JPH07254065A - 画像検出装置および方法 - Google Patents

画像検出装置および方法

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JPH07254065A
JPH07254065A JP6068113A JP6811394A JPH07254065A JP H07254065 A JPH07254065 A JP H07254065A JP 6068113 A JP6068113 A JP 6068113A JP 6811394 A JP6811394 A JP 6811394A JP H07254065 A JPH07254065 A JP H07254065A
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JP
Japan
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JP6068113A
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English (en)
Inventor
Manabu Sakaguchi
学 坂口
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 処理対象の画像において、指定された画像と
一致する画像を高速にかつ比較的少ない処理量で検出す
る。 【構成】 処理対象データの中から、候補ラン(目的画
像を構成する画素列と一致度の高い画素列)がワーク・
メモリから読み出される(ステップ22)。指定された基
準画像が計算によって求められた拡大/縮小率kで拡大
または縮小される(ステップ24)。この拡大または縮小
された基準画像と候補ランの近傍領域の画像とがテンプ
レート・マッチングされる(ステップ25)。そして、マ
ッチングの結果、一致すると判断されると(ステップ26
でYES )、一致する画像の中心画素の座標がワーク・メ
モリに記憶される(ステップ27)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は、画像データにおいて、指定さ
れた画像と一致する画像を検出する装置および方法に関
する。
【0002】
【従来技術】画像の中から特定のパターンの画像を検出
する方法として、従来は、次の第1および第2の二つの
方法があった。
【0003】第1の方法では、検出したいパターンを表
す画像(以下「目的画像」という)があらかじめ用意さ
れる。そして、目的画像と同じ大きさのウィンドウが、
処理対象となる画像(以下「対象画像」という)の端か
ら端までくまなく走査されて、ウィンドウ内の画像と目
的画像とが一致するかどうかが調べられる。この第1の
方法では、目的画像と大きさおよび形状が同一の画像を
検出することができる。しかし、この方法では、目的画
像と大きさの点で異なる相似形の画像を検出することは
できない。相似形の画像を検出するためには、縮小、拡
大率の異なる多くの相似形の画像をあらかじめ用意して
おく必要がある。また、大きさの異なる複数の画像のそ
れぞれについて、対象画像上を走査して、一致するかど
うかを調べる必要がある。このため、1回の検出処理が
膨大となり、処理に要する時間が長くなる。
【0004】第2の方法では、対象画像にラベリング処
理が施される。色や濃度が同じである連接した画素群
(対象画像を構成する部分画像)のそれぞれに一つずつ
異なるラベルが付けられる。その後、ラベルが付けられ
た部分画像のそれぞれについて、面積密度、円形率等の
特徴量が求められる。この特徴量を評価することによっ
て、部分画像が目的画像と一致するものかどうかが調べ
られる。しかし、この第2の方法では、対象画像全体に
対して、ラベリング処理および特徴量の算出を行う必要
があり、処理が膨大となる。また、1回の検出処理に要
する時間が長くなる。
【0005】
【発明の開示】この発明は、処理対象の画像において、
指定された画像と一致する画像を高速にかつ比較的少な
い処理量で検出することを目的とする。
【0006】この発明による画像検出装置は、複数の画
素からなる第1の画像において、指定された第2の画像
と一致する画像を検出する装置であって、上記第1の画
像を表す画像データおよび上記第2の画像を表す画像デ
ータを記憶する画像データ記憶手段、上記第2の画像を
構成する複数の画素列の中から、一つの第1の画素列を
指定する第1の指定入力手段、上記第1の画素列の中か
ら、一致度算出のための基準となる、一つの画素または
複数の画素からなる第2の画素列を指定する第2の指定
入力手段、上記第1の画像の中から、一致度算出の対象
となる、一つの画素または複数の画素からなる第3の画
素列を検出する検出手段、上記第2の画素列の画素数と
上記第3の画素列の画素数とが異なる場合には、これら
の画素数が同数になるように、上記第1の画素列を拡大
または縮小する第1の拡大/縮小手段、上記第1の画素
列または拡大もしくは縮小された第1の画素列と、上記
第3の画素列または上記第3の画素列に第3の画素列の
両端に連接する画素列を加えた画素列とを比較し、これ
らの一致度を算出する一致度算出手段、上記算出された
一致度があらかじめ定められた所定の値よりも大きい高
一致度の第3の画素列に関して、上記第1の拡大/縮小
手段による拡大または縮小が行われた場合には、この拡
大または縮小したのと同じ拡大/縮小率で、上記第2の
画像を拡大または縮小する第2の拡大/縮小手段、なら
びに上記第2の画像または拡大もしくは縮小された第2
の画像と、上記第1の画像における上記高一致度の第3
の画素列の近傍領域の画像とのマッチングを行うマッチ
ング手段を備えている。
【0007】この発明による画像検出方法は、複数の画
素からなる第1の画像において、指定された第2の画像
と一致する画像を検出する方法であって、上記第1の画
像を表す画像データおよび上記第2の画像を表す画像デ
ータを画像データ記憶手段にあらかじめ記憶しておき、
上記第2の画像を構成する複数の画素列の中から、一つ
の第1の画素列をあらかじめ指定しておき、上記第1の
画素列の中から、一致度算出のための基準となる、一つ
の画素または複数の画素からなる第2の画素列をあらか
じめ指定しておき、上記第1の画像の中から、一致度算
出の対象となる、一つの画素または複数の画素からなる
第3の画素列を検出し、上記第2の画素列の画素数と上
記第3の画素列の画素数とが異なる場合には、これらの
画素数が同数になるように、上記第1の画素列を拡大ま
たは縮小し、上記第1の画素列または拡大もしくは縮小
した第1の画素列と、上記第3の画素列または上記第3
の画素列に第3の画素列の両端に連接する画素列を加え
た画素列とを比較し、これらの一致度を算出し、上記算
出した一致度があらかじめ定められた所定の値よりも大
きい高一致度の第3の画素列に関して、上記第1の拡大
/縮小手段による拡大または縮小を行った場合には、こ
の拡大または縮小したのと同じ拡大/縮小率で、上記第
2の画像を拡大または縮小し、上記第2の画像または拡
大もしくは縮小した第2の画像と、上記第1の画像にお
ける上記高一致度の第3の画素列の近傍領域の画像との
マッチングを行うものである。
【0008】第1画像(対象画像)および第2の画像
(目的画像)が二値画像の場合には、上記第2の指定入
力手段によって指定された第2の画素列(1つの画素ま
たは複数の画素)および上記検出手段によって検出され
る第3の画素列(1つの画素または複数の画素)は、ラ
ンであることが好ましい。ランとは、黒画素に着目した
場合には、1つの黒画素(値が1である画素)または複
数の連続する黒画素からなる画素列をいう。
【0009】画像データ記憶手段には、半導体メモリ、
光メモリ、磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置
等が含まれる。第1および第2の指定入力手段には、キ
ーボード、マウス、入力ペン等が含まれる。
【0010】この発明によると、第2の画像(目的画
像)を構成する複数の画素列の中から、一つの第1の画
素列が指定される。そして、前段処理として、第1の画
素列またはこの第1の画素列を拡大もしくは縮小した画
素列と一致度の高い画素列が第1の画像中に存在するか
どうかが調べられる。一致度は、あらかじめ定められた
評価関数を、比較される二つの画素列に適用することに
より算出される。
【0011】評価関数には、比較される二つの画素列
(第1の画素列または拡大もしくは縮小された第1の画
素列と、上記第3の画素列または上記第3の画素列に第
3の画素列の両端に連接する画素列を加えた画素列)に
おいて一致する画素数(一方の画素列における画素の値
と、この画素に対応する他方の画素列の画素の値とが一
致する画素の数)を求めるもの、この一致画素数の画素
列全体に対する割合を求めるもの、一方の画素列を拡大
または縮小した場合には一致画素数を拡大/縮小率で割
った値を求めるもの等が含まれる。評価関数の値、すな
わち一致度の値が大きいほど、比較される二つの画素列
の一致度は高いことになる。
【0012】また、比較される二つの画素列の不一致度
を求めることもできる。不一致度を求める評価関数とし
て、比較される二つの画素列における不一致画素数(一
方の画素列における画素とこの画素に対応する他方の画
素列の画素との値が一致しない画素の数)を求めるも
の、この不一致画素数の画素列全体に対する割合を求め
るもの、一方の画素列を拡大または縮小した場合には不
一致画素数を拡大/縮小率で割った値を求めるもの等が
ある。評価関数の値、すなわち不一致度の値が小さいほ
ど、比較される二つの画素列は高い一致度を有すること
になる。
【0013】つぎに、後段処理として、第1の画像(対
象画像)において、上記一致度があらかじめ定められた
所定の値よりも大きい高一致度の第3の画素列があると
判断されると、第2の画像または拡大もしくは縮小され
た第2の画像と、第1の画像における上記高一致度の第
3の画素列の近傍領域の画像とのマッチングが行われ
る。
【0014】近傍領域として、あらかじめ定められたn
×m画素(n、mは正の整数)からなる領域を指定して
おくこともできる。また、第2の画像または拡大もしく
は縮小された第2の画像がi×j画素(i、jは正の整
数)からなる場合には、上記高一致度画素列を中心に横
方向(x方向)に±i画素および縦方向(y方向)に±
j画素からなる領域を近傍領域とすることもできる。
【0015】上記マッチングの一方法として、テンプレ
ート・マッチングがある。また、他の方法として、上記
高一致度の第3の画素列に関して、上記第3の画素列ま
たは上記第3の画素列に第3の画素列の両端に連接する
画素列を加えた画素列に基づいてラベリング処理を施
し、上記第2の画像または拡大もしくは縮小された第2
の画像の特徴量と、上記ラベリング処理によってラベリ
ングした画像の特徴量とを比較することによって行うも
のがある。
【0016】一致する画像が第1の画像における上記近
傍領域に存在するならば、一致する画像を代表するデー
タ(例えば、一致する画像の中心の座標等)をメモリ等
に記憶することもできる。
【0017】このように、この発明によると、前段処理
によって、後段処理(マッチング処理)を行うべき位置
が特定され、この特定された位置の近傍領域においての
み後段処理が行われる。したがって、第1の画像(対象
画像)のすべてについて後段処理を行う必要はなくなる
ので、テンプレート・マッチングまたはラベリング処理
および特徴量に基づくマッチングの処理量を減らすこと
ができる。また、前段処理は画素列(一次元画像)どう
しの比較であり、二次元画像どうしの比較よりも高速に
行うことができる。したがって、画像検出処理全体の処
理量を減少させることができ、検出処理を高速に行うこ
とができる。
【0018】さらに、画像の大きさが一致しない場合に
は、第2の画像(目的画像)が拡大または縮小されるの
で、大きさの異なる相似形の画像をあらかじめ多数用意
しておく必要もない。また、これらの相似形の画像のそ
れぞれについて、マッチング処理を行う必要もない。し
たがって画像検出処理を高速に行うことができる。
【0019】この発明の一実施態様においては、この発
明は電子写植機から与えられる画像データにおいて、印
刷校正用記号(例えば、げた文字等)を検出する装置ま
たは方法に応用される。この場合には、上記第1の画像
を表す画像データは、電子写植機から与えられ、上記第
2の画像を表す画像データは、印刷校正用記号を表すも
のとなる。
【0020】
【実施例の説明】この発明を、電子写植機から与えられ
た画像データに含まれる特定の文字の検出に適用した実
施例について説明する。とくに、ここでは特定の文字と
して「げた文字」を例にとり、その検出処理について説
明する。「げた文字」とは、原稿に含まれる文字の中
で、その文字に対応する文字フォントが電子写植機に用
意されていないときに、電子写植機が校正を行う操作者
に文字フォントがないことを示すために代替して用いる
文字である。
【0021】図1は、画像検出装置の電気的構成を示す
ブロック図である。この画像検出装置は、画像メモリ1
(RAM等)、ワーク・メモリ2(RAM等)、外部記
憶装置3(磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置
等)、CPU4、ROM5、VRAM6、表示装置7
(CRT表示装置、液晶表示装置等)および入力装置8
(キーボード、マウス、入力ペン等)を備えている。上
記の各回路間ないしは装置間(例えば外部記憶装置3と
CPU4との間、入力装置8とCPU4との間等)には
必要ならばインタフェース回路が設けられるが、その記
載は省略している。
【0022】画像メモリ1には、電子写植機から与えら
れた、二次元画像を表す画像データが記憶される。この
画像データは、複数の画素データから構成されている。
この実施例では、各画素データは1ビットの二値データ
であるとする。このように、電子写植機から与えられる
画像データは、ビット・マップ・イメージ・データであ
る。この画像データをVRAM6に書き込むことによっ
て、表示装置7に二次元画像を表示することができる。
【0023】図5は、表示装置7の表示画面に表示され
た画像データの一例を示している。表示装置7およびV
RAM6によって、ビット・マップ・ディスプレイ装置
が構成されている。VRAM6を構成する各ビット(記
憶セル)が、表示装置7の各画素に1対1に対応してい
る。VRAM6のビットに値1がセットされると、その
ビットに対応する表示装置7の画素は黒く表される。V
RAM6のビットに値0がセットされると、そのビット
に対応する表示装置7の画素は白く表される。以下で
は、値1をもつ画素を黒画素と、値0をもつ画素を白画
素とそれぞれよぶことがある。
【0024】表示装置7における各画素には、座標が割
り当てられている。表示画面の左上コーナの画素を原点
(座標(0,0))として、左から右に横方向にX軸
が、上から下に向かって縦方向にY軸がとられている。
表示画面が例えば 640×480 の画素をもつならば、右下
コーナの画素は座標(639 ,479 )となる。
【0025】画像メモリ1およびVRAM6のそれぞれ
において先頭のアドレスの記憶セル(ビット)に記憶さ
れている画素データは、座標(0,0)の画素に表示さ
れる。そして、アドレスの増加に伴い、各アドレスに対
応する記憶セルに記憶されている画素データは、ラスタ
方向に沿って各画素にそれぞれ表示される。後に詳述す
る「げた文字」の検出処理においては、画像メモリ1に
おける画像データの走査方向は表示画面におけるラスタ
方向の走査方向と一致しているものとする。
【0026】図5の符号10で示される枠内の文字「画」
の右横に表されている文字は、げた文字である。図6
は、図5の符号10で示される枠の部分を拡大したもので
ある。図6に示す各升目は1つの画素である。ここで
は、黒画素を、ハッチングを施した画素で表している。
他の図面(図7〜図10、図12および図13)においても、
黒画素を、ハッチングを施した画素で表している。
【0027】ワーク・メモリ2には、後に詳述する基準
一次元テンプレート、基準ラン、候補ランの始点座標等
の、検出処理において生成されるデータが記憶される。
【0028】外部記憶装置3には、検出したいパターン
画像(以下「基準画像」という)を表す画像データ(以
下「基準画像データ」という)が記憶されている。この
外部記憶装置3には、げた文字を含む種々の文字(漢
字、ひらがら、アルファベット等)や記号を表す基準画
像データが記憶されている。また、操作者は、任意の基
準画像データを作成して、外部記憶装置3にあらかじめ
記憶しておくことができる。図7の左側に示す画像は、
げた文字を表す基準画像である。
【0029】ROM5には、後に詳述するげた文字の検
出処理プログラムがあらかじめ記憶されている。CPU
4は、このプログラムにしたがってげた文字の検出処理
を行う。
【0030】操作者は、げた文字の検出処理をこの画像
検出装置によって行う前に、外部記憶装置3に記憶され
た基準画像データの中から、げた文字を表す基準画像デ
ータを入力装置8を用いて選択する。げた文字を表す基
準画像データが外部記憶装置3に記憶されていない場合
には、操作者は、げた文字を表す基準画像データを作成
することになる。
【0031】次に、操作者は、げた文字を表す基準画像
を構成する複数の画素列の中から、その基準画像の特徴
を最もよく表すと思われる一次元の画素列(以下「基準
一次元テンプレート」という)を選択する。図7では、
上から第6段目の横1列に並ぶ画素列が、基準一次元テ
ンプレートとして選択されている。選択された基準一次
元テンプレートは、ワーク・メモリ2に記憶される。
【0032】さらに操作者は、選択した基準一次元テン
プレートから基準となるラン(ランとは、1つの黒画素
または黒画素が横方向(x方向)に少なくとも2つ以上
連なったものという)を指定する。以下、指定された基
準となるランを「基準ラン」という。図7では、左端A
から右端Bまでの画素列が基準ランである。そして、基
準ランの画素数(長さ)Lが求められる。図7では、L
=7となる。基準ランおよびその画素数Lは、ワーク・
メモリ2に記憶される。
【0033】これらの前処理の後に、げた文字の検出処
理がCPU4によって行われる。図2〜図4は、CPU
4による検出処理の流れを示すフローチャートである。
【0034】画像メモリ1に記憶された画像データ(図
5)(以下「処理対象データ」という)をラスタ方向に
走査するために、走査開始座標が(0,0)にセットさ
れる(ステップ11)。続いて、走査している座標が最終
座標かどうかが判定される(ステップ12)。例えば、処
理対象データが 640×480 の画素数を有するならば、最
終座標は(639 ,479 )となる。走査している座標が最
終座標でなければ(ステップ12でNO)、ラスタ方向への
走査が続けられる(ステップ13)。
【0035】ラスタ方向の走査は、ランが処理対象デー
タ中で検出されるまで続けられる(ステップ14)。ラン
が検出されると(ステップ14でYES )、そのラン(以下
「着目ラン」という)の左端の画素の座標(以下、単に
「始点座標」という)と右端の画素の座標(以下、単に
「終点座標」という)とが求められる(ステップ15)。
この始点座標と終点座標に基づいて、着目ランの画素数
(長さ)mが求められる(ステップ17)。例えば、図6
のランC1 の画素数mはm=26となる。またランC2 に
ついては、m=2となる。同様にして、ランC3 につい
てはm=1、ランC4 〜C10についてはm=12となる。
【0036】求められた着目ランの画素数mに基づい
て、比較(マッチング)のための拡大/縮小率k=m/
Lが求められる(ステップ17)。ランC1 についてはk
=26/7となる。また、ランC2 についてはk=2/7 、ラ
ンC3 についてはk=1/7 、ランC4 〜C6 については
k=12/7にそれぞれなる。
【0037】続いて、ワーク・メモリ2に記憶された基
準一次元テンプレートが、この拡大/縮小率kの値に基
づいて、x方向(横方向)にk倍(拡大または縮小)さ
れる(ステップ18)。拡大または縮小するのは、基準一
次元テンプレートの基準ランの画素数を、処理対象デー
タ中の着目ランの画素数と一致させるためである。
【0038】図8(A) は、着目ランC1 の長さにしたが
って、k(=26/7)倍に拡大された基準一次元テンプレ
ートを示している。また、図8(B) は着目ランC2 の長
さにしたがって、k(=2/7 )倍に縮小された基準一次
元テンプレートを、図8(C)は着目ランC3 の長さにし
たがって、k(=1/7 )倍に縮小された基準一次元テン
プレートをそれぞれ示している。基準一次元テンプレー
トをk倍することによって小数点以下の端数が生じた場
合には、切捨て、切上げおよび四捨五入のいずれか一つ
が行われる。これにより、k倍後の基準一次元テンプレ
ート全体の画素数ならびに黒い部分の画素数および白い
部分の画素数がそれぞれ整数値にされる。ここでは、四
捨五入が行われている。ただし、図8(B) および(C) の
両端にそれぞれある白画素やこれらの白画素に隣接する
黒画素(ラン)のように、縮小した後に四捨五入すると
画素数が0になる場合には、切上げが行われ、画素数が
1にされる。
【0039】続いて、拡大または縮小された基準一次元
テンプレートと、着目ランおよびその両端に連接する画
素列からなる一次元画素列とが比較され、整合するかど
うか調べられる(ステップ19)。例えば、着目ランC1
の場合には、図8(A) に示すように、26/7倍された基準
一次元テンプレートの基準ランと着目ランC1 とが一致
させられる。また、基準一次元テンプレートにおいて基
準ランの両端(−x方向および+x方向)に連接する画
素列と、着目ランC1 の左(−x方向)に続く画素列C
11(15個の白画素)および右(+x方向)に続く画素列
C12(15個の白画素)とが整合するかどうか調べられ
る。
【0040】整合するかどうかは、あらかじめ定められ
た評価関数の値によって決定される。この評価関数の一
例として以下のものがある。拡大または縮小された基準
一次元テンプレートと、着目ランおよびその両端に連接
する一次元画素列との不一致画素数をa、評価関数を
f、あらかじめ定められたしきい値をSとする。
【0041】 f=a/k …(1) f≦Sの場合には整合すると判断される。 f>Sの場合には整合しないと判断される。
【0042】上記の評価関数に基づいて、整合するかど
うかが判断される(ステップ20)。ここでは、このしき
い値をS=2とする。f≦Sならば(ステップ20でYES
)、その着目ランの始点座標、終点座標および拡大/
縮小率kの値がワーク・メモリ2に記憶される。f>S
ならば(ステップ20でNO)、記憶は行われない。例え
ば、図8(A) では、不一致画素数は8であり、この値を
k=26/7で割った値は2.15となる。したがって、このラ
ンC1 の始点座標、終点座標および拡大/縮小率kの値
はワーク・メモリ2に記憶されない。
【0043】このようにして、処理対象データ中に存在
する各ランについて、上述の処理が行われていく。ラン
C2 およびC3 についても比較が行われる。これらのラ
ンについての不一致画素数は図8(B) および(C) にそれ
ぞれ示すように、3および2にそれぞれなる。そして、
評価関数の値は10.5および14にそれぞれなる。したがっ
て、これらのランについてのステップ20における判定は
ともにNOとなる。また、ランC4 についての不一致画素
数は図9(A) に示すように6となり、ステップ20におけ
る判定はNOとなる。
【0044】さらに、ランC5 およびC10については、
不一致画素数は2(図9(B) )、評価関数の値は1.2 に
それぞれなり、ステップ20の判定はYES となる。したが
って、ランC5 の始点座標、終点座標および拡大/縮小
率k(=12/7)の値はワーク・メモリ2に記憶される。
ワーク・メモリ2に記憶されるランを、以下「候補ラ
ン」という。同様に、図9(B) および(C) に示すように
ランC6 〜C9 についての不一致画素数は0、評価関数
の値は0であるので、ステップ20の判定はYES となる。
したがって、これらのランも候補ランとして、その始点
座標等がワーク・メモリ2に記憶される。
【0045】ラスタ走査が最終座標に達し、処理対象デ
ータの全ての画素についての処理が終了すると(ステッ
プ12でYES )、以下の述べる二次元テンプレートによる
マッチング処理が開始される。
【0046】図4に移って、まず未処理の候補ランにつ
いてのデータ(始点座標、終点座標および拡大/縮小率
kの値)がワーク・メモリ2に存在するかどうかが調べ
られる(ステップ22)。ここでは上述の処理の結果、ラ
ンC5 〜C10の6つの候補ランについてのデータが、ワ
ーク・メモリ2に記憶されている。この場合に、ステッ
プ22の判定はYES となり、ワーク・メモリ2から一つの
候補ランについての始点座標、終点座標および拡大/縮
小率kの値が読み出される(ステップ23)。
【0047】まず候補ランC5 についてのこれらのデー
タがワーク・メモリ2から読み出される。読み出された
拡大/縮小率kの値(=12/7)に基づいて、外部記憶装
置3に記憶された「げた文字」の基準画像データ(図7
の左側)が、x方向(横方向)およびy方向(縦方向)
にそれぞれk倍(拡大または縮小)される(ステップ2
4)。この拡大または縮小は、上述の基準一次元テンプ
レートの拡大または縮小と同様の方法で行われる。k
(=12/7)倍に拡大された基準画像データ(以下「基準
二次元テンプレート」という)が、図10に示されてい
る。
【0048】続いて、基準二次元テンプレートと整合す
るパターンが処理対象データ中に存在するかどうかが、
テンプレート・マッチングによって調べられる(ステッ
プ25)。このテンプレート・マッチングは、候補ランの
始点座標の近傍領域および終点座標の近傍領域において
それぞれ行われる。例えば、処理対象データにおいて、
各文字、記号等がi×j画素(i,jは正の整数)の範
囲内で表されている場合には、基準二次元テンプレート
と同じ大きさのウィンドウが、候補ランの始点座標を中
心にx方向(横方向)に±i画素およびy方向(縦方
向)に±j画素ずつそれぞれ移動する。また、上記ウィ
ンドウは、終点座標を中心にx方向(横方向)に±i画
素およびy方向(縦方向)に±j画素ずつそれぞれ移動
する。そして、各位置で、ウィンドウ内の画像と基準二
次元テンプレートとが整合するかどうかが調べられる。
上記iおよびjの値を、基準二次元テンプレートの縦の
画素数および横の画素数に基づいてそれぞれ定めること
もできる。
【0049】整合するパターンには、基準二次元テンプ
レートと完全に合同の画像(不一致画素数が0の画像)
だけでなく、不一致画素が存在しても評価関数の関数値
があらかじめ定められた値以下となる画像も含まれる。
この評価関数として上述した式(1) と同じものを用いる
こともできるし、異なる評価関数を用いることもでき
る。また、上述した式(1) のしきい値Sの値のみを変え
たものを用いることもできる。
【0050】例えば、候補ランC5 の場合には、ウィン
ドウが、図6に示すランC5 の近傍を移動する。図10に
示す基準二次元テンプレートと、図6の右側にあるげた
文字の画像とは合同である。したがって、これらの2つ
の画像は整合することとなる。
【0051】テンプレート・マッチングによって整合す
る画像が発見された場合には(ステップ26でYES )、整
合する画像を代表する座標がワーク・メモリ2に記憶さ
れる(ステップ27)。ワーク・メモリ2に記憶される代
表座標として、整合する画像の中心に位置する画素の座
標や整合する画像の外接長方形の4つのコーナの画素の
座標等が用いられる。そして、次の候補ランについて、
同様の処理が繰り返される。整合する画像が発見されな
い場合には(ステップ26でNO)、ステップ27の処理が行
われることなく、次の候補ランについて同様の処理が繰
り返される。
【0052】候補ランC6 〜C10についても、ランC5
についての処理と同様の処理が行われる。これらの候補
ランについての拡大/縮小率kの値は、ランC5 につい
てのkの値と等しいので、基準二次元テンプレートとし
て図10に示すものと同じものが作成される。したがっ
て、基準二次元テンプレートは図6の右側にあるげた文
字の画像と整合し、ステップ27において記憶される代表
座標としてランC5 の場合と同じ代表座標が記憶され
る。
【0053】ランC5 〜C10の各テンプレート・マッチ
ングにおいて、同じ代表座標が複数得られた場合には、
一つのみをワーク・メモリ2に記憶することもできる。
【0054】すべての候補ランについての処理が終了す
ると、この検出処理は終了する(ステップ22)。
【0055】候補ランを抽出した後に、テンプレート・
マッチングによってマッチングを行うのではなく、比較
される2つの画像の特徴量に基づいてマッチングを行う
こともできる。図11は、この方法による処理の流れを示
すフローチャートである。
【0056】図2および図3に示すステップ11からステ
ップ21の処理が行われた後に、ステップ12の判定がYES
となると、図11に示すステップ22以降の処理が行われ
る。図3に示すステップ21の処理においては、候補ラン
の始点座標、終点座標および拡大/縮小率kの値のほか
に、図9(B) に示す画素列C51、C101 およびC52、C
102 ならびに図9(C) に示す画素列C61〜C91およびC
62〜C92に含まれるランの始点座標および終点座標もワ
ーク・メモリ2に記憶される。
【0057】ステップ23(図11)においては、これらの
候補ランの始点座標、終点座標および拡大/縮小率kの
値のほかに、図9(B) に示す画素列C51、C101 および
C52、C102 ならびに図9(C) に示す画素列C61〜C91
およびC62〜C92に含まれるランの始点座標および終点
座標がワーク・メモリ2から読み出される。
【0058】続いて、読み出された始点座標および終点
座標の画素(ラン)に連接する画素群にラベリング処理
が施される(ステップ31)。例えば、候補ランC5 の場
合には、ランC5 、画素列C51に含まれるランおよび画
素列C52に含まれるランにそれぞれ連接する画素にラベ
リング処理が施される。その結果、図12に示すラベルL
1 およびL2 が付けられた画像が生成される。そして、
このラベリング処理によって生成された画像の特徴量が
求められる(ステップ32)。
【0059】特徴量には、面積密度、円形度、穴数等が
含まれる。面積密度とは、ラベリング処理により生成さ
れた画像の外接長方形(図12の符号R)の面積(Aとす
る)に対するラベルL1 およびL2 が付けられた画像の
面積(Bとする)の比である。すなわち、面積比は次の
ようになる。
【0060】(面積比)=B/A
【0061】円形度は、次の式によって定義される。ラ
ベルL1 およびL2 の付けられた画像の周囲長の総和を
Lとする。
【0062】(円形度)=4πA/L2
【0063】穴数とは、一つのラベルが付けられた画像
の中に存在する穴(白画素の連接した領域)の数であ
る。
【0064】続いて、ワーク・メモリ2から読み出され
た拡大/縮小率kの値に基づいて、外部記憶装置3に記
憶された基準画像データがk倍される(ステップ34)。
そして、このk倍された基準画像データについても、上
記と同様に特徴量が求められる(ステップ34)。
【0065】そして、ステップ33およびステップ34でそ
れぞれ求められた特徴量が比較され、一致するかどうか
が判定される(ステップ35)。2つの画像の各特徴量が
全く同一である場合のほかに、2つの画像の各特徴量の
差があらかじめ定められた範囲内である場合には、一致
すると判断される。2つの画像の各特徴量の差のいずれ
かがあらかじめ定められた範囲内を超える場合には、一
致しないと判断される。
【0066】2つの画像の特徴量が一致すると判断され
た場合には(ステップ36でYES )、上述したステップ27
と同様に、代表座標がワーク・メモリ2に記憶される
(ステップ37)。そして、次の候補ランについての処理
に移る。一致しないと判断された場合には(ステップ36
でNO)、代表座標の記憶は行われず、次の候補ランにつ
いての処理に移る。そして、全ての候補ランについての
処理が終了すると(ステップ22でNO)、検出処理は終了
する。
【0067】ステップ31におけるラベリング処理の後
に、テンプレート・マッチングを行うことによって、基
準画像をk倍した画像と、ラベリング処理により作成さ
れた画像とが一致するかどうかを調べることもできる。
【0068】「げた文字」の検出処理について述べてき
たが、「げた文字」以外の文字、記号等を検出すること
もできる。例えば、文字「画」の検出は、図13に示され
る基準画像、基準一次元テンプレートおよび基準ランを
用いることによって行うことができる。
【0069】また、処理対象データが多階調の画像デー
タ(グレイ・レベル・データ)の場合には、基準画像デ
ータ、基準一元テンプレートおよび基準ランも多階調の
データとすることによって、上述と同様に目的画像を検
出することができる。処理対象データが色彩を有するカ
ラー画像データの場合にも、基準画像データ等をカラー
画像データとすることによって、上述と同様に目的画像
を検出することができる。さらに、グレイ・レベル・デ
ータおよびカラー画像データに二値化処理を施して二値
データとすることにより、上述したのと同様の検出処理
を行い、目的画像を検出することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像検出装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図2】画像検出処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図3】画像検出処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図4】画像検出処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図5】表示装置に表示された画像の一例を示す。
【図6】表示装置に表示された文字「画」および「げた
文字」の拡大画像を示す。
【図7】「げた文字」の基準画像、基準一次元テンプレ
ートおよび基準ランを示す。
【図8】(A) 〜(C) は、基準一次元テンプレートが拡大
または縮小される様子および基準一次元テンプレートと
処理対象データとの比較の様子を示している。
【図9】(A) および(B) は、基準一次元テンプレートが
拡大または縮小される様子および基準一次元テンプレー
トと処理対象データとの比較の様子を示している。
【図10】図7に示す「げた文字」の基準画像を拡大し
た画像を示す。
【図11】画像検出処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図12】ラベリングされた「げた文字」の画像を示
す。
【図13】文字「画」の基準画像、基準一次元テンプレ
ートおよび基準ランを示す。
【符号の説明】
1 画像メモリ 2 ワーク・メモリ 3 外部記憶装置 4 CPU 5 ROM 6 VRAM 7 表示装置 8 入力装置 C1 〜C10 ラン L1 ,L2 ラベル R 外接長方形

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素からなる第1の画像におい
    て、指定された第2の画像と一致する画像を検出する装
    置であって、 上記第1の画像を表す画像データおよび上記第2の画像
    を表す画像データを記憶する画像データ記憶手段、 上記第2の画像を構成する複数の画素列の中から、一つ
    の第1の画素列を指定する第1の指定入力手段、 上記第1の画素列の中から、一致度算出のための基準と
    なる、一つの画素または複数の画素からなる第2の画素
    列を指定する第2の指定入力手段、 上記第1の画像の中から、一致度算出の対象となる、一
    つの画素または複数の画素からなる第3の画素列を検出
    する検出手段、 上記第2の画素列の画素数と上記第3の画素列の画素数
    とが異なる場合には、これらの画素数が同数になるよう
    に、上記第1の画素列を拡大または縮小する第1の拡大
    /縮小手段、 上記第1の画素列または拡大もしくは縮小された第1の
    画素列と、上記第3の画素列または上記第3の画素列に
    第3の画素列の両端に連接する画素列を加えた画素列と
    を比較し、これらの一致度を算出する一致度算出手段、 上記算出された一致度があらかじめ定められた所定の値
    よりも大きい高一致度の第3の画素列に関して、上記第
    1の拡大/縮小手段による拡大または縮小が行われた場
    合には、この拡大または縮小したのと同じ拡大/縮小率
    で、上記第2の画像を拡大または縮小する第2の拡大/
    縮小手段、ならびに上記第2の画像または拡大もしくは
    縮小された第2の画像と、上記第1の画像における上記
    高一致度の第3の画素列の近傍領域の画像とのマッチン
    グを行うマッチング手段、 を備えている画像検出装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の画素列および第3の画素列は
    ランである、 請求項1に記載の画像検出装置。
  3. 【請求項3】 上記マッチング手段は、テンプレート・
    マッチングによってマッチングを行うものである、 請求項1または2に記載の画像検出装置。
  4. 【請求項4】 上記マッチング手段は、上記高一致度の
    第3の画素列に関して、上記第3の画素列または上記第
    3の画素列に第3の画素列の両端に連接する画素列を加
    えた画素列に基づいてラベリング処理を行い、上記第2
    の画像または拡大もしくは縮小された第2の画像の特徴
    量と、上記ラベリング手段によってラベリングされた画
    像の特徴量とのマッチングを行うものである、 請求項1または2に記載の画像検出装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の画像を表す画像データは、電
    子写植機から与えられるものであり、 上記第2の画像を表す画像データは、印刷校正用記号を
    表すものである、 請求項1から4のいずれか1項に記載の画像検出装置。
  6. 【請求項6】 複数の画素からなる第1の画像におい
    て、指定された第2の画像と一致する画像を検出する方
    法であって、 上記第1の画像を表す画像データおよび上記第2の画像
    を表す画像データを画像データ記憶手段にあらかじめ記
    憶しておき、 上記第2の画像を構成する複数の画素列の中から、一つ
    の第1の画素列をあらかじめ指定しておき、 上記第1の画素列の中から、一致度算出のための基準と
    なる、一つの画素または複数の画素からなる第2の画素
    列をあらかじめ指定しておき、 上記第1の画像の中から、一致度算出の対象となる、一
    つの画素または複数の画素からなる第3の画素列を検出
    し、 上記第2の画素列の画素数と上記第3の画素列の画素数
    とが異なる場合には、これらの画素数が同数になるよう
    に、上記第1の画素列を拡大または縮小し、 上記第1の画素列または拡大もしくは縮小した第1の画
    素列と、上記第3の画素列または上記第3の画素列に第
    3の画素列の両端に連接する画素列を加えた画素列とを
    比較し、これらの一致度を算出し、 上記算出した一致度があらかじめ定められた所定の値よ
    りも大きい高一致度の第3の画素列に関して、上記第1
    の拡大/縮小手段による拡大または縮小を行った場合に
    は、この拡大または縮小したのと同じ拡大/縮小率で、
    上記第2の画像を拡大または縮小し、 上記第2の画像または拡大もしくは縮小した第2の画像
    と、上記第1の画像における上記高一致度の第3の画素
    列の近傍領域の画像とのマッチングを行う、 画像検出方法。
  7. 【請求項7】 上記第2の画素列および第3の画素列は
    ランである、 請求項6に記載の画像検出方法。
  8. 【請求項8】 上記マッチングを、テンプレート・マッ
    チングによって行う、請求項6または7に記載の画像検
    出方法。
  9. 【請求項9】 上記マッチングを、上記高一致度の第3
    の画素列に関して、上記第3の画素列または上記第3の
    画素列に第3の画素列の両端に連接する画素列を加えた
    画素列に基づいてラベリング処理を施し、上記第2の画
    像または拡大もしくは縮小した第2の画像の特徴量と、
    上記ラベリング処理によってラベリングした画像の特徴
    量とを比較することによって行う、 請求項6または7に記載の画像検出方法。
  10. 【請求項10】 上記第1の画像を表す画像データは、
    電子写植機から与えられるものであり、 上記第2の画像を表す画像データは、印刷校正用記号を
    表すものである、 請求項6から9のいずれか1項に記載の画像検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2443469A (en) * 2006-11-03 2008-05-07 Messagelabs Ltd Detection of image spam

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7817861B2 (en) 2006-11-03 2010-10-19 Symantec Corporation Detection of image spam

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