JPH0730464A - スペクトラム拡散復調装置 - Google Patents
スペクトラム拡散復調装置Info
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- JPH0730464A JPH0730464A JP5171741A JP17174193A JPH0730464A JP H0730464 A JPH0730464 A JP H0730464A JP 5171741 A JP5171741 A JP 5171741A JP 17174193 A JP17174193 A JP 17174193A JP H0730464 A JPH0730464 A JP H0730464A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 誤り訂正復号装置の軟判定処理利得を有効に
活用できるスペクトラム拡散復調装置の提供。 【構成】 m情報系列の受信信号とkn 個の異なるm情
報系列の拡散符号間の各相関値を求める演算部1と、相
関値に基づいて受信信号と最大の相関を有する拡散符号
を選択する最適符号選択部2と、選択した拡散符号をn
情報系列の符号情報に逆拡散する逆拡散部3と、逆拡散
符号情報に受信信号と最大の相関を有する相関値を軟判
定情報として付加する情報付加部4を備える。又は、m
情報系列の受信信号とkn 個の異なるm情報系列の拡散
符号間の各相関値を復調すべきn情報系列の単位情報毎
に求める演算部5と、求めた各相関値に基づいて復調す
べき単位情報のk個の各情報要素に対して夫々最大の相
関を有するk個の相関値を選択し、軟判定情報情報とし
て出力する情報選択部6を備える。
活用できるスペクトラム拡散復調装置の提供。 【構成】 m情報系列の受信信号とkn 個の異なるm情
報系列の拡散符号間の各相関値を求める演算部1と、相
関値に基づいて受信信号と最大の相関を有する拡散符号
を選択する最適符号選択部2と、選択した拡散符号をn
情報系列の符号情報に逆拡散する逆拡散部3と、逆拡散
符号情報に受信信号と最大の相関を有する相関値を軟判
定情報として付加する情報付加部4を備える。又は、m
情報系列の受信信号とkn 個の異なるm情報系列の拡散
符号間の各相関値を復調すべきn情報系列の単位情報毎
に求める演算部5と、求めた各相関値に基づいて復調す
べき単位情報のk個の各情報要素に対して夫々最大の相
関を有するk個の相関値を選択し、軟判定情報情報とし
て出力する情報選択部6を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトラム拡散復調装
置に関し、更に詳しくはn情報系列からm情報系列にス
ペクトル拡散されたスペクトラム拡散信号をn情報系列
の符号情報に受信復調するためのスペクトラム拡散復調
装置に関する。この種のスペクトラム拡散復調装置は、
例えば衛星通信のように誤り訂正を必要とするディジタ
ルデータ通信に用いられている。
置に関し、更に詳しくはn情報系列からm情報系列にス
ペクトル拡散されたスペクトラム拡散信号をn情報系列
の符号情報に受信復調するためのスペクトラム拡散復調
装置に関する。この種のスペクトラム拡散復調装置は、
例えば衛星通信のように誤り訂正を必要とするディジタ
ルデータ通信に用いられている。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のスペクトラム拡散通信シス
テムの構成を示す図で、図において11は符号器、12
はスペクトラム拡散符号化部、13はシリアル−パラレ
ル変換器(S/P)、14は拡散回路、15はパラレル
−シリアル変換器(P/S)、16は一次変調回路、1
7は送信回路、21は受信回路、22は一次復調回路、
23はスペクトラム拡散復号化部、24はシリアル−パ
ラレル変換器(S/P)、25は相関値計算回路、26
は最適符号選択回路、27は逆拡散回路、28はパラレ
ル−シリアル変換器(P/S)、29は誤り訂正復号回
路である。
テムの構成を示す図で、図において11は符号器、12
はスペクトラム拡散符号化部、13はシリアル−パラレ
ル変換器(S/P)、14は拡散回路、15はパラレル
−シリアル変換器(P/S)、16は一次変調回路、1
7は送信回路、21は受信回路、22は一次復調回路、
23はスペクトラム拡散復号化部、24はシリアル−パ
ラレル変換器(S/P)、25は相関値計算回路、26
は最適符号選択回路、27は逆拡散回路、28はパラレ
ル−シリアル変換器(P/S)、29は誤り訂正復号回
路である。
【0003】送信側において、符号器11からの2値信
号(k=2)をシリアル−パラレル変換器13でnビッ
トのパラレルデータブロックとし、これを拡散回路14
でmビットの拡散符号に変換する。更に、パラレル−シ
リアル変換器15で再度シリアルデータ列に戻し、これ
を一次変調回路16に入力する。従って、ここでの帯域
拡大率は略10log10(m/n)〔dB〕となる。
号(k=2)をシリアル−パラレル変換器13でnビッ
トのパラレルデータブロックとし、これを拡散回路14
でmビットの拡散符号に変換する。更に、パラレル−シ
リアル変換器15で再度シリアルデータ列に戻し、これ
を一次変調回路16に入力する。従って、ここでの帯域
拡大率は略10log10(m/n)〔dB〕となる。
【0004】受信側において、一次復調回路22で復調
された軟判定信号(受信信号)をシリアル−パラレル変
換器24でmビットのパラレルデータブロックとし、更
に相関値計算回路25で該受信信号と内部に持つ2n 個
の異なるmビットの拡散符号との間の各相関値を求め
る。最適符号選択回路26は得られた各相関値に基づい
て最も相関の大きい拡散符号を選択し、これを出力す
る。そして、逆拡散回路27では最適符号選択回路26
から出力されたmビットの拡散符号をnビットの2値信
号に逆拡散し、更にこれをパラレル−シリアル変換器2
8でシリアルデータ列に変換して誤り訂正復号回路29
に出力する。
された軟判定信号(受信信号)をシリアル−パラレル変
換器24でmビットのパラレルデータブロックとし、更
に相関値計算回路25で該受信信号と内部に持つ2n 個
の異なるmビットの拡散符号との間の各相関値を求め
る。最適符号選択回路26は得られた各相関値に基づい
て最も相関の大きい拡散符号を選択し、これを出力す
る。そして、逆拡散回路27では最適符号選択回路26
から出力されたmビットの拡散符号をnビットの2値信
号に逆拡散し、更にこれをパラレル−シリアル変換器2
8でシリアルデータ列に変換して誤り訂正復号回路29
に出力する。
【0005】図10は従来のスペクトラム拡散復調動作
を説明する図で、n=2,m=5とした場合の具体的動
作を説明する。符号器11からの2ビットデータ「0
0」は拡散回路14で対応する5ビットの拡散符号デー
タ「00000」に変換され、送信される。受信側で
は、一次復調回路22の出力の軟判定信号Y0 〜Y4 と
2n 個の拡散符号データX0 〜X4との間の各相関値R
0 〜R3 を求める。最適符号選択回路26は得られた相
関値R0 〜R3 に基づいて最も相関の大きい拡散符号デ
ータ(この例では「00000」)を選択して出力す
る。そして、逆拡散回路27ではこの拡散符号データ
「00000」を対応する2ビットの2値データ「0
0」に逆拡散し、これを誤り訂正復号回路29に出力す
る。
を説明する図で、n=2,m=5とした場合の具体的動
作を説明する。符号器11からの2ビットデータ「0
0」は拡散回路14で対応する5ビットの拡散符号デー
タ「00000」に変換され、送信される。受信側で
は、一次復調回路22の出力の軟判定信号Y0 〜Y4 と
2n 個の拡散符号データX0 〜X4との間の各相関値R
0 〜R3 を求める。最適符号選択回路26は得られた相
関値R0 〜R3 に基づいて最も相関の大きい拡散符号デ
ータ(この例では「00000」)を選択して出力す
る。そして、逆拡散回路27ではこの拡散符号データ
「00000」を対応する2ビットの2値データ「0
0」に逆拡散し、これを誤り訂正復号回路29に出力す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
スペクトラム拡散復号化部では、選択した最も相関の大
きいmビットの拡散符号データを対応するnビットの2
値信号に逆拡散(硬判定)し、これを誤り訂正復号回路
に出力していた。このため、誤り訂正復号回路として例
えば軟判定ビタビ復号器のような軟判定信号を処理可能
な復号器を使用して該復号器による軟判定処理利得を得
ようとしても、その入力信号は既に2値信号に硬判定さ
れているnビットデータのみであるために、軟判定処理
利得を得ることは不可能であった。
スペクトラム拡散復号化部では、選択した最も相関の大
きいmビットの拡散符号データを対応するnビットの2
値信号に逆拡散(硬判定)し、これを誤り訂正復号回路
に出力していた。このため、誤り訂正復号回路として例
えば軟判定ビタビ復号器のような軟判定信号を処理可能
な復号器を使用して該復号器による軟判定処理利得を得
ようとしても、その入力信号は既に2値信号に硬判定さ
れているnビットデータのみであるために、軟判定処理
利得を得ることは不可能であった。
【0007】本発明の目的は、誤り訂正復号装置の軟判
定処理利得を有効に活用できるスペクトラム拡散復調装
置を提供することにある。
定処理利得を有効に活用できるスペクトラム拡散復調装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
スペクトラム拡散復調装置は、n情報系列からm情報系
列にスペクトル拡散されたスペクトラム拡散信号をn情
報系列の符号情報に受信復調するためのスペクトラム拡
散復調装置において、m情報系列の受信信号とkn 個の
異なるm情報系列の拡散符号との間の各相関値を求める
演算部1と、前記求めた相関値に基づいて前記受信信号
と最大の相関を有する前記拡散符号を選択する最適符号
選択部2と、前記選択した拡散符号をn情報系列の符号
情報に逆拡散する逆拡散部3と、前記逆拡散した符号情
報に前記受信信号と最大の相関を有する相関値を軟判定
情報として付加する情報付加部4とを備えるものであ
る。
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
スペクトラム拡散復調装置は、n情報系列からm情報系
列にスペクトル拡散されたスペクトラム拡散信号をn情
報系列の符号情報に受信復調するためのスペクトラム拡
散復調装置において、m情報系列の受信信号とkn 個の
異なるm情報系列の拡散符号との間の各相関値を求める
演算部1と、前記求めた相関値に基づいて前記受信信号
と最大の相関を有する前記拡散符号を選択する最適符号
選択部2と、前記選択した拡散符号をn情報系列の符号
情報に逆拡散する逆拡散部3と、前記逆拡散した符号情
報に前記受信信号と最大の相関を有する相関値を軟判定
情報として付加する情報付加部4とを備えるものであ
る。
【0009】また本発明(2)のスペクトラム拡散復調
装置は、m情報系列の受信信号とk n 個の異なるm情報
系列の拡散符号との間の各ユークリッド距離を求める演
算部1と、前記求めたユークリッド距離に基づいて前記
受信信号と最短の距離を有する前記拡散符号を選択する
最適符号選択部2と、前記選択した拡散符号をn情報系
列の符号情報に逆拡散する逆拡散部3と、前記逆拡散し
た符号情報に前記受信信号と最短の距離を有するユーク
リッド距離を軟判定情報として付加する情報付加部4と
を備えるものである。
装置は、m情報系列の受信信号とk n 個の異なるm情報
系列の拡散符号との間の各ユークリッド距離を求める演
算部1と、前記求めたユークリッド距離に基づいて前記
受信信号と最短の距離を有する前記拡散符号を選択する
最適符号選択部2と、前記選択した拡散符号をn情報系
列の符号情報に逆拡散する逆拡散部3と、前記逆拡散し
た符号情報に前記受信信号と最短の距離を有するユーク
リッド距離を軟判定情報として付加する情報付加部4と
を備えるものである。
【0010】また上記の課題は図1の(B)の構成によ
り解決される。即ち、本発明(4)のスペクトラム拡散
復調装置は、n情報系列からm情報系列にスペクトル拡
散されたスペクトラム拡散信号をn情報系列の符号情報
に受信復調するためのスペクトラム拡散復調装置におい
て、m情報系列の受信信号とkn 個の異なるm情報系列
の拡散符号との間の各相関値を復調すべきn情報系列の
単位情報毎に求める演算部5と、前記単位情報毎に求め
た各相関値に基づいて復調すべき単位情報のk個の各情
報要素に対して夫々最大の相関を有するk個の相関値を
選択し、これらを軟判定情報情報として出力する情報選
択部6とを備えるものである。
り解決される。即ち、本発明(4)のスペクトラム拡散
復調装置は、n情報系列からm情報系列にスペクトル拡
散されたスペクトラム拡散信号をn情報系列の符号情報
に受信復調するためのスペクトラム拡散復調装置におい
て、m情報系列の受信信号とkn 個の異なるm情報系列
の拡散符号との間の各相関値を復調すべきn情報系列の
単位情報毎に求める演算部5と、前記単位情報毎に求め
た各相関値に基づいて復調すべき単位情報のk個の各情
報要素に対して夫々最大の相関を有するk個の相関値を
選択し、これらを軟判定情報情報として出力する情報選
択部6とを備えるものである。
【0011】また本発明(5)のスペクトラム拡散復調
装置は、n情報系列からm情報系列にスペクトル拡散さ
れたスペクトラム拡散信号をn情報系列の符号情報に受
信復調するためのスペクトラム拡散復調装置において、
m情報系列の受信信号とkn個の異なるm情報系列の拡
散符号との間の各ユークリッド距離を復調すべきn情報
系列の単位情報毎に求める演算部5と、前記単位情報毎
に求めた各ユークリッド距離に基づいて復調すべき単位
情報のk個の各情報要素に対して夫々最短の距離を有す
るk個のユークリッド距離を選択し、これらを軟判定情
報情報として出力する情報選択部6とを備えるものであ
る。
装置は、n情報系列からm情報系列にスペクトル拡散さ
れたスペクトラム拡散信号をn情報系列の符号情報に受
信復調するためのスペクトラム拡散復調装置において、
m情報系列の受信信号とkn個の異なるm情報系列の拡
散符号との間の各ユークリッド距離を復調すべきn情報
系列の単位情報毎に求める演算部5と、前記単位情報毎
に求めた各ユークリッド距離に基づいて復調すべき単位
情報のk個の各情報要素に対して夫々最短の距離を有す
るk個のユークリッド距離を選択し、これらを軟判定情
報情報として出力する情報選択部6とを備えるものであ
る。
【0012】
【作用】なお、ここでは、説明及び理解の簡単のために
k=2の場合のビット情報を例として作用を説明する。
図1の(A)の本発明(1)のスペクトラム拡散復調装
置においては、演算部1はmビット系列の受信信号と2
n 個の異なるmビット系列の拡散符号との間の各相関値
Rj (j=1〜n)を求める。最適符号選択部2は前記
求めた相関値R j に基づいて前記受信信号と最大の相関
を有する前記拡散符号を選択する。逆拡散部3は前記選
択した拡散符号をnビット系列の符号情報に逆拡散す
る。そして、情報付加部4は前記逆拡散した符号情報に
前記受信信号と最大の相関を有する相関値Rmax を軟判
定情報として付加する。従って、例えばビタビ復号器の
ような軟判定信号を処理可能な誤り訂正復号器に対して
有効な軟判定情報(尤度情報)を提供でき、もってその
軟判定処理利得を有効に活用できる。
k=2の場合のビット情報を例として作用を説明する。
図1の(A)の本発明(1)のスペクトラム拡散復調装
置においては、演算部1はmビット系列の受信信号と2
n 個の異なるmビット系列の拡散符号との間の各相関値
Rj (j=1〜n)を求める。最適符号選択部2は前記
求めた相関値R j に基づいて前記受信信号と最大の相関
を有する前記拡散符号を選択する。逆拡散部3は前記選
択した拡散符号をnビット系列の符号情報に逆拡散す
る。そして、情報付加部4は前記逆拡散した符号情報に
前記受信信号と最大の相関を有する相関値Rmax を軟判
定情報として付加する。従って、例えばビタビ復号器の
ような軟判定信号を処理可能な誤り訂正復号器に対して
有効な軟判定情報(尤度情報)を提供でき、もってその
軟判定処理利得を有効に活用できる。
【0013】また本発明(2)のスペクトラム拡散復調
装置においては、演算部1はmビット系列の受信信号と
2n 個の異なるmビット系列の拡散符号との間の各ユー
クリッド距離Dj (j=1〜n)を求める。最適符号選
択部2は前記求めたユークリッド距離Dj に基づいて前
記受信信号と最短の距離を有する前記拡散符号を選択す
る。逆拡散部3は前記選択した拡散符号をnビット系列
の符号情報に逆拡散する。そして、情報付加部4は前記
逆拡散した符号情報に前記受信信号と最短の距離を有す
るユークリッド距離Dmin を軟判定情報として付加す
る。従って、上記同様にしてビタビ復号器のような軟判
定信号を処理可能な誤り訂正復号器の軟判定処理利得を
有効に活用できる。
装置においては、演算部1はmビット系列の受信信号と
2n 個の異なるmビット系列の拡散符号との間の各ユー
クリッド距離Dj (j=1〜n)を求める。最適符号選
択部2は前記求めたユークリッド距離Dj に基づいて前
記受信信号と最短の距離を有する前記拡散符号を選択す
る。逆拡散部3は前記選択した拡散符号をnビット系列
の符号情報に逆拡散する。そして、情報付加部4は前記
逆拡散した符号情報に前記受信信号と最短の距離を有す
るユークリッド距離Dmin を軟判定情報として付加す
る。従って、上記同様にしてビタビ復号器のような軟判
定信号を処理可能な誤り訂正復号器の軟判定処理利得を
有効に活用できる。
【0014】ところで、一般に、ビタビ復号器のような
軟判定信号を処理可能な誤り訂正復号器においては、復
号すべきnビットデータのビット毎に軟判定情報を必要
としている。そこで、好ましくは、情報付加部4は逆拡
散したnビット系列の符号情報のビット毎に受信信号と
最大の相関を有する相関値Rmax 又は受信信号と最短の
距離を有するユークリッド距離Dmin を軟判定情報とし
て付加する。
軟判定信号を処理可能な誤り訂正復号器においては、復
号すべきnビットデータのビット毎に軟判定情報を必要
としている。そこで、好ましくは、情報付加部4は逆拡
散したnビット系列の符号情報のビット毎に受信信号と
最大の相関を有する相関値Rmax 又は受信信号と最短の
距離を有するユークリッド距離Dmin を軟判定情報とし
て付加する。
【0015】また図1の(B)の本発明(4)のスペク
トラム拡散復調装置においては、演算部5はmビット系
列の受信信号と2n 個の異なるmビット系列の拡散符号
との間の各相関値Rj を復調すべきnビット系列のビッ
ト毎に求める。そして、情報選択部6は前記ビット毎に
求めた各相関値Rj1〜Rjnの時系列に基づいて復調すべ
き各ビット情報の「0」に最大の相関を有する相関値R
(0)max1〜R(0) maxnと復調すべき各ビット情報の
「1」に最大の相関を有する相関値R(1)ma x1〜R
(1)maxnとの対を時系列に選択し、これらを軟判定情
報情報として出力する。従って、軟判定ビタビ復号器の
ような軟判定信号を処理可能な誤り訂正復号器に対して
有効な「0」及び「1」の軟判定情報(尤度情報)の対
をビット毎に直接提供でき、もってその軟判定処理利得
をフルに活用できる。
トラム拡散復調装置においては、演算部5はmビット系
列の受信信号と2n 個の異なるmビット系列の拡散符号
との間の各相関値Rj を復調すべきnビット系列のビッ
ト毎に求める。そして、情報選択部6は前記ビット毎に
求めた各相関値Rj1〜Rjnの時系列に基づいて復調すべ
き各ビット情報の「0」に最大の相関を有する相関値R
(0)max1〜R(0) maxnと復調すべき各ビット情報の
「1」に最大の相関を有する相関値R(1)ma x1〜R
(1)maxnとの対を時系列に選択し、これらを軟判定情
報情報として出力する。従って、軟判定ビタビ復号器の
ような軟判定信号を処理可能な誤り訂正復号器に対して
有効な「0」及び「1」の軟判定情報(尤度情報)の対
をビット毎に直接提供でき、もってその軟判定処理利得
をフルに活用できる。
【0016】また本発明(5)のスペクトラム拡散復調
装置においては、演算部5はmビット系列の受信信号と
2n 個の異なるmビット系列の拡散符号との間の各ユー
クリッド距離Dj を復調すべきnビット系列のビット毎
に求める。そして、情報選択部6は前記ビット毎に求め
た各ユークリッド距離Dj1〜Djnの時系列に基づいて復
調すべきビット情報の「0」に最短の距離を有するユー
クリッド距離D(0) min1〜D(0)minnと復調すべき
ビット情報の「1」に最短の距離を有するユークリッド
距離D(1)min1〜D(1)minnとの対を時系列に選択
し、これらを軟判定情報として出力する。従って、上記
同様にしてビタビ復号器のような軟判定信号を処理可能
な誤り訂正復号器の軟判定処理利得をフルに活用でき
る。
装置においては、演算部5はmビット系列の受信信号と
2n 個の異なるmビット系列の拡散符号との間の各ユー
クリッド距離Dj を復調すべきnビット系列のビット毎
に求める。そして、情報選択部6は前記ビット毎に求め
た各ユークリッド距離Dj1〜Djnの時系列に基づいて復
調すべきビット情報の「0」に最短の距離を有するユー
クリッド距離D(0) min1〜D(0)minnと復調すべき
ビット情報の「1」に最短の距離を有するユークリッド
距離D(1)min1〜D(1)minnとの対を時系列に選択
し、これらを軟判定情報として出力する。従って、上記
同様にしてビタビ復号器のような軟判定信号を処理可能
な誤り訂正復号器の軟判定処理利得をフルに活用でき
る。
【0017】以上の如く本発明においては、受信したス
ペクトラム拡散信号の逆拡散復調時において、内部に持
つ拡散符号との間の尤度情報を抽出してこれを軟判定情
報として付加し、又は軟判定情報として直接に出力する
ことにより復号器の持つ軟判定処理利得を有効に活用す
るものである。
ペクトラム拡散信号の逆拡散復調時において、内部に持
つ拡散符号との間の尤度情報を抽出してこれを軟判定情
報として付加し、又は軟判定情報として直接に出力する
ことにより復号器の持つ軟判定処理利得を有効に活用す
るものである。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は第1実施例のス
ペクトラム拡散復調装置のブロック図で、図において7
はシリアル−パラレル変換器(S/P)、1は演算部、
11 はその演算回路、1 2 は2n 個の異なるmビット系
列の拡散符号情報を記憶している拡散符号テーブル(例
えばROM)、2は最適符号選択部、21 はそのコンパ
レータ(CMP)、22 ,23 はレジスタ(REG)、
3は逆拡散部、4は情報付加部、そして、8はパラレル
−シリアル変換器(P/S)である。なお、これ以外の
部分の構成については図9と同様で良い。
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は第1実施例のス
ペクトラム拡散復調装置のブロック図で、図において7
はシリアル−パラレル変換器(S/P)、1は演算部、
11 はその演算回路、1 2 は2n 個の異なるmビット系
列の拡散符号情報を記憶している拡散符号テーブル(例
えばROM)、2は最適符号選択部、21 はそのコンパ
レータ(CMP)、22 ,23 はレジスタ(REG)、
3は逆拡散部、4は情報付加部、そして、8はパラレル
−シリアル変換器(P/S)である。なお、これ以外の
部分の構成については図9と同様で良い。
【0019】一次復調回路22で復調された軟判定信号
(受信信号)をシリアル−パラレル変換器7でmビット
のパラレルデータブロックとし、更に演算部1の演算回
路1 1 でmビットの受信信号Yi と拡散符号テーブル1
2 の2n 個の異なるmビットの拡散符号Xi との間の各
相関値Rj (j=0〜2n −1)を順次(但し、順番は
問わない)求める。最適符号選択部2は得られた各相関
値Rj に基づいて最も相関の大きい拡散符号を選択す
る。
(受信信号)をシリアル−パラレル変換器7でmビット
のパラレルデータブロックとし、更に演算部1の演算回
路1 1 でmビットの受信信号Yi と拡散符号テーブル1
2 の2n 個の異なるmビットの拡散符号Xi との間の各
相関値Rj (j=0〜2n −1)を順次(但し、順番は
問わない)求める。最適符号選択部2は得られた各相関
値Rj に基づいて最も相関の大きい拡散符号を選択す
る。
【0020】即ち、コンパレータ21 は現時点に得られ
た相関値Rj (入力端子A)と一つ前の時点に得られた
相関値Rj-1 (入力端子B)とを比較することによりA
>Bの場合に論理1レベルを出力する。レジスタ2
2 は、コンパレータ21 の出力の論理1レベルにより付
勢されることにより、最終的に各相関値Rj の内の最大
の相関値Rmax を保持する。また同時に、レジスタ23
は最大の相関値Rmax に対応する最適の拡散符号を記憶
する。
た相関値Rj (入力端子A)と一つ前の時点に得られた
相関値Rj-1 (入力端子B)とを比較することによりA
>Bの場合に論理1レベルを出力する。レジスタ2
2 は、コンパレータ21 の出力の論理1レベルにより付
勢されることにより、最終的に各相関値Rj の内の最大
の相関値Rmax を保持する。また同時に、レジスタ23
は最大の相関値Rmax に対応する最適の拡散符号を記憶
する。
【0021】更に、逆拡散部3はレジスタ23 が保持し
た最適の拡散符号を対応するnビット系列の符号情報に
逆拡散する。情報付加部4は、この逆拡散した符号情報
に対して、レジスタ22 が保持した最大の相関値Rmax
を好ましくは正規化及び所定のフォーマットに整えた軟
判定情報と成して、付加する。そして、パラレル−シリ
アル変換器8は得られたデータをシリアルデータ列に変
換して、後段の誤り訂正復号回路29に出力する。
た最適の拡散符号を対応するnビット系列の符号情報に
逆拡散する。情報付加部4は、この逆拡散した符号情報
に対して、レジスタ22 が保持した最大の相関値Rmax
を好ましくは正規化及び所定のフォーマットに整えた軟
判定情報と成して、付加する。そして、パラレル−シリ
アル変換器8は得られたデータをシリアルデータ列に変
換して、後段の誤り訂正復号回路29に出力する。
【0022】なお、上記演算部1の演算回路11 はmビ
ットの受信信号Yi と拡散符号テーブル12 の2n 個の
異なるmビットの拡散符号Xi との間の各ユークリッド
距離Dj (j=0〜2n −1)を順次(但し、順番は問
わない)求めるものであっても良い。この場合のコンパ
レータ21 は現時点に得られた相関値Rj (入力端子
A)と一つ前の時点に得られた相関値Rj-1 (入力端子
B)とを比較することによりA<Bの場合に論理1レベ
ルを出力する。
ットの受信信号Yi と拡散符号テーブル12 の2n 個の
異なるmビットの拡散符号Xi との間の各ユークリッド
距離Dj (j=0〜2n −1)を順次(但し、順番は問
わない)求めるものであっても良い。この場合のコンパ
レータ21 は現時点に得られた相関値Rj (入力端子
A)と一つ前の時点に得られた相関値Rj-1 (入力端子
B)とを比較することによりA<Bの場合に論理1レベ
ルを出力する。
【0023】図3は第1実施例のスペクトラム拡散復調
動作を説明する図で、この例は軟判定情報が相関値の場
合を示しており、n=2,m=5とした場合の具体的動
作を以下に説明する。例えば図3の(A)に示す如く、
受信信号の軟判定信号Y0 〜Y4 のブロックが入力した
とする。演算回路11 は受信信号Y0 〜Y4 と拡散符号
テーブル12の4種類(j=0〜3)の各拡散符号x0
〜x4 との間の各相関値R0 〜R3 を計算する。具体的
には、受信符号Y0 〜Y4 (但し、−1≦Yi ≦1)と
し、かつ拡散符号x0 〜x4 (但し、xi =0又は1)
とする時に、xi =0ならXi=−1、xi =1ならX
i =1として、各相関値Rj (j=0〜3)を、 Rj =Σ(Xi ・Yi ) (i=0〜4) により求める。
動作を説明する図で、この例は軟判定情報が相関値の場
合を示しており、n=2,m=5とした場合の具体的動
作を以下に説明する。例えば図3の(A)に示す如く、
受信信号の軟判定信号Y0 〜Y4 のブロックが入力した
とする。演算回路11 は受信信号Y0 〜Y4 と拡散符号
テーブル12の4種類(j=0〜3)の各拡散符号x0
〜x4 との間の各相関値R0 〜R3 を計算する。具体的
には、受信符号Y0 〜Y4 (但し、−1≦Yi ≦1)と
し、かつ拡散符号x0 〜x4 (但し、xi =0又は1)
とする時に、xi =0ならXi=−1、xi =1ならX
i =1として、各相関値Rj (j=0〜3)を、 Rj =Σ(Xi ・Yi ) (i=0〜4) により求める。
【0024】一例の受信信号Y0 〜Y4 は、仮に−1≦
Yi <0ならyi =0、0≦Yi ≦1ならyi =1によ
って単純に復調したとすると、5ビットの2値信号「0
0110」になる。ちなみに、送信側では拡散符号「0
0000」を送信したものである。そこで、図3の
(A)にはこの2値信号「00110」に類似したj=
0の拡散符号「00000」とj=3の拡散符号「11
110」とを併せてプロットしてある。図からも明らか
なように、相関値R0 とR3 とについてはR0 >R 3 の
関係にある。同様にしてこの例ではR0 >R1 ,R0 >
R2 の関係にある。そこで、最適符号選択部2は相関の
一番大きいj=0の拡散符号「00000」を選択して
これを逆拡散部3に渡す。また同時にこの最適符号の相
関値R0 は情報付加部4に渡される。逆拡散部3では最
適の拡散符号「00000」から対応する2ビットの符
号「00」への逆拡散を行い、これを情報付加部4に渡
す。そして、情報付加部4では最適符号の相関値R0 を
規格化すると共に、逆拡散部3の出力の2ビット符号
「00」の各ビットに対して、相関値R0 の規格化した
軟判定情報を分配して付加する。又は分配しないで付加
しても良い。
Yi <0ならyi =0、0≦Yi ≦1ならyi =1によ
って単純に復調したとすると、5ビットの2値信号「0
0110」になる。ちなみに、送信側では拡散符号「0
0000」を送信したものである。そこで、図3の
(A)にはこの2値信号「00110」に類似したj=
0の拡散符号「00000」とj=3の拡散符号「11
110」とを併せてプロットしてある。図からも明らか
なように、相関値R0 とR3 とについてはR0 >R 3 の
関係にある。同様にしてこの例ではR0 >R1 ,R0 >
R2 の関係にある。そこで、最適符号選択部2は相関の
一番大きいj=0の拡散符号「00000」を選択して
これを逆拡散部3に渡す。また同時にこの最適符号の相
関値R0 は情報付加部4に渡される。逆拡散部3では最
適の拡散符号「00000」から対応する2ビットの符
号「00」への逆拡散を行い、これを情報付加部4に渡
す。そして、情報付加部4では最適符号の相関値R0 を
規格化すると共に、逆拡散部3の出力の2ビット符号
「00」の各ビットに対して、相関値R0 の規格化した
軟判定情報を分配して付加する。又は分配しないで付加
しても良い。
【0025】従って、後段のビタビ復号器のような軟判
定信号を処理可能な誤り訂正復号器においては、誤り訂
正復号の際にこれらの付加された軟判定情報を有効に利
用できる。なお、受信信号の軟判定信号Y0 〜Y4 は図
3の(B)に示す如くQPSK変調された信号に対する
一次復調信号であっても良い。この場合は、受信した最
初の一組の軟判定信号Y0 とY1 (即ち、Y01)は直交
I,Q軸のI軸に投影した振幅信号Y0 とQ軸に投影し
た振幅信号Y1 と考えれば良い。次の一組の軟判定信号
Y2 とY3 (即ち、Y23)についても同様に理解され
る。なお、QPSK復調信号の場合はmは偶数である方
が処理簡単である。同様にして、本実施例はBPSK又
は8PSK以上による復調信号にも、更にはQAMによ
る復調信号にも、あるいはASKのような振幅変調や、
FSK,GMSKのような周波数変調、その他に対して
も適用可能である。
定信号を処理可能な誤り訂正復号器においては、誤り訂
正復号の際にこれらの付加された軟判定情報を有効に利
用できる。なお、受信信号の軟判定信号Y0 〜Y4 は図
3の(B)に示す如くQPSK変調された信号に対する
一次復調信号であっても良い。この場合は、受信した最
初の一組の軟判定信号Y0 とY1 (即ち、Y01)は直交
I,Q軸のI軸に投影した振幅信号Y0 とQ軸に投影し
た振幅信号Y1 と考えれば良い。次の一組の軟判定信号
Y2 とY3 (即ち、Y23)についても同様に理解され
る。なお、QPSK復調信号の場合はmは偶数である方
が処理簡単である。同様にして、本実施例はBPSK又
は8PSK以上による復調信号にも、更にはQAMによ
る復調信号にも、あるいはASKのような振幅変調や、
FSK,GMSKのような周波数変調、その他に対して
も適用可能である。
【0026】図4は第1実施例の他のスペクトラム拡散
復調動作を説明する図で、この例は軟判定情報がユーク
リッド距離の場合を示しており、上記同様にしてn=
2,m=5とした場合の具体的動作を以下に説明する。
図4の(A)に示す如く、受信信号の軟判定信号Y0 〜
Y4 のブロックが入力したとする。演算回路11 は受信
信号Y0 〜Y4 と拡散符号テーブル12 の4種類(j=
0〜3)の拡散符号X0 〜X4 との間の各ユークリッド
距離D0 〜D3を計算する。具体的には、受信符号Y0
〜Y4 (但し、−1≦Yi ≦1)とし、かつ拡散符号x
0 〜x4 (但し、xi =0又は1)とする時に、xi =
0ならX i =−1、xi =1ならXi =1として、各ユ
ークリッド距離Dj (j=0〜3)を、 Dj =Σ|Xi −Yi | (i=0〜4) により求める。
復調動作を説明する図で、この例は軟判定情報がユーク
リッド距離の場合を示しており、上記同様にしてn=
2,m=5とした場合の具体的動作を以下に説明する。
図4の(A)に示す如く、受信信号の軟判定信号Y0 〜
Y4 のブロックが入力したとする。演算回路11 は受信
信号Y0 〜Y4 と拡散符号テーブル12 の4種類(j=
0〜3)の拡散符号X0 〜X4 との間の各ユークリッド
距離D0 〜D3を計算する。具体的には、受信符号Y0
〜Y4 (但し、−1≦Yi ≦1)とし、かつ拡散符号x
0 〜x4 (但し、xi =0又は1)とする時に、xi =
0ならX i =−1、xi =1ならXi =1として、各ユ
ークリッド距離Dj (j=0〜3)を、 Dj =Σ|Xi −Yi | (i=0〜4) により求める。
【0027】上記同様にして図4の(A)には受信信号
Y0 〜Y4 に類似したj=0の拡散符号「00000」
とj=3の拡散符号「11110」とを併せてプロット
してある。図からも明らかなように、ユークリッド距離
D0 とD3 とについてはD0<D3 の関係にある。同様
にしてこの例ではD0 <D1 ,D0 <D2 の関係にあ
る。そこで、最適符号選択部2は距離の一番小さなj=
0の拡散符号「00000」を選択してこれを逆拡散部
3に渡す。また同時にこの最適符号のユークリッド距離
D0 は情報付加部4に渡される。逆拡散部3では最適の
拡散符号「00000」から対応する2ビットの符号
「00」への逆拡散を行い、これを情報付加部4に渡
す。そして、情報付加部4では最適符号のユークリッド
距離D0 を規格化すると共に、逆拡散部3の出力の2ビ
ット符号「00」の各ビットに対して、ユークリッド距
離D0 の規格化した軟判定情報を分配して付加する。又
は分配しないで付加しても良い。
Y0 〜Y4 に類似したj=0の拡散符号「00000」
とj=3の拡散符号「11110」とを併せてプロット
してある。図からも明らかなように、ユークリッド距離
D0 とD3 とについてはD0<D3 の関係にある。同様
にしてこの例ではD0 <D1 ,D0 <D2 の関係にあ
る。そこで、最適符号選択部2は距離の一番小さなj=
0の拡散符号「00000」を選択してこれを逆拡散部
3に渡す。また同時にこの最適符号のユークリッド距離
D0 は情報付加部4に渡される。逆拡散部3では最適の
拡散符号「00000」から対応する2ビットの符号
「00」への逆拡散を行い、これを情報付加部4に渡
す。そして、情報付加部4では最適符号のユークリッド
距離D0 を規格化すると共に、逆拡散部3の出力の2ビ
ット符号「00」の各ビットに対して、ユークリッド距
離D0 の規格化した軟判定情報を分配して付加する。又
は分配しないで付加しても良い。
【0028】従って、この場合も後段のビタビ復号器の
ような軟判定信号を処理可能な誤り訂正復号器において
は、誤り訂正復号の際にこれらの付加された軟判定情報
を有効に利用できる。なお、受信信号の軟判定信号Y0
〜Y4 は図4の(B)に示す如くQPSKによる一次復
調信号であっても良い。この場合のユークリッド距離は
受信符号点Y 01と4つの拡散符号点H00,H01,H10,
H11との間の距離d00,d01,d10,d11として理解さ
れる。Y23についても同様である。同様にして、本実施
例はBPSK又は8PSK以上による復調信号にも、更
にはQAMによる復調信号にも、あるいはASKのよう
な振幅変調や、FSK,GMSKのような周波数変調、
その他に対しても適用可能である。
ような軟判定信号を処理可能な誤り訂正復号器において
は、誤り訂正復号の際にこれらの付加された軟判定情報
を有効に利用できる。なお、受信信号の軟判定信号Y0
〜Y4 は図4の(B)に示す如くQPSKによる一次復
調信号であっても良い。この場合のユークリッド距離は
受信符号点Y 01と4つの拡散符号点H00,H01,H10,
H11との間の距離d00,d01,d10,d11として理解さ
れる。Y23についても同様である。同様にして、本実施
例はBPSK又は8PSK以上による復調信号にも、更
にはQAMによる復調信号にも、あるいはASKのよう
な振幅変調や、FSK,GMSKのような周波数変調、
その他に対しても適用可能である。
【0029】図5は第2実施例のスペクトラム拡散復調
装置のブロック図で、図において5は演算部、51 はそ
の演算回路、52 は拡散符号テーブル、6は情報選択
部、6 1 はそのコンパレータ(CMP)、62 はレジス
タ(REG)である。なお、これ以外の部分の構成につ
いては図9と同様で良い。一次復調回路22で復調され
た軟判定信号(受信信号)をシリアル−パラレル変換器
7でmビットのパラレルデータブロックとし、更に演算
部5の演算回路5 1 はmビットの受信信号Yi と拡散符
号テーブル12 の2n 個の異なるmビットの拡散符号X
i との間の各相関値Rj (j=0〜2n −1)を復調す
べきnビット系列のビット毎に求める。相関値の具体的
計算方法については第1実施例の場合と同様である。そ
の際に、好ましくは、演算回路51 はまず始めに復調す
べきビット情報の「0」に対する相関値を順次求め、次
に復調すべきビット情報の「1」に対する相関値を順次
求める。これを復調すべきnビット系列のビット毎に行
う。又はこの逆でも良い。
装置のブロック図で、図において5は演算部、51 はそ
の演算回路、52 は拡散符号テーブル、6は情報選択
部、6 1 はそのコンパレータ(CMP)、62 はレジス
タ(REG)である。なお、これ以外の部分の構成につ
いては図9と同様で良い。一次復調回路22で復調され
た軟判定信号(受信信号)をシリアル−パラレル変換器
7でmビットのパラレルデータブロックとし、更に演算
部5の演算回路5 1 はmビットの受信信号Yi と拡散符
号テーブル12 の2n 個の異なるmビットの拡散符号X
i との間の各相関値Rj (j=0〜2n −1)を復調す
べきnビット系列のビット毎に求める。相関値の具体的
計算方法については第1実施例の場合と同様である。そ
の際に、好ましくは、演算回路51 はまず始めに復調す
べきビット情報の「0」に対する相関値を順次求め、次
に復調すべきビット情報の「1」に対する相関値を順次
求める。これを復調すべきnビット系列のビット毎に行
う。又はこの逆でも良い。
【0030】情報選択部6は求めた相関値Rj に基づい
て復調すべきビット情報の「0」に最大の相関を有する
相関値R(0)max と復調すべきビット情報の「1」に
最大の相関を有する相関値R(1)max との対を選択
し、これらを軟判定情報情報として出力する。即ち、コ
ンパレータ61 は、まず始めに、復調すべきビット情報
の「0」に対して得られた各相関値について、現時点に
得られた相関値Rj (入力端子A)と一つ前の時点に得
られた相関値Rj-1 (入力端子B)とを比較することに
よりA>Bの場合に論理1レベルを出力する。レジスタ
62 はコンパレータ21 の出力の論理1レベルにより付
勢されて、最終的には、復調すべきビット情報の「0」
に最大の相関を有する相関値R(0)max を保持する。
次にコンパレータ61 は、復調すべきビット情報の
「1」に対して得られた各相関値について、現時点に得
られた相関値Rj (入力端子A)と一つ前の時点に得ら
れた相関値Rj-1 (入力端子B)とを比較することによ
りA>Bの場合に論理1レベルを出力する。レジスタ6
2 はコンパレータ21 の出力の論理1レベルにより付勢
されて、最終的には、復調すべきビット情報の「1」に
最大の相関を有する相関値R(1)maxを保持する。
て復調すべきビット情報の「0」に最大の相関を有する
相関値R(0)max と復調すべきビット情報の「1」に
最大の相関を有する相関値R(1)max との対を選択
し、これらを軟判定情報情報として出力する。即ち、コ
ンパレータ61 は、まず始めに、復調すべきビット情報
の「0」に対して得られた各相関値について、現時点に
得られた相関値Rj (入力端子A)と一つ前の時点に得
られた相関値Rj-1 (入力端子B)とを比較することに
よりA>Bの場合に論理1レベルを出力する。レジスタ
62 はコンパレータ21 の出力の論理1レベルにより付
勢されて、最終的には、復調すべきビット情報の「0」
に最大の相関を有する相関値R(0)max を保持する。
次にコンパレータ61 は、復調すべきビット情報の
「1」に対して得られた各相関値について、現時点に得
られた相関値Rj (入力端子A)と一つ前の時点に得ら
れた相関値Rj-1 (入力端子B)とを比較することによ
りA>Bの場合に論理1レベルを出力する。レジスタ6
2 はコンパレータ21 の出力の論理1レベルにより付勢
されて、最終的には、復調すべきビット情報の「1」に
最大の相関を有する相関値R(1)maxを保持する。
【0031】こうして、復調すべきnビット系列のビッ
ト毎に得られた相関値R(0)maxとR(1)max との
対は、そのままで、又は規格化された軟判定情報とし
て、後段の軟判定ビタビ復号器のような軟判定信号を処
理可能な誤り訂正復号器に出力される。従って、誤り訂
正復号の際にこれらの軟判定情報をフルに利用できる。
なお、上記演算部5の演算回路51 はmビットの受信信
号Yi と拡散符号テーブル12 の2n 個の異なるmビッ
トの拡散符号Xi との間の各ユークリッド距離Dj (j
=0〜2n −1)を求めるものであっても良い。この場
合のコンパレータ61 は現時点に得られたユークリッド
距離Dj (入力端子A)と一つ前の時点に得られたユー
クリッド距離Dj-1 (入力端子B)とを比較することに
よりA<Bの場合に論理1レベルを出力する。
ト毎に得られた相関値R(0)maxとR(1)max との
対は、そのままで、又は規格化された軟判定情報とし
て、後段の軟判定ビタビ復号器のような軟判定信号を処
理可能な誤り訂正復号器に出力される。従って、誤り訂
正復号の際にこれらの軟判定情報をフルに利用できる。
なお、上記演算部5の演算回路51 はmビットの受信信
号Yi と拡散符号テーブル12 の2n 個の異なるmビッ
トの拡散符号Xi との間の各ユークリッド距離Dj (j
=0〜2n −1)を求めるものであっても良い。この場
合のコンパレータ61 は現時点に得られたユークリッド
距離Dj (入力端子A)と一つ前の時点に得られたユー
クリッド距離Dj-1 (入力端子B)とを比較することに
よりA<Bの場合に論理1レベルを出力する。
【0032】図6は第2実施例のスペクトラム拡散復調
動作を説明する図で、この例は軟判定情報が相関値の場
合を示しており、n=2,m=5とした場合の具体的動
作を以下に説明する。上記同様にして図6の(A)に示
す如く、受信信号の軟判定信号Y0 〜Y4 のブロックが
入力したとする。演算回路51 は、1ビット目を復調す
る時は、先ず復調すべき1ビット目の符号が「0」に対
応する2つの拡散符号「00000」「01011」と
の間の各相関値R00,R01(但し、添字の00,01等
は復号すべき2ビット情報を表す)を順に求め、大きい
方をR(0)max とする。次いで復調すべき1ビット目
の符号が「1」に対応する2つの拡散符号「1010
1」「11110」との間の各相関値R10,R11を順に
求め、大きい方をR(1) max とする。次に2ビット目
を復調する時は、先ず復調すべき2ビット目の符号が
「0」に対応する2つの拡散符号「00000」「10
101」との間の各相関値R00,R10を順に求め、大き
い方を2ビット目に対するR(0)max とし、次いで復
調すべき2ビット目の符号が「1」に対応する2つの拡
散符号「01011」「11110」)との間の各相関
値R01,R11を順に求め、大きい方を2ビット目に対す
るR(1)max とする。
動作を説明する図で、この例は軟判定情報が相関値の場
合を示しており、n=2,m=5とした場合の具体的動
作を以下に説明する。上記同様にして図6の(A)に示
す如く、受信信号の軟判定信号Y0 〜Y4 のブロックが
入力したとする。演算回路51 は、1ビット目を復調す
る時は、先ず復調すべき1ビット目の符号が「0」に対
応する2つの拡散符号「00000」「01011」と
の間の各相関値R00,R01(但し、添字の00,01等
は復号すべき2ビット情報を表す)を順に求め、大きい
方をR(0)max とする。次いで復調すべき1ビット目
の符号が「1」に対応する2つの拡散符号「1010
1」「11110」との間の各相関値R10,R11を順に
求め、大きい方をR(1) max とする。次に2ビット目
を復調する時は、先ず復調すべき2ビット目の符号が
「0」に対応する2つの拡散符号「00000」「10
101」との間の各相関値R00,R10を順に求め、大き
い方を2ビット目に対するR(0)max とし、次いで復
調すべき2ビット目の符号が「1」に対応する2つの拡
散符号「01011」「11110」)との間の各相関
値R01,R11を順に求め、大きい方を2ビット目に対す
るR(1)max とする。
【0033】そして、情報選択部6は得られたビット毎
の各相関値Rj に基づいて復調すべきビット情報の
「0」に最大の相関を有する相関値R(0)max と復調
すべきビット情報の「1」に最大の相関を有する相関値
R(1)max との対を、復調すべきビット毎の軟判定情
報情報として出力する。なお、受信信号の軟判定信号Y
0 〜Y4 は図6の(B)に示す如くQPSK変調された
信号に対する一次復調信号であっても良い。また上記同
様にして、本実施例はBPSK又は8PSK以上による
復調信号にも、更にはQAMによる復調信号にも、ある
いはASKのような振幅変調や、FSK,GMSKのよ
うな周波数変調、その他に対しても適用可能である。更
には、軟判定情報がユークリッド距離の場合も同様であ
る。
の各相関値Rj に基づいて復調すべきビット情報の
「0」に最大の相関を有する相関値R(0)max と復調
すべきビット情報の「1」に最大の相関を有する相関値
R(1)max との対を、復調すべきビット毎の軟判定情
報情報として出力する。なお、受信信号の軟判定信号Y
0 〜Y4 は図6の(B)に示す如くQPSK変調された
信号に対する一次復調信号であっても良い。また上記同
様にして、本実施例はBPSK又は8PSK以上による
復調信号にも、更にはQAMによる復調信号にも、ある
いはASKのような振幅変調や、FSK,GMSKのよ
うな周波数変調、その他に対しても適用可能である。更
には、軟判定情報がユークリッド距離の場合も同様であ
る。
【0034】図7は第1実施例のスペクトラム拡散復調
装置に軟判定誤り訂正復号回路を組み合わせた場合のビ
ット誤り率を示すグラフ図である。即ち、復調したnビ
ット情報の夫々に尤度情報(軟判定情報)を付加した場
合を示している。図7はQPSKによる場合を示してお
り、図中、特性はスペクトラム拡散無し、誤り訂正無
しの場合を示している。また特性はスペクトラム拡散
無し、誤り訂正有りの場合を示しており、その内の特性
1 は軟判定情報無し、特性2は相関値による軟判定
情報有りの場合を示している。スペクトラム拡散無しで
も相関値による軟判定情報の付加により0.7dB程度
の軟判定利得が得られている。そして、特性はスペク
トラム拡散有り、誤り訂正有りの場合を示しており、そ
の内の特性1 は軟判定情報無し、特性2 は相関値に
よる軟判定情報有りの場合を示している。スペクトラム
拡散有りの場合では2dB程度の軟判定利得が得られて
いる。
装置に軟判定誤り訂正復号回路を組み合わせた場合のビ
ット誤り率を示すグラフ図である。即ち、復調したnビ
ット情報の夫々に尤度情報(軟判定情報)を付加した場
合を示している。図7はQPSKによる場合を示してお
り、図中、特性はスペクトラム拡散無し、誤り訂正無
しの場合を示している。また特性はスペクトラム拡散
無し、誤り訂正有りの場合を示しており、その内の特性
1 は軟判定情報無し、特性2は相関値による軟判定
情報有りの場合を示している。スペクトラム拡散無しで
も相関値による軟判定情報の付加により0.7dB程度
の軟判定利得が得られている。そして、特性はスペク
トラム拡散有り、誤り訂正有りの場合を示しており、そ
の内の特性1 は軟判定情報無し、特性2 は相関値に
よる軟判定情報有りの場合を示している。スペクトラム
拡散有りの場合では2dB程度の軟判定利得が得られて
いる。
【0035】図8は第2実施例のスペクトラム拡散復調
装置に軟判定誤り訂正復号回路を組み合わせた場合のビ
ット誤り率を示すグラフ図である。即ち、復調すべきn
ビット情報のビット毎に「0」及び「1」の尤度情報
(軟判定情報)を出力した場合を示している。図8は同
じくQPSKによる場合を示しており、図中、特性は
スペクトラム拡散無し、誤り訂正無しの場合を示してい
る。また特性はスペクトラム拡散無し、誤り訂正有り
の場合を示しており、その内の特性1 は軟判定情報無
し、特性2 の実線は相関値による軟判定情報有り、特
性2 の点線はユークリッド距離による軟判定情報有り
の場合を夫々示している。相関値又はユークリッド距離
の場合で共に1.7dB程度の軟判定利得が得られてい
る。そして、特性はスペクトラム拡散有り、誤り訂正
有りの場合を示しており、その内の特性1 は軟判定情
報無し、特性2 の実線は相関値による軟判定情報有
り、特性2 の点線はユークリッド距離による軟判定情
報有りの場合を夫々示している。スペクトラム拡散有り
では、同様にして2dB程度の軟判定利得が得られてい
る。
装置に軟判定誤り訂正復号回路を組み合わせた場合のビ
ット誤り率を示すグラフ図である。即ち、復調すべきn
ビット情報のビット毎に「0」及び「1」の尤度情報
(軟判定情報)を出力した場合を示している。図8は同
じくQPSKによる場合を示しており、図中、特性は
スペクトラム拡散無し、誤り訂正無しの場合を示してい
る。また特性はスペクトラム拡散無し、誤り訂正有り
の場合を示しており、その内の特性1 は軟判定情報無
し、特性2 の実線は相関値による軟判定情報有り、特
性2 の点線はユークリッド距離による軟判定情報有り
の場合を夫々示している。相関値又はユークリッド距離
の場合で共に1.7dB程度の軟判定利得が得られてい
る。そして、特性はスペクトラム拡散有り、誤り訂正
有りの場合を示しており、その内の特性1 は軟判定情
報無し、特性2 の実線は相関値による軟判定情報有
り、特性2 の点線はユークリッド距離による軟判定情
報有りの場合を夫々示している。スペクトラム拡散有り
では、同様にして2dB程度の軟判定利得が得られてい
る。
【0036】上記において、誤り訂正方式としては軟判
定ビタビ復号器を使用しており、該ビタビ復号器におけ
る符号化率R=1/2、拘束長K=7である。これ以外
の軟判定誤り訂正方式を使用しても本発明を同様に適用
できる。なお、上記実施例ではn=2ビット系列からm
=5ビット系列にスペクトル拡散する例を述べたが、
n,mは任意の数で良い。
定ビタビ復号器を使用しており、該ビタビ復号器におけ
る符号化率R=1/2、拘束長K=7である。これ以外
の軟判定誤り訂正方式を使用しても本発明を同様に適用
できる。なお、上記実施例ではn=2ビット系列からm
=5ビット系列にスペクトル拡散する例を述べたが、
n,mは任意の数で良い。
【0037】また、上記実施例では2値論理情報系列
(ビット系列)を扱うものとして説明したが、本発明は
3値論理(k=3)以上の多値論理情報に対しても同様
に適用できる。例えば「+1」,「0」,「−1」の各
レベルをとる3値論理情報を2個(n=2に相当)使用
して形成される符号は合計32 =9種類あるから、これ
らの各符号に対しては、例えば同様に「+1」,
「0」,「−1」の3値論理情報により構成される9種
類の拡散符号を対応付けることが可能であり、このよう
な場合にも相関値やユークリッド距離を定義でき、本発
明を同様に適用できることは明らかである。
(ビット系列)を扱うものとして説明したが、本発明は
3値論理(k=3)以上の多値論理情報に対しても同様
に適用できる。例えば「+1」,「0」,「−1」の各
レベルをとる3値論理情報を2個(n=2に相当)使用
して形成される符号は合計32 =9種類あるから、これ
らの各符号に対しては、例えば同様に「+1」,
「0」,「−1」の3値論理情報により構成される9種
類の拡散符号を対応付けることが可能であり、このよう
な場合にも相関値やユークリッド距離を定義でき、本発
明を同様に適用できることは明らかである。
【0038】また、上記複数の実施例を示したが、本発
明思想を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例
えば演算部1又は5における相関値又はユークリッド距
離の定義方法、これらの演算順序、並びに選択部2又は
6における相関値又はユークリッド距離の選択方法等は
上記実施例のものに限らない。
明思想を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例
えば演算部1又は5における相関値又はユークリッド距
離の定義方法、これらの演算順序、並びに選択部2又は
6における相関値又はユークリッド距離の選択方法等は
上記実施例のものに限らない。
【0039】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、逆変調
されたデータに軟判定情報を付加し、又は逆変調すべき
各ビットタイミングに軟判定情報を出力するので、誤り
訂正復号装置の軟判定処理利得を有効に活用できる。
されたデータに軟判定情報を付加し、又は逆変調すべき
各ビットタイミングに軟判定情報を出力するので、誤り
訂正復号装置の軟判定処理利得を有効に活用できる。
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は第1実施例のスペクトラム拡散復調装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図3】図3は第1実施例のスペクトラム拡散復調動作
を説明する図である。
を説明する図である。
【図4】図4は第1実施例の他のスペクトラム拡散復調
動作を説明する図である。
動作を説明する図である。
【図5】図5は第2実施例のスペクトラム拡散復調装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図6】図6は第2実施例のスペクトラム拡散復調動作
を説明する図である。
を説明する図である。
【図7】図7は第1実施例のスペクトラム拡散復調装置
によるビット誤り率を示すグラフ図である。
によるビット誤り率を示すグラフ図である。
【図8】図8は第2実施例のスペクトラム拡散復調装置
によるビット誤り率を示すグラフ図である。
によるビット誤り率を示すグラフ図である。
【図9】図9は従来のスペクトラム拡散通信システムの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図10】図10は従来のスペクトラム拡散復調動作を
説明する図である。
説明する図である。
1 演算部 2 最適符号選択部 3 逆拡散部 4 情報付加部 5 演算部 6 情報選択部
Claims (5)
- 【請求項1】 n情報系列からm情報系列にスペクトル
拡散されたスペクトラム拡散信号をn情報系列の符号情
報に受信復調するためのスペクトラム拡散復調装置にお
いて、 m情報系列の受信信号とkn 個の異なるm情報系列の拡
散符号との間の各相関値を求める演算部(1)と、 前記求めた相関値に基づいて前記受信信号と最大の相関
を有する前記拡散符号を選択する最適符号選択部(2)
と、 前記選択した拡散符号をn情報系列の符号情報に逆拡散
する逆拡散部(3)と、 前記逆拡散した符号情報に前記受信信号と最大の相関を
有する相関値を軟判定情報として付加する情報付加部
(4)とを備えることを特徴とするスペクトラム拡散復
調装置。 - 【請求項2】 n情報系列からm情報系列にスペクトル
拡散されたスペクトラム拡散信号をn情報系列の符号情
報に受信復調するためのスペクトラム拡散復調装置にお
いて、 m情報系列の受信信号とkn 個の異なるm情報系列の拡
散符号との間の各ユークリッド距離を求める演算部
(1)と、 前記求めたユークリッド距離に基づいて前記受信信号と
最短の距離を有する前記拡散符号を選択する最適符号選
択部(2)と、 前記選択した拡散符号をn情報系列の符号情報に逆拡散
する逆拡散部(3)と、 前記逆拡散した符号情報に前記受信信号と最短の距離を
有するユークリッド距離を軟判定情報として付加する情
報付加部(4)とを備えることを特徴とするスペクトラ
ム拡散復調装置。 - 【請求項3】 情報付加部(4)は逆拡散したn情報系
列の符号情報の単位情報毎に軟判定情報を付加すること
を特徴とする請求項1又は2のスペクトラム拡散復調装
置。 - 【請求項4】 n情報系列からm情報系列にスペクトル
拡散されたスペクトラム拡散信号をn情報系列の符号情
報に受信復調するためのスペクトラム拡散復調装置にお
いて、 m情報系列の受信信号とkn 個の異なるm情報系列の拡
散符号との間の各相関値を復調すべきn情報系列の単位
情報毎に求める演算部(5)と、 前記単位情報毎に求めた各相関値に基づいて復調すべき
単位情報のk個の各情報要素に対して夫々最大の相関を
有するk個の相関値を選択し、これらを軟判定情報情報
として出力する情報選択部(6)とを備えることを特徴
とするスペクトラム拡散復調装置。 - 【請求項5】 n情報系列からm情報系列にスペクトル
拡散されたスペクトラム拡散信号をn情報系列の符号情
報に受信復調するためのスペクトラム拡散復調装置にお
いて、 m情報系列の受信信号とkn 個の異なるm情報系列の拡
散符号との間の各ユークリッド距離を復調すべきn情報
系列の単位情報毎に求める演算部(5)と、 前記単位情報毎に求めた各ユークリッド距離に基づいて
復調すべき単位情報のk個の各情報要素に対して夫々最
短の距離を有するk個のユークリッド距離を選択し、こ
れらを軟判定情報情報として出力する情報選択部(6)
とを備えることを特徴とするスペクトラム拡散復調装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5171741A JPH0730464A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | スペクトラム拡散復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5171741A JPH0730464A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | スペクトラム拡散復調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730464A true JPH0730464A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15928830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5171741A Withdrawn JPH0730464A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | スペクトラム拡散復調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730464A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115632919A (zh) * | 2022-11-12 | 2023-01-20 | 华大半导体(成都)有限公司 | 信号处理方法及系统 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP5171741A patent/JPH0730464A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115632919A (zh) * | 2022-11-12 | 2023-01-20 | 华大半导体(成都)有限公司 | 信号处理方法及系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |