JPH07205332A - タイヤ用ゴム部材およびその成形方法 - Google Patents

タイヤ用ゴム部材およびその成形方法

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JPH07205332A
JPH07205332A JP6022225A JP2222594A JPH07205332A JP H07205332 A JPH07205332 A JP H07205332A JP 6022225 A JP6022225 A JP 6022225A JP 2222594 A JP2222594 A JP 2222594A JP H07205332 A JPH07205332 A JP H07205332A
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JP
Japan
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rubber
rubber member
tire
elongated
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JP6022225A
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Masasuke Aoki
雅介 青木
Toru Sato
徹 佐藤
Hiroshi Mori
浩 毛利
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Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤ用ゴム部材24を構成する異種ゴム、
即ちゴムチェーファー25とサイドトレッド26との接合面
27における接合を強力にする。 【構成】 ゴムチェーファー25とサイドトレッド26と
の接合面27には大きな外力が繰り返し作用するため、該
接合面27から剥離するおそれがあるが、この接合面27を
厚さ方向にジグザグ状に屈曲させたので、接合面27の面
積が増加し、この結果、接合面27に作用する単位面積当
りの応力が低減して前記剥離が効果的に阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、種類の異なったゴム
からなるタイヤ用ゴム部材、例えばサイドトレッドとゴ
ムチェーファーとの複合体およびこのタイヤ用ゴム部材
の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気入りタイヤは多種類のタイ
ヤ構成部材を用いて製造しているが、これらのタイヤ構
成部材のなかにはサイドトレッド、ゴムチェーファー、
トップトレッド、スティフナーのようにゴムのみからな
るタイヤ構成部材も含まれている。ここで、このような
ゴムのみからなるタイヤ構成部材が隣接して配置されて
いる場合には、これら両方のタイヤ構成部材の間に異種
ゴムの接合面が形成され、また、ゴムのみからなるタイ
ヤ構成部材が2種類以上の異種ゴムから構成されている
場合にも、これらの間に異種ゴムの接合面が形成され
る。そして、このような異種ゴムの接合面、例えば図1
3に示すようなサイドトレッド11とゴムチェーファー12
との間の接合面14は、応力を分散させて接合を強力にす
るために、その厚さ方向に対してほぼ直線状に全体を傾
斜させているのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように異種ゴム同
士の接合面(サイドトレッド11とゴムチェーファー12と
の接合面14)全体を厚さ方向に対してほぼ直線状に傾斜
させた空気入りタイヤ13は、現時点では実用に充分供す
ることができるものであるが、さらなる過酷な条件下で
走行(重荷重走行、高速走行)しなければならないよう
な場合のために、接合をさらに強力にする必要があっ
た。
【0004】この発明は、このような要求に答えてなさ
れたもので、異種ゴム同士の接合面における接合をさら
に強力にしたタイヤ用ゴム部材およびその成形方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、それ
ぞれが異なった種類のゴムからなる複数の細長ゴム部材
を互いに近接する側端部において接合することにより成
形したタイヤ用ゴム部材であって、前記細長ゴム部材同
士の接合面を厚さ方向にジグザグ状に屈曲させるように
したタイヤ用ゴム部材により達成することができ、ま
た、押出し機から異なった種類のゴムからなる複数の細
長ゴム体を互いに近接する先細りの側端部を重ね合わせ
た状態で押し出すことにより第1ゴム部材を成形する工
程と、押出し機から第1ゴム部材と同種類のゴムからな
る複数の細長ゴム体を互いに近接する先細りの側端部を
重ね合わせた状態で押し出すことにより第2ゴム部材を
成形する工程と、第1ゴム部材上に第2ゴム部材を、上
下に位置する細長ゴム体同士を同一種類のゴムとし、上
下の重なり合い形態を同一としながら重ね合わせる工程
と、第1、第2ゴム部材の上下に位置する細長ゴム体を
一体化して細長ゴム部材とすることにより、これら細長
ゴム部材同士の接合面が厚さ方向にジグザグ状に屈曲し
ているタイヤ用ゴム部材を成形する工程と、を備えたタ
イヤ用ゴム部材の成形方法により達成することができ
る。
【0006】
【作用】今、空気入りタイヤが過酷な条件下で走行して
いるとする。このとき、このタイヤを構成するタイヤ用
ゴム部材が、異種ゴムからなる複数の細長ゴム部材、例
えばリング状をしたサイドトレッドおよびゴムチェーフ
ァーから構成されていると、これら細長ゴム部材の互い
に近接する側端部に位置する接合面に大きな外力が繰り
返し作用し、該接合面が剥離するおそれがある。しかし
ながら、この発明においては、前記細長ゴム部材の接合
面を厚さ方向にジグザグ状に屈曲させたので、細長ゴム
部材間の接合面の面積が増加し、これにより、該接合面
に作用する単位面積当りの応力が低減して、接合面から
の剥離が効果的に阻止されるのである。
【0007】そして、前述のようなタイヤ用ゴム部材
は、以下のようにして成形することができる。即ち、ま
ず、押出し機から異なった種類のゴムからなる複数の細
長ゴム体を押し出すことにより第1ゴム部材を成形する
が、このとき、前記細長ゴム体の互いに近接する側端部
を共に先細りとするとともに、これら側端部同士を重ね
合わせた状態とする。また、押出し機から第1ゴム部材
と同種類のゴムからなる複数の細長ゴム体を押し出すこ
とにより第2ゴム部材を成形するが、このときも、これ
ら細長ゴム体の互いに近接する側端部を共に先細りとす
るとともに、これら側端部同士を重ね合わせた状態とす
る。このようにして成形される第1ゴム部材上に第2ゴ
ム部材を押出しと同時あるいは押出し後に重ね合わせる
が、このとき、上下に位置する細長ゴム体同士を同一種
類のゴムとし、しかも、これら細長ゴム体同士の重なり
合い形態を上下で同一とする。そして、これら第1、第
2ゴム部材を重ね合わせたとき、上下に位置する細長ゴ
ム体は同一種類のゴムであるため一体化してそれぞれゴ
ム種類の異なった細長ゴム部材となるが、このとき、隣
接する細長ゴム体の先細り側端部同士の重なり合い形態
が同一であるため、これら側端部同士は交互に入り組む
ことになり、この結果、隣接する細長ゴム部材の接合面
(境界面)は厚さ方向にジグザグ状に屈曲する。そし
て、このような方法を用いれば、第1、第2ゴム部材を
押し出して重ね合わせることだけで、タイヤ用ゴム部材
の接合面を正確かつ容易に厚さ方向にジグザグ状に屈曲
させることができる。
【0008】また、請求項4に記載のような方法を用い
れば、リング状のタイヤ用ゴム部材を容易に得ることが
できる。さらに、請求項5に記載のような方法を用いれ
ば、帯状のタイヤ用ゴム部材を容易に得ることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1において、21は空気入りタイヤであり、
このタイヤ21は一対のビード22と、これらビード22の回
りに幅方向両端部が折り返されたトロイダル状のカーカ
ス層23と、カーカス層23の半径方向外側に配置された図
示していないベルト層およびトップトレッドと、カーカ
ス層23の軸方向両外側に配置されたタイヤ用ゴム部材24
と、を有し、これらタイヤ用ゴム部材24は細長ゴム部材
としてのゴムチェーファー25およびサイドトレッド26か
ら構成されている。ここで、これらのゴムチェーファー
25およびサイドトレッド26は異なった種類の(異なった
モジュラスの)リング状ゴムから構成されるとともに、
互いに近接する側端部において接合されている。そし
て、これらゴムチェーファー25、サイドトレッド26同士
が接合されている接合面27は子午線断面(タイヤ21をそ
の回転軸線を含む平面で切断した断面)でみたとき、厚
さ方向にジグザグ状に屈曲している、即ち、厚さ方向に
対して逆方向に傾斜した面を厚さ方向に交互に配置する
ことで構成している。
【0010】そして、このように接合面27がジグザグ状
であるゴムチェーファー25とサイドトレッド26との複合
体であるタイヤ用ゴム部材24は、例えば図2、3に示す
ような成形装置30を用いて成形される。同図において、
31は床面32上に設置された支持手段であり、この支持手
段31には上面に平坦な受け面34を有する円板状の水平な
下型33が支持されている。この下型33は前記支持手段31
により受け面34に垂直な軸線を中心として回転されると
ともに、受け面34には前記回転軸線を中心とする凹んだ
リング溝35が形成されている。そして、前記支持手段31
は前記下型33を上下に移動させるシリンダ、ネジ軸等の
移動機構を内蔵している。41は下型33の上方に設置され
た押出し機であり、この押出し機41には複数種類、ここ
では2種類の押出し材料(高温で軟弱な生ゴム)G、H
がそれぞれ通過する複数(2つ)の通路42、43が形成さ
れ、これらの通路42、43は下流端近傍において合流して
いる。そして、これらの通路42、43には回転するスクリ
ュー44、45がそれぞれ収納され、この結果、これらのス
クリュー44、45が回転すると、押出し材料G、Hは通路
42、43内を下型33に向かって移送され下流端近傍におい
て合流する。また、前記押出し機41には通路42、43の下
流端に配置された口金46が取り付けられ、この口金46は
下型33のリング溝35の直上に位置している。ここで、こ
の口金46は、押出し機41に固定されている第1口金47
と、第1口金47より先端側において押出し機41に昇降可
能に支持された第2口金48とから構成され、この第2口
金48は図示していない昇降機構により昇降される。そし
て、第1口金47の下端は図4、5に示すように、下型33
の受け面34に平行でかつ該受け面34にほぼ接しており、
一方、第2口金48の下端にはリング溝35の断面形状の上
半分とほぼ同形の突出部49が形成されている。この結
果、前記昇降機構により第2口金48が下降限まで下降し
て突出部49がリング溝35内に挿入されているときには、
この突出部49の下端とリング溝35の内壁との間のリング
溝35の下半分が押出し材料G、Hの通過可能空間とな
り、第2口金48が上昇限まで上昇して突出部49がリング
溝35から抜け出たときには、第1口金47の下端とリング
溝35の内壁との間のリング溝35全体が押出し材料G、H
の通過可能空間となる。
【0011】そして、このような成形装置30を用いてタ
イヤ用ゴム部材24(ゴムチェーファー25とサイドトレッ
ド26との複合体)を成形するには、まず、支持手段31を
作動して下型33を回転軸線回りに回転させるとともに、
押出し機41を作動してスクリュー44、45を同期して回転
させ、押出し材料G、Hを下型33に向かって移送する。
そして、前記押出し材料G、Hが押出し機41から押し出
されると、これら押出し材料G、Hはそれぞれ図4、5
に示すように細長ゴム体J、Kとなるが、これら細長ゴ
ム体J、Kの互いに近接する側端部J1、K1は共に側端に
向かうに従い先細りとなるよう形成されるとともに、側
端部J1上に側端部K1が重ね合わされた状態で互いに接合
され、これにより、これら細長ゴム体J、Kは一体化し
て第1ゴム部材Dとなる。このとき、第2口金48は昇降
機構により下降限まで下降され突出部49がリング溝35内
に挿入されているため、リング溝35の下半分が押出し材
料G、Hの通過可能空間となっており、この結果、第1
ゴム部材Dは突出部49の下端とリング溝35の内壁とによ
って決定される一定のコンター、即ちリング溝35の断面
形状の下半分と同一形状に成形され、しかも、下型33の
受け面34、詳しくはリング溝35の底面に押し付けられて
該リング溝35の底面に粘着される。そして、このような
押出しと下型33の回転とは同時に継続して行われるの
で、第1ゴム部材Dがリング状に成形される。
【0012】このようにして第1ゴム部材Dがほぼ1周
したリング状となると、図6、7に示すように昇降機構
により第2口金48を上昇限まで上昇させ、該第2口金48
の突出部49をリング溝35から抜き出す。この結果、第1
口金47の下端とリング溝35の内壁との間のリング溝35全
体が押出し材料G、Hの通過可能空間となるが、このリ
ング溝35の下半分は前述のように第1ゴム部材Dが埋め
ているので、実際の押出し材料G、Hの通過可能空間は
第1口金47の下端と第1ゴム部材Dの上面との間のリン
グ溝35の上半分となる。この状態で押出し材料G、Hが
前記実際の通過可能空間を通じて細長ゴム体M、Nとし
て押し出されるが、このとき、これら細長ゴム体M、N
も互いに近接する側端部M1、N1が先細りとなり、側端部
M1上に側端部N1が重ね合わされた状態で互いに接合さ
れ、これにより、これら細長ゴム体M、Nは一体化して
第2ゴム部材Fとなる。そして、この第2ゴム部材Fは
前記実際の通過可能空間と同一形状、即ちリング溝35の
断面形状の上半分と同一形状のコンターとなり、また、
第1ゴム部材Dの上面に押出しと同時に押し付けられて
粘着される。ここで、前記第1、第2ゴム部材D、Fは
同一の押出し機41から押し出された1周目と2周目であ
るので、上下に位置する細長ゴム体Mと細長ゴム体Jお
よび細長ゴム体Nと細長ゴム体Kとは同一種類のゴムか
らなり、また、上下に位置する側端部の重なり合い形態
も同一、即ち側端部J1、M1上に側端部K1、N1が共に重ね
合わされているのである。そして、このような押出しと
下型33の回転とは同時に継続して行われるので、第2ゴ
ム部材Fもリング状に成形される。次に、互いに重ね合
わされたリング状の第1、第2ゴム部材D、Fは、トロ
イダル状をした生タイヤの軸方向外側に貼付けられた後
加硫されてリング状のタイヤ用ゴム部材24となる。ここ
で、上下に位置する細長ゴム体M、Jおよび細長ゴム体
N、Kはそれぞれ同一種類のゴムであるため、前記加硫
により一体化してそれぞれゴム種類の異なった細長ゴム
部材、即ちゴムチェーファー25とサイドトレッド26とに
なるが、このとき、図8に示すように隣接する細長ゴム
体J、Kの側端部J1、K1と細長ゴム体M、Nの側端部M
1、N1との重なり合い形態が同一であるため、これら側
端部J1、M1と側端部K1、N1とは交互に入り組むことにな
り、この結果、加硫後において隣接する細長ゴム部材、
即ちゴムチェーファー25とサイドトレッド26との接合面
27(境界面)は図1、9に示すように厚さ方向にジグザ
グ状に屈曲することになる。そして、このような方法を
用いれば、第1、第2ゴム部材D、Fを押し出して重ね
合わせることだけで、リング状をしたタイヤ用ゴム部材
24の接合面27を正確かつ容易に厚さ方向にジグザグ状に
屈曲させることができる。
【0013】このようなタイヤ用ゴム部材24が用いられ
たタイヤ21を過酷な条件下で走行させると、異種ゴムか
らなるゴムチェーファー25とサイドトレッド26との接合
面27に大きな外力が繰り返し作用し、該接合面27から剥
離するおそれがある。しかしながら、この実施例におい
ては、前述のようにゴムチェーファー25とサイドトレッ
ド26との接合面27を厚さ方向にジグザグ状に屈曲させ、
これにより、前記接合面27の面積を増加させて該接合面
27に作用する単位面積当りの応力を低減させ、接合面27
からの剥離を効果的に阻止するようにしたのである。
【0014】次に、試験例を説明する。この試験に当た
っては、図10、11に示すような2種類のゴム片56、
57から構成され、これらゴム片56、57間の接合面58全体
を厚さ方向に対してほぼ直線状に傾斜させた従来試験片
と、図12に示すようにゴム片56、57間の接合面58を厚
さ方向に対してジグザグ状に屈曲させた供試試験片とを
準備した。ここで、両試験片はJISの加硫ゴム物理試
験方法に規定された3号形と同一形状とし、ゴム片56を
ゴムチェーファーと同一種類のゴムから、また、ゴム片
57をサイドトレッドと同一種類のゴムから構成した。ま
た、これら試験片を 160度Cで20分間加硫した後、 100
度Cの雰囲気中に24時間放置して完全摩耗の熱履歴に相
当する事前熱劣化を与えた。次に、これら両試験片に80
度Cの雰囲気中において 10kgfの静荷重を与えた状態で
30kgfの動荷重を10Hzの周波数で負荷した。その結果、
従来試験片では25万回負荷した時点で接合面58から剥離
したが、供試試験片では60万回負荷した時点で接合面59
から剥離し、耐疲労破壊性能が格段に向上していた。
【0015】なお、前述の実施例においては、垂直な回
転軸線回りに回転する下型33上に第1ゴム部材Dを粘着
させながら押し出してリング状とした後、該第1ゴム部
材D上に第2ゴム部材Fを粘着させながら押し出してリ
ング状のタイヤ用ゴム部材24を成形するようにしたが、
この発明においては、押出し機により第1ゴム部材およ
び第2ゴム部材を同時に直線状に連続して押し出した
後、第1ゴム部材上に第2ゴム部材を重ね合わせて帯状
のタイヤ用ゴム部材を成形するようにしてもよい。この
ようにすれば、帯状のタイヤ用ゴム部材を容易に得るこ
とができる。また、前述の実施例においては、第1ゴム
部材D上に第2ゴム部材Fを重ね合わせてタイヤ用ゴム
部材24を成形するようにしたが、この発明においては、
第2ゴム部材F上にさらに1層以上のゴム部材を重ね合
わせてタイヤ用ゴム部材を成形するようにしてもよい。
さらに、前述の実施例においては、タイヤ用ゴム部材24
は互いに接合されたゴムチェーファー25とサイドトレッ
ド26との複合体であったが、この発明においては、トッ
プトレッドと、このトップトレッドの両側端に接合され
た一対のミニサイドとの複合体であってもよく、また、
硬質ゴムスティフナーと軟質ゴムスティフナーとの複合
体(スティフナー)であってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、タイヤ用ゴム部材を構成する異種ゴム同士の接合面
における接合をさらに強力にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を空気入りタイヤに適用し
た状態を示す子午線部分断面図である。
【図2】タイヤ用ゴム部材の成形装置の一例を示す正面
断面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】第1ゴム部材の成形過程を示す正面断面図であ
る。
【図5】図4のIーI矢視断面図である。
【図6】第2ゴム部材の成形過程を示す正面断面図であ
る。
【図7】図6のIIーII矢視断面図である。
【図8】製造途中におけるタイヤ用ゴム部材の断面図で
ある。
【図9】加硫後におけるタイヤ用ゴム部材の断面図であ
る。
【図10】試験に用いた試験片の正面図である。
【図11】試験に用いた従来試験片の側面図である。
【図12】試験に用いた供試試験片の側面図である。
【図13】従来のタイヤ用ゴム部材近傍の子午線部分断
面図である。
【符号の説明】
24…タイヤ用ゴム部材 25…ゴムチェーファー(細長ゴム部材) 26…サイドトレッド(細長ゴム部材) 27…接合面 41…押出し機 J、K、M、N…細長ゴム体 J1、K1、M1、N1…側端部 D…第1ゴム部材 F…第2ゴム部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが異なった種類のゴムからなる複
    数の細長ゴム部材を互いに近接する側端部において接合
    することにより成形したタイヤ用ゴム部材であって、前
    記細長ゴム部材同士の接合面を厚さ方向にジグザグ状に
    屈曲させるようにしたことを特徴とするタイヤ用ゴム部
    材。
  2. 【請求項2】前記タイヤ用ゴム部材はリング状をしたサ
    イドトレッドとゴムチェーファーとの複合体である請求
    項1記載のタイヤ用ゴム部材。
  3. 【請求項3】押出し機から異なった種類のゴムからなる
    複数の細長ゴム体を互いに近接する先細りの側端部を重
    ね合わせた状態で押し出すことにより第1ゴム部材を成
    形する工程と、押出し機から第1ゴム部材と同種類のゴ
    ムからなる複数の細長ゴム体を互いに近接する先細りの
    側端部を重ね合わせた状態で押し出すことにより第2ゴ
    ム部材を成形する工程と、第1ゴム部材上に第2ゴム部
    材を、上下に位置する細長ゴム体同士を同一種類のゴム
    とし、上下の重なり合い形態を同一としながら重ね合わ
    せる工程と、第1、第2ゴム部材の上下に位置する細長
    ゴム体を一体化して細長ゴム部材とすることにより、こ
    れら細長ゴム部材同士の接合面が厚さ方向にジグザグ状
    に屈曲しているタイヤ用ゴム部材を成形する工程と、を
    備えたことを特徴とするタイヤ用ゴム部材の成形方法。
  4. 【請求項4】垂直な回転軸線回りに回転する下型上に第
    1ゴム部材を粘着させながら押し出してリング状とした
    後、該第1ゴム部材上に第2ゴム部材を粘着させながら
    押し出してリング状のタイヤ用ゴム部材を成形するよう
    にした請求項3記載のタイヤ用ゴム部材の成形方法。
  5. 【請求項5】第1ゴム部材および第2ゴム部材を直線状
    に連続して押し出した後、第1ゴム部材上に第2ゴム部
    材を重ね合わせて帯状のタイヤ用ゴム部材を成形するよ
    うにした請求項3記載のタイヤ用ゴム部材の成形方法。
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