JPH07298268A - 動きベクトル決定方法 - Google Patents

動きベクトル決定方法

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JPH07298268A
JPH07298268A JP8895994A JP8895994A JPH07298268A JP H07298268 A JPH07298268 A JP H07298268A JP 8895994 A JP8895994 A JP 8895994A JP 8895994 A JP8895994 A JP 8895994A JP H07298268 A JPH07298268 A JP H07298268A
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JP
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signal
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JP8895994A
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English (en)
Inventor
Jong-Il Kim
鐘一 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiu Denshi Kk
WiniaDaewoo Co Ltd
Original Assignee
Daiu Denshi Kk
Daewoo Electronics Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 候補ブロックおよび探索ブロックから発生さ
れた各エラー信号で画素データ間の空間的相関関係の測
定と共に前のフレームの対応する探索領域に含まれた各
々の多数の候補ブロックと現在のフレームの探索ブロッ
ク間の類似性測定を採用することによって、ビデオ信号
の最適な動きベクトルを決定する改善された方法を提供
する。 【構成】 最適な動きベクトルの決定方法はエラー信号
を提供するステップと、前記各エラー信号に対する相関
度およびエラー関数を計算するステップと、エラー関数
および前記エラー信号の相関度に基づいて決定された最
適エラー信号に対応する動きベクトルを発生させるステ
ップとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動きベクトルを決定する
ための改善された方法に関するもので、とくに、動き補
償がなされたブロック信号の画素間の空間相関関係とフ
レーム間の時間相関関係を用いて、二つの連続ビデオフ
レームから動きベクトルを決定するための改善された方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ビデ
オ信号をディジタル化して伝送すれば、アナログ信号の
形態で伝送する時よりはるかに高い品質のビデオイメー
ジを伝送しうる。イメージ“フレーム(frame)”
のシーケンスを含むイメージ信号がディジタル形態で表
現されれば、とくに、高品質テレビジョン(HDTV)
システムのばあい伝送のために相当量のデータが生成さ
れる。しかし、通常の伝送チャネルの利用可能な周波数
帯域は限定されているので、限定されたチャネル帯域幅
を通じて相当量のディジタルデータを伝送するために
は、伝送データ量を圧縮するか減らさなければならな
い。多様なビデオ信号圧縮技法の中で、統計的符号化技
法と時間および空間圧縮技法を結合した、いわゆるハイ
ブリット符号化技法が最も効率的であることが知られて
いる。
【0003】ほとんどのハイブリッド符号化技法は、動
き補償がなされたDPCM差分パルス符号変調(Dif
ferential Pulse Code Modu
lation、以下DPCMという)、2次元離散コサ
イン変換(DiscreteCosine Trans
form、以下DCTという)、DCT係数の量子化お
よび可変長の符号化(Variable Length
Coding、以下VLCという)を採用する。動き
補償がなされたDPCMは現在のフレームと前のフレー
ム間の対象物の動きを決定し、前記現在のフレームとそ
の予測間の差を表す差分信号を生成するように前記対象
物の動きフロー(motion flow)によって現
在のフレームを予測するプロセスである。かかる方法
は、たとえば、スタファン エリックソン(Staff
an Ericsson)の「フィクスト アンド ア
ダプティブ プレディクターズ フォー ハイブリッド
プレディクティブ/トランスフォーム コーディング
(Fixed and Adaptive Predi
ctors for Hybrid Predicti
ve/Transform Coding)」、アイイ
ーイーイー トランザクショズ オン コミュニケーシ
ョズ(IEEE Transactionson Co
mmunications)、COM−33、第12
号、(1985年12月)およびニノミヤ(Ninom
iya)とオーツカ(Ohtsuka)の「ア モーシ
ョン−コンペンセィティド インターフレーム コーデ
ィングスキーム フォー テレビション ピクチャーズ
(A Motion−Compensated Int
erframe Coding Scheme for
television Pictures)」、アイ
イーイーイー トランザクショズ オン コミュニケー
ショズ(IEEE Transactionson C
ommunications)、COM−30、第1
号、(1982年1月)に記載されている。
【0004】動き補償がなされたDPCMデータのよう
なイメージデータ間の空間的重複性(redundan
cies)を減少させるか除去する2次元DCTは、デ
ィジタルイメージデータのブロック、たとえば、8×8
画素のブロックを変換係数データのセットに変換する。
かかる技法は、チェン(Chen)とプラット(Pra
tt)の「シーン アダプティブ コーダー(Scen
e AdaptiveCoder)」、アイイーイーイ
ー トランザクションズ オン コミュニケーションズ
(IEEE Transactions on Com
munications)、COM−32、第3号、
(1984年3月)に記載されている。かかる変換係数
データを量子化器、ジグザグ走査およびVLCを用いて
変換係数データを処理することによって伝送するデータ
の量を効果的に圧縮しうる。
【0005】とくに、動き補償がなされたDPCMにお
いて、現在のフレームデータは現在のフレームと前のフ
レーム間の動きの推定に基づき、前のフレームデータか
ら予測される。かかる推定された動きは前記前のフレー
ムと現在のフレーム間の画素の変位を表す2次元動きベ
クトルで説明されうる。
【0006】ビデオシーケンスにおいて対象物の変位を
推定する幾つかの方法が提案されているが、これは一般
に二つの類型、すなわち、画素再帰アルゴリズム(Pi
xel Recursive Algorithm)お
よびブロック整合アルゴリズム(Block Matc
hing Algorithm)(たとえば、ジエイア
ール ジァイン(J.R.Jain)らの「ディスプレ
ースメント メジャメント アンド イッツ アプリケ
ーション イン インターフレーム イメージ コーテ
ィング(Displacement Measurem
ent and Its Application i
n Interframe Image Codin
g)」、アイイーイーイー トランザクションズ オン
コミュニケーションズ(IEEE Transact
ions on Communications、CO
M−29、第12号、1981年12月)参照)に分類
されうる。本発明は基本的にブロック整合アルゴリズム
に関連する。
【0007】ブロック整合アルゴリズムによれば、現在
のフレームは多数の探索ブロックに分割される。前記探
索ブロックの大きさは典型的に8×8画素と32×32
画素のあいだである。現在のフレームで探索ブロックに
対する動きベクトルを決定するために、類似性計算(s
imilarity calculation)が現在
のフレームの探索ブロックと前のフレーム内の一般によ
り大きい探索領域に含まれた同一の大きさの各々の複数
の候補ブロックのあいだで行われる。絶対平均エラーま
たは平均二乗エラーのようなエラー関数が現在のフレー
ムの探索ブロックと前記探索領域の各候補ブロックのあ
いだの類似性測定(similarity measu
rement)を行うように用いられる。定義された動
きベクトルは最小エラー関数を発生させる候補ブロック
と探索ブロック間の変位を表す。
【0008】かかる最小エラーは動きベクトルを発生さ
せる候補ブロックと探索ブロック間の最大化された時間
的交差相関関係(temporal cross−co
rrelation)を反映するが、動き補償がなされ
たDPCMにより提供されたエラー信号の画素間の空間
相関関係を最適化することはない。
【0009】したがって、隣接フレームのあいだの時間
的関係と共にエラー信号の画素のあいだの空間的な関係
に鑑みて圧縮用ビデオ信号を選択する方法を提供し、全
体圧縮効率を改善することが望ましい。
【0010】したがって、本発明の目的は、現在のフレ
ームの探索ブロックと前のフレームの対応する探索領域
に含まれた各候補ブロックのあいだの類似性測定と共に
探索ブロックと候補ブロックから発生された各エラー信
号の画素データの空間的な相関測定を採用することによ
って、最適な動きベクトルを決定する方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によって、現在の
フレームは同一の大きさの多数の探索ブロックに分割さ
れ、前のフレームは対応する数の探索領域に分割され、
前記各探索領域は前記同一の大きさの複数の候補ブロッ
クに分割される、現在のフレームと前のフレーム間の動
きベクトルを決定する方法であって、(a)現在のフレ
ームの探索ブロックと前記探索ブロックに対応する探索
領域に含まれた各候補ブロックのあいだの画素データの
差を表すエラー信号を発生するステップと、(b)前記
各エラー信号に対する相関度およびエラー関数を計算す
るステップと、(c)前記ステップ(b)で計算された
相関度および前記エラー関数に基づいた一つまたは二つ
以上のエラー信号を選択して、各々の前記一つまたは二
つ以上のエラー信号を表す一つまたは二つ以上の動きベ
クトルを提供するステップと、(d)前記ステップ
(c)から提供された一つまたは二つ以上の動きベクト
ルに応答して探索ブロックおよび前記探索ブロックに対
応する探索領域に含まれた候補ブロックから一つまたは
二つ以上のエラー信号を再構成するステップと、(e)
前記ステップ(d)で再構成された前記一つまたは二つ
以上のエラー信号を圧縮するステップと、(f)最小数
のビットを含むエラー信号を選択して、前記探索ブロッ
クに対する動きベクトルとして、前記エラー信号に対応
する動きベクトルを提供するステップを含む動きベクト
ル決定方法が提供される。
【0012】
【実施例】図1に、本発明の動き推定器(estima
tor)12および動き補償器14を含むディジタルビ
デオ信号を圧縮するための符号化システムのブロック図
が示されている。
【0013】現在のフレームデータは減算器18および
動き推定器12に入力ディジタルビデオ信号として入力
される。実際には、入力ディジタルビデオ信号は入力メ
モリ(図示せず)からブロック単位で読出され、この入
力メモリにはビデオ信号の各フレームがブロック単位で
処理するために画素データの連続的なブロックとして貯
蔵されている。入力ディジタルビデオ信号のブロックの
大きさは典型的に8×8画素および32×32画素間の
範囲である。
【0014】本発明の動き推定器12は、動き補償され
ないブロック信号と動き補償がなされたブロック信号の
のうちのどちらが圧縮後に最小のビット数を発生するか
を判断する。このとき、前記動き補償されないブロック
信号は現在のフレームの探索ブロックの入力ディジタル
ビデオ信号を表し、前記動き補償がなされたブロック信
号は現在のフレームの探索ブロックとフレームメモリ1
6から読出された前のフレーム内の対応する探索領域に
含まれた候補ブロック間のエラー信号である。前記の判
断は判断ビット、たとえば、動き補償されないブロック
信号であるばあい“0”、動き補償がなされたブロック
信号であるばあい“1”により識別される。動き補償が
なされたブロック信号が最小のビット数を発生させるば
あい、本発明の動き推定器12は動き補償がなされたブ
ロック信号に対応する動きベクトルも決定する。
【0015】図2から図5までを参照して、詳しく後述
する本発明の動き推定方法および装置を採用することに
よって、最小のビット数を発生させるブロック信号を決
定する。
【0016】動き補償されないブロック信号が動き推定
器12により最小のビット数を発生させるとして選択さ
れるとき、判断ビット、たとえば“0”、および疑似動
きベクトル(dummy motion vecto
r)は動き補償器14へ伝送される。このばあい、動き
補償は中止され、動き補償器14からの出力はゼロにセ
ットされる。
【0017】動き補償がなされたブロック信号が最小の
ビット数を発生させる選択されるばあいには、さらに他
の判断ビット、たとえば“1”および候補動きベクトル
は動き補償器14へ入力される。前記動きベクトルは最
小のビット数を発生させる動き補償がなされたブロック
信号に対応する候補ブロックの位置を表す。判断ビット
および動きベクトルに応答して、予測信号、すなわち、
動きベクトルに対応する候補ブロックの画素データはフ
レームメモリ16から抽出されて、動き補償器14によ
り減算器18および加算器28へ提供される。
【0018】どちらのばあいも、たとえば“0”または
“1”の判断ビットはマルチプレクサ36へ印加され
て、伝送用の符号化されたビデオ信号と共に多重化(m
ultiplexed)されることによって、受信機
(またはデコーダー)は符号化されたデータの受信され
たブロックが動き補償がなされたかどうかを判断するこ
とになる。
【0019】動き補償器14からの“0”または予測信
号は減算器18で入力ディジタルビデオ信号から減算さ
れ、結果データ、すなわちエラー信号は変換コーダ(t
ransform coder)、たとえばDCTコー
ダ20ヘ伝送されて、たとえば8×8画素データの前記
エラー信号のブロックは変換係数データのブロックに符
号化される。ここで用いられたエラー信号は入力ディジ
タルビデオ信号、すなわち動き補償されないブロック信
号または動き補償器14により生成された予測信号およ
び前記入力ディジタルビデオ信号間の差信号、すなわち
動き補償がなされたブロック信号を称する。本技術分野
で通常の知識を有する者であれば、他の変換技法などを
本明細書に説明されたDCTの代わりに採用できること
がわかるであろう。
【0020】DCTコーダ20からの変換係数は、量子
化器22において量子化されたDCT係数のセットで量
子化されて、スキャナ(scanner)30および逆
量子化器IQ24に入力される。量子化されたDCT係
数はIQ24でDCT係数のセットでさらに変換され
る。DCT係数のセットは逆離散コサイン変換器(in
verse discrete cosine tra
nsformer(IDCT))26へ印加されて、こ
こで画素データのブロックに変換される。動き補償器1
4からの信号、すなわち“0”または予測信号およびI
DCT26からの画素データのブロックはフレームメモ
リ16に記録される現在のフレームの再構成されたブロ
ック信号を提供するように加算器28で加算される。フ
レームメモリ16は現在のフレームデータおよび前のフ
レームデータを貯蔵する二つのフレームメモリ位置を有
する。加算器28からの出力信号は画素データのブロッ
クを含む。現在のフレームを表す全てのブロックがフレ
ームメモリ16に貯蔵されると、新しいフレームデータ
は加算器28から提供される。このとき、新しいデータ
は現在のフレームとなり、フレームメモリ16に以前に
貯蔵されている現在のフレームデータは前のフレームと
なる。
【0021】一方、量子化器22からの量子化されたD
CT係数は、たとえば、VLCコーダ34のような統計
的コーダに適切なジグザグ形態に量子化されたDCT係
数を走査するスキャナ30へ伝達されるが、走査はDC
T係数のDC成分に対応する値から始まる。VLCコー
ダ34は可変長の符号化されたデータのセットに走査さ
れたデータを変換する。VLCコーダ34は基本的にル
ックアップテーブル(look−up table)で
ある。すなわち、VLCコーダ34において、多数のコ
ードセットはゼロランレングス(zero run−l
ength)と量子化されたDCT係数のレベルから成
る各セットおよびその可変長コード間の各々の関係を規
定するために提供される。
【0022】レベルはゼロでない値を有する量子化され
たDCT係数であり、ゼロランレングスは走査順序で前
記レベルに先行する連続的なゼロの数である。他の統計
的符号化技法を本明細書に記述されたVLCの代わりに
用いることもできる。VLCコーダ34からの符号化さ
れたデータおよび動き推定器12からの判断ビットはデ
ータ伝送用マルチプレクサ36で同時伝送される。
【0023】図2を参照すれば、図1に示した本発明に
よる動き推定器12のブロックダイヤグラムが示されて
いる。現在のフレームの探索ブロックの信号である入力
ディジタルビデオ信号および前のフレームデータ、すな
わち、図1のフレームメモリ16から読出された前のフ
レームの探索領域に対応する複数の候補ブロックのブロ
ック信号は、図1に示された動き推定器12に含まれて
いる潜在的エラー信号検出器40および最適エラー信号
検出器50へ提供される。
【0024】潜在的エラー信号検出器40は、最小のビ
ット数を発生させる最適エラー信号を選択するための最
適エラー信号検出器50で処理される最大p個の潜在的
エラー信号を選択するが、ここでpはあらかじめ設定さ
れた数である。潜在的エラー信号検出器40の細部は図
3および図4を参照して後述する。潜在的エラー信号検
出器40は各々の最大p個の潜在的エラー信号に対する
判断ビットおよび動きベクトルを最適エラー信号検出器
50へ出力する。
【0025】潜在的エラー信号検出器40からの出力に
応答して、最適エラー信号検出器50は各々の潜在的エ
ラー信号に対するビット数を計算して最小のビット数を
発生させる最適エラー信号を決定する。最適エラー信号
検出器50からの出力は図1で記述された通り、マルチ
プレクサ36へ伝送される判断ビットおよび動きベクト
ルと動き補償器14へ伝達される動きベクトルである。
最適エラー信号検出器50の細部は図5によって説明さ
れる。
【0026】図3は本発明の望ましい実施例によって図
2に示された潜在的エラー信号検出器40の細部を示し
たものである。図1のフレームメモリ16からの入力デ
ィジタルビデオ信号および前のフレームデータは減算器
41および動き補償器42に各々提供される。動きベク
トル発生器43は、判断ビット動きベクトルのセットを
動き補償器42および潜在的エラー信号選択器46へ提
供する。詳しく説明すると、動きベクトル発生器43は
一つの動き補償されないブロック信号、すなわち現在の
フレームの探索ブロックを表す入力ディジタルビデオ信
号を処理するための判断ビットおよび疑似動きベクトル
の一つのセットと、前のフレームの対応する探索領域内
のn個の各候補ブロックおよびフレームの探索ブロック
からえた動き補償がなされたブロック信号を処理するた
めの動きベクトルおよび他の判断ビットのn個セットを
含む(n+1)個のセットの信号を提供する。動き補償
器42は図1に示された動き補償器14と同じものであ
る。すなわち、動き補償器42は動きベクトル発生器4
3から提供された動きベクトルおよび判断ビットの各セ
ットに応答して、“0”信号または予測信号を減算器4
1へ提供する。入力ディジタルビデオ信号から動き補償
器42により生成された“0”信号または予測信号を減
算することによって提供されるエラー信号は減算器41
からエラー関数検出器44および相関性検出器45へ印
加される。
【0027】エラー関数検出器44は各エラー信号に対
するエラー関数を計算し、計算された各エラー関数を潜
在的エラー信号選択器46へ伝送する。すなわち、探索
ブロックとその候補ブロック間の相似性、すなわち時間
的相関関係の尺度であるエラー関数は通常エラー信号の
平均二乗エラーまたは絶対平均エラーにより表現され
る。絶対平均エラーが本発明の典型的な実施例として用
いられるが、分散関数(variance funct
ion)のような他のエラー関数も隣接フレーム間の時
間的相関関係の尺度を提供する限り、本発明を実施する
ために用いられる。ここで用いられたエラー関数はエラ
ー信号の画素データの全体の大きさを表すことと解釈さ
れうる。ブロックiを表すエラー信号の絶対平均エラー
は次式により定義されうる。
【0028】
【数23】
【0029】ここで、I(s,t)は画素データ、M×
N画素、たとえば、16×16画素からなるブロックi
の行sおよび列tにある画素の画素データ、たとえば、
輝度レベル(luminance level)であ
る。
【0030】一方、相関性検出器45はブロックiの水
平および垂直相関係数から相関度、たとえば、平均相関
係数を決定する。水平相関係数はつぎのようなブロック
iの各列に対する相関係数を平均することによって計算
されうる。
【0031】
【数24】
【0032】ここでCi,h はブロックiの水平相関係数
を表し、Nはブロックiの列数であり、Ci,h,t はブロ
ックiの列tの相関係数である。
【0033】列tに対する相関係数、Ci,h,t はつぎの
ような式により定義されうる。
【0034】
【数25】
【0035】ここで、Mはブロックiの行数、mは1か
らMまでの範囲の正の定数、I(s,t)およびI(s
+m,t)は列tの行sおよび(s+m)に位置した画
素データ、meant はつぎのように式(4)により定
義される列tの平均画素データである。
【0036】
【数26】
【0037】同じように、垂直相関係数Ci,v はつぎの
ような式によりブロックiの各行に対する相関係数を平
均することによって計算される。
【0038】
【数27】
【0039】ここで、Ci,v はブロックiの垂直相関係
数を表し、Mはブロックiの行数を表し、Ci,v,s はブ
ロックiの行sの相関係数である。
【0040】行sに対する相関係数、Ci,v,s はつぎの
ような式により定義される。
【0041】
【数28】
【0042】ここで、Nはブロックiの列数であり、
m′は1からNまでの範囲の正の定数、I(s,t)お
よびI(s,t+m′)は行sの列tおよび(t+
m′)に位置した画素データ、means はつぎのよう
に式(7)により定義された行sの平均画素データであ
る。
【0043】
【数29】
【0044】ブロックiの平均相関係数は次のように式
(8)により定義される。
【0045】
【数30】
【0046】ここで、Cはその値が大きくなるにつれ
て相関性が良好になる0と1とのあいだの値を有し、潜
在的ブロック選択器46へ入力される。ブロックの画素
間の空間的相関関係は表される任意の他の相関度が前述
した平均相関係数の代わりに用いられる。
【0047】潜在的エラー信号選択器46を参照すれ
ば、最大p個の潜在的エラー信号に対する動きベクトル
および判断ビットのセットは図2に示されたような最適
エラー信号検出器50であって、詳しくは図5の動き補
償器52およびビットカウント比較器57へ出力され
る。潜在的エラー信号の選択は図4に示された手続きに
よって潜在的エラー信号選択器46で行われる。
【0048】第1エラー信号の第1ブロックベクトルB
V1=(E1 ,C1 ,D1 ,V1 )はステップ(S1)
で読出されて貯蔵され、ここでE1 はエラー関数、たと
えば、エラー関数検出器44からの絶対平均エラーであ
り、C1 は相関性検出器45からの平均係数であり、D
1 およびV1 は各々動きベクトル発生器43からの判断
ビットおよび動きベクトルである。ステップS2におい
て、つぎのブロックベクトルBVi =(Ei ,Ci ,D
i ,Vi )が読出される。そののち、ステップS3で最
小エラー関数(El)はステップS2で読出されたEi
および前のステップ、すなわちステップS1またはS5
で貯蔵されたブロックベクトルのエラー関数であるEj
により決定される。Ej の総数はあらかじめ設定された
数、たとえば3であるpより大きくはない。同一の値を
有する一つ以上のエラー関数が存在するとき、最大平均
相関係数を有するブロックベクトルのエラー関数がEl
と選択される。Elを有するブロックベクトルの平均相
関係数はClにセットされる。
【0049】ステップS4において、Clより大きくは
ない平均相関係数Cを有するブロックベクトルは廃棄さ
れる。つぎのステップS5において、ブロックベクトル
はエラー関数が値の小さい順序で貯蔵され、選択された
ブロックベクトルの最大数はあらかじめ設定された数p
より大きくはない。ステップS6において、iが(n+
1)と同一であるかをチェックするが、ここで(n+
1)はエラー信号、すなわち一つの動き補償されないブ
ロック信号およびn個の動き補償がなされたブロック信
号の総数を表し、nは前のフレームの対応する探索領域
内の候補ブロックの数である。
【0050】もしiが(n+1)と同じでなければ、す
なわちiが(n+1)より小さいと、シーケンスはステ
ップS2へ再帰する。もしi=n+1であれば、これは
全てエラー信号が処理されたことを意味し、ステップ
(S5)で貯蔵された最大p個のブロックベクトルは潜
在的エラー信号であり、各々の潜在的エラー信号に対す
る動きベクトルおよび判断ビットのセットはステップS
7で図5に示される最適エラー信号検出器50に含まれ
たビットカウント比較器57および動き補償器52へ出
力される。最大p個の潜在的エラー信号は最小のエラー
関数を有するエラー信号を含み、他の選択されたエラー
信号は最小エラー関数を有するエラー信号の相関係数よ
りさらに大きい相関係数を有する条件でエラー関数が小
さい順序で選択される。
【0051】図5には、図2に示された最適エラー信号
検出器50が詳しく示される。入力ディジタルビデオ信
号は減算器51へ提供され、図3の潜在的エラー信号選
択器46からの動きベクトルおよび判断ビットの各セッ
トと前のフレームデータは動き補償器52へ伝送され
る。動き補償器器52は図3に示されたような潜在的エ
ラー信号検出器40内の動き補償器42と同一の役割を
する。動き補償器52は入力される動きベクトルおよび
判断ビットの各セットに応答して、ゼロまたは予測信号
を減算器51へ提供する。エラー信号は入力ディジタル
ビデオ信号から動き補償器52により発生されたゼロま
たは予測信号を減算することによって減算器51から提
供され、エラー信号のブロック、たとえば8×8画素デ
ータのブロックを変換係数データのブロックに変換する
DCTコーダ53へ伝送される。
【0052】DCTコーダ53からの変換されたデータ
のブロックは、量子化器54により量子化されたDCT
係数のブロックに量子化され、量子化されたDCT係数
のブロックが、たとえばジグザグ類型で走査されるスキ
ャナ55へ伝送されるが、走査はDCT係数のDC成分
に対応する値から始まる。スキャナ55から走査された
データのセットはVLCコーダ56により可変長の(符
号化された)データのセットに符号化される。VLCコ
ーダ56は基本的にルックアップテーブルである。すな
わち多数のコードセットが、本技術分野でよく知られる
ように、各々のゼロランレングスと量子化されたDCT
係数のレベルのセットおよびその可変長のコード間の関
係を規定するようにVLCコーダ56へ提供される。
【0053】各潜在的エラー信号に対する可変長のコー
ドは、ビットカウント比較器57へ伝送されて、各潜在
的エラー信号に対する総ビット数がカウントされる。ビ
ットカウント比較器57は全潜在的エラー信号のビット
数を互いに比較し、最適エラー信号として最小のビット
数を有するエラー信号を選択する。ビットカウント補償
器57から図1の動き補償器14への出力は、選択され
た最適エラー信号の判断ビットおよび動きベクトルのセ
ットである。
【0054】本発明の望ましい実施例は、動き補償され
ないブロック信号および動き補償がなされたブロック信
号から最適エラー信号を決定する動き推定器12によっ
て説明されたが、本明細書で説明された方法はただ動き
補償がなされたブロック信号から最適エラー信号を選択
するために用いられることに注目する必要がある。
【0055】また、DCTとは異なる任意の他の変換技
法およびVLCとは異なる統計的符号化技法が用いられ
うる。
【0056】また、図5の動き補償器52、減算器5
1、DCTコーダ53、量子化器54、スキャナ55お
よびVLCコーダ56は、ビットカウント補償器57で
選択された最適エラー信号が図1に示された符号化プロ
セスを行ったのち、最小のビット数を提供しうるもので
なければならないという点において図1で採用ているも
のと同じである。
【0057】
【発明の効果】本発明によって、隣接フレーム間の時間
的相関関係と共にエラー信号の画素のあいだの空間的関
係を用いることにより、データ圧縮後最小のビット数が
えられる動きベクトルを求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による動き推定器を含む符号化システム
を示すブロック図である。
【図2】潜在的エラー信号検出器および最適エラー信号
検出器を含む図1に示された動き推定器のブロック図で
ある。
【図3】図2に示された潜在的エラー信号検出器の詳細
を示すブロック図である。
【図4】本発明によって、潜在的エラー信号を決定する
ための図3に示された潜在的エラー信号選択器で行われ
る順序を説明するフローチャートである。
【図5】図2に示された最適エラー信号検出器の細部を
概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
12 動き推定器 14、42、52 動き補償器 16 フレームメモリ 18、41、51 減算器 20、53 DCTコーダ 22、54 量子化器 24 逆量子化器 26 IDCT変換器 28 加算器 30、55 スキャナ 34、56 VLCコーダ 36 マルチプレクサ 40 潜在的エラー信号検出器 43 動きベクトル発生器 44 エラー関数検出器 45 相関性検出器 46 潜在的エラー信号選択器 50 最適エラー信号検出器 57 ビットカウント比較器

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在のフレームは同一の大きさの多数の
    探索ブロックに分割され、前のフレームは対応する数の
    探索領域に分割され、前記各探索領域は前記同一の大き
    さの複数の候補ブロックにさらに分割されるビデオ信号
    の現在のフレームと前のフレームとのあいだの動きベク
    トルを決定する方法であって、 (a)現在のフレームの探索ブロックと前記探索ブロッ
    クに対応する探索領域に含まれた各候補ブロックのあい
    だの画素データの差を表すエラー信号を発生するステッ
    プと、 (b)前記各エラー信号に対する相関度およびエラー関
    数を計算するステップと、 (c)前記ステップ(b)で計算された相関度および前
    記エラー関数に基づいた圧縮用最適エラー信号を選択し
    て、前記最適エラー信号に対応する候補ブロックおよび
    前記探索ブロックのあいだの画素の変位を表す動きベク
    トルを前記探索ブロックに対する動きベクトルとして提
    供するステップとを含む動きベクトル決定方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップ(c)が、(c1)最小エ
    ラー関数を有するエラー信号を含み、エラー関数が小さ
    い順序で選択され、前記最小エラー関数を有する前記エ
    ラー信号以外の他の選択されたエラー信号は、前記最小
    エラー関数を有する前記エラー信号の相関度よりさらに
    大きい相関度を有し、選択されたエラー信号の総数はあ
    らかじめ設定された数を超過しないように、圧縮後に最
    小のビットを提供しうる一つまたは二つ以上のエラー信
    号を選択して各々の選択された前記一つまたは二つ以上
    のエラー信号を表す一つまたは二つ以上の動きベクトル
    を提供するステップと、(c2)前記ステップ(c1)
    で提供された前記一つまたは二つ以上の動きベクトルに
    応答して、前記探索ブロックおよび前記探索ブロックに
    対応する前記探索領域に含まれた前記候補ブロックから
    前記選択された一つまたは二つ以上のエラー信号を再構
    成するステップと、(c3)前記ステップc2で再構成
    された前記一つまたは二つ以上のエラー信号を圧縮する
    ステップと、(c4)前記ステップc2で再構成された
    前記一つまたは二つ以上の各エラー信号に対するビット
    数をカウントするステップと、(c5)前記ステップc
    4でカウントされたビット数を互いに比較するステップ
    と、(c6)前記最小ビット数を含むエラー信号を選択
    して、前記探索ブロックに対する動きベクトルとして前
    記選択されたエラー信号に対応する動きベクトルを提供
    するステップとを含む請求項1記載の動きベクトル決定
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ステップ(c3)は、(c31)再
    構成された一つまたは二つ以上の前記各エラー信号を変
    換−符号化して変換係数のセットを生成するステップ
    と、(c32)前記変換係数のセットを量子化された変
    換係数のセットに量子化するステップと、(c33)前
    記量子化された変換係数のセットを走査して量子化され
    た変換係数のシーケンスを生成するステップと、(c3
    4)前記量子化された変換係数のシーケンスを統計的に
    符号化するステップとを含む請求項2記載の動きベクト
    ル決定方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(a)が、(a1)前記探
    索ブロックと前記探索ブロックに対応する前記探索領域
    の各々の前記複数の候補ブロックのあいだの画素の変位
    を表す動きベクトルを発生するステップと、(a2)前
    記ステップ(a1)により発生した前記動きベクトルに
    応答して、前記各候補ブロックに対する画素データに対
    応する予測信号を生成するステップと、(a3)前記探
    索ブロックの画素データから前記各予測信号を減算して
    エラー信号を提供するステップとを含む請求項3記載の
    動きベクトル決定方法。
  5. 【請求項5】 前記ステップ(c2)は、(c21)前
    記ステップ(c1)で生成された前記各動きベクトルに
    より表現される前記候補ブロックの画素データに対応す
    る前記各予測信号を生成するステップと、(c22)前
    記ステップ(c21)で前記探索ブロックの画素データ
    から前記各予測信号を減算して、前記ステップ(c1)
    で決定された前記一つまたは二つ以上のエラー信号を再
    構成するステップとを含む請求項4記載の動きベクトル
    決定方法。
  6. 【請求項6】 前記変換−符号化は離散コサイン変換を
    用いて行われる請求項5記載の動きベクトル決定方法。
  7. 【請求項7】 前記統計的符号化は可変長さ符号化を用
    いて行われる請求項6記載の動きベクトル決定方法。
  8. 【請求項8】 i)前記エラー関数は、 【数1】 と定義された絶対平均エラーであり、ここで、Eiはブ
    ロックiを表すエラー信号の絶対平均エラー、I(s,
    t)はM×N画素のブロックiの列t行sにおける画素
    データを表し、 ii)前記相関度は、 【数2】 と定義される平均相関係数であり、ここで、Ciは前記
    ブロックiを表すエラー信号の平均相関係数であり、C
    i,h はブロックiの水平相関係数であり、Ci,vはブロ
    ックiの垂直相関係数であり、Ci,h は 【数3】 と定義され、ここでNは前記ブロックiの列の数であ
    り、Mは前記ブロックiの行の数、mは1からMまでの
    範囲の正の定数、I(s+m,t)は列t行(s+m)
    における画素データ、meant は 【数4】 により定義された列tの平均画素データ、Ci,v は 【数5】 と定義され、ここで、m′は1からNまでの範囲の正の
    定数、I(s,t+m′)は列(t+m′)行sにおけ
    る画素データを表し、meanss は 【数6】 により定義された行sの平均画素データである請求項7
    記載の動きベクトル決定方法。
  9. 【請求項9】 i)前記エラー関数は平均二乗エラーで
    あり、ii)前記相関度は 【数7】 と定義される平均相関係数、ここでCiは前記ブロック
    iを表すエラー信号の平均相関係数、Ci,h はブロック
    iの水平相関係数、Ci,v はブロックiの垂直相関係数
    であり、Ci,h は 【数8】 と定義され、ここでNは前記ブロックiの列の数、Mは
    前記ブロックiの行の数、mは1からMまでの範囲の正
    の定数、I(s,t)およびI(s+m,t)は各々列
    t行sおよび(s+m)における画素データであり、m
    eant は 【数9】 により定義される列tの平均画素データであり、Ci,v
    は 【数10】 と定義され、ここでm′は1からNまでの範囲の正の定
    数、I(s,t+m′)は列(t+m′)行sにおける
    画素データを表し、means は 【数11】 により定義される行sの平均画素データである請求項7
    記載の動きベクトル決定方法。
  10. 【請求項10】 現在のフレームは同一の大きさの多数
    の探索ブロックに分割され、前のフレームは対応する数
    の探索領域に分割され、前記各探索領域は前記同一の大
    きさの複数の候補ブロックにさらに分割されるビデオ信
    号の現在のフレームと前のフレームから圧縮用最適ビデ
    オ信号を決定するための方法であって、 (a)前記探索ブロックの動き補償されないブロック信
    号および前記複数の動き補償がなされたブロック信号を
    含むエラー信号を発生するステップと、 (b)前記各エラー信号に対する相関度およびエラー関
    数を計算するステップと、 (c)前記ステップ(b)で計算された相関度と前記エ
    ラー関数に基づいた圧縮用最適エラー信号を選択するス
    テップとを含む方法。
  11. 【請求項11】 前記ステップ(a)は、(a1)信号
    の一つは動き補償されないブロック信号を処理するよう
    に提供された第1判断ビットを含み、他の各々の信号は
    動き補償がなされたブロック信号を処理するための第2
    判断ビットおよび前記探索ブロックに対応する前記探索
    領域で前記各候補ブロックおよび前記探索ブロック間の
    画素の変位を表す動きベクトルを含む制御信号を発生す
    るステップと、(a2)前記一つの制御信号に応答し
    て、ゼロ信号と前記他の制御信号に応答して前記他の制
    御信号に含まれた各動きベクトルに対応する各々の前記
    候補ブロックに対する画素データを表す各々の前記複数
    の予測信号を生成するステップと、(a3)前記現在の
    フレームの画素データから前記ゼロ信号および各々の前
    記予測信号を減算してエラー信号を提供するステップと
    を含む請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ステップ(c)は、(c1)最小
    エラー関数を有するエラー信号を含み、前記エラー関数
    が小さい順に選択され、前記最小エラー関数を有する前
    記エラー信号以外の他の選択されたエラー信号は、前記
    最小エラー関数を有する前記エラー信号の相関度よりさ
    らに大きい相関度を有し、選択されたエラー信号の総数
    はあらかじめ設定された数を超えないように圧縮後に最
    小のビットを提供しうる一つまたは二つ以上のエラー信
    号を選択して、一つまたは二つ以上の各々の前記エラー
    信号を表す一つまたは二つ以上の制御信号を提供するス
    テップと、(c2)前記ステップ(c1)で提供された
    前記一つまたは二つ以上の制御信号に応答して、前記探
    索ブロックおよび前記探索ブロックに対応する前記探索
    領域に含まれた前記候補ブロックから前記一つまたは二
    つ以上のエラー信号を再構成するステップと、(c3)
    前記ステップ(c2)で再構成された前記一つまたは二
    つ以上のエラー信号を圧縮するステップと、(c4)前
    記ステップ(c3)で圧縮された前記一つまたは二つ以
    上の各エラー信号に対するビット数をカウントするステ
    ップと、(c5)前記ステップ(c4)でカウントされ
    たビット数を互いに比較するステップと、(c6)前記
    最小ビット数を含むエラー信号を選択して、前記探索ブ
    ロックに対する制御信号として前記最小ビット数を含む
    前記エラー信号に対応する制御信号を提供するステップ
    とを含む請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記ステップ(c3)は、(c31)
    再構成された前記一つまたは二つ以上の前記各エラー信
    号を変換−符号化して変換係数のセットを生成するステ
    ップと、(c32)前記変換係数のセットを量子化され
    た変換係数のセットに量子化するステップと、(c3
    3)前記量子化された変換係数のセットを走査して、量
    子化された変換係数のシーケンスを生成するステップ
    と、(c34)前記量子化された変換係数のシーケンス
    を統計的に符号化するステップとを含む請求項12記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 前記ステップ(c2)は、(c21)
    前記ステップ(c1)から提供された各制御信号に応答
    してゼロまたは予測信号を生成するステップと、(c2
    2)前記ステップ(c21)で生成された前記ゼロまた
    は予測信号を前記探索ブロックの画素データから減算し
    て前記ステップ(c1)で決定された前記一つまたは二
    つ以上にエラー信号を再構成するステップとを含む請求
    項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ステップ(c6)以後、 (d)前記ステップ(c6)から提供された制御信号に
    応答して、ゼロまたは予測信号を提供するステップをさ
    らに含む請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記変換−符号化は離散コサイン変換
    を用いて行われる請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記統計的符号化は可変長さ符号化を
    用いて行われる請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 i)前記エラー関数は 【数12】 と定義された絶対平均エラーであり、ここでEiはブロ
    ックiを表すエラー信号の絶対平均エラーであり、I
    (s,t)はM×N画素のブロックiの列t行sにおけ
    る画素データを表し、 ii)前記相関度は 【数13】 と定義される平均相関係数、ここでCiは前記ブロック
    iを表すエラー信号の平均相関係数、Ci,h はブロック
    iの水平相関係数、Ci,v はブロックiの垂直相関係
    数、Ci,h は 【数14】 と定義され、ここでNは前記ブロックiの列の数、Mは
    前記ブロックiの行の数、mは1からMまでの正の定
    数、I(s+m,t)は列t行(s+m)における画素
    データ、meant は 【数15】 により定義された列tの平均画素データ、Ci,v は 【数16】 と定義され、ここでm′は1からNまでの範囲の正の定
    数、I(s,t+m′)は列(t+m′)行sにおける
    画素データ、means は 【数17】 により定義された行sの平均画素データである請求項1
    7記載の方法。
  19. 【請求項19】 i)前記エラー関数は平均二乗エラー
    であり、 ii)前記相関度は 【数18】 と定義される平均相関係数であり、ここで、c1は前記
    ブロックiを表すエラー信号の平均相関係数、Ci,h
    ブロックiの水平相関係数、Ci,v はブロックiの垂直
    相関係数であり、Ci,h は 【数19】 と定義され、ここでNは前記ブロックiの列の数、Mは
    前記ブロックiの行の数、mは1からMまでの範囲の正
    の定数、I(s,t)およびI(s+m,t)は各々列
    t行sおよび(s+m)における画素データ、mean
    t は 【数20】 により定義される列tの平均画素データ、Ci,v は 【数21】 と定義され、ここで、m′は1からNまでの範囲の正の
    定数、I(s,t+m′)は列(t+m′)行sにおけ
    る画素データ、meanss は 【数22】 により定義された行sの平均画素データである請求項1
    7記載の決定方法。
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