JPH0718545U - マグネットフィーダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】家畜の飼料給餌を餌詰まりなく、しかも食込み
を向上させ、また磁力を応用することで飼料を磁化させ
家畜の発育増進並びに飼料効率をよくし、管理が簡単
で、製造コストの安いフィーダーを提供する。 【構成】本体１は飼槽２と連結されている。パイプ式に
於いてはパイプ３は支持棒４と締付けバンド７で本体に
固定される。飼槽２の底面上部に振れ止め金具１１が取
付けてある。また磁石応用ではそれぞれパイプ下部に磁
石が２個取付けられ、その中の金具１１を磁石にする。
９は給水器であり、８は支持棒４を本体に取付ける金具
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は家畜の給餌を餌詰まりを起こさず安定的に給餌ができるようにすべ き考案されたフィーダーに係るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のフィーダーは餌が詰まり出ぬくい。家畜の行動に無理がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のフィーダーは餌詰まりが起こる、それを解決するものである。また家 畜自身の食べる動作に無理をなくすよう考えてある。家畜が食べる動作で飼 料を出させることでその無理をなくすよう考えてある。

【０００４】 従来のフィーダーは飼料の供給増減調節が精密でない、それを家畜の食べ具 合により精密に調節できるようにするものである。しかもその調節方法を至 極簡単にできるよう考えたものである。

【０００５】 従来のフィーダーでの家畜の食込み状態は悪い、家畜の食べる行動事態が餌 の供給をうながすことで食込みが向上するよう考えたものである。

【０００６】 従来のフィーダーは家畜のふれる部分に於いて餌が供給できるきるようにし てあるが、この部分のもとの位置への復帰方法がバネ式であるが本考案は支 持棒並びに支持金具の自然なしなりを応用することで余分な部品をはぶきま た磁力を使用することによりその寿命を半永久的にするものである。また磁 力部分を飼料が通過するとき飼料を磁化させた磁化飼料で家畜の発育増進を ねらうものである。

【０００７】 飼槽内の部品が家畜に抵抗感覚を与えないよう、一切の部品をなくすよう考 案されたものである。

【０００８】

【問題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、縦パイプ３並びにホッパー型では１２の下部パ イプを家畜の食べる行動で触れさせ揺り動かさせ、パイプ内の飼料を出させ る、詰まる現象になりかけても揺動かされと停止金具にあたる衝撃振動でス ムーズに出てくるようパイプの内部に停止金具を取付ける。

【０００９】 上記目的を達成するために、パイプの最下部と飼槽の間隙より飼料がでるよ うにし、家畜が食べると鼻先がパイプに触れるようにすることで家畜の無理 な行動をなくす。

【００１０】 上記目的を達成するために、パイプ式では一本のパイプのみにし、この高さ 調節をワンタッチバンドで簡単にできるようにする。ホッパー型ではハンド ルで調節できるようにする。

【００１１】 上記目的を達成するために、パイプ式並びにホッパー式とも振れ止めをパイ プ内部に固定することでパイプ周辺の部品をなくし家畜の抵抗をなくす。ま た金具に磁石を使用する場合寿命を半永久的にする。

【００１２】

【作用】フィーダー本体１を畜房内の壁または柵に固定し、パイプ式は自動給餌 器で供給する。ホッパー式は自動並びに手で供給することもできる。

【００１３】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図１はパイプ式である、パ イプ３をワンタッチバンド７で締付け固定してある。３の最下部内部に金具 １１が飼槽２に固定してある。また磁石を応用する場合はパイプ３の下部内 壁面に磁石１０を２個取付けてある。パイプ中央に磁石１１が背中合わせに ２個固定してある。１１の磁石と１０の磁石は同じ磁極で向かい合わせてあ るためお互いに反発して近づかないので、家畜の力がパイプに作用しない限 り中心で止まっている。ワンタッチバンド７は指示棒４により本体に固定さ れている。９は給水器である。

【００１４】 図２はホッパー式である。手で供給できるようにするものである。飼料の出 る増減調節は指示金具１４にホッパー１２から持出したボルト１５、１６を 穴に通しハンドル１３をボルトにねじ付け固定し調節する。ホッパー下部の のパイプ部分に取付けた金具または磁石はパイプ式と同じ方法である。

【００１５】 図３ではパイプ内部中央に金具１１を取付けてある。

【００１６】 図４ではパイプ３の最下部と飼槽２とに間隙がある。金具はパイプの中にあ る。ワンタツチバンド７をゆるめパイプ３を上下し間隙調節をし締付け固定 する。

【００１７】 図５では本体１より持出した金具１４の穴にボルト１５を通しハンドル１３ とナット１７で固定してある。下部の振れは金具１４の平面部分が上下にし なることで動く。またハンドル１３をゆるめたり締めたりし位置を決定しハ ンドルナット１７でも同じ目的で使用する。

【００１８】 図６では磁石の取付け状態である。中心の磁石１１は背中合わせに２個ある これと向かい合って磁石１０が２個それぞれパイプ３並びにホッパー２のパ イプ部分に取付けてある。向い合う磁石はそれぞれ同じ磁極のため反発し近 寄らない。同じ力で押されるため中心に止まっている。

【００１９】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００２０】 パイプ３をワンタツチバンド７で簡単に上下調節ができる。また簡単である ため正確に調節できる。

【００２１】 パイプ３を家畜自身が食べる動作で動かすため家畜に無理な行動がない、ま たホッパー式の下部パイプについても同じである。また同時に食込みが向上 する。

【００２２】 パイプの振れ止めをパイプ内部に付けてあるため、家畜に抵抗感覚を与えな いので食込みが向上する。

【００２３】 磁石を応用する場合は寿命が半永久的でもとの位置への復帰速度が速いので その分飼料の供給が速くなり、家畜の食込みが一段と増す。また磁石のエネ ルギーで飼料を磁化させるので家畜の発育増進に期待が持てる。

【図面の簡単な説明】

【図１】マグネットフィーダーのパイプ式の斜視図であ
る。パイプ３の下部が見えるよう飼槽２を一部はぶいて
書いてある。

【図２】ホッパー式の斜視図である。同じく下部が見え
るよう飼槽２を一部はぶいて表してある。

【図３】平面図である。パイプの中心に振れ止め用金具
１１を表してある。磁石を応用する場合は向かいあって
１０の磁石を表してある。磁石でない場合は１０はなく
てよい。

【図４】正面図である。パイプの下部が見えるよう、２
を一部はぶいて書いてある。

【図５】ホッパー式の側面図である。本体１飼槽２は断
面になっている。

【図６】パイプの下部振れ止め金具を表した斜視図の部
分図である。磁石応用の図で１０の磁石を表しある。磁
石応用なしの場合１１の金具のみでよい。パイプ３並び
にホッパー１２の下部パイプの一部を表し他ははぶいて
表してある。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】飼料を飼槽に供給するパイプ３をワンタッ
   チバンド７で固定するそして必要に応じて上下させると
   きバンドをゆるめ決めた位置で締めて固定する。パイプ
   ３並びにホッパー１２の下部パイプを家畜自身が触れた
   らパイプは動くこのとき動き停止の金具１１をパイプの
   中で飼槽２に固定してある。この１１の金具に３及び１
   ２のパイプがあたり停止する。家畜の触れている状態が
   離れるとパイプ３は支持棒４、１２のパイプは支持金具
   １４のそれぞれ、しなりで基の位置に戻る。また停止金
   具にパイプがあたり停止した時衝撃振動がパイプに発生
   し飼料が落下しやすい。以上のようにしたフィーダー。
2. 【請求項２】金具１１と向かい合ったパイプにとりつけ
   られた金具１０は磁石になっている。お互い同じ磁極で
   向かい合うため反発し離れようとするが同じ方法で１１
   は背中合わせにもうひとつ磁石が取付けてある。このた
   め家畜の力が及ばないときは両方の磁石の同じ力で中心
   に復帰する。また揺動かされたパイプ３並びにホッパー
   １２の下部パイプの最下部と飼槽２の間隙より飼料が出
   てくる、家畜がその飼料を食べるとき鼻先がパイプに触
   れ動く、すると飼料は揺り動かされ出てくる。請求項１
   と同じ方法であるが金具１１を磁石にしたものである。