JPH07281585A - 複合学習装置 - Google Patents

複合学習装置

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JPH07281585A
JPH07281585A JP6584094A JP6584094A JPH07281585A JP H07281585 A JPH07281585 A JP H07281585A JP 6584094 A JP6584094 A JP 6584094A JP 6584094 A JP6584094 A JP 6584094A JP H07281585 A JPH07281585 A JP H07281585A
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JP
Japan
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learning
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learning device
card
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Application number
JP6584094A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nittami
篤 新田見
Michiko Nozue
美智子 野末
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ドラムを使用せず、九九の練習やたし
算、ひき算等の算数学習や漢字学習、更に複数の教科の
異なる学習に対応することが可能であり、使い易さに優
れ、格納スペースが小さくコンパクトな複合学習装置を
提供する。 【構成】 ケース体4とケース体に開閉自在に取付けた
カバー体5とで形成された中空内部に回転テーブル6を
備え、回転テーブルの回転中心に対して半径方向内外部
に対応するカバー体に、問題指定表示窓7と解答表示窓
8とをそれぞれ開設するとともに、回転テーブルの一部
をケース体又はカバー体に形成した開口9から露出して
なる学習器具本体1と、学習器具本体内の回転テーブル
上に単又は複数枚収容するものであり、収容状態におい
て問題指定表示窓に対応した円周位置に問題指定部を有
するとともに、解答表示窓に対応した円周位置に解答部
を有するカード2とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合学習装置に係わ
り、更に詳しくは九九の練習等の算数学習や漢字の読み
書き学習を行う漢字学習を始めとし、図形問題とその解
答といった問題とその解答が設定できるあらゆる種類の
学習を行うことが可能な複合学習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、学習ボードに掛け算学習器を組み
込んだものは、本出願人の先願に係る特願平3−185
718号にて既に存在し、また学習ボードに漢字学習器
を組み込んだものは、同じく実願平3−106610号
にて既に存在している。
【0003】前述の掛け算学習器は、中空状のハウジン
グに回転ドラムを内装し、該回転ドラムの周面一側に1
〜9の被乗数を表示するとともに、それぞれの被乗数の
横に同行となして該被乗数を1〜9倍した倍数が表示さ
れ、即ち九九表がマトリックス状に記載されてあり、ま
たハウジングには被乗数に対応した一つの被乗数表示窓
と、同一行の倍数に対応した位置に9つの倍数表示窓を
形成するとともに、該倍数表示窓には開閉扉を設けたも
のである。そして、回転ドラムを回転させて、所望の被
乗数を被乗数表示窓に位置させ、前記開閉窓の前面に表
示された乗数を選択し、該開閉扉を開放するとその倍数
表示窓から被乗数と乗数の積となる解答が表示されるの
である。
【0004】また、前述の漢字学習器は、前記掛け算学
習器と同様な構造であるが、回転ドラムには漢字をマト
リックス状に記載してあり、また学習ボードに表示され
たひらがな文章の漢字に変換する読みに対応する部分に
行列表示のアドレス番号を付し、該アドレス番号に対応
する漢字を前記回転ドラムに記載したものであり、該漢
字を表示させる方法は前記同様である。尚、この漢字学
習器でも、回転ドラムを九九表を記載したものに取り替
えることによって、掛け算学習器として使用することは
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の学習用
教材器具では、回転ドラムを使用する方式であるため、
異なる種類の学習をする場合には、回転ドラムを取り替
える面倒な作業を必要とするので、複数の教科の学習に
対応し難いばかりでなく、コスト高となる傾向があり、
更に多数の回転ドラムを格納するために広い空間が必要
であった。
【0006】そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決
しようとするところは、回転ドラムを使用せず、九九の
練習やたし算、ひき算等の算数学習や漢字学習を始めと
して複数の教科の異なる学習に対応することが可能であ
るとともに、使い易さに優れ、格納スペースが小さくコ
ンパクトな複合学習装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、ケース体と該ケース体に開閉自在に取付け
たカバー体とで形成された中空内部に回転テーブルを備
え、該回転テーブルの回転中心に対して半径方向内外部
に対応するカバー体に、問題指定表示窓と解答表示窓と
をそれぞれ開設するとともに、回転テーブルの一部を前
記ケース体又はカバー体に形成した開口から露出してな
る学習器具本体と、前記学習器具本体内の回転テーブル
上に単又は複数枚収容するものであり、収容状態におい
て前記問題指定表示窓に対応した円周位置に問題指定部
を有するとともに、前記解答表示窓に対応した円周位置
に解答部を有するカードと、よりなり、前記開口から露
出した回転テーブルを回転操作し、問題指定表示窓に現
れたカードの問題指定部で特定される問題の解答を、解
答表示窓に現れたカードの解答部で確認してなる複合学
習装置を構成した。
【0008】ここで、前記学習器具本体の問題指定表示
窓と解答表示窓及び前記カードの問題指定部と解答部と
を、それぞれ回転テーブルの回転中心に対して対角位置
に設けてなることが好ましい実施例である。
【0009】また、前記学習器具本体の解答表示窓を開
閉可能な蓋体で閉鎖してなること、又は前記学習器具本
体の解答表示窓を開閉可能な蓋体で閉鎖するとともに、
回転テーブルの回転中心に対応するカバー体の中央部に
設けた操作ボタンに連動して蓋体を開閉してなることが
より好ましい実施例である。
【0010】そして、前記学習器具本体と前記カード及
び該学習器具本体外に配設する台紙とからなり、該カー
ドの問題指定部には互いに識別可能な識別符号を記載す
るとともに、該台紙には前記識別符号によって特定され
る問題を配列した問題表を記載し、前記カードの識別符
号で特定された台紙の問題の解答を、該カードの解答部
に記載してなる複合学習装置を構成した。
【0011】また、前記学習器具本体を学習ボードのト
レー部に設けた取付凹部に着脱自在に嵌合して装着して
なること、前記台紙を学習ボードの表示板の前面に装着
してなることも好ましい。
【0012】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の複合学習装置
は、カバー体を開いて回転テーブル上に単又は複数枚の
カードを装着し、該カバー体を閉じて使用可能な状態に
した後、カバー体又はケース体に形成した開口から露出
した回転テーブルの一部に指を当てて回転させると、カ
ードの円周方向に記載された問題指定部がカバー体に開
設した問題指定表示窓から次々に現れるとともに、その
問題指定部で特定される問題の解答が記載されたカード
の解答部が、カバー体に開設した解答表示窓から次々に
現れるのである。そこで、カバー体の問題指定表示窓に
カードの特定の問題指定部が現れるように回転テーブル
を回転設定し、その問題指定部で特定された問題を解
き、その解答の正誤を解答表示窓に現れたカードの解答
部で確認し、この操作を順次行って一枚のカードの問題
指定部で特定された問題を順次解答するのである。この
場合、学習器具本体の問題指定表示窓と解答表示窓及び
前記カードの問題指定部と解答部とを、それぞれ回転テ
ーブルの回転中心に対して対角位置に設けると、互いの
位置が最も離れるので、問題指定表示窓と解答表示窓と
を半径方向に連続して形成することが可能となって学習
器具本体及びカードをコンパクト化できるとともに、問
題の解答が終わるまで解答表示窓を塞いでカードの解答
部が見えないようにして使用することが容易になる。そ
して、他の種類又は教科の問題を解く場合には、新たな
カードを解答が終わったカードと差し替え、又は新たな
カードを解答が終わったカードの上面に位置させて行う
のである。
【0013】例えば、前記問題指定部に「9×1」,
「9×2」,…「9×9」と円周方向に記載するととも
に、その解答として解答部に「9」,「18」,…「8
1」と円周方向に記載したカードを使用することによっ
て、九の段の九九の練習をすることが可能となり、この
ような9枚のカードを用意することによって、九九の練
習ができるのである。また、前記問題指定部に「秋」等
の漢字を円周方向に記載し、その読みとして解答部に
「あき、シュウ」といった音読み、訓読みを円周方向に
記載したカードを使用することによって、漢字の読みや
書き方の練習をすることができるのである。
【0014】また、前記学習器具本体の解答表示窓を開
閉可能な蓋体で閉鎖してなること、又は前記学習器具本
体の解答表示窓を開閉可能な蓋体で閉鎖するとともに、
回転テーブルの回転中心に対応するカバー体の中央部に
設けた操作ボタンに連動して蓋体を開閉してなることに
より、問題を解いている間は、蓋体で解答表示窓を確実
に閉鎖することができるので、問題の解答に集中するこ
とができ、解答が終わった段階で蓋体を開いて解答表示
窓からカードの解答部に記載された解答を確認すること
が可能となる。
【0015】また、前記学習器具本体とカードの他に、
該学習器具本体外に配設する台紙を用いると更に多様な
教科の学習を行えるのである。ここで、該台紙にはカー
ドの問題指定部に記載された互いに識別可能な識別符
号、例えば,,…に対応して、同一の識別符号に
よって特定される問題を配列した問題表を記載しておく
のである。この台紙の問題表には、前記カードの問題指
定部にスペースの関係で記載することができないような
図形問題又は相互の問題に関連性があるような問題を記
載することが好ましく、それにより学習範囲の拡大を図
り、学習教科の多様化に適応するのである。
【0016】更に、前記学習器具本体を学習ボードのト
レー部に設けた取付凹部に着脱自在に嵌合して装着して
なること、前記台紙を学習ボードの表示板の前面に装着
してなることにより、通常机上棚に装着して使用する学
習ボードを介して、学習器具本体と台紙との有機的な結
合が図られ、しかも学習ボードへの機能の集中によって
設置スペースを改めて必要とせず、学習ボードを含めた
複合学習を行えるのである。
【0017】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図1は本発明の複合学習装置A
を学習机の机上棚Tに装着した学習ボードBに組み込ん
だ使用例を示し、図2は複合学習装置Aを学習ボードB
に組み込んだ状態の拡大図、図3はその断面図を示して
いる。
【0018】前記学習ボードBは、トレー部B1に立設
した枠体B2内にホワイトボード等の表示板B3を取付
けてあり、枠体B2の両側部にはペン立てB4,B4を
設けたものである。そして、前記トレー部B1の中央部
には、学習器具本体1の下部を嵌合装着する取付凹部B
5が形成され、該取付凹部B5内に学習器具本体1を前
後左右に移動することなく嵌合装着できるようにしてい
る。
【0019】本発明の複合学習装置Aは、図4〜図11
にその代表的実施例を示し、学習器具本体1とカード2
とから構成され、更に図2に示すように学習ボードBの
表示板B3の前面に装着できる台紙3とから構成されて
いる。
【0020】本発明の複合学習装置Aは、ケース体4と
該ケース体4に開閉自在に取付けたカバー体5とで形成
された中空内部に回転テーブル6を備え、該回転テーブ
ル6の回転中心に対して半径方向内外部に対応するカバ
ー体5に、問題指定表示窓7と解答表示窓8とをそれぞ
れ開設するとともに、回転テーブル6の一部を前記ケー
ス体4又はカバー体5に形成した開口9から露出してな
る学習器具本体1と、前記学習器具本体1内の回転テー
ブル6上に単又は複数枚収容するものであり、収容状態
において前記問題指定表示窓7に対応した円周位置に問
題指定部10を有するとともに、前記解答表示窓8に対
応した円周位置に解答部11を有するカード2と、より
なり、前記開口9から露出した回転テーブル6を回転操
作し、問題指定表示窓7に現れたカード2の問題指定部
10で特定される問題の解答を、解答表示窓8に現れた
カード2の解答部11で確認してなることを要旨として
いる。
【0021】更に具体的に学習器具本体1を説明すれ
ば、前記ケース体4は上方開放し、前記カバー体5は下
方開放した碗状に成形され、その一端縁同士を蝶番部1
2で開閉可能に連結し、他端部には一方に係合段部13
を形成し、他方に該係合段部13に弾性的に係合する係
合爪14を形成し、ケース体4にカバー体5を閉じた状
態で互いに係着している。
【0022】そして、前記ケース体4の中央部には回転
筒15を突設するとともに、該回転筒15の外方に同軸
となして環状摺動縁16を突設し、更に該環状摺動縁1
6の外周に沿った三ヵ所に内方へ弾性復元性を持たせた
弾片17,…を該環状摺動縁16よりも高く突設してい
る。また、本実施例では該ケース体4に前記開口9を形
成している。
【0023】また、前記カバー体5は、前記回転筒15
に対応する中央部に貫通孔18を形成し、該貫通孔18
に上端を突出させた状態で操作ボタン19を上方へ弾性
付勢して貫設している。この操作ボタン19は、図12
及び図13に拡大して示したように、上方へ湾曲した円
形頭部20の中央部に下設した棒体21を前記貫通孔1
8の下方に設けた受板22に貫挿するとともに、棒体2
1に外挿したコイルばね23を該受板22と円形頭部2
0の下面間に介在させ、更に円形頭部20の外周に突設
したフランジ部24を貫通孔18の下縁に抜け止め当接
するように構成したものである。そして、本実施例では
半径方向外側に問題指定表示窓7を形成し、半径方向内
側に解答表示窓8を形成し、該解答表示窓8には半径方
向内側を中心として開閉する蓋体25を枢着している。
また、前記解答表示窓8と貫通孔18とは内部で連通
し、前記蓋体25の枢着部26から半径方向内方且つ上
方へ延設した操作片27の上端に、前記操作ボタン19
のフランジ部24から半径方向外方へ延設した押圧片2
8を当接し、該操作ボタン19をコイルばね23の弾性
力に抗して押し込み、該押圧片28が操作片27を下方
へ変位させることで、蓋体25が開放動作するように互
いに連動させている。尚、前記操作ボタン19を押し込
んだ場合には、棒体21が前記回転筒15の中央部に内
挿されるように設定し、学習器具本体1の上下厚みが薄
くなるように工夫している。
【0024】また、前記回転テーブル6は、図4及び図
9に示すように、平面視円形であり、その中心に前記回
転筒15に回転可能に外嵌する支持筒29を上方へ突設
するとともに、該支持筒29の外周一部に該支持筒29
の母線に沿って係合突部30を突設し、そして該支持筒
29から半径方向外方へ延び前記環状摺動縁16に載置
する摺動板部31を形成し、更に該摺動板部31から半
径方向外方へ上方に凸であり、前記カード2を載支する
載置台32を延設したものである。また、前記摺動板部
31と載置台32との連設部分である筒部33の外周面
には、前記弾片17を受け入れて当該回転テーブル6を
所定位置に静止するように、複数の係合凹部34,…を
一定回転角度毎に形成している。更に、回転テーブル6
の外周面にはその全円周に沿って指を掛かりやすくする
ため条溝を多数並設して指当部35を形成し、該回転テ
ーブル6の支持筒29をケース体4の回転筒15に回転
可能に外嵌した状態で、当該指当部35の一部が前記開
口9から露出するのである。ここで、前記係合凹部34
の個数は、本実施例では問題指定部10によって指定さ
れる問題の数、即ち9個に一致させており、また3個設
けた弾片17,…は互いに120°毎に形成している。
【0025】ここで、前記学習器具本体1の問題指定表
示窓7と解答表示窓8及びカード2の問題指定部10と
解答部11との位置関係について、図10及び図13に
基づいて説明する。前記回転筒15の軸心、即ち回転テ
ーブル6の回転中心を中心点とした半径Rより半径方向
外方に、前記問題指定表示窓7を形成するとともに、半
径Rより半径方向内方に、前記解答表示窓8を形成して
いる。一方、カード2の表面では、半径Rより半径方向
外方の円周方向に沿った環状の帯状領域を問題指定部1
0とし、半径Rより半径方向内方であり且つ半径rより
半径方向外方の円周方向に沿った環状の帯状領域を解答
部11とし、問題指定部10と解答部11とはそれぞれ
円周方向に9分割して、単位問題指定部10a,…と単
位解答部11a,…を形成している。各単位問題指定部
10a,…には、直接問題を印刷等によって記載するか
或いは後述の台紙3に記載される問題に対応する識別符
号を同様に記載し、各単位解答部11a,…には、単位
問題指定部10aによって特定された問題の解答を同様
に記載している。そして、前記弾片17,…が係合凹部
34,…に係合した状態で、何れか一対の単位問題指定
部10aと単位解答部11aが、それぞれ問題指定表示
窓7と解答表示窓8の下方に位置するのである。
【0026】また、前記カード2の中央部には、前記回
転テーブル6の支持筒29及び係合突部30に外嵌する
中心孔36及び切欠部37を形成し、図11に示すよう
に、学習器具本体1のカバー体5を開放した状態で、複
数のカード2,…を回転テーブル6の載置台32上に積
層載置するとともに、中心孔36及び切欠部37を支持
筒29及び係合突部30に外嵌して回転テーブル6と一
体的回転するように構成している。
【0027】ここで、前記学習器具本体1を学習ボード
Bの取付凹部B5に外嵌できることは、前述のとおりで
あるが、その嵌合をより確実にするために、取付凹部B
5の前縁部を上方へ若干突出させた形状となし、その形
状に応じて前記ケース体4の下面の前部を凹ませて段部
38を形成し、嵌合状態で学習器具本体1が前方へ移動
しないように設定している。また、学習器具本体1は、
机天板上に載置して使用することができ、そのためケー
ス体4の下面の三ヶ所に接地用突部39,…を形成して
いる。
【0028】前記台紙3は、学習ボードBの表示板B3
の前面にピン止めして装着することも可能であるが、よ
り好ましくは、図3に示すように、枠体B2の周囲と表
示板B3との間に形成された間隙に台紙3を側方から挿
入できるようにしている。そして、図2に示すように、
台紙3にはカード2の問題指定部10で特定される問題
を配列した問題表40が印刷等によって記載されてお
り、各問題には識別符号41が付されて互いに識別可能
になっている。
【0029】次に、本発明の複合学習装置Aの使用方法
を図14〜図25に例示した具体例に基づいて説明す
る。
【0030】図14は、九九練習用のカード2を示し、
問題指定部10の各単位問題指定部10aに、「9×
1」,「9×2」,…「9×9」と円周方向に記載する
とともに、その解答として解答部11の各単位解答部1
1aに、「9」,「18」,…「81」と円周方向に記
載したものであり、このカード2によって、九の段の九
九の練習をすることが可能である。このように、一の段
から九の段までの9枚のカードを用意することによっ
て、九九の練習ができるのである。この場合、学習器具
本体1の内部には、9枚のカード2,…を同時に積層し
て収容できるようにすることが望ましい。
【0031】図15は、たし算、ひき算学習用のカード
2を示し、問題指定部10の各単位問題指定部10a
に、「9−4」,「7+7」,…「5+3」のようなた
し算、ひき算問題を円周方向に記載するとともに、その
解答として解答部11の各単位解答部11aに、
「5」,「14」,…「8」と円周方向に記載したもの
である。尚、たし算のみ、ひき算のみのカード2に分け
ることも可能である。
【0032】図16は、漢字の読み方学習用のカード2
を示し、問題指定部10の各単位問題指定部10aに、
「秋」,「図」,…「方」のような漢字を円周方向に記
載するとともに、その読み方として解答部11の各単位
解答部11aに、「あき、シュウ」,「ズ,ト」,…
「かた、ホウ」といった音読み、訓読みを併記して円周
方向に記載したものである。
【0033】図17は、漢字の書き方学習用のカード2
を示し、問題指定部10の各単位問題指定部10aに、
「いとなむ」,「ひきいる」,…「ひろう」のように漢
字の読み方を円周方向に記載するとともに、解答部11
の各単位解答部11aに、「営む」,「率いる」,…
「拾う」のように対応する漢字と送り仮名を円周方向に
記載したものである。
【0034】図18は、熟語の書き方学習用のカード2
を示し、問題指定部10の各単位問題指定部10aに、
「こきゅう」,「きょうふう」,…「どくしょ」のよう
に熟語の読み方を円周方向に記載するとともに、解答部
11の各単位解答部11aに、「呼吸」,「強風」,…
「読書」のように対応する熟語を円周方向に記載したも
のである。尚、単位問題指定部10aに熟語を記載し、
単位解答部11aにその読み方を記載したカード2を用
いれば、熟語の読み方学習も同様に行える。
【0035】図19は、ローマ字の書き方学習用のカー
ド2を示し、問題指定部10の各単位問題指定部10a
に、「あ」,「い」,…「け」のようにローマ字の読み
方を円周方向に記載するとともに、解答部11の各単位
解答部11aに、「A」,「I」,…「KE」のように
対応するローマ字を円周方向に記載したものである。
尚、単位問題指定部10aにローマ字を記載し、単位解
答部11aにその読み方を記載したカード2を用いれ
ば、ローマ字の読み方学習も同様に行える。
【0036】図20及び図21は、社会科の地図学習用
のカード2及びそれに用いる台紙3を示し、カード2の
問題指定部10の各単位問題指定部10aに、「」,
「」,…「」のように識別符号41を円周方向に記
載し、台紙3の問題表40には都道府県の境界を入れた
日本地図を記載するとともに、各都道府県の位置に識別
符号41を付し、該識別符号41に対応したカード2の
解答部11の各単位解答部11aに、「北海道、ほっか
いどう」,「青森県、あおもりけん」,…のように対応
する都道府県名を漢字と平仮名を併記して円周方向に記
載したものである。尚、カード2の単位問題指定部10
aに「北海道」と都道府県名を記載し、単位解答部11
aに「」と台紙3の都道府県位置に対応した識別符号
41を記載して、逆に都道府県名からその位置を解答す
ることも可能である。
【0037】図22及び図23は、理科の星座学習用の
カード2及びそれに用いる台紙3を示し、カード2の問
題指定部10の各単位問題指定部10aに、「」,
「」,…「」のように識別符号41を円周方向に記
載し、台紙3の問題表40には例えば夏の星座の配置を
記載するとともに、各星座や代表的な星の位置に識別符
号41を付し、該識別符号41に対応したカード2の解
答部11の各単位解答部11aに、「こと座」,「さそ
り座」,…のように対応する星座名を円周方向に記載し
たものである。
【0038】図24及び図25は、生活科における季節
感養成用のカード2及びそれに用いる台紙3を示し、カ
ード2の問題指定部10の各単位問題指定部10aに、
「」,「」,…「」のように識別符号41を円周
方向に記載し、台紙3の問題表40には季節毎に生き物
や草花を配置して記載し、その生き物や草花に識別符号
41を付し、該識別符号41に対応したカード2の解答
部11の各単位解答部11aに、「ツクシ」,「サク
ラ」,…のように対応する生き物や草花の名前を円周方
向に記載したものである。
【0039】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の複合学習装置に
よれば、カバー体を開いて回転テーブル上に単又は複数
枚のカードを装着し、該カバー体を閉じて使用可能な状
態にした後、カバー体又はケース体に形成した開口から
露出した回転テーブルの一部に指を当てて回転させると
いった簡単な操作により、カードの円周方向に記載され
た問題指定部がカバー体に開設した問題指定表示窓から
次々に現れるとともに、その問題指定部で特定される問
題の解答が記載されたカードの解答部が、カバー体に開
設した解答表示窓から次々に現れ、問題指定表示窓にカ
ードの特定の問題指定部が現れるように回転テーブルを
回転設定し、その問題指定部で特定された問題を解き、
その解答の正誤を解答表示窓に現れたカードの解答部で
確認することができるので、楽しく学習をすることがで
きる。しかも、問題とその解答といった汎用性を持たせ
ているので、各種のカードを容易しておくことによって
各種の学習をすることができ、またカードは積層状態で
片づけることができ、格納スペースを小さくできる。
【0040】また、学習器具本体の問題指定表示窓と解
答表示窓及び前記カードの問題指定部と解答部とを、そ
れぞれ回転テーブルの回転中心に対して対角位置に設け
れば、学習器具本体及びカードをコンパクト化できると
ともに、問題の解答が終わるまで解答表示窓を塞いでカ
ードの解答部が見えないようにして使用することが容易
になる。
【0041】また、前記学習器具本体の解答表示窓を開
閉可能な蓋体で閉鎖することにより、問題を解いている
間は、蓋体で解答表示窓を確実に閉鎖することができる
ので、問題の解答に集中することができ、解答が終わっ
た段階で蓋体を開いて解答表示窓からカードの解答部に
記載された解答を確認することが可能となる。加えて、
回転テーブルの回転中心に対応するカバー体の中央部に
設けた操作ボタンに連動して蓋体を開閉することによ
り、蓋体の開閉がワンタッチで行えるので、学習効率が
向上する。
【0042】また、前記学習器具本体とカードの他に、
該学習器具本体外に配設する台紙を用いると更に多様な
教科の学習を行うことができ、即ち台紙の問題表の各問
題とカードの問題指定部に同一の識別符号を付して互い
に対応関係を持たせるとともに、問題表にはカードの問
題指定部にスペースの関係で記載することができないよ
うな図形問題又は相互の問題に関連性があるような問題
を記載することができるので、問題とその解答との関係
は前記同様に汎用的であり、それにより更に学習範囲の
拡大を図り、学習教科の多様化に適応することができ
る。
【0043】更に、前記学習器具本体を学習ボードのト
レー部に設けた取付凹部に着脱自在に嵌合して装着して
なること、前記台紙を学習ボードの表示板の前面に装着
してなることにより、学習ボードを介して学習器具本体
と台紙との有機的な結合が図られ、しかも学習ボードへ
の機能の集中によって設置スペースを改めて必要とせ
ず、小スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合学習装置を装着した学習ボードを
机上棚に配設した使用状態を示す簡略斜視図である。
【図2】学習ボードと学習器具本体及び台紙を組み合わ
せた使用状態を示す簡略斜視図である。
【図3】同じく断面図である。
【図4】学習器具本体にカードを装着した状態の中央縦
断面図である。
【図5】学習器具本体の平面図である。
【図6】学習器具本体の正面図である。
【図7】学習器具本体の右側面図である。
【図8】学習器具本体の底面図である。
【図9】回転テーブルの平面図である。
【図10】カードの平面図である。
【図11】ケース体に対してカバー体を開放し、カード
を装着する状態を示した中央縦断面図である。
【図12】操作ボタンと蓋体との関係を示す要部拡大断
面図である。
【図13】操作ボタンと蓋体との関係及び問題指定表示
窓と解答表示窓との関係を示す要部平面図である。
【図14】九九学習用のカードの平面図である。
【図15】たし算、ひき算学習用のカードの平面図であ
る。
【図16】漢字の読み方学習用のカードの平面図であ
る。
【図17】漢字の書き方学習用のカードの平面図であ
る。
【図18】熟語の書き方学習用のカードの平面図であ
る。
【図19】ローマ字の書き方学習用のカードの平面図で
ある。
【図20】社会科の地図学習用のカードの平面図であ
る。
【図21】同じく社会科の地図学習用の台紙の平面図で
ある。
【図22】理科の星座学習用のカードの平面図である。
【図23】同じく理科の星座学習用の台紙の平面図であ
る。
【図24】生活科における季節感養成用のカードの平面
図である。
【図25】同じく生活科における季節感養成用の台紙の
平面図である。
【符号の説明】
A 複合学習装置 B 学習ボード B1 トレー部 B2 枠体 B3 表示板 B4 ペン立て B5 取付凹部 1 学習器具本体 2 カード 3 台紙 4 ケース体 5 カバー体 6 回転テーブル 7 問題指定表示窓 8 解答表示窓 9 開口 10 問題指定部 10a 単位問題指定部 11 解答部 11a 単位解答部 12 蝶番部 13 係合段部 14 係合爪 15 回転筒 16 環状摺動縁 17 弾片 18 貫通孔 19 操作ボタン 20 円形頭部 21 棒体 22 受板 23 コイルばね 24 フランジ部 25 蓋体 26 枢着部 27 操作片 28 押圧片 29 支持筒 30 係合突部 31 摺動板部 32 載置台 33 筒部 34 係合凹部 35 指当部 36 中心孔 37 切欠部 38 段部 39 接地用突部 40 問題表 41 識別符号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体と該ケース体に開閉自在に取付
    けたカバー体とで形成された中空内部に回転テーブルを
    備え、該回転テーブルの回転中心に対して半径方向内外
    部に対応するカバー体に、問題指定表示窓と解答表示窓
    とをそれぞれ開設するとともに、回転テーブルの一部を
    前記ケース体又はカバー体に形成した開口から露出して
    なる学習器具本体と、 前記学習器具本体内の回転テーブル上に単又は複数枚収
    容するものであり、収容状態において前記問題指定表示
    窓に対応した円周位置に問題指定部を有するとともに、
    前記解答表示窓に対応した円周位置に解答部を有するカ
    ードと、 よりなり、前記開口から露出した回転テーブルを回転操
    作し、問題指定表示窓に現れたカードの問題指定部で特
    定される問題の解答を、解答表示窓に現れたカードの解
    答部で確認してなることを特徴とする複合学習装置。
  2. 【請求項2】 前記学習器具本体の問題指定表示窓と解
    答表示窓及び前記カードの問題指定部と解答部とを、そ
    れぞれ回転テーブルの回転中心に対して対角位置に設け
    てなる請求項1記載の複合学習装置。
  3. 【請求項3】 前記学習器具本体の解答表示窓を開閉可
    能な蓋体で閉鎖してなる請求項1又は2記載の複合学習
    装置。
  4. 【請求項4】 前記学習器具本体の解答表示窓を開閉可
    能な蓋体で閉鎖するとともに、回転テーブルの回転中心
    に対応するカバー体の中央部に設けた操作ボタンに連動
    して蓋体を開閉してなる請求項1又は2記載の複合学習
    装置。
  5. 【請求項5】 前記学習器具本体と前記カード及び該学
    習器具本体外に配設する台紙とからなり、該カードの問
    題指定部には互いに識別可能な識別符号を記載するとと
    もに、該台紙には前記識別符号によって特定される問題
    を配列した問題表を記載し、前記カードの識別符号で特
    定された台紙の問題の解答を、該カードの解答部に記載
    してなる請求項1又は2又は3又は4記載の複合学習装
    置。
  6. 【請求項6】 前記学習器具本体を学習ボードのトレー
    部に設けた取付凹部に着脱自在に嵌合して装着してなる
    請求項1又は5記載の複合学習装置。
  7. 【請求項7】 前記台紙を学習ボードの表示板の前面に
    装着してなる請求項5記載の複合学習装置。
JP6584094A 1994-04-04 1994-04-04 複合学習装置 Withdrawn JPH07281585A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105225544A (zh) * 2015-10-13 2016-01-06 贺佳 一种单词助记装置
KR20210066621A (ko) * 2019-11-28 2021-06-07 주식회사 사이언스존 기상 교육용 입체 캘린더 및 이의 전개도

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