JPH0726155Y2 - 鉛筆削り器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、鉛筆削り器に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、小学生等により広く使用されてい
る鉛筆削り器は、自動式ないし手動式のものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】自動式の鉛筆削り器
は、多くの要素を含んでいるため比較的重くて簡便さに
欠け、高価である。これに対し、手動式の鉛筆削り器
は、安価で手軽な一方、鉛筆を削る際に強く回し過ぎて
鉛筆の芯を折ったりすることが多い。又、いつ芯が削り
終わったか分らないので、鉛筆を短く削り過ぎることが
多く、不経済である。

【０００４】従って、本考案の目的は、安価かつ簡便で
あって、芯折れ、削り過ぎが防止される手動式鉛筆削り
器を提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題は、削られて露
出した鉛筆の芯を介してブレードと導電スプリングとを
電気的に接続して通電せしめ、もって鉛筆削り器に内蔵
された音楽ＩＣ（ブザー）が発する童謡等の音声及びラ
ンプの点灯による表示によって鉛筆の削り終わりを知ら
せるようなされた本考案による鉛筆削り器によって解決
される。

【０００６】

【作用】本考案に係る鉛筆削り器は、鉛筆を削り終わる
と、露出した芯がブレードと音楽ＩＣとに接触してこれ
らが通電され、鉛筆削り器に内蔵された音楽ＩＣが音声
を発し、ランプが点灯するよう働く。

【０００７】

【実施例】以下に、添付図面を参照して本考案の公的実
施例の構成、機能及び特徴を詳細に説明する。

【０００８】図１に示された本考案の鉛筆削り器は本体
１を有する。本体１は、如何なる形状であっても良く、
例えば漫画のキャラクタ、動物等の形状とすれば良い。
本体１には、使用者が鉛筆２を差込みやすいよう孔１１
が配設されている。孔１１の一側には、電源供給ライン
１４の一端が接続された一枚のブレード１２が螺子１３
を介して堅固に固定されている。電源供給ライン１４の
他端には、音を発するブザー４が連続して接続されてい
るＩＣ音楽片３が接続されている。更に、孔１１内の他
側において、鉛筆の尖端が位置する部位には、導電性の
スプリング片１５が配設されている。スプリング片１５
もまた、電気回路を形成すべく電源供給ライン１６を介
してＩＣ音楽片３と接続されている。一方、ＩＣ音楽片
３には、ランプ６が並べて接続されている。ランプ６
は、動物の目、鼻等の如何なる位置に配置してもよく、
これらの位置に制限されない。

【０００９】本考案に係る鉛筆削り器の使用時を示す図
２において、鉛筆２が完全に削られると、鉛筆の尖端即
ち芯２１は、ブレード１２及びスプリング片１５の両者
に接触し、これらが形成する電気回路を通電せしめる。
この結果、鉛筆の削り終わりを表示すべく童謡等の音楽
が鳴り、ランプが点灯する。

【００１０】

【考案の効果】このような音声及びランプ点灯による表
示により、使用者は、鉛筆が完全に削り終わったことを
知ることができるので、鉛筆の芯を折ったり、無駄に削
り過ぎるといった事態が回避される。また、生徒・児童
は、煩わしい鉛筆削り作業から精神的に解放され、勉学
に専心できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案の好適実施例による鉛筆削り器
の概略図である。

【図２】図２は、使用時における上記鉛筆削り器の概略
図である。

【符号の説明】

１ 鉛筆削り器本体 ２ 鉛筆 ３ ＩＣ音楽片 ４ ブザー ６ ランプ １１ 鉛筆差込み孔 １２ ブレード １３ 螺子 １４ 電源供給ライン １５ スプリング片 １６ 電源供給ライン ２１ 鉛筆の芯

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 削るべき鉛筆が挿入される孔を有する本
   体と、前記孔の一側に固定され、且つ、ＩＣ音楽片、ブ
   ザー及びランプに電気的に接続されたブレードと、前記
   孔の他側の、鉛筆の芯が位置する部位に配設され、且
   つ、前記ＩＣ音楽片、前記ブザー及び前記ランプと電気
   的に接続された導電性スプリング片とから成り、削り作
   業完了時に露出した鉛筆の芯を介して前記ブレードと前
   記スプリング片とが電気的に接続されて閉回路が形成さ
   れるようなされ、もって鉛筆が完全に削られたことを示
   す音声及びランプ表示が得られることを特徴とする、鉛
   筆削り器。