JPH0720862Y2 - カード用コネクタ - Google Patents

カード用コネクタ

Info

Publication number
JPH0720862Y2
JPH0720862Y2 JP1991018152U JP1815291U JPH0720862Y2 JP H0720862 Y2 JPH0720862 Y2 JP H0720862Y2 JP 1991018152 U JP1991018152 U JP 1991018152U JP 1815291 U JP1815291 U JP 1815291U JP H0720862 Y2 JPH0720862 Y2 JP H0720862Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
connector
female
cam slider
female contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991018152U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0496985U (ja
Inventor
稔 五十嵐
Original Assignee
大宏電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大宏電機株式会社 filed Critical 大宏電機株式会社
Priority to JP1991018152U priority Critical patent/JPH0720862Y2/ja
Publication of JPH0496985U publication Critical patent/JPH0496985U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0720862Y2 publication Critical patent/JPH0720862Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリント基板やFPC
(Flexible Prited Cable)、F
FC(Flexible Flat Cable)等を
挿入する際、力が不要で、且つ接点摩耗のない、いわゆ
るZIF(Zero Insertion Forc
e)機能を有するカード用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種コネクタとして、特開昭6
3−168977号公報及び特開昭63−301474
号公報に開示されたものがあるが、これらの発明の問題
点を解決したものとして、出願人は先に実願平2−40
739号の考案を出願した。
【0003】これは図6に示すように、ソケットコネク
タ1に挿入したプラグコネクタ2の雄形コンタクト2a
に対して、ソケットコネクタ1内の基部3に並設して固
定した雌形コンタクト4を弾接させるコネクタにおい
て、前記ソケットコネクタ1内に摺動方向と直交方向に
移動可能なカムスライダ5を配設するとゝもに、該カム
スライダ5を一方向に摺動してこれと直交方向(内側方
向)に移動せしめることにより雌形コンタクト4の自由
端4b側を同方向に押圧し、雌形コンタクト4をその固
定基部4cの部分で内側方向に弾性変形せしめることに
より、プラグコネクタ2の雄形コンタクト2aに雌形コ
ンタクト4の固定部4a側を電気的に接触させ、カムス
ライダ5の他方向の摺動により上記の押圧力を解除して
雌形コンタクト4を復元せしめ、雄形コンタクト2aと
雌形コンタクト4の固定部4a側とを非接触状態になる
よう構成したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】しかし、図6に示す
ような構成からなる雌形コンタクト4では、その固定基
部4cの部分で弾性変形するものであるから剛性が大き
く、自由端4b側に相当強い押圧力が作用しないと変形
しにくいといった問題点がある。そこで、雌形コンタク
ト4を弾性係数の小さい金属で形成することも考えられ
るが、この場合にはカムスライダ5の摺動による押圧力
により雌形コンタクト4の自由端4b側がその頂部4d
を支点として屈曲してしまい、カムスライダ5の移動距
離が相当大きくないと(しかし、カムスライダ5の内側
方向への移動距離を大きくとることは機構的に難し
い)、雌形コンタクト4を固定基部4cの部分で弾性変
形させるだけの押圧力が雌形コンタクト4に伝達され
ず、したがって、電気的接続の信頼性に乏しくなるとい
った問題点が発生する。
【0005】このような問題点を解決する方法として、
例えば、実開昭53−54394号公報に開示されたよ
うな構成からなる雌形コンタクトを採用することも考え
られるが、雌形コンタクトの背面から直接的押圧するも
のであるため、今度は雄形コンタクトとの接点圧が大き
くなり過ぎ、雌形コンタクト及び雄形コンタクトの両接
点の磨耗が大きく、耐久性に欠けるといった問題点があ
る。そこで、弾性係数が小さい雌形コンタクトを使用す
ることも考えられるが、この場合には復元力が小さくな
り、次第に電気的接触の信頼性が失われるといった問題
点が発生してしまう、といった欠点を備えることにな
る。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案は、上記のよう
な従来の問題点を解決するためになされたもので、簡単
な構造によってソケットコネクタに対するプラグコネク
タの挿入力が非常に小さく、且つ両コネクタの電気的接
触が確実で、接点の摩耗が少ないものを提供することを
目的としたものであり、その要旨は、ソケットコネクタ
に挿入したプラグコネクタの雄形コンタクトに対して、
前記ソケットコネクタ内に配設したカムスライダの摺動
により固定ベースに植立した雌形コンタクトを弾接及び
解放させるコネクタにおいて、前記雌形コンタクトの下
半部は前記ソケットコネクタの固定ベースに垂直に固定
して下端に端子部を形成するとゝもに、上半部は外方向
にくの字状に折曲して前記カムスライダとの押圧部を、
更にその上部を内側斜め下方向に湾曲してその自由端に
前記雄形コンタクトとの接点部を夫々形成したことを特
徴とするカード用コネクタにある。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細
に説明すると、図において10はソケットコネクタで、
細長い長方形状の絶縁ハウジング11と、該ハウジング
11内の下部において着脱自在に配置された絶縁性の固
定ベース12と、該固定ベース12の長手方向に沿って
並列に植立された雌形コンタクト13と、該雌形コンタ
クト13を可動する一対のカムスライダ14とから構成
されている。
【0008】15はプラグコネクタで、これはエッジの
両面に雄形コンタクト15aが形成されたカードエッジ
形のプリント基板であり、前記絶縁ハウジング11の上
面には前記プラグコネクタ15の差込口16が長手方向
に沿って形成されているとゝもに、該差込口16の両端
には前記プラグコネクタ15のガイド部17が平行に立
設されており、その内側面には差込口16に連続するプ
ラグコネクタ15の嵌合溝18が所定の深さに形成され
ている。
【0009】ここで、前記雌形コンタクト13は、プラ
グコネクタ15の両面に形成した雄形コンタクト15a
に挟着状態で各別に弾接する双接触型のもので、一対の
雌形コンタクト13の下半部はソケットコネクタ10の
固定ベース12に垂直に固定され、その裏面から突出し
て端子部13aとなっている。また雌形コンタクト13
の上半部は固定ベース12の上面から互いに外方に折曲
し、その中央部で内方向にくの字状に折曲して押圧部1
3bを形成するとゝもに、その上部を内側斜め下方向に
鋭角的に湾曲せしめて自由端側を接点部13cとしてあ
り、前記押圧部13bはカムスライダ14の内側面14
aに接触している。したがって、雌形コンタクト13の
バネ性は、下半部が固定ベース12に固定されている基
部13dから近い位置にある押圧部13bの側が、逆U
字状に迂回して遠い位置にある接点部13c側より強く
なっている。
【0010】前記一対のカムスライダ14は、夫々ソケ
ットコネクタ10の側壁11Aと雌形コンタクト13の
押圧部13bとの間において、雌形コンタクト13の並
列方向に摺動自在に配置されており、この左右のカムス
ライダ14の端部は、ソケットコネクタ10の端部から
突出して合一し、ドライバー等の工具および手動により
カムスライダ14を摺動する可動操作部19が形成され
ている(図1参照)。
【0011】また、ソケットコネクタ10の側壁11A
の内側面11aには、摺動方向に沿って山20Aと谷2
0Bとが周期的に形成された直動カムが形成され、カム
スライダ14の外側面14bには、前記直動カムと噛合
可能な山21Aと谷21Bとが周期的に形成されてた直
動カムが形成されており、山21Aの頂部には前記山2
0Aと嵌合可能な凹部21aが形成されている。
【0012】そこで、ソケットコネクタ10に対してカ
ムスライダ14が図中右方向に移動している状態(図
1)においては、図2および図3に示すように、ソケッ
トコネクタ10とカムスライダ14の直動カムは、いず
れも山20A,21Aが相手の谷21B,20Bに落ち
込んで左右のカムスライダ14の内側面14aが互いに
離反しており、一対の雌形コンタクト13には全く押圧
力が印加されていないので、その接点部13cは互いに
プラグコネクタ15の雄コンタクト15aから離反して
開成状態にある。このため、差込口16から挿入したプ
ラグコネクタ15は、雌形コンタクト13に接触するこ
となく、挿入力ゼロの状態で差込溝16に嵌合できる。
【0013】次に、可動操作部19に工具を挿入してカ
ムスライダ14を図1中左方向に摺動すると、図4およ
び図5に示すように、ソケットコネクタ10の山20A
がカムスライダ14の山21Aに沿って上昇して凹部2
1aに嵌合するので、左右のカムスライダ14の内側面
14aが互いに近接するように移動し、夫々雌形コンタ
クト13の押圧部13bを介して接点部13cがプラグ
コネクタ15の雄形コンタクト15aに押圧され、両者
は電気的に接続される。
【0014】この場合、雌形コンタクト13の押圧部1
3bは、固定ベース12に固定されている基部13dと
近い位置にあるため比較的強いバネ性を具備することに
なるが、この押圧部13bがカムスライダ14の内側面
14aで押圧されることによって、雌形コンタクト13
は基部13dを支点としてプラグコネクタ15の方向へ
弾性変形する。そして、雌形コンタクト13の弾性変形
によりその接点部13cがプラグコネクタ15の雄形コ
ンタクト15aと当接する。
【0015】そして、雌形コンタクト13の更なる弾性
変形により、カムスライダ14の内側面14aとプラグ
コネクタ15の雄形コンタクト15aとの間にあって、
図4に示すように、雌形コンタクト13は逆U字状の頂
部13eを支点として内側に屈曲し、接点部13cと雄
形コンタクト15aとは柔らかな弾性力で圧着し、且つ
両者は高接点圧で確実に接触する。
【0016】また、ソケットコネクタ10の山20Aが
カムスライダ14の山21Aの凹部21aに嵌合するの
で、カムスライダ14の外部から不用意な力が加えられ
ても前記の嵌合は簡単に解除されることがなく、雌形コ
ンタクト13とプラグコネクタ15の雄コンタクト15
aとの電気的接触は良好に保持される。
【0017】次に、プラグコネクタ15を抜去するとき
には、上記の操作とは逆に、カムスライダ14を復動さ
せることによりプラグコネクタ15の雄形コンタクト1
5aに対する雌形コンタクト13の押圧を解除して離反
状態にする。この結果、プラグコネクタ15は無抵抗の
状態で差込口16から抜去することができる。なお、前
記の実施例では、プラグコネクタ15としてプリント基
板を使用したが、これに限定されることなく、FPCや
FFCなどにも適用できること勿論である。
【0018】
【考案の効果】本考案に係るカード用コネクタは、上記
のように、ソケットコネクタに挿入したプラグコネクタ
の雄形コンタクトに対して、前記ソケットコネクタ内に
配設したカムスライダの摺動により固定ベースに植立し
た雌形コンタクトを弾接及び解放させるコネクタにおい
て、前記雌形コンタクトの下半部は前記ソケットコネク
タの固定ベースに垂直に固定して下端に端子部を形成す
るとゝもに、上半部は外方向にくの字状に折曲して前記
カムスライダとの押圧部を、更にその上部を内側斜め下
方向に湾曲してその自由端に前記雄形コンタクトとの接
点部を夫々形成した構成であるから、(1)雌形コンタ
クトの接点部とプラグコンタクトの雄形コンタクトと
は、弱いバネ力で、しかも高接点圧で接触することにな
り、耐久性及び信頼性が向上する。特に、多極コネクタ
においても、各接点の接点圧のバラ付がなくなる。
(2)カムスライダとは、雌形コンタクトの外方向にく
の字状に折曲した押圧部で接触するので、カムスライダ
の摺動時において雌形コンタクトの押圧部は引っ掛かる
ことなくスムーズに滑動し、雌形コンタクトの損傷し或
いは破損することが少ない。したがって、多極コネクタ
においても、カムスライダの往復動作を軽い力で行うこ
とができる。(3)カムスライダは雌形コンタクトの外
側に配置することができるので、単接触型コネクタと双
接触型コネクタとの両者に適用することができるとゝも
に、構造が単純で設計範囲が大きく、コネクタ全体を小
型化することができる、といった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るカード用コネクタの一部を切除し
た平面図である。
【図2】上記コネクタのコンタクト開成時の縦断面図で
ある。
【図3】同コンタクト開成時のカム係合状態を示す平面
図である。
【図4】上記コネクタのコンタクト閉成時の縦断面図で
ある。
【図5】同コンタクト閉成時のカム係合状態を示す平面
図である。
【図6】従来のカード用コネクタの縦断面図である。
【符号の説明】
10 ソケットコネクタ 12 固定ベース 13 雌形コンタクト 13a 端子部 13b 押圧部 13c 接点部 13d 基部 13e 頂部 14 カムスライダ 15 プラグコネクタ 15a 雄形コンタクト 16 差込溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケットコネクタに挿入したプラグコネ
    クタの雄形コンタクトに対して、前記ソケットコネクタ
    内に配設したカムスライダの摺動により固定ベースに植
    立した雌形コンタクトを弾接及び解放させるコネクタに
    おいて、前記雌形コンタクトの下半部は前記ソケットコ
    ネクタの固定ベースに垂直に固定して下端に端子部を形
    成するとゝもに、上半部は外方向にくの字状に折曲して
    前記カムスライダとの押圧部を、更にその上部を内側斜
    め下方向に湾曲してその自由端に前記雄形コンタクトと
    の接点部を夫々形成したことを特徴とするカード用コネ
    クタ。
JP1991018152U 1991-01-31 1991-01-31 カード用コネクタ Expired - Lifetime JPH0720862Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991018152U JPH0720862Y2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 カード用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991018152U JPH0720862Y2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 カード用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0496985U JPH0496985U (ja) 1992-08-21
JPH0720862Y2 true JPH0720862Y2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=31753026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991018152U Expired - Lifetime JPH0720862Y2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 カード用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0720862Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2269136C (en) * 1999-04-16 2008-02-05 Leitch Technology Corporation Circuit board mounting system and releasable connector therefor
JP4732996B2 (ja) * 2006-11-07 2011-07-27 株式会社オートネットワーク技術研究所 カードエッジコネクタ
DE102011005858A1 (de) * 2011-03-21 2012-09-27 Robert Bosch Gmbh Direktsteckelement, insbesondere für Fahrzeugsteuergeräte

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51137493A (en) * 1975-05-23 1976-11-27 Hitachi Ltd Mass analyser directly connected to gas chromatograph
US4178053A (en) * 1978-02-13 1979-12-11 Ncr Corporation Zero-insertion force electrical connector

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0496985U (ja) 1992-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6921274B2 (en) Electrical connector with improved contact
CN100492778C (zh) 电连接器组件
US4606594A (en) ZIF connector with wipe
US7625232B2 (en) Electrical connector with an improved pressing member
EP1244179A2 (en) Electrical connector for a flat cable
US4713020A (en) Connector unit
JP2004039321A (ja) 平型導体用電気コネクタ
US20090068897A1 (en) Slot connector
JP2004259552A (ja) プラグのロック機構
US5525072A (en) Electrical connector assembly for interconnecting a flat cable to a circuit board
US20070281500A1 (en) Card edge connector
US20090191768A1 (en) Terminals and a terminal connecting structure
JPH1021981A (ja) 基板用電気コネクタ
US4576427A (en) Zero insertion and extraction force connector
US6764357B2 (en) Electrical connector and method of assembling the same
US6554633B1 (en) Electrical contact for ZIF socket connector
US6149468A (en) Card edge connector
JP3965380B2 (ja) オス端子及びこれを用いたオスコネクタ
US6554634B1 (en) Electrical contact for ZIF socket connector
JPH0720862Y2 (ja) カード用コネクタ
JPS63102183A (ja) コネクタ装置
US7135651B2 (en) Detect switch with an improved moveable contact
CN1301066A (zh) 电连接器组件
JPH0587837U (ja) コネクタの雄端子構造
US6776664B1 (en) Electrical connector with retention and guiding means