JPH07225592A - 有音区間検出装置 - Google Patents

有音区間検出装置

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Publication number
JPH07225592A
JPH07225592A JP6017185A JP1718594A JPH07225592A JP H07225592 A JPH07225592 A JP H07225592A JP 6017185 A JP6017185 A JP 6017185A JP 1718594 A JP1718594 A JP 1718594A JP H07225592 A JPH07225592 A JP H07225592A
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JP
Japan
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power
section
threshold value
calculator
comparator
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Pending
Application number
JP6017185A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Hosoi
茂 細井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力音声の短区間のパワーと、パワーの変化
率により、立ち上がり部や語尾のパワーの小さい有音区
間においても、より正確に有音区間を検出する。 【構成】 入力端子11から入力されたディジタル音声
のパワーが比較器13において予め設定されたしきい値
Pcと比較され、しきい対Pcより大きい場合には、パ
ワーがしきい値より大きいことを示す信号13aが出力
される。パワー変化率算出器14においては、パワー算
出器12において算出されたパワーの変化率が比較器1
5において予め設定されたしきい値Pdと比較され、し
きい値Pdより大きい場合には、パワー変化率がしきい
値より大きいことを示す信号15aが出力される。判定
器16においては、比較器13および比較器15からの
出力信号から、この区間が有音区間であるか否かを判定
し、判定信号を端子17に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル移動通信に
用いる有音区間検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル移動通信で音声の通信を行う
場合は、端末機の消費電力を抑えるために、音声が入力
されているか否か、すなわち有音区間であるか否かを検
出し、有音区間のみに送信アンプを作動させる処理が行
われる。このために、有音区間を検出する有音区間検出
装置が必要である。
【0003】このような有音区間検出装置の従来例とし
ては、例えば図3に示すようなものがある。
【0004】図3において、1はディジタル化された音
声を入力する端子、2は入力された音声の短区間のパワ
ーを求めるパワー算出器、Tnは有音区間を検出するた
めのしきい値、3はパワー算出器2の出力としきい値と
を比較する比較器、4は比較器4の出力から有音区間の
判定を行う判定器、5は有音区間の検出を示す判定信号
を出力する端子である。
【0005】以上のように構成された従来の有音区間検
出装置において、以下その動作について説明する。
【0006】まず、入力端子1から入力されたディジタ
ル音声をS(n)とすると、パワー算出器2において、
ある短区間(n=1,2,...k)におけるパワーP
は数1により求められる。
【0007】
【数1】
【0008】この求められたパワーPが比較器3におい
て、予め設定されたしきい値Thと比較され、P>Th
の場合には、パワーがしきい値より大きいことを示す信
号が出力される。判定器4においては、比較器3からの
出力信号を判定し、パワーがしきい値より大きいことを
示す信号であった場合には、この区間は有音区間である
と判定し、判定信号を端子5に出力する。この判定信号
を用いて、送信アンプの動作を停止する等の処理を行
う。
【0009】図2(a)に音声波形を、同図(b)に音
声をパワー算出器で算出したパワー波形を示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の有
音区間検出装置では、パワー算出器2から出力されるパ
ワーPとしきい値Thとを比較し、パワーがしきい値よ
り大きい場合に有音区間であると判定する構成になって
いるため、例えば、図2(b)に示すように、無音区間
から有音区間に変化するA部分付近の時点(以下立ち上
がり部という)で、パワーの小さい子音が存在する場
合、この子音を有音区間と判定するためには、パワーの
しきい値をかなり小さくする必要がある。
【0011】しかしながら、しきい値を小さくした場合
には、無音区間における微少な雑音をも有音と判定して
しまう問題がある。また、しきい値が大きい場合には、
立ち上がり部や語尾のパワーの小さい有音区間を無音と
判定してしまう問題がある。
【0012】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、入力音声の短区間のパワーに加え、パワーの変化
率を算出することにより、より正確な有音区間の検出を
行うことができる優れた有音区間検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の有音区間検出装置は、入力音声の短区間の
パワーを算出するパワー算出器と、パワーの変化率を算
出するパワー変化率算出部と、パワー算出器の出力とパ
ワー変化率算出器の出力をあらかじめ定められたそれぞ
れのしきい値と比較する比較器を備える構成にした。
【0014】
【作用】上記の構成によって、入力音声の短区間のパワ
ーに加え、パワーの変化率を算出することにより、立ち
上がり部や語尾のパワーの小さい有音区間においても、
より正確に有音区間として検出することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0016】図1は本発明による有音区間検出装置の一
実施例を示すブロック図である。図1において、11は
ディジタル化された音声を入力する端子、12は入力さ
れた音声の短区間のパワーを求めるパワー算出器、Tc
は有音区間を検出するためのパワーに対するしきい値、
13はパワー算出器12の出力としきい値Tcとを比較
する比較器、14はパワーの変化率を算出するパワー変
化率算出器、Tdはパワー変化率に対するしきい値、1
5はパワー変化率算出器14の出力としきい値Tdとを
比較する比較器、16は比較器13および比較器15の
出力により有音区間の判定を行う判定器、17は有音区
間の検出を示す判定信号を出力する端子である。
【0017】次に、上記のように構成された本実施例の
有音区間検出装置の動作について説明する。
【0018】まず、入力端子11から入力されたディジ
タル音声をS(n)とすると、パワー算出器12におい
て、入力開始後、i番目の短区間(n=1,2,...
k)におけるパワーPc(i)が数2により求められ
る。
【0019】
【数2】
【0020】この求められたパワーPc(i)が比較器
13において予め設定されたしきい値Tcと比較され、
Pc(i)>Tcの場合には、パワーがしきい値より大
きいことを示す信号13aが出力される。
【0021】パワー変化率算出器14においては、パワ
ー算出器12において算出されたi番目の短区間までの
パワーPc(j)(j=i−m,i−m+1...i)
を蓄えておき、その変化率Pd(i)を数3により算出
する。
【0022】
【数3】
【0023】この求められたパワー変化率Pd(i)が
比較器15において、予め設定されたしきい値Tdと比
較され、Pd(i)>Tdの場合には、パワー変化率が
しきい値より大きいことを示す信号15aが出力され
る。
【0024】判定器16においては、比較器13および
比較器15からの出力信号13a、15aを判定し、こ
の区間が有音区間であるか否かを判定する判定信号を端
子19に出力する。
【0025】判定方法は、例えば、出力信号13a、1
5aのいずれかが、しきい値より大きいことを示す信号
であった場合には有音と判定すれば良い。また、この出
力信号13a、15aの時間的変化を考慮し、直前の区
間まで有音と判定され、現時点で無音と判定とされた場
合においても、無音が予め設定した時間の長さを越えた
時点ではじめて無音を示す判定信号を出力し、判定の誤
りを避けることもできる。
【0026】本実施例における、パワー変化率の一例を
図2(c)に示す。このパワー変化率は、図2(a)に
示す音声波形、および図面(b)に示すパワー波形に対
応して算出された例である。図2(b)、(c)に示す
有音区間の1、2の部分等のようにパワーは小さいが、
パワー変化率が大きくなる部分がある。従って、パワー
変化率を求めることにより、有音区間をより正確に検出
できることがわかる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力音声の短区間のパワーを算出するパワー算出器と、
パワーの変化率を算出するパワー変化率算出器と、パワ
ー算出器の出力とパワー変化率算出器の出力を予め定め
られたそれぞれのしきい値と比較する比較器と、比較器
の出力により有音区間の判定を行う判定器を備えること
により、立ち上がり部や語尾のパワーの小さい有音区間
においても、より正確に有音区間として検出することが
できる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による有音区間検出装置の一実施例を示
すブロック図
【図2】音声波形、パワー波形およびパワー変化率の一
例を示す説明図
【図3】従来の有音区間検出装置の一例を示すブロック
【符号の説明】
11 音声信号入力端子 12 パワー算出器 Tc しきい値 13 比較器 14 パワー変化率算出器 Td しきい値 15 比較器 16 判定器 17 判定信号出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力音声の短区間のパワーを算出するパ
    ワー算出器と、パワーの変化率を算出するパワー変化率
    算出器と、前記パワー算出器の出力とパワー変化率算出
    器の出力を予め定められたそれぞれのしきい値と比較す
    る比較器と、前記比較器の出力により有音区間の判定を
    行う判定器を備えてなる有音区間検出装置。
JP6017185A 1994-02-14 1994-02-14 有音区間検出装置 Pending JPH07225592A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6017185A JPH07225592A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 有音区間検出装置

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JPH07225592A true JPH07225592A (ja) 1995-08-22

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008085520A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Kyushu Univ 放送装置
JP2009020457A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Univ Waseda 音声処理装置およびプログラム
JP2017068061A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社東芝 通信端末及び音声認識システム

Cited By (3)

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JP2008085520A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Kyushu Univ 放送装置
JP2009020457A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Univ Waseda 音声処理装置およびプログラム
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