在するサーバプロセスによって種々のサー
ビスが提供される分散処理システムにおいて、前記フォ
ールトトレラントコンピュータは、各種サーバプロセス
が存在するコンピュータを示す位置情報を管理するサー
バプロセス位置情報管理手段を有し、前記フォールトト
レラントコンピュータ及び前記非フォールトトレラント
コンピュータは、自コンピュータが高信頼なコンピュー
タか否かを判定する高信頼コンピュータ識別手段と、前
記高信頼コンピュータ識別手段による判定結果に応じ
て、前記サーバプロセス位置情報管理手段によって管理
されたサーバプロセスの位置情報を用いて、サーバプロ
セスの位置を問い合わせるサーバプロセス位置問い合わ
せ手段とを有し、所定のサーバプロセスによるサービス
を要求する際に、前記サーバプロセス位置問い合わせ手
段による問い合わせ結果を用いて、サーバプロセスから
のサービスを受けることをことを特徴とする。
【0017】また、前記サーバプロセス位置情報管理手
段は、各サーバプロセスに関する位置情報が登録された
サーバプロセス位置情報管理テーブルを有し、あるコン
ピュータに存在するサーバプロセスが、他のコンピュー
タに移動される際に、前記サーバプロセス位置情報管理
テーブルを更新するためのロックを取り、ロック獲得後
にサーバプロセスを移動させ、移動後にロックを解放す
ることを特徴とする。
【0018】さらに、前記非フォールトトレラントコン
ピュータは、前記サーバプロセス位置情報管理手段によ
って管理される位置情報のコピーを管理するサーバププ
ロセス位置情報コピー手段をさらに具備したことを特徴
とする。
【0019】
【作用】このような構成によれば、分散処理環境におい
て、各サービスを提供するサーバプロセスの位置を管理
する「名前サーバプロセス」を、サーバプロセス位置情
報管理手段により常に利用可能にすることができ、サー
ビスを要求するクライアントプロセスは、各サーバプロ
セスの位置を常に知ることができるようになり、所望す
るサービスを受けることが可能になる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本実施例に係わる分散処理システムの概
略構成を示すブロック図である。図1に示すように、本
願発明のシステムは、高信頼のコンピュータ(以下、フ
ォールトトレラントコンピュータと称する)10、高信
頼でないコンピュータ(以下、非フォールトトレラント
コンピュータと称する)11,12が、ネットワーク1
3に接続され、全体として分散処理環境を構成してい
る。
【0021】フォールトトレラントコンピュータ10上
には、サーバプロセス位置情報管理手段14aが、非フ
ォールトトレラントコンピュータ11,12上には、サ
ーバプロセス位置情報コピー手段14b,14cが存在
している。サーバプロセス位置情報管理手段14a、サ
ーバプロセス位置情報コピー手段14b,14cは、各
種サービスを提供する各サーバプロセスが何れのコンピ
ュータ上に存在するかを示す位置情報を管理するための
もので、サーバプロセス位置情報管理手段14aにはサ
ーバプロセス位置情報管理テーブルが設けられ、サーバ
プロセス位置情報コピー手段14b,14cにはサーバ
プロセス位置情報コピーテーブルが設けられている(詳
細については後述する)。
【0022】各コンピュータ10,11,12上には、
それぞれサーバプロセス位置問い合わせ手段15a,1
5b,15cが存在している。サーバプロセス位置問い
合わせ手段15a,15b,15cは、サーバプロセス
に対してサービスを要求するクライアントプロセスがサ
ーバプロセス18の位置を問い合わせる場合に使用され
る。本実施例では、非フォールトトレラントコンピュー
タ11に存在するクライアントプロセス17が、非フォ
ールトトレラントコンピュータ12に存在するサーバプ
ロセスにサービスを要求するものとする。
【0023】フォールトトレラントコンピュータ10で
は、名前サーバプロセス16が実行されている。名前サ
ーバプロセス16は、各種サービスを提供するサーバプ
ロセスの位置を管理するものである。非フォールトトレ
ラントコンピュータ11で実行されているクライアント
プロセス17が、非フォールトトレラントコンピュータ
12上で実行されているサーバプロセス18に提供され
るサービスを受ける場合には、名前サーバプロセス16
に、サーバプロセス12の位置を問い合わせる必要があ
る。
【0024】クライアントプロセス17は、名前サーバ
プロセス16に、サーバプロセス18の位置を問い合わ
せた後、サーバプロセス18に対して、サービス要求を
行なう。
【0025】サーバプロセス18は、クライアントプロ
セス17からのサービス要求に対して、サービスを提供
する。各コンピュータ10,11,12上には、それぞ
れ高信頼コンピュータ識別手段19a,19b,19c
が存在している。高信頼コンピュータ識別手段19a,
19b,19cは、ネットワーク13に接続された各コ
ンピュータ10,11,12が、高信頼のコンピュータ
(フォールトトレラントコンピュータ)であるか否かを
判定するためのもので、名前サーバプロセスをフォール
トトレラントコンピュータ上で稼働させるために必要と
なる。
【0026】図2には高信頼コンピュータ識別手段19
a,19b,19cに設けられたテーブルの一例を示し
ている。図2に示すテーブルには、ネットワーク13に
接続されたコンピュータの各コンピュータ名と高信頼で
あるか否かを示す情報が、それぞれ対応づけて格納され
ている。図2に示す例では、コンピュータ名「lila
c」「pine」「peony」「rose」が登録さ
れ、各コンピュータ名に対応する各コンピュータが高信
頼か否かを示している。図1に示す構成では、フォール
トトレラントコンピュータ10のコンピュータ名が「p
ine」であり、高信頼のコンピュータということにな
る。
【0027】なお、図1において、クライアントプロセ
ス17、サーバプロセス18は、それぞれ非フォールト
トレラントコンピュータ11,12にあるものとしてい
るが、特に限定されるものではない。
【0028】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、クライアントプロセス17が、サーバプロセス位
置問い合わせ手段15bを用いて、サーバプロセス18
の位置を問い合わせる場合の処理の流れについて、図3
に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0029】サーバプロセス位置問い合わせ手段15b
は、クライアントプロセス17が動作している自コンピ
ュータ上で、名前サーバプロセス16が動作しているか
どうかを調べる(ステップA1)。
【0030】名前サーバプロセス16が自コンピュータ
上で動作している場合、すなわち自コンピュータがフォ
ールトトレラントコンピュータである場合、サーバプロ
セス18の位置を検索するために、サーバプロセス18
が存在する位置情報が登録されたサーバプロセス位置情
報管理テーブルをREADロックする(ステップA
2)。
【0031】サーバプロセス位置情報管理テーブルは、
例えば図4(a)に示すような情報が登録される。図4
(a)に示す例では、サーバプロセスの種類を示すサー
ビス名、サーバプロセスが存在するコンピュータを示す
コンピュータ名、及びサーバプロセスを識別するための
識別子(サーバプロセスID)が対応づけられて登録さ
れている。例えば、ファイルサーバプロセスは、コンピ
ュータ名「rose」が付されたコンピュータ上に存在
し、サーバプロセスIDが「56」であることが示され
る。
【0032】サーバプロセス位置問い合わせ手段15b
は、READロックが成功したかどうかを検査していて
(ステップA3)、READロックに失敗した場合に
は、ステップA2の処理に戻る。
【0033】READロックに成功した場合には(ステ
ップA3)、サーバプロセス位置情報管理テーブルから
所望するサーバプロセスの位置を求め(ステップA
4)、最後にサーバプロセス位置情報管理テーブルをア
ンロックする(ステップA5)。
【0034】一方、ステップA1でクライアントプロセ
ス17が動作している自コンピュータが非フォールトト
レラントコンピュータであって、名前サーバプロセス1
6が動作していなかったと判別された場合(図1に示す
状態)、サーバプロセスの位置を検索するために、サー
バプロセス18が存在する位置が登録されたサーバプロ
セス位置情報コピーテーブルをREADロックする(ス
テップA6)。
【0035】サーバプロセス位置情報コピーテーブル
は、例えば図4(b)に示すような情報が登録される。
すなわち、図4(a)に示すサーバプロセス位置情報管
理テーブルと同じ情報が登録されている。サーバプロセ
ス位置情報コピーテーブルは、後述するサーバプロセス
位置情報更新処理によって、サーバプロセス位置情報管
理テーブルとの間で登録内容の一貫性が保たれる。
【0036】なお、サーバプロセス位置情報コピーテー
ブルを各コンピュータ11,12に設けておくことによ
って、サーバプロセスの位置を問い合わせる必要がある
場合に、必ずしも毎回フォールトトレラントコンピュー
タ10上の名前サーバプロセス16に問い合わせなくて
も良く、処理性能が向上される。
【0037】クライアントプロセス17は、READロ
ックが成功したかどうかを検査していて(ステップA
7)、READロックに失敗した場合には、ステップA
6の処理に戻る。
【0038】READロックに成功した場合には(ステ
ップA7)、サーバプロセスの位置情報コピーテーブル
から、所望するサービスを提供するサーバプロセスの位
置を求め(ステップA8)、最後にサーバプロセス位置
情報コピーテーブルをアンロックする(ステップA
9)。
【0039】次に、サーバプロセス位置情報を更新する
処理の流れについて、図5に示すフローチャートを参照
しながら説明する。一般に、分散処理環境では各コンピ
ュータに対して負荷分散を行うために、サーバプロセス
をあるコンピュータから他のコンピュータにマイグレー
トするように構成されている。
【0040】サーバプロセスをマイグレートするのに伴
い、サーバプロセスの位置情報を更新するために、まず
名前サーバプロセス16が起動されたコンピュータ(フ
ォールトトレラントコンピュータ10)のサーバプロセ
ス位置情報管理手段14aは、図4(a)に示すよう
な、サーバプロセス位置情報管理テーブルをWRITE
ロックする(ステップB1)。
【0041】続いて、他のコンピュータ11,12にお
いて、サーバプロセス位置情報コピー手段14b,14
cは、サーバプロセス位置情報コピーテーブル(図4
(a)に示すサーバプロセス位置情報管理テーブルと同
じ情報を持つ)をWRITEロックする(ステップB
2)。
【0042】サーバプロセス位置情報管理テーブル、及
びサーバプロセス位置情報管理テーブルのWRITEロ
ックが取られると、サーバプロセスをあるコンピュータ
から他のコンピュータにマイグレートする(ステップB
3)。
【0043】WRITEロックが取れた時点では、それ
までにREADロックあるいはWRITEロックを取っ
て行われている名前サービスは完了しているので、現在
サーバプロセスにサービスを受けている他のコンピュー
タ11,12の全クライアントプロセスに対し、サーバ
プロセスのマイグレート先を通知し、一旦、サービスの
要求を停止させる。
【0044】サーバプロセスを他のコンピュータにマイ
グレートした後、サービスを受けていた全クライアント
プロセスに対し、サーバプロセスのマイグレートが完了
したことを通知する。これによって、クライアントプロ
セスは、再びサービスの要求を開始する。
【0045】コンピュータ10のサーバプロセス位置情
報管理手段14aは、ステップB3におけるサーバプロ
セスのマイグレートに応じて、サーバプロセス位置情報
管理テーブルを更新する(ステップB4)。
【0046】他のコンピュータ11,12のサーバプロ
セス位置情報コピー手段14b,14cは、サーバプロ
セス位置情報管理テーブルの更新内容に応じて、サーバ
プロセス位置情報コピーテーブルを更新する(ステップ
B5)。
【0047】そして、サーバプロセス位置情報コピーテ
ーブルをアンロックする(ステップB6)。また、サー
バプロセス位置情報管理テーブルをアンロックする(ス
テップB7)。
【0048】例えば、図4(a)に示すサーバプロセス
位置情報管理テーブル中のファイルサーバプロセスが、
コンピュータ名「rose」のコンピュータから、コン
ピュータ名「peony」のコンピュータに移動したも
のとすると、図4(b)に示すように登録内容が更新さ
れる。また、同様に、サーバプロセス位置情報コピーテ
ーブルに登録された内容も、サーバプロセス位置情報管
理テーブルに対する更新内容と同じく更新される。
【0049】こうして、サーバプロセス位置情報管理テ
ーブル、サーバプロセス位置情報コピーテーブルに対す
る更新処理の際、それぞれテーブルに対してwrite
ロックをした後、更新処理を行なうので、クライアント
プロセスからのサーバプロセスの位置の問い合わせに対
して、誤ったサーバプロセスの位置が通知されることが
ない。
【0050】次に、名前サーバプロセス16の起動の流
れについて、図6に示すフローチャートを参照しながら
説明する。例えばコンピュータ10に名前サーバプロセ
ス16が存在する場合、高信頼コンピュータ識別手段1
9aは、自コンピュータ10が、高信頼であるフォール
トトレラントコンピュータであるか、図2に示すテーブ
ルを参照して調べている(ステップC1)。この結果、
フォールトトレラントコンピュータであった場合、コン
ピュータ10のOSは、自コンピュータ上で名前サーバ
プロセス16を起動する(ステップC2)。
【0051】一方、名前サーバプロセスを起動しようと
しているコンピュータが、フォールトトレラントコンピ
ュータでなかった場合には(ステップC1)、ネットワ
ーク13に接続されたフォールトトレラントコンピュー
タを探し(ステップC3)、その高信頼コンピュータ上
で、名前サーバプロセス16を起動させる(ステップC
4)。
【0052】このようにして、サーバプロセスが他のコ
ンピュータにマイグレートされるような場合に、クライ
アントプロセスからのサーバプロセスの位置についての
問い合わせに対して不正が発生しないように、「名前サ
ーバプロセス」の更新を行なうので、クライアントプロ
セスが常に「名前サーバプロセス」を利用して、サーバ
プロセスの位置を獲得し、各サービスを常に受けること
ができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、分散処理
環境において、各サービスを提供するサーバプロセスの
位置を管理する、「名前サーバプロセス」を常に利用可
能にすることができ、クライアントプロセスは各サーバ
プロセスの位置を、常に知ることができるようになり、
各サービスを常に受けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる分散処理システムの
概略構成を示すブロック図。
【図2】本実施例における高信頼コンピュータ識別手段
19a,19b,19cに設けられたテーブルの一例を
示す図。
【図3】本実施例におけるサーバプロセス18の位置を
問い合わせる場合の処理の流れを説明するためのフロー
チャート。
【図4】本実施例におけるサーバプロセス位置情報管理
テーブルに登録される情報の一例を示す図。
【図5】本実施例におけるサーバプロセス位置情報を更
新する処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図6】本実施例における名前サーバプロセス16の起
動の流れを説明するためのフローチャート。
【図7】従来の名前サービスの状況を説明するための分
散処理システムの概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10…フォールトトレラントコンピュータ、11,12
…非フォールトトレラントコンピュータ、13…ネット
ワーク、14a…サーバプロセス位置情報管理手段、1
4b,14c…サーバプロセス位置情報コピー手段、1
5a,15b,15c…サーバプロセス位置問い合わせ
手段、16…名前サーバプロセス、17…クライアント
プロセス、18…サーバプロセス、19a,19b,1
9c…高信頼コンピュータ識別手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのフォールトトレラント
    コンピュータと、非フォールトトレラントコンピュータ
    から構成され、任意のコンピュータ上に存在するサーバ
    プロセスによって種々のサービスが提供される分散処理
    システムにおいて、 前記フォールトトレラントコンピュータは、 各種サーバプロセスが存在するコンピュータを示す位置
    情報を管理するサーバプロセス位置情報管理手段を有
    し、 前記フォールトトレラントコンピュータ及び前記非フォ
    ールトトレラントコンピュータは、 自コンピュータが高信頼なコンピュータか否かを判定す
    る高信頼コンピュータ識別手段と、 前記高信頼コンピュータ識別手段による判定結果に応じ
    て、前記サーバプロセス位置情報管理手段によって管理
    されたサーバプロセスの位置情報を用いて、サーバプロ
    セスの位置を問い合わせるサーバプロセス位置問い合わ
    せ手段と、 を有し、 所定のサーバプロセスによるサービスを要求する際に、
    前記サーバプロセス位置問い合わせ手段による問い合わ
    せ結果を用いて、サーバプロセスからのサービスを受け
    ることをことを特徴とする分散処理システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバプロセス位置情報管理手段
    は、各サーバプロセスに関する位置情報が登録されたサ
    ーバプロセス位置情報管理テーブルを有し、 あるコンピュータに存在するサーバプロセスが、他のコ
    ンピュータに移動される際に、前記サーバプロセス位置
    情報管理テーブルを更新するためのロックを取り、ロッ
    ク獲得後にサーバプロセスを移動させ、移動後にロック
    を解放することを特徴とする請求項1記載の分散処理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記非フォールトトレラントコンピュー
    タは、 前記サーバプロセス位置情報管理手段によって管理され
    る位置情報のコピーを管理するサーバププロセス位置情
    報コピー手段をさらに具備したことを特徴とする請求項
    1記載の分散処理システム。
JP6105548A 1994-05-19 1994-05-19 分散処理システム Pending JPH07311745A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6105548A JPH07311745A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 分散処理システム

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ID=14410634

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JP (1) JPH07311745A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7778991B2 (en) 2004-01-15 2010-08-17 Nec Corporation Service providing system, computer which executes program providing service and repository service control program

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7778991B2 (en) 2004-01-15 2010-08-17 Nec Corporation Service providing system, computer which executes program providing service and repository service control program

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