JPH07243111A - 区分けシステム - Google Patents

区分けシステム

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JPH07243111A
JPH07243111A JP5986794A JP5986794A JPH07243111A JP H07243111 A JPH07243111 A JP H07243111A JP 5986794 A JP5986794 A JP 5986794A JP 5986794 A JP5986794 A JP 5986794A JP H07243111 A JPH07243111 A JP H07243111A
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JP
Japan
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standard
unit
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measurement data
reference value
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Withdrawn
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JP5986794A
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English (en)
Inventor
Atsushi Uno
敦志 宇野
Katsuya Sekimoto
勝也 関本
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YOSHIMI ELECTRON KK
Original Assignee
YOSHIMI ELECTRON KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定者等の各体型等の規格への区分けを、
自動的かつ正確に行うことができる作業性、信頼性に優
れた区分けシステムの提供。 【構成】 得られた測定データを入力する入力部3と、
各規格毎に各々の測定項目の基準値を記憶する規格基準
値記憶部6と、測定データに対する各々の規格毎の対応
する測定項目の各基準値の適合度を算出する適合度算出
部8と、各々の規格毎に適合度算出部8で算出された個
々の基準値の測定データに対する適合度の最低値を選出
しこの値をその各々の規格そのものに対する規格適合度
として出力する規格適合度出力部10と、各規格毎の規
格適合度が最も高い規格に測定データが適合すると判定
して区分けを行う区分け実行部11と、を備えた構成を
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は採寸データ等に基づい
て、被測定物を各規格毎に区分けする区分けシステムに
関する。更に詳しくは、洋服等のオーダーメイドの際
に、被測定者の採寸データに基づいて被測定者の体型・
号数等の予め定められた規格毎への区分けを自動的に行
う区分けシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、学生服等のオーダーメイド等が増
加したため、電子メジャー等の採寸装置を用いて採寸を
行い、採寸データを得て、この採寸データを基に自動裁
断機器等を用いて裁断等が行われている。この際、この
採寸データを基に被測定者の体型を予め定められたA
体,B体等の体型・号数に区分けして、自動裁断機器等
に入力することが必要であった。以下に従来の区分け方
法について説明する。従来の区分け方法では、得られた
採寸データを基に、人間が経験的に、その被測定者に最
も適した体型・号数を選出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、従来の区分け方法は被測定者等の各体型・
号数,体重等級等の予め定められた規格への区分けを人
間が経験的に行うために、熟練を要するとともに煩雑で
手数が掛かり作業性に欠けるという問題を有していた。
また、区分けを行う際にミスが生じることがあり信頼性
に欠けるという問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、被測定者等の各体型・号数等の予め定められた規格
への区分けを、簡単な作業で自動的かつ正確に行うこと
ができる作業性、信頼性に優れた区分けシステムを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の区分けシテスムは、与えら
れた2以上の各測定項目に対する測定データを基に、2
以上の測定項目の組み合わせよりなる2以上の予め定め
られた規格から、この測定データに対して最適の規格を
選択し、自動的に区分けを行う区分けシステムであっ
て、得られた測定データを入力する入力部と、各規格毎
に各々の測定項目の基準値を記憶する規格基準値記憶部
と、前記入力部から入力された測定データに対する前記
規格基準値記憶部に記憶されている各々の規格毎の対応
する測定項目の各基準値の適合度を算出する適合度算出
部と、各々の規格毎に前記適合度算出部で算出された個
々の基準値の前記入力部から入力された測定データに対
する適合度の最低値を選出しこの値をその各々の規格そ
のものに対する規格適合度として出力する規格適合度出
力部と、前記規格適合度出力部から出力される各規格毎
の規格適合度が最も高い規格に前記入力部から入力され
た測定データが適合すると判定して区分けを行う区分け
実行部と、を備えた構成を有している。請求項2に記載
の区分けシステムは、請求項1において、前記区分けシ
ステムが各測定項目毎に許容される基準値のずれの上限
値及び/又は下限値を各々記憶する適合範囲記憶部を備
え、前記適合度算出部が前記規格基準値記憶部に記憶さ
れている各々の規格毎の対応する測定項目の基準値の前
記入力部から入力された測定データの値からのずれが前
記適合範囲記憶部に記憶されているその測定項目に許容
される上限値及び/又は下限値で定められる範囲外であ
る場合にその基準値に対応する適合度を0とする不適合
判定手段を有する構成を備えている。請求項3に記載の
区分けシステムは、請求項2において、前記区分け実行
部が前記規格適合度出力部で出力された全ての規格適合
度が0であった場合に前記適合度算出部で算出された個
々の適合度を各規格毎に合計しこれを第2の規格適合度
として出力する第2の規格適合度出力手段と前記第2の
規格適合度出力手段から出力される各規格毎の第2の規
格適合度が最も高い規格に前記入力部から入力された測
定データが適合すると判定して区分けを行う強制区分け
手段とを有する構成を備えている。
【0006】ここで、予め定められた規格としては、衣
服等に対しては、A体,B体,AB体,O体,Y体等の
体型及び号数等が種々挙げられる。また、測定項目とし
ては、衣服等に対しては、胸囲,上衣丈,袖丈,肩幅,
カラー,ウエスト,後丈,後身肩,後身幅,上胴,首回
り,腰回り,尻回り,スカート丈,裾幅,背丈,総丈,
袖口丈,袖口回り,袖付け回り,胴回り,中胴,半胴,
バスト,膝上,膝下,膝幅,肘回り,左袖丈,左ユキ,
ヒップ,大股回り,ベスト丈,前丈,前丈幅,前幅,前
見幅,股上,股下,右袖丈,右ユキ,見丈,胸幅,胸回
り,ユキ丈左,ユキ丈右,着丈等が挙げられる。入力部
としては、採寸を自動的に行う採寸装置から測定データ
を受け取るためのRS−232Cコネクタ等の接続装
置,キーボード等が好適に用いられる。規格基準値記憶
部としては、RAM,ROM,磁気ディスク装置,ハー
ドディスク装置,CD−ROM,光磁気ディスク装置,
メモリカード等の記憶装置等が好適に用いられる。適合
度算出部における適合度の算出方法としては、三角形
型,台形型,S型,Z型,正規分布型,釣鐘型等のメン
バーシップ関数を用いたmax−min法による人口知
能の推論アルゴリズムによる算出方法等が、適合度を容
易かつ高速に算出することができ作業性の面から好まし
い。区分け実行部において、規格適合度出力部から出力
される全ての規格適合度あるいは第2の規格適合度出力
手段から出力される全ての第2の規格適合度が0であっ
た場合に、区分け不可能と判定することで、予め定めら
れた規格から大きく外れたものを選別することができ信
頼性の面から好ましい。適合範囲記憶部としては、前述
の記憶装置等が好適に用いられる。
【0007】
【作用】この構成によって、規格基準値記憶部に、各規
格毎に各々の測定項目の基準値を記憶させて、入力部か
ら、採寸装置等で得られた測定データを入力し、適合度
算出部が、入力部から入力された測定データに対する規
格基準値記憶部中の各々の規格毎の対応する測定項目の
各基準値の適合度を算出し、規格適合度出力部が、各々
の規格毎に適合度算出部で算出された個々の測定項目に
対する基準値の適合度の最低値を選出しこの値をその各
々の規格そのものに対する規格適合度として出力し、区
分け実行部が、規格適合度出力部から出力される規格適
合度が最も高い規格に入力部から入力された測定データ
が適合すると判定して区分けを行うことで、被測定者等
の各体型・号数,体重等級等の予め定められた規格への
区分けを、簡単な作業で自動的に行うことができる。ま
た、適合範囲記憶部が、各測定項目毎に許容される基準
値のずれの上限値及び/又は下限値を各々記憶し、適合
度算出部の不適合判定手段が、規格基準値記憶部に記憶
されている各々の規格毎の対応する測定項目の基準値の
入力部から入力された測定データの値からのずれが適合
範囲記憶部に記憶されているその測定項目に許容される
上限値及び/又は下限値で定められる範囲外である場合
にその基準値に対応する適合度を0とすることにより、
測定データから大きくずれた基準値に対する適合度を0
にし、その基準値を含む規格に、この入力部から入力さ
れた測定データを区分けしないようにして、正確な区分
けを行うことができる。また、利用者が、適合範囲記憶
部に記憶されている各測定項目毎の基準値の測定データ
からのずれの上限値及び/又は下限値を変更すること
で、各測定項目毎に、ある測定データに適合すると判定
される基準値の範囲を自由に設定することができる。更
に、区分け実行部の第2の規格適合度出力手段が、規格
適合度出力部で出力された全ての規格適合度が0であっ
た場合に、適合度算出部で算出された個々の適合度を各
規格毎に合計してこれを第2の規格適合度として出力
し、区分け実行部の強制区分け手段が、第2の規格適合
度出力手段から出力される各規格毎の第2の規格適合度
が最も高い規格に、入力部から入力された測定データが
適合すると判定して区分けを行うことにより、予め定め
られた規格から大きく外れたものであっても、適合度の
和が最も大きい最適な規格へ区分けすることができる。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における
区分けシステムの機能ブロック図であり、図2は本発明
の一実施例における区分けシステムの全体構成図であ
る。1は被測定者の採寸を行い胸囲,上衣丈等の各測定
項目に対する測定データを得るための一般的な採寸装
置、2は採寸装置1等で得られた測定データを自動的に
A体等の体型・号数等の予め定められた規格毎に分類す
るための本発明の一実施例における区分けシステム、3
はRS−232Cコネクタ(図示せず)等からなり採寸
装置1で得られた測定データを区分けシステム2に入力
するための入力部、4はCRT(図示せず),キーボー
ド(図示せず)等よりなり区分けシステム2の操作,測
定データの入力,区分け結果の表示等を行うための操作
部、5はRAM(図示せず),ハードディスク装置(図
示せず)等よりなり入力部3及び/又は操作部4から入
力された測定データを記憶するための測定データ記憶
部、6はRAM(図示せず),ハードディスク装置(図
示せず)等よりなりA体等の体型・号数等の予め定めら
れた各規格毎に胸囲,上衣丈等の各測定項目の基準値を
各々記憶している規格基準値記憶部、7はRAM(図示
せず),ハードディスク装置(図示せず)等よりなり各
測定項目毎に許容される基準値の測定データからのずれ
の上限値及び下限値を各々記憶している適合範囲記憶
部、8は入力部3等から入力された測定データの値に対
する規格基準値記憶部6に記憶されている各々の規格毎
の対応する測定項目の基準値の適合度を算出する適合度
算出部、9は適合度算出部8を構成し入力部3等から入
力された測定データの値からの規格基準値記憶部6に記
憶されている各々の規格毎の対応する測定項目の基準値
のずれが適合範囲記憶部7に記憶されているその測定項
目に許容される上限値及び下限値で定められる範囲外で
ある場合にその基準値に対応する適合度を0とする不適
合判定手段、10は各々の規格毎に適合度算出部8で算
出された個々の測定項目に対する規格基準値記憶部6に
記憶されている基準値の適合度の最低値を選出しこの値
をその各々の規格そのものに対する規格適合度として出
力する規格適合度出力部、11は規格適合度出力部10
から出力される各規格毎の規格適合度が最も高い規格に
入力部3等から入力された測定データが適合すると判定
して区分けを行う区分け実行部、12は区分け実行部1
1を構成し規格適合度出力部10で出力された全ての規
格適合度が0であった場合に適合度算出部8で算出され
た個々の適合度を各規格毎に合計しこれを第2の規格適
合度として出力する第2の規格適合度出力手段、13は
区分け実行部11を構成し第2の規格適合度出力手段1
2から出力される各規格毎の第2の規格適合度が最も高
い規格に入力部3等から入力された測定データが適合す
ると判定して区分けを行う強制区分け手段、14はRA
M(図示せず),ハードディスク装置(図示せず)等よ
りなり区分け実行部11による区分け結果を記憶する区
分け結果記憶部、15はプリンタ(図示せず)等よりな
り入力部3等から入力された測定データ・区分け結果記
憶部14に記憶されている区分け結果等をプリントアウ
トするためのプリンタ部、16は中央情報処理装置(以
下CPUと略す。図示せず)等よりなり区分けシステム
2全体を制御するための制御部である。図2において、
17は制御部16等を構成する区分けシステム本体、1
8は操作部4を構成し区分けシステム2の操作,測定デ
ータの入力,規格基準値記憶部6の変更,適合範囲記憶
部7の変更等を行うためのキーボード、19は操作部4
を構成し測定データ,区分け結果等の表示を行うための
CRT、20は測定データ記憶部5,規格基準値記憶部
6,適合範囲記憶部7,区分け結果記憶部14等を構成
するとともに制御部16で実行されるプログラム,デー
タ等を記憶するハードディスク装置、21はプリンタ部
15を構成し区分け結果等をプリントアウトするための
プリンタ、22は採寸装置1を構成し測定データの記憶
等を行う採寸装置本体、23は採寸装置1を構成し実際
に測定を行うための測定部本体、24は採寸装置1と区
分けシステム2とを接続するためのケーブルである。以
上のように構成された本発明の一実施例における区分け
システムについて、以下その動作を説明する。図3は本
発明の一実施例における区分けシステムの全体フローチ
ャートである。初めに、採寸装置1等を用いて被測定者
の採寸を用い、得られた測定データを、区分けシステム
2の入力部3及び/又は操作部4のキーボード18等か
ら入力し、これらを測定データ記憶部5に記憶する(S
1)。ここでは、例として、(表1)に示すような第1
の測定項目乃至第5の測定項目の5個から構成された1
人の被測定者に対する測定データが入力されたものとす
る。
【表1】 次に、S1で入力された全被測定者の総数を、変数pへ
代入する(S2)。ここでは、S1で1人の被測定者の
測定データが入力されているために、変数pに1が代入
される。次に、規格基準値記憶部6を参照して、A体,
B体等の体型と号数で決定される予め定められた全ての
規格の個数を、変数aに代入する(S3)。ここでは、
例として、予め定められた規格が、(表2)に示すよう
に、第1の規格乃至第6の規格の6個から構成されてい
るものとし、そのため、変数aに6が代入される。
【表2】 次に、規格基準値記憶部6を参照して、予め定められた
各規格を構成する測定項目の総数を、変数bに代入する
(S4)。ここでは、例として、予め定められた各規格
が、(表2)に示すように、第1の測定項目乃至第5の
測定項目の5個から構成されているものとし、そのた
め、変数bに5が代入される。次に、適合度算出部8等
が、規格基準値記憶部6等を参照して、S1で入力され
た第p番目の被測定者の第b番目の測定項目の測定デー
タと、第a番目の規格の第b番目の測定項目の基準値と
を比較して、適合度算出処理を行う(S5)。このステ
ップの詳細は後述する。ここでは、(表1)に示すよう
な測定データの(表2)に示すような予め定められた規
格に対して、(表3)に示すような適合度が得られたと
する。
【表3】 次に、変数bを1デクリメントする(S6)。次に、変
数bが0になったか調べる(S7)。Noである場合
は、次の測定項目の適合度を算出するために、S5へj
umpする。Yesである場合は、第p番目の被測定者
の第a番目の規格に対する全ての測定項目の適合度の算
出が終了したものと判断して、規格適合度出力部10
が、S5で算出された第a番目の規格の各々の測定項目
に対する適合度の最小値を選出し、これを、第p番目の
被測定者の第a番目の規格に対する規格適合度として出
力する(S8)。このステップの詳細は後述する。ここ
では、(表3)に示すような適合度算出結果に対して、
(表4)に示すような規格適合度が得られたものとす
る。
【表4】 次に、変数aを1デクリメントする(S9)。次に、変
数aが0になったか調べる(S10)。Noである場合
は、次の規格に対する適合度を算出するために、S4へ
jumpする。Yesである場合は、第p番目の被測定
者に対する全ての規格適合度の出力が終了したものと判
断し、区分け実行部11によって、第p番目の被測定者
を、S11で出力された規格適合度が最も高い規格へと
区分けする(S11)。このステップの詳細は後述す
る。ここでは、(表4)から明らかなように、第1の被
測定者は、第4の規格、即ち、A体165号へと区分け
される。次に、変数pを1デクリメントする(S1
2)。次に、変数pが0になったか調べる(S13)。
Noである場合は、次の被測定者に対する処理を行うた
めにS3へjumpする。Yesである場合は、全ての
区分けを行ったと判断して、処理を終了する。次に、S
5における適合度算出処理について詳細に説明する。図
4は本発明の一実施例における適合度算出処理の一例を
示すグラフであり、図5は本発明の一実施例における適
合度算出処理の詳細なフローチャートである。図4にお
いて、Aは測定データ記憶部5に記憶されている1つの
測定データ、Bは適合範囲記憶部7に記憶された測定デ
ータAに適合する基準値の測定データAからのずれの下
限値を示す適合範囲下限値、Cは適合範囲下限値Bと同
様に測定データAに適合する基準値の測定データAから
のずれの上限値を示す適合範囲上限値、Dは規格基準値
記憶部6に記憶されている1つの基準値、Eは測定デー
タAに対する基準値Dの適合度である。図5において、
まず、適合度算出部8が、測定データ記憶部5中に記憶
されている第p番目の被測定者の第b番目の測定項目の
測定データを選出する(S14)。ここでは、例とし
て、p=1,b=5であるものとし、(表1)に示すよ
うな第1の被測定者の第5の測定項目に対する測定デー
タである“395”が選出されたものとする。次に、適
合度算出部8が、規格基準値記憶部6に記憶されている
第a番目の規格の第b番目の測定項目の基準値を選出す
る(S15)。ここでは、例として、a=6,b=5で
あるものとし、(表2)に示すような予め定められた規
格から第6の規格の第5の測定項目に対する基準値であ
る“410”が選出されたものとする。次に、不適合判
定手段9が、適合範囲記憶部7に記憶されている第b番
目の適合範囲の上限値及び下限値を選出する(S1
6)。ここでは、例として、b=5であるものとし、
(表5)に表すような予め定められた適合範囲から第5
の測定項目の測定データに適合する基準値の範囲の上限
値として“30”が、下限値として“15”が、それぞ
れ選出されたものとする。
【表5】 次に、S15で選出された基準値が、S14で選出され
た測定データにS16で選出された上限値を加えたもの
以上であるか調べる(S17)。Yesである場合は、
不適合判定手段9によって、第p番目の被測定者の第b
番目の測定項目の測定データに対する、第a番目の規格
の第b番目の測定項目の基準値の適合度を“0”とし、
適合度算出処理を終了する(S18)。Noである場合
は、S19へjumpする。ここでは、S15で選出さ
れた基準値“410”が、S14で選出された測定デー
タ“395”にS16で選出された上限値“30”を加
えた値“425”より小さいために、S19へjump
する。次に、S15で選出された基準値が、S14で選
出された測定データからS16で選出された下限値を引
いたもの以下であるか調べる(S19)。Yesである
場合は、S18へjumpする。Noである場合は、S
20へjumpする。ここでは、S15で選出された基
準値“410”が、S14で選出された測定データ“3
95”からS16で選出された下限値“15”を引いた
値“380”より大きいために、S20へjumpす
る。次に、S15で選出された基準値が、S14で選出
された測定データ以下か調べる(S20)。Yesであ
る場合は、S14で選出された第p番目の被測定者の第
b番目の測定項目の測定データに対する、S15で選出
された第a番目の規格の第b番目の測定項目の基準値の
適合度を算出し、適合度算出処理を終了する(S2
1)。ここで、適合度をFT,S14で選出された測定
データをI,S15で選出された基準値をK,S16で
選出された下限値をLLとすると、適合度FTは、
【数1】 となる。Noである場合は、S22へjumpする。こ
こでは、S15で選出された基準値“410”が、S1
4で選出された測定データ“395”より大きいため
に、S22へjumpする。次に、S14で選出された
第p番目の被測定者の第b番目の測定項目の測定データ
に対する、S15で選出された第a番目の規格の第b番
目の測定項目の基準値の適合度を算出し、適合度算出処
理を終了する(S22)。ここで、適合度をFT,S1
4で選出された測定データをI,S15で選出された基
準値をK,S16で選出された上限値をULとすると、
適合度FTは、
【数2】 となる。ここでは、図5に示すように、I=395,K
=410,UL=425であるために、FT=0.5と
なる。同様にして、(表1)に示すような測定データに
対する、(表2)に示すような予め定められた各規格の
各々の基準値の適合度を、(表5)に示すような適合範
囲を用いて算出すると、(表3)に示すような個々の適
合度が得られる。次に、S8における規格適合度出力処
理について詳細に説明する。図6は本発明の一実施例に
おける区分けシステムの規格適合度出力処理の詳細なフ
ローチャートである。まず、規格適合度出力部10で、
変数bに全測定項目数を代入する(S23)。ここで
は、(表3)に示すような適合度が得られたものとし、
変数bに全測定項目数として“5”が代入される。次
に、規格適合度出力部10が、適合度算出部8,不適合
判定手段9等によって算出された第a番目の規格の第b
番目の測定項目に対する適合度を選出し、これを変数f
sに代入する(S24)。ここでは、a=6,b=5で
あるものとし、変数fsに、第6の規格の第5の測定項
目に対する適合度である“0.5”が代入される。次
に、規格適合度出力部10が、変数bを1デクリメント
する(S25)。ここでは、b=4となる。次に、規格
適合度出力部10が、適合度算出部8,不適合判定手段
9等によって算出された第a番目の規格の第b番目の測
定項目に対する適合度を選出する(S26)。ここで
は、a=6,b=4であるものとし、第6の規格の第4
の測定項目に対する適合度である“0”が選出される。
次に、S26で選出された適合度の値が、変数fsの値
より小さいか調べる(S27)。Yesである場合は、
S28へjumpする。Noである場合は、S29へj
umpする。ここでは、S26で選出された適合度の値
“0”が、変数fsの値“0.5”より小さいために、
S28へjumpする。次に、変数fsへ、S26で選
出された適合度を代入する(S28)。ここでは、S2
6で選出された適合度の値の“0”が、変数fsに代入
される。次に、変数bを1デクリメントする(S2
9)。ここでは、b=3となる。次に、変数bの値が0
であるか調べる(S30)。Noである場合は、次の測
定項目に対する処理を行うために、S26へjumpす
る。Yesである場合は、規格適合度出力部10が、変
数fsの値を、第p番目の被測定者に対する第a番目の
規格の規格適合度として出力し、規格適合度出力処理を
終了する(S31)。ここでは、b=3であるため、S
26へjumpして、以上の処理を繰り返す。ここで、
同様にして、(表3)に示すような適合度から、(表
4)に示すような規格適合度が得られる。次に、S11
における区分け実行処理について詳細に説明する。図7
は本発明の一実施例における区分けシステムの区分け実
行処理の詳細なフローチャートである。まず、変数fc
をゼロクリアする(S32)。次に、変数fnをゼロク
リアする(S33)。次に、変数aに、予め定められた
規格の全規格数を代入する(S34)。ここでは、(表
4)に示すような6個の規格に対する規格適合度が得ら
れたものとし、変数aに6が代入される。次に、規格適
合度出力部10から出力される、第a番目の規格の規格
適合度を選出する(S35)。ここでは、変数a=6で
あるため、規格適合度として“0”が選出される。次
に、S35で選出された規格適合度の値が、変数fcよ
り大きいか調べる(S36)。Noである場合は、S3
9へjumpする。Yesである場合は、変数fcにS
35で選出された規格適合度を代入し(S37)、変数
fnに変数aの値を代入する(S38)。ここでは、変
数fc=0,選出された規格適合度の値が“0”である
ため、S39へjumpする。次に、変数aを1デクリ
メントする(S39)。ここでは、変数a=“5”とな
る。次に、変数aが“0”であるか調べる(S40)。
Noである場合は、次の規格に対する処理を行うため
に、S35へjumpする。Yesである場合は、S4
1へjumpする。ここでは、変数a=“5”であるた
めに、S35へjumpする。同様にして、以上の処理
を繰り返し、a=0となった時に、変数fnの値が
“0”であるか調べる(S41)。Noである場合は、
S43へjumpする。Yesである場合、すなわち通
常の区分けができなかった際には、第2の規格適合度出
力手段12,強制区分け手段13が、強制区分け処理を
行い、区分け実行処理を終了する(S42)。このステ
ップは後述する。次に、区分け実行部11によって、第
p番目の被測定者を第fn番目の規格へ区分けし、区分
け結果記憶部14に記憶する。ここでは、(表4)より
明らかなように、規格適合度出力部10から出力された
ものの内、第4の規格に対する規格適合度“0.6”が
最大の値であるため、(表1)に示すような測定データ
よりなる第1の被測定者は、第4の規格へと区分けされ
る。次に、S42における強制区分け処理について、以
下その詳細を説明する。図8及び図9は本発明の一実施
例における区分けシステムの強制区分け処理の詳細なフ
ローチャートである。まず、第2の規格適合度出力手段
12が、配列変数c()をゼロクリアする(S44)。
次に、変数aに、全規格数を代入する(S45)。次
に、変数bに、全測定項目数を代入する(S46)。次
に、変数dに、S5で算出された第a番目の規格の第b
番目の測定項目に対する適合度を代入する(S47)。
次に、配列変数c()の第a番目の値に、変数dの値を
加算する(S48)。次に、変数bを1デクリメントす
る(S49)。次に、変数bの値が0であるか調べる
(S50)。Noである場合は、次の測定項目に対する
処理を行うためにS47へjumpする。Yesである
場合は、第2の規格適合度出力手段12が、配列変数c
()の第a番目の値を、第p番目の被測定者に対する第
a番目の規格の規格適合度として出力する(S51)。
次に、変数aを1デクリメントする(S52)。次に、
変数aの値が0であるか調べる(S53)。Noである
場合は、次の規格に対する処理を行うために、S46へ
jumpする。Yesである場合は、図9において、強
制区分け手段13が、変数aに、全規格数を代入する
(S54)。次に、変数fcxに、0を代入する。次
に、変数fnxに、0を代入する。次に、S51で出力
された配列変数c()の第a番目の値が、変数fcxの
値より大きいか調べる(S57)。Noである場合は、
S60へjumpする。Yesである場合は、変数fc
xに、配列変数c()の第a番目の値を代入する(S5
8)。次に、変数fnxに、変数aの値を代入する(S
59)。次に、変数aを1デクリメントする(S6
0)。次に、変数aの値が0であるか調べる(S6
1)。Noである場合は、次の規格に対する処理を行う
ために、S57へjumpする(S62)。Yesであ
る場合は、変数fnxの値が0であるか調べる(S6
2)。Yesである場合、即ち全ての適合度が0である
場合には、強制区分け手段13が、区分け不可能と判断
して、強制区分け処理を終了する(S63)。Noであ
る場合は、強制区分け手段13が、第p番目の被測定者
を、第fnx番目の規格へ区分けして、強制区分け処理
を終了する(S64)。以上のように本実施例によれ
ば、予め定められた個々の規格に対する基準値を規格基
準値記憶部6に記憶させ、適合度算出部8によって、入
力された被測定者等の測定データに対する各基準値の適
合度を算出し、規格適合度出力部10が、各規格毎の適
合度の内最小のものをその規格に対する規格適合度とし
て出力し、区分け実行部11が、この規格適合度が最大
の規格へと被測定者等を区分けすることで、区分けを自
動的かつ正確に行うことができる。また、不適合判定手
段9が、測定データからの基準値のいずれかが適合範囲
記憶部7に記憶されている適合範囲より大きかった際
に、その適合度を0とすることにより、正確な区分けを
行うことができるとともに、利用者が、この適合範囲を
変更することで、ある測定データに適合すると判定され
る基準値の範囲を自由に設定することができる。更に、
第2の規格適合度出力手段12が、規格適合度出力部1
0で出力された全ての規格適合度が0であった場合に、
適合度算出部8で算出された個々の適合度を各規格毎に
合計してこれを第2の規格適合度として出力し、強制区
分け手段13が、第2の規格適合度出力手段12から出
力される各規格毎の第2の規格適合度が最も高い規格に
入力部3等から入力された測定データが適合すると判定
して区分けを行うことにより、予め定められた規格から
大きく外れたものであっても、適合度の和が最も大きい
最適な規格へ区分けすることができる。尚、本実施例に
おいては、適合範囲記憶部7及び不適合判定手段9によ
って、適合範囲外の基準値に対する適合度を“0”とし
ているが、これらはなくともよい。また、通常の方法で
区分けができなかった場合に、第2の規格適合度出力手
段12,強制区分け手段13によって強制区分け処理を
行っているが、これは単に区分け不可能としてもよい。
また、適合度算出部10における適合度算出の際に、三
角形型メンバーシップ関数を用いているが、これは台形
型,S型,Z型,正規分布型,釣鐘型等のメンバーシッ
プ関数等を用いてもよい。
【発明の効果】以上のように本発明は、規格基準値記憶
部に、各規格毎に各々の測定項目の基準値を記憶させ
て、入力部から、採寸装置等で得られた測定データを入
力し、適合度算出部が、入力部から入力された測定デー
タに対する規格基準値記憶部中の各々の規格毎の対応す
る測定項目の各基準値の適合度を算出し、規格適合度出
力部が、各々の規格毎に適合度算出部で算出された個々
の測定項目に対する基準値の適合度の最低値を選出しこ
の値をその各々の規格そのものに対する規格適合度とし
て出力し、区分け実行部が、規格適合度出力部から出力
される規格適合度が最も高い規格に入力部から入力され
た測定データが適合すると判定して区分けを行うこと
で、被測定者等の各体型・号数,体重等級等の予め定め
られた規格への区分けを、簡単な作業で自動的に行うこ
とができ作業性に優れている。また、適合範囲記憶部
が、各測定項目毎に許容される基準値のずれの上限値及
び/又は下限値を各々記憶し、適合度算出部の不適合判
定手段が、規格基準値記憶部に記憶されている各々の規
格毎の対応する測定項目の基準値の入力部から入力され
た測定データの値からのずれが適合範囲記憶部に記憶さ
れているその測定項目に許容される上限値及び/又は下
限値で定められる範囲外である場合にその基準値に対応
する適合度を0とすることにより、測定データから大き
くずれた基準値に対する適合度を0にし、その基準値を
含む規格に、その入力部から入力された測定データを区
分けしないようにして、正確な区分けを行うことができ
信頼性に優れ、利用者が、適合範囲記憶部に記憶されて
いる各測定項目毎の基準値の測定データからのずれの上
限値及び/又は下限値を変更することで、各測定項目毎
に、ある測定データに適合すると判定される基準値の範
囲を自由に設定することができ汎用性に優れている。更
に、区分け実行部の第2の規格適合度出力手段が、規格
適合度出力部で出力された全ての規格適合度が0であっ
た場合に、適合度算出部で算出された個々の適合度を各
規格毎に合計してこれを第2の規格適合度として出力
し、区分け実行部の強制区分け手段が、第2の規格適合
度出力手段から出力される各規格毎の第2の規格適合度
が最も高い規格に、入力部から入力された測定データが
適合すると判定して区分けを行うことにより、予め定め
られた規格から大きく外れたものであっても、適合度の
和が最も大きい最適な規格へ区分けすることができる汎
用性に優れた区分けシステムを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における区分けシステムの機
能ブロック図
【図2】本発明の一実施例における区分けシステムの全
体構成図
【図3】本発明の一実施例における区分けシステムの全
体フローチャート
【図4】本発明の一実施例における区分けシステムの適
合度算出処理の一例を示すグラフ
【図5】本発明の一実施例における区分けシステムの適
合度算出処理の詳細なフローチャート
【図6】本発明の一実施例における区分けシステムの規
格適合度出力処理の詳細なフローチャート
【図7】本発明の一実施例における区分けシステムの区
分け実行処理の詳細なフローチャート
【図8】本発明の一実施例における区分けシステムの強
制区分け処理の詳細なフローチャート
【図9】本発明の一実施例における区分けシステムの強
制区分け処理の詳細なフローチャート
【符号の説明】
1 採寸装置 2 区分けシステム 3 入力部 4 操作部 5 測定データ記憶部 6 規格基準値記憶部 7 適合範囲記憶部 8 適合度算出部 9 不適合判定手段 10 規格適合度出力部 11 区分け実行部 12 第2の規格適合度出力手段 13 強制区分け手段 14 区分け結果記憶部 15 プリンタ部 16 制御部 17 区分けシステム本体 18 キーボード 19 CRT 20 ハードディスク装置 21 プリンタ 22 採寸装置本体 23 測定部本体 24 ケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた2以上の各測定項目に対する
    測定データを基に、2以上の測定項目の組み合わせより
    なる2以上の予め定められた規格から、この測定データ
    に対して最適の規格を選択し、自動的に区分けを行う区
    分けシステムであって、得られた測定データを入力する
    入力部と、各規格毎に各々の測定項目の基準値を記憶す
    る規格基準値記憶部と、前記入力部から入力された測定
    データに対する前記規格基準値記憶部に記憶されている
    各々の規格毎の対応する測定項目の各基準値の適合度を
    算出する適合度算出部と、各々の規格毎に前記適合度算
    出部で算出された個々の基準値の前記入力部から入力さ
    れた測定データに対する適合度の最低値を選出しこの値
    をその各々の規格そのものに対する規格適合度として出
    力する規格適合度出力部と、前記規格適合度出力部から
    出力される各規格毎の規格適合度が最も高い規格に前記
    入力部から入力された測定データが適合すると判定して
    区分けを行う区分け実行部と、を備えたことを特徴とす
    る区分けシステム。
  2. 【請求項2】 前記区分けシステムが各測定項目毎に許
    容される基準値のずれの上限値及び/又は下限値を各々
    記憶する適合範囲記憶部を備え、前記適合度算出部が前
    記規格基準値記憶部に記憶されている各々の規格毎の対
    応する測定項目の基準値の前記入力部から入力された測
    定データの値からのずれが前記適合範囲記憶部に記憶さ
    れているその測定項目に許容される上限値及び/又は下
    限値で定められる範囲外である場合にその基準値に対応
    する適合度を0とする不適合判定手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載された区分けシステム。
  3. 【請求項3】 前記区分け実行部が前記規格適合度出力
    部で出力された全ての規格適合度が0であった場合に前
    記適合度算出部で算出された個々の適合度を各規格毎に
    合計しこれを第2の規格適合度として出力する第2の規
    格適合度出力手段と前記第2の規格適合度出力手段から
    出力される各規格毎の第2の規格適合度が最も高い規格
    に前記入力部から入力された測定データが適合すると判
    定して区分けを行う強制区分け手段とを有することを特
    徴とする請求項2に記載された区分けシステム。
JP5986794A 1994-03-05 1994-03-05 区分けシステム Withdrawn JPH07243111A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1046419A (ja) * 1996-04-19 1998-02-17 Custom Clothing Technol Corp 注文服の製造装置と方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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