JPH07244138A - 光磁界センサ - Google Patents
光磁界センサInfo
- Publication number
- JPH07244138A JPH07244138A JP6030737A JP3073794A JPH07244138A JP H07244138 A JPH07244138 A JP H07244138A JP 6030737 A JP6030737 A JP 6030737A JP 3073794 A JP3073794 A JP 3073794A JP H07244138 A JPH07244138 A JP H07244138A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- case
- fixed
- magneto
- point glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 第1の反射プリズム3、偏光子6、磁気光学
素子8、検光子10、第2の反射プリズム11が、光路
外の少なくとも一箇所に低融点ガラス14を用いてケー
ス15に固定されている光磁界センサ。 【効果】 従来より耐環境性を向上させた光磁界センサ
が得られる。
素子8、検光子10、第2の反射プリズム11が、光路
外の少なくとも一箇所に低融点ガラス14を用いてケー
ス15に固定されている光磁界センサ。 【効果】 従来より耐環境性を向上させた光磁界センサ
が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として送電線、配電
線及び変電所等における故障点検出システムを形成する
ときに用いられる、光磁界センサに関する。
線及び変電所等における故障点検出システムを形成する
ときに用いられる、光磁界センサに関する。
【0002】
【従来の技術】発電所から消費者までの電力輸送経路で
ある変電所、送電線、配電線等での故障点を自動検出す
るため、磁気光学素子を使用した光磁界センサが実用化
されている。この光磁界センサは、短絡等による送電線
周囲の磁界の変化が、磁気光学素子の中を通る光の偏光
面を変化させることを利用して故障を判断するものであ
る。
ある変電所、送電線、配電線等での故障点を自動検出す
るため、磁気光学素子を使用した光磁界センサが実用化
されている。この光磁界センサは、短絡等による送電線
周囲の磁界の変化が、磁気光学素子の中を通る光の偏光
面を変化させることを利用して故障を判断するものであ
る。
【0003】従来の光磁界センサでは、反射プリズム、
偏光子、磁気光学素子、検光子等の光学部品はケース内
に通常エポキシ系樹脂等の接着剤で固定されている(特
許公開平成4年第76476号公報)。また、このケー
スの材料には、通常合成樹脂やセラミクス等が用いられ
ている。
偏光子、磁気光学素子、検光子等の光学部品はケース内
に通常エポキシ系樹脂等の接着剤で固定されている(特
許公開平成4年第76476号公報)。また、このケー
スの材料には、通常合成樹脂やセラミクス等が用いられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常用いられ
るエポキシ系樹脂等の接着剤では、接着固定後時間が経
過すると水分の侵入等により接着強度が低下したり、熱
膨張による光軸ずれや位置ずれの問題が生じる。光磁界
センサは電力輸送経路で用いられる場合、厳しい環境に
晒されることがあり、長期使用での信頼性に欠ける。
るエポキシ系樹脂等の接着剤では、接着固定後時間が経
過すると水分の侵入等により接着強度が低下したり、熱
膨張による光軸ずれや位置ずれの問題が生じる。光磁界
センサは電力輸送経路で用いられる場合、厳しい環境に
晒されることがあり、長期使用での信頼性に欠ける。
【0005】そこで、本発明は、光学部品のケースへの
接着法を改良し、周囲の環境変化による光学特性の変化
が少なく、長期間にわたって安定して高特性を得られ
る、信頼性を高めた光磁界センサを提供することを目的
とする。
接着法を改良し、周囲の環境変化による光学特性の変化
が少なく、長期間にわたって安定して高特性を得られ
る、信頼性を高めた光磁界センサを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の光磁界センサは、第1の反射プリズム3、偏
光子6、磁気光学素子8、検光子10、第2の反射プリ
ズム11が順次ケース15内に固定して構成される光磁
界センサにおいて、上記第1の反射プリズム3、偏光子
6、磁気光学素子8、検光子10、第2の反射プリズム
11が、光路外の少なくとも一箇所に低融点ガラス14
を用いて上記ケース15に固定されている点に特徴があ
る。
の本発明の光磁界センサは、第1の反射プリズム3、偏
光子6、磁気光学素子8、検光子10、第2の反射プリ
ズム11が順次ケース15内に固定して構成される光磁
界センサにおいて、上記第1の反射プリズム3、偏光子
6、磁気光学素子8、検光子10、第2の反射プリズム
11が、光路外の少なくとも一箇所に低融点ガラス14
を用いて上記ケース15に固定されている点に特徴があ
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、第1の反射プリズム3、偏光
子6、磁気光学素子8、検光子10、第2の反射プリズ
ム11が低融点ガラス14によってケース15に固定さ
れ、エポキシ系樹脂等の接着剤を用いないので、前記し
た従来の問題点がなく、信頼性が長期にわたって低下し
ない。
子6、磁気光学素子8、検光子10、第2の反射プリズ
ム11が低融点ガラス14によってケース15に固定さ
れ、エポキシ系樹脂等の接着剤を用いないので、前記し
た従来の問題点がなく、信頼性が長期にわたって低下し
ない。
【0008】
実施例 ・・・ 図1の構成の本発明の光磁界センサを
製造し、耐環境性評価を行った。図2は、図1のA−A
における断面図である。発光素子(図示せず)からの入
力光は光ファイバ1により導かれレンズ2を通って平行
光となり、第1の反射プリズム3に入射する。光は第1
の反射プリズム3により光路を90度曲げられ、偏光子
6に入射する。偏光子6を通過した光は直線偏光とな
り、磁気光学素子8に入射する。
製造し、耐環境性評価を行った。図2は、図1のA−A
における断面図である。発光素子(図示せず)からの入
力光は光ファイバ1により導かれレンズ2を通って平行
光となり、第1の反射プリズム3に入射する。光は第1
の反射プリズム3により光路を90度曲げられ、偏光子
6に入射する。偏光子6を通過した光は直線偏光とな
り、磁気光学素子8に入射する。
【0009】磁気光学素子8は周囲の磁界の変化に応じ
て光に偏光を与え、偏光された光は検光子10に入射
し、検光子10の偏光面に一致する光の成分が通過す
る。検光子10を通過した光は第2の反射プリズム11
により光路を元に戻すように90度曲げられ、レンズ1
2で集光されて光ファイバ13によって受光素子(図示
せず)に導かれる。
て光に偏光を与え、偏光された光は検光子10に入射
し、検光子10の偏光面に一致する光の成分が通過す
る。検光子10を通過した光は第2の反射プリズム11
により光路を元に戻すように90度曲げられ、レンズ1
2で集光されて光ファイバ13によって受光素子(図示
せず)に導かれる。
【0010】光学部品のケース15への固定は、各々の
ホルダー5、7、9に低融点ガラスの粉末を介して位置
調整後、低融点ガラスを電気炉で溶解し、冷却硬化させ
て固定した。
ホルダー5、7、9に低融点ガラスの粉末を介して位置
調整後、低融点ガラスを電気炉で溶解し、冷却硬化させ
て固定した。
【0011】発光素子にはLEDを、第1、第2の反射
プリズム3、11にはガラス製の三角プリズムを、偏光
子6び検光子10には無反射コートを施した偏光ガラス
を、磁気光学素子8には(YtTb)3Fe5O12を、ホ
ルダー5、7、9にはSUS304を、ケース15には
PPS樹脂を用いた。
プリズム3、11にはガラス製の三角プリズムを、偏光
子6び検光子10には無反射コートを施した偏光ガラス
を、磁気光学素子8には(YtTb)3Fe5O12を、ホ
ルダー5、7、9にはSUS304を、ケース15には
PPS樹脂を用いた。
【0012】耐環境性評価は、上記の光磁界センサを、
高温80℃、低温−30℃の各温度でそれぞれ30分間
保持し、このサイクルを1000サイクル繰り返した前
後での挿入損失を測定した。結果を表1に示す。
高温80℃、低温−30℃の各温度でそれぞれ30分間
保持し、このサイクルを1000サイクル繰り返した前
後での挿入損失を測定した。結果を表1に示す。
【0013】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1000サイクル前 1000サイクル後 の挿入損失(dB) の挿入損失(dB) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 8.9 9.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 従来例 9.0 11.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0014】挿入損失は、光磁界センサへ入力した光の
強度をPi、出力された光の強度をPoとして、数1で
表す。
強度をPi、出力された光の強度をPoとして、数1で
表す。
【0015】
【数1】 挿入損失(dB) = −10log(Pi/Po)
【0016】従来例 ・・・ 光学部品の固定にエポキ
シ系樹脂を用いた他は、実施例と同様の光磁界センサを
製造し、同様の評価をした。結果を表1に示す。表1に
示されたように、従来の光磁界センサでは1000サイ
クル後特性がかなり劣化したが、本発明の光磁界センサ
ではほとんど劣化しなかった。
シ系樹脂を用いた他は、実施例と同様の光磁界センサを
製造し、同様の評価をした。結果を表1に示す。表1に
示されたように、従来の光磁界センサでは1000サイ
クル後特性がかなり劣化したが、本発明の光磁界センサ
ではほとんど劣化しなかった。
【0017】
【発明の効果】本発明により、従来より耐環境性を向上
させ、長期にわたって安定して高特性を得られる、信頼
性の向上したた光磁界センサが得られる。
させ、長期にわたって安定して高特性を得られる、信頼
性の向上したた光磁界センサが得られる。
【図1】本発明の光磁界センサの構成を示す図である。
【図2】本発明の光磁界センサの断面図である。
1、13 光ファイバ 2、12 レンズ 3 第1の反射プリズム 6 偏光子 8 磁気光学素子 10 検光子 11 第2の反射プリズム 4、5、7、9 ホルダー 14 低融点ガラス 15 ケース 16 ケース蓋
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の反射プリズム、偏光子、磁気光学
素子、検光子、第2の反射プリズムが順次ケース内に固
定して構成される光磁界センサにおいて、上記第1の反
射プリズム、偏光子、磁気光学素子、検光子、第2の反
射プリズムが、光路外の少なくとも一箇所に低融点ガラ
スを用いて上記ケースに固定されていることを特徴とす
る光磁界センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6030737A JPH07244138A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 光磁界センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6030737A JPH07244138A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 光磁界センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07244138A true JPH07244138A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12311993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6030737A Pending JPH07244138A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 光磁界センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07244138A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6333809B1 (en) | 1996-02-21 | 2001-12-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magneto-optical element |
US6370288B1 (en) | 1996-02-21 | 2002-04-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical magnetic field sensor probe |
-
1994
- 1994-03-01 JP JP6030737A patent/JPH07244138A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6333809B1 (en) | 1996-02-21 | 2001-12-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magneto-optical element |
US6370288B1 (en) | 1996-02-21 | 2002-04-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical magnetic field sensor probe |
US6404190B1 (en) | 1996-02-21 | 2002-06-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical magnetic field sensor probe |
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