JPH0724314U - 動物用自動注射器 - Google Patents

動物用自動注射器

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Publication number
JPH0724314U
JPH0724314U JP6143293U JP6143293U JPH0724314U JP H0724314 U JPH0724314 U JP H0724314U JP 6143293 U JP6143293 U JP 6143293U JP 6143293 U JP6143293 U JP 6143293U JP H0724314 U JPH0724314 U JP H0724314U
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JP
Japan
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air
valve
compressed air
air cylinder
syringe body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6143293U
Other languages
English (en)
Inventor
隆啓 牧
陽二 金床
英明 島田
和成 屋宜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
Original Assignee
Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
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Filing date
Publication date
Application filed by Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken filed Critical Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
Priority to JP6143293U priority Critical patent/JPH0724314U/ja
Publication of JPH0724314U publication Critical patent/JPH0724314U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮空気の力を利用して、鶏、豚などの家畜
に対し、ワクチン等の注射用薬を規定量、正確に連続的
に注射し得る動物用自動注射器を提供する。 【構成】 中空針接続部位及び注射薬吸入口を有するシ
リンジボディー、ホルダー及びグリップよりなる本体中
に、ピストンヘッドと接続したエアーシリンダーと、外
部に設けた圧縮空気源からエアーチューブを介して、圧
縮空気をエアーシリンダーに供給したり、供給を停止す
ることのできるメカニカルエアーバルブを設置すること
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、医療器具としての動物用自動注射器に関し、圧縮空気の力を利用し て、鶏、豚などの家畜に対し、ワクチン等の注射用薬を規定量正確に連続的に注 射し得る器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び問題点】
畜産業の分野においては、伝染病から家畜を守ることは、非常に重要なことで ある。例えば、養鶏業においてニューカッスル病などが発生すると、一度に何千 羽、何万羽という鶏が罹患し、死亡し、その経済的損失はあまりにも大きい。 そこで、伝染病から家畜を守るためには、綿密な防疫プログラムを作成し、そ のスケジュールに従いワクチン等の予防薬を接種し、伝染病に対する免疫力を常 に一定レベル以上に保っておくことが、非常に重要なこととなってくる。
【0003】 家畜を飼育している農場でのワクチン接種においては、従来、手動式のピスト ル型連続注射器等が利用されてきた。この注射器は、一般的な構造として、中空 の金属針、金属針結合体、注射薬の貯漕(シリンダー)、シリンダー内において摺 動可能なピストン、針に注射薬を供給するためにピストンを移動させるためのピ ストンロッドと接続された作動レバー、復元力を付与するスプリング及び注射器 の保持体となるグリップを有している。人間の握力によって作動レバーを作動さ せてピストンを移動させ、シリンダー内のワクチンを動物に接種し、握力によっ て作動されたピストンヘッドにより押圧され圧縮されたバネの復元力によって、 ピストル内に一定量のワクチンを吸入することによって、この一連の動作の繰り 返しにより、連続的にワクチンを接種できるものである。
【0004】 ところが、この手動式ピストル型連続注射器を使用して、一日に一人で何千羽 、何千頭も家畜にワクチンを接種する作業を続けると、注射器のグリップを握っ ている指の筋の痛み、ひじの痛み、ひいては肩の痛み等が発生し、これらの肉体 的苦痛のため長時間の作業は不可能となる。必然、一定期間内に接種作業を終了 させるためには多くの労力を要することから、人件費が上昇し、結果的に家畜の 生産コストに反映されるという問題があった。さらに、手の痛み、疲れによる握 力の低下によって、十分に注射器内の所定のワクチン量を射出したつもりでもス トロークの最後まで到達せず、必然的に規定の接種量が家畜の体内に入っておら ず、当初の目的であるところの伝染病に対する免疫力を上げることが達成されな いという問題があった。
【0005】
【問題点を解決するための手段及び作用】
かかる状況下、本願考案者らは鋭意研究を重ねた結果、人間の握力に頼らず、 ワクチン等の薬液を注射できる本願考案、即ち動物用自動注射器を考案しこれを 完成するに至った。
【0006】 従来技術では未解決の上述の問題点を解消するために、本願考案においては、 中空針接続部位及び注射薬吸入口を有するシリンジボディー、ホルダー及びグリ ップよりなる本体中に、ピストンヘッドと接続したエアーシリンダーと、外部に 設けた圧縮空気源からエアーチューブを介して、圧縮空気をエアーシリンダーに 供給したり、供給を停止することのできるメカニカルエアーバルブを設置するこ とを大きな特徴とする。
【0007】
【作用】
外部の圧縮空気源はエアーチューブによって、動物用自動注射器に内蔵された メカニカルエアーバルブと接続される。バルブが閉鎖されている状態では、メカ ニカルエアーバルブの部位で圧縮空気は遮断されている。一方、メカニカルエア ーバルブの他方の接続口とエアーシリンダーの接続口とはエアーチューブで接続 されているが、メカニカルエアーバルブの部位で圧縮空気が遮断されているため 、エアーシリンダーには加圧されず、ロッドは逆方向からのバネの付勢力で初期 の状態を保ったままである。この時、ロッドに固定されたピストンヘッドを有す るシリンジボディー内部は注射薬で満たされている。
【0008】 次に、メカニカルエアーバルブのスイッチを入れ圧縮空気をエアーシリンダー に供給する。すると、エアーシリンダーは逆方向からのバネの付勢力に打ち勝っ てロッドを前方に移動させる。この時、ロッドに固定されたピストンヘッドも前 方に移動し、同時に注射薬をシリンジボディー前方から、先端の針を介して、被 接種動物に注射する。 再びメカニカルエアーバルブのスイッチを切ると、エアーシリンダーに圧縮空 気が供給されなくなり、バネの付勢力が圧縮空気の力に打ち勝ってロッドを移動 させ、元の状態に戻すと同時にピストンヘッドもシリンジボディーの後方に移動 する。この時、シリンジボディー下方の他の入口より注射薬が吸入される。かく して、本願考案によって人間の握力にたよらず好適な使用性、利便性をもってワ クチン等の注射薬が注射できるようになった。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の特徴をさらに明らかにするために、好適な一実施例を図面に基 づいて説明するが本考案は、この実施例に限定されるものではない。
【0010】 第1図は、本考案の動物用自動注射器の好適な一実施例を示す図である。本注 射器は、ホルダー(6)内にエアーシリンダ(14)及びメカニカルエアーバルブ( 15)を有し、それらは樹脂性のエアーチューブ(16)で接続されている。メカ ニカルエアーバルブ(15)には、外部の圧縮空気源よりエアーチューブ(17)を 介してエアーが供給される。メカニカルエアーバルブ(15)には、スイッチノブ (7)が接続しており、これを軽く押圧することによってバルブが開放状態となり 、圧縮空気がエアーチューブ(16)を介してエアーシリンダー(14)に供給され る。スイッチノブ(7)は、押圧をやめるとメカニカルエアーバルブ(15)内部に あるバネの復元力で元の位置に戻り、同時にメカニカルエアーバルブ(15)が閉 鎖されエアー供給も停止する。エアーシリンダー(14)の先端のロッドの先には 、ピストンヘッド(5)が接続固定されている。
【0011】 他方、エアーシリンダ(14)にねじ込まれた、シリンジボディー(3)の先端部 は、バルブスプリング(9)及びバルブボール(10)を内蔵しており、針基(1)に よってシリンジボディー(3)に押さえつけられている。針基(1)の先端には針( 18)が接続されており、針ホルダー(2)によって、針(18)が針基(1)に固定 されている。一方、シリンジボディー(3)の下部には注射薬の吸入口があり、バ ルブスプリング(12)及びバルブボール(13)を内蔵し、これらはバルブ(4)に よって、押えこまれている。なお、注射薬が直接接触するシリンジボディー(3) 、バルブスプリング(9)(12)、バルブボール(10)(13)、バルブ(4)、針( 18)、針基(1)等の材質は、掃除を行ない易く且つ錆びにくいステンレスが好 ましく、また、シリンジボディー、ホルダー及びグリップより構成される注射器 本体の素材は成型の容易性並びに軽量化の観点からプラスチックが好適である。
【0012】 このような構成の自動動物用注射器においては、例えば、ワクチンの接種作業 に際し、まずワクチン瓶とバルブ(4)をチューブで接続する。一方、外部の適当 な圧縮空気源とエアーバルブ(15)をエアーチューブ(17)で接続する。なお、 圧縮空気源のガス圧は、エアーシリンダーを前方に押し出すのに必要な圧力、お よそ3.5Kg/cm2Gから4.0Kg/cm2Gに設定する。接続後は、スイッ チノブ(7)を指先で軽く押圧することにより、圧縮空気がメカニカルエアーバル ブ(15)を介してエアーシリンダ(14)に供給されエアーシリンダ(14)内部の ロッドを前方に移動させ、その結果、ロッドの先端に接続固定されたピストンヘ ッド(5)がシリンジボディー(3)内の空気を圧縮する。圧縮された空気は、バル ブボール(10)を圧しているバルブスプリング(9)の力に打ち勝って針基(1)を 通過し、針(18)先より外部に抜ける。一方、シリンジボディ(3)下部のワクチ ン吸入口内部のバルブボール(13)はバルブ(4)内面と密着しており、この方向 には空気は漏出しない。
【0013】 次に、スイッチノブ(7)を押圧していた指を解除すると、メカニカルエアーバ ルブ(15)が切りかわり、エアーシリンダー(14)への圧縮空気の供給は停止す る。すると、これまでエアーの力で縮んでいたエアーシリンダー(14)内部のロ ッドに接続していたバネが復元し、ロッドを後方に移動させる。同時に、ロッド に接続固定しているピストンヘッド(5)も後方に移動する。このとき、シリンジ ボディー(3)内部の真空度は上昇する。すると、シリンジボディー(3)内部のバ ルブボール(10)は、シリンジボディー(3)と密着する。
【0014】 他方、注射薬吸入口内部のバルブボール(13)はバルブスプリング(12)の付 勢力に真空の力で打ちかって、バルブ(4)とのすきまを生じさせる。すると、こ こから、チューブで接続された注射薬がシリンジボディー(3)内に吸入され満た される。よって、次にスイッチノブ(7)を押すと、針(18)先からは注射薬が射 出され、スイッチノブ(7)から指を解除すると、バルブ(4)から注射薬がシリン ジボディ(3)内に吸入される。
【0015】 上記のような準備の後、例えば、鶏にワクチンを接種する際、片方の手で、動 物用自動注射器のホルダー(6)を握り、人差指もしくは中指を軽くスイッチノブ (7)に置く。そして、もう一方の手で鶏をケージより取り出し、鶏の適当な部位 に針(18)を突き刺す。そして、スイッチノブ(7)を軽く指で押圧することによ り、シリンジボディー内部のワクチンを鶏に好適に注射することができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、エアーシリンダーとメカニカルバルブを組み 合せ、圧縮空気を動力源としたことにより、従来の方法が抱えていた多くの問題 点を解決し、作業者の肉体への負担を軽減させ、しかも簡単に、家畜への注射作 業ができることを可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の動物用自動注射器の好適な実施例を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 針基 2 針ホルダー 3 シリンジボディー 4 バルブ 5 ピストンヘッド 6 ホルダー 7 スィッチノブ 8 0リング 9 バルブスプリング 10 バルブホール 11 0リング 12 バルブスプリング 13 バルブホール 14 エアーシリンダー 15 エアーバルブ 16 エアーチューブ 17 エアーチューブ 18 中空針 19 0リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空針接続部位及び注射薬吸入口を有す
    るシリンジボディー、ホルダー及びグリップよりなる本
    体中に、ピストンヘッドと接続したエアーシリンダー
    と、当該エアーシリンダーへの外部圧縮空気源からの圧
    縮空気の供給を制御し得るメカニカルエアーバルブを設
    置し、これらの構成をエアーチューブで接続することを
    特徴とする動物用自動注射器。
JP6143293U 1993-10-20 1993-10-20 動物用自動注射器 Pending JPH0724314U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6143293U JPH0724314U (ja) 1993-10-20 1993-10-20 動物用自動注射器

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JP6143293U JPH0724314U (ja) 1993-10-20 1993-10-20 動物用自動注射器

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Publication Number Publication Date
JPH0724314U true JPH0724314U (ja) 1995-05-09

Family

ID=13170909

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JP6143293U Pending JPH0724314U (ja) 1993-10-20 1993-10-20 動物用自動注射器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114469432A (zh) * 2022-02-23 2022-05-13 孙宜凡 一种疫苗快速接种器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010220