JPH0720472B2 - 接骨ホツチキス - Google Patents

接骨ホツチキス

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JPH0720472B2
JPH0720472B2 JP61290658A JP29065886A JPH0720472B2 JP H0720472 B2 JPH0720472 B2 JP H0720472B2 JP 61290658 A JP61290658 A JP 61290658A JP 29065886 A JP29065886 A JP 29065886A JP H0720472 B2 JPH0720472 B2 JP H0720472B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はホツチキス針を打込む装置に関する。
〔従来の技術〕
米国特許第4,540,110号、同第4,527,726号および同第4,
500,025号ならびに1985年2月15日出願された米国特許
第701,970号は全体的に本願に記載のものと同じ形式の
接骨ホツチキスを記載し、かつ手術の間骨の部分へ針を
打込みやすくするホツチキスについての多くの新規な特
徴を記載し、かつ請求している。
一般に、前記特許、特願ならびに本願に記載のホツチキ
スは全体的にU字形の針に使用するようにされている。
前記ホツチキスは(1)入口開口から出口開口まで延
び、入口開口から出口開口まで運動する1個のホツチキ
ス針を、その脚部の末端を先にして案内する通路を有
し、かつ前記入口開口においてホツチキス針を入れたカ
ートリツジを解放可能に受け入れるようにされたソケツ
トを有する第1のハウジング部分と、ホツチキス針の中
央部分と係合するようにされた接触端部を有し、前記第
1のハウジング部分に取り付けられた打込み部材であつ
て、前記ソケツトおよび入口開口から離隔されホツチキ
ス針の1個を前記通路へ、かつ前記接触端部がホツチキ
ス針を押すよううにして前記通路に沿つた装填位置と、
前記第1のハウジング部分に対する打込み部材の回転を
規制しながら該打込み部材の接触端部がホツチキス針を
出口開口から押出す排出位置まで摺動するようにされた
打込み部材とを含むバレル組立体と、(2)第2のハウ
ジング部分と、該第2のハウジング部分に取り付けられ
たピストン組立体を含み、第1と第2の位置の間で前記
ピストン組立体を運動させるよう手動で動くようにされ
た駆動手段とを含むハンドル組立体と、(3)前記バレ
ルとハンドル手段とを解放可能に相互に取り付ける手段
であつて、第1と第2の位置の間でのピストン組立体の
運動によつて、打込み部材をその装填および排出位置の
間で対応して運動させて、ホツチキス針を入口開口から
出口開口まで運動させるよう第1と第2のハウジング部
分を解放可能に取り付け、かつピストン組立体と打込み
部材の内端部分とを解放可能に相互に取り付ける手段と
を含む手段とを含む。
バレルとハンドル組立体とを解放可能に取り付けるため
の従来技術による手段は同じハンドル組立体において異
なつたバレル組立体の使用を許容しそのため種々大きさ
のホツチキス針の打込みができたが、これら手段の設計
上、ホツチキスの掃除をより難しくし、かつ希望以上に
打込み部材やピストン組立体の軸線方向の長さを必要と
した。また、バレル組立体の取付けは、該バレル組立体
に対して4位置の中の1位置に向くようにできるのみ
で、そのためハンドル組立体を掴持している使用者の手
に対する、打込むべきホツチキス針の方向を大きく制限
した。
〔発明の開示〕
本発明は、全体的に前記型式である接骨ホツチキスのバ
レル組立体とハンドル組立体とを相互に取り付け、ホツ
チキスを著しく掃除しやすくし、長さを短くし、かつハ
ンドル組立体を掴持する使用者の手に対して、打ち込む
べきホツチキス針をはるかに方向づけやすくする手段を
提供する。
本発明によれば、前述の従来技術によるホツチキスと同
様に、全体的にU字形のホツチキス針に使用するように
されている接骨ホツチキスが提供される。本ホツチキス
は、(1)通路の入口開口から出口開口まで運動する1
個のホツチキス針をその脚部の先端を先にして案内する
ようにされた軌道を有し、かつホツチキス針を入れたカ
ートリツジを入口開口部で解放可能に受け取るようにさ
れたソケツトを形成する第1のハウジング部分と、ホツ
チキス針の中央部分と係合するようにされた接触端部分
を有し、かつ第1のハウジング部分に取り付けられた打
込み部材であつて、打込み部材がソケツトと入口開口と
から隔置され、針の1個を前記端部分が針を押すように
して前記通路へ、かつ該通路に沿つて排出位置まで運動
させ、第1のハウジング部分に対する打込み部材の回転
を規制しながら該排出位置において打込み部材の接触端
部が針を出口開口から押出すようにする打込み部材とを
含むバレル組立体と、(2)第2のハウジング部分を含
み、かつ該第2のハウジング部分に取り付けられ、手動
により作動して第1と第2の位置の間でピストン組立体
を運動させる駆動手段とを含むハンドル組立体と、およ
び(3)バレルとハンドル組立体とを解放可能に相互に
取り付ける手段であつて、第1と第2のハウジング部分
を相互に取り付け、かつピストン組立体と打込み部材の
内端部分とを解放可能に相互に取り付けることにより、
ピストン組立体がその第1と第2の位置の間を運動する
と打込み部材を対応してその装填位置と排出位置との間
で運動させてホツチキス針を入口開口から出口開口まで
運動させる手段を含む。
しかしながら、本発明によるホツチキスは前述の従来技
術によるホツチキスとは異なり、(1)打込み部材の内
側部分が、端面と該端面から隔置した少なくとも1個の
開口とを有するプレート状部材であり、(2)ピストン
組立体が、打込み部材の内端部分を受け入れる横方向ス
ロツトを形成する壁を有する端部分と、ピストン組立体
の軸線から隔置した位置において、かつピストン組立体
の軸線に対して全体的に直角の方向において前記壁の1
つから前記スロツトへ突出する少なくとも1個のピンと
を含み、前記スロツトはピンが開口から隔置した解放位
置と、ピンが開口内に位置した係合位置との間で打込み
部材の内端部分がその軸線の周りでスロツト内で回転で
きるようにしてピストン組立体と打込み部材とを解放可
能に相互に取り付ける手段を提供する形状とされてお
り、(3)第2のハウジング部分が、ハンドルのハウジ
ング部分とピストンの端部分との間の相対回転を阻止し
ながら、第1と第2の位置の間で連動するようピストン
の端部分を案内するハウドルハウジング部分を含み、
(4)第1と第2のハウジング部分を相互に取り付ける
手段が、打込み部材の解放位置において打込み部材の端
部分をスロツトに位置させる係合位置において係合し、
次にハウジング部分が打込み部材とピストン組立体の軸
線方向には運動しえないロツク位置へ相対的に運動し、
そのため打込み部材とピストン組立体の端部分とを係合
位置まで運動させるようにされた、ハウジング部分に設
けた構造体からなり、かつ(5)ハウジング部分をロツ
ク位置に解放可能に保持する手段が設けられている。
また、本発明による接骨ホツチキスにおいては、ハンド
ルハウジングはホツチキスの使用者が掴持するようにさ
れた第2の部分と、ピストン組立体および打込み部材の
軸線の周りで相対回転するよう第1のハンドル部分を第
2のハンドル部分に取り付けることによつて、バレル組
立体がハンドル組立体の手持ちの第2の部分に対して軸
線の周りのいずれの方向に対しても回転でき、使用者が
打ち込むべきホツチキス針を使用者の手に対する多様の
位置へ向けることがができるようにする手段とを含むこ
とが好ましい。
さらに、本発明による接骨ホツチキスは、打込み部材が
その装填位置にないときバレルとハンドル組立体とが分
離しないようにする手段と、バレル組立体がハンドル組
立体から外されると打込み部材をその装填位置に解放可
能にロツクし、以下詳細に説明するように、ホツチキス
の不適正な作動は防止し、ホツチキスの組立てを促進す
る手段とを含む。
前述ならびにその他の新規な特徴については、図を通し
て同じ部材は同じ番号で参照する添付図面に関して説明
される。
〔詳細説明〕
図面を参照すれば、全体的に10で指示する本発明により
接骨ホツチキスが示されており、(1)ホツチキス10に
含まれるバレル組立体12とハンドル組立体14とを相互に
取り付けるための改良手段と、(2)使用者が掴持する
ようにされたハンドル組立体14の一部に対してホツチキ
ス針を色々な位置で打込みできるようにバレル組立体12
を方向づける手段とを含む本発明による改良を含んでい
る。
ホツチキス10は全体的にU字形のホツチキス針16に使用
するよううにされ、該針は中央部分と、全体的に平行の
2個の脚部分とを有し、該脚部分の先端は尖つており、
かつ前記中央部分の両端から全体的に同じ方向に突出し
ている。全体的にホツチキス10は、ピストル状のハウジ
ング24を含み、該ハウジングは入口開口28から出口開口
30まで延びた通路26(第3図)を有し、該通路26はホツ
チキス針16の1本をその末端を先導させて入口開口28か
ら出口開口30まで案内するようにされている。ハウジン
グ24のソケツトに受け入れられた交換可能カートリツジ
31に入れられた針16の積重体を入口開口28へ押圧する手
段が設けられている。ホツチキス針16の1個の中央部分
と係合するようにされた端部分34を有する打込み部材32
がハウジング24に取り付けられ、打込み部材32を入口開
口28から隔置させた装てん位置と、ホツチキス針16の1
個を通路26へ、かつ端部が針16を押しながら前記通路26
に沿つて、打込み部材32の端部34が針16を出口開口30か
ら押し出し、その位置で打込み部材32が停止する排出位
置(図示せず)の間で摺動する。大気圧より高い空気圧
で作動するエアシリンダ組立体36を含み、作動トリガ37
をハウジング24へ引つ張ることにより手動で作動する駆
動手段が、ホツチキス針16を入口開口28から出口開口30
まで運動させるよう装填位置から排出位置まで打込み部
材32を通路26に沿つて急速かつ強制的に推進するように
設けられている。
前記打込み部材32は全体的に断面が長方形のブレード状
であつて、ハウジング24の第1の部分38における、長方
形断面の、緊密嵌合の開口内で案内されている。
前記打込み部材32を推進させる駆動手段は、該打込み部
材32が案内される長方形開口と同心状のハウジング24の
円筒形内面39により部分的に画成される円筒体を含むエ
アシリンダ組立体36と、前記円筒体内に設けられ、該部
分24とは反対側の打込み部材32の内端部分42に解放可能
に取り付けられたピストン組立体40とからなる。前記ピ
ストン組立体40は前記の円筒形内面39と摺動可能に密封
係合する部分(図示せず)を含み、打込み部材32がその
装填位置にあるときピストン組立体40が位置し、かつピ
ストン組立体40がシリンダ内の主ばね43により弾圧され
る、打込み部材32とは反対側のシリンダの第1の端部に
隣接した第1の位置と、打込み部材32がその排出位置に
あるとピストン組立体40が位置する、打込み部材32に隣
接したシリンダの第2の端部近傍での第2の位置との間
で前記内面39に沿つて運動可能である。
トリガ37が引張られると、ピストン組立体40が打込み部
材32をその装填および排出位置の間で運動させるように
する空気制御装置は本願明細書には記載していないが、
1985年2月15日出願され(発行費用支払ずみ)、本明細
書に参考のために含めた米国特願第701,970号に詳細に
説明されている。前記の米国特許願も、カートリツジ3
1、そのハウジング24との相互作用およびカートリツジ3
1をハウジング24に解放可能に保持するためにハウジン
グ24を貫通する開口47に受け入れられる回転可能のロツ
ク部材46を含む新規な手段につき詳細に説明し、かつそ
の特許請求をしている。
また、本願明細書に含めた米国特許第701,970号に詳細
に説明されているように、接骨ホツチキス10はまた、
(1)打込み部材32がその装填位置から排出位置へ運動
した後、打込み部材32の一部がカートリツジ31を通し
て、かつ入口開口28を横切つて通路26まで部分的に突出
する、装填位置と排出位置との間の中間位置から打込み
部材32がその装填位置へ運動しないよう自動的に阻止す
るブロツク手段を含む。このように、打込み部材32を最
初に装填位置におくと、作動トリガ37を引張ることによ
り駆動手段を初めて手動で作動させ出口開口30を通して
ホツチキス針16を打ち込むことができ、次に、作動トリ
ガ37を引張ることによりさらに何回も手動で作動でき、
そのためカートリツジ31から別の針16を打ち込むことな
く、打ち込まれた針16を完全に押し込むために必要に応
じて、その打ち込まれた針16をさらに衝撃を与えるよう
排出位置まで推進される。さらに接骨ホツチキスは
(2)別の針16をカートリツジ31から打ち込むことがで
きるように打込み部材32をその中間位置から装填位置ま
で戻り運動できるよう前記ブロツク手段をリセツトする
ためにリセツトトリガ48により手動で作動するリセツト
手段と、および(3)打込み部材32が、針16をそこから
打ち込みうる装填位置にあるか、あるいはその中間位置
にあるかによつて、使用者に対してホツチキス10の使用
可能状態を示すために打込み部材32の反対側のシリンダ
組立体36の端部において指示スプール49を含む手段とを
さらに含む。
バレル組立体12とハンドル組立体14とを解放可能に相互
に取り付けるための改良手段は、(1)バレル組立体12
に含まれるハウジング24の第1の部分38と、ハンドル組
立体14に含まれるハウジング24の第2の部分50とを解放
可能に相互に取り付け、かつ(2)ピストン組立体40が
その第1と第2の位置との間で運動することによつて、
打込み部材32をその装填および排出位置の間で対応して
運動させ、針16を入口開口28から出口開口30へ運動させ
るように、ピストン組立体40と、打込み部材32の内端部
分42とを解放可能に相互に取り付ける手段とを含む。
打込み部材32のプレート状内端部分42は端面51を有し、
かつ少なくとも1個の、図示のように2個の、前記端面
51から隔置された開口52を有している。ピストン組立体
40は、打込み部材32の内端部分42を受け入れる横方向の
端部開放スロツト54を形成する壁を有する端部分を含
み、2個のピン56がピストン組立体40の軸線から隔置さ
れた位置においてスロツト54を形成する両側の壁から両
方向に、かつピストン組立体40の軸線に対して全体的に
直角の方向においてスロツト54へ突出している。スロツ
ト54は、(第4図において点線で示す)開口52からピン
56が隔置した解放位置と、ピン56が(第4図において実
線で示す)開口52内に位置する係合位置との間で打込み
部材32の内端部分42がスロツト54内でその長手方向軸線
の周りで回転運動できるようにし、ピストン組立体40と
打込み部材32とを解放可能に相互に取り付ける手段を提
供する形状とされている。
第2のハウジングの部分50は、ピストン組立体40の端部
分がその第1と第2の位置の間で運動するよう案内し、
一方第4図から最もよく判るように、ピストン組立体40
の端部分は全体的に外周が長円形であり、対応する均等
な全体的に長円形断面を有する通路60内で摺動可能に案
内されるので、第1のハウジング部分58とピストン組立
体40の端部分との間の相対回転を阻止する第1のハウジ
ング部分58を含む。
第1と第2のハウジング部分38および58を相互に取り付
ける手段は、打込み部材32の解放位置においてスロツト
54に打込み部材32の内端部分が位置する係合位置におい
て係合するようにされ、次に、ハウジング部分38および
50が打込み部材32ならびにピストン組立体40の軸線方向
には運動できず、そのため打込み部材32の内端とピスト
ン組立体40の端部分とを係合位置まで運動させるロツク
位置まで相対的に運動するようにされた、ハウジング部
分38および50上の構造からなり、かつ釦62を手で運動さ
せることにより作動可能な解放手段がロツク位置におい
てハウジング部分38と50とを解放可能に保持するために
設けられている。
相互に係合するようにされたハウジング部分38および50
上の構造は、第2のハウジング部分50における円筒形内
面64と、前記円筒形内面64において第2のハウジング部
分50に対して外端で取り付けられた、一対の半径方向内
方に延び対向する突起、即ちピン66と、前記円筒形の壁
面64と緊密嵌合するようにされた外面69を有し、かつ突
起66を受け入れるようにされた外面69からの全体的にL
字形くぼみを有する、第1のハウジング部分38における
円弧状の壁部分68とを含む。第6図と第7図とから最も
よく判るように、前記のL字形くぼみはそれぞれ、打込
み部材32の軸線方向に整合し、かつ円弧状壁部分68の末
端71を通して開放する入口部分70と、末端71とは反対側
の入口部分70の端部からハウジング部分38の円周方向に
延び、突起66をくぼみのロツク部分72に位置させてハウ
ジング部分38および50の相対回転を許容し、ハウジング
部分38と50とをロツク位置に位置させるロツク部分72と
を含む。
ハウジング部分38と50とをロツク位置において解放可能
に保持する手段は、ハウジング部分58のスロツトを通し
て延びる短い接続軸によつて釦62に固定され、第1のハ
ウジング部分58のピン74を、ハウジング部分38と50とが
ロツク位置にある際前記ピン74の端部分75を前記くぼみ
の1個の入口部分70に位置させるラツチ位置と、前記く
ぼみの入口部分70から隔置された解放位置との間でピス
トン組立体40の軸線方向に運動させるピン74と、前記ピ
ン74をラツチ位置まで弾圧する、ばね76の形態の手段と
からなる。
また、本発明による接骨ホツチキス10は、第1のハウジ
ング部分58を第2のハウジング部分77に取り付けピスト
ン組立体40の軸線の周りで相対回転し、そのため第2の
ハウジング部分77に含まれたハンドルを掴持する使用者
が、打ち込むべき針16の幅を打込み部材32の軸線に対す
るいずれの方向にも合わせることができるようにする手
段を含む。第8図から最もよく判るように、第1のハウ
ジング部分58を第2のハウジング部分77に取り付けるた
めの前記の手段は、第1のハウジング部分58における全
体的に円筒形の内側支承面78と、第2のハウジング部分
77における円筒形の外側支承面79とを含み、前記支承面
78と79とが緊密嵌合関係にあり前記面78,79の相対回転
を許容する。ハウジング部分58と77とは前記面78,79か
らそれぞれ対向した環状のくぼみ81および82を有する。
外側の支承面79からのくぼみ82は外側の支承面からの第
1の深さの第1の部分83と、外側の支承面79から第1の
深さより大きい第2の深さの第2の部分84とを有する。
複数の保持突起85が外側の支承面79からのくぼみ82の第
1の部分83に位置し、かつ内側の支承面78からのくぼみ
81へ突出しているが、外側の支承面79からのくぼみ82の
第2の部分84内に完全に位置する寸法を有している。前
記突起85にねじ込まれたねじ86の形態であり、かつ端部
が第2のハウジング部分77のソケツトへ突出している手
段が、前記突起85を外側の支承面79からのくぼみ82の第
1の部分83に解放可能に保持するために設けられてい
る。第1のハウジング部分58は、通常摩擦嵌合の栓87を
封入している取扱い用開口を有し、該開口はまず栓87が
くぼみ82へ押し込まれた後ねじ86を前記開口を通して外
すことができ、外側の支承面79からのくぼみ82の第2の
部分へ突起85を運動させ、次に、ハウジング部分58と77
とを、軸線方向に引つ張り外すことにより分離させるこ
とができる。環状のシールリング88と89(第3図)と
は、第1と第2のハウジング部分58、および77の当接面
の間に位置し、第1と第2のハウジング部分58および77
をそれらの位置した相対位置において保持するための希
望する量の摩擦を提供し、かつ支承面78および79の間の
異物の侵入を阻止する。
本発明による接骨ホツチキス10はさらに、打込み部材32
が前述のように中間位置にあるときバレルおよびハンド
ル組立体12,14の分離を阻止する手段を含む。
打込み部材32の内端部分42は、横方向の第1の幅を有
し、打込み部材32は、端面51から所定距離を隔置し、前
記内端部分42の横方向幅より幅が小さい狭幅部分91(第
6図および第7図)を有する。第1のハウジング部分58
は一対の対向し軸線方向内方に突出するピン92を含み、
該ピン92は、打込み部材32がその中間位置にあると打込
み部材32の内端部分42の両側面に沿つて突出し、打込み
部材32とピストン組立体40との解放位置までの第1のハ
ウジング部分58に対する打込み部材32の回転を阻止す
る。しかしながら、前記ピン92は打込み部材32がその装
填位置にあるときは打込み部材32の狭幅部分91に沿つて
位置し、ピン92がその狭幅部分91に沿つて打込み部材32
の側面に達しないので、打込み部材32とピストン組立体
40の解放位置までの第1のハウジング部分58に対する打
込み部材32の回転を許容する。
本発明による接骨ホツチキス10はさらに、バレル組立体
12がハンドル組立体14から外された際打込み部材32を装
填位置で解放可能にロツクする手段をさらに含む。打込
み部材32は一方の縁部に沿つてノツチを有し、第1のハ
ウジング部分38は、打込み部材32がその装填位置にある
とき前記ノツチと整合するスロツト94を有し、バレル組
立体12は、一端部分が第1のハウジング部分38に固定さ
れ、かつスロツト94に位置する細長いばね95を含む。ば
ね95は打込み部材32のノツチと係合した通常位置から打
込み部材32から隔置した解放位置まで弾力的に折曲げ可
能であつて、末端部96がL字形くぼみの1個のロツク部
分72にあり、かつくぼみのロツク部分72に沿つて突起66
の1個をハウジング部分38と50とのロツク位置まで運動
させることにより解放位置まで撓むような形状とされて
いる。
〔作動〕
ホツチキス針16の積重体を入れたカートリツジ31がロツ
ク部材46によりハウジング24に保持されており、ホツチ
キス10が、大気圧より高圧の空気の中央供給源を含むホ
ース組立体(図示せず)に対してカツプリング半体97に
より接続されているものと想定して、使用者による接骨
ホツチキス10の作動を以下説明する。使用者はバレル部
分12を打込み部材32とピストン組立体40の軸線の周りで
回転させて、打ち込むべき針16の幅方向を、使用者が掴
持している第2のハウジング部分77に含めたハンドルに
対していずれか希望の方向に向けることができる。ま
た、使用者は出口開口30の側に位置し、打込み部材32の
軸線に対して全体的に平行に突出する位置でハウジング
24に固定された一対の尖つた位置決め部材98を用いて、
接骨すべき骨部分を同じ平面に位置づけ、かつ安定しや
すくさせる。このように、バレル組立体が方向づけら
れ、かつ骨部分も位置決めされると、作動トリガ37を手
で引つ張ることによりホツチキス10を作動させ、そのた
め大気圧より高圧の空気がシリンダの第1の端部に連が
れ、該シリンダがピストン組立体40を急速に運動させ、
(端面51がピストン組立体40の面と接触している)打込
み部材32が、ホツチキス針の入口開口28から隔置した装
填位置(第3図)から、キヤリツジ31を介して積重体の
隣接する針16を軌道26に沿つて出口開口30まで押し出
し、該針16を骨の隣接する部分に打込み、打込み部材32
の方はピストン組立体40がシリンダの第2の端部と係合
することにより出口開口20において排出位置において停
つている。ピストン組立体40がシリンダの第1の端部か
ら運動するにつれて、プランジヤ(図示せず)がばねの
作用によりシリンダ中へ運動し、そのため作動トリガ37
が解放され、シリンダの第1の端部における高圧空気が
逃げ、主ばね43の作用によりピストン組立体40がその第
1の位置に向かって戻つた後、ピストン組立体40は、打
込み部材32の端部分34をカートリツジ31を延びる中間位
置に位置させてプランジヤの周囲に対して停止されるの
で、針の積重体における次の針16は、通路26に連がる入
口開口28中へ運動することはできない。次に、使用者は
希望に応じて、先に骨部分へ打ち込んだ針16をさらに打
ち込む、即ち安定させるか希望により作動トリガ37を再
度引つ張つて打込み部材32をその排出位置まで急速に運
動させることもできる。
使用者が第2の針16を打ち込みたいと思う場合、リセツ
トトリガ48を引張ればよく、該トリガはプランジヤをシ
リンダの外へ運動させ、主ばね43がピストン組立体40を
第1の位置まで戻し、そのため打込み部材32をその装填
位置まで運動させることにより、作動トリガ37により駆
動手段を次に作動させると別の針16を打ち込むことにな
る。
もし使用者が、空になつたためカートリツジ31を取外し
たいか、あるいはホツチキス10が別の針16を打ち込まな
いようにしたり、あるいは脚部分の長さの異る針を挿入
したい場合、ロツク部材46をその解放位置まで手で回転
させ、その突起を開口47の外側部分と整合させ、次にカ
ートリツジ31をハウジング24のソケツトから引張り出す
ことによつて行うことができる。
もし使用者が中央部分の幅の異なるホツチキス針を打ち
込みたい場合、使用しているバレル組立体12に対して、
当該幅の針16を収容するようにされた別の適当なバレル
組立体12に代えることにより行うことができる。そのよ
うな交換は、(1)ばね76の作用に対抗して釦62を手で
運動させ、(2)ハウジング組立体14に対してバレル組
立体を回転させ(この回転は打込み部材32をこの場合そ
の装填位置にロツクし、打込み部材32の内端部分42をそ
の係合位置から解放位置まで回転させるばね95により助
長される)そして(3)バレルおよびハンドル組立体12
と14とを引張り離すことにより簡単に行うことができ
る。異なつたバレル組立体12の取付けについては単に
(1)打込み部材32の内端部分42とバレル組立体12の円
弧状の壁部分68とを長円形の通路60と第1のハウジング
部分の円筒形内面64とへ挿入し、そのため突起即ちピン
66がL字形くぼみの入口部分70へ入り、端部分42が解放
位置においてピストン組立体のスロツト54へ入り、かつ
(2)ピン74の端部分75がばね76の作用によりくぼみの
入口部分70近くへ入りバレルおよびハンドル組立体12と
14とをそれらのロツク位置でロツクさせるまでバレルと
ハンドル組立体12と14とを相互に対して回転させること
により達成される。前記の回転により突起66がL字形く
ぼみのロツク部分72に沿つて運動し、打込み部材32の内
端部分42とピストン組立体40とを、ピン56を開口52に位
置させてそれらの係合位置まで回転させ、かつばね95を
打込み部材32のノツチから外へ出た解放位置まで撓ませ
る。これでホツチキス10は再使用できる状態となる。
本発明を一実施例について説明してきた。しかしなが
ら、本発明の精神から逸脱することなく接骨ホツチキス
10の構造において多くの修正や変更が可能なことが認め
られる。このように、本特願における特許請求の範囲は
本願明細書に記載のホツチキスの構造に限定されるので
はなく、特許請求の範囲およびその均等物の文言により
記載された構造のみによつて限定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による接骨ホツチキスの上面図、 第2図は第1図に示す接骨ホツチキスの側面図、 第3図は第1図に示す接骨ホツチキスの部分的に断面で
示す拡大側面図、 第4図は第3図の線4−4に概ね沿つて視た拡大断面図
であって、ホツチキスにおける打込み部材の端部の解放
位置を点線で示す図、 第5図は第3図の線5−5に概ね沿つて視た拡大断面
図、 第6図はバレル組立体を一部断面で示し、ホツチキス針
カートリツジを外した後の第1図に示す接骨ホツチキス
のハンドル組立体の一部を示す拡大図、 第7図は第6図と類似ではあるが、ハンドル組立体の一
部から部分的に外したバレル組立体を示す図、 第8図は第3図の線8−8に概ね沿つて視た拡大断面
図、および 第9図は第1図の線9−9に概ね沿つて視た拡大部分断
面図である。 図において、 10……ホツチキス、12……バレル組立体 14……ハンドル組立体、16……ホツチキス針 26……通路、28……入口開口 30……出口開口、32……打込み部材 38……ハウジング部分、40……ピストン組立体 50……ハウジング部分、51……端面 52……開口、54……スロツト 56……ピン、58……ハウジング部分 60……開口、64……内面 66……突起、69……外面 70……入口部分、72……ロツク部分 74……ピン、76……弾圧手段 77……ハウジング部分 78,79……支承面、81,82……くぼみ 83,84……くぼみの部分、85……突起 86……保持手段、91……狭幅部分 92……ピン、94……スロツト 95……ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ中央部分と、該中央部分の両端か
    ら全体的に同じ方向に突出し、末端部分を有する全体的
    に平行な2つの脚部分を含む全体的にU字形のホツチキ
    ス針に使用するのに適合した接骨ホツチキスにおいて、 バレル組立体とハンドル組立体を含み、 前記バレル組立体は、 入口開口から出口開口まで延びる通路を有し、この通路
    が脚部分の末端部分を先にして前記入口開口から出口開
    口まで運動する1つのホツチキス針を案内するようにさ
    れ、かつ前記入口開口においてホツチキス針を入れたカ
    ートリツジを解放可能に受け入れるようにされたソケツ
    トを画成する第1ハウジング部分と、 軸線と、内端部分と、前記ホツチキス針の中央部分と係
    合するようにされた反対側の接触端部分とを有する細長
    い打込み部材であって、前記第1のハウジング部分に取
    付けられ、前記打込み部材が前記ソケツトと入口開口か
    ら隔置された装填位置から長手方向に摺動して前記ホツ
    チキス針の1個を前記通路へ運動させ、前記接触端部分
    が前記ホツチキス針を押すようにして前記通路に沿っ
    て、前記第1のハウジング部分に対する前記打込み部材
    の回転を規制しながら前記打込み部材の接触端部が前記
    針を前記出口開口から押出す排出位置まで運動させる打
    込み部材とを含み、 前記ハンドル組立体は、 第2のハウジング部分と、 軸線を有するピストン組立体を含み、前記第2のハウジ
    ング部分に取付けられ、かつ手動により作動して前記ピ
    ストン組立体を第1と第2の位置の間で運動させる駆動
    手段と、 前記バレル組立体と前記ハンドル組立体とを相互に解放
    可能に取付ける手段であって、前記第1と第2のハウジ
    ング部分を解放可能に相互に取り付け、かつ前記ピスト
    ン組立体と前記打込み部材の内端部分を解放可能に相互
    に取り付けることによって、前記第1と第2の位置の間
    で前記ピストン組立体が運動すると前記打込み部材を前
    記装填および排出位置の間で対応して運動させ前記ホツ
    チキス針を前記入口開口から前記出口開口まで運動させ
    るようにする手段を含むような前記バレル組立体と前記
    ハンドル組立体とを相互に解放可能に取付ける手段とを
    含み、 前記打込み部材(32)の前記内端部分(42)がプレート
    状であって、端面(51)を有し、かつ前記端面(51)か
    ら隔置した少なくとも1つの開口(52)を有し、 前記ピストン組立体(40)が、前記打込み部材(32)の
    内端部分(42)を受入れる横方向スロット(54)を画成
    する壁を有し、かつ前記壁の1つから、前記ピストン組
    立体(40)の軸線から隔置された位置において、前記ピ
    ストン組立体(40)の軸線に対して全体的に直角の方向
    に前記スロット(54)へ突出する少なくとも1つのピン
    (56)を有する端部分を含み、前記スロットは、前記ピ
    ン(56)が前記開口(52)から隔置した解放位置と、前
    記ピン(56)が前記開口(52)内に位置する係合位置と
    の間で前記打込み部材(32)の前記内端部分(42)が前
    記スロット(54)内で前記軸線の周りに回転運動でき、
    前記ピストン組立体(40)と前記打込み部材(32)の内
    端部分とを解放可能に相互に取り付ける手段を提供する
    ような形状にされ、 前記の第2のハウジング部分(50)は、前記第1のハウ
    ジング部分(58)と前記ピストン組立体(40)の前記端
    部分との間の相対回転を阻止しながら、前記第1と第2
    の位置の間で運動するように前記ピストン組立体(40)
    の端部分を案内する第1のハウジング部分(58)を含
    み、 前記第1と第2のハウジング部分(38、50)を相互に取
    り付ける前記手段が、前記打込み部材(32)の解放位置
    において前記打込み部材(32)の前記内端部分(42)が
    前記スロット(54)に位置するような係合位置において
    係合し、次に前記ハウジング部分(38,50)が前記打込
    み部材とピストン組立体(32,40)の軸線方向には運動
    できないロック位置まで相対的に動かされ、それにより
    前記打込み部材(32)の前記内端部分(42)と前記ピス
    トン組立体(40)の前記内端部分とを前記係合位置まで
    運動させるようにされた前記ハウジング部分(38,50)
    にある構造体と、 前記ハウジング部分(38,50)を前記ロック位置に解放
    可能に保持する手段とを含むことを特徴とする 接骨ホツチキス。
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