JPH07260597A - 非貫入型温度測定装置及び温度測定方法 - Google Patents

非貫入型温度測定装置及び温度測定方法

Info

Publication number
JPH07260597A
JPH07260597A JP6277219A JP27721994A JPH07260597A JP H07260597 A JPH07260597 A JP H07260597A JP 6277219 A JP6277219 A JP 6277219A JP 27721994 A JP27721994 A JP 27721994A JP H07260597 A JPH07260597 A JP H07260597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
converter
transducer
container
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6277219A
Other languages
English (en)
Inventor
L Mcshane James
ジェイムズ・エル・マクシェイン
F Dudek Daniel
ダニエル・エフ・デュデック
G Lyman Walter
ウォルター・ジー・ライマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPH07260597A publication Critical patent/JPH07260597A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器や配管の壁に穴を明けずに内部の液体の
温度を正確に測定する。 【構成】 配管の外部管壁260に接して送信変換器1
51a、152a、153aが取り付けられ、これらに
それぞれ対向して受信変換器151b,152b,15
3bが外部管壁260に接して取り付けられる。送信変
換器151a,152a,153aは、ケーブル690
を介し、受信変換器151b,152b,153bはケ
ーブル720を介しそれぞれパルス発生器/前置増幅器
700に接続され、これは更に経過時間測定、音速計算
及び温度計算を行う信号処理器710に接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、温度測定装置に関し、特に原
子力発電プラントの一次系用の非貫入型超音波温度測定
装置に関する。
【0002】
【従来技術の説明】代表的な原子力発電設備は、原子炉
を有し、熱を発生する制御された核反応がその中で生じ
ている。制御棒がその核反応を制御するために原子炉容
器の中に設置されている。代表的には、硼酸水が核反応
過程を制御するため及び熱を原子炉から運び去るために
原子炉の中に入れられている。原子炉容器に連通してい
る一次系(すなわちホットレグ)はその硼酸水(すなわ
ち熱)を原子炉容器から運び去り、そしてその熱を二次
系に伝搬するように機能する。二次系は、この分野でよ
く知られているように一次系から隔離されていて、更に
一次系からの熱で発電用蒸気を発生する。そして、一次
系(すなわちコールドレグ)は、上述の核反応過程が繰
り返されている原子炉容器に硼酸水を戻す。
【0003】正常な運転において、原子炉容器の中で変
動する量の熱を発生するために核反応の反応度制御が必
要である。制御棒と硼酸水がたがいに協仂して、原子炉
内での発生熱を制御する核分裂過程を制御する。反応度
を緩やかに変化させるために硼酸水中の硼素の量が変え
られる。反応度を急速に変えるためには、制御棒が原子
炉容器の中に挿入されたり、あるいはその中から引き抜
かれたりする。
【0004】ホットレグ(高温側)配管及びコールドレ
グ(低温側)配管の温度測定値が原子炉容器の出力を測
定するために使用される。従って、正確な温度測定が原
子炉出力の正確性を確保するために必要である。ホット
レグ及びコールドレグの温度を正確に測定する能力を左
右する要因は、温度流れと称する現象で、これは、原子
炉容器の内部の種々の箇所からの、種々の温度の加熱水
がホットレグ配管及びコールドレグ配管の温度計測箇所
に達するまでには完全には混合しないというものであ
る。温度が不均一になる可能性は、原子炉の出力が増え
るに従い増大する。零出力(即ち約286°C(547
°F))では不均一性は、ゼロであり、そして100%
出力(即ち約321°C(610°F))では不均一性
は最大である。
【0005】一次系の温度を監視する現在の装置は、通
常一次系配管の内部に貫入することが必要である。当分
野でよく知られている装置の一つの型は、抵抗温度計
(RTD)である。抵抗温度計は、温度の変化に直接相
関して抵抗値が変わる電気抵抗である。例えば、任意の
温度のいずれにたいし対応した一つの抵抗値がある。
【0006】抵抗温度計を備え付ける一つの配置では、
一次系配管の周囲に3個の穴を設け、その穴の中にステ
ンレス鋼製のサーモウェル(therowell)が溶
着される。サーモウェルは、細長いカップ状の物体で一
次系配管の内部に約127mm(5インチ)突出してお
り、その中を流れる硼酸水から抵抗温度計を保護し、圧
力境界を維持し、そして抵抗温度計と硼酸水との熱結合
を高める。1個の抵抗温度計がそれぞれのサーモウェル
に挿入され、プロセス計装系に接続され、これは受け取
った情報(即ち抵抗)を温度に変換する。3個の抵抗温
度計の温度の読みは平均化され、温度出力を得る。平均
化は、温度流れがあるために採用されており、従って温
度の平均化は、この温度の不均一性を補償する傾向をも
つ。
【0007】温度測定のための現用の装置は、効果的で
あるけれども欠点がない訳ではない。一般に抵抗温度計
は、個別に温度を測定するにはかなり正確である。しか
しながら、抵抗温度計をサーモウェルに挿入すると液体
との間に相応の間接的熱結合が得られるけれども、温度
変化に対応する時間遅れがある。更に、抵抗温度計を使
用すると、予じめ定めた箇所の測定値だけが得られ、配
管の中心近くの温度はサンプリングされない。更に、ホ
ットレグ配管のような臨界的な場所に貫入型サーモウェ
ルを設けることの困難性といった他の要因が、抵抗温度
計を設けることを困難にする。
【0008】従って、原子力発電プラントの一次系の中
に含まれる液体の温度を測定する改良された方法及び装
置が求められている。
【0009】
【発明の概要】本発明は、前述のニーズを満足させるた
めに計画された改良を提供する。特に、本発明は、壁を
もつ原子力発電プラントの容器の中に含まれる液体のた
めの非貫入型温度測定装置を指向しており、該装置は、
容器を貫通して伝播し、容器の壁で反射し、そしてそれ
によって受信される第一の信号を発生する変換器と、該
変換器を受け入れるように操作される変換器保持手段
と、該変換器保持手段を容器に取り付けるための手段と
からなり、変換器によって受信された第一の信号は温度
を計測するために使用され、変換器、変換器保持手段及
び取り付け手段は、容器の完全な外側に配置される。
【0010】
【実施例】添付した図面に関連して行われる次の説明に
よって本発明がより良く理解されるであろう。以下の説
明において、同一の符号は、複数の図面を通じて同一ま
たは対応する部分を示す。さらに次の説明において、”
前方”、”後方”、”左”、”右”、”上方へ”、”下
方へ”、などという用語は、便宜上の用語と理解すべき
であり、制限的用語と解すべきではない。
【0011】今図面を参照するに、図1は、本発明の周
辺を示し、概括的に符号1として示される加圧水型原子
炉のような原子力発電設備の一部を描いているが、これ
は制御された核反応によって熱を発生するための原子炉
容器10を含んでいる。制御棒(図示しない)は、その
核反応を制御するために原子炉容器10の中に設置され
ている。原子炉容器10の中に入れられた一次冷却材、
代表的には硼酸水(図示しない)、は、核反応過程を制
御し、発生熱を原子炉容器10の外部へ搬出するように
機能する。原子炉容器10の中に入れられた一次冷却材
は、閉じられた一次系12を貫流する。
【0012】この一次系12について述べると、一次冷
却材は、原子炉容器10を流れ出て、この分野で一般に
ホットレグと称されている配管15を通って蒸気発生器
18へ流れる。原子炉容器10の中で核反応によって加
熱された一次冷却材は、この蒸気発生器18のなかでそ
の熱を水の詰まった二次系(図示しない)へ伝達する。
その二次系において、蒸気発生器18の中でこの分野で
よく知られているように電気を発生するために二次系の
水から蒸気が発生される。この分野でコールドレグと称
される配管35を通って冷却材は原子炉容器10へ戻
り、上述のサイクルを繰り返す。配管15及び35は、
代表的には共にステンレス鋼から出来ている。複数の変
換器(図1には示されていない。)が、代表的には配管
15及び35のうえに配置されており、配管15及び3
5の中の硼酸水の温度を測定するため使用される。好適
な実施例の変換器は、硼酸水の温度を測定するために使
用されるけれども配管15及び35の中のいかなる液体
の温度も測定され得る。
【0013】今図2を参照するに、ねじ付きの変換器保
持器60、代表的にはステンレス鋼で製作される、は、
ねじ加工された上端部75aと底部75bとを持つ細長
い管状部70を含んでいる。矩形状のフランジ80は、
底部75bに位置し、おおよそ矩形の形をした上表面9
0と矩形状の底表面100を有し、これらは互いに離れ
て間に側部110を形成する。底表面100は、おおよ
そ凹面形状であり、管形状の配管15又は35のいずれ
の形にも実質的に適合する(図1参照)。底表面100
はまた、隅部にパッドを組み入れることが出来(図示し
ない)、配管の曲面に安定性を提供する。フランジ80
は、変換器保持器60を配管15又は35のいずれのう
えにも半径方向の指向を維持するための基礎として機能
する。管状部分70は、上端部75aに開口(図示しな
い)を有し、内穴140を外部に開放している。内穴1
40は、変換器150を受け入れる受器として機能し、
変換器150は内穴140の中に挿入される。ねじ付き
キャップ160は、上端部75aにねじこまれ、そして
変換器150を管状部分70の中に保持しかつ音響結合
のための半径方向力を適用するための手段として機能す
る。
【0014】図3を参照するに、配管15又は35のい
ずれもがこの発明に関して使用出来るけれども、この説
明では配管15を使用する。配管15は、管肉280
(代表的には63.5mm(2.5インチ))を間に画
成する外部管壁表面260と内部管壁表面270を有す
るように示されている。配管の内径(d)、代表的には
736.6mm(29インチ)、は、内部管壁270上
の対向する2点間の距離として定義される。軌条170
は、配管15を囲みかつ間隔をおいて示されている。軌
条170は、壁厚210を間に画成するおおよそ弧状の
上部190とおおよそ弧状の底部200を有する。軌条
170は、2個の円環部220a,220bからなり、
これらはそれぞれ2個の端部225,228,226,
227を有する。端部225は、端部226に結合され
て連結部229を形成し、端部227は端部228に結
合されて連結部230を形成する。軌条170は、複数
の支持スクリュウ180によって配管15に取り付けら
れている。指示スクリュウ180は、ボルト状の形状を
有し、ボルト頭部250から延出するボルト軸部240
を有する。ボルト軸部240は軌条170の壁厚210
を貫通して伸びて外部管壁260に当接している。
【0015】当分野で周知のように水中の音速は温度の
関数である。例えば、配管15を横切って内径(d)を
伝播する超音波の音速が与えられれば、温度は測定でき
る。音速を測定するために、超音波が伝播する距離がそ
の距離を波が伝わるに要する時間によって割られる。配
管の場合、その伝播距離を測るには2つの方法がある。
一の方法において、波は内径(d)を一度伝播する。他
の方法において、波は内径(d)を伝播し、管壁で反射
し、再び内径(d)を伝播し、最初の出発点に戻る。い
ずれの場合でも、波が伝播する距離は、無反射波の場合
内径(d)から決定され、反射波の場合内径(d)の二
倍から決定される。
【0016】音速の関数としての水中の温度は、おおよ
そ次の式で表される。 T=556.02+0.38929C−0.000372C2 (1) ここで、Tは華氏での測定温度であり、Cはメーター/
秒で示す音速である。この式は圧力2500psi(1
75.75kg/cm2)及び温度範囲200°F(9
3.3℃)から650°F(343.3℃)で得られた
実験データに曲線が一致する。他の刊行された又は実験
的な式又はデータが使用できる。
【0017】図4を参照するに、連結部229の詳細な
図が示されている。連結部229及び230のいずれも
次の説明に適用できるけれども、連結部229がこの説
明のために図示されている。連結部229において、端
部225及び226は共におおよそ階段状の面300を
有する。端部225及び226は一緒にかみあうように
位置しており、そして兩端部225及び226の長手方
向壁厚210(図3参照)には、二つの穴310及び3
11がそれぞれ配設されていて、このため兩端部225
及び226が合体されると穴310及び311が整列す
る。穴310は、ボルト230を螺合して受け入れ係合
するようにねじが切られている。ボルト230は、端部
225a又は225bを共に保持するために穴310及
び311の中に挿入されている。ボルト230は、まる
いボルト頭部330から延出している円柱状ねじ付きボ
ルト軸320を持ってボルト軸320を有する。穴31
1は、その中にボルト頭部330を完全に収容するため
に対応穴340を有する。
【0018】連結部229及び230は、強い結合を得
ることを意図しており、円環部220a及び220bの
中央部分と同じ断面を本質的に維持して変換器150を
軌条170のいかなる箇所にも、たとえ連結部229及
び230の領域でも、設置することを許容する。他の結
合具、ピン、舌状部材、あるいは溝が連結部229及び
230において用いられ、それを強化しその整列を維持
する。
【0019】図5を参照するに、円環部220aが示さ
れている。次の説明は、円環部220a又は220bの
いずれにも通用するけれども、円環部220aがこの説
明のために図示されている。円環部220aは、おおよ
そU形の溝表面190と円環部220aの縁に沿った外
側に延出しているリップ部290a及び290bとを有
する。この形状は、矩形断面の円環よりも小さい重量で
より大きい剛性を持つことを意図している。ハウジング
342は、これに変換器保持器60を取り付けるために
円環部220aを包むように取り囲んでいる。ハウジン
グ342は、一緒に結合される二つの実質的にL形の部
分350a及び350bから形成される。U形の溝43
0は、変換器保持器管状部分70をかみ合って位置決め
するためにL形の部分350aの一部内に設けられる。
【0020】配管15にハウジング342を組み付ける
ために、軌条170は配管15の回りに円周方向に位置
付けられる。ハウジング342は、2個のL形部分35
0a及び350bからなり、軌条170を囲んで配置さ
れそしてそこを通る通路440を形成する。軌条170
にハウジング342を取り付けるために軌条170は通
路440に通して設けられる。2個のボルト560は2
個の部分350a及び350bを合体するために両部分
350a及び350bに貫通して設けられる。ノッチ付
きくぼみ580は、各ボルト560のボルト頭部590
の中に形成され、ボルト560を締め込むために各くぼ
み580の中に適切な工具が挿入されることを可能にし
ている。
【0021】変換器保持器60の管状部分70は、U形
溝430の中に位置され、そして2個のボルト600
は、部分350aを通して挿入され、配管15に変換器
保持器60を剛に保持するためにフランジ80の表面9
0に当接する。ノッチ付きくぼみ610は、各ボルト6
00の上部に形成されボルト600を締め付けるために
適当な工具が挿入されることを可能にする。加えて、2
個のボルト620が部分350aに通して挿入され、状
170の上端に当接し、ハウジング342の中の軌条1
70の位置的関係を維持する。ノッチ付きくぼみ630
が各ボルト620のボルト頭部640の中に形成され、
ボルト620を締め付けるために適当な工具がその中に
挿入されるようにしている。
【0022】図5及び図6を参照するに、ボルト650
はボルト560の間に位置し、変換器保持器60のキャ
ップ160を回して変換器150が配管15に緊縛され
るときに軌条170が捩れるのを防ぐ逆トルク部材とし
て機能する。ボルト650は、部分350a及び350
bに貫通され外部管壁260に当接する。ノッチ付きく
ぼみ660は、またボルト650のボルト頭部670の
中に形成され、ボルト650を締め付けるために適当な
工具がその中に挿入されることを可能にする。
【0023】図7を参照するに、6個の変換器150、
好ましくは乾式結合した変換器、は、外部管壁260の
回りに円周方向に間隔をおいて配置されている。各変換
器150は、別の変換器150と組み合わされており、
変換器150の組合対(151a,151b;152
a,152b及び153a,153b)を形成する。い
ずれの組合対においても、1個の送信変換器151a,
152a,153aと1個の受信変換器151b,15
2b,153bがある。しかしながら、各変換器は、受
信器又は送信器として設計されていても、信号を送信す
ることも受信することもともにできる。各送信変換器1
51a,152a,153aは、配管15を挟んで1個
の受信変換器151b,152b,153bに直接向き
合っている。例えば、送信変換器151aは、受信変換
器151bの真向かいにある。変換器150の組合対の
数は変動可能であり、この実施例では6個の変換器15
0が使用される。
【0024】パルス発生器/前置増幅器700は、同軸
ケーブル690を介して各送信変換器151a,152
a,153aに接続され、そしてパルス発生器/前置増
幅器700は、送信パルスを発生し、ケーブル690を
通して送信変換器151a,152a,153aの各々
へ送る。このパルスは、各送信変換器151a,152
a,153aをして送信信号(即ち音響波面)を発生せ
しめる。パルス発生器/前置増幅器700がこの送信パ
ルスを送るのと同時に、パルス発生器/前置増幅器70
0は、経過時間処理を始めるためにケーブル715を介
して信号処理器710に信号を送る。この経過時間処理
は、波が管壁280を貫き、管内径(d)を横切り、再
び管壁280を貫いて伝播するに要する時間を測定す
る。そして各受信変換器151b,152b,153b
は、対応する送信変換器151a,152a,153a
から送られた送信音響波面を受信し、このため受信変換
器151b,152b,153bは、ケーブル720を
介して経過時間信号をパルス発生器/前置増幅器700
に送り、ここでその信号は増幅や瀘波といった調整を受
ける。パルス発生器/前置増幅器700は、調整ずみ信
号をケーブル730を介して信号処理器710に送り、
信号処理器710に経過時間処理を終わらせる合図とし
ている。信号処理器710はそれから、各送信変換器1
51a,152a,153aが送信信号を発信した時刻
と各受信変換器151b,152b,153bが対応す
る送信信号を受信した時刻との間に経過した時間を測定
する。この情報から信号処理器710は、各送信変換器
151a,152a,153aから送られた送信信号
の、内部管壁270と内部管壁270の半径方向反対位
置との間における、伝播速度を測定する。この速度は、
配管15の内径(d)を配管15の内径に沿って伝播す
る送信信号の経過時間で割ることにより決定される。管
肉280を貫通する伝播時間は、管壁を通る送信信号の
伝播時間を推定することによって明確にされる。伝播速
度が測定されれば、信号処理器710は式(1)のよう
な既知の関係から温度を測定することができる。3個の
信号から決定されたそれぞれの温度は、それから当分野
でよく知られた方法により平均化される。3個の変換器
150の場合、3個のそれぞれの温度を加算し、3(数
字)で割ることによって平均化が行われる。この温度の
読みは、それから読み出しの為に表示及び記録装置(図
示しない)に送られる。
【0025】変形実施例においては図8を参照するに、
1個の変換器150が信号を送信しかつ同一の反射信号
を受信するために用いられる。信号が送られ、内部管壁
270で反射され、そして同一の変換器150により受
信される。温度は、送信変換器と受信変換器とがともに
あるときに上述された方法と同じ方法によって測定され
る。
【0026】本発明の利点は、もしあれば、既に設置さ
れている抵抗温度計を使用して、原子炉出力ゼロすなわ
ち温度流れが存在していない状態での超音波装置の一点
較正を提供し、3個の抵抗温度計が設置されていれば3
個の抵抗温度計の総てについて同一の温度を示す。測定
された音速から温度を決定するために使用される式
(1)における一又は複数の係数は、必要があれば、較
正点での抵抗温度計の読みに一致するように調整され
る。多くの場合、抵抗温度計の読みは本発明による読み
のチェック値としてのみ用いられ、バックアップ装置と
して作動する。本発明とそれによる多くの利点は、前述
の説明から理解されると考える。そして本発明の精神及
び範囲から離れる事なくあるいは重要な利点を犠牲にす
る事なく形状、構造及び配置において種々の変更がなさ
れ得ることは明らかであろう。前述の形状は単に本発明
の好ましい又は説明のための実施例である。従って、配
管の内部の温度を測定するための非貫入型超音波温度測
定装置が提供されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】代表的原子力発電所の一部の概念的系統図であ
る。
【図2】変換器保持器の部分立断面図を含む立面図であ
る。
【図3】配管の立断面図を含む本発明の非貫入型装置の
図面である。
【図4】図3の部分詳細図である。
【図5】本発明の温度測定装置を保持するための非貫入
型装置の斜視図である。
【図6】図5の6ー6線に沿う立断面図である。
【図7】本発明の非貫入型超音波温度測定装置の系統図
である。
【図8】1個の変換器を用いる本発明の変形実施例を示
す図である。
【符号の説明】
10 原子炉容器 15 配管 35 配管 60 変換器保持器 150 変換器 151a 送信変換器 151b 受信変換器 152a 送信変換器 152b 受信変換器 153a 送信変換器 153b 受信変換器 700 パルス発生器/前置増幅器 710 信号処理器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・エフ・デュデック アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、ピッ ツバーグ、シャロン・ドライブ 232 (72)発明者 ウォルター・ジー・ライマン アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、モン ロービル、ボルプ・ドライブ 109

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁をもつ原子力発電プラントの容器の中
    の液体のための非貫入型温度測定装置であって、(a)
    前記容器を直径方向に伝播し、該容器の壁で反射し、受
    信される第一の信号を発生する変換器であって、該変換
    器によって受信された該第一の信号は温度を測定するた
    めの手段として使用される変換器と、(b)前記変換器
    を作動可能に受け入れる変換器保持手段と、(c)前記
    変換器保持手段を前記容器に取り付ける取り付け手段と
    からなり、前記変換器と前記変換器保持手段と前記取り
    付け手段は前記容器の完全な外側にある非貫入型温度測
    定装置。
  2. 【請求項2】 原子力発電プラントの容器の中に含まれ
    る液体の温度を測定するための方法であって、(a)前
    記容器の中に第一の信号を送信する工程と、(b)前記
    第一の信号を受信する工程と、(c)前記第一の信号が
    前記容器の直径を伝播するために要した経過時間を測定
    する工程と、(d)測定された前記経過時間から前記液
    体の温度を計算する工程と、からなる温度測定方法。
JP6277219A 1993-10-18 1994-10-18 非貫入型温度測定装置及び温度測定方法 Pending JPH07260597A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13733993A 1993-10-18 1993-10-18
US08/137339 1993-10-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07260597A true JPH07260597A (ja) 1995-10-13

Family

ID=22476947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6277219A Pending JPH07260597A (ja) 1993-10-18 1994-10-18 非貫入型温度測定装置及び温度測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07260597A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1048009A (ja) * 1996-08-02 1998-02-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 超音波温度流速計
JPH1090082A (ja) * 1996-09-20 1998-04-10 Toshiba Corp 温度計測装置
JP2006170627A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Okazaki Mfg Co Ltd 真空断熱温度センサー
WO2017155643A1 (en) 2016-03-10 2017-09-14 Westinghouse Electric Company Llc Reactor coolant system piping temperature distribution measurement system

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61219843A (ja) * 1985-03-19 1986-09-30 フラマトーム 超音波を用いて包囲体内の流体の温度を測定する方法及び装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61219843A (ja) * 1985-03-19 1986-09-30 フラマトーム 超音波を用いて包囲体内の流体の温度を測定する方法及び装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1048009A (ja) * 1996-08-02 1998-02-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 超音波温度流速計
JPH1090082A (ja) * 1996-09-20 1998-04-10 Toshiba Corp 温度計測装置
JP2006170627A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Okazaki Mfg Co Ltd 真空断熱温度センサー
WO2017155643A1 (en) 2016-03-10 2017-09-14 Westinghouse Electric Company Llc Reactor coolant system piping temperature distribution measurement system
KR20180114959A (ko) * 2016-03-10 2018-10-19 웨스팅하우스 일렉트릭 컴퍼니 엘엘씨 원자로 냉각재 시스템 배관 온도 분배 측정 시스템
CN108780668A (zh) * 2016-03-10 2018-11-09 西屋电气有限责任公司 反应堆冷却剂系统管道温度分布测量系统
JP2019507877A (ja) * 2016-03-10 2019-03-22 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 原子炉冷却系配管温度分布測定システム
EP3427270A4 (en) * 2016-03-10 2019-12-04 Westinghouse Electric Company Llc SYSTEM FOR TEMPERATURE DISTRIBUTION MEASUREMENT OF REACTOR COOLING SYSTEM PIPING
US11011280B2 (en) 2016-03-10 2021-05-18 Westinghouse Electric Company Llc Reactor coolant system piping temperature distribution measurement system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3715647B2 (ja) 一時的クロストーク分離手段を持つ超音波変換装置
EP0598720B1 (en) Nonintrusive flow sensing system
EP3167256B1 (en) Flow rate measurement in a volume
US20110271769A1 (en) Flow measuring apparatus
US20060079815A1 (en) Ultrasonic cavitating apparatus and ultrasonic doppler flow measurement system
US7185547B2 (en) Extreme temperature clamp-on ultrasonic flowmeter transducer
Mahadeva et al. Further studies of the accuracy of clamp-on transit-time ultrasonic flowmeters for liquids
CN109931896A (zh) 一种高温或低温被测管道壁厚检测方法、设备及系统
BR112012015646B1 (pt) aparelho de medição
CN108780668A (zh) 反应堆冷却剂系统管道温度分布测量系统
JPS58783A (ja) ガンマ線センサのための多接点熱電対
JPH07260597A (ja) 非貫入型温度測定装置及び温度測定方法
US8820175B1 (en) Sensor for two-phase flow measurements
JPS61219843A (ja) 超音波を用いて包囲体内の流体の温度を測定する方法及び装置
WO2021057288A1 (zh) 一种管道蠕变测量系统及方法
JP3469405B2 (ja) 温度計測装置
JP3004984B1 (ja) 超音波温度計測装置
Melnikov et al. Waveguide ultrasonic liquid level transducer for nuclear power plant steam generator
Dean et al. Hockey stick developments extend range, improve accuracy of clamp-on flow measurements
JP2016001136A (ja) 原子力プラントの検査装置取付け方法及び検査装置取付け構造
CN114414028B (zh) 基于亚波长尺度的声波导管管内介质声速测量装置及方法
CN109506769B (zh) 一种超常条件下液体介质内声场测定方法
KR20110077710A (ko) 외장형 다회선 초음파 유량센서 및 그 설치 방법
Lancaster High Resolution Distributed Temperature Measurements Using Optical Fibers In A Molten Salt Forced Convection Environment
Lynnworth et al. Improved shear wave hockey stick transducer measures liquid flow and liquid level