JPH07204271A - ピーク流量計 - Google Patents
ピーク流量計Info
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- JPH07204271A JPH07204271A JP6283757A JP28375794A JPH07204271A JP H07204271 A JPH07204271 A JP H07204271A JP 6283757 A JP6283757 A JP 6283757A JP 28375794 A JP28375794 A JP 28375794A JP H07204271 A JPH07204271 A JP H07204271A
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Abstract
欠点を克服したピーク流量計の提供。 【構成】 長手方向と所定の断面の形状と増大する面積
とを有する細長い本体を備えたピーク流量計が提供され
る。本体は、開いた入口端と開いた出口端とを有する。
本体は、ほぼ端から端まで円周方向に連続している。前
記本体内には、開いた入口端に息が吐込まれときに該本
体の長手方向に移動するピストンおよびインディケータ
ーが取付けられている。インディケーターは、ピストン
によって前記本体の長手方向に移動できるように前記本
体に沿って押される。インディケーターは、質量が小さ
いため行き過ぎることはなく、重りをそれに当てて振る
と休止位置に戻される。前記本体に添って対数目盛が設
けられ、それによって前記インディケーターの位置を読
み取ることができる。
Description
っては一回の強制呼吸の最大ピーク流量を確めることが
都合がよい場合が多い。また、ピーク流量を測定するた
めに患者自身が簡単に使用できる小型の計器を患者に持
つのが好ましい。ピーク流量計があれば、患者は、自分
自身のピーク流量がだいたい一定レベルのままである
か、あるいは時間とともに悪くなるかそれとも良くなる
かを確かめることができる。特に患者が、この種の用途
に使用する計器は、従来から開発されておりまた市販さ
れている。しかしながら、現在市販されている器具は、
完全に満足できるものではない。市販の器具は、円筒状
本体のスロットを通って延びかつ患者が円筒状本体の中
に吐き込む息によって該本体に沿って吹きとばされる部
材を有するものが多い。このような構造では、汚染物質
が本体に入り、その一部は本体内に残留してスロットに
沿ったインディケーターの動きを妨げる。この種の計器
では、目盛が圧縮されていて読みにくいものが多い。最
初の検査のとき、医師が、その患者にとって望ましい範
囲、良くなった範囲、あるいは不十分な即ち悪化してい
る範囲にマーカーを貼ることがのぞましい。ある患者の
望ましい範囲は他の患者のそれと全く異なっていること
があるので、現在知られているこの種のマーカーは、望
ましい範囲の上あるいは下のパーセントを表すことがで
きないという点で一般に満足できるものではない。表示
できるのは、望ましい範囲の上または下の固定的な数値
だけであるが、しかし、望ましい範囲が目盛のどこに位
置するかによって望ましい範囲に対するパーセントは異
なってくる。
て、インディケーターがスロットを通って動く公知の計
器では、患者が誤って指でインディケーターの動きを妨
げるおそれがある。通常、本体内にあるピストンがイン
ディケーターを動かし、ピストンが本体に沿って動くと
き、ピストンが休止位置から進むにつれて徐々により多
くの空気量がスロットを通って押し出される構成であ
る。したがって、ピストンは、本体から出た空気の量が
ピストンを保持するスプリングと釣り合う点まで進む。
息の吐き出しが止むと、ピストンは、スプリングによっ
て休止位置に戻るが、インディケーターは、手動で休止
位置に戻されるまで到達した位置に残る。インディケー
ターは、比較的軽量構造のものでなければならない。も
しこれが重いと、慣性を有し、ピストンが停止してもイ
ンディケーターがその慣性のために動き続け、誤った表
示をもたらすことになる。しかしながら、インディケー
ターが極端に軽量であり、かつ、移動するスロットを通
して本体の外部に晒されていると、比較的壊れやすく、
かつ、損傷し易くなるであろう。
に製造でき、寿命が長く、しかも従来の技術の欠点を克
服した改良されたピーク流量計を提供することである。
より詳しくは、本発明の目的は、移動するインディケー
ターが、完全に、細長い本体の内部に配置され、かつ従
来の技術のような本体に長手方向のスロットのないピー
ク流量計を提供することである。本発明の更にもう1つ
の目的は、対数目盛で作動し、該目盛に合わせて非線形
的に大きくなる本体を有し、ピストンが休止位置から遠
ざかるにつれて、より多量の呼気を徐々に迂回させるピ
ーク流量計を提供することである。本発明のもう1つの
目的は、ピストンがインディケーター即ちマーカーを動
かし、インディケーターは、質量がきわめて小さくしか
も行き過ぎることのないものであるピーク流量計を提供
することである。これには、インディケーターには取付
けられないが、該インディケーターを休止位置に戻すた
めに用いられる重量即ち質量を設けることが含まれる。
的は、対数目盛で読み取れるように休止位置から直径が
増加する細長い管を有するピーク流量計を提供すること
によって達成される。ハウジング内には、軸線方向の管
が設けられ、該管は、長手方向のスリットを有する。イ
ンディケーターは、管内部に配置される拡大部分によっ
て管上に保持され、比較的薄い部分は、該スリットの中
を延びる。一定の直径のピストンは、スプリングによっ
てハウジングの入口端に向けて付勢され、また、使用者
が息を吐き込むと管に沿って移動する。したがって、イ
ンディケーターは、ピストンによって動かされる。しか
しながら、インディケーターは、ピストンによって押さ
れるが、ピストンに接続されておらず、中に、インディ
ケーターをピストンの運動力によって到達した位置に保
持するように管に当接するスプリングを有する。管の内
部にはおもり即ち質量塊が収容されており、該重り即ち
質量塊は、インディケーターに先行して動く。インディ
ケーター自身の質量はきわめて小さく、したがって、イ
ンディケーターが行き過ぎることはない。該おもりは、
計器が引続いて使用できるようにインディケーターを休
止位置に戻すために用いられる。インディケーターは、
中央の管内でスロット即ちスリット上を移動するため、
ハウジングにスリットは必要なく、したがって、ハウジ
ングは、入口及び出口端を除いて密閉される。ハウジン
グの非線形的拡大に合わせて、ピーク流量計には長手方
向の対数目盛が設けられ、インディケーターは、該目盛
によって読取られる。
照して本発明を詳細に説明する。まず図1−3を詳細に
参照すると、本発明の原理にもとづいてつくられるピー
ク流量計20は、中空管状構造の細長い本体22を有す
る。該本体は、左端即ち入口端が最も小さく、膨張して
右端即ち出口端が最大直径となる。直径および横断面積
は、直線的には増加せず、むしろ対数目盛に合わせて増
加する。従って、本体の長手方向の要素は直線ではな
く、外方に向って凹状をなす。これを数学的にいうと、
母線が外側に湾曲している。本体22は、周方向には完
全に閉じているが、両端部は開いている。本体22は、
少なくとも以下で開示するインディケーターの上方は透
明なプラスチック材料でできているのが好ましい。本体
の左端即ち入口端には、プラスチックのシリンダー28
が挿入される。シリンダー28は、例えば、音波溶接あ
るいは化学溶接によって本体22の端部内に固定される
のが好ましい。シリンダーの大部分では、内径が増大す
るが、左端部には30で示す内径が小さくされた短い部
分を有する(図4および図11参照)。半径方向のバー
32が、30の小径部分を横断してこの部分の全長にわ
たって伸びている。バーは、中央の長手方向に伸びる突
起即ちピップ34を備え、このピップの目的は、以下の
説明で明らかとなる。
ち入口端はマウスピースを有し、入口端は呼気用に患者
の口の中に配置されるように設計されている。ピーク流
量計20を通る空気の流れの方向を考慮すると、左端を
上流端とみなしてもよく、一方、右端を下流端とみなし
てよい。いずれにせよ、右端には、中央ハブ38及び本
体22の右端部の内径にぴったりはまる外径をもつ円形
のリム42まで伸びる複数の半径方向のアーム即ちスポ
ーク40を有するスパイダー36(図5および図10参
照)が設けられている。リムの外側には、最大部分では
端26の外径と等しい大径で、好ましくはそこから内側
にテーパが付けられた一体のキャップ44が設けられて
いる。スパイダー36は、本体の右端26内に滑って摩
擦状態に嵌まる。本発明のこの実施例では、該スパイダ
ーは、本体に恒久的に固定されるものではない。同様
に、左端即ち入口端のシリンダー28も、恒久的に所定
位置に固定されるのではなく、単に摩擦嵌めによって所
定位置に保持されるものとすることができる。中央ハブ
38には、ピップ34と整列した軸方向の突起即ちピッ
プ46が設けられている。これまでに言及した部品は、
すべて、既知の成形方法で所望形状に成形した樹脂状プ
ラスチック材料(一般にプラスチックと呼ばれる)でつ
くられる。本体の軸方向には、本体のほぼ全長にわたっ
て延びかつその両端部がピップ34、46に心合わせさ
れて該ピップに支持される金属管48が設けられる。該
管の内径は、滑り嵌めするようにピップの外径に関係し
て定められる。管48の長手方向には、その端から端ま
で、狭いまっすぐなスリット50が伸びる。この点に関
しては、図1−3とともに図6−9にも注意されたい。
ピストン52は、管48の長手方向に該管上を滑動可能
である。該ピストンは、ピーク流量計20の本体22の
内径より小さい一定の外径の横方向のディスク54を有
する。一体のシリンダー56が、ディスク54から本体
の入口端24の方向に伸びる。ディスク54およびシリ
ンダー56は、管48の外径より直径がほんのわずかに
大きい共通ボアを有し、管48上を滑動できるようにな
っている。ディスクおよびシリンダーは、適当なプラス
チックで成形されるのが好ましい。
6には、小径の周方向のノッチ58が設けられている。
らせんばね60が、ピストンを入口端24に向けて戻す
ように引張り付勢する。ばね60の内径は管48の外径
よりかなり大きく、その周囲にゆるく嵌まり、またシリ
ンダー56の外径とはほぼ等しいものである。しかしな
がら、62で示すばね60の最後の二卷きは直径が小さ
く、ノッチ58内部でかみあい、それによってばねがピ
ストンに取り付けられる。ばねの反対側の端部には、内
側に向って曲った端66を有する細長い部分64が設け
られ、内側に向って曲った端は、管の端上でループし
て、ピップ34との干渉嵌めによって管の端上の所定位
置に固定される。マーカー68も、管48に沿って、特
にそのスリット即ちスロット50の中を滑動可能であ
る。マーカーは、断面がほぼT字形で、その上端に菱形
のインディケーター70を備えており、菱形の長軸はス
リット50に対して横向きとなっいる。該マーカーは、
また、インディケーター70から垂れ下がったステム7
2を含む。該ステムの上方部分は、半円筒形部74であ
り、下方部分はスロット50内に滑動可能に嵌まる平坦
部76を含む。該ステムの下端には、半円筒形よりはや
や小さく管の内側に嵌まる増補部76である。コイルば
ね80は、ステム72をとり巻き、管48とインディケ
ーター70の下面の間でかなり軽く圧縮されている。ば
ね80は、管48に沿った任意の点でマーカーを摩擦で
保持する。
に示すようにピーク流量計の入口端に息が吹き込まれる
と、ピストン52のディスク54がばね60の引張力に
抗して前進し、該マーカーはピストン52のディスク5
4の前で移動する。ピストンは、吹く力とばねとが釣り
合う点に達すると停止する。マーカー68は、その質量
が小さいために、ピストンと同時に停止し、従来の技術
でしばしば問題となったような行き過ぎは起こらない。
患者が息を吹き込むのを止めると、コイルばね60と互
いに係合しているピストン52は、コイルばね60の巻
きによって決まる休止位置に引き戻される。マーカー
は、次の呼気試験のために引き戻されるまでは到達した
位置に残る。該マーカーは、質量がきわめて小さいた
め、重力によってもあるいは振られても十分にその休止
位置に戻ることはない。マーカーを戻すために、マーカ
ーの下流には、ある程度の質量の円筒状スラグ82を設
ける。この質量は、ピストンおよびマーカーが前進する
ときは大きな影響を及ぼすことがなく、ピストンが停止
すると、スラグは、その中に生じる慣性によって管に沿
ってさらに移動するが、マーカーの位置には影響を及ぼ
さない。しかしながら、流量計は、手でもって体温計を
振るようにして振ることができる。この質量塊(即ちス
ラグ)が、マーカーを押しあるいはマーカーを叩いて、
ピストンをおしながらマーカーを図1−3に示す休止位
置まで戻すことになる。
にかなり大まかに示し、また図12により詳細に示して
ある。図12に最もよく示すように、対数目盛上にはマ
ーキングと数字とが示されている。この目盛は、数字が
そうであるように先に進むにしたがって徐々に圧縮され
ていることが理解されよう。目盛は、本体22のプラス
チック材料に成形または印刷で直接付けられるのが好ま
しい。それに加えて、流量計に透明なテープをつけ、こ
のテープを、管48のスロット50上方で該スロットと
整列させて本体22の表面に接着固定する。実際には、
接着性のテープは平行な二本のストリップ82、84と
し、その間に透明なチャンネル86が残すのがよい。変
形例として、二本のストリップを一本にし、中間に透明
な部分を設けて管および摺動インディケーター70が見
えるようにしてもよい。該テープには、例えば淡黄色な
ど適当な色の長手方向中央部分88が設けられる。そこ
から上流帯域90は、好ましくは緑色、下流帯域92
は、赤色とする。これらの帯域は、流量計の入口端から
出口端に向かって徐々に幅広とされることがわかるであ
ろう。医師は、検査によって、特定の患者の呼気ピーク
の妥当な範囲を決め、その範囲を緑色の部分90とす
る。患者が、自宅で、インディケーター70を常にこの
部分に動かすことができれば、すぐに医師に診てもらう
必要はない。しかしながら、インディケーターが赤色の
帯域92に入るならば、すぐに医師を呼ぶ必要がある。
インディケーターが黄色の帯域で止る場合には、警戒が
必要である。その後に緑色の帯域に戻れば問題はない
が、赤色の帯域に入るなら、すみやかに医師に連絡すべ
きである。
領域で拡がっているので、読み取りにきわめて好都合で
ある。呼気が目盛の先の部分に進むにしたがってマーキ
ングは圧縮されるが、患者がこの高い領域に到達できる
のであれば、患者は安全であるから、このことはあまり
重要ではない。目盛の対数的性質によって、テープが目
盛のどの部分に貼付されても、帯域は、一定のパーセン
トを示すことになる。本体の横断面積は、それ自身対数
目盛とは直接関係がないが、経験的には対数目盛示数に
関係するので、正しい読みを得るためには、直径および
横断面積を経験的に決定することが必要である。経験的
な結果が直径及び横断面積の最終決定を提供する。流量
計の部品が完全に流量計本体内部に収納されていること
は明らかであろう。誤って、指がインディケーターを止
めることはなく、また、インディケーターが息の吐き出
して止った位置から手動で前進させられることはない。
上述のように、マーカーの質量はきわめて小さく、ピス
トンで動かされた位置から行き過ぎることはない。マー
カーの質量が小さいために、振ったり叩いたりして直接
戻すことはできないが、管内の金属製ペッレットによっ
て、マーカーは、比較的容易に休止位置に戻る。
内に入ることは理解されよう。それによって読みの誤差
が生じるおそれがあるが、誤差が発生するまでの期間
は、マーカーまたはインディケーターがスロットに嵌ま
って流量計本体から部分的に外に出ている従来の技術の
ピーク流量計の場合よりははるかに長い。ピーク流量計
をときどき水道水または他の弱い洗浄用流体でピーク流
量計の巾を端から端まで洗い流すようにすればよい。こ
のピーク流量計に、その製造販売を容易にするためのさ
まざまな改良がおこなわれる。図13−20は、そのよ
うな改良を示す。部品のほとんどは、既に説明したピー
ク流量計のものと同じまたは同様であり、同様な部品
は、同じ数字にaを付して示す。かくして、ピーク流量
計20aは、中空管状構造の細長い本体22を有し、該
本体は、左端即ち入口端から右端即ち出口端に向けて非
直線的に拡大する。本体の大部分は、内表面が製造工程
の中に曇らされる。これによって、全部が透明なものよ
りは魅力的な外観の本体が得られ、視覚を重要な内部部
分に集中させ、また内側への水分凝縮によって起こるで
あろう見にくさを最小にする。管48aと整列した矩形
の細長い部分94は、透明のままであるので、この部分
を通してインディケーター70aを見ることができる。
この透明な部分94から180°離れた他の部分96
も、メーカーの商標等を表示するために透明とされる。
り、該入口端にすぐ隣接する本体の流れ部分は、本体2
2aの残りの部分と一体に成形された、内側に向って段
が付いたシリンダー98を含有する。半径方向のバー3
2aも、内側に向って段の付いたシリンダー98および
本体22aの残余部分と一体である。マウスピース10
0は、入口端に嵌められ、清掃のために該端から取り外
すことができる。本体22aの右端26aは、図17お
よび図18に最もよく示されている。図17では直立状
態で示しているが、図18では、いくつかの部品をわか
りやすくするために逆転即ち180°回転させた状態で
示している。端26aには、円周方向の隆起部102お
よび本体の該端に通じる矩形のノッチ104が設けられ
ている。端キャップ44aには、本体の右端26aに当
接するフランジ106が設けられている。環状フランジ
108が、フランジ106から左へ延び、本体22aの
外壁をつかんでいる。この環状フランジ108の内側環
状凹部110は、本体22aの端26aの環状隆起部1
02を受け入れ、部分的に、本体の該端にキャップ44
aを保持する機能を果たす。キャップ44aには、さら
に、突起即ち増補部112が設けられ、該増補部は、ピ
ーク流量計がテーブルまたは他の水平な支持面上に置か
れたときに転がるのを防ぐ平坦な接線方向の平面114
を提供する。半径方向内側に突出する部材即ち舌部11
6は、増補部112および環状フランジ108から伸
び、本体端のノッチ即ち凹部104に受け入れられて本
体と端キャップ44aとの適切な回転方向の整列を確実
にする。
38aから内方に向って本体の軸線方向に延び、中央空
所即ち開口120が配設されている。キー部122が、
カップの側壁から半径方向に延び、管48aのスロット
50aに受け入れられて管48aと端キャップ44aを
適切な回転方向の整列を確実にする。キー122が18
0°ずらされれば、管の開いた部分とインディケーター
70aは、本体の透明な透視部94と正しく位置合わせ
され、接線方向114による位置決めによってピーク流
量計がテーブル等の上に置かれると、上方を向くことは
理解されよう。端キャップ44aの端壁即ちフランジ1
06には、スパイダーのアーム即ちスポーク40aとそ
れぞれ整列した6つの貫通穴124が設けられている。
軸線方向の突起即ちスタッド126が、本体の端26a
の周囲に互いに間隔をおいて設けられて配設され、穴1
24を通って突出する。スタッドは、音波溶接法で穴の
中に恒久的に固定される。マーカー68を戻すために最
初に使用した円筒状の塊82は、管48の内部でのぞむ
ように自由に動かないこともある。特に、ピーク流量計
の老朽化、及び、酸化物、ごみ等の蓄積によって起こ
る。このような固着を、マーカー68aの基部78aの
上流側に二つの球形ボール128を設けることによって
克服した。二つのボール128の質量は、シリンダー8
8に比較するとかなり小さく、したがって、患者が上流
側で息を吹き込んだときのマーカーおよびピストン52
aの動きに対する抵抗は最小限に抑えられる。ボールと
スロット付き管の内表面との接触面は、前実施例の円筒
状の質量塊と管の内壁との接触面より面積がはるかに小
さい。したがって管内でのボール128の固着あるいは
拘束はほとんどなく、マーカーは、ボールの質量が小さ
くとも、ピーク流量計を体温計のように振ることによっ
て容易に休止位置に戻る。
方形波フロー機(Standard SquareWave Flow Machine)
で試験したときには行き過ぎを起こさなかった。しか
し、その後の実験で、通常の肺活量をもつ人の中には、
高圧のスパイクを初期に生じさせることができるものも
いて、その場合にはマーカーが行き過ぎてしまうことが
わかった。この現象は、市販されている既知のピーク流
量計の多くおそらくはすべてに生じていると思われる
が、本発明の発明者としては、マーカーの行き過ぎは、
許容できないと考えた。本発明の発明者は、実験によっ
て、ピーク流量計に入る高い空気圧の初期スパイクを制
限するためには、入口部分24aの長さはほとんど重要
でなく、直径(したがって断面積)が重要であることを
発見した。またさらに、入口部分の内径を0.545イ
ンチ(約1.38cm)以下に制限した場合には、試験機
によってもあるいは強い息を吐き出す力をもつ通常の健
康な人のいずれによっても、マーカーの行き過ぎが起こ
ることはないこともわかった。入口端部分の長さは、
0.400インチ(約1.01cm) である。医師が、流
量計の軸線方向のどこにテープを張り付けても、三色の
帯域88、90、92は、それぞれ対数目盛の一定のパ
ーセントを示すことはすでに述べたが、このことは、こ
こで繰り返して述べるに値することである。以上では、
三色の帯域について述べたが、それより多いあるいは少
ない数の色の帯域を用いてもよく、あるいは帯域を色以
外のもので区別してもよい。
的な実施例は、あくまで理解を助けるためのものであ
る。当業者には、構造に各種の変更を加えることが可能
であろうし、それらの変更も、特許請求の範囲の精神お
よび範囲内にある限り、本発明の一部分を形成する。
態を示す側面図である。
それに関連する部品の部分分解斜視図である。
る。
を示す部分縦断面図である。
である。
る。
上から見たやや拡大した流量計の部分平面図である。
た形態の流量計の側面図である。
た形態の上から見た平面図である。
る。
端の分解斜視図であるが、本発明の特徴を最も良く示す
ために逆転させた図である。
分断面側面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 患者の呼気流量を測定するためのピーク
流量計において、 入口端と出口端とを有する中空本体と、 前記本体の入口端から出口端までの空気の流れに応じて
第1位置から前記本体に沿って移動可能なインディケー
ターと、 前記インディケーターが前記本体を通る空気のピークの
流れに関係する第2位置まで前記本体に沿って移動する
ように前記本体に沿った前記インディケーターの移動を
釣り合わせるための手段と、 前記移動手段と独立して、前記インディケーターを前記
第1位置まで戻すための戻し用質量塊と、を有するピー
ク流量計。 - 【請求項2】 前記戻し用質量が、一対の球形ボールで
ある請求項1に記載のピーク流量計。 - 【請求項3】 前記インディケーターを中空の本体内部
に取付けるための手段を、更に有する請求項1に記載の
ピーク流量計。 - 【請求項4】 前記釣り合わせ手段が、前記インディケ
ーター取付け手段に滑動可能に取付けられたピストンと
該ピストンに取付けられたばね、である請求項3に記載
のピーク流量計。 - 【請求項5】 戻し用質量塊が、インディケーターと出
口端との間で前記取付け手段に滑動可能に取り付けられ
た、請求項4に記載のピーク流量計。 - 【請求項6】 息を吐き出す患者のピーク空気流を測定
するためのピーク流量計において、 呼気流を受け入れて中を通す中空の本体と、 前記本体と関連し、前記本体を通る呼気流のピークに関
係する位置まで前記本体上の目盛に沿って前記本体に対
して移動可能なインディケーターと、を有し、 前記本体が、前記目盛が前記本体を通る呼気流のピーク
の対数目盛を表すように前記目盛に関係した内部面積を
有するピーク流量計。 - 【請求項7】 前記目盛に隣接して貼付可能な、患者の
ピーク空気流の範囲を表す少なくとも一つの帯域を示す
承認テープ、を有する請求項6に記載のピーク流量計。 - 【請求項8】 テープ上の帯域は、対数的に目盛に関係
する、請求項7に記載のピーク流量計。 - 【請求項9】 前記承認テープは、透明なテープであ
り、前記帯域は、呼気の妥当な範囲を示す複数の連続す
る帯域である、請求項8に記載のピーク流量計。 - 【請求項10】 前記承認テープは、前記目盛のさまざ
まな場所に前記目盛に貼付可能な、請求項9に記載のピ
ーク流量計。 - 【請求項11】 空気流を受入れるための入口端と出口
端とを有する中空本体と、 前記本体と関連し、前記本体を通る空気流のピークに関
係するある位置まで前記本体の目盛に沿って前記本体に
対して移動可能なインディケーターと、 前記本体と関連し、前記インディケーターとは別体の、
前記インディケーターを第1位置から前記本体を通る空
気のピーク流に関係する第2位置に移動させるためのイ
ンディケーター移動手段と、を有し、 前記インディケーターと前記インディケーター移動手段
は、完全に前記中空の本体内側に取付けられるピーク流
量計。 - 【請求項12】 前記中空本体の直径が、入口端から最
大直径の出口端まで非直線的に拡大する、請求項11に
記載のピーク流量計。 - 【請求項13】 前記中空本体は、曇り領域と透明領域
とを有する内表面を有し、前記透明部分は、インディケ
ーターが該透明な部分を通して見えるように前記本体に
沿って整列した矩形の部分である、請求項12に記載の
ピーク流量計。
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