JPH07305061A - 珪酸塩系グラウト用硬化剤およびこれを用いた地盤安定化工法 - Google Patents
珪酸塩系グラウト用硬化剤およびこれを用いた地盤安定化工法Info
- Publication number
- JPH07305061A JPH07305061A JP9728494A JP9728494A JPH07305061A JP H07305061 A JPH07305061 A JP H07305061A JP 9728494 A JP9728494 A JP 9728494A JP 9728494 A JP9728494 A JP 9728494A JP H07305061 A JPH07305061 A JP H07305061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curing agent
- silicate
- weight
- parts
- carbonate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/24—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing alkyl, ammonium or metal silicates; containing silica sols
- C04B28/26—Silicates of the alkali metals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/0068—Ingredients with a function or property not provided for elsewhere in C04B2103/00
- C04B2103/0093—Organic cosolvents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/10—Accelerators; Activators
- C04B2103/14—Hardening accelerators
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00732—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for soil stabilisation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/70—Grouts, e.g. injection mixtures for cables for prestressed concrete
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】硬化時間の短縮効果ならびに固結強度の向上効
果が大きく、しかも、低温下でも凝固・固結し難く、年
間を通して液状を保って貯蔵安定性に優れた、消防法に
規定される危険物に該当しない、珪酸塩系グラウト用硬
化剤としてのアルキレンカーボネート系硬化剤組成物を
得る。 【構成】硬化剤 100重量部あたり、エチレンカーボネー
ト:47〜65重量部、プロピレンカーボネート:17〜47重
量部、溶解助剤:1〜8重量部、水:5〜10重量部の範
囲で組み合わせてなる珪酸塩系グラウト用硬化剤。
果が大きく、しかも、低温下でも凝固・固結し難く、年
間を通して液状を保って貯蔵安定性に優れた、消防法に
規定される危険物に該当しない、珪酸塩系グラウト用硬
化剤としてのアルキレンカーボネート系硬化剤組成物を
得る。 【構成】硬化剤 100重量部あたり、エチレンカーボネー
ト:47〜65重量部、プロピレンカーボネート:17〜47重
量部、溶解助剤:1〜8重量部、水:5〜10重量部の範
囲で組み合わせてなる珪酸塩系グラウト用硬化剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、珪酸塩系グラウト用硬
化剤、詳しくは、アルキレンカーボネートを硬化剤成分
とする珪酸塩系グラウト用硬化剤、およびこれを用いた
地盤安定化工法に関する。
化剤、詳しくは、アルキレンカーボネートを硬化剤成分
とする珪酸塩系グラウト用硬化剤、およびこれを用いた
地盤安定化工法に関する。
【0002】
【従来の技術】軟弱地盤の強化や漏水地盤の止水などを
目的として、地盤内に注入して硬化させる、地盤安定化
工法用の種々の薬液−グラウトが知られている。特に、
珪酸ソーダ水溶液を主剤として硬化剤を組み合わせてな
る珪酸塩系グラウトは、安価であること、他のグラウト
に比べて環境汚染を起こす恐れが少ないことなどの特長
があり、広く利用されている。
目的として、地盤内に注入して硬化させる、地盤安定化
工法用の種々の薬液−グラウトが知られている。特に、
珪酸ソーダ水溶液を主剤として硬化剤を組み合わせてな
る珪酸塩系グラウトは、安価であること、他のグラウト
に比べて環境汚染を起こす恐れが少ないことなどの特長
があり、広く利用されている。
【0003】珪酸塩系グラウト用の硬化剤としては、各
種の無機酸または無機塩が使用されている。しかし、こ
れら無機系硬化剤は、硬化時間(ゲルタイム)が数秒か
ら十数秒程度の瞬結型グラウトには適している反面、硬
化時間の調節が難しく、形成された固結体の強度(以
下、固結強度という)が充分でないという難点がある。
種の無機酸または無機塩が使用されている。しかし、こ
れら無機系硬化剤は、硬化時間(ゲルタイム)が数秒か
ら十数秒程度の瞬結型グラウトには適している反面、硬
化時間の調節が難しく、形成された固結体の強度(以
下、固結強度という)が充分でないという難点がある。
【0004】これに対して、特公昭43-25783号公報に開
示されている、エチレンカーボネート、プロピレンカー
ボネートなどの水溶性低級アルキレンカーボネートなど
の有機系硬化剤は、無機系のものよりも、珪酸ゲルを析
出する反応が遅いため、硬化時間の調節が容易で、硬化
時間が長い緩結型のグラウトに適しており、無機系硬化
剤を用いたときに比較して、薬液の地盤内への浸透性な
らびに固結の確実性に優れ、高い固結強度が得られると
いう特長を有している。
示されている、エチレンカーボネート、プロピレンカー
ボネートなどの水溶性低級アルキレンカーボネートなど
の有機系硬化剤は、無機系のものよりも、珪酸ゲルを析
出する反応が遅いため、硬化時間の調節が容易で、硬化
時間が長い緩結型のグラウトに適しており、無機系硬化
剤を用いたときに比較して、薬液の地盤内への浸透性な
らびに固結の確実性に優れ、高い固結強度が得られると
いう特長を有している。
【0005】このアルキレンカーボネート(以下、AC
と略称する)を珪酸塩系グラウト用の硬化剤として用い
る技術に関しては、エチレンカーボネート(以下、EC
と略称する)とプロピレンカーボネート(以下、PCと
略称する)とを、EC:PCの重量割合が10:90〜35:
65の範囲であるように配合した、すなわちPCリッチに
配合した混合物を用いると、固結強度が向上することが
特公昭63-32114号公報に開示されている。
と略称する)を珪酸塩系グラウト用の硬化剤として用い
る技術に関しては、エチレンカーボネート(以下、EC
と略称する)とプロピレンカーボネート(以下、PCと
略称する)とを、EC:PCの重量割合が10:90〜35:
65の範囲であるように配合した、すなわちPCリッチに
配合した混合物を用いると、固結強度が向上することが
特公昭63-32114号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特公昭63-32114号公報
記載の土質安定剤におけるB成分である珪酸塩系グラウ
ト用硬化剤としてのAC系硬化剤は、ECとPCとの量
比が、特定の重量割合の範囲内である、EC≪PCの関
係にあることを必須の要件としている。そして、同公報
(第2頁右上欄第8〜11行) には、“この範囲外では、
その固結強度はエチレンカーボネートまたはプロピレン
カーボネート単独の場合の固結強度と何ら変わるところ
がなく大幅な強度の向上は期待できない。”と記載され
ている。
記載の土質安定剤におけるB成分である珪酸塩系グラウ
ト用硬化剤としてのAC系硬化剤は、ECとPCとの量
比が、特定の重量割合の範囲内である、EC≪PCの関
係にあることを必須の要件としている。そして、同公報
(第2頁右上欄第8〜11行) には、“この範囲外では、
その固結強度はエチレンカーボネートまたはプロピレン
カーボネート単独の場合の固結強度と何ら変わるところ
がなく大幅な強度の向上は期待できない。”と記載され
ている。
【0007】しかし、施工現場では、従来のAC系硬化
剤について、硬化時間の短縮効果がより大きく、しか
も、より高い固結強度が得られるものが望まれているこ
とから、本発明者らは更に改良されたAC系硬化剤の開
発を目指した。
剤について、硬化時間の短縮効果がより大きく、しか
も、より高い固結強度が得られるものが望まれているこ
とから、本発明者らは更に改良されたAC系硬化剤の開
発を目指した。
【0008】ところで、ECは、その融点が36℃で常温
では固体であって、市販品は通常、結晶状またはフレー
ク状で供給される。ECを珪酸塩系グラウト用の硬化剤
として用いるときには、作業現場などで水に溶解させて
用いるが、溶解速度が遅く硬化剤液を調製する際に手間
取るという難点がある。また、結晶状またはフレーク状
のECは、貯蔵中、気温が高い夏季には日中は部分的に
融解してシャーベット状となり、夜間に気温が低下する
と凝固してブロック状に固結する現象が起こって、取扱
性が悪くなるという問題がある。そのため、貯蔵安定性
に優れ、年間を通して常に液状態を保つEC系硬化剤の
供給が望まれている。
では固体であって、市販品は通常、結晶状またはフレー
ク状で供給される。ECを珪酸塩系グラウト用の硬化剤
として用いるときには、作業現場などで水に溶解させて
用いるが、溶解速度が遅く硬化剤液を調製する際に手間
取るという難点がある。また、結晶状またはフレーク状
のECは、貯蔵中、気温が高い夏季には日中は部分的に
融解してシャーベット状となり、夜間に気温が低下する
と凝固してブロック状に固結する現象が起こって、取扱
性が悪くなるという問題がある。そのため、貯蔵安定性
に優れ、年間を通して常に液状態を保つEC系硬化剤の
供給が望まれている。
【0009】また、ACは引火性を有し、常温で液状の
AC系組成物は、消防法に規定される危険物に該当する
ので取り扱い上、各種の規制を受けることとなる難点が
ある。本発明の目的は、硬化時間の短縮効果ならびに固
結強度の向上効果が大きく、しかも、年間を通して液状
を保って貯蔵安定性に優れた、消防法に規定される危険
物に該当しない、珪酸塩系グラウト用硬化剤としてのA
C系硬化剤組成物、およびこれを用いた地盤安定化工法
を提供することにある。
AC系組成物は、消防法に規定される危険物に該当する
ので取り扱い上、各種の規制を受けることとなる難点が
ある。本発明の目的は、硬化時間の短縮効果ならびに固
結強度の向上効果が大きく、しかも、年間を通して液状
を保って貯蔵安定性に優れた、消防法に規定される危険
物に該当しない、珪酸塩系グラウト用硬化剤としてのA
C系硬化剤組成物、およびこれを用いた地盤安定化工法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を行い、ECとPCとを、その重量比EC/PCの値が
1以上である範囲内で組み合わせ、これに溶解助剤を少
量添加することによって、EC濃度を高めた条件で、意
外にも、低温下でも凝固・固結し難く、年間を通じて液
状を保つことが可能であり、しかも、硬化時間の短縮効
果が大きく、かつ、高い固結強度が得られる、珪酸塩系
グラウト用のAC系硬化剤組成物を提供することができ
ることを見出し、この知見に基づき本発明を完成させ
た。
を行い、ECとPCとを、その重量比EC/PCの値が
1以上である範囲内で組み合わせ、これに溶解助剤を少
量添加することによって、EC濃度を高めた条件で、意
外にも、低温下でも凝固・固結し難く、年間を通じて液
状を保つことが可能であり、しかも、硬化時間の短縮効
果が大きく、かつ、高い固結強度が得られる、珪酸塩系
グラウト用のAC系硬化剤組成物を提供することができ
ることを見出し、この知見に基づき本発明を完成させ
た。
【0011】本発明の第一の発明は、アルキレンカーボ
ネートを硬化剤成分とする珪酸塩系グラウト用硬化剤に
おいて、エチレンカーボネートとプロピレンカーボネー
トおよび溶解助剤ならびに水を含んでなり、重量比:エ
チレンカーボネート/プロピレンカーボネートの値が1
以上である硬化剤を要旨とする。
ネートを硬化剤成分とする珪酸塩系グラウト用硬化剤に
おいて、エチレンカーボネートとプロピレンカーボネー
トおよび溶解助剤ならびに水を含んでなり、重量比:エ
チレンカーボネート/プロピレンカーボネートの値が1
以上である硬化剤を要旨とする。
【0012】また、第二の発明は、珪酸ソーダ水溶液
と、その硬化剤とを組み合わせてなる薬液を地盤内に注
入して地盤を安定化させるにあたって、エチレンカーボ
ネートとプロピレンカーボネートおよび溶解助剤ならび
に水を含んでなり、重量比:エチレンカーボネート/プ
ロピレンカーボネートの値が1以上である珪酸塩系グラ
ウト用硬化剤を用いる地盤安定化工法を要旨とする。
と、その硬化剤とを組み合わせてなる薬液を地盤内に注
入して地盤を安定化させるにあたって、エチレンカーボ
ネートとプロピレンカーボネートおよび溶解助剤ならび
に水を含んでなり、重量比:エチレンカーボネート/プ
ロピレンカーボネートの値が1以上である珪酸塩系グラ
ウト用硬化剤を用いる地盤安定化工法を要旨とする。
【0013】本発明の珪酸塩系グラウト用硬化剤におい
て、その100重量部あたり、エチレンカーボネート:
47〜65重量部、プロピレンカーボネート:17〜4
7重量部、溶解助剤:1〜8重量部、水:5〜10重量
部の範囲で組み合わせることがよく、また、溶解助剤
が、グリコール類、グリコールエーテル類およびグリコ
ールジエーテル類からなる群から選ばれた少なくとも1
種であることがよい。
て、その100重量部あたり、エチレンカーボネート:
47〜65重量部、プロピレンカーボネート:17〜4
7重量部、溶解助剤:1〜8重量部、水:5〜10重量
部の範囲で組み合わせることがよく、また、溶解助剤
が、グリコール類、グリコールエーテル類およびグリコ
ールジエーテル類からなる群から選ばれた少なくとも1
種であることがよい。
【0014】
【作用】以下、本発明についてさらに詳説する。本発明
の珪酸塩系グラウト用硬化剤は、ECとPCおよび溶解
助剤ならびに水を含んでなり、重量比:EC/PCの値
が1以上であるAC系組成物である。本発明のAC系硬
化剤組成物において、ECとPCは、一般に市販されて
いるものを用いることができる。EC濃度を高めたAC
系硬化剤組成物において、低温下でも凝固・固結し難
く、年間を通じて液状を保ち、貯蔵安定性が向上する条
件としては、常温で液状であり、凝固点が5℃以下、特
に0℃以下であることが望ましい。また、AC系硬化剤
組成物として高い固結強度を得ようとする本発明の目的
の達成基準として、珪酸ソーダ 140mlと水60mlとを混合
して調製したA液を主剤水溶液とし、一方、 200mlあた
り硬化剤組成物10gを含むように調製したB液を硬化剤
水溶液として、A液とB液とを等量ずつ混合して得られ
た薬液が、温度20℃において、60分以内に硬化し、形成
された砂ゲル体の水中一日養生後における一軸圧縮強度
が、5kg/cm2 以上の値であることとする。
の珪酸塩系グラウト用硬化剤は、ECとPCおよび溶解
助剤ならびに水を含んでなり、重量比:EC/PCの値
が1以上であるAC系組成物である。本発明のAC系硬
化剤組成物において、ECとPCは、一般に市販されて
いるものを用いることができる。EC濃度を高めたAC
系硬化剤組成物において、低温下でも凝固・固結し難
く、年間を通じて液状を保ち、貯蔵安定性が向上する条
件としては、常温で液状であり、凝固点が5℃以下、特
に0℃以下であることが望ましい。また、AC系硬化剤
組成物として高い固結強度を得ようとする本発明の目的
の達成基準として、珪酸ソーダ 140mlと水60mlとを混合
して調製したA液を主剤水溶液とし、一方、 200mlあた
り硬化剤組成物10gを含むように調製したB液を硬化剤
水溶液として、A液とB液とを等量ずつ混合して得られ
た薬液が、温度20℃において、60分以内に硬化し、形成
された砂ゲル体の水中一日養生後における一軸圧縮強度
が、5kg/cm2 以上の値であることとする。
【0015】ECとPCとを組み合わせたAC系硬化剤
組成物において、組成物 100重量部あたりのECが60重
量部を超えると、硬化剤組成物の凝固点が5℃を超え、
貯蔵安定性が悪くなる。
組成物において、組成物 100重量部あたりのECが60重
量部を超えると、硬化剤組成物の凝固点が5℃を超え、
貯蔵安定性が悪くなる。
【0016】そこで、本発明では、AC系硬化剤組成物
の凝固点を5℃以下に降下させるために、溶解助剤を添
加した。組成物 100重量部あたり、本発明で規定する溶
解助剤を1〜8重量部の範囲で添加することにより、E
C配合比を68重量部まで高めても、硬化剤組成物の凝固
点を5℃以下に抑えることができた。溶解助剤が、AC
系硬化剤組成物の凝固点を低下させるのは、ECとPC
との相互溶解性を高めて、AC系硬化剤組成物でのEC
の結晶析出や、ECとPCとの相分離を抑えるものと考
えられる。
の凝固点を5℃以下に降下させるために、溶解助剤を添
加した。組成物 100重量部あたり、本発明で規定する溶
解助剤を1〜8重量部の範囲で添加することにより、E
C配合比を68重量部まで高めても、硬化剤組成物の凝固
点を5℃以下に抑えることができた。溶解助剤が、AC
系硬化剤組成物の凝固点を低下させるのは、ECとPC
との相互溶解性を高めて、AC系硬化剤組成物でのEC
の結晶析出や、ECとPCとの相分離を抑えるものと考
えられる。
【0017】本発明の珪酸塩系グラウト用硬化剤として
のAC系組成物に用いることができる溶解助剤は、グリ
コール類、グリコールエーテル類およびグリコールジエ
ーテル類からなる群から選ばれた少なくとも1種であ
り、次の一般式(I)で表される。 一般式(I): R1 O (AO) m R2 ( 式(I)中、R1 , R2 は、それぞれ独立に水素また
は炭素原子1〜6のアルキル基であり、AOは炭素原子
2〜4のオキシアルキレン基で、異種のオキシアルキレ
ン基から成る場合、その結合はブロックまたはランダム
のいずれでもよい。mは、1ないし4の整数を表す。) 式(I)において、アルキル基の炭素原子数が7以上の
とき、またオキシアルキレン基の炭素原子数が5以上の
場合には、水との相溶性が悪くなる。また、mが5以上
の場合、水との相溶性が悪化すると共に凝固点が上昇す
る。
のAC系組成物に用いることができる溶解助剤は、グリ
コール類、グリコールエーテル類およびグリコールジエ
ーテル類からなる群から選ばれた少なくとも1種であ
り、次の一般式(I)で表される。 一般式(I): R1 O (AO) m R2 ( 式(I)中、R1 , R2 は、それぞれ独立に水素また
は炭素原子1〜6のアルキル基であり、AOは炭素原子
2〜4のオキシアルキレン基で、異種のオキシアルキレ
ン基から成る場合、その結合はブロックまたはランダム
のいずれでもよい。mは、1ないし4の整数を表す。) 式(I)において、アルキル基の炭素原子数が7以上の
とき、またオキシアルキレン基の炭素原子数が5以上の
場合には、水との相溶性が悪くなる。また、mが5以上
の場合、水との相溶性が悪化すると共に凝固点が上昇す
る。
【0018】本発明のAC系硬化剤組成物において用い
ることができる溶解助剤の具体例としては、グリコール
類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
ブチレングリコールなどを挙げることができる。
ることができる溶解助剤の具体例としては、グリコール
類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
ブチレングリコールなどを挙げることができる。
【0019】また、グリコールエーテル類としては、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリ
コールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノ
ブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエー
テル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレング
リコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノエチルエーテル、更に、1−メトキシ−2−(2−
ヒドロキシプロピル)エタン、1−(2−メトキシエト
キシ)−2−(2−ヒドロキシプロピル)エタン、1−
エトキシ−2−(2−ヒドロキシプロピル)エタンなど
の、アルコール類への酸化エチレンおよび酸化プロピレ
ンなど異なったアルキレンオキサイドの混合付加化合物
などが挙げられる。
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリ
コールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノ
ブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエー
テル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレング
リコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノエチルエーテル、更に、1−メトキシ−2−(2−
ヒドロキシプロピル)エタン、1−(2−メトキシエト
キシ)−2−(2−ヒドロキシプロピル)エタン、1−
エトキシ−2−(2−ヒドロキシプロピル)エタンなど
の、アルコール類への酸化エチレンおよび酸化プロピレ
ンなど異なったアルキレンオキサイドの混合付加化合物
などが挙げられる。
【0020】また、グリコールジエーテル類としては、
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメ
チルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、
ジエチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリ
コールジプロピルエーテル、エチレングリコールジブチ
ルエーテル、エチレングリコールメチルエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテルなどを
挙げることができる。
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメ
チルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、
ジエチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリ
コールジプロピルエーテル、エチレングリコールジブチ
ルエーテル、エチレングリコールメチルエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテルなどを
挙げることができる。
【0021】本発明の硬化剤組成物において、組成物 1
00重量部あたり、溶解助剤を1〜8重量部の範囲で添加
する。硬化剤組成物 100重量部あたり、溶解助剤の添加
量が1重量部未満であるときには、凝固点の低下効果が
小さく、ECとPCとの相溶性が高まらず、組成物中で
ECの結晶析出や、ECとPCとの相分離が起きる。一
方、8重量部を超えると、固結強度の発現の点で好まし
くなく、また、引火性が増加して消防法に規定される危
険物に該当するようになる。
00重量部あたり、溶解助剤を1〜8重量部の範囲で添加
する。硬化剤組成物 100重量部あたり、溶解助剤の添加
量が1重量部未満であるときには、凝固点の低下効果が
小さく、ECとPCとの相溶性が高まらず、組成物中で
ECの結晶析出や、ECとPCとの相分離が起きる。一
方、8重量部を超えると、固結強度の発現の点で好まし
くなく、また、引火性が増加して消防法に規定される危
険物に該当するようになる。
【0022】本発明の硬化剤組成物におけるECの配合
量は、組成物 100重量部あたり、47〜65重量部の範囲と
する。硬化剤組成物 100重量部あたり、ECの配合量が
47重量部未満であるときは、固結強度の発現性の点で好
ましくない。一方、65重量部を超えると、組成物の凝固
点が5℃を超え、本発明が目的とする貯蔵安定性が得ら
れない。
量は、組成物 100重量部あたり、47〜65重量部の範囲と
する。硬化剤組成物 100重量部あたり、ECの配合量が
47重量部未満であるときは、固結強度の発現性の点で好
ましくない。一方、65重量部を超えると、組成物の凝固
点が5℃を超え、本発明が目的とする貯蔵安定性が得ら
れない。
【0023】PCは、珪酸塩系グラウトの硬化時間を短
縮させ、固結強度を発現させると共に、ECを含む硬化
剤組成物の凝固点を低下させる機能を有している。本発
明の硬化剤組成物におけるPCの配合量は、ECと溶解
助剤との相対量から、組成物 100重量部あたり、17〜47
重量部の範囲とする。硬化剤組成物 100重量部あたり、
PCの配合量が17重量部未満であるときは、組成物の凝
固点が5℃を超え、本発明が目的とする貯蔵安定性が得
られない。一方、47重量部を超えると、固結強度の発現
性の点で好ましくない。
縮させ、固結強度を発現させると共に、ECを含む硬化
剤組成物の凝固点を低下させる機能を有している。本発
明の硬化剤組成物におけるPCの配合量は、ECと溶解
助剤との相対量から、組成物 100重量部あたり、17〜47
重量部の範囲とする。硬化剤組成物 100重量部あたり、
PCの配合量が17重量部未満であるときは、組成物の凝
固点が5℃を超え、本発明が目的とする貯蔵安定性が得
られない。一方、47重量部を超えると、固結強度の発現
性の点で好ましくない。
【0024】本発明のAC系硬化剤組成物において、水
で希釈して地盤注入用薬液としての硬化剤水溶液として
調製する際に、AC系硬化剤組成物自体の水への溶解性
を向上させると共に、その引火性を低減させて消防法に
規定される危険物に該当しないようにするために、AC
系硬化剤組成物中に水を添加する。水の添加量は、硬化
剤組成物 100重量部あたり、5〜10重量部の範囲とする
ことがよい。添加量が5重量部未満であるときは、添加
の効果が小さく、一方、10重量部を超えると、固結強度
の発現の点で好ましくない。
で希釈して地盤注入用薬液としての硬化剤水溶液として
調製する際に、AC系硬化剤組成物自体の水への溶解性
を向上させると共に、その引火性を低減させて消防法に
規定される危険物に該当しないようにするために、AC
系硬化剤組成物中に水を添加する。水の添加量は、硬化
剤組成物 100重量部あたり、5〜10重量部の範囲とする
ことがよい。添加量が5重量部未満であるときは、添加
の効果が小さく、一方、10重量部を超えると、固結強度
の発現の点で好ましくない。
【0025】上記配合比− 100重量部あたり、EC:47
〜65重量部、PC:17〜47重量部、溶解助剤:1〜8重
量部、水:5〜10重量部の範囲で組み合わせて調製され
たAC系硬化剤組成物は、EC濃度が高くて硬化時間の
短縮効果ならびに固結強度の向上効果がより大きく、し
かも、凝固点が5℃以下であって低温下で凝固・固結し
難く、年間を通じて液状を保ち貯蔵安定性に優れた、消
防法で規定される危険物に該当しない、珪酸塩系グラウ
ト用硬化剤として用いることができる。
〜65重量部、PC:17〜47重量部、溶解助剤:1〜8重
量部、水:5〜10重量部の範囲で組み合わせて調製され
たAC系硬化剤組成物は、EC濃度が高くて硬化時間の
短縮効果ならびに固結強度の向上効果がより大きく、し
かも、凝固点が5℃以下であって低温下で凝固・固結し
難く、年間を通じて液状を保ち貯蔵安定性に優れた、消
防法で規定される危険物に該当しない、珪酸塩系グラウ
ト用硬化剤として用いることができる。
【0026】本発明の硬化剤組成物の調製方法として
は、前記規定範囲の配合比で、PC−溶解助剤−水の混
合液にECを加える方法、あるいは、加温融解させたE
Cに、PC、溶解助剤、そして水を加える方法など、配
合する順序は限定されず何れの方法でもよい。後者の方
法が、相溶性の点から好ましい。
は、前記規定範囲の配合比で、PC−溶解助剤−水の混
合液にECを加える方法、あるいは、加温融解させたE
Cに、PC、溶解助剤、そして水を加える方法など、配
合する順序は限定されず何れの方法でもよい。後者の方
法が、相溶性の点から好ましい。
【0027】本発明のAC系硬化剤組成物を用いるにあ
たり、珪酸塩系グラウトの硬化時間の短縮効果を更に向
上させるために、硬化助剤を併用することができる。本
発明のAC系硬化剤組成物と併用することができる硬化
助剤は、アルカリ金属・アルカリ土類金属またはアルミ
ニウムなど、1〜3価の金属の炭酸水素塩、硫酸水素
塩、燐酸水素塩、炭酸塩、硫酸塩、塩化物、燐酸塩など
の水溶性無機塩、ならびに燐酸などの無機酸、および水
溶性の有機酸ならびに有機酸塩からなる群から選ばれた
少なくとも1種の化合物である。本発明のAC系硬化剤
組成物と上記の硬化助剤を併用することにより、固結強
度を損なうことなく、珪酸塩系グラウトの硬化時間を数
秒から数十分の範囲に調節することができる。
たり、珪酸塩系グラウトの硬化時間の短縮効果を更に向
上させるために、硬化助剤を併用することができる。本
発明のAC系硬化剤組成物と併用することができる硬化
助剤は、アルカリ金属・アルカリ土類金属またはアルミ
ニウムなど、1〜3価の金属の炭酸水素塩、硫酸水素
塩、燐酸水素塩、炭酸塩、硫酸塩、塩化物、燐酸塩など
の水溶性無機塩、ならびに燐酸などの無機酸、および水
溶性の有機酸ならびに有機酸塩からなる群から選ばれた
少なくとも1種の化合物である。本発明のAC系硬化剤
組成物と上記の硬化助剤を併用することにより、固結強
度を損なうことなく、珪酸塩系グラウトの硬化時間を数
秒から数十分の範囲に調節することができる。
【0028】本発明のAC系硬化剤組成物と併用するこ
とができる硬化助剤の具体例は、炭酸水素塩としては、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどを; 硫酸水
素塩としては、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム
などを; 燐酸水素塩としては、燐酸水素二ナトリウム、
燐酸水素二カリウム、燐酸二水素ナトリウム、燐酸二水
素カリウムなどを; 炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸マグネシウムなどを; 硫酸塩として
は、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウ
ム、硫酸アルミニウムなどを; 塩化物としては、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウムなどを; ま
た、燐酸塩としては、燐酸ナトリウム、燐酸カリウム、
燐酸アルミニウムなどを、それぞれ挙げることができ
る。また、有機酸としては、酢酸、グリコール酸、クエ
ン酸、乳酸など; 有機酸塩としては、グリコール酸ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウムなどを、
それぞれ挙げることができる。前記の硬化助剤のうち、
液状の燐酸または/および水溶性有機酸を選択して併用
すると、取扱い性に優れた液状の硬化剤組成物が得られ
る。
とができる硬化助剤の具体例は、炭酸水素塩としては、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどを; 硫酸水
素塩としては、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム
などを; 燐酸水素塩としては、燐酸水素二ナトリウム、
燐酸水素二カリウム、燐酸二水素ナトリウム、燐酸二水
素カリウムなどを; 炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸マグネシウムなどを; 硫酸塩として
は、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウ
ム、硫酸アルミニウムなどを; 塩化物としては、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウムなどを; ま
た、燐酸塩としては、燐酸ナトリウム、燐酸カリウム、
燐酸アルミニウムなどを、それぞれ挙げることができ
る。また、有機酸としては、酢酸、グリコール酸、クエ
ン酸、乳酸など; 有機酸塩としては、グリコール酸ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウムなどを、
それぞれ挙げることができる。前記の硬化助剤のうち、
液状の燐酸または/および水溶性有機酸を選択して併用
すると、取扱い性に優れた液状の硬化剤組成物が得られ
る。
【0029】なお、本発明のAC系硬化剤組成物は、エ
チレングリコールモノアセテート、エチレングリコール
ジアセテートなどの有機酸エステル類、グリオキザール
などのアルデヒド類とも組み合わせて用いることができ
る。
チレングリコールモノアセテート、エチレングリコール
ジアセテートなどの有機酸エステル類、グリオキザール
などのアルデヒド類とも組み合わせて用いることができ
る。
【0030】本発明の地盤安定化工法は、珪酸ソーダ水
溶液を主剤とし、硬化剤水溶液を組み合わせてなる薬液
を地盤内に注入して硬化させ、地盤を安定化させる方法
において、硬化剤としてECとPCおよび溶解助剤なら
びに水を含んでなり、重量比:EC/PCの値が1以上
である組成物を用いる。
溶液を主剤とし、硬化剤水溶液を組み合わせてなる薬液
を地盤内に注入して硬化させ、地盤を安定化させる方法
において、硬化剤としてECとPCおよび溶解助剤なら
びに水を含んでなり、重量比:EC/PCの値が1以上
である組成物を用いる。
【0031】本発明の地盤安定化工法の態様としては、
主剤の珪酸ソーダに水を加えてA液を、また、本発明の
硬化剤組成物に水を加えてB液を、それぞれ調製し、A
液とB液とを適宜の比率で混合した薬液を地盤内に注入
し硬化させて、地盤を安定化させる方法を例示すること
ができる。具体的には、単管式、二重管式、多重管式な
どの各種の注入管を用いることができ、また、A液とB
液とを予め混合して注入管に導く、A液およびB液を注
入管の基部に設けたY字管にて混合して注入管に導く方
法、A液とB液とをそれぞれ独立に注入管に導いて注入
管内で混合する方法、あるいはA液とB液とをそれぞれ
独立に注入管に導いて注入管から注入しながら地盤内に
おいて合流・混合させるなどの適宜の方法を、硬化時間
や施工性に鑑みて採用することができる。
主剤の珪酸ソーダに水を加えてA液を、また、本発明の
硬化剤組成物に水を加えてB液を、それぞれ調製し、A
液とB液とを適宜の比率で混合した薬液を地盤内に注入
し硬化させて、地盤を安定化させる方法を例示すること
ができる。具体的には、単管式、二重管式、多重管式な
どの各種の注入管を用いることができ、また、A液とB
液とを予め混合して注入管に導く、A液およびB液を注
入管の基部に設けたY字管にて混合して注入管に導く方
法、A液とB液とをそれぞれ独立に注入管に導いて注入
管内で混合する方法、あるいはA液とB液とをそれぞれ
独立に注入管に導いて注入管から注入しながら地盤内に
おいて合流・混合させるなどの適宜の方法を、硬化時間
や施工性に鑑みて採用することができる。
【0032】主剤の珪酸ソーダとしては、従来から珪酸
塩系グラウトに用いられているもの−たとえば、日本工
業規格( JIS K-1408) に規定されている1〜3号珪酸ソ
ーダまたはモル比:SiO2/Na2Oが4〜100 の範囲である
シリカゾルなどを用いることができる。また、商品名
「ニトロック」(日東化学工業社製)を用いることもで
きる。この珪酸ソーダは、低粘性であり、硬化剤の使用
量が少なくても充分満足できる固結強度が得られるの
で、主剤として好適である。固結強度の発現性を得るた
めに、A液中のSiO2 濃度は3〜38重量%、好ましくは
10〜35重量%の範囲とすることがよい。固結を確実に行
うには、A液中のSiO2 100重量部あたり、本発明の硬
化剤組成物5〜850 重量部、好ましくは5〜250 重量部
の範囲で用いることがよい。また、前記のA液に対して
等量のB液を混合して用いるときには、B液 100重量部
あたり、本発明の硬化剤組成物2〜25重量部、好ましく
は3〜15重量部の範囲とすることがよい。
塩系グラウトに用いられているもの−たとえば、日本工
業規格( JIS K-1408) に規定されている1〜3号珪酸ソ
ーダまたはモル比:SiO2/Na2Oが4〜100 の範囲である
シリカゾルなどを用いることができる。また、商品名
「ニトロック」(日東化学工業社製)を用いることもで
きる。この珪酸ソーダは、低粘性であり、硬化剤の使用
量が少なくても充分満足できる固結強度が得られるの
で、主剤として好適である。固結強度の発現性を得るた
めに、A液中のSiO2 濃度は3〜38重量%、好ましくは
10〜35重量%の範囲とすることがよい。固結を確実に行
うには、A液中のSiO2 100重量部あたり、本発明の硬
化剤組成物5〜850 重量部、好ましくは5〜250 重量部
の範囲で用いることがよい。また、前記のA液に対して
等量のB液を混合して用いるときには、B液 100重量部
あたり、本発明の硬化剤組成物2〜25重量部、好ましく
は3〜15重量部の範囲とすることがよい。
【0033】本発明の硬化剤は、低温下でも液状である
ので、取扱いが容易であって、調製された地盤注入用薬
液の注入プラントによる自動注入化が可能であり、施工
システムの簡略化と作業の省力化に寄与する。
ので、取扱いが容易であって、調製された地盤注入用薬
液の注入プラントによる自動注入化が可能であり、施工
システムの簡略化と作業の省力化に寄与する。
【0034】
【実施例】次に、実施例および比較例によって、本発明
を具体的に説明する。本発明は、これら実施例に限定さ
れるものではない。
を具体的に説明する。本発明は、これら実施例に限定さ
れるものではない。
【0035】<実施例および比較例>表1(a) および
(b) に示す量比で各成分を配合して各種の硬化剤組成物
を調製し、各々の性状・物性を観察・測定した。また、
硬化挙動の試験にあたっては、主剤液として、珪酸ソー
ダ(商品名「ニトロック」, 日東化学工業社製) 140ml
に水60mlを加えて得られたA液を用い、また、硬化剤液
としては、表1に示す量比で各成分を配合して調製され
た各種の硬化剤組成物の各10gに、それぞれ水を加えて
200mlとして得られたB液を用いて、組み合わせた。
(b) に示す量比で各成分を配合して各種の硬化剤組成物
を調製し、各々の性状・物性を観察・測定した。また、
硬化挙動の試験にあたっては、主剤液として、珪酸ソー
ダ(商品名「ニトロック」, 日東化学工業社製) 140ml
に水60mlを加えて得られたA液を用い、また、硬化剤液
としては、表1に示す量比で各成分を配合して調製され
た各種の硬化剤組成物の各10gに、それぞれ水を加えて
200mlとして得られたB液を用いて、組み合わせた。
【0036】試験項目と試験方法ならびに評価記号の内
容は、次のとおりである。 ・貯蔵安定性… 表1に示す量比で、各成分を配合して
調製された各種の硬化剤組成物について、凝固点をJIS
K 0065記載の方法に準拠して測定し、また、それぞれ静
置状態で5℃における性状を観察した。評価基準は次記
のとおりである。 ○… 5℃において、澄明な均一液状であるもの。 ×… 凝固点が5℃を超えるもの、また、5℃におい
て、ECの結晶析出やECとPCとの相分離が認められ
るもの。
容は、次のとおりである。 ・貯蔵安定性… 表1に示す量比で、各成分を配合して
調製された各種の硬化剤組成物について、凝固点をJIS
K 0065記載の方法に準拠して測定し、また、それぞれ静
置状態で5℃における性状を観察した。評価基準は次記
のとおりである。 ○… 5℃において、澄明な均一液状であるもの。 ×… 凝固点が5℃を超えるもの、また、5℃におい
て、ECの結晶析出やECとPCとの相分離が認められ
るもの。
【0037】・引火性… 消防法に規定された引火点測
定装置を用いて測定した。 ○… 引火性が、認められないもの。 ×… 引火性が、認められるもの。
定装置を用いて測定した。 ○… 引火性が、認められないもの。 ×… 引火性が、認められるもの。
【0038】・グラウトの硬化挙動… 温度20℃におい
て、等量のA液とB液とを混合し、硬化時間を測定し
た。
て、等量のA液とB液とを混合し、硬化時間を測定し
た。
【0039】・固結強度… 鉄製のモールド (径5cm×
18cm高) に充填した豊浦標準砂 (間隙率:40%) に、
等量のA液とB液を注入し、形成された砂ゲル体につい
て、温度20℃の水中において一日養生後、供試体 (径50
mm× 100mm高) の一軸圧縮強度をJIS A 1216記載の方法
に準拠して測定した。 ○… 圧縮強度の値が、5kg/cm2 以上であるもの。 ×… 圧縮強度の値が、5kg/cm2 未満であるもの。
18cm高) に充填した豊浦標準砂 (間隙率:40%) に、
等量のA液とB液を注入し、形成された砂ゲル体につい
て、温度20℃の水中において一日養生後、供試体 (径50
mm× 100mm高) の一軸圧縮強度をJIS A 1216記載の方法
に準拠して測定した。 ○… 圧縮強度の値が、5kg/cm2 以上であるもの。 ×… 圧縮強度の値が、5kg/cm2 未満であるもの。
【0040】・総合評価 ○… 貯蔵安定性、引火性および硬化挙動の評価が、共
に○であるもの。 ×… 評価項目の内、少なくとも一つの評価が、×であ
るもの。
に○であるもの。 ×… 評価項目の内、少なくとも一つの評価が、×であ
るもの。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】実験No. 1〜10は、主としてECとPCと
の量比の影響を示す。AC系組成物においてEC濃度が
68重量%を超えると、組成物は引火性を示し、その凝固
点が5℃を超えて本発明が目的とする貯蔵安定性が得ら
れない(実験No. 1, 2)。一方、PC濃度が47重量%
を超えたとき、また、ECとPCとの量比が、本発明で
規定する組成範囲をはずれて重量比:EC/PCの値が
1より小さい場合には、本発明が目的とする固結強度が
得られない (実験No. 7〜10)。実験No. 11〜21は、主
として溶解助剤の添加の有無と量比の影響を示す。EC
とPCとの量比が本発明で規定する範囲内であっても、
溶解助剤を用いないか、あるいは、その量比が本発明で
規定する組成範囲をはずれて少ないときには、組成物の
凝固点が5℃を超え、本発明が目的とする貯蔵安定性が
得られない(実験No. 11)。
の量比の影響を示す。AC系組成物においてEC濃度が
68重量%を超えると、組成物は引火性を示し、その凝固
点が5℃を超えて本発明が目的とする貯蔵安定性が得ら
れない(実験No. 1, 2)。一方、PC濃度が47重量%
を超えたとき、また、ECとPCとの量比が、本発明で
規定する組成範囲をはずれて重量比:EC/PCの値が
1より小さい場合には、本発明が目的とする固結強度が
得られない (実験No. 7〜10)。実験No. 11〜21は、主
として溶解助剤の添加の有無と量比の影響を示す。EC
とPCとの量比が本発明で規定する範囲内であっても、
溶解助剤を用いないか、あるいは、その量比が本発明で
規定する組成範囲をはずれて少ないときには、組成物の
凝固点が5℃を超え、本発明が目的とする貯蔵安定性が
得られない(実験No. 11)。
【0044】また、凝固点が5℃以下である組成範囲で
あっても、5℃において、ECの結晶析出や、ECとP
Cとの相分離が認められ、本発明が目的とする組成物が
得られない(実験No. 16,18,20)。一方、溶解助剤の量
比が、本発明で規定する組成範囲を超えて多いときは、
引火性を示し、本発明が目的とする組成物が得られない
(実験No. 14,15)。
あっても、5℃において、ECの結晶析出や、ECとP
Cとの相分離が認められ、本発明が目的とする組成物が
得られない(実験No. 16,18,20)。一方、溶解助剤の量
比が、本発明で規定する組成範囲を超えて多いときは、
引火性を示し、本発明が目的とする組成物が得られない
(実験No. 14,15)。
【0045】実験No. 22〜26は、水の添加量による影響
を示した。水の量比が本発明で規定する組成範囲をはず
れて少ないときは、組成物は引火性を示し、本発明が目
的とする組成物が得られない (実験No. 22)。一方、水
の量比が本発明で規定する組成範囲を超えて多いとき
は、本発明が目的とする固結強度が得られない (実験N
o. 26)。本発明で規定する要件を満たしている組成物
は、引火性を示さず、その凝固点が5℃未満であって、
本発明が目的とする貯蔵安定性が得られ、グラウトの硬
化挙動も満足できる結果が得られた (実験No. 3〜6,1
2,13,17,19,21,23〜25, 27〜29)。
を示した。水の量比が本発明で規定する組成範囲をはず
れて少ないときは、組成物は引火性を示し、本発明が目
的とする組成物が得られない (実験No. 22)。一方、水
の量比が本発明で規定する組成範囲を超えて多いとき
は、本発明が目的とする固結強度が得られない (実験N
o. 26)。本発明で規定する要件を満たしている組成物
は、引火性を示さず、その凝固点が5℃未満であって、
本発明が目的とする貯蔵安定性が得られ、グラウトの硬
化挙動も満足できる結果が得られた (実験No. 3〜6,1
2,13,17,19,21,23〜25, 27〜29)。
【0046】さらに、実験No. 30〜37は、本発明の硬化
剤と硬化助剤とを併用したときの硬化挙動を示す。実験
No. 30〜32は、硬化助剤として、炭酸水素ナトリウム
を、また、実験No.33〜34は、炭酸水素ナトリウムと塩
化カリウムとの組合せを、そして実験No. 35〜37は、液
状の75%燐酸を用いた場合である。本発明の硬化剤と硬
化助剤とを組み合わせることにより、十数分から数秒ま
での広い範囲にわたって、容易に硬化時間の調節が可能
である。
剤と硬化助剤とを併用したときの硬化挙動を示す。実験
No. 30〜32は、硬化助剤として、炭酸水素ナトリウム
を、また、実験No.33〜34は、炭酸水素ナトリウムと塩
化カリウムとの組合せを、そして実験No. 35〜37は、液
状の75%燐酸を用いた場合である。本発明の硬化剤と硬
化助剤とを組み合わせることにより、十数分から数秒ま
での広い範囲にわたって、容易に硬化時間の調節が可能
である。
【0047】
【発明の効果】本発明の珪酸塩系グラウト用硬化剤は、
低温下でも凝固・固結し難く、年間を通じて液状を保つ
ので貯蔵安定性に優れ、しかも硬化時間の短縮効果が大
きく、かつ、高い固結強度が得られる。本発明の珪酸塩
系グラウト用硬化剤は、消防法に規定される危険物に該
当しないAC系硬化剤組成物であり、これを用いること
によって、取扱い性・作業性の良い地盤安定化工法を提
供することができる。
低温下でも凝固・固結し難く、年間を通じて液状を保つ
ので貯蔵安定性に優れ、しかも硬化時間の短縮効果が大
きく、かつ、高い固結強度が得られる。本発明の珪酸塩
系グラウト用硬化剤は、消防法に規定される危険物に該
当しないAC系硬化剤組成物であり、これを用いること
によって、取扱い性・作業性の良い地盤安定化工法を提
供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 進 神奈川県横浜市鶴見区大黒町10番1号 日 東化学工業株式会社中央研究所内 (72)発明者 官野 直也 神奈川県横浜市鶴見区大黒町10番1号 日 東化学工業株式会社中央研究所内 (72)発明者 山村 泉 千葉県木更津市八幡台一丁目7番地の5 (72)発明者 富士川 昭一 千葉県市原市辰巳台東三丁目14番地
Claims (5)
- 【請求項1】アルキレンカーボネートを硬化剤成分とす
る珪酸塩系グラウト用硬化剤において、エチレンカーボ
ネートとプロピレンカーボネートおよび溶解助剤ならび
に水を含んでなり、重量比:エチレンカーボネート/プ
ロピレンカーボネートの値が1以上であることを特徴と
する珪酸塩系グラウト用硬化剤。 - 【請求項2】珪酸塩系グラウト用硬化剤100重量部あ
たり、エチレンカーボネート:47〜65重量部、プロ
ピレンカーボネート:17〜47重量部、溶解助剤:1
〜8重量部、水:5〜10重量部の範囲で組み合わせて
なる請求項1記載の珪酸塩系グラウト用硬化剤。 - 【請求項3】溶解助剤が、グリコール類、グリコールエ
ーテル類およびグリコールジエーテル類からなる群から
選ばれた少なくとも1種である請求項1記載の珪酸塩系
グラウト用硬化剤。 - 【請求項4】珪酸ソーダ水溶液と、その硬化剤とを組み
合わせてなる薬液を地盤内に注入して地盤を安定化させ
るにあたり、硬化剤として請求項1記載の珪酸塩系グラ
ウト用硬化剤を用いることを特徴とする地盤安定化工
法。 - 【請求項5】硬化剤として、請求項1記載の珪酸塩系グ
ラウト用硬化剤と共に、1〜3価の金属の炭酸水素塩、
硫酸水素塩、燐酸水素塩、炭酸塩、硫酸塩、燐酸塩、塩
化物、ならびに無機酸、および水溶性の有機酸ならびに
有機酸塩からなる群から選ばれた少なくとも1種の化合
物を併用する請求項4記載の地盤安定化工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9728494A JPH07305061A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 珪酸塩系グラウト用硬化剤およびこれを用いた地盤安定化工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9728494A JPH07305061A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 珪酸塩系グラウト用硬化剤およびこれを用いた地盤安定化工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305061A true JPH07305061A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14188221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9728494A Pending JPH07305061A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 珪酸塩系グラウト用硬化剤およびこれを用いた地盤安定化工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07305061A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010056539A1 (en) | 2008-10-29 | 2010-05-20 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Treatment of tailings streams |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP9728494A patent/JPH07305061A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010056539A1 (en) | 2008-10-29 | 2010-05-20 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Treatment of tailings streams |
CN102203028A (zh) * | 2008-10-29 | 2011-09-28 | 纳幕尔杜邦公司 | 尾矿流的处理 |
US9011972B2 (en) | 2008-10-29 | 2015-04-21 | E I Du Pont De Nemours And Company | Treatment of tailings streams |
EP2644579A3 (en) * | 2008-10-29 | 2016-06-08 | E. I. du Pont de Nemours and Company | Treatment of tailings streams |
US9481799B2 (en) | 2008-10-29 | 2016-11-01 | The Chemours Company Fc, Llc | Treatment of tailings streams |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0273445B1 (en) | Chemical grout for ground injection and method for accretion | |
US4384894A (en) | Composition and process for modifying gelation of alkali metal silicates | |
US4354875A (en) | Controlling the curing time of alkali metal silicates using derivatives of glyoxal | |
JPH07305061A (ja) | 珪酸塩系グラウト用硬化剤およびこれを用いた地盤安定化工法 | |
JPS5876480A (ja) | アルカリ金属珪酸塩のゲル化調整用組成物およびゲル化調整方法 | |
JP4094285B2 (ja) | 珪酸塩系土質安定用薬液 | |
JP2001098271A (ja) | 地盤固結材 | |
JP4040015B2 (ja) | 地盤注入剤およびそれを用いた地盤注入工法 | |
JPS62199684A (ja) | 土質安定化工法 | |
EP0078365A1 (en) | Composition and process for modifying gelation of alkali metal silicates | |
JP6804059B2 (ja) | 薬液注入工法 | |
JPS5852383A (ja) | 土質安定剤 | |
JP3095431B2 (ja) | 地盤注入用薬液を調製するための硬化剤組成物、地盤注入用薬液を調製する方法及び地盤への薬液注入工法 | |
JP4115924B2 (ja) | 地盤注入剤およびそれを用いた地盤注入工法 | |
JP3524434B2 (ja) | 地盤注入用グラウト材 | |
JPS5832189B2 (ja) | 水ガラス系土壌安定剤用硬化剤 | |
JP3216878B2 (ja) | 地盤注入用グラウト材 | |
JPS59156946A (ja) | 吹付けコンクリ−ト用急結剤 | |
JP4462608B2 (ja) | 珪酸塩系土質安定用薬液およびこれを用いる地盤安定化工法 | |
JPH0362749B2 (ja) | ||
JPS58174489A (ja) | 土質安定化方法 | |
JP3751085B2 (ja) | 土壌安定化方法 | |
JP5394165B2 (ja) | 珪酸塩系土質安定用薬液、およびこれを用いた地盤安定化工法 | |
JP2001181633A (ja) | 沈下防止用地盤注入剤および沈下防止方法 | |
JP5305586B2 (ja) | 地盤注入剤及びそれを用いた地盤注入工法 |