JPH07200833A - 画像化システムにおいて移動物体の数を決定し画像の点と移動物体とを関連させる方法 - Google Patents

画像化システムにおいて移動物体の数を決定し画像の点と移動物体とを関連させる方法

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JPH07200833A
JPH07200833A JP6296506A JP29650694A JPH07200833A JP H07200833 A JPH07200833 A JP H07200833A JP 6296506 A JP6296506 A JP 6296506A JP 29650694 A JP29650694 A JP 29650694A JP H07200833 A JPH07200833 A JP H07200833A
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JP6296506A
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English (en)
Inventor
Uiriamu Gia Shii
ウィリアム ギア シー
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 複数の移動物体を含む画像において独立的に
移動する剛性物体の特徴グループ分けを提供する。 【構成】 画像における移動剛性物体の特徴グループ分
けは、複数の独立的に移動する剛性物体を含む3次元シ
ーンについての、一連の2次元直交投影を処理すること
によって達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像における移動する物
体の特徴グループ化に関し、特に、複数の独立的に移動
する剛性物体を含む3次元シーンの一連の2次元直交投
影の処理に関する。
【0002】
【発明の背景】複数の独立的に移動する剛性物体を含む
一連の2次元画像を分析してその移動する物体について
の3次元情報を確認する方法において、画像フレームに
共通な剛性物体に関連する特徴あるいは点を容易に識別
するために、様々な従来技術を利用することができる。
同様に、選択された剛性物体のすべての特徴あるいは点
が、一旦、連続する画像フレームで識別されると、その
選択された剛性物体についての所望の3次元情報を与え
るために、従来技術を利用することができる。
【0003】しかし、画像のどの剛性物体に、連続する
画像フレームにおけるどの特徴あるいは点が関連すると
識別して判定するためのさらに良好なプロセスが、なお
必要とされている。本発明はこの必要性に向けられてい
る。
【0004】従来技術の処理は、全画像フレームに共通
な特徴あるいは点を識別することを想定した。本発明
は、複数のそのような剛性物体を含む画像において、ど
の剛性物体にどの特徴あるいは点が関連しているかを判
定することができる。
【0005】カメラは、複数の独立的に移動する剛性物
体から成る画像を録画する。運動はカメラに相対的であ
り、従ってカメラは固定座標系を決定する。シーンが
「背景」を含み、そしてカメラが動いている場合、この
背景はカメラに関して動いている別の対象として現れる
であろう。
【0006】本発明の教示によれば、3次元空間におい
て自由に運動する1組の剛性物体によって、2次元投影
が発生される。この投影は、物体の量およびその各自の
運動の独立度によって決定される非常に特殊な構造特性
を持つマトリックスの数学的積によって特定される。本
発明は、2次元観測セットから、これらの構造を再生成
することに関する。
【0007】より詳細には、画像処理の分野において、
特徴検出アルゴリズムおよび技術を各画像フレームに適
用して、各フレームにおける画像に共通な点あるいは特
徴を識別し、かつ位置指定することは周知である。例え
ば、画像フレームにおける対象の各コーナを識別するこ
とができるし、画像フレームにおけるその座標を決定す
ることができる。
【0008】さらに、対象の位置および速度を、カメ
ラ、ビデオレコーダ等から得られるように、一連の画像
フレームから判定する方法も、当業者には周知である。
【0009】本発明は、対象の位置と速度に関して「前
置」特徴検出器と「後置」プロセッサの間の肝要なリン
クを提供する。すなわち、本発明を実行するために使用
されるコンピュータは、その入力として、各画像フレー
ムにおける特徴点およびその座標についてのデータを、
通常、標準特徴検出器からの電気信号の形で受信し、
〔この特徴検出器は例えば、トマシ(Tomasi)と
カナデ(Kanade)によって「点特徴の検出および
トラッキング」と題するレポート,(Tech.レポー
トCMU−CS−91−132,カーネギーメロン大
学,コンピュータサイエンス校,ピッツバーグ,P
A.)の中で記述されたもの〕そしてその出力におい
て、複数のそのような移動物体を含む一連の画像におい
て、検出された特徴点のどれがそれぞれの移動物体に関
連するかを表すデータを発生して、さらに、各移動物体
の軌道のアプリケーション依存の処理が行われる。
【0010】本発明は、衝突回避のような分野において
も利用される。例えば、静止していることも、動いてい
ることもあり得る車の前に置かれたカメラは、シーンの
画像を録画する。車道を走行する自動車の場合、画像は
背景、道路標識、路上を走る他の車輌等々を含むことが
できる。画像フレームシーケンスは、標準特徴検出器に
よって、前処理される。本発明に従うと、結果のデータ
は汎用コンピュータに与えられ、そこで検出された点
は、各画像フレームにおける特定特徴あるい物体に関し
てグループ分けされる。どの点が画像のどの移動物体に
関連するかについてのデータは、例えば、通常の衝突一
致装置に与えられて、もしあれば、どの移動物体がその
車輌に衝突するか、どの移動物体がその車輌から離れる
か、あるいはどの移動物体がその移動物体と一致して運
動するかを判定する。また、どの対象が背景の一部、あ
るいは車輌にとって危険をもたらさない、道路外の対象
であるかを判定することもできる。特徴グループ分けが
行われなければ、特徴点を検出するだけでは適切な衝突
一致に帰着しないであろう。
【0011】同じ方法で発明は、例えば、通りすぎる多
くの移動物体の中からロボットを区別するための、ロボ
ット視覚システムに応用することができる。発明はま
た、運動ロボットの衝突回避のためのロボット視覚シス
テムにも有用である。別の利用は、ロボットハンドの画
像点を、そのハンドによって操作されている対象の画像
点と対照させてグループ分けするあるいは区別すること
である。
【0012】上記例は、発明が利用され得るアプリケー
ションを例示したにすぎない。本発明が多くの他の画像
処理アプリケーションにおいて有用であることは、当業
者には明らかであろう。
【0013】これらの説明のための実施例の各々におい
て、本発明は、検出された特徴点を表す通常の特徴検出
器からのデータを受信し、かつデータを処理して、複数
の移動物体を含む画像におけるそれぞれの移動物体から
生じてくる検出された点をグループ分けする手段を提供
し、従って画像フレームにおける各移動物体に関連する
点に基づいて処理データに、追加の信号処理が実行され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主目的は、複
数の移動物体を含む画像において独立的に移動する剛性
物体の特徴グループ分けを提供することにある。
【0015】発明の他の目的は、画像のどの点あるいは
特徴が各自の移動する剛性物体に関連しているかの判定
を与えることにある。
【0016】発明のさらに他の目的は、画像に存在する
独立的に移動する物体の数の判定を与えることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明はマトリックス解
析に依存して、その各々が独立運動を経験することがで
きる、複数の剛性物体を含む画像におけるそれぞれの剛
性物体に、点を関連させる。マトリックスの列は、検出
され、トラックされた点あるいは特徴に関連し、そして
行は、連続する画像フレームにおける点のxとy(2次
元)の場所に関する。点の従属性は、運動の従属性によ
って決定される。
【0018】各検出点に関するデータは、特徴検出器に
よって、各フレームごとに、得られる。データはマトリ
ックスに入れられ、次いでそれは、データ収集の終り
に、大型バッチプロセスに従う。
【0019】マトリックスの階数が決定される。マトリ
ックス階数は、画像における移動物体の量に関連する。
【0020】ガウス・ヨルダンアルゴリズムがマトリッ
クスに適用されて、独立自由度の数、すなわち、マトリ
ックスにおける非是ゼロ要素、を決定する。結果はSの
独立列およびP−Sの従属列となり、但し、Pは点の総
数である。列が従属であれば、同じ物体から関連する点
が生じる。
【0021】単一の剛性な移動物体の実施例を考えてみ
る。2次元ビューが固定カメラのx−y面にあり、そし
て移動物体上の点(特徴)の集合がマトリックスWで特
定される場合、但し、 W=〔w1 2 ・・・wn 〕 そしてwi は、下記から成る列ベクトルである。
【0022】
【数1】
【0023】但し、xi ,yi およびzi は参照の体心
フレームにおけるi番目の点の座標である。点wの一般
の3次元回転および平行移動は、▲Tw として特定する
ことができて、この場合、3×4変換▲Tは下記で示さ
れ、
【0024】
【数2】
【0025】但し、Uは、物体座標原点の周りの回転を
表す、行列式1を有する3×3ユニタリマトリックスで
あり、そしてtx ,ty およびtz は平行移動の成分で
ある。回転した点の2次元投影は、▲Tの3番目の行を
切り捨てることによって得られるので、Tは次のように
なる。
【0026】
【数3】
【0027】3要素行ベクトルui は互いに直交u、ユ
ークリッド長さlを持つ。画像における点の水平(h)
および垂直(v)座標は、下記で示される、
【0028】
【数4】
【0029】次に、各フレームは異なる変換Tj ,j=
1,・・・,mの結果であると仮定する。マトリックス
Qを下記で表されるものとする、
【0030】
【数5】
【0031】すべての点Xに対する全フレームにおける
観測集合Dは次式で示される、 D=QW 但し、Dは、その行の組合せがすべてのn点wi の投影
のh−v座標である2m×nマトリックスである。
【0032】点が平面あるいは下位次元空間に位置しな
い限り、Wの階数は4であり、従ってそれは最大階数を
持っている。十分な数の別々の変換があり(最小2)そ
してそれらが、Qもまた最大階数(4)を持つほど十分
に独立である限り、Dの階数は4であるだろう。誤りが
あっても、Dは最大階数、すなわちmin(2m,n)
を持つようになるであろう。
【0033】特異値分解(SVD)変換を利用して、観
測したDに対する最も近い階数4のマトリックスを計算
することができるが、それは先ず、DのSVDを、D=
UΣVT として計算し、次いで、 ▲D=▲U▲Σ▲VT と近似する、この場合、▲Uおよび▲VT はUおよびV
のそれぞれ最初の4列であり、そして▲ΣはΣの上方4
×4ブロックである(従って対角線上の最大の4特異値
を含む)。
【0034】トマシおよびカナデは、「画像ストリーム
による形状および運動:正射影事例における全報告」と
題するレポート(TechレポートCMU−CS−92
−104カーネギーメロン大学コンピュータサイエンス
学部,ピッツバーグ,PA.およびTR92−127
0,コーネル大学コンピュータサイエンス学部,イタ
カ,NY.)の中で、各フレームの原点を、各ビューの
点セットの重心として計算することによって、先ず、平
行移動を取除いた。この原点は、元の3次元物体におけ
る点セットの重心の投影であり、従って、それは、重心
を固定することによって運動を有効に修正して、3次元
空間の原点に位置する。従って、どの平行移動も取除か
れて、結果の運動は原点の周りの回転のみである。この
結果、最後の列Qおよび最後の行Wが落ちた階数3のシ
ステムになる。次いで、トマシとカナデは、SVDを適
用することによって、単一移動物体のフレームに対する
3次元座標を回復して、Dに対して最も近い階数3の近
似値を計算する。彼らの方法は単一物体のみに利用する
ことができる。
【0035】ボウルト(Boult)およびブラウン
(Brown)は、「分解に基づく運動の区分」と題す
る論文(視覚運動についてのIEEEワークショップ紀
要,179〜186ページ,1991年10月)の中
で、トマシとカナデのアプローチを重複物体に拡張する
ことを提案している。右特異ベクトルの成分のクラスタ
分析が行われ(SVD分解のVの列)そしてこれらのク
ラスタは物体に対する点のクラスタ化を表す、と主張し
ている。また、原点をすべての観測した特徴の重心に移
し、そして結果のデータは、sが剛性物体の数である場
合に階数3sを持っている。実際に、以下で示されるよ
うに、階数は、シフトなしで4s、そしてシフトによっ
て4s−1になることができる。本方法は階数情報を利
用する。
【0036】本発明は完全4次元システムに関し、そし
て新規マトリックス分解を利用して、基本的マトリック
ス構造を回復し、重複物体に利用できるアプローチとな
っている。
【0037】
【実施例】図1では、カメラ10は、複数の移動物体を
含むシーンに関する一連の画像を録画する。この一連の
画像は、カメラから特徴検出器12に与えられ、検出器
において、移動物体から生ずる点は、画像における各点
のそれぞれの座標に沿って、識別される。良好な特徴検
出器が、前掲のトマシとカナデによるレポートCMU−
CS−91−132に記述されている。識別された点の
座標は、出力として、特徴検出器12からコンピュータ
14に与えられ、以下で述べるような本発明の主旨に従
って、処理される。コンピュータ14の出力には、シー
ンに存在する移動物体の量に対応する情報があり、そし
て識別された点のそれは、それぞれの物体と関連してい
る。コンピュータ14の出力はアプリケーション専用プ
ロセッサ16に与えられて、シーンにおける各物体の軌
道を決定する。
【0038】以下の記述は、一連の画像に存在する物体
の量、および各それぞれの物体に関連する画像の識別さ
れた点に対応する情報を与えるために、コンピュータ1
4によって実行されるプロセスを説明する。
【0039】s個の物体があり、そして各物体は、マト
リックスWp ,p=1,・・・,sにまとめられた座標
を有する1組のnp 特徴点を持つ、と仮定する。特徴点
およびその各自の座標は、標準特徴検出を利用して、従
来通りに、得られる。次いで、点の全集合は、下記で表
される。
【0040】 M=diag(W1 ,W2 ,・・・,Ws ) これはブロック対角マトリックスと称することができる
が、各ブロックは4×np の長方形であり、従ってMは
正方形マトリックスではない。
【0041】j番目のフレームにおけるp番目の対象
は、Tjpで表される変換/投影に従うものと仮定する。
Tを、項目Tjp,j=1,・・・,m;p=1,・・
・,sを有するブロックマトリックスとする。すると、
観測したデータは、
【0042】
【外1】
【0043】D=TM として表すことができる。
【0044】このマトリックスの階数は4sにすぎない
であろう。そして4sは、各物体において少なくとも4
つの非同平面特徴点が選択される場合、および全物体に
対して独立的運動を空間をスパンするに足る多くの独立
的運動がある場合に、達成されるであろう。
【0045】Dの階数が既知である場合、これは独立し
た物体の数の下限である。Dの階数はSVDを利用して
推定することができるが、それは多数の点に対しては、
幾分高価な計算である。さらに、SVD推定によって、
独立移動物体に対する、点のグループ分けについての直
接情報は与えられない。Dの各列は単一の特徴点を表
す。単一物体に関連する特徴点集合は、列ベクトルの2
m次元空間の4(またはそれ以下)次元部分空間に位置
する。従って、これらの部分空間および、そこにある部
分ベクトルが識別されるならば、物体に対する特徴点の
グループ分けは識別されるであろう。Dの低減した行の
階段形式(以下では階段形式と称す)は、それをまさに
識別し、一方、マトリックスの階数を識別している。
【0046】階段形式は、ガウス・ヨルダン消去を、部
分的ピボット演算と共に、Dの行に応用することによっ
て形成される。このアルゴリズムの概要は(R行および
C列のマトリックスに対して)下記の通りである。 Col:=1 Row:=1 while(Row ≦R and Col ≦C )do Switch rows so that largest of|D i , Col |.i=Ro
w.・・・・.R is in D Row.Col. if DRow.Col ≠0 then Divide row Row by D Row.Col. (DRow.Col. is the Pivot) for Other.row:=all other rows except Row Subtract DOther.row.Col.times row Row from row Other.row. endfor Row:=Row+l. endif Col:=Col+l endwhile Rank of matrix is Row-l ノイズおよび数値誤りがある場合、このアルゴリズムは
通常、最大階数マトリックスを示すであろう。この問題
を回避するために、if文におけるゼロピボットの試験
は、次の形式の試験と置換されねばならない。
【0047】if DRow.Col.>tolerance then この場合、許容値は、ノイズから生ずる小さい数を、ゼ
ロとして処理するように選択される。階段形式の一般利
用において、正確な許容値を決定することは非常に難し
い問題であり、そして階数決定のために、一層安定した
SVDの方がより好まれるかの1つの理由でもあるが、
このアプリケーションでは、問題の本質および構造につ
いての知識が、許容値のサイズに関する優先情報を与え
る。その上、階数に対する正確な値を得ることは必要で
はない。重要なことは、高いパーセンテージで、点がそ
の所属する対象に割当てられることである。全部の点を
割当てることができなければ、割当てられなかった点は
無視されることがあり得る。Tが最大階数を持ち、そし
て簡約化において数値誤りが生じない場合、Mの階段形
式はDの階段形式と同じであることに注目されたい。
【0048】階段形式への簡約化中に、今度は各列が、
ピボット要素の中の単一の1以外はすべてのゼロを含む
列に(このことは、if試験が成功する列で発生し、そ
れは基本列と称される)、または厳密に1つの他の基本
列が1を持つ行においてのみ、非ゼロを含んでいる列
に、簡約化されるであろう。
【0049】基本列は、Mの階段形式の列によってスパ
ンされる空間に対する基礎を形成する。Mの構造のため
に、最大4つの基本列が各剛性物体に関連するであろ
う。
【0050】列は点に対応する。誤りがなければ、変換
マトリックスが最大階数を持つ場合、階段形式の同じ行
中に非ゼロ要素を持つどんな2つの列でも、同じ剛性物
体に属す点に対応する。
【0051】観測マトリックスDは、変換マトリックス
Tによる左方乗算によって、物体マトリックスMから生
成される。これはWについてのみ行演算を行う。Tが最
大階数を持つ場合、Mの行階数に関しては何の情報も失
われていない。階段形式への簡約もまた、行演算を利用
し、従って、行交換から離れた、階段形式へのMの直接
簡約と同じマトリックスに帰着する。M=diag(W
p )の階段形式は、そのブロックが各Wp の階段形式と
なっていて、それらが明言された特性を持つブロック対
角マトリックスである。
【0052】上述のアプローチは、孤立した大きい平行
移動に敏感な部分的ピボット演算を利用している(これ
によって、マトリックスの特定行を大きくして、それが
第1ピボットとして選択されるように仕向けることがで
きるが、アルゴリズムは、各剛性物体に対する基礎とし
て、良好な選択である、すなわち、ほとんど従属してい
ない、基本列を選択する方が、都合がよいであろう。こ
の理由のために、完全ピボット演算を利用することは注
目に値するが、この演算は、すべてのピボットしていな
い列を見て、最大要素に基づいて、次のピボットとして
の最良候補を決定する。また、Dについて、ある予備ス
ケーリングおよびシフト演算を実行することも好まし
く、その結果、最大要素が最良ピボットであることが示
される。列スケーリングの選択について、以下で説明す
る。行スケーリングは、行から任意のスケーリングを取
除くために行われ、従って行はすべてサイズの同じ等級
を有する。スケーリングによってマトリックスの階数に
は影響を及ぼさない。実際に、直交投影が行われ、そし
てスケールの変化がない場合、行スケーリングは必要で
なく、そして全行がほぼ同じサイズのままであろう。し
かし、直交仮想が、通常得られる透視図への近似である
場合には、対象のカメラからの距離が変化するにつれ
て、スケーリングが発生するであろう。ビューの大きい
平行移動によってもまた、対応する行に対するスケール
の明らかな変化を生じる。各行が原点に「集中する」よ
うにそれを平行移動させ、そしてある単純ノルムが同じ
になるように各行をスケールすることによって、これら
の変動の大部分を取除くであろう。
【0053】次の実施例において、以下の演算が行われ
る、すなわち、各行は先ずシフトされ、そして(−1,
+1)の範囲に位置するようにスケールされる。シフト
は、各フレームの平行移動を変えることに対応する。シ
フトが不適切であれば、階数を1だけ減らすことができ
るし、あるいは原データに各物体に対する独立平行移動
が含まれていなければ、階数を1だけ増やすことができ
るであろう。いずれの場合も、重要ではないであろう。
次いで、完全ピボット計算を利用して、次のピボットを
選択する。行は上記アルゴリズムにおけるように変換さ
れ、列は、元の点との対応を保持するために、交換され
ない。
【0054】次の実施例は「人為的」である。それは、
単位立方体の中で任意に選択されたそれぞれ7つの点の
ある、2つの剛性物体を生成することによって形成され
た。次いで、各物体は、不規則に回転され、平行移動さ
れて、それぞれが14の点を持つ10フレームを発生
し、表1の20×21マトリックスを得る。
【0055】
【表1】
【0056】この実施例では、最初の7点は第1物体に
対応し、そして次の7点は第2物体に対応する。表2の
階段形式から分かるように、基本列は3〜6,8および
11〜13である。注目すべきことは、列1から7まで
の行1,4,6および8、そして列8から14までの行
2,3,5および7に複数の非ゼロがあり、列1から7
までは1つの剛性物体に対応し、そして列8から14ま
では第2の剛性物体に対応することを示すことである。
【0057】
【表2】
【0058】実際には、測定および数値誤りを考慮に入
れなければならない。次の実施例では、表1の観測マト
リックスDが、各項目に、ガウス確率変数、平均ゼロお
よび標準偏差0.005を加算することによって破損さ
れている。上述のように階段形式が計算されたが、ピボ
ットとして、許容値=0.1より小さい量の要素を無視
するようセットされた。その結果、表3では、再び、階
数8を表す。0.1より小さい要素はゼロであると想定
すれば、点を物体に割当てることに関して、正確な推論
がなされ得る。
【0059】
【表3】
【0060】このアルゴリズムは、同一であってはなら
ない2つの許容値を利用する。第1の許容値は階段形式
への簡約で利用されて、ピボットが、いつ選択されるか
を判定する。第2の許容値は、グループ分けに利用され
た観測アプリケーションにおいて、どの要素が非ゼロで
あるかを決定するのに利用することができる。ピボット
が選択されていない行の全要素は、ゼロであると考えら
れねばならない(そうでなければ、別のピボットが選択
されなければならない)が、他の非ゼロ(非基本列の)
は点のグループ分けを表すので、アルゴリズムは別の許
容値を利用してグループ分けを決めることができる、例
えば、もっと控えめにして、グループ分け誤りを避ける
ためには、より大きく、そして不十分な接続性情報を得
た場合は、より小さい許容値を利用する。第1の許容値
は「階数許容値」そして第2のものは「グループ分け許
容値」と称される。
【0061】特徴検出アルゴリズムからデータが得られ
るので、このアルゴリズムは不確実性の測度を発生する
ことが期待される。不確実性の測度がすべての点に対し
て同じである場合、不確実性のサイズに基づいた許容値
×問題のサイズに対する因数を直接、利用することがで
きる。問題のサイズに対する因数は、階段形式への簡約
中、誤りが組合されるので、誤りの成長を説明してい
る。不確実性の測度が点ごとに異なる場合、差異を取除
くために、データは列ごとに最初にスケールされねばな
らない。各列は画像における単一の点の連続を表すの
で、どの因数によって列をスケールすることでも、その
列の許容の効果を調整することに等しい。従って、点w
i に対する不確実性推定値が任意の絶対単位でδi であ
る場合、i番目の列はδi で除算されねばならない。
【0062】データは、自然選択のスケーリングおよび
許容値の大きさの等級を表す。階数の乗算因数および許
容値のグループ分けについての問題が残っている。階数
の許容値が大きすぎると、基本列の選択が少なすぎて、
少なめの独立対象を誤って表示する。階数の許容値が小
さすぎると、基本列の選択が多すぎて、多すぎる対象を
表示してしまう。非常に小さい階数許容値という極端な
場合には、すべての列が基本列として選択されて(測定
誤りのために列を独立にすると仮定して)、グループ分
けが不可能になる。最悪ケース誤り分析は、階段形式へ
の簡約での誤りが2N に成長する、但し、
【0063】
【数6】
【0064】は各フレームにおける点の数、と表示され
るが、完全ピボット演算に対する一般の通念および経験
によって、Nに近い成長が期待され、従って妥当な階数
許容値はN* 許容値である、と表示される、この場合、
許容値はどの成分においても最大誤りの推定値である。
【0065】また、階数許容値を決定するのに適応アプ
ローチを利用することもできる。それは、提案されたも
のより大きいレベルで開始し、そして階段形式への簡約
が開始することができるが、この場合、現在の階数許容
値以下のものはピボット決定では、ゼロであると考えら
れる(しかし、計算でゼロにセットされない)。簡約が
完了した後、階数許容値より大きいか、またはそれに等
しい項目を持たない列がある場合、階数許容値は大きす
ぎるという表示としてとることができて、その許容値は
低減され、そして階段形式への簡約を繰返すことができ
る。もちろん、原データが、全フレームにおける原点に
固定されている点に対応する列を持つ場合、その列は、
常に、階数許容値より少ない全項目を持ち、そして適応
アルゴリズムに繰返し階数許容値を低減させるであろ
う。この理由のために、先ずデータを前処理し、そして
その全項目がデータ不確実性の推定値より小さいどんな
点(列)でも取除くこと(あるいは、それらをより大き
い値に移動させること)が必要である。階数許容値が適
応アルゴリズムで低減される場合、階段形式への簡約を
再開始する必要はない。必要なことのすべては、現在可
能なピボットを含むものがあるかどうかを確かめるため
に、ピボット列として、前に選択されなかった列を再走
査することである。このプロセスは、簡約サイクルが終
了して、現在の階数許容値よりすべて小さい要素を持つ
非基本列が無くなるまで、繰返すことができる。
【0066】グループ分け許容値の選択が小さすぎる
と、非基本列が余りにも多くの基本列に従属し、その結
果、基本列が同じ剛性物体の部分である、と不正確に判
定されてしまう。グループ分け許容値が大きすぎると、
同じ物体に属する基本列を識別することができないこと
もあり得る。大きいグループ分け許容値の極端な場合に
は、非基本列が他のどの列にも従属していないと判定さ
れることもあり得る。非基本列が許容値内で完全にゼロ
である場合にのみ、非基本列はどの基本列にも従属せ
ず、そしてそのような列は、前の段落で説明した前処理
において取除かれるので、そのような列を識別すること
によって、グループ分け許容値が大きすぎると表示す
る。従って、これは、グループ分け許容値に対する適応
アプローチを提案している、すなわち、データ誤りの推
定値でグループ分けを開始し、そしてグループ分けプロ
セス実行する。余り多くの基本列が単一グループの部分
であると判定される(5以上)場合、グループ分け許容
値は増加する(このアプローチは、以下で説明する変換
退化の場合には修正されねばならない)。
【0067】階段形式への簡約後、結果のマトリックス
の列を加算することは興味深い。この結果は解明的であ
るが、それは、データに誤りがなく、そして階段形式へ
の簡約が誤りなしで行われる場合、(可能な回転に加え
て)移動される物体に属する点に対応するすべての列の
列の和は1であるが、移動されない物体に対応する点の
列の和は、1組の測度ゼロ(任意の回転のどんな妥当な
空間においても)においてのみ、1である。
【0068】この結果は、次のアルゴリズムにおいて、
列をグループ分けするのに利用することができる。
【0069】Dのいずれかの列、例えば第1の、を選択
し、そしてそれをDの全列から減算する、従って、選択
された列に対応する対象および同一的に移動したどの対
象に属す全部の点から、どんな移動も取除く。階段形式
への簡約を実行し、そしてその和が1と著しく異なるよ
うな列を識別する。このプロセスは、移動されなかった
対象に対応する基本列を識別しないので、識別された列
における非ゼロが、基本列を識別するのに利用されねば
ならない。そこで、次の分析のために、列を取除くこと
ができる(それら共通移動を持つ重複物体に対応し得
る)。次いで、データの残りは同じプロセスによって分
析することができる、すなわち、別の列が選択され、そ
してデータの残りから減算されて、同じ移動を有する、
次の対象(または対象グループ)を識別することができ
る。
【0070】2つの形式の退化が可能であり、単一対象
上の点が3より小次元の部分空間に位置している「対象
退化」、および変換マトリックスが最大階数ではない
「変換退化」である。両退化の効果を検査し、そして前
者はアルゴリズムに影響を与えず、そして後者は、それ
に影響を与えることができるが、困難を克服する技術の
あることが、明らかになるであろう。
【0071】対象退化の事例では、マトリックスWi
表される1つ以上の対象は、4より小さい、例えばri
の階数を持つ。このことは、それが次のように表される
ことを意味する。
【0072】Wi =Bi i 但し、Bi は、対象のための基礎を形成する、ベクトル
の4×ri マトリックスであるが、それはWi における
すべてのベクトルは、Bi の列の直線的組合せとして表
すことができ、そしてSi の各列は、Wi の対応する列
を、Bi のri 列の直線的組合せとして表しているから
である。Si は最大階数ri であることに注目された
い。
【0073】Dの階段形式が形成される場合、マトリッ
クスSi の階段形式も形成されるであろう。Si の階段
形式は、1に等しい単一非ゼロ項目を有するrI の基本
列ベクトルから成り、そして列の残りは、その対象に対
する基本列におけるピボットに対応する行の重複非ゼロ
を含むであろう。従って、列は点に対応する、そして階
段形式の同じ行にある非ゼロ要素を持つどの2列も、変
換マトリックスが最大階数を持つ場合には、同じ剛性物
体に属す点に対応する、という一般的観測になってい
る。
【0074】変化マトリックスが最大階数を持たない場
合には、2つの可能性がある。 事例I:単一対象の変換は、4より小さい階数である。 事例II:1対象の変換は、他の対象の変換に線形従属し
ている。
【0075】事例Iは、その兆候が対象退化のそれと見
分けがつかないので、何の困難も生じない。事例IIは手
順を複雑にすることもある。
【0076】変換マトリックスTにtの階数欠陥がある
場合、4s ×tマトリックスBがあり、Tのゼロベクト
ルを持ち、従って TB=0 事例Iでは、これらのゼロベクトルの各々(Bのコラ
ム)は、単一対象変換に、すなわち、第1対象変換に対
するTの最初の4列、第2対象変換に対するTの第2の
4列、等々に対応する行にのみ、非ゼロを含んでいる。
事例IIでは、ゼロベクトルは、線形従属になっているす
べての対象変換に対応する列に、非ゼロを含むであろ
う。
【0077】一般に、Bの列は〔bT l〕T の形式を持
つと想定する(Bの列の最後の要素は非ゼロである、と
いう想定は、観測データDの列の変換によって達成する
ことができる)。N×NマトリックスPを次のように定
義する、
【0078】
【数7】
【0079】下記によって与えられたデータマトリック
スDを考える、 D=TM=TPP-1W 先ず、注目すべきことは、bの定義のために、TPはT
の最初のN−1列の後に、全部ゼロから或る列が続く、
ということである。次に、P-1はPと同じ構造であるが
bの記号が反転しているマトリックスであることに注目
されたい。従って、P-1Wは、bにおける項目に従っ
て、最後の行の倍数が前の行から減算されているマトリ
ックスWである。TPの最後の列はゼロであるので、P
-1Wの最後の行は無視することができる。従って、 D=T′W′ 但し、T′は、Tの最初のN−1列であり、そしてW′
は、先ず、前の行からWの最後の行の適切な倍数を減算
し、そしてWの最後の行を切り捨てることによって、W
から導出される。事例IとIIは別々に考慮すると有利で
ある。
【0080】事例Iでは、単一の剛性物体に対応するW
の行のみが、Bの列で非ゼロを持つので、P-1によって
生じる行演算は単一Wi のみに影響を与える。従って、
WからW′への変更によってWi の1つの行の大きさを
1だけ低減する。その効果は、低減した階数のWi と同
等である。
【0081】事例IIでは、W′を得るためのWの変化に
よってWi の1つを変えるだけでなく(その列の全部が
データの終わりにスイッチされているとすれば、最後の
1つを)、そのWi の倍数を、別のWj を有する行に加
算するであろう。列を適切に交換することによって、
W′マトリックスは、下記のように、上三角形ブロック
になるであろう、
【0082】
【数8】
【0083】但し、XはWi の最後の行のベクトル倍数
である(Wi の変換が、Wi-1 の変換より多く、線形従
属している場合には、W′の最後のブロックの列には、
より多くの非ゼロ項目があるだろう)。行−階段形成
は、前の剛性物体に従属する第2の剛性物体を示すこと
になるので、事例IIの退化はグループ分けアルゴリズム
に影響を与えるであろう。先ず、わずか4つの基本列に
対応する非ゼロを持つ階段形式の非基本列を識別するこ
とによって、この事例を処理するようにアルゴリズムを
修正することができる。これらは、上式のWi-1 に属す
点に対応する。これらが見つかった後で、Wi-1 に対応
する対象が識別されている。次いで、多数の基本列に従
属する点が識別されて、第2の対象を識別することがで
きる。
【0084】2つの対象間に2以上の従属性がある場
合、同様な引き数は、上述の簡約演算(Tの列の削除、
他の行からWの行の倍数の減算、およびその行をWから
削除)が繰返されることを示す。その結果がブロック上
三角形である間、上で提示された変更を利用することが
できる。
【0085】後の方の従属性によって、Wi-1 の行を最
後のブロックから減算させて、ブロック上三角形を破壊
することが可能である。それが生じたら、階段形式への
分解におけるピボット列の選択を再考する必要がある
(これは現在の階段形式で開始して行うことができ
る)。基本列の正しい選択が見つかった場合、階段形式
は、4×4より大きいブロックを持つブロック上三角形
になるであろう。より大きいブロックが見つかった場
合、ピボット列選択の全組合せを考慮する必要があるよ
うに思われる。これは従属ブロックのサイズの指数であ
り、従って、最悪のケースでは、問題の大きさの指数に
なり得る。
【0086】実際の場合では、将来のフレームは、前に
識別されていない新規特徴点をもたらすことができて、
前のフレームで識別されたその他のものは消失すること
ができる。以前の製作者達のSVDアプローチでは、そ
のような点は完全にドロップすることが要求された。本
発明では、各新規フレームグループを、それらが得られ
る際に処理する実時間に(十分高速な処理装置であると
想定して)基本的に、適用され得るアルゴリズムが記述
されている。
【0087】最初に、対象に点を予備割当とするための
十分なデータを得るために、十分な量のフレームを観測
しなければならない。すべての対象にどんな点も存在し
ない場合には、それら切り捨てられねばならない。新規
データが得られると、新規点を識別することができて、
前の点は消失する。消失することは何も問題を起こさな
い。列がマトリックスから切り捨てられるだけである。
それらが基本列でない場合、何もする必要はない。それ
らが基本列である場合には、同じ対象におけるこれらの
点に属する列から、別の基本列が識別される必要があ
る。これは、簡約マトリックスにおける階段形式簡約に
よって行われることができる。原データに戻る必要はな
い。新規点が識別される場合、幾つかのフレームが観測
されるまで、それらは無視されねばならない。その時点
で、新規点が観測されているこれらの行のみを利用し
て、階段簡約を実行することができる。基本列はすでに
識別されたので、この簡約のなすべきことのすべては、
現存の基本列に関してのこれら新規列(点)の従属性を
判定することである。そのような従属性が観測される場
合、点は現存の対象によってグループ分けすることがで
きる。何も観測されない場合には、それは新規対象にお
ける点の候補である。
【0088】画像のそれぞれの移動物体に関する特徴あ
るいは点をグループ分けした後で、アプリケーション専
用装置に情報が与えられて、例えば、衝突一致、あるい
はロボット視覚アプリケーションのような、次の適切な
信号処理が行われる。特定アプリケーションに従って、
追加処理は点グループ分けに依存して、グループ分けし
た点に関連する移動物体の軌跡を決定する。
【0089】画像中の移動物体に関連する点あるいは特
徴のグループ分けについて説明してきたが、当業者には
明らかなように、本発明の広い原理および精神から逸脱
することなく、変更例等が可能である。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、複数の移動物体を含む
画像において独立的に移動する剛性物体の特徴グループ
分けを実現できる。また、画像のどの点あるいは特徴が
各自の移動する剛性物体に関連しているかの判定を与え
ることができ、さらには、画像に存在する独立的に移動
する物体の数の判定を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略を示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ 12 特徴検出器 14 コンピュータ 16 プロセッサ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像化システムにおいて、複数の移動物体
    を含む画像フレームにおける独立移動物体の数を決定
    し、そして画像における点を各自の移動物体と関連させ
    る方法であって、 一連の画像フレームにおける識別された点に関する画像
    データを得るステップと、 マトリックスWの列ベクトルwi が各i番目の点の座標
    を含んでいるようなマトリックスWを形成するステップ
    と、 すべての点の集合をM=diag(w1 ,w2 ,・・
    ・,ws )で表すステップとを含み、但し、wp ,p=
    1,・・・,s、そしてs個の物体があり、各物体は1
    組のnp 等を持つ、項目Tjp,j=1,・・・,mおよ
    びp=1,・・・,sを有するブロック変換マトリック
    スTを形成するステップを含み、但し、Tjpは変換/投
    影に従う、j番目のフレームにおけるp番目の物体であ
    る、観測データ、マトリックスDをD=TMと表すステ
    ップと、 マトリックスDの階段形式を形成するステップと、 画像の独立物体の数および各自の物体に関連するその点
    に対応するデータを、マトリックスDの階段形式から発
    生するステップとを含み、マトリックスTが最大階数を
    持つ場合、同じ行に非ゼロ要素を持つ列は同じ剛性物体
    に属す点に対応し、そしてマトリックスDの階段形式の
    階数は画像における独立物体の数の下限となっている、
    ことを特徴とする移動物体の数を決定し画像の点と移動
    物体とを関連させる方法。
  2. 【請求項2】マトリックスTが最大階数でない場合、前
    記ブロック変換マトリックスTを形成するステップは、
    マトリックスTの列を削除するステップと、他の行から
    Wの行の倍数を減算するステップと、その行をWから削
    除するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】マトリックスDの階段形式を形成するステ
    ップは、許容値を選択するステップを含んでいることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】マトリックスDの階段形式を形成するステ
    ップは、階数許容値およびグループ分け許容値を選択す
    るステップを含んでいることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  5. 【請求項5】マトリックスDの階段形式を形成するステ
    ップは、マトリックスDの行にガウス・ヨルダン消去を
    適用するステップを含んでいることを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  6. 【請求項6】マトリックスDの階段形式を形成するステ
    ップは、列スケーリングおよびマトリックスDのシフト
    を含んでいることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】マトリックスDの階段形式を形成するステ
    ップは、行スケーリングおよびマトリックスDのシフト
    を含んでいることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】マトリックスDの階段形式を形成するステ
    ップは、許容値を選択するステップを含んでいることを
    特徴とする請求項2記載の方法。
  9. 【請求項9】マトリックスDの階段形式を形成するステ
    ップは、階数許容値およびグループ分け許容値を選択す
    るステップを含んでいることを特徴とする請求項2記載
    の方法。
  10. 【請求項10】マトリックスDの階段形式を形成するス
    テップは、マトリックスDの行にガウス・ヨルダン消去
    を適用するステップを含んでいることを特徴とする請求
    項2記載の方法。
  11. 【請求項11】マトリックスDの階段形式を形成するス
    テップは、列スケーリングおよびマトリックスDのシフ
    トを含んでいることを特徴とする請求項2記載の方法。
  12. 【請求項12】マトリックスDの階段形式を形成するス
    テップは、行スケーリングおよびマトリックスDのシフ
    トを含んでいることを特徴とする請求項2記載の方法。
  13. 【請求項13】カメラ、特徴検出器、コンピュータおよ
    び処理装置を有する画像化システムにおいて、複数の移
    動物体を含む画像フレームにおける独立移動物体の数を
    決定し、そして画像における点を各自の物体と関連させ
    る方法であって、 カメラによって録画され、そして特徴検出器によって処
    理された一連の画像フレームにおける識別された点に関
    するコンピュータ画像データとして得るステップと、 マトリックスWの列ベクトルwi が各i番目の点の座標
    を含んでいるようなマトリックスWを形成するステップ
    と、 全部の点の集合をM=diag(w1 ,w2 ,・・・,
    s )で表すステップを含み、但し、wp ,p=1,・
    ・・,s、そしてs個の物体があり、各物体は1組のn
    p 特徴を持つ、 項目Tjp,j=1,・・・,mおよびp=1,・・・,
    sを有するブロック変換マトリックスTを形成するステ
    ップを含み、但し、Tjpは変換/投影に従う、j番目の
    フレームにおけるp番目の対象である、 観測したデータ、マトリックスDをD=TMとして表す
    ステップと、 マトリックスDの階段形式を形成するステップと、 処理装置に、画像における独立物体の数および各自の物
    体に関連するその点に対応するデータを、マトリックス
    Dの階段形式から与えるステップとを含み、マトリック
    スTが最大階数を持つ場合、同じ行に非ゼロ要素を持つ
    列は同じ剛性物体に属す点に対応し、そしてマトリック
    スDの階段形式の階数は画像における独立物体の数の下
    限となっている、ことを特徴とする移動物体の数を決定
    し画像の点と移動物体とを関連させる方法。
  14. 【請求項14】マトリックスTが最大階数でない場合、
    前記ブロック変換マトリックスTを形成するステップ
    は、マトリックスTの列を削除するステップと、他の行
    からWの行の倍数を減算するステップと、その行をWか
    ら削除するステップとを含んでいることを特徴とする請
    求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】マトリックスDの階段形式を形成するス
    テップは、許容値を選択するステップを含んでいること
    を特徴とする請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】マトリックスDの階段形式を形成するス
    テップは、階数許容値およびグループ分け許容値を選択
    するステップを含んでいることを特徴とする請求項13
    記載の方法。
  17. 【請求項17】マトリックスDの階段形式を形成するス
    テップは、マトリックスDの行にガウス・ヨルダン消去
    を適用するステップを含んでいることを特徴とする請求
    項13記載の方法。
  18. 【請求項18】マトリックスDの階段形式を形成するス
    テップは、許容値を選択するステップを含んでいること
    を特徴とする請求項14記載の方法。
  19. 【請求項19】マトリックスDの階段形式を形成するス
    テップは、階数許容値およびグループ分け許容値を選択
    するステップを含んでいることを特徴とする請求項14
    記載の方法。
  20. 【請求項20】マトリックスDの階段形式を形成するス
    テップは、マトリックスDの行にガウス・ヨルダン消去
    を適用するステップを含んでいることを特徴とする請求
    項14記載の方法。
JP6296506A 1993-12-08 1994-11-30 画像化システムにおいて移動物体の数を決定し画像の点と移動物体とを関連させる方法 Pending JPH07200833A (ja)

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