JPH0727025Y2 - 洗濯用パック - Google Patents

洗濯用パック

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JPH0727025Y2
JPH0727025Y2 JP4935989U JP4935989U JPH0727025Y2 JP H0727025 Y2 JPH0727025 Y2 JP H0727025Y2 JP 4935989 U JP4935989 U JP 4935989U JP 4935989 U JP4935989 U JP 4935989U JP H0727025 Y2 JPH0727025 Y2 JP H0727025Y2
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JP
Japan
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washing
detergent
laundry
water
soluble
Prior art date
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JP4935989U
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JPH02142287U (ja
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正幸 佐藤
宣博 辻井
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、1回の洗濯に際し洗濯機に1パック(洗濯
容量により2パック以上のこともある)放り込むタイプ
の洗濯用パックに関するものである。
〔従来の技術〕 一般に、洗濯機による洗濯工程は、注水、洗浄、脱水、
濯ぎおよび脱水からなり、柔軟仕上げ剤などの洗濯用助
剤はその効果をいかんなく発揮させるため、洗浄終了後
に添加していた。従来は、主婦が洗濯機について順次各
工程を操作するのが普通であり、このような場合、先ず
洗剤を加えて洗浄工程を終了したのち、濯ぎ工程であら
ためて柔軟剤、漂白剤、糊剤などの洗濯用助剤を添加す
ることはそれほど負担とはならず、大きな抵抗はなかっ
た。しかしながら、最近、半自動式、全自動式の洗濯機
が普及するにつれて、主婦は途中操作から解放されるよ
うになったが、助剤の添加作業があるために完全に解放
されるまでに至っていない。
また、洗剤のみを袋体に収容し、この袋体を洗濯機に放
り込むタイプのものも種々開発されている。
洗剤がパックになったものも、洗剤を洗濯の度に適量計
量して使用する場合も、洗濯用助剤は洗浄終了後に添加
していた。
洗濯用助剤を予め洗浄剤組成物中に配合して使用するに
は、洗濯中は有効成分が保護され、衣類に吸着されて濯
ぎ工程に持ち込まれ、濯ぎ開始と同時に濯ぎ液中に有効
成分を溶出せしめることが必要である。そこで、アルカ
リ性の洗浄液中では実質上不溶であり、中性の濯ぎ液で
は可溶性となるポリマーにより洗濯用助剤を被覆すれ
ば、洗濯中は洗濯用助剤成分をアルカリ性の洗浄液から
保護し、濯ぎ工程時に濯ぎ液中に助剤成分を溶出させる
ことができ、これによって助剤の効果を有効に発揮せし
めるとともに、従来、濯ぎ工程で添加しなければならな
かった洗濯用助剤が最初から効果的に配合されているた
め、助剤添加の手間を省くことができる。そのために、
特開昭61-28596号公報に記載の如き洗濯用助剤が開発さ
れた。
〔解決しようとする課題〕
上述の特開昭61-28596号公報に記載の如き洗濯用助剤を
洗剤と一緒に洗濯初期段階で使用した場合、このままで
は濯ぎ前の洗濯水排水時に洗濯用助剤が流し出されてし
まうため、濯ぎの段階では洗濯用助剤が減少し、有効性
に欠ける虞れがあった。
そこで、この考案は、洗剤と洗濯用助剤とを1パックに
して、洗濯初期段階から洗濯機へ投入しておき、洗剤は
すぐに溶け出し、洗濯用助剤は濯ぎ段階になって溶け出
すように工夫し、洗濯用助剤を洗濯途中で別途投入する
手間をなくした洗濯用パックを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この考案は、カルボキシメ
チルセルロース、水溶性澱粉、メチルセルロース、ポリ
ビニルアルコール等の水溶性フィルム又は不織布から成
るアウターバック内に洗剤を収容し、洗剤が収容された
アウターバック内にアルカリ水溶液に不溶で中性又は酸
性水溶液に可溶なインナーバックに収容された洗濯用助
剤を含むように構成した。
〔作用〕
この考案の洗濯用パックを洗濯初期段階に洗濯機へ投入
すると、始めにアウターバックが溶け出し、アウターバ
ック内の洗剤が溶け出して洗浄工程を行う。洗浄工程が
終了して排水工程になっても、インナーバックは溶け出
さずに残り、次いで濯ぎ段階で中性又は酸性水溶液が洗
濯機内に投入された時点においてインナーバックが溶け
出すとともに洗濯用助剤も溶け出す。
〔実施例〕
以下に、この考案の好適な実施例を図面を参照にして説
明する。
第1図に示す第1実施例は、カルボキシメチルセルロー
ス、水溶性澱粉、メチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール等の水溶性フィルム又は不織布から成るアウターバ
ック1内に洗剤2を収容してある。また、このアウター
バック1内には洗剤2の他にインナーバック3に収容さ
れた洗濯用助剤4も収容してある。この実施例では、イ
ンナーバック3の一端とアウターバック1の一端とを重
ね合わせてある。インナーバック3としては、アルカリ
水溶液に不溶で、中性ないし酸性水溶液に可溶な共重合
体のフィルムを使用する。アウターバック1としては、
例えば、鹸化度98モル%,平均重合度500のポリビニル
アルコールと水溶性ポリビニルエーテルを15重量%含有
したPVAフィルムを使用した。このフィルムは30ミクロ
ンの厚さとした。このようなアウターバック1を使用し
たとき、洗濯機へ投入すると間もなくアウターバックが
溶け出すとともに洗剤2も溶け出した。インナーバック
3としては、以下の〜から形成されたフィルム状物
の使用が好適である。
一般式 (式中、Rは水素またはメチル基であり、R1およびR3
はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基であり、xは1〜
4の整数である) で示される塩基性モノマーの少なくとも1種の重合体又
は他のものとの共重合体、 水不溶性ないし水難溶性モノマーの少なくとも1種
と上記記載の一般式で示される塩基性モノマーとの共
重合体、 水溶性モノマーの少なくとも1種と上記に記載の
一般式で示される塩基性モノマーとの共重合体、 上記に記載の一般式で示される塩基性モノマーの
少なくとも1種と水不溶性ないし水難溶性モノマーの少
なくとも1種と水溶性モノマーの少なくとも1種との共
重合体、 〜のうち少なくとも1種の重合体又は共重合体
と水不溶性ないし水難溶性無機化合物および水溶性また
は水難溶性の非イオン性高分子化合物から選ばれる少な
くとも1種以上の化合物とを含む混合物。
第2図に示す第2実施例では、アウターバック1とイン
ナーバック3との端部を重ね合わせない実施例を示すも
のである。
図面に示す各実施例では、いずれも洗濯用助剤4を含む
インナーバック3はアウターバック1内に含まれるよう
に構成してある。アウターバック1とインナーバック3
とを重ね合わせたものも考えられるが、洗濯初期段階に
おいてこのような重ね合わせたものを水の中に投入する
と、インナーバック3も溶け出してしまう。したがっ
て、インナーバック3は洗剤2が溶け出してアルカリ性
水溶液となった状態でこの水溶液に触れることが望まし
い。インナーバック3をアウターバック1内に含ませる
手段は種々の手段が考えられ、その内包形態も種々の形
態が考えられる。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、水溶性のアウ
ターバック内に洗剤を収容し、洗剤が収容されたアウタ
ーバック内にアルカリ水溶液に不溶で中性又は酸性水溶
液に可溶なインナーバックに収容された洗濯用助剤を含
むので、この洗濯用バッグを洗濯機に放り込んでおけ
ば、始めはアウターバックおよび洗剤が溶け出して洗濯
工程を終了する。このとき、インナーバックはアルカリ
水溶液に不溶であるため、内部に収容された洗濯用助剤
は溶け出さない。洗濯が終了して排水工程に移るとき、
インナーバックはまだ溶け出さず、濯ぎ工程に移って中
性又は酸性の水が加えられた時点においてインナーバッ
クおよび洗濯用助剤が溶け出して有効に作用することと
なる。このように、洗剤と洗濯用助剤とが1パックにな
っているために、従来のように洗剤をいちいち計量しな
くても済むことは勿論、濯ぎ段階で新たに洗濯用助剤を
投入するという面倒もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す断面図、第2図は
第2実施例を示す一部断面の斜視図である。 1……アウターバッグ、2……洗剤、3……インナーバ
ッグ、4……洗濯用助剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルボキシメチルセルロース、水溶性澱
    粉、メチルセルロース、ポリビニルアルコール等の水溶
    性フィルム又は不織布から成るアウターバッグ内に洗剤
    を収容し、 洗剤が収容されたアウターバッグ内にアルカリ水溶液に
    不溶で中性又は酸性水溶液に可溶なインナーバッグに収
    容された洗濯用助剤を含むことを特徴とする洗濯用パッ
    ク。
JP4935989U 1989-04-26 1989-04-26 洗濯用パック Expired - Lifetime JPH0727025Y2 (ja)

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JPH02142287U JPH02142287U (ja) 1990-12-03
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