JPH0717836Y2 - 扇風機の回転翼 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は扇風機の回転翼の形状に関するものであり人
体への安全性を向上する事を目的としたものである。

回転翼の主翼断面は風を送る為に主翼の進行方向に対し
風吸入側に傾ける必要があるが、従来の主翼形状は第６
図に示すように風切り側端部（１−１）に刃のような効
果が生じ風吸入側から人体の指等を誤って入れた場合怪
我をする危険があった。

この危険を防ぐために防護柵（３）を設けているが子供
の細い指等には完全とはいえず事故にいたる場合が多か
った。

この考案は上記のように万一人体が触れた場合でも怪我
を防止できるようにしたものである。

第４図に示すように主翼の一部を一般面と逆方向に折り
曲げることにより安全翼部（１−３）が設けられてい
る。第５図のように防護柵（３）の隙間から指を入れた
場合、安全翼部（１−３）が広い接触面で指に当たり、
同時に指を押し戻すように作用するので、指が深く侵入
することを防ぎ風切り側端部（１−１）による怪我を防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は扇風機の正面図、第２図はＡ−Ａ断面図、第３
図は回転翼の正面図、第４図はＣ−Ｃ断面図、第５図は
Ｂ−Ｂ断面図、第６図は従来構造を示すＢ−Ｂ断面図、
第７図及び第８図はこの考案の他の実施例を示すＣ−Ｃ
断面図である。 １……主翼、１−１……風切り側端部、１−２……風送
り側端部、１−３……安全翼部、１−４……中空部、２
……電動機、３……防護柵、４……扇風機台座、５……
主翼の進行方向を示す矢印

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】電動機で駆動する扇風機において、主翼
   （１）の風切り側に上記主翼の一般面に対し前方に曲げ
   た安全翼部（１−３）を形成したことを特徴とする扇風
   機の回転翼。