JPH07199838A - 光ファイバ−利用表示物及びその製造方法 - Google Patents

光ファイバ−利用表示物及びその製造方法

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JPH07199838A
JPH07199838A JP35541793A JP35541793A JPH07199838A JP H07199838 A JPH07199838 A JP H07199838A JP 35541793 A JP35541793 A JP 35541793A JP 35541793 A JP35541793 A JP 35541793A JP H07199838 A JPH07199838 A JP H07199838A
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fiber
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Fujio Goto
富士夫 後藤
Mamoru Koto
守 小藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバ−を利用した広角的な表示装置を
開発する。 【構成】 本発明表示装置は、表面から0.1〜1.0
mmの肉厚を有する拡散層2aを保って、該拡散層2a
の下に、頭部を中心角度θが100〜130度の範囲の
円錐形に形成したファイバ−孔3を穿設し、裏面に反射
層5を設けた透明又は半透明性の合成樹脂板で表示板2
を配し、該表示板2のファイバ−孔3に光ファイバ−7
を挿入すると共に、該円錐形のファイバ−孔先端と光フ
ァイバ−とで形成される空隙部に透明性の接着剤を無気
泡状態に充填して接着剤層4を形成して構成される。こ
の結果、極めて広角的な表示装置を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標識、道路標識、誘導
灯、警告灯、サイン灯、広告看板、装飾板等の光ファイ
バ−を利用した表示物に関し、更に詳細には、表示板の
光を従来より広い角度から視認することのできる表示物
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置については発光ダイオ−
ドを光源としたものについての光を拡散させる技術とし
て、(a)発光ダイオ−ドまたは前面レンズに、光を拡
散または集中させ光の指向性を変える少なくとも2つの
光制御部を設けた照明または表示装置(実公平2−83
35号公報)や、(b)魚眼状のレンズカットのLED
光源の中心照射角度に対応する位置に夫々の区画の中心
から外周部に向かい補正傾斜角を増すようにした補助カ
ットが施され、且つ、区画の境界部では補正傾斜角にオ
−バ−ラップが設けられて、視野角度の広い視認性に優
れるLED鉄道踏切用灯具(実公平3−1844号公
報)が提案されている。
【0003】しかし、光ファイバ−を利用してかかる表
示装置を製作しようとすると、光ファイバ−の発光の方
向性(配光特性)が非常に狭く、真正面を0度とし左右
に分度した場合、左右±25程度までは高い輝度を保つ
が、それを越えて±45度程度では1/2以下に低下
し、±45度以上では殆ど見えない状況となる。従っ
て、広い角度から視認が必要な道路標識や、避難誘導の
ための標識等の各種標識に利用するには、死角が発生し
てしまい、又、広告看板や装飾板に利用する場合にも、
需要者に訴える表示範囲が限定され、利用効率が悪いと
いう欠点があった。従って、光ファイバ−を利用した表
示装置は、現実には殆ど利用されていないのが現状であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は斯かる実情に
基づき、光ファイバ−を利用した表示装置を開発せんと
するもので、従来の狭い視野角を約180度附近にまで
高めることを第一の目的とし、更に、表示板として用い
るアクリル樹脂等の合成樹脂及び光ファイバ−の端面が
粗面となり光が散乱して利用効率が悪いという問題を解
決することを第二の目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明表示装置は、表面
から0.1〜1.0mmの肉厚を有する拡散層を保っ
て、該拡散層の下に、頭部を中心角度が100〜130
度の範囲の円錐形に形成したファイバ−孔を穿設し、裏
面に反射層を設けた透明又は半透明性の合成樹脂板で表
示板を配し、該表示板のファイバ−孔に光ファイバ−を
挿入すると共に、該円錐形のファイバ−孔頭部と光ファ
イバ−とで形成される空隙部に透明性の接着剤を無気泡
状態に充填し、該光ファイバ−に光源を連結して成るこ
とを特徴として構成される。
【0006】
【作用】光源部を発した光は、光ファイバ−内を透過
し、先端から前方に向って放射され、一旦透明性の接着
剤層を経て、表示板の拡散層に入射する。該表示板を構
成する透明又は半透明性合成樹脂の屈折率1.4〜1.
6に従って屈折し、且つ、頭部の形状が中心角100〜
130の円錐形なので、入射角が拡散方向で、対向側の
上下左右に360度の範囲で偏向なく広がって放射さ
れ、この結果、光ファイバ−の発光の方向性が広がり、
左右及び上下方向に向って格段に広角的な配光特性を得
る。反射層は、外部に出ることなく内部に洩溢した光を
外側に再放射して、光の利用効率を高める。
【0007】
【実施例】以下、実施例を基に本発明を説明すると、図
1及び図2に示す如く、避難誘導用の標識に利用した場
合を例に説明すると、装置全体は、大略、表示部1と、
光ファイバ−7及び光源部8とから成る。
【0008】該表示部1は、表示板2と接着剤層4と反
射板5及び裏板6とから成り、先ず、表示板2は、アク
リル樹脂と呼ばれるポリメチルメタクリレ−トや、スチ
レンアクリロニトリル、ポリカ−ボネ−ト、ポリスチレ
ン等の透明又は半透明性の合成樹脂を用い、一般的には
厚み2〜10mm程度の表示板としての物理的強度を保
つ厚みとし、必要に応じて着色を施す。
【0009】次ぎに、表示板2は、図3及び図4に示す
如く、その裏側に光ファイバ−7を挿入する為のファイ
バ−孔3を穿設し、そのファイバ−孔3の先端に円錐形
頭部3aを形成し、該円錐形頭部3aの中心角を100
〜130度、最も望ましくは110度に形成する。該表
示板2に利用する透明性の合成樹脂は、その屈折率が、
例えばアクリル樹脂でnD=1.492で、ポリスチレ
ンがnD=1.59〜1.60であり、だいたいが1.
40〜1.60の範囲に入り、これを円錐形に形成する
と、光ファイバ−6からの光を広く分散させる広角の配
光特性を獲得する。即ち、光ファイバ−7からの光が表
示板2に入射すると、表示板を構成する素材の屈折率に
従って、n=sinθ1/sinθ2 (θ1:入射角 θ
2 :屈折角)の法則で屈折し、その入射に際し、ファイ
バ−孔7の先端を円錐形頭部3aとすると入射角の変換
により分散方向に変更し、且つ、その放射方向が対向側
の上下左右に360度の範囲で偏向なく広がる構造とな
る。
【0010】且つ、その円錐形頭部3aと表示板2表面
との間aには、0.1〜1.0mmの厚さで拡散層2a
を形成する。なぜなら、上記円錐形頭部3aによって、
拡散方向に入射した光を最も望ましい形で放射させるに
は、拡散層2aを適正な厚みに設定して、放射光の輝度
を一定以上に保つ必要があるからで、1.0mm以上の
厚みにすると光ファイバ−からの光が過度に分散し淡い
光となって輝度が不足し、逆に、0.1mm以下にする
と層としての物理的強度が保てないからである。
【0011】又、反射板5は、光ファイバ−7から出で
表示板の裏側に溢出した光を前面に反射させて光効率を
向上させようとするもので、アルミニウム箔等の反射効
率が高いものを利用し、その貼付する箇所は、後述の裏
板6との対比を用いて絵図を浮き上がらせる場合には、
その絵図に沿って反射板5を形成する。
【0012】更に、裏板6は、表示板2に描いた表示図
形を浮き立たせる為に用いるもので、表示板2及び反射
板5とは異なる、色彩、明度等の着色を施した板材を用
い、合成樹脂が一般的であるが、金属等その素材を問わ
ない。
【0013】次ぎに、該ファイバ−孔3に装着する光フ
ァイバ−7は、上記屈折率の大きなコア7aと屈折率の
小さなクラッド7bとを組合せたものの外、屈折率が中
心が高く外へいくにつれて放物線的に小さくなるものと
の2態様があり、そのいずれを用いても良い。又、その
素材にはガラス製のファイバ−と合成樹脂製のファイバ
−とがあり、ガラス製は透過性に優れ、合成樹脂製は柔
軟性に富む等の特性があり目的に合わせて選択する。
又、その太さも各種あり、直径8mm前後のものが一般
的であり、かかる標準サイズを用いるのが経済的である
が、勿論、目的に合わせて、細いものから太いものまで
自由に採択できる。
【0014】更に、上記ファイバ−孔3の円錐形頭部3
aと光ファイバ−7との間の空隙部には、透明性の接着
剤を無気泡状態に充填して接着剤層4を形成し、光ファ
イバ−6と表示板の円錐形頭部3aとを空隙のない連続
体に形成する。これは、円錐形頭部3aを穿孔する際、
ドリルで研削する合成樹脂の端面は、粗面となり、その
結果光の透過率が落ちた曇ガラス状になるからで、これ
に液状接着剤を粗面に沿わせて充填することで、粗面の
凹凸が平滑化し、光の透過性を向上させる為である。か
かる接着剤層4は、透明性で、且つ、溶剤飛散型の硬化
によらず、主剤と硬化剤との混合による反応性型の接着
剤を用いるのが望ましく、例えば、常温硬化型エポキシ
樹脂系接着剤(商品名セメダインEP−330)を用い
ることができる。
【0015】更に、光源部8は、発光ダイオ−ド、白色
光電球等を光源とし、該光源を光ファイバ−7を束ねた
端部に向けて集光し、ファイバ−繊維へと伝える。又、
該光源部8は、太陽光を利用する態様を採ることがで
き、太陽電池と蓄電池とを組合せた電源に発光ダイオ−
ドを連結したり、太陽光線をレンズで集光してそれを直
接光ファイバ−7に送ることもできる。
【0016】その製造方法を説明すると、先ず、透明又
は半透明性合成樹脂の表示板2を所望の寸法に裁断し、
その表示板の裏側から先端角を100〜130度とした
ドリルで、0.1〜1.0mmの肉厚で拡散層2bを残
してファイバ−孔3を穿孔する(図6A,B参照)。該
ドリルの歯先は可及的に精度の高い平滑面とするのが良
く、、又、拡散層2aを一定厚みで残す為に、高さ調整
自在なボ−ル盤等で穿孔する。次いで、反応型の透明性
液状接着剤の主剤と硬化剤とを混合し、脱泡して無気泡
状態とし、これを上記ファイバ−孔3の先端部に挿添す
る(図7C参照)。脱泡は、泡の混入が光の進行を妨げ
る為で、硬化の進行する前の液状の内に、加熱又は真空
吸引すれば容易に脱泡される。更に、未だ接着剤の硬化
する前に、光ファイバ−7の先端7cをファイバ−孔3
に装着し、そのまま固定して表示板と光ファイバ−とを
接着剤層4で一体的に形成する(図7D参照)。最後
に、斯かる光ファイバ−7を一本に束ねて、光ファイバ
−7の終端部を光源部8の光源に臨ませて製作を完了す
る。
【0017】本実施例の作用を説明すると、例えば、避
難誘導用の矢印を表示する標識を作製する場合、先ず、
光源部7のスイッチをonすると、該光源部7を出た光
は、クラッド7bに反射されつつコア7a内を進行し、
屈折を繰返しつつファイバ−7内を透過する。
【0018】そして、光ファイバ−7の先端7cに到達
すると、そこから前方に向って光が放射され、一旦透明
性の接着剤層4を経て、表示板2の拡散層2aに入射す
る。該表示板2に入射すると、表示板2を構成する透明
又は半透明性合成樹脂の屈折率1.4〜1.6に従って
屈折し、且つ、円錐形頭部3aの形状に従って、入射角
が拡散方向で、対向側の上下左右に360度の範囲で偏
向なく広がって放射される(図5参照)。この結果、光
ファイバ−からの発光の配光特性が変化し、左右及び上
下方向に向って格段に広角的な発光特性を得ることがで
き、表及び図に示すと表1及び図8の通りであった。
【表1】
【0019】又、円錐形頭部3aの中心角θを変えて目
視による感性試験をした結果を示すと表2の通りであ
る。
【表2】 この結果、円錐形頭部3aの中心角θは、100度〜1
20度の範囲で実用可能で、最も望ましくは110度で
あることを確認した。
【0020】さて、上記円錐形頭部3aの形状と同時
に、拡散層2aに入射した光は同層内を進行し、遂には
表示板2の表面から拡散方向に屈折して放射されるが、
その際、拡散層2aは0.1〜1.0mmに形成されて
いるので、拡散が過度にならず、一定以上の強い輝度を
保って放射される。因みに、拡散層2aを1.0mm以
上とすると、輝度が失われ、全体的に暗い感じとなって
表示機能が不十分となる。
【0021】ところで、円錐形頭部3aは、穿孔の際ド
リル等で研削すると合成樹脂の端面が粗面となり、曇ガ
ラス状になり光の透過率が大きく落込む。しかし、透明
性の接着剤層4を挿添すると、液状樹脂が粗面に流れ込
んで凹凸を埋めて界面をきれいな平滑面としてしまい、
接着剤層4と円錐形頭部3aとが空隙のない連続体とな
り、光の透過性が格段に向上する。この効果は、反対側
の光ファイバ−7の先端7cにも同様に作用する。
【0022】又、拡散層2aに入射した光の多くは、上
述の通り拡散層2aから外側に放射されるが、その一部
は内側に屈折し、反対側に戻ってくる。その光が反射層
5に当ると、反射作用によって戻され、表示板2から外
側に放射されるので、洩溢する光の無駄が省かれ、光の
利用効率が向上する。
【0023】更に、裏板6は、表示板2及び反射板4と
は異なる、色彩、明度等の着色を施したので、表示板2
に描いた表示図形を対比的に浮き立たせることができ、
表示機能を一層向上させる。
【0024】更に、その製造方法は、合成樹脂製の表示
板2にボ−ル盤等でドリル穿孔して簡単にファイバ−孔
3を形成でき、その孔の先端に脱泡した透明性接着剤を
挿添し、その接着剤層4に光ファイバ−の先端7cを装
着して一体的に硬化させれば良いので、量産が容易とな
る。
【0025】
【発明の効果】以上の構成及び作用に基づく本発明は、
従来の光ファイバ−の狭い配光特性を改善して、真正面
から±80度附近まで極めて広角的で、且つ、その左右
及び上下方向に360度に放射でき、道路標識、誘導標
識等の標識及びサイン灯や広告灯等に広く応用が可能と
なる極めて有益な効果を奏する。又、光ファイバ−を利
用して、単一光源で多数個の発光表示ができるので、簡
潔で経済的な装置となる。更に、その製造も量産が簡単
に図れる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体斜視図。
【図2】本発明装置の側面図。
【図3】本発明装置の要部を示す一部切欠縦断面図。
【図4】本発明表示部及びファイバ−孔を示す一部従断
面図。
【図5】本発明装置の作用を示す模式的縦断面図。
【図6】本発明装置の製造方法を示す断面図で、(A)
はファイバ−孔の穿孔工程、(B)は穿孔後の状態を示
す。
【図7】本発明装置の製造方法を示す断面図で、(C)
は接着剤層と光ファイバ−とを結合させる工程、(D)
は完成した状態を示す。
【図8】本発明装置による配光曲線図。
【符号の説明】
1 表示部 2 表示板 2a 円錐形頭部 2b 拡散層 3 ファイバ−孔 3a 空隙部 4 接着剤層 5 反射板 6 裏板 7 光ファイバ− 8 光源部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】次ぎに、表示板2は、図3及び図4に示す
如く、その裏側に光ファイバー7を挿入する為のファイ
バー孔3を穿設し、そのファイバー孔3の先端に円錐形
頭部3aを形成し、該円錐形頭部3aの中心角を100
〜130度、最も望ましくは110度に形成する。該表
示板2に利用する透明性の合成樹脂は、その屈折率が、
例えばアクリル樹脂でnD=1.492で、ポリスチレ
ンがnD=1.59〜1.60であり、だいたいが1.
40〜1.60の範囲に入り、これを円錐形に形成する
と、光ファイバーからの光を広く分散させる広角の配
光特性を獲得する。即ち、光ファイバー7からの光が表
示板2に入射すると、表示板を構成する素材の屈折率に
従って、n=sinθ/sinθ (θ:入射角
θ:屈折角)の法則で屈折し、その入射に際し、フ
ァイバー孔の先端を円錐形頭部3aとすると入射角の
変換により分散方向に変更し、且つ、その放射方向が対
向側の上下左右に360度の範囲で偏向なく広がる構造
となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】次ぎに、該ファイバー孔3に装着する光フ
ァイバー7は、上記屈折率の大きなコア7aと屈折率の
小さなクラッド7bとを組合せたものの外、屈折率が中
心が高く外へいくにつれて放物線的に小さくなるものと
の2態様があり、そのいずれを用いても良い。又、その
素材にはガラス製のファイバーと合成樹脂製のファイバ
ーとがあり、ガラス製は透過性に優れ、合成樹脂製は柔
軟性に富む等の特性があり目的に合わせて選択する。
又、その太さも各種あり、目的に合わせて、細いものか
ら太いものまで自由に採択できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】更に、上記ファイバー孔3の円錐形頭部3
aと光ファイバー7との間の空隙部3bには、透明性の
接着剤を無気泡状態に充填して接着剤層4を形成し、光
ファイバーと表示板の円錐形頭部3aとを空隙のない
連続体に形成する。これは、円錐形頭部3aを穿孔する
際、ドリルで研削する合成樹脂の端面は、粗面となり、
その結果光の透過率が落ちた曇ガラス状になるからで、
これに液状接着剤を粗面に沿わせて充填することで、粗
面の凹凸が平滑化し、光の透過性を向上させる為であ
る。かかる接着剤層4は、透明性で、且つ、溶剤飛散型
の硬化によらず、主剤と硬化剤との混合による反応性型
の接着剤を用いるのが望ましく、例えば、常温硬化型エ
ポキシ樹脂系接着剤(商品名セメダインEP−330)
を用いることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】その製造方法を説明すると、先ず、透明又
は半透明性合成樹脂の表示板2を所望の寸法に裁断し、
その表示板の裏側から先端角を100〜130度とした
ドリルで、0.1〜1.0mmの肉厚で拡散層2aを残
してファイバー孔3を穿孔する(図6A,B参照)。該
ドリルの歯先は可及的に精度の高い平滑面とするのが良
く、、又、拡散層2aを一定厚みで残す為に、高さ調整
自在なボール盤等で穿孔する。次いで、反応型の透明性
液状接着剤の主剤と硬化剤とを混合し、脱泡して無気泡
状態とし、これを上記ファイバー孔3の先端部に挿添す
る(図7C参照)。脱泡は、泡の混入が光の進行を妨げ
る為で、硬化の進行する前の液状の内に、加熱又は真空
吸引すれば容易に脱泡される。更に、未だ接着剤の硬化
する前に、光ファイバー7の先端7cをファイバー孔3
に装着し、そのまま固定して表示板と光ファイバーとを
接着剤層4で一体的に形成する(図7D参照)。最後
に、斯かる光ファイバー7を一本に束ねて、光ファイバ
ー7の終端部を光源部8の光源に臨ませて製作を完了す
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本実施例の作用を説明すると、例えば、避
難誘導用の矢印を表示する標識を作製する場合、先ず、
光源部のスイッチをonすると、該光源部を出た光
は、クラッド7bに反射されつつコア7a内を進行し、
屈折を繰返しつつファイバー7内を透過する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】又、拡散層2aに入射した光の多くは、上
述の通り拡散層2aから外側に放射されるが、その一部
は内側に屈折し、反対側に戻ってくる。その光が反射
5に当ると、反射作用によって戻され、表示板2から外
側に放射されるので、洩溢する光の無駄が省かれ、光の
利用効率が向上する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】更に、裏板6は、表示板2及び反射板
は異なる、色彩、明度等の着色を施したので、表示板2
に描いた表示図形を対比的に浮き立たせることができ、
表示機能を一層向上させる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 表示部 2 表示板2a 拡散層 3 ファイバー孔3a 円錐形頭部 3b 空隙部 4 接着剤層 5 反射板 6 裏板 7 光ファイバー7a コア 7b クラッド 7c 先端 8 光源部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面から0.1〜1.0mmの肉厚を有
    する拡散層を保って、該拡散層の下に、頭部を中心角度
    が100〜130度の範囲の円錐形に形成したファイバ
    −孔を穿設し、裏面に反射層を設けた透明又は半透明性
    の合成樹脂板で表示板を配し、 該表示板のファイバ−孔に光ファイバ−を挿入すると共
    に、該円錐形のファイバ−孔先端と光ファイバ−とで形
    成される空隙部に透明性の接着剤を無気泡状態に充填し
    て接着剤層を形成し、 該光ファイバ−に光源を連結して成ることを特徴とする
    表示装置。
  2. 【請求項2】 (a)透明又は半透明性合成樹脂の表示
    板に頭部を中心角100〜130度の円錐形としたドリ
    ルで、0.1〜1.0mmの肉厚で拡散層を残してファ
    イバ−孔を穿孔し、(b)該ファイバ−孔の頭部に反応
    型の透明性接着剤を無気泡状態に装填し、(c)光ファ
    イバ−の先端をファイバ−孔に装着し、接着剤の硬化反
    応で表示板と光ファイバ−とを一体的に形成し、(d)
    該光ファイバ−と光源とを連結することを特徴とする表
    示装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100622665B1 (ko) * 2004-05-07 2006-09-14 광주과학기술원 넓은 광 시야각을 가지는 조명용 광섬유와 이의 제조방법

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