JPH07261648A - 画像情報読み出し装置 - Google Patents

画像情報読み出し装置

Info

Publication number
JPH07261648A
JPH07261648A JP4868594A JP4868594A JPH07261648A JP H07261648 A JPH07261648 A JP H07261648A JP 4868594 A JP4868594 A JP 4868594A JP 4868594 A JP4868594 A JP 4868594A JP H07261648 A JPH07261648 A JP H07261648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image information
information reading
reading device
light
pages
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4868594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kureeberu Gomesu
クレーベル ゴメス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4868594A priority Critical patent/JPH07261648A/ja
Publication of JPH07261648A publication Critical patent/JPH07261648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ランダムアクセスメモリシステムを構成す
ることができ、更に画像の演算処理を光学的に行うので
高速な並列処理が可能な光演算装置をも構成できる画像
情報読み出し装置を提供することを目的とする。 【構成】 画像情報が記録された領域であるページ1が
2次元的に複数配置された記録媒体2と、複数のページ
1の画像情報のそれぞれを同一面上の同一領域に集光す
る屈折手段3と、出力面4とから、画像情報読み出し装
置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報が記録された
領域であるページを複数2次元的に配置した記録媒体を
利用した画像情報読み出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータでは、電気的な内部
結合の数が制限されてしまうため、その処理能力に限界
がある。このような問題はフォンノイマン問題と呼ばれ
ており、シーケンシャルなコンピュータにおいて、メモ
リとCPUとの間で多量のデータを高速に転送しなけれ
ばならない場合に、この問題のため大きな制限を受け
る。例えば、スーパーコンピュータ等では、大容量のメ
モリと高い処理能力をもつCPUとを効果的に接続する
ために、接続部での広い帯域幅が必要となる。そのため
フォンノイマン問題を克服することが極めて重要な課題
となっている。そこで、このような広い帯域幅を獲得す
るための方法の一つとして、広い領域の並列性や高速性
を有する光の利用が提案されている(Optics and Super
computing,P.B.Berra et al.,Proceeding of the IEEE,
Vol.77,No.12,December 1989,pp1797-1815等参照)。
【0003】光をコンピュータに利用したものとして、
CD−ROM等の光メモリがある。CD−ROMは、磁
気ディスクよりもアクセス時間が遅いにも拘わらず、高
い記録密度を有することがその特徴である。このほかに
最近注目されている光メモリとして、高速アクセス、高
記録密度、大量なデータの並列処理の可能性をもつ等の
利点を有するページ型ホログラフィックメモリ(page-o
riented holographicmemories:以下POHMsと略称
する)がある。このPOHMsの構成は、それぞれが一
つのページとしてデータをもつホログラムを2次元的に
配列したものである。例えば、画像情報のデータをもつ
ページを読み出すには、参照レーザ光をそのページのホ
ログラムに照射することにより、対応するページのデー
タが出力面に画像として表示される(Page Oriented Ho
lographic Memory Addressing ofOptical Bistable Dev
ices Arrays,H.J.Caulfield,SPIE Vol.769 Workshop on
Photonic Logic and Information Processing(1986),p
p.101-103等参照)。
【0004】また、画像処理の分野の中では、変換フィ
ルターとして作用する数種のパターンと画像との積演算
の処理が必要とされる。このような種類の画像処理とし
て、圧縮技術に応用される直交変換が挙げられる。直交
変換の具体的なものとしては、離散コサイン変換(Disc
rete Cosine Transfor:以下DCTと称す)、アダマー
ル変換、ウェーブレット変換等がある。例えば、画像の
DCTを行うためには、直流成分から原画像に含まれる
最大周波数までのそれぞれの空間周波数に対応した数種
のフィルターと原画像との積演算が必要となる。フィル
ターと画像との空間的な積演算は、それぞれの対応する
画素どうしの積によって行われる。そして、その積演算
の結果の全ての画素値についての和が求められて、画像
中に含まれている各空間周波数に対する成分を抽出する
ことができる。これは、ある関数をフーリエ変換するこ
とによって、その周波数領域での分布が求められること
と類似している。
【0005】このような画像の空間的な変換処理は、画
素の数やフィルターの数が膨大であるので、計算に対す
る負荷が非常に大きくなってしまう。従って、このよう
な画像処理を電気的なハードウェアで行うと、演算速度
が非常に遅くなり、またコスト的にも高額なハードウェ
アを必要とする等、製品化を図る上でのネックとなって
いる。しかしながら、光の並列性を利用すれば、画像の
変換処理を並列的に行うことができるので、演算速度を
上げることができることとなり、この点で光演算が現在
注目されている。従来の光演算による積演算処理におい
ては、入力画像の変換を光学的に実行するために、入力
しようとする画像(原画像)を複製し、それら複製画像
のそれぞれと変換のためのフィルターの内の1枚との積
演算を行わせる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のPOHMsでは、画像情報の記録媒体としてホログ
ラムを用いているため、一般的にノイズが大きい。ま
た、十分に高い回折効率のホログラムが得られていない
ため、読み出しに用いる光源の光の大部分が、回折せず
に透過する0次回折光として出力方向に出射したり、不
必要な高次回折光が発生したりするので、光源の利用効
率が低下するばかりでなく、POHMsを用いて画像情
報読み出し装置を構成する場合には、これらを考慮して
設計しなければならず、高精度を必要とし、装置自体は
高価格のものとなってしまう。更に、このような原因の
ため、POHMsにより光ランダムアクセスメモリシス
テムを構成することは、非常に困難である。
【0007】また、上記従来の光演算による積演算処理
を実行する装置において、レンズアレイを用いて、原画
像の複製画像をレンズアレイのそれぞれのレンズに対応
して出力面上の異なる領域に出力することが考えられる
が、この場合、次のような二つの問題が生じる。
【0008】第1に、原画像の複製である複製画像のコ
ントラストは、光の回折限界による制限を受け、原画像
を縮小して高解像度の複製画像を得ようとしたとき、光
の回折限界のため解像度が低下し、複製画像における個
々の画素の分離が不可能となってしまう。例えば、回折
限界によるレンズの空間周波数MTF(ModulatinalTra
nsfer Function)の特性が良好で、複製画像のコントラ
ストの低下が50%で使用可能であると仮定しても、複
製画像の解像度は、約150lp/mm程度に制限されてし
まう。
【0009】第2の問題としては、相対的に大きな複製
画像を形成すれば、上記第1の問題は解消されるが、光
学系の明るさと解像度とに関する光学特性を表す開口数
N.A.の値が限られているので、相対的に大きな複製画
像を形成するためには、原画像を複製する光学システム
も大型化してしまう。
【0010】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであって、光ランダムアクセスメモリ
システムを構成することができ、更に画像の演算処理を
光学的に行うので高速な並列処理が可能な光演算装置を
も構成できる画像情報読み出し装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、画像情報が記録された領域であるペー
ジを複数2次元的に配置した記録媒体からの出力光を、
同一出力面上に出力する画像情報読み出し装置におい
て、複数のページの画像情報のそれぞれを同一出力面上
の同一領域に集光する屈折手段を含んで構成している。
【0012】また、本発明では、上記の画像情報読み出
し装置において、屈折手段をレンズアレイとしており、
そのレンズアレイとして、フレネルレンズアレイを用い
ている。
【0013】さらに、本発明では、上記の画像情報読み
出し装置において、複数のページのうちの一つを選択す
る手段を設け、前記記録媒体の画像情報をランダムアク
セスできるように構成している。
【0014】また、本発明では、上記の画像情報読み出
し装置において、前記複数のページのうちの一つを選択
する手段として、光を空間的に変調する空間光変調素子
を含んで構成している。好ましくは、その空間光変調素
子として、液晶空間光変調素子あるいは音響光学変調素
子を用いている。
【0015】さらに、本発明では、上記の画像情報読み
出し装置において、光演算手段を設けている。
【0016】また、本発明では、上記の画像情報読み出
し装置において、光演算手段を和演算を行う光演算手段
としている。その光演算手段として、重みつき和演算を
行う光演算手段としても良い。
【0017】また、本発明では、上記の画像情報読み出
し装置において、光演算手段が積演算を行う光演算手段
としている。その積演算を行う光演算手段として、積演
算のための変換を行う変換フィルターを複数2次元的に
配置したマスクを用いることができ、その変換フィルタ
ーとしては、離散コサイン変換等の直交変換を行うもの
を用いることができる。
【0018】
【作用】本発明によれば、画像情報読み出し装置におい
て、上記のように新規な画像情報読み出し装置を構成す
ることにより、光の並列性及び高速性を効果的に利用す
ることができるので、ランダムアクセス可能な画像情報
読み出し装置や、重み付き和演算等の和演算機能を有す
る装置、DCT等の直交変換が可能な積演算機能を有す
る装置を実現することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。まず、本発明の第1の実施例について、図
1及び図2を用いて説明する。図1は第1の実施例の構
成を示す斜視図、図2は図1のx−y−z軸の3軸にお
けるz軸方向から見た側面図である。図1及び図2に示
すように、この画像読み出し装置は、画像情報が記録さ
れた領域であるページ1が2次元的に複数配置された透
過型マスク2と、複数のページ1のそれぞれに対応して
複数のレンズが配置された屈折段であるレンズアレイ3
と、出力面4とから構成される。第1の実施例の構成で
は、図示しない光源からの平行光線が図2の矢印のよう
に入射され、透過型マスク2内の画像情報が記録された
複数のページ1を透過し、複数のページ1の画像情報の
それぞれを同一出力面4上の同一領域に集光するよう
に、ページ1からの透過光がレンズアレイ3によって屈
折される。そして、この屈折光が図1の破線及び図2に
示したように進行し、出力面4の同一領域に集光され、
画像情報の読み出しが行われる。
【0020】なお、透過マスク2としては、画像情報が
記録されたページから構成されるものであれば良く、例
えば、液晶ディスプレイ等の書き換え可能な媒体や、写
真乾板(写真用フィルム)等の書き換え不可能な媒体を
用いることができる。また、透過マスク2は、取り替え
可能な構成とすることが望ましい。
【0021】上記第1の実施例において、即ち図1及び
図2において、複数のページ1の内一つを任意に選択し
て出力面4に出力するようにすれば、ランダムアクセス
を行うことができる。また、複数のページ1の画像情報
を同時に出力面4に出力するようにすれば、光演算を行
うことができ、即ち、複数のページ1の画像情報を同時
に、単に空間的に重ね合わせて、出力面4に出力すれば
和演算となる。このとき、複数のページ1の内のいくつ
かを選択して、任意の画像情報の光演算の結果を出力す
るように構成することもできる。
【0022】ここで、レンズアレイの詳細を図3を用い
て説明する。図3はレンズアレイ3と出力面4との配置
を側面から見た図であり、図中Dはレンズアレイレンズ
3から出力面4までの距離、Hは出力面4における出力
領域のx軸方向の長さ、hはレンズアレイを構成する単
一レンズのx軸方向の長さ、iは単一レンズの位置をそ
れぞれ示している。それぞれの単一レンズの曲面は、あ
る関数で基づくものであり、例えば、図3においての
位置の単一レンズのx軸方向の曲面は、図4の関数y=
f(x)に基づいている。この関数f(x)は、レンズアレ
イレンズ3から出力面4までの距離Dがレンズの最大厚
みよりも大きく、また、レンズアレイからから出力した
光線が出力面4の出力領域内に集光されるという条件で
近似すると、2次方程式である式(1)で表される。
【0023】
【数1】
【0024】式(1)において、nはレンズの材質自体
の屈折率である。例えば、図2での位置のマイクロレ
ンズのx軸方向の曲面は、図4の関数f(x)のh-から
+までの領域と同形となる。また、レンズアレイを構
成する個々の単一レンズのx軸方向の曲面は、式(1)
で示した関数f(x)におけるh-からh+までの領域で決
定されものであり、その領域は式(2)に基づき単一レ
ンズの位置iにより決まる。なお、式(2)において、
単一レンズの位置iの値は、0から(H/h−1)まで
の正の整数である。
【0025】
【数2】
【0026】上記の説明では、単一レンズのx軸方向の
曲面について説明したが、z軸方向の曲面においても全
く同様に決定することができ、例えば、縦横4×4のマ
イクロレンズで構成される正方形のレンズアレイの場
合、図5に示すような曲面の形状になる。そして、図5
の★を付した単一レンズの立体的な形状は、図6に示す
ようになる。
【0027】以上のようにして、レンズアレイを構成す
る単一レンズを設計することができるが、続いて、レン
ズアレイとしてフレネルレンズアレイを用いる場合の設
計について、図7により説明する。フレネルレンズと
は、例えば、図3のの位置の単一マイクロレンズのx
軸方向の曲面、即ち図4に示したような形状をフレネル
レンズとして設計した場合、図7に示すような形状とな
る。つまり、図7に示すように、光路長方向の単一レン
ズの厚さから、光路長が波長の整数倍に相当する厚さを
差し引いて階段状に分割したフレネルレンズは、原理的
に曲線で描いた曲面の単一レンズと全く同等のレンズと
して作用するものである。このようにして、レンズアレ
イをフレネルレンズアレイとすると、例えばプラスティ
ク等の材質から成る薄いレンズでガラスレンズと同様の
作用が得られるので、装置の軽量化や小型化を図ること
ができる。さらに、レンズ曲面を階段状の細かいステッ
プで近似するバイバリーオプティックス技術を用いれ
ば、容易にフレネルレンズアレイを作製することができ
る。
【0028】第2の実施例として、複数のページの画像
情報のそれぞれを同一出力面上の同一領域に集光する屈
折手段として、ホログラムをもちいた画像情報読み出し
装置について、図8を用いて説明する。図8は、第2の
実施例の構成を示す斜視図である。図8に示すように、
第2の実施例では、図1及び図2に示した第1の実施例
のレンズアレイ3の代わりに、透過型マスク2内の複数
のページ1の画像情報のそれぞれを同一出力面4上の同
一領域に集光する屈折手段として、ホログラム5を用い
て、画像情報読み出し装置を構成している。ここで、ホ
ログラム5は、透過型マスク2内の複数のページ1を透
過した透過光のそれぞれを屈折させ、出力面4の同一領
域に集光されるように作製されているものである。
【0029】この第2実施例によれば、屈折手段として
フィルム状のホログラムを用いることができるので、装
置を小型化することができる。
【0030】第3の実施例として、記録媒体のページを
任意に選択して、これらの画像情報をランダムアクセス
可能に読み出せる画像情報読み出し装置について、図9
及び図10を用いて説明する。図9は第3の実施例の構
成を示す斜視図、図10は図9のx−y−z軸の3軸に
おけるz軸方向から見た側面図である。図9及び図10
に示すように、第3の実施例では、図1及び図2に示し
た第1の実施例の構成に加えて、光源10、光線の進行
方向を変化させる空間光変調素子である音響光学変調素
子6、及び透過マスク2に対して光線を垂直に入射させ
るためのレンズ7から構成している。
【0031】このように、第3の実施例によれば、音響
光学変調素子6を用いることによって、透過マスク2内
の複数のページのうちの一つを任意に選択し、その画像
情報を出力できるので、ランダムアクセス可能な画像情
報読み出し装置を実現することができる。また、音響光
学変調素子6を用れば、機械的な機構によって走査する
ような力学的移動を伴わないので、高速化が可能とな
り、1μs程度の高速のランダムアクセスが可能とな
る。
【0032】第4の実施例として、第3の実施例のレン
ズアレイ3とレンズ7とを一体化した画像情報読み出し
装置について、その側面図である図11を用いて説明す
る。図11に示すように、第4の実施例では、図9及び
図10に示した第3の実施例におけるレンズアレイ3と
レンズ7とを一体化した一体化レンズ8を用いて構成し
ている。この場合、レンズ7をフレネルレンズとして、
レンズアレイ3と一体化している。この一体化レンズ8
は、例えば、透過マスク2に対して光線を垂直に入射さ
せる作用を有するフレネルレンズの輪郭を、レンズアレ
イの裏面にエッチングすることによって作製することが
できる。なお、このような一体化レンズ8を用いた場
合、出力面での光学的な歪みを抑えるため、透過マスク
2を一体化レンズ8の後部に接近して配置することが望
ましい。
【0033】第4の実施例によれば、一体化レンズを用
いているので、装置の部品を削減でき、装置の小型化や
低コスト化を図ることができる。
【0034】なお、上記第4の実施例では、一体化レン
ズの厚さを薄くして、より一層の装置の小型化を図るた
め、フレネルレンズを用いて、一体化レンズを形成した
が、これに限定されるものではなく、通常の凸レンズ形
状のものを一体化しても良い。
【0035】第5の実施例について、図12及び図13
を用いて説明する。図12は第5の実施例の構成を示す
斜視図、図13は図12のx−y−z軸の3軸における
z軸方向から見た側面図である。図12及び図13に示
すように、図1及び図2に示した第1の実施例の構成に
加え、空間光変調素子である液晶空間光変調素子9を設
けて、画像情報読み出し装置を構成している。
【0036】第5の実施例によれば、空間変調素子とし
て液晶空間光変調素子9を用いるので、ランダムアクセ
ス可能な画像情報読み出し装置を実現することができ
る。即ち、液晶空間変調素子9が、透過マスク2の複数
のページのそれぞれの領域に対応して、光線を透過させ
るか、あるいは遮光するような機能を有するものであれ
ば、複数のページのうちの一つを任意に選択してその画
像情報を出力できるので、ランダムアクセス可能とな
る。
【0037】また、第5の実施例によれば、液晶空間光
変調素子9を用いるので、光演算機能を有する画像情報
読み出し装置をも実現することができる。即ち、液晶空
間変調素子9が、透過マスク2の複数のページの光の透
過率を変化させる機能を有するものであれば、複数のペ
ージからの出力の透過率を任意に変化させて光強度を制
御し、それぞれのページの画像情報を出力面4の同一領
域に同時に出力させることにより、重みつき和演算が行
うことができる。
【0038】さらに、重みつき和演算について、複数の
ページがそれぞれぞれ複数の画素から構成されており、
かつ、液晶空間光変調素子が複数のページのそれぞれに
対応した複数の領域から構成されている場合について説
明する。透過マスク2内のi番目のページのj番目の画
素の透過率をwij、i番目のページに対応する液晶空間
光変調素子のi番目の領域の透過率をaiとすると、光
強度Iの光が入射されたときの出力面4のj番目の画素
の光強度ojは、式(3)のようになる。
【0039】
【数3】
【0040】このように、液晶空間光変調素子によっ
て、透過率を制御することによって、それぞれのページ
に重みつけを行うことができる重みつき和演算が可能と
なる。
【0041】なお、以上の第1〜第5の実施例におい
て、ページの配置及びマイクロレンズの配置が4×4の
正方形のもので説明したが、この数や形状に限定される
ものではない。
【0042】第6の実施例として、積演算機能を有する
画像情報読み出し装置について説明する。図14は第6
の実施例の構成を示す斜視図、図15は図14のx−y
−z軸の3軸におけるz軸方向から見た側面図である。
図14及び図15に示すように、この画像読み出し装置
は、原画像を表示する空間光変調素子である液晶空間光
変調素子9と、複数の変換フィルター11が2次元的に
配置された透過型マスク12と、複数の変換フィルター
11のそれぞれに対応して複数のレンズが配置された屈
折段であるレンズアレイ3と、出力面4とから構成され
る。第6の実施例の構成では、図示しない光源からの平
行光線が液晶空間光変調素子9の側から入射され、原画
像が表示された液晶空間光変調素子9を透過して、透過
型マスク12内の複数の変換フィルター11を透過する
ことにより積演算が実行され、これらの透過光のそれぞ
れを同一出力面4上の同一領域に集光するように、レン
ズアレイ3によって屈折される。そして、この屈折光が
図14の破線及び図15に示したように進行し、出力面
4の同一領域に集光され、光演算による原画像の積演算
処理の結果を出力することができるものである。
【0043】ここで、変換フィルター11から成る透過
マスク12としては、光の透過率を制御できるものであ
れば良く、写真乾板(写真用フィルム)や、液晶空間光
変調素子等の空間光変調素子などを用いることができ
る。また、透過マスク12は、取り替え可能な構成とす
ることが望ましい。
【0044】なお、図14及び図15において、液晶空
間光変調素子9には2×2の四つの画素から成る原画像
が表示されており、透過型マスク12内には原画像の画
素のそれぞれに対応した2×2の四つの変換フィルター
11があり、更に変換フィルター11が2×2の4ブロ
ックに分割されており、また、レンズアレイ3が四つの
レンズから構成されているが、これらは後述の説明と対
応させたものであり、これらの形状と数量に限定される
ものではない。ただし、変換フィルターをブロックに分
割する数は、原画像の画素数と同一となるものである。
【0045】また、レンズアレイ3は、上記第1〜第5
の実施例と同様、フレネルレンズを用いたフレネルレン
ズアレイにより構成しても良い。
【0046】変換フィルターを用いた光演算による積演
算処理の詳細について、積演算処理の一つである直交変
換として、ここでは、離散コサイン変換(Discrete Cos
ineTransfor:以下DCTと称す)を実行するものにつ
いて説明する。原画像が2×2の画素から成り、このそ
れぞれの原画像の画素に対応した四つの変換フィルター
を2×2の4ブロックに分割して、DCTを実行すると
する。このときの変換フィルターの一例として、図16
を用いて説明を行う。なお、図16において、i、j、
u、及びvは、0から、N−1の正の整数の値をとるも
のであり(この場合画素が2×2なのでNは2)、変換
フィルターの位置及び変換フィルター内の分割された領
域即ちブロックの位置を示すものである。
【0047】図16においてu及びvで示されたそれぞ
れの四つの変換フィルターと原画像との積演算により、
DCTの場合にはDCT成分が得られ、このDCT成分
は式(4)のように表される。
【0048】
【数4】
【0049】式(4)において、gijはi及びjで示さ
れる原画像の領域の位置での値(その位置での透過光強
度又は透過率)を示すものであり、Tuvはu及びvで示
されるDCT成分の値を示している。
【0050】そして、fij,uvは、DCTの基底関数で
あり、式(5)のように表される。
【0051】
【数5】
【0052】基底関数により求められる値は、−1から
1までの範囲の値をとるが、光演算では光の透過率の差
異を利用しており、光の透過率は0から1の0又は正の
値となり負にはならない。そこで、まず図17(a)に
示すように、式(5)に1を加算するオフセットを行
い、次に図17(b)に示すように、2で割って正規化
することによって、透過率に変換させることができる。
なお、このような数値的補正(透過率への変換)は、そ
の詳細をここでは説明しないが、後に、電気的演算によ
って、正しい値に戻すことができる。
【0053】図17に示したオフセットと正規化とを行
った数値の透過率を有する変換フィルターから成る透過
マスクのそれぞれの変換フィルターに光を透過させるこ
とにより、それぞれの変換フィルターに対応したDCT
成分を有する透過光を得ることができる。このような処
理を、4枚の複製画像29を用いた場合、四つの変換フ
ィルター21毎に概念的に図に示したのが、図18
(a)〜(d)であり、変換フィルター21を透過した
光は、レンズ23で集光され、T00、T01、T10、T11
の4種類の出力が得られる。
【0054】第6の実施例では、図19に示すように、
図18(a)〜(d)のような光演算処理を、複製画像
を用いず1枚の原画像のみで並列的に行う。すなわち、
原画像19からの光が、透過マスク12内の変換フィル
ターにより光強度を制御されて、この透過光が屈折手段
13により屈折され、出力面4上の4箇所の領域に
00、T01、T10、T11の4種類の演算結果を光強度に
基づいて出力することができる。
【0055】ここで、図18(a)〜(d)と図19と
を比較すると、それぞれの透過率を有する変換フィルタ
ーの領域が異なっている。すなわち、図16に示したよ
うな、u、v、i、jを用いて説明すると表(1)のよ
うになる。
【0056】
【表1】
【0057】表(1)では、図19においてそれぞれの
透過率を有する変換フィルターの領域の位置を、図18
において同一の透過率を有する変換フィルターの領域の
位置に対応させて示している。表(1)のように、図1
8におけるそれぞれの変換フィルターの領域の位置と図
19におけるそれとを比較すると、(u,v)と(i,
j)とをちょうど入れ替えたようになっている。
【0058】上記の表1に示したような図18と図19
との変換フィルターの位置関係について、数学的に説明
する。DCT成分Tは、式(6)、式(7)及び式
(8)のように表すことができる(図18に相当)。
【0059】
【数6】
【0060】
【数7】
【0061】
【数8】
【0062】式(6)、式(7)及び式(8)におい
て、[Gijuv]はI×J個の画素をもつ原画像をU×
V個含む行列、[Fijuv]はU×V個の変換フィルタ
ーを含む行列であり、[Tuv]は変換フィルターによっ
て得られる出力であり、uとvとで位置が示される出力
画像の全領域についての和となる。
【0063】ここで、[Gijuv]をiとjだげで表せ
るように[Gij]と置き換え、[Fijuv]もiとjだ
げで表せるように[Fijuv]★に置き換えて、式
(9)、式(10)、及び式(11)のようにDCT成
分Tを書き改めることができる(図19に相当)。
【0064】
【数9】
【0065】
【数10】
【0066】
【数11】
【0067】ただし、[Fijuv]はU×V個のDCT
の基底関数を含む行列であり、例えば、i=I、j=J
のとき、式(12)のように表されるものである。
【0068】
【数12】
【0069】このようにして、第6の実施例により、複
数の積演算も、同時に並列的に処理することが可能とな
る。すなわち、原画像のi及びjで示される画素と、そ
のそれぞれに対応した変換フィルターのi及びjで示さ
れる領域とが、光演算による積演算処理を実行すること
ができる。
【0070】なお、上記第6の実施例では、原画像を表
示する手段として、液晶空間光変調素子を用いたが、こ
れに限定されるものではなく、並列入力が可能な他の空
間光変調素子や、CRT、エレクトロルミネセンス、プ
ラズマディスプレイ等の表示素子を用いても良い。
【0071】第7の実施例として、物体からの光を直接
積演算することができる画像情報読み出し装置につい
て、図20及び図21を用いて説明する。図20は第7
の実施例の構成を示す斜視図、図21は図20のx−y
−z軸の3軸におけるz軸方向から見た側面図である。
図20及び図21に示すように、この画像読み出し装置
は、図14及び図15に示した第6の実施例において原
画像を表示する液晶空間光変調素子9を、レンズ20に
置き換えており、他の構成は第6の実施例と同様のもの
である。第7の実施例によれば、入力光(物体からの
光)をレンズ20によって透過マスク2に結像し、第6
の実施例と全く同様にして、積演算を実行することがで
きる。なお、ここで物体からの光とは、物体からの反射
光であっても良く、また、物体が発光体であればその物
体から発せられた光でも良い。
【0072】なお、上記第6、7の実施例において、積
演算の例として、直交変換の1種類であるDCTについ
て説明したが、アダマール変換やウェーブレット変換等
の直交変換でも同様に処理することが可能であり、これ
らの他の積演算についても、本願発明を用いることがで
きることはいうまでもない。
【0073】なお、上記第6、7の実施例において、出
力である演算結果を電気信号にて得たい場合は、出力面
に光電変換素子を配置し、演算結果を電気信号に変換す
るように構成すれば良い。
【0074】なお、上記実施例では、ランダムアクセス
機能や光演算機能を単独に有する実施例について説明し
たが、これら複数の機能を有する多機能の画像情報読み
出し装置を構成できることは明らかである。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画像情
報読み出し装置において、光の並列性及び高速性を効果
的に利用できる新規な画像情報読み出し装置を構成して
いるので、ランダムアクセス可能な画像情報読み出し装
置や、重み付き和演算等の和演算機能を有する装置、D
CT等の直交変換が可能な積演算機能を有する装置を、
簡単な構成かつ低価格で実現することができる。
【0076】また、請求項4〜7に記載の本発明によれ
ば、高速な光ランダムアクセスメモリを構成することが
できるので、次世代CD−ROMと成り得る高速ランダ
ムアクセス可能な高密度ROMへ応用することができ
る。また、請求項8〜14に記載の本発明によれば、重
みつき和演算等の和演算処理や、離散コサイン変換(D
CT)等の直交変換を初めとする積演算の並列処理が可
能な光演算装置を構成することができる。
【0077】さらに、これらの機能を複数備えた多機能
画像情報読み出し装置をも構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の屈折手段としてレンズアレイを
用いた画像情報読み出し装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】第1の実施例の屈折手段としてレンズアレイを
用いた画像情報読み出し装置の構成を示す側面図であ
る。
【図3】レンズアレイと出力面との配置を示す側面図で
ある。
【図4】単一レンズの曲面の設計のため関数y=f
(x)を示す図である。
【図5】レンズアレイの曲面形状を示す図である。
【図6】図5において★を付した単一レンズの立体的形
状を示す斜視図である。
【図7】単一レンズとしてフレネルレンズを用いたとき
の曲面形状を示す図である。
【図8】第2の実施例の屈折手段としてホログラムを用
いた画像情報読み出し装置の構成を示す斜視図である。
【図9】第3の実施例であるランダムアクセス機能を有
する画像情報読み出し装置の構成を示す斜視図である。
【図10】第3の実施例であるランダムアクセス機能を
有する画像情報読み出し装置の構成を示す側面図であ
る。
【図11】第4の実施例であるランダムアクセス機能を
有する画像情報読み出し装置の構成を示す側面図であ
る。
【図12】第5の実施例であるランダムアクセス機能及
び光演算機能を有する画像情報読み出し装置の構成を示
す斜視図である。
【図13】第5の実施例であるランダムアクセス機能及
び光演算機能を有する画像情報読み出し装置の構成を示
す側面図である。
【図14】第6の実施例である積演算機能を有する画像
情報読み出し装置の構成を示す斜視図である。
【図15】第6の実施例である積演算機能を有する画像
情報読み出し装置の構成を示す側面図である。
【図16】DCT変換フィルターの変換係数を説明する
図である。
【図17】図16の変換フィルターを光演算に用いるた
めのオフセットと正規化との一例を説明する図である。
【図18】光演算による積演算の説明図である。
【図19】第6の実施例による積演算の説明図である。
【図20】第7の実施例である積演算機能を有する画像
情報読み出し装置の構成を示す斜視図である。
【図21】第7の実施例である積演算機能を有する画像
情報読み出し装置の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ページ 2,12 透過マスク 3 レンズアレイ 4 出力面 5 ホログラム 6 音響光学変調素子 7,20,23 レンズ 9 液晶空間光変調素子 10 光源 11,21 変換フィルター 13 屈折手段 19 原画像 29 複製画像

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報が記録された領域であるページ
    を複数2次元的に配置した記録媒体からの出力光を、同
    一出力面上に出力する画像情報読み出し装置であって、 前記複数のページの画像情報のそれぞれを同一出力面上
    の同一領域に集光する屈折手段を含むことを特徴とする
    画像情報読み出し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像情報読み出し装置
    において、前記屈折手段がレンズアレイであることを特
    徴とする画像情報読み出し装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像情報読み出し装置
    において、前記レンズアレイがフレネルレンズアレイで
    あることを特徴とする画像情報読み出し装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の画像情報読
    み出し装置において、前記複数のページのうちの一つ又
    は複数を任意に選択する選択手段を設け、前記記録媒体
    の画像情報をランダムアクセスできるようにしたことを
    特徴とする画像情報読み出し装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像情報読み出し装置
    において、前記選択手段として、光を空間的に変調する
    空間光変調素子を含むことを特徴とする画像情報読み出
    し装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の画像情報読み出し装置
    において、前記空間光変調素子が液晶空間光変調素子で
    あることを特徴とする画像情報読み出し装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の画像情報読み出し装置
    において、前記空間光変調素子が音響光学変調素子であ
    ることを特徴とする画像情報読み出し装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の画
    像情報読み出し装置において、光演算手段を設けたこと
    を特徴とする画像情報読み出し装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像情報読み出し装置
    において、前記光演算手段が和演算を行う光演算手段で
    あることを特徴とする画像情報読み出し装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像情報読み出し装
    置において、前記光演算手段が重みつき和演算を行う光
    演算手段であることを特徴とする画像情報読み出し装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の画像情報読み出し装
    置において、前記光演算手段が積演算を行う光演算手段
    であることを特徴とする画像情報読み出し装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の画像情報読み出し
    装置において、前記積演算を行う光演算手段が前記記録
    媒体としてのマスクから成り、該マスクが積演算のため
    の変換を行う変換フィルターを複数2次元的に配置した
    ものであることを特徴とする画像情報読み出し装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の画像情報読み出し
    装置において、前記変換フィルターが直交変換を行うも
    のであることを特徴とする画像情報読み出し装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の画像情報読み出し
    装置において、前記変換フィルターが離散コサイン変換
    を行うものであることを特徴とする画像情報読み出し装
    置。
JP4868594A 1994-03-18 1994-03-18 画像情報読み出し装置 Pending JPH07261648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4868594A JPH07261648A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 画像情報読み出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4868594A JPH07261648A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 画像情報読み出し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07261648A true JPH07261648A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12810178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4868594A Pending JPH07261648A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 画像情報読み出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07261648A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016033665A (ja) * 2015-09-09 2016-03-10 大日本印刷株式会社 立体画像表示装置および立体画像表示方法
US9851580B2 (en) 2010-09-07 2017-12-26 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Projection type image display apparatus
US10051243B2 (en) 2010-09-07 2018-08-14 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Scanner device and device for measuring three-dimensional shape of object
US10802444B2 (en) 2010-09-07 2020-10-13 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Illumination apparatus using a coherent light source

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9851580B2 (en) 2010-09-07 2017-12-26 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Projection type image display apparatus
US10051243B2 (en) 2010-09-07 2018-08-14 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Scanner device and device for measuring three-dimensional shape of object
US10156732B2 (en) 2010-09-07 2018-12-18 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Projection type image display apparatus
US10523902B2 (en) 2010-09-07 2019-12-31 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Scanner device and device for measuring three-dimensional shape of object
US10802444B2 (en) 2010-09-07 2020-10-13 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Illumination apparatus using a coherent light source
JP2016033665A (ja) * 2015-09-09 2016-03-10 大日本印刷株式会社 立体画像表示装置および立体画像表示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Brady Optical imaging and spectroscopy
US5301062A (en) Display having diffraction grating pattern
US4138190A (en) Geometrical transformations in optics
US5724447A (en) Optical transform system for three-dimensional object recognition
CN1282426A (zh) 用于产生动态显示图象的系统
JPH0588079A (ja) フ−リエ変換レンズおよび光情報処理装置
US5504602A (en) LCD including a diffusing screen in a plane where emerging light from one pixel abuts light from adjacent pixels
Toda et al. Three-dimensional (3D) video system using grating image
US20230324705A1 (en) Image Projection
US6314210B1 (en) Multiplexing optical system
JPH07261648A (ja) 画像情報読み出し装置
ES2387119T3 (es) Sistema y procedimiento para generar imagenes con profundidad de foco extendida y luz incoherente
US6914704B2 (en) Obliquity correction system
US3592547A (en) Optical matrix-processing system and optics
US20230258917A1 (en) Method comprising determining a quantitative dispersion image of an object and digital in-line hologram microscope scanner
US7180644B2 (en) Holographic storage lenses
CN111736442B (zh) 基于各向同性双焦超颖透镜的单次曝光产生全息图的方法
CN112965262A (zh) 一种基于dmd的体积成像系统及其方法
EP0502005A1 (en) OPTICAL PHASE MEASURING MICROSCOPE.
Flavin et al. Correlation experiments with a binary phase-only filter implemented on a quartz substrate
Kirk et al. Design and fabrication of computer-generated holographic fan-out elements for a matrix/matrix interconnection scheme
Wang Modeling, design and optimization of computer-generated holograms with binary phases
JP3713812B2 (ja) 回折格子パターン作製装置
Horisaki et al. Incoherent diffractive optical elements for extendable field-of-view imaging
JP2000259068A (ja) 空間光変調装置及びホログラフィー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040629

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02