JPH0729489Y2 - 管内用漏洩磁束検査装置 - Google Patents

管内用漏洩磁束検査装置

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JPH0729489Y2
JPH0729489Y2 JP7114290U JP7114290U JPH0729489Y2 JP H0729489 Y2 JPH0729489 Y2 JP H0729489Y2 JP 7114290 U JP7114290 U JP 7114290U JP 7114290 U JP7114290 U JP 7114290U JP H0729489 Y2 JPH0729489 Y2 JP H0729489Y2
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JP
Japan
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pipe
tube
inspection device
magnetic flux
magnet
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JP7114290U
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JPH0430471U (ja
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守 加藤
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鋼管等の傷や他腐食等による減肉欠陥を管の内
側より検出する場合に使用する漏洩磁束方式の管内検査
装置である。
(従来の技術) 従来の漏洩磁束方式の管内検査装置としては実開昭63-1
95253号公報に開示されているものがある。これは第4
図、第5図に示すように磁極間に磁気センサ2が配置さ
れた断面コ字状で外周端を管1内壁とほぼ同曲率に形成
した磁石3からなる検出ユニット7をシャフト4に間隔
をおいて設けた2枚のフランジ5間に磁化方向をそろえ
て管長手軸まわりに放射状に複数個配置し、それぞれの
磁石は両側に設けたガイド12がフランジ5に切り込んだ
ガイド溝13に沿って管径方向のみ移動するようにし、ス
ペーサ14を介して管壁に密着し、管壁に磁束を形成する
方式のものである。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来の方式においてはシャフト4の中心軸が管
1の中心軸とずれた場合、磁石3は第5図に示すように
管径方向のみ移動するようにガイド12で案内されるた
め、磁石3の外周端は管内壁に完全には密着せず、管壁
に一定な磁束を形成できず、良好な検査性能が得られな
い課題があった。
本考案はこのようなシャフトの中心軸と管の中心軸とに
ズレが発生した場合においても磁石3の外周端が管内壁
に密着できるようにして管壁に均一な磁束を形成し良好
な検査性能を発揮させることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の要旨は管内から管壁の探傷を行う漏洩磁束方式
の管内検査装置において、管1内の中心軸に沿って移動
するシャフト4に所定間隔をおいて設けた2枚のフラン
ジ5間に、管長手軸まわりに放射状に複数の検出ユニッ
ト7を磁化方向を管長手方向にそろえて配置し、各検出
ユニットは磁極間に磁気センサ2が配置された磁石3の
軸方向の両側端に設けた係止部材8と前記フランジとを
管径方向に移動自在かつ左右傾斜自在に可とう性連結材
6で連結したことを特徴とする管内検査装置にある。
(作用) 管1内に挿入された本検査装置において、磁極間に磁気
センサ2を配置した各磁石3は磁化方向を管長手方向に
そろえてあるため、第3図に示す如くとなり合う磁石の
間に磁気反発力が生じ密着することがなく間隔が保持さ
れると共に磁石3と管1内壁との間に磁気吸引力が生じ
ているため磁石は管壁方向に吸引されようとする。この
際各磁石の前端および後端において管径方向に移動自在
でかつ左右に傾斜自在にシャフト4のフランジ5に可と
う性のある連結材6で連結しているためシャフトの中心
軸と管の中心軸とにズレが生じる場合においても磁石3
の外周面を確実に管内壁に密着することができる。
この状態で、図示しない移動装置にてシャフト4を管1
径方向に移動させると、検出ユニット7は前端の連結材
6で引っ張られながら管1内壁に密着しつつ移動するた
め、磁束を一定に保って生じさせることができるため、
検出感度に変化が生ぜず良好な検出性能が得られる。
(実施例) 次に本考案を第1図、第2図に示す実施例装置により詳
細に説明する。
第1図は本考案の管路用漏洩磁束検査装置の縦断面図を
示すものである。
第2図は、管内に挿入されている本装置のシャフトの中
心軸が管の中心軸にズレがある場合における検出ユニッ
ト7の磁石3の管壁への接触状態を示しているもので図
の左側は管軸方向から見た正面図、右側は長手中央箇所
の横断面図である。
検出ユニット7は磁石3と磁気センサ2からなり、磁石
3は管軸方向から見て管内径とほぼ同等の外径とした扇
状でかつ管軸方向にコの字形をし、軸方向の両側面に係
止部材8が固定されており、磁極中央の空間に管壁から
の漏洩磁束を検出する複数個の磁気センサ2を管壁側に
僅かなギャップを保って取りつけた非磁性体(たとえば
アルミニウムなど)で製作されたホルダ9が、管径方向
に押し出されるように弾性材10(たとえばスポンジ、ゴ
ムなど)で保持されて検出ユニットが構成されている。
複数個の検出ユニット7は管1内を軸方向に移動するシ
ャフト4に所定間隔をおいて設けられた2枚のフランジ
5間に、磁化方向を管長手方向にそろえて放射状に配置
され、たるみを有する連結材6にて連結保持される。シ
ャフト4に設けられる2枚のフランジ5は、間に配置さ
れる検出ユニット7と所定の空隙を有するように設けら
れる。即ちあまり空隙が狭いと検出ユニット7の係止部
材8がフランジ5に当接して摩擦抵抗が生じるため検出
ユニット7が管1内壁に吸引されるのを防げてしまうた
め、検出ユニット7を連結するたるみを有する連結材6
の一方が引張られた場合でも他方の係止部材8がフラン
ジ5に当接しないような間隙とする必要がある。検出ユ
ニット7の係止部材8とフランジ5を連結する連結材6
には伸び難く可とう性のある、例えば繊維製のベルト又
はひもを用いる。そして係止部材8とフランジ5間に若
干たるみを有するように連結することにより検出ユニッ
ト7を管径方向に移動自在かつ左右傾斜自在に保持して
いる。なお連結材6のたるみ量はシャフト4と管1の中
心軸ズレ量以上とし、かつシャフト4に検出ユニット7
が触れないようにする必要がある。
各磁気センサの検出信号線11はホルダ9に設けられた孔
およびシャフト4に設けた孔を通して外部の計測回路に
接続され検出装置が構成される。
(考案の効果) 本考案装置は管内を管軸方向に移動するシャフトの外周
に放射状に配置した複数個の検出ユニットを、となり合
う磁石の間に生じる磁気反発力と、管と磁極との間に生
じる磁気吸引力を利用し管内壁に密着させるもので、し
かもシャフトの中心軸と管の中心軸にズレが生じても磁
石を管径方向に移動自在かつ左右自在にシャフトに連結
しているため、検出ユニットの磁極は常に管内壁に密着
するとともにシャフトの移動により検出ユニットを連結
材で引っ張って移動させるので、密着性を保ち安定良く
移動させることができしかも走行時にも連続して検査が
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例装置の縦断面図、第2図はシャフトと
管軸にズレがある場合における本実施装置の正面図
(A)および断面図(B)であり、第3図は本実施装置
の正面図で、磁石間の磁気反発力および磁石と管内壁と
の磁気吸引力の方向を示している。第4図は従来装置の
縦断面図、第5図はシャフトと管軸にズレがある場合に
おける従来装置の正面図(A)および断面図(B)であ
る。 1……管 2……磁気センサ 3……磁石 4……シャフト 5……フランジ 6……連結材 7……検出ユニット 8……係止部材 9……ホルダ 10……弾性材 11……信号線 12……ガイド 13……ガイド溝 14……スペーサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管内から管壁の探傷を行う漏洩磁束方式の
    管内検査装置において、管内の中心軸に沿って移動する
    シャフトに所定間隔をおいて設けた2枚のフランジ間
    に、管長手軸まわりに放射状に複数の検出ユニットを、
    磁化方向を管長手方向にそろえて配置し、各検出ユニッ
    トは磁極間に磁気センサが配置された磁石の軸方向の両
    側端に設けた係止部材と前記フランジとを管径方向に移
    動自在かつ左右傾斜自在に可とう性連結材で連結したこ
    とを特徴とする管内検査装置。
JP7114290U 1990-07-05 1990-07-05 管内用漏洩磁束検査装置 Expired - Lifetime JPH0729489Y2 (ja)

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JPH0430471U JPH0430471U (ja) 1992-03-11
JPH0729489Y2 true JPH0729489Y2 (ja) 1995-07-05

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