JPH0730846U - 飲料容器支持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 皿と飲料容器とを一体結合できる飲料容器支
持具を提供する。 【構成】 本支持具は、皿１００と結合される押さえ板
１１、受け板１２、ボルト１３及びナット１４から成る
挟持部１と、コップ２００を支持する受け板１２の延長
された容器受け部２とを備え、挟持部１と容器受部２と
は一体化されている。受け板１２の容器受け部２は、受
け面２１と、コップ２００の滑り止めとしての周縁部２
２とにより構成されている。 【効果】 コップ等の飲料容器と皿とを結合して一体化
することにより、これらを片手で持つことが可能にな
り、使用上極めて便利になる。あ

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、コップ等の飲料容器と皿とを結合して一体化することができる飲料 容器支持具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

例えば立食パーティ等においては、皿に入れられた飲食物と共に、ビールやウ イスキィー等の飲料がコップ等の容器に入れられて出席者に提供される。このよ うなパーティでは、通常テーブルが小さいため、多くの人は皿やコップ等の置き 場所を確保できず、これらの置き場所に困ることがよくある。このため、飲み食 いに不便を感じることが多い。又、皿を手に持って食べるときにコップをテーブ ルの上に置くと、他人のものと取り違えるおそれがある。更に、テーブルを離れ て自由に多くの人と歓談しつつ食べたり飲んだりしたい場合が多いが、皿とコッ プとをそれぞれの手で持つと、箸等を使って食べることができない。

【０００３】 このようなことから、コップ等の飲料容器と皿とを結合して一体化できれば、 これを片手で持つことができ、テーブルを離れても自由に飲み食いすることが可 能になって非常に便利であるが、皿とコップ等とを一体結合することができる飲 料容器支持具は従来から知られていない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は従来技術に於ける上記問題を解決し、皿と飲料容器とを一体結合でき る飲料容器支持具を提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を解決するために、皿に結合される結合部と飲料容器を支持 する支持部とを有し、前記結合部と前記支持部とが一体的に形成されていること を特徴とする。

【０００６】

【作用】

本考案によれば、飲料容器支持具が、皿と結合される結合部と、飲料容器を支 持する支持部とを有し、これらが一体的に形成されているので、支持具の結合部 を皿に結合すれば、皿と支持具とが一体化され、支持具の支持部でコップ等の飲 料容器を支持することにより、皿と飲料容器とが一体化される。その結果、これ らを片手で持つことが可能になる。

【０００７】

【実施例】

図１は実施例の飲料容器支持具の構造を示す。 本支持具は、皿１００と結合される結合部としての押さえ板１１、受け板１２ 、ボルト１３及びナット１４から成る挟持部１と、飲料容器としてのコップ２０ ０を支持する支持部として、受け板１２が延長された容器受け部２とを備え、挟 持部１と容器受け部２とが一体形成されている。

【０００８】 押さえ板１１は、飲料として例えばビールが入ったコップ２００を容器受け部 ２に載せたときに、挟持部１が皿１００から外れないだけの十分な把持力を持つ ように、その材料、形状、寸法等が定められる。材料としては、例えばステンレ スやプラスチック等を用いることができる。又、皿１００の湾曲した曲率に沿わ せて締めつけ性を良くするために、或る程度弾性のある材料が望ましい。

【０００９】 受け板１２も同様に、飲料が入った飲料容器を容器受け部２に載せたときに撓 みが大きくならない程度の曲げ剛性を持つように、その材料、寸法、板厚等が定 められる。材料としては、押さえ板１１と同様のものを使用できる。受け板１２ の容器受け部２は、受け面２１と、コップ２００の滑り止めとしての周縁部２２ とにより構成されている。

【００１０】 ナット１４は、例えば６角ナットでもよいが、本実施例では、道具を使うこと なく締めつけられるようにちょうナットになっている。なお、受け板１２にねじ 溝を設け、ちょうねじで締めつけるような構造にすることもできる。

【００１１】 図２は他の実施例を示す。 本実施例では挟持部１に付勢機構を設け、その付勢力で皿１００を挟持するよ うにしている。そして付勢機構の一例として、押さえ板１１及び受け板１２の両 側からブラケット１１ａ及び１２ａを張り出し、これによりピン１５を支持し、 ピン１５に捩じりばね１６を挿入する構造を設けている。このようにすれば、飲 料容器支持具の皿１００への取り付け／取り外しが容易になる。

【００１２】 図３は、押さえ板１１及び受け板１２の形状を変更した例を示す。このように 、皿１００への取付部１１ｂ、１２ｂと１１ｃ、１２ｃとの間隔を広げると、取 り付け状態をより安定させることができる。又、取付部が傾斜し易くなるので、 取付部を皿面の湾曲に沿わせることが容易になる。

【００１３】 図４の実施例では、押さえ板１１及び受け板１２の皿１００への取付部に、例 えばゴムのような緩衝兼摩擦部材１７を取り付けている。これにより、挟持部１ で皿を挟持したときに滑らないようにすると共に、皿の傷付き等が防止される。 又、皿の湾曲や皿面に多少の凹凸がある場合でも、この部材１７により皿面を安 定して挟持することができる。

【００１４】 図５乃至図９はコップ受け部２の他の例を示す。 図５は、コップ受け部２を皿２００に近い位置に設けた例を示す。このように すると、皿とコップとの間隔が縮まり、これらの全体の安定性が増して手で持ち 易くなる。

【００１５】 図６では、コップ受け部２を適当な直径のリング２３にしている。この直径は 、例えば使用するコップの下から２／３位の位置の直径にする。このようにする と、コップがリング２３からぶら下がるようになるため、コップが倒れることが なく、安定性が増す。この場合には、使用するコップの直径によりリング２３の 直径が異なることになる。このため、図７に示すように、リング部２３に引っ掛 け２３ａを設け、リング２３の内径Ｄを調整できるようにしてもよい。

【００１６】 図８は、押さえ板１１を延長してコップ支えリング部２４を設けている。この ようにしても、コップを安定させてその倒れを防止することができる。なお、コ ップ支えリング部２４を、図の二点鎖線で示すように押さえ板１１から上方に折 り曲げた形状にしてもよい。このようにすれば、コップ２００を一層安定して支 持することができる。

【００１７】 図９は、コップ受け部２を、リング部２３と、蛇腹のような伸縮部材２５と 受け面２１とで形成した例を示す。このような構造によれば、コップ受け部２内 にコップを入れて皿を手で持っているときには、伸縮部材２５が伸びてコップは ２００−２に示す状態になり、皿をテーブル上に置いたときには伸縮部材２５が 縮んでコップは２００−１の状態になる。従って、コップの倒れが防止されると 共に、皿とコップとを同レベルでテーブル上に安定して置くことができる。又、 多少のコップ直径の大小にも対応できる。

【００１８】

【考案の効果】

以上の如く本考案によれば、コップ等の飲料容器と皿とを結合して一体化する ことにより、これらを片手で持つことが可能になり、使用上極めて便利になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の飲料容器支持具の概略構造を示し、
（ａ）は断面図で（ｂ）は平面図である。

【図２】他の実施例の飲料容器支持具の断面図である。

【図３】皿への取付部の他の形状を示す平面図である。

【図４】皿への取付部に緩衝兼摩擦部材を設けた例を示
す断面図である。

【図５】容器受け部の他の形状を示す平面図である。

【図６】容器受け部の他の形状を示す断面図である。

【図７】容器受け部の他の形状を示す平面図である。

【図８】容器受け部の他の形状を示す断面図である。

【図９】容器受け部の他の形状を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 挟持部（結合部） ２ 容器受け部（支持部） １００ 皿 ２００ コップ（飲料容器）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 皿に結合される結合部と飲料容器を支持
   する支持部とを有し、前記結合部と前記支持部とが一体
   的に形成されていることを特徴とする飲料容器支持具。