JPH07218649A - 無投光形光電式移動物標センサ - Google Patents

無投光形光電式移動物標センサ

Info

Publication number
JPH07218649A
JPH07218649A JP3905694A JP3905694A JPH07218649A JP H07218649 A JPH07218649 A JP H07218649A JP 3905694 A JP3905694 A JP 3905694A JP 3905694 A JP3905694 A JP 3905694A JP H07218649 A JPH07218649 A JP H07218649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
light
circuits
moving target
branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3905694A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tazaki
新一 田崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OPT Japan Co Ltd
Original Assignee
OPT Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OPT Japan Co Ltd filed Critical OPT Japan Co Ltd
Priority to JP3905694A priority Critical patent/JPH07218649A/ja
Publication of JPH07218649A publication Critical patent/JPH07218649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無投光形光電式移動物標センサにおいて、低
消費電流化、低電圧化、低コスト化を実現すること。環
境光が非常に暗いときから、かなり明るいときまで、所
定空間への移動物標の進入又は脱出の探知を可能にする
こと。過渡的瞬時的な環境光の変化に対しても即応し得
る、瞬時の制御を可能にすること。 【構成】 所定空間の光の反射像を所定位置に結像させ
る結像光学系2と、受光手段と、演算回路部4と、これ
らの要素を収納し、前方に開口11を有する筐体1とを
含有し、所定通路乃至空間に投光するための投光手段は
含有せず、結像光学系2は、結像レンズ5と、絞り部材
6とを含有し、演算回路部4は対数増幅器41と比較回
路46Cとを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、光を利用して
移動物標(物体又は人体)の存在を探知するための光電
式移動物標センサ、特に投光手段を使用せず、環境光由
来の反射光の変化を利用して、屋内又は屋外等の所定通
路乃至空間における移動物標(物体又は人体)の存在を
探知するための無投光形光電式移動物標センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】反射光を利用して移動物標(物体又は人
体)の存在を探知するための従来の光電式移動物標セン
サは一般に、投光光源と、受光素子と、AGC増幅器
と、比較判定回路とを含有する。そして、投光光源から
所定強度の光を所定通路乃至空間に投光し、移動物標か
らの反射光を受光素子に導入して電気的アナログ信号に
変換し、この電気的アナログ信号をAGC増幅器で所定
レベルに増幅する。所定レベルに増幅された信号成分
は、比較判定回路において、所定の基準値と比較され
る。信号成分の振幅が所定の基準値を超えたときは、移
動物標ありと判定され、超えないときは、移動物標なし
と判定される。
【0003】
【従来技術の問題点】従来の光電式移動物標センサは、
通常、投光光源を内蔵している。そして、当該光源で消
費する電流は、当該センサで消費する電流全体の大半を
占めている。しかも、当該光源の駆動に要する電源電圧
は、その他の能動素子の駆動に要する電源電圧よりも大
である。そのため、当該センサの低消費電流化と低電圧
化と低コスト化を実現することが、困難である。
【0004】然ればといって、投光光源を無条件的に除
去することも又、困難である。何となれば、環境光(例
えば自然光)による照度は、非常に暗い状態から非常に
明るい状態まで(例えば数ルクスから1万ルクス近くま
で)、極めて大幅に変動するから、AGC増幅器の基準
レベルを明るいときに合うように調節すれば、暗いとき
の出力は実質的な零レベルとなり、暗いときに合うよう
に調節すれば、明るいときの出力がB電圧相当のコンス
タントレベルとなって飽和し、従って反射光の変化に応
動することが出来なくなるからである。
【0005】そこで、問題となる内部光源を省略し、自
然光又は屋内灯からなる単一照明光を利用する形式の、
光電式移動物標センサが開発された。然しながら、そこ
に使用されているセンシング方法は、AGC増幅器の出
力が所定基準値を超えたときは物標あり、超えないとき
は物標なしと判定するの域に止まっていた。そのため、
この種のセンサは、利用する外部照明光(例えば自然
光)の変動につれて、AGC増幅器の出力が変動し、誤
動作をする恐れがあった。即ち、利用する外部照明光が
強くなり過ぎるときは、移動物標が存在しないのに移動
物標ありを出力したり、反対に弱くなり過ぎるときは、
移動物標が存在するのに移動物標なしを出力したりする
恐れがあった。
【0006】
【発明の目的】それ故、この出願の発明の第1の目的
は、自前の投光手段を内蔵せず、任意の種類の外部照明
光(例えば自然光、又は白熱電灯若しくは蛍光灯による
一般照明光等)を利用することが出来る、低消費電流、
低電圧、且低コストの無投光形光電式移動物標センサを
提供することにある。この出願の発明の第2の目的は、
自前の投光手段を内蔵せず、複数種類の混合照明光(例
えば自然光と、白熱電灯若しくは蛍光灯による一般照明
光との混合照明光等)を利用することが出来る、低消費
電流、低電圧、且低コストの無投光形光電式移動物標セ
ンサを提供することにある。
【0007】この出願の発明の第3の目的は、移動物標
の進入又は脱出によって所定通路乃至所定空間に明暗の
達いが生じる限りにおいて、自前の投光手段を内蔵する
ことなしに、環境光が非常に暗いときからかなり明るい
ときまで(それによる照度が例えば数ルクスから1万ル
クス近くまで)、切れ目なしに、正確に移動物標を探知
することが出来る無投光形光電式移動物標センサを提供
することにある。この出願の発明の第4の目的は、利用
する照明光(例えば、屋内又は屋外照明光等)が過渡的
瞬時的な変化をしたとしても、その様な変化に対して即
応し得る様に、瞬時の制御を可能にし、以って移動物標
の正確な探知を可能にした無投光形光電式移動物標セン
サを提供することにある。
【0008】
【目的を達成するための手段】前記諸問題を解決し、前
記諸目的を達成するために、この出願の発明による無投
光形光電式移動物標センサは、所定通路乃至空間上の光
の反射像を所定位置に結像させるための結像光学系2
と、上記所定位置に配設され結像光学系2を介して到来
した上記反射像を電気的アナログ信号に変換するための
受光手段と、上記受光手段の出力端子に接続された演算
回路部4と、上記諸要素の全部又は一部を収納し、前方
に開口11を有する筐体1とを含有し、上記所定通路乃
至空間に投光するための投光手段は含有せず、且、上記
結像光学系2は、結像レンズ5と絞り部材6とを含有
し、上記演算回路部4は、対数増幅器41と、比較回路
46Cとを含有する。
【0009】
【発明の作用】移動物標7が存在しないときは、所定通
路乃至空間の背景上の光の反射像のみからなる反射光
が、結像光学系2を経て、受光手段に到達する。移動物
標7が存在するときは、所定通路乃至空間の背景上の光
の反射像と、これに重畳する移動物標7上の光の反射像
とからなる反射光が、結像光学系2を経て、受光手段に
到達する。到達した反射光は、電気的アナログ信号に変
換され、演算回路部4に入る。演算回路部4に入った電
気的アナログ信号は、同回路4中の対数増幅器41で圧
縮増幅される。即ち、振幅の小さな信号は相対的に増幅
され、振幅の大きな信号は相対的に圧縮される。
【0010】その結果、対数増幅器41の後段の諸回路
は、飽和する恐れが全くなくなる。対数増幅器41を通
過した信号成分は、遂には、比較回路46Cに入る。比
較回路46Cに入った信号成分は、所定の基準値と比較
される。信号成分の振幅が所定の基準値を超えたとき
は、移動物標の進入又は脱出ありと判断され、超えてい
ないときは、進入も脱出もなしと判断される。上記の対
数増幅器は、ダイナミックレンジが非常に広く、且応答
速度が非常に早いから、入力信号の振幅が過渡的瞬時的
に大きく変化したときでも、その増幅又は圧縮が可能で
ある。
【0011】
【実施例】この出願の発明の第1の実施例について詳細
に説明する。図1は、この出願の発明による無投光形光
電式移動物標センサの第1の実施例の全体構成を示す模
式図、図2は、同実施例の演算回路部の細部を示すブロ
ック図、図3は、同実施例の演算回路部中の信号処理回
路の細部を示すブロック図である。図1において、1は
筐体、2は結像光学系、3は受光素子、4は演算回路
部、5は結像レンズ、6は絞り部材である。結像光学系
2は、結像レンズ5と、絞り部材6とで構成する。
【0012】第1の実施例の諸要素と、諸要素間の関係
について、以下詳細に説明する。筐体1は、前方に開口
11を有する。筐体1の内部には、結像光学系2、受光
素子3、演算回路部4等が収納配設される。尤も、演算
回路部4については、その全部又は一部を筐体1の外部
に配置替えすることが出来る。筐体1の開口11の形状
寸法は、第1の実施例では、結像レンズ5の形状寸法と
略同一とする。所定通路乃至空間からの平行光線(反射
波)の利用に寄与するために、である。開口11の形状
寸法は、結像レンズ5の形状寸法よりも、小とすること
が出来る。又、所定の通路乃至空間が大なる場合は、大
とすることも出来る。結像レンズ5は前位に配設し、絞
り部材6は後位に配設する。
【0013】結像レンズ5は、所定通路乃至空間からの
平行光線(反射波)を受光素子の表面に結像させる。絞
り部材6の主な役割は、所定通路乃至空間からの平行光
線(反射波)の利用を助長すること、受光素子3への入
射光量の調整に寄与すること、対数増幅器の動作点の調
整に寄与することの3点にある。絞り部材6の絞り孔の
口径は、例えば0.3mmである。受光素子3は、単独
で受光手段を構成する。
【0014】図2において、41は対数増幅器、42は
リニア増幅器、43はDCサーボ増幅器、44はノッチ
フィルタ、45は絶対値増幅器、そして46は信号処理
回路である。これらの要素41〜46は、共同して、演
算回路部4を構成する。図3において、46Cは比較回
路、46TはTTL出力回路である。これらの要素46
C及び46Tは、共同して、信号処理回路46を構成す
る。
【0015】対数増幅器41の増幅圧縮特性は、入力信
号の振幅をx、出力信号の振幅をyとすれば、例えば、
次式によって表される。 y=k log(x+1) (1) 但し、係数kは定数。 かかる特性の対数増幅器41は、高利得増幅器、例えば
演算増幅器の負帰還ループに、指数関数特性の半導体素
子(例えばダイオード)を挿入することによって、実現
することが出来る。
【0016】k>1の場合の対数増幅器特性について説
明する。式(1)をグラフ化すれば、図7の通りとな
る。図7から明かな様に、対数増幅器41は、入力信号
の振幅xがx未満のときは、増幅し、振幅xがx
上のときは、圧縮する。なお、上記の分岐点xは、次
式によって与えられる。 k log(x+1)=x (2) 次に、k≦1の場合の対数増幅器特性について説明す
る。この場合は、対数曲線y=k log(x+1)
が、原点を通る直線y=xを上回ることはない。従っ
て、かかる対数増幅器41は、圧縮特性のみを呈する。
(k≦1の場合、x=0における、yの微係数は、y′
=k≦1となるからである。)
【0017】リニア増幅器42の入力側には、その出力
側から、DCサーボ増幅器43を介して、動作点を決定
するため負帰還電圧(電流)が与えられる。定常状態に
おいては、リニア増幅器42の出力は、入力の大小に拘
らず、略零となる。しかし、過渡状態においては、然う
ではない。リニア増幅器42の入力の変化分(物標信
号)は、増幅されて、出力側に現れる。即ち、リニア増
幅器42とDCサーボ増幅器43とは、共同して、変化
分検出手段を構成している。
【0018】DCサーボ増幅器43は、例えば、増幅積
分作用を有している。定常状態においては、DCサーボ
増幅器43の出力の大きさがリニア増幅器42の入力の
大きさに到達合致したとき(即ち両者の差が零になった
とき)、DCサーボ増幅器43の積分作用は、実質的に
停止する。リニア増幅器42の出力は零となる。しか
し、リニア増幅器42の入力が過渡的に変化すると、そ
の変化分(信号)は増幅されて、出力側に現れる。変化
の方向が正ならば正の、負ならば負の出力信号となる。
【0019】ノッチフィルタ44は、極めて狭帯域の帯
域阻止フィルタの一種であって、その伝送特性曲線は、
単一の阻止周波数において、極めて急峻なノッチ形の落
ち込みを呈する。かかるノッチフィルタ44は、例え
ば、並列T形CR回路で実現される。ノッチフィルタ4
4の阻止周波数は、蛍光灯又は白熱電灯等の電源周波数
の2倍に設定される。その結果、電源周波数由来のノイ
ズ成分は、ノッチフィルタ44によって完全に阻止さ
れ、これを通過しない。
【0020】絶対値増幅器45は、入力の絶対値に比例
した出力を与える。即ち、 出力信号=|入力信号|×定数倍 (3) これによって、後段のディジタル回路は全て正論理とな
る。かかる特性の絶対値増幅器45は、例えば、全波整
流器とリニア増幅器との縦続接続によって、実現出来
る。
【0021】第1の実施例の信号処理回路46は、図3
の如く、比較回路46CとTTL出力回路46Tとの縦
続接続回路からなる。比較回路46Cについては、簡単
のため、基準値を省略してある。比較回路46Cは、入
力電圧が所定の基準値を超えた時のみ、出力を生じる。
尚、この明細書でいう比較回路とは、凡そ比較機能を有
するものの総称である。TTL出力回路46Tは、比較
回路46Cの出力を、所定のレベルに変換し、これを保
持し、かつ出力する。出力は、論理信号(TTL信号)
となる。かかる特性のTTL出力回路46Tは、例えば
フリップフロップ回路によって構成される。
【0022】第1の実施例の全体的動作について説明す
る。探知すべき事象は、所定通路乃至空間への移動物標
(物体又は人体等)の進入又は脱出である。所定通路乃
至空間へ移動物標が進入したり、そこから脱出したりす
ると、その影響で、所定通路乃至空間からの反射光が、
相対的に、明から暗に、又は暗から明に、変化する。所
定通路乃至空間は、屋内、屋外、屋上の何れであって
も、差し支えない。所定通路乃至空間への照明光は、自
然光、蛍光灯若しくは白熱電灯光等の人工光、又はそれ
らの混合光の何れであっても差し支えない。更に、所定
通路乃至空間の照度は、数ルクスから1万ルクス位まで
変化しても差し支えない。
【0023】使用時には、筐体1の光路を所定通路乃至
空間に向けておく。所定通路乃至空間からの平行な反射
光(光路に平行な反射光)が、筐体1の開口11を通過
し、結像光学系2によって、受光素子3の表面に結像さ
れる。移動物標7が存在しないときは、所定通路乃至空
間の背景上の光の反射像のみが、結像光学系2を経て、
受光手段に到達する。移動物標7が進入又は脱出したと
きは、所定通路乃至空間の背景上の光の反射像と、これ
に重畳する移動物標7上の光の反射像とが、結像光学系
2を経て、受光素子3に到達する。
【0024】受光素子3に到達した反射光は、アナログ
電圧(電流)に変換される。変換された電圧(電流)
は、演算回路部4に入る。演算回路部4に入った電圧
(電流)は、同回路4中の対数増幅器41によって増幅
圧縮される。詳説すれば、図7の如く、振幅の小さな電
圧(電流)は、相対的に増幅され、振幅の大きな信号
は、相対的に圧縮される。即ち、対数増幅器41の増幅
度は、所定通路乃至空間から到来する反射光の強弱(明
暗)に依存して、自動的にコントロールされるのであ
る。これによって、対数増幅器41の後段の諸回路が飽
和する恐れは、全くなくなる。しかも、対数増幅器41
のダイナミックレンジは非常に広く、且応答速度も非常
に早くすることが出来るから、入力信号の振幅が過渡的
瞬時的に大きく変化したとしても、上記の増幅圧縮特性
が損なわれる恐れは全くない。
【0025】対数増幅器41の出力は、リニア増幅器4
2の入力端子に与えられる。リニア増幅器41とDCサ
ーボ増幅器43との組合せは、前述の如く、変化分検出
手段として機能する。即ち、リニア増幅器42への入力
電圧(電流)が一定不変であるときは、その大小に拘り
なく、リニア増幅器42の出力電圧(電流)は、略零と
なる。リニア増幅器42への入力電圧(電流)が変化し
たどきは、入力電圧(電流)の変化分(信号)に比例し
た出力電圧(電流)が生じる。別言すれば、所定通路乃
至空間への移動物標の進入又はそこからの脱出がないと
きは、リニア増幅器42の出力電圧(電流)は略零であ
り、移動物標の進入又は脱出があった時のみ、有意のレ
ベルとなる。そして、移動物標からの反射光が、背景か
らの反射光よりも強いときは、正(負)レベルの信号と
なり、暗いときは負(正)レベルの信号となる。
【0026】リニア増幅器42の出力は、ノッチフィル
タ44に与えられる。ノッチフィルタ44は、前述の如
く、蛍光灯又は白熱電灯由来のノイズ周波数成分を完全
に阻止して、信号成分のみを通過させる。従って、屋内
又は屋外照明光等のチラツキに影響される恐れがない。
ノッチフィルタ44の出力信号は、絶対値増幅器45に
入る。正レベルの入力信号は、前述の式(3)の如く、
そのまま増幅して出力され、負レベルの入力信号は、正
レベルに反転増幅されて、出力される。
【0027】絶対値増幅器45の出力は、信号処理回路
46に与えられる。絶対値増幅器45からの信号成分
は、比較回路46Cにおいて、所定の基準値(図示しな
い。)と比較される。そして、信号成分の振幅が所定の
基準値を超えたときは、移動物標の進入又は脱出があっ
たものと判断され、超えていないときは、進入も脱出も
ないものと判断される。比較回路46Cの出力信号は、
TTL出力回路46Tに与えられる。TTL出力回路4
6Tは、比較回路46Cの出力を、所定のレベルに変換
し、これを保持し、且出力する。出力は、論理信号(T
TL信号)となる。
【0028】第1の実施例は、以上の通り、自前の光源
を内蔵していないにも拘らず、環境光の種類や、強弱
や、チラツキに左右されることなく、所定通路乃至空間
への移動物標の進入、又はそこからの脱出を、正確に探
知することが出来る。従って、第1の実施例は、例え
ば、屋内又は屋外の、防犯用センサとして利用すること
が出来る。開き戸又は引き戸の開閉状態監視用センサと
して使用することが出来る。又、駐車場等における車両
の出入庫管理センサとして使用することが出来る。更
に、農業用ビニールハウスや、園芸用温室の天井窓等の
開閉状態監視用センサとして使用することが出来る。
【0029】第2の実施例について説明する。図4の
(a)は、第2の実施例の演算回路部4の内部構成を示
す図である。第2の実施例における、変化分検出手段
は、分岐回路47Bと、遅延回路47Dと、減算回路4
8とを含有し、且、分岐回路47Bの一の出力端子は、
遅延回路47Dを介して、減算回路48の一の入力端子
に接続され、分岐回路47Bの他の出力端子は、減算回
路48の他の入力端子に接続されている。遅延回路47
Dの遅延時間をてとすれば、減算回路48の一の入力端
子には、τ時間前の電圧(電流)が与えられ、他の端子
には、現時点の電圧(電流)が与えられる。
【0030】所定通路乃至空間への移動物標の進入、又
はそこからの脱出のない状態(即ち定常状態)では、τ
時間前の電圧(電流)も現時点の電圧(電流)も同じで
あるから、減算回路48の出力は、略零となる。物標の
進入又は脱出のあった状態(即ち非定常状態)では、所
定空間からの反射光光量が変化するため、現時点の電圧
(電流)は、τ時間前の電圧(電流)に比べて、大又は
小となる。従って、両電圧(電流)の差分(即ち物標信
号)が出力側に現れる。遅延回路47Dの遅延時間て
は、例えば移動物標の予想通過時間と同程度に設定す
る。第2の実施例のその余の事項は、第1の実施例と同
様である。
【0031】第3の実施例について説明する。図4の
(b)は、第3の実施例の演算回路部4の内部構成を示
す図である。第3の実施例における、変化分検出手段
は、分岐回路47Bと、第1、第2及び第3のスイッチ
47S,47S,47Sと、保持回路47Hと、減算回
路48とを含有し、且、分岐回路47Bの一の出力端子
は、第1のスイッチ47S、保持回路47H、及び第2
のスイッチ47Sを介して、減算回路48の一の入力端
子に接続され、分岐回路47Bの他の出力端子は、第3
のスイッチ47Sを介して、減算回路48の他の入力端
子に接続されている。
【0032】第3の実施例では、第1及び第2のスイッ
チ47S,47Sは、例えばクロック信号に基づいて、
次の様に、周期Tで、反復継続的に、制御される。 周期Tの始点で、第1のスイッチ47Sを短時間閉
じ、且開いて、その時点のリニア増幅器42の出力電圧
を、次の周期まで保持回路47Hに保持させる。第2及
び第3のスイッチ47S,47Sは、暫く閉じない。こ
の間、減算回路48の出力は、零である。 始点からt時間経過した後、第2及び第3のスイッチ
47S,47Sを同時に閉じて、保持回路47Hの保持
電圧を、減算回路48の一の入力端子に印加すると共
に、リニア増幅器42の出力を、減算回路48の他の入
力端子に与える。減算回路48は、(T−t)時間の
間、減算結果を出力する。 更に(T−t)時間経過した後(始点からT時間経過
した後)、第2及び第3のスイッチ47S,47Sを開
く。(1周期終り)
【0033】所定通路乃至空間への移動物標の進入、又
はそこからの脱出のない状態(即ち定常状態)では、t
乃至T時間前の電圧(電流)も、現時点の電圧(電流)
も同じであるから、減算回路48の出力は、略零とな
る。移動物標の進入又は脱出のあった状態では、所定空
間からの反射光が変化するため、現時点の電圧(電流)
は、t乃至T時間前の電圧(電流)に比べて、大又は小
となるから、両電圧(電流)の差分(即ち物標信号)が
出力側に現れる。減算回路48の後段には、平滑回路を
挿入することが出来る。第3の実施例のその余の事項
は、第1の実施例と同様である。
【0034】第4の実施例について説明する。図4の
(c)は、第4の実施例の演算回路部4の内部構成を示
す図である。第4の実施例における、変化分検出手段
は、分岐回路47Bと、第1及び第2の切換スイッチ4
7C,47Cと、1対の保持回路47H,47Hと、減
算回路48とを含有し、分岐回路47Bの一の出力端子
は、第1の切換スイッチ47C、一対の保持回路47
H,47H、及び第2の切換スイッチ47Cを介して、
減算回路48の一の入力端子に接続され、分岐回路47
Bの他の出力端子は、減算回路48の他の入力端子に接
続されている。
【0035】第4の実施例では、第1及び第2の切換ス
イッチ47C,47Cは、例えばクロック信号に基づい
て、次の様に、周期Tで、反復継続的に、制御される。 周期Tの始点で、第2の切換スイッチ47Cの可動接
点を、図4(c)のb接点側に閉じて、上側の保持回路
47Hの保持電圧を、減算回路48の一の入力端子に印
加すると共に、第1のスイッチ47Sの可動接点を、図
のb接点側に短時間閉じ、且開いて、その時点のリニア
増幅器42の出力電圧を、下側の保持回路47Hに保持
させる。第2の切換スイッチ47Cの可動接点は、半周
期の間、b接点側に閉じたままとする。 半周期(即ちT/2時間)経過した後、第2の切換ス
イッチ47Cの可動接点を、図4(c)のa接点側に閉
じて、下側の保持回路47Hの保持電圧を、減算回路4
8の他の入力端子に印加すると共に、第1のスイッチ4
7Sの可動接点を、図のa接点側に短時間閉じ、且開い
て、その時点のリニア増幅器42の出力電圧を、上側の
保持回路47Hに保持させる。第2の切換スイッチ47
Cの可動接点は、半周期の間、a接点側に閉じたままと
する。(1周期終り)
【0036】所定通路乃至空間への移動物標の進入、又
はそこからの脱出のない状態(即ち定常状態)では、半
周期(T/2時間)前の電圧(電流)も、現時点の電圧
(電流)も同じであるから、減算回路48の出力は、略
零となる。移動物標の進入又は脱出のあった状態では、
所定空間からの反射光が変化するため、現時点の電圧
(電流)は、半周期前の電圧(電流)に比べて、大又は
小となるから、両電圧(電流)の差分(即ち物標信号)
が出力側に現れる。第4の実施例のその余の事項は、第
1の実施例と同様である。
【0037】第5の実施例について説明する。第5の実
施例は、第1の実施例における、筐体1の開口11の口
径を、結像レンズ5の口径よりも大きくして、光路に平
行な反射光以外の反射光も利用する様にすると共に、開
口11及び絞り部材6の形状を、横長乃至縦長とし、受
光手段を、水平乃至垂直に配列した2個の受光素子3,
3で構成し、且、2個の受光素子3,3の出力端子を、
一括して、演算回路部4の入力端子に接続したものであ
る。開口11及び絞り部材6の長手方向、並びに受光素
子3,3の配列方向は、移動物標の予定移動方向に対し
て直角な方向とすることが出来る。第5の実施例には、
受光手段の視野が広くなるという効果がある。
【0038】このとき、受光手段の視野は事実上二つに
分割されているから、物標信号(移動物標からの反射光
由来の受光光量)対背景信号(背景からの反射光由来の
受光光量)の比が、視野の拡大に反比例して、減少する
という様なことはない。第5の実施例のその余の事項
は、第1の実施例と同様である。尚、受光素子の個数
は、3個以上に拡張することも出来る。拡張した場合の
受光素子3,3,3,…は、例えば、横一の字乃至縦1
の字状に配列する。
【0039】第6、第7、第8の実施例について説明す
る。第6、第7、第8の実施例は、第5の実施例に使用
した(第1の実施例の)変化分検出手段(図2〜3の4
2〜43参照)を、第2の実施例の変化分検出手段(図
4(a)の47B,47D,48)で置換したものであ
り、第7の実施例は、同様に、第3の実施例の変化分検
出手段(図4(b)の47B,47S,47H,48参
照)で置換したものであり、第8の実施例は、同様に、
第4の実施例の変化分検出手段(図4(c)の47B,
47C,47H,47H,47C,48参照)で置換し
たものである。第6、第7、第8の実施例のその余の事
項は何れも、第5の実施例と同様である。
【0040】第9の実施例について説明する。図5は、
第9の実施例の要部を示すブロック図である。第9の実
施例の光学系は、第5の実施例と同様に、筐体1の開口
11の口径を、結像レンズ5の口径よりも大きくして、
光路に平行な反射光以外の反射光をも利用する様にする
と共に、開口11及び絞り部材6の形状を、縦長乃至横
長とし、且、受光手段を、水平乃至垂直に配列した2個
の受光素子3,3で構成する。しかし、演算回路部4
は、2個の対数増幅器41,41、2個のリニア増幅器
42,42、2個のDCサーボ増幅器、2個のノッチフ
ィルタ44,44、2個の絶対値増幅器45,45、2
個の比較回路46C,46C、1個のTTL出力回路で
構成する。リニア増幅器42と、DCサーボ増幅器と
は、前述の如く、共同して、変化分検出手段を構成す
る。開口11及び絞り部材6の長手方向、並びに受光素
子3,3の配列方向は、移動物標の予定移動方向に対し
て平行な方向とするのが良い。
【0041】移動物標の進入があると、先ず進入側の絶
対値増幅器45の出力が増加する。次いで、同側の比較
回路46Cに出力(物標信号)が生じる。比較回路46
C、46Cの出力(物標信号)は、TTL出力回路によ
って、論理信号に変換される。第9の実施例において
は、環境光の急変に由来する電圧(電流)変化分は、各
比較回路46C,46Cにおいて完全に相殺される。従
って、第9の実施例は、環境光の急変(例えば照明灯の
点滅等)による誤動作の恐れが全くない。第9の実施例
のその余の事項は、第5の実施例と同様である。尚、受
光素子の個数は、3個以上に拡張することも出来る。拡
張した場合の受光素子3,3,3,…は、横一の字乃至
縦1の字状に配列し、対数増幅器41、変化分検出手
段、ノッチフィルタ44、絶対値増幅器45、比較回路
46Cの数も、それなりに拡張しなければならない。
【0042】第10、第11、第12の実施例について
説明する。第10の実施例は、第9の実施例に使用した
(第1の実施例の)変化分検出手段(図2〜3の42〜
43参照)を、第2の実施例の変化分検出手段(図4
(a)の47B,47D,48)で置換したものであ
り、第11の実施例は、同様に、第3の実施例の変化分
検出手段(図4(b)の47B,47S,47H,48
参照)で置換したものであり、第12の実施例は、同様
に、第4の実施例の変化分検出手段(図4(c)の47
B,47C,47H,47H,47C,48参照)で置
換したものである。第10、第11、第12の実施例の
その余の事項は何れも、第9の実施例と同様である。
【0043】第13の実施例について説明する。図6
は、第13の実施例の要部を示すブロック図である。第
13の実施例の演算回路部4は、第9の実施例の演算回
路部4における2個の対数増幅器41,41の代わり
に、1個の対数増幅器41と、その前段に挿入接続した
切換スイッチ(2入力対1出力形のマルチプレクサ)4
Mと、その後段に挿入接続した切換スイッチ(1入力対
2出力形のデマルチプレクサ)4DMとの組合せを、使
用したものである。第13の実施例においては、第9の
実施例に比べて、対数増幅器を節約出来るという効果が
ある。第13の実施例のその余の事項は、第9の実施例
と同様である。尚、マルチプレクサの入力端子の数及び
デマルチプレクサの出力端子の数は、3以上に拡張する
ことが出来る。
【0044】第14、第15、第16の実施例について
説明する。第14の実施例は、第9の実施例に使用した
(第1の実施例の)変化分検出手段(図2〜3の42〜
43参照)を、第2の実施例の変化分検出手段(図4
(a)の47B,47D,48)で置換したものであ
り、第15の実施例は、同様に、第9の実施例の変化分
検出手段(図4(b)の47B,47S,47H,48
参照)で置換したものであり、第12の実施例は、同様
に、第9の実施例の変化分検出手段(図4(c)の47
B,47C,47H,47H,47C,48参照)で置
換したものである。第14、第15、第16の実施例の
その余の事項は何れも、第13の実施例と同様である。
【0045】第17〜第20、並びに第21〜第24の
実施例について説明する。図8は、第17〜第20、並
びに第21〜第24の実施例の要部を示すブロック図で
ある。図8において、46Cは比較回路、46Iは禁止
回路、46TはTTL出力回路である。これらの要素
は、共同して、信号処理回路46を構成する。上側の禁
止回路46Iは、下側のTTL出力回路46Tから論理
1信号を受けている間、不導通となる。下側の禁止回路
46Iも同様である。
【0046】第17〜第20、並びに第21〜第24の
実施例はそれぞれ、第9〜第12、並びに第13〜第1
6の実施例の信号処理回路46(図5又は図6の46
C,46C,46T参照)を、図8の信号処理回路46
(46C,46C,46I,46I,46T,46T)
で置換したものである。これらの実施例では、移動物標
の進入(脱出)があると、先ず進入側(脱出)のTTL
出力回路46Tが論理1信号を出力する。同時に、他方
の禁止回路46Iを不導通にする。この状態は、使用者
によって解除されるまで、持続する。従って、何れのT
TL出力回路46Tが論理1信号を発しているかによっ
て、移動物標が何れの側から進入(脱出)したかを、探
知することができる。
【0047】
【発明の効果】この出願の発明による無投光形光電式移
動物標センサは、以上の様に構成したから、下記の通
り、顕著な効果を奏することが出来る。 ▲a▼所定通路乃至空間を照明するための自前の投光光
源を含有していないから、従来の投光形センサに比べ
て、低消費電流化と低電圧化が可能になった。 ▲b▼使用した対数増幅器が、広いダイナミックレンジ
に亙って、顕著な増幅圧縮特性(信号振幅が小さい時に
は相対的に増幅し、大きい時には圧縮する特性)を有し
ているから、演算回路部を飽和させる恐れが全くなくな
った。
【0048】▲c▼そのため、環境光が非常に暗いとき
から、かなり明るいときまで(例えば、照度が数ルクス
のときから1万ルクスのときまで)、切れ目なしに、移
動物標の進入(又は脱出)の正確な探知が可能になっ
た。 ▲d▼又、任意の種類の環境光(例えば自然光、又は蛍
光灯光、白熱電灯光、若しくはその他の人工光)を利用
することが出来るようになった。 ▲e▼更に、複数種類の混合照明光(例えば自然光と、
白熱電灯若しくは蛍光灯による一般照明光との混合照明
光等)を利用することが可能になった。
【0049】▲f▼使用した対数増幅器は、ダイナミッ
クレンジが非常に広く、且応答速度が非常に早いから、
入力信号の振幅が過渡的瞬時的に大きく変化したとき
(例えば、屋内又は屋外照明光が点灯又は消灯したと
き)でも、その変化に即応した瞬時の制御が可能にな
り、所望の増幅圧縮特性の維持が可能になった。そのた
め、環境光が大幅に変化したときでも、移動物標の進入
(又は脱出)の正確な探知が可能になった。 ▲g▼自前の投光光源(例えば赤外光)を含有していな
いから、投射光(例えば赤外線投射光)の有無を捕捉す
ることによって、センサ設置の有無を感知される恐れが
ない。従って、セキュリティ効果が大きい。 ▲h▼移動物標が、所定通路又は空間の、何れの側か
ら、進入(又は脱出)したかを、探知することが可能に
なった。 ▲i▼自前の投光光源を含有していないから、従来の投
光形センサに比べて、構造の簡単化と、低コスト化と、
長寿命化とが可能になり、その上、メンテナンスが容易
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明による無投光形光電式移動物標
センサの第1の実施例の全体構成を示す模式図である。
【図2】第1の実施例の演算回路部の細部を示すブロッ
ク図である。
【図3】第1の実施例の演算回路部中の信号処理回路の
細部を示すブロック図である。
【図4】第2、第3、第4の実施例の各演算回路部の細
部を示すブロック図である。
【図5】第9の実施例の要部を示すブロック図である。
【図6】第13の実施例の要部を示すブロック図であ
る。
【図7】この出願の発明の演算回路部に使用する対数増
幅器の増幅圧縮特性の一例を示すグラフである。
【図8】第17乃至第24の実施例の要部を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 結像光学系 3 受光素子 4 演算回路部 5 結像レンズ 6 絞り部材 7 移動物標 11 開口 41 対数増幅器 42 リニア増幅器 43 DCサーボ増幅器 44 ノッチフィルタ 45 絶対値増幅器 46 信号処理回路 46C 比較回路 46I 禁止回路 46T TTL出力回路 47B 分岐回路 47C 切換スイッチ 47D 遅延回路 47H 保持回路 47S スイッチ 48 減算回路 4M マルチプレクサ 4DM デマルチプレクサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/94 F 9406−2G G01V 9/04 U

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定通路乃至空間上の反射光像を所定位
    置に結像させるための結像光学系(2)と、 上記所定位置に配設され、結像光学系(2)を介して到
    来した上記反射光像を電気的信号に変換するための受光
    手段と、 上記受光手段の出力端子に接続された演算回路部(4)
    と、 上記諸要素の全部又は一部を収納し、前方に開口(1
    1)を有する筐体(1)とを含有し、 上記所定通路乃至空間に投光するための投光手段は含有
    せず、 且、上記結像光学系(2)は、結像レンズ(5)と絞り
    部材(6)とを含有し、 上記演算回路部(4)は、対
    数増幅器(41)と、比較回路(46C)とを含有する
    無投光形光電式移動物標センサ。
  2. 【請求項2】 前記演算回路部(4)は、前記対数増幅
    器(41)と、前記比較回路(46C)とに加えて、更
    に変化分検出手段と、絶対値増幅器(45)とを含有
    し、前記対数増幅器(41)と、上記変化分検出手段
    と、上記絶対値増幅器(45)と、前記比較回路(46
    C)とは、この順で縦続接続されている請求項1記載の
    無投光形光電式移動物標センサ。
  3. 【請求項3】 前記変化分検出手段は、リニア増幅器
    (42)と、DCサーボ増幅器(43)とを含有し、 上記リニア増幅器(42)の入力側には、その出力側か
    ら、上記DCサーボ増幅器(43)を介して、負帰還信
    号が与えられている請求項2記載の無投光形光電式移動
    物標センサ。
  4. 【請求項4】 前記変化分検出手段は、分岐回路(47
    B)と、遅延回路(47D)と、減算回路(48)とを
    含有し、 上記分岐回路(47B)の一の出力端子は、上記遅延回
    路(47D)を介して、上記減算回路(48)の一の入
    力端子に接続され、 上記分岐回路(47B)の他の出力端子は、上記減算回
    路(48)の他の入力端子に接続されている請求項2記
    載の無投光形光電式移動物標センサ。
  5. 【請求項5】 前記変化分検出手段は、分岐回路(47
    B)と、第1、第2及び第3のスイッチ(47S),
    (47S),(47S)と、保持回路(47H)と、減
    算回路(48)とを含有し、 上記分岐回路(47B)の一の出力端子は、上記第1の
    スイッチ(47S)、上記保持回路(47H)、及び上
    記第2のスイッチ(47S)を介して、上記減算回路
    (48)の一の入力端子に接続され、 上記分岐回路(47B)の他の出力端子は、上記第3の
    スイッチ(47S)を介して、上記減算回路(48)の
    他の入力端子に接続されている請求項2記載の無投光形
    光電式移動物標センサ。
  6. 【請求項6】 前記変化分検出手段は、分岐回路(47
    B)と、第1及び第2の切換スイッチ(47C),(4
    7C)と、1対の保持回路(47H),(47H)と、
    減算回路(48)とを含有し、 上記分岐回路(47B)の一の出力端子は、上記第1の
    切換スイッチ(47C)、上記一対の保持回路(47
    H,47H)、及び上記第2の切換スイッチ(47C)
    を介して、上記減算回路(48)の一の入力端子に接続
    され、 上記分岐回路(47B)の他の出力端子は、上記減算回
    路(48)の他の入力端子に接続されている請求項2記
    載の無投光形光電式移動物標センサ。
  7. 【請求項7】 前記結像光学系(2)の前記絞り部材
    (6)は、前記結像レンズ(5)の後位に配設され、 前記受光手段は、1個の受光素子(3)から成り、 前記筐体(1)の前記開口(11)の形状寸法は、前記
    結像レンズ(5)の形状寸法と略同一である請求項1乃
    至6の何れかに記載の無投光形光電式移動物標センサ。
  8. 【請求項8】 前記結像光学系(2)の前記絞り部材
    (6)は、前記結像レンズ(5)の前位乃至後位に配設
    され、 前記受光手段は、横一の字乃至縦1の字状に配列された
    n(nは2以上の自然数)個の受光素子(3),
    (3),…から成り、 前記筐体(1)の前記開口(11)の形状寸法は、前記
    結像レンズ(5)の形状寸法より大であり、 前記n個の受光素子(3),(3),…の出力端子は、
    一括して前記対数増幅器(41)の入力端子に接続され
    ている請求項1乃至6記載の無投光形光電式移動物標セ
    ンサ。
  9. 【請求項9】 前記演算回路部(4)は、前記絶対値増
    幅器(45)の前段、又は前記比較回路の前段に、ノッ
    チフィルタ(44)が挿入接続されてなる、請求項1乃
    至8の何れかに記載の無投光形光電式移動物標センサ。
  10. 【請求項10】 前記結像光学系(2)の前記絞り部材
    (6)は、前記結像レンズ(5)の前位乃至後位に配設
    され、 前記受光手段は、横一の字乃至縦1の字状に配列された
    n(nは2以上の自然数)個の受光素子(3),
    (3),…を含有し、 前記筐体(1)の前記開口(11)の形状寸法は、前記
    結像レンズ(5)の形状寸法より大であり、 前記演算回路部(4)は、n個の対数増幅器(41),
    (41),…と、少なくとも(n−1)個の比較回路
    (46C),…とを含有する請求項1記載の無投光形光
    電式移動物標センサ。
  11. 【請求項11】 前記演算回路部(4)は、前記n個の
    対数増幅器(41)と、前記少なくとも(n−1)個の
    比較回路(46C)とに加えて、更にn個の変化分検出
    手段と、n個の絶対値増幅器(45)とを含有し、 前記各対数増幅器(41)と、上記各変化分検出手段
    と、上記各絶対値増幅器(45)とは、この順で縦続接
    続されている請求項10記載の無投光形光電式移動物標
    センサ。
  12. 【請求項12】 前記各変化分検出手段はそれぞれ、リ
    ニア増幅器(42)と、DCサーボ増幅器(43)とを
    含有し、 上記各リニア増幅器(42)の入力側には、その出力側
    から、上記各DCサーボ増幅器(43)を介して、負帰
    還信号が与えられている請求項11記載の無投光形光電
    式移動物標センサ。
  13. 【請求項13】 前記各変化分検出手段は、分岐回路
    (47B)と、遅延回路(47D)と、減算回路(4
    8)とを含有し、 上記各分岐回路(47B)の一の出力端子はそれぞれ、
    上記遅延回路(47D)を介して、上記各減算回路(4
    8)の一の入力端子に接続され、 上記各分岐回路(47B)の他の出力端子はそれぞれ、
    上記各減算回路(48)の他の入力端子に接続されてい
    る請求項11記載の無投光形光電式移動物標センサ。
  14. 【請求項14】 前記各変化分検出手段は、分岐回路
    (47B)と、第1、第2及び第3のスイッチ(47
    S),(47S)と、保持回路(47H)とを含有し、
    上記各分岐回路(47B)の一の出力端子はそれぞれ、
    上記第1のスイッチ(47S)、上記保持回路(47
    H)、及び上記第2のスイッチ(47S)を介して、上
    記各減算回路(48)の一の入力端子に接続され、 上記各分岐回路(47B)の他の出力端子はそれぞれ、
    上記各減算回路(48)の他の入力端子に接続されてい
    る請求項11記載の無投光形光電式移動物標センサ。
  15. 【請求項15】 前記変化分検出手段は、n個の分岐回
    路(47B,…)と、n個の第1及び第2の切換スイッ
    チ(47C,…),(47C,…)と、n対の保持回路
    (47H,47H),(47H,47H),…と、n個
    の減算回路(48,…)とを含有し、上記各分岐回路
    (47B,…)の一の出力端子はそれぞれ、上記第1の
    切換スイッチ(47C)、上記一対の保持回路(47
    H,47H,)、及び上記第2の切換スイッチ(47
    C)を介して、上記各減算回路(48)の一の入力端子
    に接続され、 上記各分岐回路(47B)の他の出力端子はそれぞれ、
    上記上記各減算回路(48)の他の入力端子に接続され
    ている請求項11記載の無投光形光電式移動物標セン
    サ。
  16. 【請求項16】 前記結像光学系(2)の前記絞り部材
    (6)は、前記結像レンズ(5)の前位乃至後位に配設
    され、 前記受光手段は、横一の字乃至縦1の字状に配列された
    n(nは2以上の自然数)個の受光素子(3),
    (3),…を含有し、 前記筐体(1)の前記開口(11)の形状寸法は、前記
    結像レンズ(5)の形状寸法より大であり、 前記演算回路部(4)は、1個のn入力対1出力のマル
    チプレクサ(M)と、1個の対数増幅器(41)と、1
    個の1入力対n出力のデマルチプレクサ(DM)と、少
    なくとも(n−1)個の比較回路(46C),(46
    C),…を含有する請求項1記載の無投光形光電式移動
    物標センサ。
  17. 【請求項17】 前記演算回路部(4)は、前記1個の
    n入力対1出力のマルチプレクサ(M)と、前記1個の
    対数増幅器(41)と、前記1個の1入力対n出力のデ
    マルチプレクサ(DM)と、前記少なくとも(n−1)
    個の比較回路(46C)とに加えて、更にn個の変化分
    検出手段と、n個の絶対値増幅器(45)とを含有し、
    前記各対数増幅器(41)と上記各変化分検出手段と上
    記各絶対値増幅器(45)とはそれぞれ、この順で縦続
    接続されている請求項16記載の無投光形光電式移動物
    標センサ。
  18. 【請求項18】 前記各変化分検出手段はそれぞれ、リ
    ニア増幅器(42)と、DCサーボ増幅器(43)とを
    含有し、 上記各リニア増幅器(42)の入力側には、その出力側
    から、上記各DCサーボ増幅器(43)を介して、負帰
    還信号が与えられている請求項17記載の無投光形光電
    式移動物標センサ。
  19. 【請求項19】 前記各変化分検出手段はそれぞれ、分
    岐回路(47B)と、遅延回路(47D)と、減算回路
    (48)とを含有し、 上記各分岐回路(47B)の一の出力端子はそれぞれ、
    上記遅延回路(47D)を介して、上記各減算回路(4
    8)の一の入力端子に接続され、 上記各分岐回路(47B)の他の出力端子はそれぞれ、
    上記各減算回路(48)の他の入力端子に接続されてい
    る請求項17記載の無投光形光電式移動物標センサ。
  20. 【請求項20】 前記各変化分検出手段はそれぞれ、分
    岐回路(47B)と、第1、第2及び第3のスイッチ
    (47S),(47S),(47S)と、保持回路(4
    7H)と、減算回路(48)とを含有し、 上記各分岐回路(47B)の一の出力端子はそれぞれ、
    上記第1のスイッチ(47S)、上記保持回路(47
    H)、及び上記第2のスイッチ(47S)を介して、上
    記各減算回路(48)の一の入力端子に接続され、 上記各分岐回路(47B)の他の出力端子はそれぞれ、
    上記第3のスイッチ(47S)を介して、上記各減算回
    路(48)の他の入力端子に接続されている請求項17
    記載の無投光形光電式移動物標センサ。
  21. 【請求項21】 前記各変化分検出手段ははそれぞれ、
    分岐回路(47B)と、第1及び第2の切換スイッチ
    (47C),(47C)と、一対の保持回路(47H,
    47H)と、減算回路(48)とを含有し、 上記各分岐回路(47B)の一の出力端子はそれぞれ、
    上記第1の切換スイッチ(47C)、上記一対の保持回
    路(47H,47H)、及び上記第2の切換スイッチ
    (47C)を介して、上記各減算回路(48)の一の入
    力端子に接続され、上記各分岐回路(47B)の他の出
    力端子はそれぞれ、上記各減算回路(48)の他の入力
    端子に接続されている請求項17記載の無投光形光電式
    移動物標センサ。
  22. 【請求項22】 前記各比較回路(46C)の後段にそ
    れぞれ、禁止回路(46I)とTTL出力回路(46
    T)との縦続接続回路を接続すると共に、 上記各縦続接続回路の出力端子の内少なくとも二つの出
    力端子のそれぞれを、その余の縦続接続回路中の禁止回
    路(46I)の禁止信号入力端子に接続してなる請求項
    10乃至21の何れかに記載の無投光形光電式移動物標
    センサ。
  23. 【請求項23】 前記演算回路部(4)は、前記各絶対
    値増幅器(45)の前段、又は前記各比較回路(46
    C)の前段に、それぞれ、ノッチフィルタ(44)が挿
    入接続されている、請求項10乃至22の何れかに記載
    の無投光形光電式移動物標センサ。
JP3905694A 1994-01-29 1994-01-29 無投光形光電式移動物標センサ Pending JPH07218649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3905694A JPH07218649A (ja) 1994-01-29 1994-01-29 無投光形光電式移動物標センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3905694A JPH07218649A (ja) 1994-01-29 1994-01-29 無投光形光電式移動物標センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07218649A true JPH07218649A (ja) 1995-08-18

Family

ID=12542482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3905694A Pending JPH07218649A (ja) 1994-01-29 1994-01-29 無投光形光電式移動物標センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07218649A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000346941A (ja) * 1999-06-08 2000-12-15 Mitsubishi Electric Corp 距離測定装置
CN108072913A (zh) * 2017-11-30 2018-05-25 西安工业大学 运动目标的差分式光电探测方法及其装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000346941A (ja) * 1999-06-08 2000-12-15 Mitsubishi Electric Corp 距離測定装置
CN108072913A (zh) * 2017-11-30 2018-05-25 西安工业大学 运动目标的差分式光电探测方法及其装置
CN108072913B (zh) * 2017-11-30 2023-08-18 西安工业大学 运动目标的差分式光电探测方法及其装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6820998B2 (en) Energy saving type of light emitting diode lamp
KR930001695A (ko) 텔레비젼 카메라
US7327393B2 (en) CMOS image sensor with variable conversion gain
US3748383A (en) Camera system for day and night use
GB2215550A (en) Autofocus camera
JPH0727030B2 (ja) 移動検知装置
JPH07218649A (ja) 無投光形光電式移動物標センサ
US4101785A (en) Smoke detector with switch means for increasing the sensitivity
CN110784976A (zh) 一种图书馆自习室自动照明系统
US4112310A (en) Smoke detector with photo-responsive means for increasing the sensitivity during darkness
CN210328060U (zh) 一种人体红外检测并可实现微动检测的智能控制器
GB2141853A (en) Improvements in or relating to automatic light switches
US5153424A (en) Flux monitor high light intensity cut-off circit for night vision devices
CN216491150U (zh) 一种灯具控制电路及灯具
JP3586922B2 (ja) 照明制御システム
CN210444545U (zh)
JPS5984229A (ja) 自動調光方法及び装置
JPH06241788A (ja) 静止型人感装置及び人感照明装置
KR0125429Y1 (ko) 홈오토메이션기기를 이용한 현관램프 제어회로
JP2910810B2 (ja) 自動販売機の照度判定装置
US5285233A (en) Extrinsic light eliminator for autofocusing circuit
JP2001345187A (ja) 自動点灯制御装置付照明器具
JPH01279396A (ja) 移動方向判別方式
KR880004483Y1 (ko) 비데오 카메라의 감도 조절회로
JPH02213091A (ja) 照明器具の点灯制御装置