JPH07290871A - 剥ぎ取り自在引換クーポン付きカードとトラッキングシステム - Google Patents

剥ぎ取り自在引換クーポン付きカードとトラッキングシステム

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JPH07290871A
JPH07290871A JP6110187A JP11018794A JPH07290871A JP H07290871 A JPH07290871 A JP H07290871A JP 6110187 A JP6110187 A JP 6110187A JP 11018794 A JP11018794 A JP 11018794A JP H07290871 A JPH07290871 A JP H07290871A
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JP
Japan
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coupon
card
layer
sheet
base layer
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JP6110187A
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Thompson Kenneth
ケネス・トンプソン
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DEBRA TUCK THOMPSON
DEBURA TATSUKU TONPUSON
Original Assignee
DEBRA TUCK THOMPSON
DEBURA TATSUKU TONPUSON
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規な剥ぎ取り自在引換クーポン付きカード
とトラッキングシステムを提供すること。 【構成】 外側面と内側面を有するベース層と、該ベー
ス層の内側面に被覆された薄い接着材層と、クーポン面
と接着材面を有するクーポン層と、から成り、該クーポ
ン層の接着材面は、前記ベース層と同じ全体寸法を有
し、前記接着材層に接合されており、該クーポン層のク
ーポン面は、該クーポン面に印刷され、接着材付裏面を
有する剥ぎ取り自在の複数の個別クーポンの配列体を形
成するように規則的な一定間隔で切り目を施されたクー
ポンを有していることを特徴とする引換クーポンカー
ド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の利用分野は、下記の通り
である。ラベル等の印刷物、被覆層を剥すことによって
顕示することができる隠された情報、詐欺等の不正防止
手段又は検出手段、使用防止手段又は検出手段、又は、
接着材で貼付された剥ぎ取り自在物による識別名又は符
号(個人の身分や会社又は店の名前を表す文字や符号)
を有する印刷物、広告等の印刷物、シートや製品に被覆
する接着材コーチング等の化学関係。
【0002】
【従来の技術】食品雑貨類の販売において、値段割引ク
ーポンやその他のいろいろなタイプのディスカウントク
ーポンが知られている。地方新聞には、大抵のスーパー
マーケットチェーン店によって引き受けられるいろいろ
な食品雑貨クーポンが印刷されている。クーポンは、
又、雑誌の形でも発行されており、しばしば各家庭にダ
イレクトメールで郵送されてくる。これらのクーポンを
引き受ける小売店は、クーポンの弁済金品と取扱い手数
料を受け取るためにクーポンを整理一括して製造会社へ
送付しなければならない。(ここで、「クーポンを引き
受ける」とは、お客が差し出したクーポンと引き換え
に、割引や景品としての約定金品を支払うことである。
「弁済金品」とは、小売店がお客に支払った金品の弁済
として製造会社から受け取る金品のことである。)
【0003】この種のクーポンは、いろいろな形状、サ
イズ及び状態で発行される。レジ係は、スーパーマーケ
ットの勘定カウンターで顧客から差し出されたクーポン
を受け取り、受け取ったクーポンを仕分けして処理しな
ければならず、その処理作業はスーパーマーケットにと
って非常に時間のかかる仕事である。レジ係は、1枚毎
にクーポンを読み、各クーポンに記載されている金額分
を顧客のキャッシュレジスタレシートに貸方として打ち
込まなければならず、顧客がクーポンに記載された物品
を確かに購入したことを確認しなければならない。その
上で、レジ係は、兌換済みクーポンを後に仕分けるため
の特別の引き出しにいれておく。(ここで、「兌換」と
は、「引き受け」又は「引き換え」と同義であり、クー
ポンと引き換えに、割引や景品としての約定金品を支払
うことである。従って、兌換済みクーポンとは、引き換
え済みクーポンのことである。)
【0004】引き換えスタンプやスタンプ冊子も周知で
ある。グリーンスタンプは1950年代に普及した。加
盟小売店は、グリーンスタンプを発行している旨のポス
ターや看板を掲出した。顧客がその店で商品を購入する
たびに、店は、通常、商品の購入価格に基づいて定めら
れた枚数のグリーンスタンプを顧客に渡すという仕組み
であった。グリーンスタンプは、郵便切手に類似してお
り、水に濡らすだけで接着力を活性化することができる
裏塗り接着材を有していた。顧客は、グリーンスタンプ
を接着するための一定数のブランクページを有するグリ
ーンスタンプ引換冊子を渡された。グリーンスタンプが
満杯に貼られたグリーンスタンプ引換冊子が数冊たまる
と、顧客はそれらの冊子をグリーンスタンプ引換センタ
ーへもっていけば兌換してもらえた。即ち、引換センタ
ーは、グリーンスタンプが満杯に貼られたグリーンスタ
ンプ引換冊子の冊数に応じてそれと引き換えに無料の商
品を顧客に提供した。この仕組みは、引換センターから
グリーンスタンプを購入する加盟小売店によって資金負
担がなされた。加盟店は、顧客はグリーンスタンプを発
行していない店よりは発行している店で買物をしたがる
であろうから、グリーンスタンプを発行することが店の
売り上げ増につながると考えた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
な剥ぎ取り自在引換クーポン付きカードとトラッキング
システムを提供することである。ここで、「トラッキン
グ」とは、兌換済み、即ち引換済みのクーポンを整理し
まとめて保存又は記録しておくことであり、「トラッキ
ングシステム」とは、兌換済み、即ち引換済みのクーポ
ンを整理しまとめて貼付しておくためのシート等のこと
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の剥ぎ取り自在引
換クーポン付きカードとトラッキングシステムは、顧客
が使用するクレジットカードサイズの引換クーポン付き
カードと、レストラン等の引換センターが使用するトラ
ッキングシートから成る。剥ぎ取り自在引換クーポン付
きカード(「引換クーポン付きカード」、「引換クーポ
ンカード」、「クーポンカード」、「引換カード」、
「割引カード」又は単に「カード」とも称する)は、個
々に剥ぎ取ることができる複数の引換ミニクーポンを有
している。剥ぎ取られた引換済み、即ち兌換済みクーポ
ンは、トラッキングシートに貼付される。トラッキング
シートは、キャッシュレジスタの引出し又は現金箱に好
便に収納することができるように1ドル札の寸法を有す
ることが好ましい。このトラッキングシステムは、引き
換えられたクーポンの計算及び明細の記録を容易にす
る。
【0007】このクーポンカードは、積層された2層の
紙又は紙状材料(ベース層)と、透明な保護プラスチッ
クフィルムと、接着材コーチング(接着材層)とから製
造する。詳述すれば、ベース層は、特殊な紙で製造し、
そのベース層の一方の面に接着材層を被覆する。次い
で、この接着材層に剥ぎ取り自在クーポン層を構成する
層を貼付する。従って、このようにして得られた2層
(ベース層とクーポン層の)シートは、接着材によって
接合されている。
【0008】このような2層シート即ち積層シートは、
大判の1枚シートとして、又は、シートロールとして製
造される。大判シート又はシートロールは、印刷会社へ
送られる。印刷会社は、シートの両面に印刷インキを塗
布して両面に印刷物を形成する。印刷インキの転写によ
り、シートの外側面に所要の識別名又は広告文が印刷さ
れ、シートの内側面には所要の個別引換ミニクーポン
(「引換クーポン」、「ミニクーポン」又は単に「クー
ポン」とも称する)が印刷される。次に、外側面に、耐
久性及び保護を与え、体裁をよくするために透明なプラ
スチックフィルムが積層される。この透明な保護プラス
チックフィルムの積層工程は、インキ塗布工程の直後に
行ってもよいが、いずれにしても、塗布されたインキを
保護するためにインキ塗布工程の後に行わなければなら
ない。次いで、この積層シートのクーポン層を打抜き、
個々のクーポンに区画する。
【0009】個々のクーポン即ちミニクーポンは、引換
カードから剥されたとき、トラッキングシートに付着す
るのに十分な接着材を有している。これらのミニクーポ
ンのサイズは小さいので、カード所有者にとっても、引
換センターにとっても便利である。又、本発明によれ
ば、いろいろな異なるサイズ及び形状の顧客クーポンを
処理する必要性を排除する。本発明のトラッキングシス
テムは、いろいろな兌換可能クーポン等の記録を保存す
ることを必要とするどのような用途にも用いることがで
きる。
【0010】本発明は、若者を会員とする慈善団体が資
金募集に利用するのに好適である。そのような団体とし
ては、リトルリーグ、ボーイスカウト、ガールスカウ
ト、Y.M.C.A等がある。その場合、彼らは、ま
ず、その地域のいろいろなファーストフードレストラン
に接触し、資金募集運動に参加してくれるかどうかを尋
ねる。それに参加するファーストフードレストランは、
顧客が差し出したクーポンを兌換するように要請され
る。クーポン兌換のコストはファーストフードレストラ
ンが負担する。その見返りとして、ファーストフードレ
ストラン側は、新規顧客を引き寄せ、顧客離れを防ぎ、
地域社会における親密度を高めるという点で利益を得
る。クーポンカードは、製造者から有料で慈善団体へ売
られ、慈善団体は、それらのクーポンカードを購入価格
より高い金額で一般大衆に販売する。購入価格と大衆へ
の販売価格との差額が慈善団体の利益であり、その金が
慈善団体又は非営利団体の資金源となる。クーポンカー
ドは慈善団体の会員によって販売されるので、固定費は
かからない。
【0011】そのようなクーポンカードには、通常、ど
のレストランがクーポンを引き受けてくれる(即ち、兌
換してくれる)のかが顧客に分かるようにレストランの
名前又はそれを表す符号が印刷されている。又、このク
ーポンシステムは、レストランの従業員の窃盗を防止す
る。即ち、このシステムは、レストランの店員が食べ物
を販売し、その金を着服して、マネージャーにその食べ
物をクーポンによる割引販売をしたとうその報告をする
のを防止する。なぜなら、クーポンによって割引販売さ
れた食べ物は、店員の現金箱に保管されているトラッキ
ングシートに貼付された兌換済みクーポンによって証明
されていなければならないからである。店員は、クーポ
ンを兌換したならば、そのクーポンをトラッキングシー
トの空白のマスに貼付し、顧客がその食べ物に正規の値
段を支払ったと仮定してその金額を記入しておく。
【0012】トラッキングシートは、又、レストランの
合法的な税金控除額を示す、米国内国歳入庁(I.R.
S.)によって認められた証拠にもなる。このクーポン
カードの販売促進には、ファーストフードレストラン
と、クーポンカード販売会社と、非営利団体の三者が関
与する。レストランがI.R.S.にこの税金控除額を
完全に認めてもらうには、この三者の連携を立証しなけ
ればならない。完成されたトラッキングシートには店員
によって食べ物の正規の価格が記入されており、それら
の価格が逐一会計士によって照合される。その合計額
が、税金控除額としてI.R.S.に認められる。それ
以外の販売促進のための連携では、I.R.S.は、フ
ァーストフードレストランにかかった実際のコストの一
部しか税金控除額としては認めない。又、このシステム
は、フランチャイズ店がフランチャイズ加盟権のロイヤ
リティを計算する場合にも有用である。フランチャイズ
加盟権のロイヤリティは、通常、総売上高に基づいて算
出される。
【0013】本発明のクーポンカードの厚さは、0.4
4958〜0.4826mm(0.0177〜0.01
9in) である。これに対して、慣用のプラスチック製
クレジットカードの厚さは、0.5334〜0.685
8mm(0.021〜0.027in) である。プラス
チック製クレジットカードのこの厚さは、プラスチック
製クレジットカードを受け入れる機械に使用できるよう
に規定された標準厚さである。換言すれば、すべてのク
レジットカード処理機械は、この厚さの範囲のクレジッ
トカードだけしか受け入れないように設計されている。
本発明のクーポンカードは、クレジットカードの標準厚
さ範囲より薄いのでクレジットカード処理機械には使用
できない。従って、本発明のクーポンカードを例えば銀
行の自動払出し・預金機に使用しようとしても使用でき
ないので誤用を防止することができる。
【0014】
【実施例】添付図を参照して説明すると、本発明は、2
つの主要な要素から成る。第1要素は、剥ぎ取り自在引
換クーポン付きカード10である。図1、8及び10に
示されたものは、折りたたまれ1対のカードを有するの
で、「ダブルクーポンカード」と称することができる。
単一型の(図1に示される折りたたまれ1対のカードで
はなく、1枚型の)カード10の実施例は、図3〜7及
び図11〜12に示されている。第2要素は、トラッキ
ングシート100である。トラッキングシートは、図
2、9及び12に示されている。図12に示されたトラ
ッキングシートのサイズは、152.4×63.5(6
×2 1/2in) である。単一型の引換クーポンカー
ド10は、使用者の財布のカードホルダに容易にいれる
ことができるクレジットカードサイズである。カード1
0は、薄く、平坦で、85.724×53.975mm
(3 3/8〜2 1/8in) のサイズを有する。カ
ードの4隅は丸められている。このクーポンカードは、
プラスチック製クレジットカードより薄く、0.444
5〜0.4826mm(0.0175〜0.019i
n) の厚さであるが、厚さ以外の点では銀行カードや石
油会社のクレジットカード等の典型的なプラスチック製
クレジットカードのサイズと同じサイズを有する。
【0015】カード10の内側面15には、複数の剥ぎ
取り自在引換ミニクーポン20が貼付されている。図4
及び12は、そのようなミニクーポン20を有するカー
ド10の内側面15を示す。この引換カード10は、そ
れに固着された16枚の剥ぎ取り自在ミニクーポン20
を有しており、各クーポン20の隣接縁22,24,2
6,28には打抜き(ダイカット)加工によって切れ目
が付されており、指の爪でクーポンの隅を剥せば、容易
にクーポンを剥ぎ取ることができる。使用者が剥ぎ取り
を始めるべき隅が目でみて分るように各クーポンの1隅
に「隅折り」マーキング29が形成されている。クーポ
ンの剥ぎ取り操作を容易にするために、引き手や何らか
のタイプの紐をクーポンと一体に設けてもよい。
【0016】各クーポン20の裏面にはクーポンを所定
位置に接合するための裏張接着材が被覆されている。ク
ーポンカード10の各クーポン20には、クーポンカー
ドの製造時に印刷物が印刷される。好ましい実施例で
は、各クーポン20に印刷される印刷物は、例えばファ
ーストフードレストランでの現金割引や「バイワン−ゲ
ットワンフリーミール」(1食購入すれば、1食無料)
を表す文言である。この種のクーポンカードは、図12
に例示されている。図12に例示されたカードには、数
軒の異なるファーストフードレストランで使用すること
ができるクーポンが貼られており、クーポンに印刷され
ている加盟レストランがそのクーポンを引き受けてくれ
る(兌換してくれる)ので、カード持参者は、どの店で
どのような種類の食べ物を食べるかについて選択の融通
性を与えられる。カード持参者は、レストランで注文す
るときに1枚又は何枚かのクーポンを兌換してもらいた
いということをレジ係に申し出て、クーポンカードをレ
ジ係に渡せばよい。レジ係は、その店に該当する所要の
クーポンをカードから剥ぎ取る。
【0017】レジ係は、彼女のキャッシュレジスタの引
出しのトレーに第2要素即ちトラッキングシート100
を保管している。トラッキングシート100は、ほぼ1
ドル札の大きさであるから、紙幣を保管するのに通常使
用されるキャッシュレジスタの引出しのトレーの仕切り
区画の1つに収まる。レジ係は、割引カード10からミ
ニクーポン20を剥ぎ取った後、そのクーポンをキャッ
シュレジスタの引出しに保管されているトラッキングシ
ート100に貼付する。剥ぎ取られたクーポンは、その
裏に十分な裏張接着材が残っているので、トラッキング
シート100に恒久的に付着する。クーポンをカード1
0からシート100へ移し替える上述の操作は、図12
に示されている。
【0018】トラッキングシート100は、その上部
に、Date(日付け)、Reg.(レジスタ番号)、Location
(場所)、Shift (交替勤務番号)等の情報を記入する
ための下線付きの余白を有しており、その下に、ミニク
ーポンの大きさより僅かに大きい複数個の四角形の区画
を画定する格子状のパターンを有している。これらの区
画は、各クーポンを互いに僅かに離隔させて貼付するの
に十分な大きさである。レジ係は、クーポン20(現金
割引クーポンの場合もあれば、景品付きクーポンの場合
もある)をトラッキングシート100に貼付した後、そ
のクーポンに見合う額を通常の態様でその顧客の品目毎
明細請求書から控除する。次いで、レジ係は、その引換
カード10を顧客に返す。店のマネージャーは、交替勤
務の終了時に、又は適当な時間間隔で、受け取り現金及
びクーポンを貼られたトラッキングシート100の入っ
たキャッシュレジスタの引出しをレジスターから抜き取
る。クーポンを貼られたトラッキングシート100は、
当該交替勤務の合計取り引き額を実際に受け取った金銭
及びクーポンと照合し清算するためにキャッシュレジス
タの引出しないの現金とクーポンを計数するための好便
な参照リストの役割を果たす。
【0019】引換カード10は、積層された4枚の平坦
なシートから製造される。カード10は、外側面25と
内側面15を有する。外側面25は、容易に視認するこ
とができる識別名(店名又は店名を表す符号等)、図
柄、又は広告文を印刷するために使用される。一方、内
側面15には、剥ぎ取り自在引換ミニクーポン20が貼
付されている。詳述すれば、積層引換カード10の外側
面25は、「タグ12ポイント」剥離性ライナーと称さ
れる紙シート即ちベース層30の外側面によって構成さ
れる。紙シート30の内側面には接着材層40が被覆さ
れている。接着材40は、ファッソン・レイベル・サプ
ライ・カンパニーからSP11G特殊ライナーという商
品名で販売されており、ゴム状のベース材料を有してい
るいる。この接着材は、粘着力が高く、いろいろな種類
の物質に付着することができ、使い古されても、浸出し
たり、溶けたりすることがない。この特性は、クーポン
カードが財布の中にいれて携帯されることからみて必要
である。男性の使用者がクーポンカードの入った財布を
ズボンの後ポケットにいれてその財布の上に腰かけるこ
とがあっても、上記接着材は安定している。
【0020】接着材層40にクーポン20を構成するシ
ート即ちクーポン層50が接合されている。シート50
は、ファッソン・レイベル・サプライ・カンパニーから
#60青/白光沢性ホワイトクリームコートという商品
名で、又、「クラックン・ピール・プラス」という登録
商標名で292.1×381mm(11.5×15i
n) のシート、又は、ほぼ304.8m(1,000f
t)の長さのロールで販売されている。
【0021】カード10の識別名及び広告文等を印刷す
る外側面25を構成する上記ライナー即ち紙シート30
の外表面には、通常、それらの印刷物を保護するため
と、カードに耐久性と光沢を付与するためにプラスチッ
クフィルム60を被覆する。この最外側のプラスチック
フィルムは、面材と称されるものであり、0069−2
Mil UCL Polyolam NPLという商品
名で販売されているフィルムであることが好ましい。
【0022】このカードの素材を製造するには、通常、
5つの異なる工程が必要であり、カード素材をシート又
はロールの形で供給するために2つの材料会社と1つの
積層会社を必要とする。次いで、印刷会社が、積層シー
トの外側面の各区画に広告文等を印刷し、積層シートの
内側面に適当なクーポンを印刷する。この印刷工程中
に、個々のクーポンを区分するための打抜き加工を施
す。印刷が終了すると、上述したように積層シートのベ
ース層であるライナー30の外面を耐久性のプラスチッ
クフィルム60で被覆する。次いで、そのシートを個々
のカードに切断することができる。このように、印刷工
程は、カードの外側面と内側面に印刷し、外側面にプラ
スチックフィルムを被覆し、内側面に打抜き加工を施す
ことを含む。打抜きは、個々のクーポンを剥ぎ取ること
ができるように十分な深さとする。
【0023】図11は、クーポンカードの側面を示す。
図10は、ダブルクーポンカードの側面を示す。これら
の図では、カードの積層態様を明瞭に示すために各層の
厚みを誇張して示してある。図8に例示されたダブルク
ーポンカードでは、各クーポン間の間隔が大きく開いて
いる。図9は、トラッキングシートの一例を示す。
【0024】本発明のカードを製造するための材料とし
て、上述した材料以外のものを使用することができるこ
とは当業者には明らかであろう。このクーポンカードの
素材は、事務用品店で販売されている剥ぎ取りラベルに
類似したものであり、拡大されたラベルであるが、クー
ポンカードを構成するために改良されたものである。上
述した、クーポンシート50及びベースシート30は、
任意の適当な材料から製造することができる。接着材層
40も既に市販されている任意の適当な材料であってよ
い。又、上述したプラスチックフィルム60も既に市販
されている任意の適当な材料であってよい。
【0025】以上、本発明を実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による1対の折りたたまれた剥
ぎ取り自在引換クーポン付きカードを開いた状態の平面
図である。
【図2】図2は、カードから剥ぎ取られた各兌換済みク
ーポンを貼付することができるトラッキングシートの平
面図である。
【図3】図3は、本発明によるクレジットカードサイズ
の剥ぎ取り自在引換クーポン付きカードの外側面の平面
図である。
【図4】図4は、図3のカードの内側面の平面図であ
る。
【図5】図5は、図3のカードの側面図である。
【図6】図6は、図3のカードの端面図である。
【図7】図7は、図4の線7−7に沿ってみた断面図で
ある。
【図8】図8は、図1に示されたクーポンカードの変型
実施例の内側面の平面図である。
【図9】図9は、図2に示されたトラッキングシートの
変型実施例の内側面の平面図である。
【図10】図10は、図1のカードの左側からみた拡大
側面図であり、カードを構成する積層材を明瞭に示す。
【図11】図11は、図6のカードの拡大図であり、カ
ードを構成する積層材を明瞭に示す。
【図12】図12は、いろいろなファーストフードレス
トランの名前を印刷した16枚のミニクーポンを有する
1枚の引換カードの内側面と、ファーストフードレスト
ラン等の引換センターが使用する代表的なトラッキング
シートの内側面を示す。
【符号の説明】
10:引換クーポンカード 15:内側面 20:クーポン 25:外側面 30:ベース層(紙シート) 35:ベース層の内側面 50:クーポン層(シート) 60:保護プラスチックフィルム 100:トラッキングシート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引換カードに貼付されたクーポンを兌換
    し、兌換済みクーポンをトラッキングする方法であっ
    て、 打抜き加工により区画された少なくとも1枚の譲渡不可
    の剥ぎ取り自在クーポンを担持した引換カードを銀行以
    外の引換センターへ提示し、 該引換センターにトラッキングシートを保管しておき、 前記引換カードから前記少なくとも1枚の剥ぎ取り自在
    クーポンを剥ぎ取り、 前記剥ぎ取ったクーポンを前記トラッキングシートに移
    し、 前記クーポンの金額をクーポン引換者の貸方として記載
    し、 前記引換カードをクーポン引換者に変換することから成
    る方法。
  2. 【請求項2】 引換クーポンカードであって、 外側面と内側面を有するベース層と、 該ベース層の内側面に被覆された薄い接着材層と、 クーポン面と接着材面を有するクーポン層と、から成
    り、該クーポン層の接着材面は、前記ベース層と同じ全
    体寸法を有し、前記接着材層に接合されており、該クー
    ポン層のクーポン面は、該クーポン面に印刷され、接着
    材付裏面を有する剥ぎ取り自在の複数の個別クーポンの
    配列体を形成するように規則的な一定間隔で切り目を施
    されたクーポンを有していることを特徴とする引換クー
    ポンカード。
  3. 【請求項3】 クレジットカードの全体寸法と同じ全体
    寸法を有することを特徴とする請求項2に記載の引換ク
    ーポンカード。
  4. 【請求項4】 前記ベース層の前記外側面に印刷物が印
    刷されており、該ベース層の該外側面に透明な保護フィ
    ルムが被覆されていることを特徴とする請求項2に記載
    の引換クーポンカード。
  5. 【請求項5】 前記ベース層は、厚さ0.3048mm
    (0.012in)の紙シートから製造され、前記クー
    ポン層は、厚さ0.3048〜1.27mm(0.01
    2〜0.05in) の紙シートから製造され、前記接着
    材層は、ファッソン・レイベル・サプライ・カンパニー
    から販売されているSP111G接着材であり、前記保
    護フィルムは、厚さ0.017526〜0.508mm
    (0.00069〜0.02in) の#69UCL P
    olyolam NPLフィルムであることを特徴とす
    る請求項4に記載の引換クーポンカード。
  6. 【請求項6】 キャッシュレジスタの典型的な引き出し
    のトレーの仕切り区画の1つに収まる大きさの全体寸法
    を有する平坦な長方形のシートから成るトラッキングシ
    ートを含み、該トラッキングシートは、該クーポンカー
    ドから剥ぎ取られた各兌換済みクーポンを貼付し、該兌
    換済みクーポンの記録を保存するための、各々該クーポ
    ンより僅かに大きい複数の長方形の区画を有することを
    特徴とする請求項2に記載の引換クーポンカード。
  7. 【請求項7】 剥ぎ取り自在クーポン付きカードを製造
    する方法であって、 外側面と内側面を有するベース層を製造し、 該ベース層の内側面に接着材層を被覆し、 該接着材層にクーポン層を接合し、該積層されたベース
    層と接着剤層とクーポン層をロール又はシートとして供
    給し、 前記ロール又はシートを印刷機へ移送し、 前記クーポン層に印刷物を印刷してクーポンの配列体を
    形成し、 前記ベース層の前記外側面に印刷物を印刷し、 該ベース層の印刷された該外側面に透明な保護プラスチ
    ックシートを被覆し、 前記各クーポンを前記接着材層から個々に剥ぎ取ること
    ができ、かつ、剥ぎ取られてクーポンの裏面に接着材の
    一部分が残留するように、前記クーポン層に打抜き加工
    によって切り目を施し、 前記印刷され、切り目を施されたロール又はシートから
    打抜き加工によって個別の剥ぎ取り自在クーポン付きカ
    ードを切取ることから成る製造方法。
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