JPH0728457A - 手のための自在鍵盤 - Google Patents

手のための自在鍵盤

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JPH0728457A
JPH0728457A JP2329574A JP32957490A JPH0728457A JP H0728457 A JPH0728457 A JP H0728457A JP 2329574 A JP2329574 A JP 2329574A JP 32957490 A JP32957490 A JP 32957490A JP H0728457 A JPH0728457 A JP H0728457A
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Japan
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key
keys
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Yoshifumi Nakagome
義史 中込
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NAKAGOME MATSUKO
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NAKAGOME MATSUKO
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Abstract

(57)【要約】 電子出願以前の出願であるので 要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ピアノや電子楽器などに用いる手の 指で演奏するための鍵盤に、関するものである。
(従来の技術) 自然音階は、C,D,E,F,G,A,B,の幹 音から成り立っていて、隣合う各音の音程の間隔 が異なっている。すなわちEとFの音の間、及び BとCの音の間が半音になっていて、他は全音に なっている。そのために、幹音が弾き易く、しか も移調が容易にできる手のための楽器用鍵盤の実 現は難しかった。
米国特許第4782734号の標準鍵盤は、前 部の、白鍵(幹音キー)の間隔と音程の間隔とが 一致せず、移調が困難である。また後部に於いて は、白鍵(幹音キー)が、黒鍵(派生音キー)よ り低くなっているため、白鍵(幹音キー)が弾き にくい。
米国特許第4444083号の鍵盤は、この標 準鍵盤に対して、E,F,B,Cの白鍵の幅をD ,G,Aの白鍵の幅の3/4にすることによって 、白鍵の距離間隔を音程の間隔に近づけたもので ある。しかし、移調の度ごとに、前部の白鍵と後 部の黒鍵のいずれを押すかが、変化し、指使いの 変化が不規則になり、移調は難しい。
米国特許第4658696号のペダル鍵盤の、 音階配列に設定した実施例に於いては、幹音のキ ーが、間に挟まって谷間を形成するキーより高く なっているので、幹音が弾き易くなっている。し かし、幹音のキーが、谷間を挟んで等間隔に並ん でいるため、幹音キーの間隔が音程の間隔と一致 しない。そのため、同じ指使いで移調ができず、 移調は難しい。
米国特許第3392620号の鍵盤は、前部の キー及び後部の高いキーが、全音(半音の2倍) 間隔に並んでいるため、全音毎の移調が同じ指使 いで行えて、移調が容易である。しかし幹音の位 置が前部になったり後部になったりしているので 、幹音の感知が難しく、幹音が弾き難くい。(米 国特許第3468209号も、同様である。) 米国特許第3433881号のペダル用クロマ ティックキーボードは、各キーの間隔が半音間隔 に並んでいるため、移調が容易であるが、幹音の 位置の感知が難しく、幹音が弾き難くい。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、前述の問題を解決することを目的と する。即ち、幹音のキーが感知しやすく、幹音が 弾き易く、移調する際に、指の前後の動きを必要 とせずに、同じ指使いで演奏できて、移調が容易 にできる、手のための自在鍵盤を提供することを 目的とする。
(課題を解決するための手段) 前述の課題を解決するための本発明は、横1列 に並ぶ複数のキーを有し、各キーは半音階順に横 に並んでいて、各キーはその上部に操作面を有し 、各操作面は各々略等間隔に横1列に並んでいて 、各キーは幹音に割り当てられた複数のメインキ ーと派生音に割り当てられた複数のサブキーから なり、各サブキーの操作面は隣合うメインキーの 対応操作面より低くなっている手のための自在鍵 盤である。
また請求項2以下の場合、上記に加えて、各キ ーは9〜15mm間隔になっていて、隣合う各キ ーの互いに対向する側面上部の間隔が2〜6mm になっていて、隣合う各キーの互いに対向する側 部の下部が対向して出張って上下の遮蔽部を形成 していて、各メインキー及びサブキーは操作面の 後部に補助操作面を有し、各サブキーの補助操作 面は隣合うメインキーの対応補助操作面より高く なっている手のための自在鍵盤である。
(作用) 前述の構成によれば、各キーが半音階順に横に 並んでいて、各キーの上部の各操作面は各々略等 間隔に横1列に並んでいるため、各キーの距離間 隔とそのキーに割り当てられた音の音程間隔とが 一致し、移調する際に、指の前後の動きを必要と せずに、同じ指使いで演奏できて、移調が容易に できる。さらに、各サブキーの実質的操作面は隣 合うメインキーの対応操作面より低くなっている ので、幹音に割り当てられたメインキーが感知し やすく、幹音が演奏しやすい。
また請求項2以下の場合、上記に加えて、各キ ーの間隔は15mm以下になっているので、1オ クターブ間隔の2つのキーを片手で同時に押さえ るのに適し、9mm以上になっているので、各指 が1つのキーを押すのに適している。さらに隣合 う各キーの互いに対向する側面上部の間隔が2m m以上になっているので、指が隣合うキーを押さ えないように、1つのキーを押すことが容易にで きる。さらにこの上部の間隔が6mm以下になっ ているので、各キーの操作面の幅が十分とれ、指 が各キーを感知しやすくなる。
また、隣合う各キーの互いに対向する側面上部 に2〜6mmの間隔があっても、隣合う各キーの 互いに対向する側部の下部が対向して出張って上 下の遮蔽部を形成しているので、キーの下部にご みが入るのを防止でき、キーの機械的作動不良又 は電気的検出不良などの障害を防止できるととも に、キーの強度を強くできる。またキー全体の幅 を十分広くとれるので、キーの目視確認がしやす くなる。
また、各メインキー及びサブキーは操作面の後 部に補助操作面を有し、各サブキーの補助操作面 は隣合うメインキーの対応補助操作面より高くな っているので、派生音の場合は、サブキーの後部 の高い補助操作面を押さえ、幹音の場合は、メイ ンキーの前部の操作面を押さえるといった演奏が 可能になり、従来の標準鍵盤で習得した指使いと 略同様の指使いが適用できる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する 。
第1図は本発明の第1実施例の一部分を示して おり、前後に伸びる13本以上のバー状のキー1 ,2が互いに平行に横1列に並んでいる。これら のキー1,2はその上部に前後に伸びる細長い操 作面3,4を有している。これらの操作面3,4 の幅は略等しくなっていて、略等間隔にならんで いる。即ちこれらの操作面3,4の幅の中央を通 って前後に伸びる仮想線を、センターラインとす ると、このセンターラインは各々略等間隔になっ ていて、その間隔は9〜15(例えば13.5) mmになっている。
このセンターラインの間隔が、15mm以下に なっているので、1オクブターブ間隔の2つのキ ーを片手で同時に押さえるのに適している。また このセンターラインの間隔が9mm以上になって いるので、各指の先端が1つのキーだけを押さえ るのに適している。
各キー1,2はそれぞれの操作面の後方に横方 向の支持線を有し各キー1,2はこの支持線を中 心に上下に動けるようになっている。このキーの ストロークは、キーの前端で、センターラインの 平均間隔の20〜90%(例えば6.5mm)に なっている。センターラインの間隔が狭い場合に は、キーのストロークを小さくすることによって 、指の先端が1つのキーだけを押し易くすること ができる。
各キー1,2の支持線は操作面の前方にあって もよく、さらには支持線がなくキー全体が上下に 動くように、弾性体で浮かしてもよい。また電気 的にキーの押し力を検出するようにしてもよく、 キーの操作面を接触センサーにしてキー自体は動 かないようにしてもよい。
各キーは複数のメインキー1と複数のサブキー 2とからなっている。各メインキー1はC,D, E,F,G,A,Bの幹音に割り当てられていて 白色になっており、各サブキー2はC#,D#, F#,G#,A#の派生音に割り当てられていて 黒色になっている。これらのキーは、音階順に左 から右へ横1列にC,C#,D,D#,E,F, F#,G,G#,A,A#,B,Cの順に並んで いる。このように 各キーの各操作面は各々略等 間隔になっていて、各キーが半音階順に横1列に 並んでいるため、各キーの距離間隔とそのキーに 割り当てられた音の音程間隔とが一致し、移調す る際に、指の前後の動きを必要とせずに、同じ指 使いで演奏できて、移調が容易にできる。
また、各サブキー2の操作面4は、隣合うメイ ンキー1の対応操作面3より低くなっている。す なわち各サブキーの操作面4の各部は、隣合うメ インキーの操作面3の対応する各部より、前記セ ンターラインの平均間隔の10〜150%、望ま しくは15〜60%(例えば4.5mm)低くな っている。その為、幹音に割り当てられたメイン キー1が感知しやすく、幹音が演奏しやすくなる 。この高さの差が小さすぎるとメインキーの操作 面3とサブキーの操作面4との区別が感知しにく くなり、大きすぎるとサブキーの操作面4が押し にくくなる。
なお、各キーの上部の操作面3,4の長さは、 30〜120(例えば100)mmになっている 。また各キー1,2の支持線は、各キーの操作面 3,4より後方60mmの位置にある。また各キ ーの操作面3,4の前方又は後方に付加的な操作 部を設けても実質的に本発明に含まれる。
第2〜4図は本発明の第2実施例の一部分を示 しており、第3図は第2図のX−X断面図であり 各キー1,2の横断面を示したものである。第4 図は第2図のY−Y断面図であり各キー1,2の 高さ関係を示す図である。本実施例では、隣合う 各キー1,2の互いに対向する側面上部5,6の 間隔gが2〜6(例えば4.5)mmになってい る。その為両隣のキー1(又は2)の対向側面上 部5、7の間隔wは、各キー2(又は1)の幅p よりも広くなり、指が1つのキー2(又は1)だ けを押す際に、指がキー2(又は1)のセンター ラインより若干ずれても、隣のキー1(又は2) を押すことがなくなる。ただしこのgの間隔が2 mmより小さいとその効果は小さく、6mmをこ えると、各キー2(又は1)の操作面の幅が小さ くなり、指が各キー2(又は1)を感知しにくく なる。
さらに隣合う各キー1,2の互いに対向する側 部の下部8,9は対向して出張って上下の遮蔽部 を形成している。その為キー1,2の下部にごみ が入るのを防止でき、キーの機械的動作不良又は 電気的検出不良などの障害を防止できるとともに 、キーの強度を強くできる。またキー全体の幅を 十分広くとれるので、キー1,2の目視確認がし やすくなる。
各サブキー2の前部の操作面11は、第1実施 例と同様に隣合うメインキー1の前部の操作面1 0より低くなっている。各サブキー2の操作面1 1の後部延長上には、補助操作面13があり、各 メインキー1の操作面10の後部延長上には、補 助操作面12がある。各サブキー2の補助操作面 13は隣合うメインキー1の対応補助操作面12 より高くなっている。すなわち各サブキーの補助 操作面13の各部は、隣合うメインキーの補助操 作面12の対応する各部より、前記センターライ ンの平均間隔の10〜120%、望ましくは20 〜60%(例えば4mm)高くなっている。これ らサブキー及びメインキーの補助操作面12,1 3は、従来の標準鍵盤との互換性のために使用さ れる。すなわち、派生音の場合は、サブキーの後 部の高い補助操作面13を押さえ、幹音の場合は 、メインキーの前部の操作面10又は後部の補助 操作面12を押さえるといった演奏が可能になり 、従来の標準鍵盤で習得した指使いと略同様の指 使いが適用できる。
また、各キーの前部の操作面10,11の長さ は、30〜120(例えば60)mmになってい る。また各キーの後部の補助操作面12,13の 長さは、20〜120(例えば60)mmになっ ている。なお、各キーの前部の操作面10,11 の前方にさらに付加的な操作部を設けても、補助 操作面12,13の後方にさらに付加的な操作部 を設けても実質的に本発明に含まれる。また各キ ー1、2の支持線は、各キーの補助操作面12, 13より後方60mmの位置にある。その他の構 成と作用効果は、第1実施例と同様である。
ところで本実施例は第4図に替えて第5図、第 6図の様な構成にしてもよい。すなわち第5図は 、サブキー2の後部の補助操作面13の高さが、 メインキー1の後部の補助操作面12の高さとほ ぼ同じ高さになっている。第6図は、メインキー 1の後部の補助操作面12の高さが、前部の操作 面10より低くなっていて、サブキー2の後部の 補助操作面13の高さが前部の操作面11より高 くなっていて、サブキー2の後部の補助操作面1 3の高さがメインキー1の後部の補助操作面12 の高さより高くなっていてる。これらはいずれも 従来の標準鍵盤と互換性をもたせるものである。
なお第1実施例及び第2実施例において、以下 のようにしても本発明に含まれる。各キーのセン ターラインの間隔は等間隔が望ましいが、演奏上 は実質的に略等間隔すなわち平均間隔の10%程 度以内のずれがあっても、問題はなく、本発明に 含まれる。また各キーの操作面3,4,10,1 1,12,13は略平らになっているが、前後又 は左右に若干湾曲していても、本発明に含まれる 。また各キーに割り当てられた音の配列は演奏の 都合によっては、右から左に向かって高くなるよ うに配列しても、また電子楽器において、電気的 に配列を逆向きに変えても、本発明に含まれる。
またこの自在鍵盤(UNIVERSAL KE YBOARD)は従来の標準鍵盤のように、キー の色を白黒のなどの明暗差の強い色にして視覚に 訴えて指の前後の動きや不規則な距離感覚を習得 する必要がないので、メインキー1の色は白に限 らずグレーなどの色に自由に変えてよく、サブキ ー2の色も黒に限らずグリーンなどの色に自由に 変えてよい。押すべきキーは主として音程に比例 した距離感覚と操作面の高低感覚で認識され、色 は補助的なものである。また移調が自由にできる 特長を生かす為に、各キーにC,C#,D,D# ,E,F,F#,G,G#,A,A#,B,Cの 音名に対応して、ド、ナ、レ、コ、ミ、フャ、キ 、ソ、テ、ラ、ユ、シ、ド(do,na,re ,co,mi,fa,ki,so,te,la, yu,si,do)などの単音で呼べてしかも 各々顕著性のある名前を適宜つけてそれぞれのキ ーの指定を行なってもよい。
(発明の効果) 本発明の手のための自在鍵盤は、前述の構成と 作用によって次のような効果が得られる。
各キーが半音階順に横に並んでいて、各キーの 上部の各操作面は各々略等間隔に横1列に並んで いるため、各キーの距離間隔とそのキーに割り当 てられた音の音程間隔とが一致し、移調する際に 、指の前後の動きを必要とせずに、同じ指使いで 演奏できて、移調が容易にできる。さらに、各サ ブキーの実質的操作面は隣合うメインキーの対応 操作面より低くなっているので、幹音に割り当て られたメインキーが感知しやすく、幹音が演奏し やすい。
すなわち、本発明によれば、移調が容易にでき ることと、幹音が演奏しやすいことが両立できる 。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の部分正面斜視図、 第2図は本発明の第2実施例の部分正面斜視図、 第3図は本発明の第2実施例のX−X断面図、 第4図は本発明の第2実施例のY−Y断面図、 第5図は本発明の第2実施例のY−Y断面図に替 える他の実施例の断面図、 第6図は本発明の第2実施例のY−Y断面図に替 える他の実施例の断面図 である。 本発明の実施例の符号の説明 1:メインキー、 2:サブキー、 3,10 :メインキーの操作面、 4,11:サブキーの 操作面、 5,6,7:キーの側面上部、 8, 9:キーの側部の下部(上下の遮蔽部)、 12 :メインキーの補助操作面、 13:サブキーの 補助操作面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横1列に並ぶ複数のキーを有し、各キーは 半音階順に横に並んでいて、各キーはその上部に 操作面を有し、各操作面は各々略等間隔に横1列 に並んでいて、各キーは幹音に割り当てられた複 数のメインキーと派生音に割り当てられた複数の サブキーからなり、各サブキーの操作面は隣合う メインキーの対応操作面より低くなっている手の ための自在鍵盤。
  2. 【請求項2】各操作面は9〜15mm間隔になっていて 、隣合う各キーの互いに対向する側面上部の間隔 が2〜6mmになっている請求項1記載の手のた めの自在鍵盤。
  3. 【請求項3】隣合う各キーの互いに対向する側部の下部 が対向して出張って上下の遮蔽部を形成している 請求項2記載の手のための自在鍵盤。
  4. 【請求項4】各メインキー及びサブキーは操作面の後部 に補助操作面を有し、各サブキーの補助操作面は 隣合うメインキーの対応補助操作面より高くなっ ている請求項1又は請求項2又は請求項3記載の 手のための自在鍵盤。
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